サンスベリア・ゼラニカとは?特徴や育て方、注意点を徹底解説

サンスベリア・ゼラニカとは?特徴や育て方、注意点を徹底解説
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目次

サンスベリアは多くの種類が出回っており、種類によって葉の形や模様が異なり、雰囲気も様々です。また、丈夫で育てやすいため、インテリアとして気軽に取り入れやすい観葉植物としても有名ですよね。 今回は、数あるサンスベリアの品種の中から、サンスベリア・ゼラニカという品種をご紹介したいと思います。あなたは、サンスベリア・ゼラニカがどういった特徴があるかご存じでしょうか。そして、サンスベリア・ゼラニカも育てやすい品種なのであれば、育ててみたいと思いませんか。 そこでこの記事では
  • サンスベリア・ゼラニカってどんな植物なの?
  • サンスベリア・ゼラニカの見分け方は?
  • サンスベリア・ゼラニカの育て方は?
  • サンスベリア・ゼラニカはどこで購入できる?
  • サンスベリア・ゼラニカのトラブルと対処法は?

について解説していきます。 この記事を読んでいただければ、サンスベリア・ゼラニカの特徴や、育て方、トラブルの対処法まで全体を把握することができます。サンスベリア・ゼラニカに興味をお持ちの方はぜひ最後までお読みください。

関連記事:サンスベリアの花言葉はどんな意味があるのか!不吉な意味も表すことも?

サンスベリア・ゼラニカってどんな観葉植物

サンスベリア・ゼラニカとは、どんな観葉植物なのでしょうか。花言葉や風水効果についても解説します。

アフリカ原産の観葉植物

原産地 アフリカ
耐暑性 強い
耐陰性 強い
背丈/高さ 100cm~150cm
サンスベリア・ゼラニカは、サンスベリアの中では一般的な品種で、濃い緑の細長い葉に、ゼブラ柄のような白っぽい縞模様が入った背丈の高い品種です。モダンでおしゃれな印象がオフィスのインテリアにも合わせやすく、一方で、空気清浄効果も認められているので人気が高い品種となります。 一方で、サンスベリア・ゼラニカは、サンスベリアの中でも特に丈夫な品種であると言われます。また、多肉植物ではありませんが、まるで多肉植物のように乾燥に強いという特徴を持ちます。 後程ご紹介する、サンスベリア・ローレンティーよりも乾燥に強く耐陰性も高いことから、サンスベリア・ローレンティーを枯らしてしまったことのある方にも、サンスベリア・ゼラニカはおすすめの品種です。

サンスベリア・ゼラニカの花言葉

皆さんは、観葉植物の花言葉を気にしたことはありますか。サンスベリア・ゼラニカにも素敵な花言葉があるんです。 サンスベリア・ゼラニカが持つ花言葉は「永久」、「不滅」、「幸福」、「開運」です。水が少なくても育つほどの生命力の強さが「永久」、「不滅」という花言葉の由来と言われています。 また、サンスベリア・ゼラニカは、一定の条件が整うことで花を咲かせることがありますが、それはとても珍しいことです。そのため、開花させることができたら、「幸福」、「開運」が訪れるとされています。サンスベリア・ゼラニカの花言葉はとても縁起が良く、お祝い事やプレゼントにもぴったりの花言葉ですね。サンスベリア・ゼラニカを贈る際は、これらの花言葉も伝えてあげるとより喜ばれるでしょう。

サンスベリア・ゼラニカの風水効果

続いて、サンスベリア・ゼラニカぼ風水効果についてみていきましょう。サンスベリア・ゼラニカは、「幸運」「健康運」「邪気払い」といった効果があるといわれています。花言葉と同様に、開花すること自体が珍しいため、花を咲かせることができれば、「幸運」が舞い込むともいわれています。 また、サンスベリア自体、長く育てることができる観賞植物のため、風水では、健康運をアップさせ、尖った葉形は、邪気を払うとされています。 これらの多くの風水効果を持ち合わせることに加えて、先ほどお伝えしたように空気をきれいにしてくれる効果もある事から、開店祝いや新築祝いなどにサンスベリアを贈る方も多いようです。

元気に育てるコツや注意点を徹底解説

サンスベリア・ゼラニカは、丈夫で育てやすく、花言葉や風水効果についても、魅力ある言葉ばかりでしたね。それでは、ここからは、サンスベリア・ゼラニカを、元気に育てるコツや注意点を詳しく解説していきます。

サンスベリア・ゼラニカの見分け方

サンスベリア・ゼラニカは他の品種とどのように区別されているのでしょうか。サンスベリア・ゼラニカの見分け方についてみていきましょう。

葉の色が縞模様に見える

先ほどもお伝えしましたが、サンスベリア・ゼラニカは、剣のように細長い葉形をしており、濃いグリーンの葉に、ゼブラ柄のような白っぽい縞模様が入っているのが特徴です。白い斑と濃い緑色のコントラストが美しく、部屋の隅に飾っても存在感があるでしょう。

サンスベリア・ローレンティーと間違えやすいので注意!

