ガジュマルにカビが生えた時どうする?対処法や未然に防ぐケア方法を徹底解説

ガジュマルにカビが生えた時どうする?対処法や未然に防ぐケア方法を徹底解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

コンパクトでお部屋のインテリアにも人気のガジュマルにも、白いカビが生えることがあります。ガジュマルのぷっくりした幹に白いカビが生えてしまうと不格好で、枯れてしまうのではと心配になりますよね。 そこで今回は
  • ガジュマルにカビが生える原因
  • ガジュマルにカビが生えたときの対処法
  • ガジュマルにカビを発生させない育て方
  • ガジュマルに植え替えが必要な理由
  • ハイドロカルチャーで育てるメリット
  • ハイドロカルチャーでカビが生えたときの対処法
について詳しく解説します。 ガジュマルのカビの対処法だけでなくトラブルを予防するコツも知っておくと、元気な状態を維持できるでしょう。 ガジュマルのカビについてのよくある質問にもお答えしております。最後までチェックしておくと、可愛いガジュマルを末永く楽しめますよ。

ガジュマルの根元の白いものはなんですか?

ガジュマルの根元の白いものはなんですか?
ガジュマルの根元に白いものが付いている場合は、原因を把握して早急に対処することが大切です。ガジュマルの根元についた白いものの正体について解説します。

結論:カビの可能性があります

ガジュマルの根元についた白いものの正体は、カビの可能性があります。とくに室内で育てているガジュマルにカビが発生しやすく、発見した場合は早急に対処することが大切。ガジュマルにカビが生えてしまい、そのまま放置していると最悪の場合枯れてしまいます。ガジュマルは多湿な環境を好む植物の一方で、通気性が悪い環境では幹にカビが生えやすくなるため注意が必要です。

幹や木に白くてぽわぽわしているものは高確率でカビ

ガジュマルの幹や木に白くぽわぽわしているものが付いている場合、高確率でカビの可能性があります。ただ白いものが付着している場合は、害虫のカイガラムシである可能性もある一方、ぽわぽわしているものはカビの場合がほとんど。植物の根元に生える白いカビは、「白絹病」とも呼ばれ、根元に限らず全体にサラサラとした白い粉のようなものが付着している場合は「うどんこ病」とも呼ばれます。

しっかり対処しないと復活できなくなることもある

ガジュマルに生えたカビは原因を把握して、しっかり対処することが大切です。ほとんどの場合、カビが生えても簡単な対処で復活できます。一方で適していない環境で育ててしまいカビが生えた場合には、植物全体が枯れる可能性も。例えば根が腐ってしまう「根腐れ」が原因でカビが生えてしまった場合は、植え替えなどの対処をしないと枯れてしまうため注意が必要です。

カビが生えた時の対処法や健康に育てるコツを徹底解説

ガジュマルにカビが生えてしまった場合には適切な対処をすることで、被害を最小限に抑えられます。カビの原因を把握して除去したら、再び発生しないように育てることが大切です。ガジュマルに合わせた環境で育てることでカビを予防するだけでなく、根腐れ予防にもなります。ガジュマルに適した環境を作るには、土や水やりだけでなく置き場所などにも注意しましょう。

ガジュマルにカビが生えてしまう原因

ガジュマルにカビが生えてしまう原因
ガジュマルにカビが生えてしまう原因はいくつかあります。カビが生えた原因に心当たりがないかチェックしてから対処することで、同じトラブルが起きるのを防げるでしょう。

湿気がたまりやすくなっている

ガジュマルは多湿の環境を好む一方で、湿度が高い状態が長期間続くと湿気がたまり弱ってしまいます。ガジュマルの湿度が高い状態が続くとカビが発生する原因になり、根腐れを起こすことも。ガジュマルの湿気がたまる主な原因は2つあります。

風通しがよくない

ガジュマルは通気性のよい環境で元気に育ちます。そのため風通しの悪い室内の隅や密閉された場所に置いておくと、土に湿気がたまり乾燥しにくくなることも。ガジュマルを育てる場合は、土が乾燥している時間も必要。ガジュマルの土が乾燥しているときと、湿気がある場合のメリハリがないと湿度が高い状態が続きカビが生える原因になります。

