ハイビスカスに肥料は必要？与える時期やおすすめの種類を紹介

皆さんはハイビスカスというお花を知っていますか？赤やオレンジ、ピンクなどの様々な花色や品種があり、南国の花のイメージが強いお花であるハイビスカスは、実は日本の様々な場所で夏のお花として育てることができます。過去には温室でなければ冬越し出来ず育てられなかったものの、現在ではお部屋の中でも育てることができるようになりました。お庭でハイビスカスを育てると、あっという間に南国チックなお庭になります。 しかし、ハイビスカスを上手に育てるには肥料のあげ方が重要です。肥料を正しく与えることでハイビスカスは元気に育ち、花を沢山咲かせます。 この記事では、

• ハイビスカスの肥料の必要性
• ハイビスカスに肥料を与える時期や管理
• ハイビスカスに肥料を与えるポイント
• ハイビスカスに与えるおすすめの肥料

について解説します。 ハイビスカスを育ててみたいという方、ハイビスカスに肥料を与える方法、ハイビスカスに与えるおすすめの肥料を知りたい方におすすめです。この記事を最後まで読むことで、きっと上手に赤やピンク、オレンジの様々な花を咲かせるハイビスカスを管理することができますよ。

ハイビスカスに肥料は必要なの？

そもそもハイビスカスに肥料は必要なのでしょうか。ここではハイビスカスを育てる上で肥料が必要なのかどうかについて解説いたします。ハイビスカスを上手に育ててみたい方はよく確認しておきましょう。

ハイビスカスの綺麗な花を咲かせるためには栄養となる肥料が欠かせない

ハイビスカスの花はとても大きく美しいですよね。そのようなハイビスカスの花を咲かせるためには沢山のエネルギーが必要です。エネルギーを補給するためにも肥料を与えることがとても重要となります。また、冬越しするためにも生育期にハイビスカスを十分に育てることが重要です。 ただし、日陰で栽培していると肥料を与えたとしても花が咲かないため、ハイビスカスを育てる場合は日陰を避けて日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。

ハイビスカスに肥料をあたる時期や方法、おすすめの商品を紹介！

この記事ではハイビスカスに肥料を与える時期やその方法、ハイビスカスにおすすめの肥料や商品を紹介いたします。ハイビスカスを育ててみたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ハイビスカスに肥料を与える時期はいつ？

ハイビスカスに肥料を与える時期はいつなのでしょうか。肥料を与える時期はとても重要です。適期に与えることで肥料の効果が最大限発揮され、逆に不適切な時期に与えるとむしろハイビスカスを弱らせる場合があります。肥料を与える時期を良く知っておきましょう。

基本的には5月から10月の生育期に与える

ハイビスカスに肥料を与える時期は、通常5月～10月の生育期に与えます。生育期に肥料を与えることで、花を沢山つけたりより生き生きと元気に育てることができますよ。

植え替えの時期の元肥

植え替えの時期には元肥を与えましょう。元肥を与えることで植え替え後の生育をサポートしてくれます。鉢植えで育てる場合も緩効性の化成肥料や有機質肥料を土に混ぜ込むようにして与えると良いでしょう。

定期的な置き肥(植え替えの1か月後から)

また、鉢植えで育てている場合植え替えの1か月後からは追肥として定期的な置き肥を与えましょう。花を咲かせる時期にはリン酸を多く含まれる肥料を与えるのが良いですよ。または希釈した液体肥料を与えるのもおすすめです。

冬の休眠期も花を咲かせる場合は肥料を与える

また、冬の休眠期に温室などで開花させる場合は肥料を与えます。日本の冬の場合通常花は咲かないものの室内や温室で栽培していると花を咲かせることがあるため、蕾を咲かせたい場合は肥料を生育期と同じように与えるようにしましょう。

季節ごとのハイビスカスへの肥料の与え方：生育期

季節ごとに変わるハイビスカスへの肥料の与え方について解説いたします。まずは生育期におけるハイビスカスへの肥料の与え方を知っておきましょう。

新芽が伸びる時期は、有機質肥料や固形肥料を置き肥

ハイビスカスの新芽が伸びる時期には有機質肥料や固形肥料を置き肥しましょう。ゆっくりと効果が表れるものを与えることで長期間に渡って栄養分が供給されますよ。錠剤タイプのものを選ぶことで簡単に肥料を与えることができおすすめです。

肥料を切らさないようにすることが大切

ハイビスカスの肥料を与える時に注意することは、肥料をできる限り切らさないようにすることです。肥料が切れてしまうと花付きが途端に悪くなってしまい、美しい花をあまり楽しめなくなってしまいます。また、生育期に肥料が切れると花が咲きにくくなるだけでなく生育も遅れてしまうため冬越しが少し難しくなる場合があります。

