観葉植物の虫除けはどんな対策すればいいの?予防方法から駆除方法まで

観葉植物の虫除けはどんな対策すればいいの?予防方法から駆除方法まで
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目次

お部屋に観葉植物があると、おしゃれな雰囲気をグンとアップさせてくれたり、癒されたりしますよね。しかし大切な室内の観葉植物にイヤな虫が発生してしまうことも。 虫の発生を放っておくと、大切な観葉植物に害が出てしまうだけでなく、お部屋の中をブンブン飛び回って不快な気持ちになってしまうことも考えられます。 ただやみくもに対策するよりも、虫の発生する原因や駆除方法をしっかりと知ることが、効果的な虫除け対策と言えますよ。 本記事では
  • 観葉植物につく虫の種類やその原因
  • 観葉植物の虫除け対策として予防編5選&駆除編8選
  • 観葉植物のおすすめ虫除けランキング
  • おすすめのオーガニック自作虫除けスプレーの作り方
  • ハイドロカルチャーが虫除け対策におすすめなその理由
をご紹介します。 小さなお子さんやペットがいるあなた、大事な観葉植物を大切に育てたいあなたにおすすめのオーガニック自作スプレーの作り方もくわしくご紹介します。 本記事を読めば、室内の観葉植物の虫除け方法をしっかり理解することができますよ。

観葉植物を育てる上で虫問題は必ずつきまとってくる

観葉植物を育てる上で虫問題は必ずつきまとってくる
私たちを癒してくれる観葉植物。そんな観葉植物と虫の発生は、切っても切れない問題のようです。くわしくみていきましょう。

どこから入ったの?となってしまう虫問題

気づいたときには部屋を飛び回る不快な虫。観葉植物の葉などをよく見るとついているイヤな虫。一刻も早く取りたいですよね。小さな虫とはいえ、気密性の高い現代の家で、虫たちは一体どこから入ってきてしまったのでしょうか。

ベランダなどの屋外と屋内での虫の寄ってくる量に差はあるの?

元々虫が発生しにくい種類の観葉植物もありますが、ハダニなどほとんどの植物につく手ごわい虫もいます。適度に日光に当ててあげることは観賞植物の健やかな成長にプラスですが、屋外に置く時間が長すぎると、その間に虫が土の中に潜り込んだりする絶好の機会になってしまいます。一度虫が中に入り込んでしまうとその繫殖能力はすさまじいものがありますから、虫除けや駆除が大変になってしまいますよ。特殊な環境は別ですが、やはり室内で管理・栽培するほうが虫が寄ってくる量は少ないでしょう。

さまざまな方法で予防や虫除け対策が可能です

虫が発生する前にしっかりと予防しましょう。予防する方法はたくさんあります。そして一度虫が発生してしまった観葉植物でも、さまざまな方法で駆除、さらなる発生の予防もできますので安心してくださいね。

この記事を読んで上手に虫除け対策をしていきましょう

この記事は、虫が発生する前の予防策として5つの対策を、そして発生してしまったとしても駆除の方法として8の対策をご紹介します。これだけの知識があれば、安心して室内でも観葉植物を育てていけることでしょう。観葉植物につきやすい代表的な虫の種類やその原因もあわせて、さっそくみていきましょう。

観葉植物にはどんな虫がつくの?

観葉植物にはどんな虫がつくの?
観葉植物につく虫にはどんな種類があるのでしょうか。しっかりとした虫除け対策に重要なのはまずは相手を知ることです。観葉植物に害をもたらす害虫と、害はないけれど不快な虫の2種類に分けてご紹介します。