日当たりが良くない

ガジュマルは日光を好む植物のため、日当たりがよい場所で元気に育ちます。そのため長いあいだ日当たりの悪い場所に置いていると、ガジュマルがどんどん弱ってしまいカビが生えやすい環境に。日当たりの悪い場所では丈夫なガジュマルには育たないため、カビだけでなく害虫も発生してしまう可能性もあります。カビを発生させないためにも日当たりのよい場所に置き、ガジュマルの元気な状態を保つことが大切です。

ガジュマルに肥料を過剰に与えている

ガジュマルに生えた白カビの原因には肥料が関係している場合も。有機肥料を使用した場合、植物に栄養を送る過程でカビが発生することがあります。そのためガジュマルの植え替え直後にカビが発生した場合は、肥料を過剰に与えたことが原因である可能性があります。植え替え直後は植物が弱っている状態のため、慎重なケアが必要。早く回復させたいからとつい肥料を多く与えてしまわないように、注意しましょう。 肥料が原因でカビが生えた場合は、風通しのよい環境に置くと1週間程で自然消滅するでしょう。カビを発生させないためにも植物に肥料を与える場合には、規定の量と期間を守って散布することが大切です

ガジュマルの土の排水性機能が低下している

ガジュマルの土の湿度が高い状態が続き、通気性が悪くなるとカビが発生しやすい環境に。ガジュマルに水を与えすぎているだけでなく、水はけの悪い土を使用している場合でもカビは発生するため注意が必要です。ガジュマルは排水性のある土で元気に育ちます。水はけの悪い土を使用するとガジュマルの根が呼吸できず、水分をうまく取り込めなくなり弱ってしまい枯れることも。水の与えすぎでも根が弱ってしまうため、適切な水やりと土環境で育てましょう。 また受け皿にたまった水もこまめに捨てておくと、土の排水性を維持できます。排水性機能を維持するためにもガジュマルを育てる場合は、必ず水はけのよい観葉植物用の土などを使用しましょう。

ウッドチップにカビが生えている

害虫が発生しないように土の表面に、ウッドチップを敷き詰めている場合にもカビが発生します。ウッドチップは土を保湿する一方で、湿気を吸収しやすいもの。そのため長期間使用していると、カビが発生することがあるため注意しましょう。表面ではカビが見えなくてもチップの裏側に生えている場合もあるため、定期的にチェックして交換することをおすすめします

ガジュマルにカビが生えた時の対処法

ガジュマルにカビが生えた時の対処法
ガジュマルにカビが生えたときは、早急に対処しておくと被害を最小限にできます。ガジュマルに生えたカビはしっかり除去して、適切な環境に整えることが重要なポイントです。

アルコールやお酢をかけて、日光に当てる

カビはアルコールで死滅します。植物にアルコールをかけると傷めてしまいそうで、心配になるかもしれません。その場合は食品にかかっても大丈夫な、キッチン用のアルコールを使用するといいでしょう。他にもお酢を散布してカビを死滅することもできます。お酢は食用のため、子どもやペットのいる家庭でも安心して使用できます。お酢で除去する場合は、水で30~50倍に薄めたものを使用しましょう。カビを除去したあとは明るい場所に置き、日光に当たる環境で乾燥させます。

土の表面のカビを除去する

ガジュマルの土の表面にカビが生えている場合は、部分的に除去しましょう。土の表面だけカビが生えている場合はすぐに除去できるため、入れ替えが可能です。ただし土の表面全体を取り除きましょう。カビは胞子になり空気中に舞うことがあります。そのため土の表面の一部のカビだけ取り除いても、完全に除去できるとは限りません。土の表面全体を取り換えることで、小さなカビも除去できるでしょう。カビを除去する場合は胞子を吸い込む可能性もあるため、マスクなどを着用して作業すると安心です。