規定量より多めに、効き目が切れる前に与える

ハイビスカスの肥料は、規定量よりも少し多めに効き目が切れる直前辺りに与えるとちょうど良いですよ。ただし塩梅が分からない場合は規定量与え、徐々に様子を見ながら量を増やすことをおすすめします。また、あまりにも大量に肥料を与えると今度は肥料焼けを起こすためご注意くださいね。

開花が進んだハイビスカスは、液体肥料を薄めて与える

開花が進んだハイビスカスの場合より即効性のある液体肥料を薄めて与えましょう。液体肥料を溶かしたものを水やりの際に与えることで次の花を早く咲かせることができますよ。液体肥料には開花促進だけでなく生育も促進する意味合いもあります。

置き肥だけでは養分が不足する

開花時期になってくると置き肥だけでは養分が不足してしまいます。そうなると次のつぼみがなかなかつかなくなってしまったり、蕾が落ちてしまう、葉っぱが黄変するなどのトラブルが発生します。そのようなトラブルを避けるためにこまめな液体肥料による施肥が必要となります。

希釈量より薄めにして1週間から10日に1回与える

希釈量は規定よりも薄めにして一週間から10日に一回程度こまめに与えましょう。こちらもあまりに濃すぎる肥料を与えてしまうと肥料焼けを起こし根を傷めてしまうため、量に注意しましょう。

季節ごとのハイビスカスへの肥料の与え方：休眠期

続いてはハイビスカスの休眠期に与える肥料の与え方について解説いたします。休眠期に肥料が必要なのかどうかと併せて確認しておきましょう。

冬に生育を停止しているハイビスカスは11月から4月ごろまで肥料を与える必要はない

冬になって生育が停止しているハイビスカスに肥料は必要ありません。地域によるものの11月ごろの気温が寒くなり始めるあたりから気温が暖かくなりだす4月頃までは肥料を与えずに管理しましょう。生育期でない時期に肥料を与えると肥料焼けを起こしてしまうことがあるため避けましょう。肥料焼けに土江は後ほど詳しく解説いたします。

与える場合は液体肥料を通常の希釈で1週間から10日に1回与える

もしも温室や室内で栽培しており、冬の間も開花させるときには液体肥料を通常の希釈率で一週間から10日に一回与えることで花付きを維持することができますよ。花を冬の間も楽しみたい場合には温室や暖房器具などで気温を維持しつつ肥料を与えてみてくださいね。なお、寒さに当たってしまうとせっかくついた蕾や花が落ちるため、急激な温度の変化にはご注意ください。

ハイビスカスに適したおすすめの肥料の種類と商品

ハイビスカスの肥料としておすすめの肥料の種類と商品をご紹介いたします。ガーデニング初心者の方やハイビスカスをあまり育てたことがない方は今回紹介する肥料を購入してみてはいかがでしょうか。

元肥：ハイポネックスジャパン　マグァンプK　中粒

元肥としておすすめしたい商品はハイポネックスジャパンから販売されているマグァンプK中粒です。こちらの商品はガーデニングにおいてとても有名な商品で、様々な植物を育てるための肥料としてバランスの取れた商品となっています。元肥用のこちらの商品は効き目が長持ちし約一年間に渡って効果が持続します。三要素の中でもリン酸が多めの配合となっているため花を楽しむハイビスカスにピッタリな化成肥料です。

商品名	ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600g
価格	2,180円
容量	600g
形状	中粒
備考	窒素:リン酸:カリウム:マグネシウム=6:40:6:15

固形肥料：ハイポネックスジャパン　花・野菜用の錠剤肥料

置き肥として利用するのにおすすめな固形肥料として、ハイポネックスジャパンの花・野菜用の錠剤肥料をおすすめします。置くだけで簡単に肥料を与えることができるためすぐに使用することができますよ。錠剤タイプのため適量も分かりやすく初心者の方には特におすすめしたい商品です。窒素リン酸カリウムのバランスもとれており生育をサポートしてくれます。

商品名	ハイポネックスジャパン 花 野菜用肥料 花・野菜用の錠剤肥料 5g20錠
価格	554円
容量	100g
形状	錠剤
備考	窒素:リン酸:カリウム=8:8:8

 

液体肥料：ハイポネックスジャパン原液　液体肥料

こちらの商品はハイポネックスジャパンから販売されている液体肥料です。液体肥料は効果が早くあらわれるため開花時期の栄養補給に特におすすめです。なお、開花を促進させるリン酸が多めに配分されているため、ハイビスカスの追肥に特におすすめです。水やりの際には適切な濃度になるように希釈してこまめに与えましょう。ハイビスカス以外にもおすすめな商品です。

商品名	ハイポネックスジャパン 液体肥料 ハイポネックス原液 800ml
価格	518円
容量	800mL
形状	液体
備考	窒素:リン酸:カリウム=6:10:5