アブラムシをはじめとする観葉植物によってくるとされている害虫

観葉植物に害をもたらす虫として代表的な害虫はこちらの5種類です。
  • アブラムシ
  • ハダニ
  • カイガラムシ
  • オンシツコナジラミ
  • ゴキブリ
アブラムシは観葉植物の新芽やつぼみにいて、植物の汁を吸い、生育を阻害します。さらにウィルスも媒介するため、大量のアブラムシがついた植物はやがて枯れてしまいます。 ハダニはほとんどの植物の葉の裏に発生するといわれており、葉の汁を吸ってしまいます。ハダニが大量発生した観葉植物では緑葉素が抜け、葉の表面がポツポツと白くまだら模様になります。 オンシツコナジラミは葉の裏で植物の養分を吸い取り、寄生した植物を「すす病」という病気にしてしまいます。カイガラムシのフンも同じく「すす病」の原因となります。 ゴキブリは人間に害のあるさまざまなバイ菌を引き込み、感染症を引き起こしてしまうこともありますね。観葉植物は適度な湿気があり、ゴキブリにとって最適な環境なのです。 これらの害虫を放置すれば大切な観葉植物が枯れてしまうことも考えられます。しっかりと虫除け対策していきたいですね。

コバエなどの観葉植物によってはくるが害虫とまではいかない虫

害があるわけではないが、形の気味悪さや大量発生などで不快に感じられる虫を「不快害虫」と呼びます。観葉植物に発生しやすい不快害虫はこちらの3種類です。
  • コバエ(チョウバエ以外)
  • トビムシ
  • アリ
コバエは観葉植物に害を与える虫ではありませんが、食卓や台所で飛び回られると不快感がありますよね。コバエとは小さなハエの総称であり、中には食品に卵を産みつけ、食品衛生上の問題となっている虫もいます。 トビムシは湿度が高く暗い場所を好みます。人を刺したり咬んだりすることはありませんが、抜群の繁殖力で観葉植物の土付近で大量発生することも。 アリはアブラムシが出す甘い液を求めやってくるので、アリを見つけたらアブラムシが観葉植物についていないか確認してみましょう。アリ自体は観葉植物に直接的な害はありませんが、アブラムシがいるかもしれないことを知らせてくれます。

基本的には観葉植物によってくる虫は駆除するのがおすすめ

観葉植物に害をもたらす害虫は、予防はもちろん駆除もしっかり行いたいものですよね。 そして、私たち人間の健康や観葉植物にも害がない不快害虫についても、できれば発生してほしくないものです。 これらの虫除けについてもしっかり確認していきたいですね。

観葉植物に虫がついてしまう原因

観葉植物に虫がついてしまう原因
それでは観葉植物に虫がついてしまう原因をみていきましょう。考えられる11個の原因をご説明します。

購入時から虫もしくは虫の卵が付着していた

お店で購入し自宅へ運び入れる際、すでに観葉植物の根・葉・茎・幹・土に虫もしくは虫の卵がすでに付着していたことが考えられます。 表面的についている虫であれば注意することも可能ですが、土の中にいるとなるとチェックできないこともありますよね。 特に屋外の販売店や温室などで育てられた観葉植物には、虫や虫の卵がすでに付着してしまっている可能性が高いと言えます。

窓などから虫が侵入してしまい虫がついてしまう

観葉植物で発生する虫は小さな虫が多いですので、少し開け放した窓や網戸の破れなどから簡単に侵入してしまいます。 また羽をもつ虫もいますので風に乗って家の中に入ったり、人間の衣服やカバンについてくることもあるそうです。 小さな虫が多いだけに侵入経路を完全に断つことは難しいですね。

日当たりの悪い環境で栽培し続けてしまっている

観葉植物に発生する多くの虫は、直射日光を嫌います。 日当たりの悪い環境で観葉植物を育てると、爆発的に虫が繁殖してしまうことも考えられます。また天候・気温の変化もゆるやかで天敵もいない室内は、虫にとっては格好のすみかです。

風通しの悪い環境で栽培し続けてしまっている

観葉植物に発生する虫の多くは風通しの悪い、ジメジメとした湿度の高い場所が大好きです。土がいつまでも濡れていると虫が発生しやすいだけでなく、植物の成長にもよくありませんね。 室内の観葉植物は、屋外で栽培されている植物に比べて、風通しが悪くなりがちですので気をつけてあげたいポイントです。

寒暖差の激しい室内で栽培している

難しいバランスではありますが、室内の湿度が極端になるとそれぞれに虫が発生しやすくなってしまいます。 湿度の高い部屋では、土がいつまでも乾かないため、湿った土が好きなコバエが発生し、そこに卵を産みつけ繁殖していきます。 また湿度が低い室内では、乾燥を好むアブラムシやハダニが発生しやすく、大量発生すると植物の生育に影響を及ぼしていくことも考えられます。