ガジュマルの植え替えを行う

ガジュマルの土の中にもカビが生えている可能性がある場合は、植え替えを行うと安心です。カビが原因で根腐れした場合も適切な植え替えをすることで、復活できます。そのためガジュマルにカビが生えた原因が根腐れの場合は、新しい土への植え替えが必要です。 ガジュマルを植え替える場合には必ず、水はけのよい土を使用しましょう。せっかく植え替えをしても、排水性の悪い土では再びカビを発生させてしまいます。鉢内の通気性がよくなるように植え替えをしておくと、完全にカビを除去できて予防もできるでしょう。同じ鉢を使用する場合は、しっかり洗ってから使用します

ガジュマルにカビを生やさない育て方をして未然に防ぐ

ガジュマルにカビを生やさない育て方をして未然に防ぐ
ガジュマルにカビが生えてしまうと除去作業が必要になるため、手間もかかります。ガジュマルにカビが生えないように、適切な育て方をして未然に防ぎましょう。カビを未然に防ぐには置き場所や水やり、土環境にも配慮が必要です。

ガジュマルの置き場所は【日当たり】【風通し】がポイント

ガジュマルは風通しのよい明るい場所を好みます。ただし風通しがよく明るい場所でも時期によって細かい注意が必要です。

季節の変わり目は気温・日当たりが急激に変化するので注意が必要

ガジュマルは急激な環境の変化に弱い植物です。とくに春や秋などの季節の変わり目は、適した環境だと思っていた場所でも急に冷え込んだり、日陰になることもあります。例えば窓辺に置いている場合、秋になると日中と夜間の寒暖差にガジュマルが影響を受けることも。季節の変わり目はなるべく環境の変化を感じさせないように、時間帯に合わせて移動しておくと安心です。ただし寒い場所から急に暖かい場所へ移動すると、ガジュマルが対応しきれず弱ってしまうため少しずつ移動しておくといいでしょう

エアコンの風が直接当たらないようにすること

室内で育てている場合はエアコンの風に注意が必要です。ガジュマルに直接エアコンの風が長時間当たってしまうと、葉や幹が乾燥して弱っていきます。ガジュマルは直接エアコンの風が当たらない、風通しのよい明るい場所に置きましょう。

屋外のガジュマルは5度以下になったら室内に入れる

ガジュマルは暖かい気候が原産の植物のため、寒くなると成長が止まります。そのため屋外で育てている場合は、気温が低くなる冬場には室内へ移動しておきましょう。ガジュマルは5℃の環境では枯れてしまうため、早めに暖かい場所へ慣らしておくことが大切です。ガジュマルは急激な環境の変化にも弱いため、11月には室内へ移動しておくといいでしょう。

ガジュマルの水やりは季節ごとに注意が必要

ガジュマルは生命力の強い植物の一方で、水やりのタイミングを間違えると枯れてしまいます。適切な水やりの時期と量を守っておくことで、丈夫なガジュマルに育つでしょう。

春・夏の水やり方法

春から夏の気温が暖かくなる時期は、土が乾いたらたっぷり水を与えます。水を与えるポイントは、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えること。気温が暖かくなる5~9月はガジュマルの生育が活発になる「成長期」です。そのため成長期の水やりはたっぷり行いましょう。ただし必ず土が乾いたのを確認してから、水を与えます。土が乾かないうちに水を与えてしまうと、根が水分を吸収しきれず枯れてしまうことがあるため注意しましょう

秋・冬の水やり方法

気温が低くなる秋から冬は、ガジュマルの成長が緩やかになります。気温がだんだんと低くなる時期は、少しずつ水やりの頻度を控えましょう。気温が10℃以下になると完全に成長が止まり「休眠期」になるため、土が乾いてから3~4日後に水やりをします。休眠期に水を与えすぎてしまうと根腐れを起こし枯れてしまうため、土の状態を確認してから水を与えましょう。 土が完全に乾いたかどうかわからない場合は、鉢を持ち上げて重さを確認してみるのもおすすめです。休眠期の水やりは控えめにする一方で、葉水は毎日行います。葉水は葉の乾燥を防ぐだけでなくハダニなどの害虫予防にもなるため、葉裏までしっかり散布しましょう