サンスベリア・ゼラニカは、定番の人気品種であるサンスベリア・ローレンティー(別名:トラノオ)とよく似ています。どちらも細長い葉に斑がありますが、サンスベリア・ゼラニカは、白っぽい斑であるのに対し、サンスベリア・ローレンティーは黄色い斑のため、簡単に見分けることができます。

サンスベリア・ゼラニカの育て方

それでは、サンスベリア・ゼラニカの育て方について学んでいきましょう。サンスベリア・ゼラニカの育て方のポイントは以下の5つです。

置き場所は日当たりを考えて!

まず1つ目のポイントはサンスベリア・ゼラニカを置く場所の日当たりです。

直射日光が当たらないところに置く

サンスベリア・ゼラニカは、明るい日陰を好みます。室内、屋外問わず、直射日光の当たらない明るい日陰に置きましょう。また、葉焼けの原因となるため、夏の日差しや西日にも直接当たらないような場所を選んでください。

過度に暗い場所はサンスベリア・ゼラニカを軟弱にする

サンスベリア・ゼラニカは、サンスベリアの中でも耐陰性が高い品種であるので、室内でも育てやすいのですが、あまりにも暗すぎる場合は、葉が徒長して軟弱になってしまいます。そのため2~3日に1日程度、明るい窓際で日光に当ててあげましょう。

温度は10度以上をキープする

2つ目のポイントは、サンスベリア・ゼラニカを育てる温度です。サンスベリア・ゼラニカは、耐寒性が低いため、10℃以上を保ちながら育てる必要があります。

寒くなれば室内に入れるようにする

ベランダなどの屋外で育てていた場合は、秋頃になったら気温が下がり始めると思いますので、室内に移動させておきましょう。 また、冬や夜間の窓際は、冷気によって冷えるので、サンスベリア・ゼラニカを窓際に置く場合は窓から少し離して置いてください。このようにサンスベリアを季節や時間帯によってこまめに移動する可能性がある場合は、陶器製の鉢は重く不向きのため、あらかじめ鉢の材質は気にしておくといいでしょう。

暖房を直接当てないようにする

サンスベリア・ゼラニカを室内に移動させた場合は、エアコンなどの暖房の風が直接当たらないようにしましょう。葉が枯れやすくなります。

水やりを季節によって変える

3つ目のポイントは、季節によって水やりを変えることです。大まかに、春・夏と秋・冬の2パターンの水やりを押さえてください。

春・夏の水やり

春・夏は、土の表面が乾いて2~3日後にたっぷりと水やりを行います。その際、受け皿に流れて溜まった水は毎回捨ててください。そのままにしていると根腐れを引き起こします。また、陶器製や素焼きの鉢は通気性と排水性が良いため、根腐れを防止するために鉢の材質にこだわってみるのもおすすめです。

秋・冬の水やり

秋・冬の水やりは、10月ごろから控えめにしていき、冬の11月~2月の休眠期は、水やりは止め、断水で問題ありません。休眠期に水やりをすると根腐れを引き起こします。 室内で育てていて、常時15℃以上であれば、サンスベリア・ゼラニカの葉に皺が寄ってから水やりを行ってください。

肥料は植え替え時に与えるようにする

サンスベリア・ゼラニカに肥料を与えるタイミングはとてもシンプルで、植え替えの時に与えます。使用する肥料は、緩効性肥料といって、ゆっくりと肥料成分が効くタイプの肥料を、植え替えの際に土に混ぜ込んでおくだけです。 土に混ぜ込むのが面倒でしたら、土の上に固体の緩効性肥料を置き肥をしたり、水で希釈した液体肥料を与えてもOKです。植え替え以外で肥料を与える場合は、5月~9月の成長期に、2か月に1回程度の置き肥または、2週間に1回程度水で希釈した液体肥料を与えます。 冬場、(特に10月以降)の肥料は根ぐされの原因となりますので、水やりを控えるとともに、肥料もやめます。残っている置き肥は取り除きましょう

剪定は必要であれば5月~9月に行う

剪定についても、5月~9月の成長期に必要に応じて行います。成長期には地下茎が良く育つため、葉が込み合ってくるかもしれません。サンスベリア・ゼラニカの風通しが悪くなるので、バランスを見ながら、痛んでいる葉や徒長してしまった葉があれば剪定していきましょう。