肥料や栄養剤を過剰に与えすぎてしまっている

有機肥料は植物性または動物性の有機物を原料として作られた肥料のことです。 植物にとってとても栄養のあるものですが、においが強いことも多く、虫が発生しやすい環境と言えます。 また化学肥料もあげすぎると窒素が過剰となり、虫を呼ぶばかりか、観葉植物の病気が誘発されることもあります。 土に虫が発生しやすい原因があると、虫対策をいくら行ってもいたちごっこになってしまいます。継続して被害が出てしまいますので、肥料や栄養剤を過剰に与えるのは注意が必要ですよ。

水を与えすぎて湿った状態になってしまっている

水を過剰にあげて、いつも土が湿った状態が続いてしまうと、湿った土が好きな虫が発生する原因となります。水の与えすぎで起こるトラブルには虫の問題だけでなく、根が呼吸できなくなることで、根腐れを引き起こし、植物が枯れてしまう被害にもつながっていきます。 水をあげる頻度や量を調整し、与えすぎないように注意してくださいね。土の表面だけでなく、表面の土をすこしどけて中の土まで乾いていることが確認できたら、水やりのタイミングです。

水の受け皿に水分が残りっぱなしになっている

観葉植物の受け皿に水が残りっぱなしになっていると虫が発生しやすくなります。湿度が高くなりジメジメとした虫の好む環境になってしまうからです。また受け皿に残った水はよどんだ水が好きな虫にとって卵を産みつけ繁殖しやすい状態といえるでしょう。前述の通り、根腐れの原因にもなってしまいますので、水やりと受け皿の水を捨てる行動は、ワンセットで行うことを習慣にするといいでしょう。

育てている土が劣化して悪くなってしまっている

観葉植物を育てている土が古くなって品質が劣化してしまっていると、虫が発生する原因になります。前の植物を処分したあとに、続けて土を使い続けてしまうと、どうしても土の中に虫や虫の卵が潜んでいる可能性が高くなるからです。これと同様の理由で、安価すぎる土も、消毒が不十分であることが予想されるため虫の発生原因となりやすいです。

栄養たっぷりの有機用土を使用している

有機用土とは、魚かす、油かす、牛ふん、鶏ふん、カキ殻など、自然な有機質材料が混ぜ込まれている培養土のことです。養分がゆっくりと植物に届くので観葉植物にとってとてもよい土なのですが、においが強いこともあって虫の発生原因となりやすいでしょう。土自体に虫の発生原因があると、どんどん繁殖してしまって駆除が大変になります。 どうしても有機用土が使いたい場合は、室内の観葉植物ではなく、屋外の植物に使用するといいですよ。

日照調整のために外に放置してしまっていた

室内の観葉植物でも、たまには外に出して日光を当ててあげることが大切ですよね。あまり日の光が入らない室内で育てているならなおさらです。しかし日照時間を調整するために外に長い時間放置してしまうと、その間に虫がついてしまうことも。葉に虫がつくだけでなく、土に卵を産みつけられてしまうことも考えられますので、外に放置しすぎないようにするのがおすすめです。

【予防編】観葉植物におすすめの虫除け対策

【予防編】観葉植物におすすめの虫除け対策
観葉植物に虫が発生してしまう原因をみてきました。それではさっそくおすすめの虫除け対策をご紹介します。まずは予防編です。

購入時・購入後家に持って入る前に入念に確認&掃除をする

園芸店などで観葉植物を購入する前に、まずしっかりと確認をしましょう。土の中まで見ることは難しいですが、葉の裏や茎などについている虫でしたら目視できるかもしれません。購入後も、家の中に持って入る前に葉についたホコリやゴミを取り除いてあげるのがおすすめです。 ウエットティッシュやハンドモップなどで丁寧に掃除をしてあげたり、葉水をかけてあげるのもハダニの除去に効果的です。 観葉植物についている蜜や樹液の部分も水できれいに洗ってあげましょう。 その際は自分の衣類やカバンについたホコリも払っておくと、虫の室内への侵入をより効果的に防ぐことができますよ。