土はとにかく排水性がいいものを使うこと

ガジュマルは通気性のよい環境を好む植物です。そのため土は排水性のいいものを使用しましょう。ガジュマルに適した土は初心者でも簡単に扱える、観葉植物用の土がおすすめです。より水はけをよくしたい場合には観葉植物用の土に対して、バーミキュライトを2割程度ブレンドするといいでしょう。土にバーミキュライトをブレンドすると、余分な水分を吸って蒸発させてくれます。室内で育てる場合は無機質の土を選ぶとカビ予防だけでなく、においも少なく害虫予防にもなるためおすすめです

肥料は【時期】【方法】が重要

ガジュマルの成長をサポートしてくれる肥料にも与える時期と方法があります。適切な時期にのみ規定の方法で肥料を与えないと、ガジュマルを傷める原因になるため注意しましょう。

肥料は成長期に与えること!冬に与えることはNG

ガジュマルの肥料は成長期の5~9月にのみ与えます。成長期は生育が活発になるため、肥料を与えると丈夫に育つでしょう。一方で気温が低くなる秋から冬は休眠期に入ります。ガジュマルは休眠期に入ると肥料は不要です。休眠期に肥料を与えてしまうと、根が吸収できずに腐ってしまうため必ず成長期にのみ与えましょう。

肥料の与え方はルールを守ることが何よりも肝心

ガジュマルに肥料を与える場合は時期以外にも、ルールを守ることが重要。肥料には固形で土に撒くタイプの「緩急性肥料」と、水で希釈する「液体肥料」の2種類があります。緩急性肥料は2ヵ月に1回、液体肥料は2週間に1回のペースで成長期にのみ与えましょう。手軽なのは液体肥料で水やりと一緒に与えられます。 肥料を与える場合には規定の量をしっかり守らないと、「肥料焼け」を起こすため注意が必要。肥料焼けは肥料を与えすぎると根の水分まで奪われてしまい、弱ってしまう状態。ガジュマルは生命力が強い植物のため、少しの肥料でも十分効果を発揮します

【応用編】定期的な土の入れ替えでカビを防止できる

【応用編】定期的な土の入れ替えでカビを防止できる
ガジュマルは定期的な植え替えによって新しい土に交換できるため、カビ予防にもなります。ガジュマルは成長スピードが速い植物です。そのため最低でも2年に1回は、植え替えが必要。定期的な植え替えでカビも発生させない、丈夫なガジュマルを育てましょう。

同じ土を使うと土の排水性機能が低下し根腐れも起こす

古い土は何度も水分を吸収、乾燥を繰り返しているため、硬くなります。土が硬くなると空気の通り道がなくなり、通気性や水はけが悪くなり根腐れの原因に。古い土は排水性機能が低下するため、余分な水分がそのまま残りカビも生えやすくなります。根腐れを起こし根が呼吸できなくなると全体が枯れてしまうため、必ず植え替える場合は新しい土を使用しましょう。

同じ土を使うと土の栄養分が少なくなり質が低下する

土の栄養分は時間の経過とともに根に吸収されるため、質が低下します。そのため同じ土を使用すると栄養分がない状態のため、植え替えをしても意味がありません。つまり植物も人間と同じで、新鮮な栄養で丈夫に育つということ。栄養分がない古い土で育てると次第にガジュマルの葉は黄色くなり、結果的に枯れてしまうでしょう。

観葉植物を植え替えするときには植木鉢も大きなもの交換すると排水性も保てる

観葉植物を植え替えるときには、一回り大きいサイズの植木鉢に交換すると排水性を保てます。同じ大きさの植木鉢に植え替えることも可能な一方で、根を整えておかないと伸びたときに窮屈な状態になってしまうため注意が必要。伸びた根が鉢の中で窮屈な状態になることを「根詰まり」といいます。根詰まりを起こすと根がうまく水分を取り込めず、土が過湿状態になり根腐れを起こす可能性も。一回り大きいサイズの植木鉢に植え替えることで、根詰まりも予防し排水性も保てるでしょう。