有機質肥料：東商　超発酵油かすおまかせ　顆粒

有機質肥料としておすすめするのは東商から販売されている肥料です。発酵されているため匂いが少なく害虫の誘引やカビの発生を抑えます。油かすはリン酸が多めに含まれているためハイビスカスに与える有機質肥料としておすすめです。特にこちらの商品はとても扱いやすいような加工がされているため、初心者の方や手軽に肥料を与えたい方におすすめします。

商品名	東商 超醗酵油かすおまかせ 顆粒 700g
価格	500円
容量	700g
形状	顆粒
備考	窒素:リン酸:カリウム=4:6:2

ハイビスカスの肥料はどこで入手できる？

ハイビスカスの肥料はどこで入手することができるのでしょうか。ハイビスカスに与えるための肥料を買いたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ホームセンターの園芸コーナー

ハイビスカスの肥料を購入する場所としてまず思い浮かぶのはホームセンターの園芸コーナーではないでしょうか。ホームセンターの園芸コーナーは数多くの肥料が販売されているため、ハイビスカスにおすすめの肥料を探すことができるはずです。特におすすめな商品はリン酸を置く含む商品です。近くにホームセンターがある方はぜひ探してみてくださいね。

通販

通販でもハイビスカスに与えるための肥料を購入することができます。車がない方やあまり重いものを運びたくない方、近くにホームセンターがない方などは通販でハイビスカスの肥料を購入してみてくださいね。なお、通販では送料がかかることがあるため送料との兼ね合いを考えて購入することをおすすめします。なお、肥料の栄養分の割合なども確認することができるためしっかり確認してハイビスカスにぴったりな肥料を購入してみてくださいね。

100均

100均でもハイビスカスの肥料を購入することができます。100均に販売されている肥料は量が少なめでお試しで肥料を与えてみたい方におすすめです。化成肥料や品ぞろえの多い100均では有機質肥料や液体肥料が販売されていることがありますよ。ただし、100均にはあまり肥料の種類がないためご注意ください。特にハイビスカスは花を楽しむ肥料のためリン酸を多く含む肥料が望ましいです。肥料のパッケージに書いてあるため、リン酸が多く含まれる肥料を探してみてくださいね。

ハイビスカスの肥料やりでは肥料焼けに注意！

ハイビスカスの肥料を与える際には肥料焼けに注意が必要です。肥料焼けとはどういったものなのかや、肥料焼けを防ぐための方法について解説いたします。ハイビスカスの元気がない時には肥料焼けの症状と照らし合わせて、肥料の与え方が間違っていないかを確認すると良いかもしれません。

肥料焼けとは過剰な肥料のせいで根の機能が弱まり、栄養が吸収できなくなること

肥料焼けとは過剰な肥料のせいで寝の木の意が弱まり、栄養が十分に吸収できなくなってしまうことを指します。肥料焼けを起こすと葉っぱの色が黄変したり、水分を吸収できなくなり弱ってしまいます。

肥料焼けの症状

肥料焼けを起こした場合の症状は以下の通りです。これらの症状が現れた際には肥料焼けを疑い、肥料の与え方を確認してみましょう。

葉の色が黒い

葉っぱの色が黒くなって、元気がなくなったように見える場合は肥料焼けを起こしている場合があります。日ごろから葉っぱの色の変化を確認しておくことで早めに気づくことができるため、毎日確認しておいてくださいね。品種によっては葉っぱの色が黒めなことはあるため、こまめに確認しておいてくださいね。

全体がしおれる

肥料焼けが重症になると全体的にしおれてしまいます。このようになった場合、肥料は与えないようにして基本的な育て方を順守してください。早めに気づいて、肥料焼けが軽傷なうちに対策することがポイントです。

肥料焼けを起こさないために株が弱っている際の肥料のやりすぎに注意しよう

まとめ

今回はハイビスカスに肥料を与えるポイントや方法について解説いたしました。ハイビスカスを育てている方やこれから育ててみたい方はこの記事を参考にしてみてくださいね。また、ハイビスカスだけでなく様々な植物を育てる時にもきっと応用することができると思います。 この記事のポイントは、

• ハイビスカスの肥料は5月～10月の生育期のみに与える
• ハイビスカスの肥料は花を綺麗に元気に咲かせるために必要
• ハイビスカスの肥料は与えすぎると肥料焼けを起こしてかえって弱る
• ハイビスカスの肥料にはハイポネックスや有機質肥料がおすすめ

です。 ハイビスカスは肥料を与えることで元気に育てることができます。花も大きく立派なものが咲くため、よりハイビスカスを楽しむことができるはずですよ。上手にハイビスカスを育てたい方はこの記事を読んで肥料の与え方をマスターしてみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では植物に関する記事を多く掲載しています。何か困ったことがある時にはぜひ過去の記事も読んでみてくださいね。