土栽培の場合土の表面に木酢液を散布することで予防ができる

木酢液を土の表面に散布すると、虫除け効果が期待できます。少し焦げくさいようなすっぱいにおいと成分に防虫効果があるからです。 この際、葉の表面にもかけてあげるとハダニなどの虫を予防することもできますよ。科学的な農薬や虫除けを使いたくないあなたにもぴったりです。

湿度の高い土に発生しがちなコバエにはココナッツファイバーの虫除け方法が効果的

湿度が高く、ずっとジメジメしている土に発生しやすいコバエ。土のにおいに寄ってきて、表面に卵を産みつけます。コバエの発生を予防したいときは、ココナッツファイバーを土の上にのせてあげるとよいでしょう。3~5㎝の厚さになるようにのせてあげることで、コバエが土の中に入ったり、卵を産みつけにくることを阻止できます。見た目もグッとおしゃれになりますし、土ぼこりも立ちにくくなるなど一石二鳥以上の効果があります。

いい日差し・いい風に当ててあげ健康的な状態にしてあげることが効果的

観葉植物に発生する害虫は、日が当たらず暗い場所が好きです。また風がない状態は土がいつまでたっても湿っており、湿度が高い環境が好きな虫が発生しやすくなります。放っておけば大量発生しかねない虫を予防するためにも、日当たりと風通しのよい部屋で育ててあげましょう。直射日光を当てすぎると葉焼けを起こすこともあるので、すだれや園芸用のカーテン、レースカーテンなどで柔らかい日差しにしてあげることも大切です。また風通しをよくしてあげるために、換気扇をかけたり、サーキュレータで優しい風の流れを作ってあげると観葉植物も元気に育ちますよ。ときどきベランダなどに出してあげるのもよいでしょう。

霧吹きを使い定期的に葉水や掃除を行いメンテナンスをしてあげる

室内の観葉植物の葉や土の表面には、ゴミやホコリがいつの間にかつもっていることがあります。これらはハンドモップやティッシュできれいにしてあげるといいでしょう。その際に、葉の裏や葉の付け根など、ハダニやカイガラムシなどの虫が集まってきやすい部分をよく確認してみます。2~3週間に1度、霧吹きなどをつかって定期的に葉の裏側にも葉水をしてあげると予防になりますよ。

【駆除編】観葉植物におすすめの虫除け方法

【駆除編】観葉植物におすすめの虫除け方法
どんなに予防していても、大切な観葉植物に虫が発生してしまったら…。そんなときに役立つ、虫除け「駆除編」をご紹介します。あなたの大切な観葉植物についた虫を退治するために参考になると嬉しいです。

ピンセットや歯ブラシを使用して一匹ずつ丁寧に取り除いていく方法

カイガラムシなどはピンセットを使って1匹ずつ丁寧に取り除いていきましょう。一見手がかかる原始的な方法ですが、確実に駆除・退治できます。 アブラムシやハダニは入念でこまめな葉水で流すこともできますが、まだ虫がついているのが確認できれば、粘着力が強すぎないマスキングテープで丁寧に取っていく対処方法もあります。同じく、茎が密集している細かい部分などは綿棒や歯ブラシを使用してでそっと取り除いてあげましょう。

オーガニックのスプレータイプの殺虫剤を散布する方法

小さな子どもやペットがいるなどして、室内の観葉植物には化学的な虫除け剤を使いたくないという方もいますよね。そんなあなたにおすすめなのがオーガニックのスプレータイプの殺虫剤を使用する方法です。古くから虫忌避剤として使用されてきた天然除虫菊エキスなどを原料として作られた防虫剤です。日本では農薬として登録されていませんので、使用回数や場所、使用する植物に制限はありません。エコでナチュラルな生活をしている方にも受け入れられやすく、おしゃれなパッケージで、室内に出しっぱなしでも生活感が出ません。