サンスベリア・ゼラニカはどこで購入できるのか

サンスベリア・ゼラニカを育ててみたい方は、どこで購入したらよいのでしょうか。ここでは、おすすめのネット通販サービスやフリマサービスをご紹介したいと思います。

楽天市場

楽天市場は、皆さんもご存じのネット通販サービスだと思います。日用品をはじめ、一度は利用したことがある方も多いでしょう。もちろんサンスベリア・ゼラニカも多数販売されており、サイズも豊富で、ご予算や飾るスペースに合わせて選ぶことができます。また、ギフト注文を受け付けているお店もあります。

メルカリ

メルカリは、個人間でやり取りできるフリマサービスです。観葉植物も多数出品されていて、出品者に質問や値切り交渉ができるのも特徴です。知らない個人とやり取りするのが不安な方は、出品者の評価を見てから、購入すると良いでしょう。ネット通販よりもお得に購入できるかもしれません。

Amazon

Amazonも楽天市場と並んで有名なネット通販サービスですね。こちらも商品数も多く、サイズや予算に合わせて選ぶことが可能です。セール期間や割引されるタイミングがありますので、余裕があれば、楽天市場と比較して検討してみてください。サンスベリア・ゼラニカは、7号サイズ(約65cm)で6,000円程度で購入できるようです。

園芸店直販の通販サイト

園芸店直販の通販サイトから注文するのもおすすめです。こちらは、先に紹介したネット通販サービスを介さず、園芸店独自のサイトで販売されています。大手の楽天市場やAmazonに比べて、在庫数やサイズが少ないこともありますが、お気に入りの園芸店があるという方は、一度お店のホームページを見てみると、直販通販サイトを開設しているかもしれません。

サンスベリア・ゼラニカにあるトラブルと対処法

サンスベリア・ゼラニカに起こりがちな4つのトラブルとその対処法について解説します。育てているサンスベリア・ゼラニカにトラブルが起こったときは以下の対処法を思い出して実践してみましょう。

根腐れ

1つ目のトラブルは、根腐れです。根腐れとは、一言でいうと酸素不足です。根腐れ(酸素不足)の原因は主に以下の3つです。
  1. 水や肥料の与えすぎ
  2. 水はけの悪い土で育てている
  3. 酸素不足を好む菌が土の中で増殖し根を侵食している

特徴

それでは、根腐れは植物にどういった症状が現れるのでしょうか。以下8つの症状が見られたら根腐れを疑ってください。
  1. 水をあげているのに元気がない
  2. 葉が落ちやすい
  3. 葉が黄色や茶色に変色している
  4. 土がなかなか乾かない
  5. 幹やその根元がブヨブヨしている
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生える
  8. 根が黒く変色している

対処法

これらの症状がみられた場合は、以下に5つの対処方法をご紹介しますので実践してみてください。
  1. 痛んでいる葉や枯れている葉を切り取る
  2. 活力剤を与えてみる
  3. 風通しが良く明るい日陰に移動させる
  4. 根の傷んだ部分や腐った部分をハサミでカットする
  5. 今までの土を落とし、水はけのよい土に交換する
④~⑤は鉢からサンスベリアを引き抜いて行う対処方法です。①~③の対処法で効果が無いようであれば、④、⑤を試してみましょう。 また、活力剤とは植物にとってのサプリのようなもので、肥料とは異なります。②の対処方法を行うときは、間違って肥料を与えないようにしてください。

根詰まり

2つ目のトラブルは、根詰まりです。根詰まりとは、鉢の中が、植物の根が成長した根でいっぱいになってしまった状態です。成長期に一気に伸びることも多いので、成長期になったら少し注意しておくといいかもしれません。

特徴

根詰まりを起こすと以下の4つの症状が現れます。
  1. 水をあげても浸透しなくなる
  2. 鉢底から根が出ている
  3. 葉が黄変する
  4. 鉢にひびが入る

対処法

根詰まりへの対処方法は、植え替えすることです。植え替えする際は、今よりも一回り大きいサイズの鉢に植え替えることでこれらの症状が改善されます。植え替え作業は、植物に多少なりとも負担がかかる作業のため、回復が比較的早い、サンスベリア・ゼラニカの成長期に行いましょう