【応用編】ハイドロカルチャーならカビが生える可能性が少ない

ハイドロカルチャーとは「ハイドロボール」と呼ばれる人工の石などを使用した栽培方法です。ハイドロカルチャーは鉢の中を確認できて水管理がしやすいため、カビが生える可能性が少なくなます。ただし水やりや置き場所などに注意しないとハイドロカルチャーでもカビが生えることがあるため、適切な管理が必要です。

ガジュマルをハイドロカルチャーで育てるメリット

ハイドロカルチャーは人工的に作られた石を使用して栽培するため、土とは異なる特徴があります。

土を使わないので、清潔的である

ハイドロカルチャーでは土を使用しないため、害虫もつきにくいメリットがあります。水とハイドロボールで見た目も清潔なため、キッチンにも植物を置くことが可能。土と違って微生物や菌がいないため、水を清潔にしておくと容器の汚れも気にならないでしょう。

土を使わないので、独特の臭いも少ない

ハイドロカルチャーではハイドロボールを使用するため、土独特の臭いが気になる人にもおすすめです。土には栄養分があり微生物や菌も含まれているため、独特の臭いがします。一方で土を使用しないハイドロボールは微生物や菌は存在しないため、ほとんど臭いは気にならないでしょう

水の管理が簡単

ハイドロカルチャーは透明な容器を使用すると水分量が一目で把握できるため、水の管理が簡単です。土栽培では表面の状態は確認できても、鉢内の水分量は正確にはわかりません。見た目でもわかりやすいハイドロカルチャーは水管理がしやすいため、初心者にもおすすめの栽培方法です。

土を使わないハイドロカルチャーでもカビは生える可能性がある

清潔で管理がしやすいハイドロカルチャーも、適切なケアをしないとカビが生えることがあります。ハイドロカルチャーはハイドロボールと水で栽培しているため、適切な水管理をしていないと根が弱りカビが発生しやすい環境に。土栽培ではないため微生物がいないからと安心していると、いつの間にかカビが生えてていたなんてこともあります。ハイドロカルチャーのガジュマルにカビが生えた場合も、早急に対処が必要です。ハイドロカルチャーでカビを発生させないためにも原因を知っておくと、未然に防げるでしょう。

ハイドロカルチャーのガジュマルにカビが生える原因と対処法

ハイドロカルチャーのガジュマルにカビが生えた場合は「水やり」と「置き場所」に問題があります。簡単に栽培できるハイドロカルチャーでも水管理と置き場所は、土と同じく育てるうえで重要なポイントです。

原因は水の与えすぎ

ハイドロカルチャーのガジュマルにカビが生える原因は、水の与えすぎです。ハイドロカルチャーではハイドロボールに水を含ませて栽培する方法のため、容器内の水分がなくなってもすぐに与える必要はありません。ハイドロボールが水を含んでいる状態でさらに水を与えてしまうと、過湿状態になり根腐れを起こします。根腐れを起こすとガジュマルにカビが生える原因になるため、ハイドロカルチャーでは水管理が重要です。 ハイドロカルチャーで育てる場合の水やりは、気温が暖かい5~9月の成長期は容器内の水分がなくなってから2~3日後に与えましょう。気温が低くなる休眠期は成長も止まるためより慎重に、容器内の水分がなくなってから1週間後に与えます。ガジュマルは生命力が強いため、乾燥気味でも枯れることはほとんどありません。反対に水の与えすぎの方が根腐れを起こしカビを発生させるため、慎重な水やりが必要です。

水やりの分量と風通しを気にかける

ハイドロカルチャーでは土栽培のように、たっぷりと水を与える必要はありません。ハイドロカルチャーでの水やりの分量は、容器の1/4程度で十分。必要以上の水分を与えると、根腐れを起こすため注意しましょう。 ハイドロカルチャーで育てる場合は、風通しのよい場所に置くことも大切です。風通しの悪い密閉された場所では、通気性が悪くなりカビが生えやすくなります。ハイドロカルチャーのガジュマルに適した置き場所は、風通しのよい明るいところ。明るい場所を好む一方で直射日光では葉が黄色くなる葉焼けを起こすため、レースカーテン越しに置くなどの工夫しておきましょう