忌避剤であるハッカ油やニームオイルなどのアロマオイルを塗る方法

ハーブに含まれる強い香りは虫が嫌がるにおいですね。それを利用してアロマオイルを使用して虫除け剤をつくってみるのもおすすめです。 ハッカ油を利用した虫除け剤の作り方はこちらです。 <用意するもの>
  • 無水エタノール 10ml
  • ハッカ油 10〜20滴
  • 精製水 90ml
これらをボトルに入れ、観葉植物に散布します。 ニームオイルは、ニームという木から抽出したオイルです。300~500倍に薄めた液体を観葉植物に散布すると虫除け効果が期待できます。ハダニやコガネムシ、アブラムシなどに効果があると言われています。 どちらも自然由来の天然成分で作られた虫除けスプレーですので、ケミカルな薬剤に不安感があるあなたは、安心して使用することができますよ。

忌避剤であるハーブやミントを使用して駆除する方法

同じくハーブやミントの独特の香りも、虫が苦手とする香りです。近くに植えておくだけでも効果がありますが、葉をこすってにおいを強く出したり、煮出したた液をスプレーしたり、乾燥させた葉や茎を干しておくだけでもより高い効果が得られるようです。 あたなの大切な観葉植物のとなりで、ハーブやミントも一緒に育ててみてもいいかもしれませんね。

お酢を散布して駆除する方法

もう少し身近なもので虫除けしたいあなたにおすすめです。冷蔵庫の中にあるお酢で虫除けができますよ。お酢特有のすっぱいにおいは虫が苦手なにおいだからです。 ただしお酢そのままを原液で観葉植物に与えてしまうと、生育を阻害してしまいますので、水で薄めて使用するようにしましょう。
  • お酢…小さじ1杯程度
  • 水…500ml
これをスプレーボトルに入れて、週に1~2回ほどかけてあげるといいでしょう。 1度に大量にかけてしまうと観葉植物によくありませんので、少量ずつかけてあげるのがポイントですよ。

鉢を水没させる虫除け方法

虫、特にコバエが多く気なる場合は、水を張った容器に鉢ごと沈めるのもおすすめです。 土の中にある卵や虫を窒息させて、まるごと駆除してしまえるからです。 時間は2~3時間ほど、しっかりと水の中に沈めておくのがおすすめ。水から引きあげた後は、鉢の水分をしっかりと切ってから室内にいれましょう。庭がなくても、ベランダなどでできる虫除け方法の1つですよ。水に浮かんだ虫や卵は、念のため殺虫剤をかけてから流し、処理するとより安心です。

手作りの殺虫薬や忌避剤を作成して散布する方法

手作りの殺虫剤や忌避剤を使って虫除けをすることもできますよ。 市販されているケミカルな虫除け剤より安心して使うことができますよね。 野菜や牛乳、石けんなどを使用して作られた自作のスプレーで、一度試してみる価値もありそうです。これらの作り方は、のちほどくわしくご紹介させていただきます。

【アブラムシに効果あり】てんとう虫を使用して撃退する虫除け方法

アブラムシを食べてくれるてんとう虫に活躍してもらうのも1つの手です。何の薬物も使用しませんので安心して駆除できますね。てんとう虫の種類によっては、アブラムシなどの害虫だけでなく、病気の元となる病原菌も食べてくれるものもいます。 人間の役に立ってくれるてんとう虫の種類は2種類です。
  • ナナホシテントウ…赤色の体に、7つの黒い点
  • キイロテントウ…ナナホシテントウより小さく、黄色い体が目印
これらのかわいい助っ人さんを見つけたら、大切に扱いたいですね。

人気の虫除け対策ランキングとその理由

人気の虫除け対策ランキングとその理由

室内の観葉植物の虫除け対策として、予防編・駆除編ともに見てきましたが、人気の対策をランキング形式で分かりやすくご紹介します。実際に行っている人の口コミも集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ランキング1位:オーガニック自作スプレー