葉焼け

3つ目のトラブルは、葉焼けです。葉焼けとは、強い日を浴びすぎることで葉が痛んでくることです。

特徴

葉焼けを起こした場合、以下の2つの症状が現れます。
  1. 葉の色素が抜け白っぽくなる
  2. 葉が部分的に茶色く枯れる

対処法

残念ながら、葉焼けしてしまった葉はもとに戻ることはありません。葉焼けの症状がみられた場合は、日当たりが強すぎる可能性がありますので以下の2つの方法を行ってみましょう。
  1. 直射日光が当たる場合は、カーテンなどで遮光するまたは、直射日光が当たらない明るい日陰に移動させる
  2. 葉焼けした部分をハサミでカットする

ハダニ

4つ目のトラブルは、ハダニによる被害です。ハダニは、サンスベリアだけでなくほかの観葉植物も悩ます厄介な害虫です。

特徴

ハダニが発生している際の症状は以下の4つです。
  1. 葉の裏側に小さな虫がみられる
  2. 葉に斑点や傷がある
  3. 葉の色が薄くなって枯れてきている
  4. 葉にクモの巣のような白い糸が付着している

対処法

ハダニの症状がみられた場合の3つの対処法をご紹介します。ハダニは繁殖力が強いため見つけ次第早めに対処することをおすすめします。
  1. 痛んだり枯れたりしている葉をカットする
  2. 葉の表、裏、茎などシャワーで流すまたは、植物の株ごと水に沈める
  3. ハダニに効果的と言われる無農薬の液をスプレーする(薄めた牛乳、10倍に薄めたお酢、重曹を水に溶かしたもの、コーヒーなど)
ハダニは基本的に水に弱い害虫のため、日頃から葉水などを行って発生を防止しておくと良いですよ。

サンスベリア・ゼラニカのよくある質問

ここからは、サンスベリア・ゼラニカを育てる際によくある質問についてご紹介します。

Q. サンスベリア・ゼラニカの増やし方は株分けがいいですか?

A,株分けをおすすめします。 株分けの他に挿し木でも増やすことができます。しかしながら、挿し木で増やした場合、サンスベリア・ゼラニカ特有の白い縞模様は消えてしまいます。そのため、縞模様を残しながら増やすには株分けをおすすめします。 株分けは、5月~9月の成長期に行います。株分けの方法ですが、サンスベリア・ゼラニカの植え替えをするタイミングで、根付きの状態で切り分けます。株を分けることができたら、根を広げながら、それぞれの鉢に植え替えます。

Q. サンスベリア・ゼラニカの高さは成長するとどれくらいになるんですか?

A,徒長すると200cmにまで伸びることもあります。 通常、サンスベリア・ゼラニカは100cm~150cmの高さに成長しますが、日照不足や水やりの量を間違えると徒長して200cmまで伸びてしまうことがあります。徒長した葉が伸びるわけですから、大きくなりすぎると倒れたり曲がったりしてしまいせっかくの樹形が崩れるので、その場合は育て方をおさらいして、管理方法を見直しましょう。

Q. サンスベリア・ゼラニカの葉が曲がりました。これって何が原因ですか?

A,日光の不足と水のやりすぎが原因です。 サンスベリア・ゼラニカは耐陰性が強いので、室内でも育てやすい品種ではありますが、あまりにも日が当たらない場所で管理し続けると、光合成ができず葉が弱々しくなり、まっすぐ生長することができず曲がってしまいます。 また、サンスベリア・ゼラニカは乾燥に強い植物であるということは過湿に弱いという側面を持ちます。水のやりすぎによって、根腐れの原因になり、腐った部分から曲がったり倒れてきてしまいます。 徒長した葉や腐った葉は剪定し、明るい日陰で管理してください。また根腐れを引き起こしてしまった場合は植え替えをしてください。

サンスベリア・ゼラニカとは?特徴や育て方、注意点を徹底解説のまとめ

いかがでしたか。サンスベリア・ゼラニカの特徴や育て方、トラブルとその対処方法について解説してきました。 この記事のポイントは
  • サンスベリア・ゼラニカは、「ゼブラ柄のような白っぽい縞模様」と「多肉植物のように乾燥に強い」という特徴がある
  • 育て方の5つのポイントは、 「明るい日陰」「10℃以上を保つ」「季節による水やりの頻度」「肥料は植え替え時」「剪定は成長期に行う」である
  • サンスベリア・ゼラニカは、次の4つのトラブルに気を付ける 「根腐れ」「根詰まり」「葉焼け」「ハダニ」
ということでしたね。 これらを押さえれば、サンスベリア・ゼラニカの特徴を理解し、適切な環境で育ててあげることができますね。また、様々なシーンのギフトにもぴったりな植物である事から、誰かにプレゼントしてみたくなるかもしれませんね。サンスベリア・ゼラニカをギフトに選ばれた際には、ぜひ、花言葉や風水効果なども教えてあげてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。