セラミス等にもカビが生えるので注意が必要

ハイドロカルチャーではハイドロボールの他にも「セラミスグラニュー」という人工の土を使用する場合もあります。土にもカビが生えるようにハイドロカルチャーでも植物だけでなく、ハイドロボールやセラミスグラニュ―にも発生することがあるため注意が必要です。とくに暑い夏場は水分を含んだハイドロボールやセミラスグラニュ―が高温になるため、雑菌も繁殖しやすくなります。 セミラスグラニュ―などにカビが生えた場合は、お酢が有効です。お酢を水で50倍に希釈したものに、カビが生えたセミラスグラニューなどを5分以上浸して水洗いすると綺麗に取れます

ガジュマルのカビに関するよくある質問

ガジュマルのカビに関するよくある質問にお答えします。

Q. ガジュマルの気根の切り口がカビていました。薬などを塗ったほうがいいですか?

A,木酢液などをかけましょう。 ガジュマルの気根の切り口にカビが生えた場合は、木酢液を浸したガーゼなどでふき取るといいでしょう。カビを除去するために薬品を使用すると、気根の切り口には刺激が強く植物に必要な菌まで死滅させてしまう可能性があります。そのため薬品ではなく木酢液を使用するとカビを除去するだけでなく、植物を健康にしてくれる良い菌の繁殖もサポートしてくれるため安心です。

Q. ガジュマルの根元に緑色のものが付いていました。これってカビですか?

A,根元についている緑色の正体は「苔」です。 ガジュマルの根元に付いた緑色のものは苔です。ガジュマルは苔が生えても枯れることはないため、気になるようなら優しくふき取るといいでしょう。ただし苔が生えるということは、ガジュマルの湿度が高い状態ということ。そのため苔が生えたときは、水の与えすぎに注意が必要です。苔が生えた場合は根腐れが起きないように、適切なタイミングと量で水やりをしましょう

Q. ガジュマルを水挿しで栽培していたらカビが生えました。水耕栽培の際は、容器もしっかり洗った方がいいですか?

A,水耕栽培では容器もしっかり洗いましょう。 水挿しでカビが発生した場合は容器にも付着している可能性があるため、水耕栽培では容器も洗って清潔にしましょう。カビは目に見えるものだけでなく、胞子状になって見えないものもあります。水挿しで栽培した場合は水中にもカビが浮遊している可能性が高いため、容器も食器用の中性洗剤でよく洗っておきましょう。カビは不衛生な環境でも発生するため、清潔にしておくことで予防にもなります。

ガジュマルにカビが生えた時どうする?対処法や未然に防ぐケア方法を徹底解説のまとめ

今回はガジュマルにカビが生えたときの対処法や、未然に防ぐ育て方を紹介しました。 今回のポイントは
  • ガジュマルにカビが生える原因は、湿気と肥料の与えすぎ。
  • カビはアルコールやお酢で死滅する。
  • ガジュマルにカビが生えたら除去するか植え替える。
  • ガジュマルは風通しのよい明るい場所に置く。
  • ガジュマルは寒さに弱く、5℃以下で枯れる。
  • ガジュマルの水やりは春夏はたっぷり、秋冬は控えめに与える。
  • 土は排水性のいいものを使用し、肥料は成長期にのみ与える。
  • 定期的な植え替えでカビ予防になる。
  • ハイドロカルチャーでは水管理に注意し、明るい場所に置く。
でした。 カビは植物だけでなく人間にも害を及ぼすため、適切な対処をする必要があります。紹介した適度な水管理と置き場所に注意して、カビを発生させない丈夫なガジュマルを育てましょう。 東京寿園ではガジュマル以外の記事もたくさん掲載しております。植物でお困りのときにはぜひご覧ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。