人気の虫除け対策ランキング第1位は、「オーガニック自作スプレー」です。 家庭菜園で収穫したあとのトマトの茎や葉などを煮出した汁には虫除けの効果があります。 トマトの茎や葉にはアブラムシの嫌う「トマチン」という成分が含まれているからです。 また人間にとっても刺激を感じる玉ねぎ・トウガラシ・ニンニクをミキサーにかけ、米酢を加えた液体も虫除け効果があります。 それ以外にもアブラムシの駆除に有効なミルクスプレーもあります。 牛乳をスプレー容器に入れ噴射し、表面が乾いたあとに十分な量の水でしっかり洗い流してあげましょう。 石鹸を使用して作る自作スプレーもあります。こちらは薬の効果によって殺虫するのではなく、石鹸成分の粘性が、虫の気門をふさぎ、窒息させるからです。これらをよく溶かし、スプレーボトルに入れて散布しましょう。虫が駆除できたのを確認したら、できるだけは早めに水で観葉植物を洗い流してあげます。そのままにしておくと観葉植物に害が出てしまうので気をつけてくださいね。 実際に虫除けスプレーを自作した方の口コミを見てみましょう。
子どもがいるので家の中の観葉植物にケミカルな薬剤を使用するのはちょっと心配…。オーガニックなら安心して使うことができます。
植物によっては虫除け剤で弱ってしまうこともあるので、可愛がっている観葉植物には天然成分がいいですね。
家庭菜園で楽しんだ後の野菜の茎などを使えるのはエコだし、コスパも良くて嬉しいです。
自作スプレーのくわしい作り方・準備するものは後ほどご紹介しますよ。 しかしこれらの自作スプレーは天然成分なので、優しい効き目です。即効性が欲しい方、確実に虫除けをしたい方は市販品の虫除けの方が確実ですよ。

ランキング2位:土をハイドロカルチャーに変更する方法

「ハイドロカルチャー」とは土を使わない水耕栽培のことです。まったく虫が発生しないというわけではなく、管理方法によっては多少は虫が発生してしまうこともあるようですが、土よりかはその可能性が低いとのこと。ハイドロカルチャーを使って室内の観葉植物を管理している方の口コミをみてみましょう。
ハイドロボールに変えてから頻繁に水やりをする必要がないので手間がかからないのが嬉しいところです。
土より粒が大きく、虫がいたとしてもすぐに目で見て確認できるので、虫が発生しても早期に対処できます。
ハイドロボールは高温殺菌処理がされているので、苦手な土くささがなく、清潔なグリーンライフを楽しめます。
透明のグラスにハイドロボールで観葉植物を育てると、よりナチュラルな色合いにもなりますし、透明感も出て見た目もおしゃれです。みなさんが「清潔なのがいい」と同じ口コミを出してくださったのも印象的でした。土による栽培に自信がない…虫が苦手だから…と困っているあなたも、ハイドロカルチャーでの管理なら安心して楽しめそうですね。 ハイドロカルチャーで観葉植物を育てる際、気をつける点やメリットなど、のちほどくわしくご紹介しますので、そちらもあわせてごらんください。

ランキング3位:一匹ずつ手作業で取り除く方法

観葉植物の虫除け対策として、おすすめ人気ランキング第3位は「1匹ずつ手作業で取り除く」でした。原始的で手間もかかる作業ですが、どんな口コミがあるのでしょうか。
やはり薬剤を使うのは抵抗があるし、少し手間でもあるのですが、物理的に虫を取り除く方が確実です。
私は虫が苦手なので、得意な家族にお願いしていますが、余計な道具も必要ないのがいいかなと感じています。
大切な観葉植物をしっかり守っている感じもしますし、より愛着がわいて大切にしようという気持ちになれますよ。
虫に慣れていない人は少し苦手かもしれませんが、なんの薬剤も使わないので安心して駆除ができますよ。

ランキング4位:鉢を水没させる虫除け方法

観葉植物を鉢ごと水没させる方法も虫除けとしておすすめの方法です。 大きな容器にたっぷりと水をはり、植木鉢をそのまま沈めてしまいましょう。
いつもこの方法で虫を駆除しています。虫を直接触りたくない人にはおすすめですよ。
水と大きめの容器さえあればできるので手軽に駆除できるのがいいなと思っています。
花屋さんでも同じ方法をやられているのを知ってからこの方法にしています。わざわざ買ってきて用意するものも少ないですし楽ちんです。
水に沈めたあと、しばらくすると幼虫や卵が浮いてくるので、網などですくって取り除きます。 孵化してしまわないよう、殺虫剤を噴射するなど入念に処理してから処分してくださいね。

ランキング5位:殺虫剤を使用した虫除け方法

大量発生してしまって、一刻も早く駆除したいというあなたにおすすめの虫除け方法です。 天然成分でできた、植物に優しいタイプの商品もありますので、しっかり比較検討してみてくださいね。
確実に虫除け、駆除したかったので、殺虫剤を使用しました。悩まされることがなくなったのでやってみてよかったです。
どの植物に向いているかなどはパッケージに明記されていますので、分かりやすく買いやすかったです。
1度買ってしまえばしばらく使えますし、また虫が発生したらこれで駆除すればいいと思うと安心です。
市販の殺虫剤にもたくさんの種類があります。どの商品を買えばよいのか迷ってしまったときは販売店の方に相談してみるとよいでしょう。

おすすめのオーガニック自作虫除けスプレーの作り方

室内の観葉植物に、さまざまな虫除け・駆除方法があることが分かりました。しかし天然成分で、植物にも優しく安心して使用できるオーガニックスプレーがいいという方もいるのではないかと思います。ここではオーガニックの自作虫除けスプレーの作り方をご説明します。 先ほど数種類の自作スプレーをご紹介しましたが、それぞれの虫除けスプレーの作成に必要なものをご紹介していきます。

虫除けスプレーの作成に必要なもの

自作のオーガニック虫除けスプレーに、準備するものをみてみましょう。自宅にあるものも多く手間もかかりません。改めて買い出しが必要なものもありますが、どれも近くの販売店で簡単に手に入るものばかりです。

100均のスプレー

100均のスプレーボトルがあると、自作した液体を管理しておきやすくなりますよ。どの100均にも販売されていますので、手に入りやすいところも嬉しいポイントです。 細かい霧状になって噴射されるか、事前に確認してから使用するといいでしょう。

辛味成分を含む野菜

ニンニク、トウガラシ、玉ねぎなどは人間でも刺激を感じるにおいがありますね。それらを使用して自作のオーガニック虫除けスプレーを作るのもおすすめです。細かくミキサーで刻み、お酢と混ぜてしばらく寝かせておきます。

お酢

お酢も自作のオーガニック虫除けスプレーとしておすすめの材料です。冷蔵庫の中に常備していることも多いですし、お手軽に使用できますよ。お酢を使用するときは、砂糖が含まれているすし酢などではなく、穀物酢を使用するようにしましょう。

ハッカ油

ハッカ油もおすすめ材料の1つですよ。ハーブは虫が嫌いな香りでありますが、人間が使用する分にはさわやかでとてもよい香りです。アロマオイルとしても代表的な香りですね。観葉植物に使用する際は、人間の体に虫除けとして吹きかけられるくらい希釈した濃度でスプレーします。雨が降ってくると洗い流されてしまいますので、定期的に散布するのがおすすめです。

オーガニック虫除けスプレーの作り方

<トマトを使ったエコ虫除けスプレー> 準備するもの
  • トマトを収穫したあとの茎・葉など…適量
  • 水…500ml~1,000ml程度
作り方
  1. 鍋にトマトの茎や葉などと水を入れ、混ぜながらぐつぐつと沸騰させる
  2. 沸騰してきたら火を止め、自然に冷めるまで待つ
  3. 鍋のお湯が緑色がかってきたら完成、しっかり冷めてから使用する
  <香味野菜を使ったスパイス虫除けスプレー> 準備するもの
  • ニンニク…3片ほど
  • 玉ねぎ…1個
  • トウガラシ…8~10本ほど
  • 穀物酢…500mlほど
作り方
  1. 香味野菜をミキサーなどにかけて細かく刻む(包丁でも可)
  2. フタつきの保存容器にうつし、そこに米酢も入れる
  3. 1ヶ月ほど冷蔵庫で寝かす。水で30倍に薄めて使用する
  <ミルクスプレー> 準備するもの 牛乳と水を1:1の割合で用意 作り方・使い方
  1. スプレー容器に1:1の割合で牛乳と水を入れる
  2. 水やりをしばらく控えた土の乾いた状態であげる
  3. ミルクが乾いてから、しっかりと水で洗い流す
  <石鹸スプレー> 準備するもの
  • 水1ℓ
  • 液体せっけん30㏄
作り方
  1. スプレーボトルに水と液体せっけんを入れよくかき混ぜる
どれも身近な材料で、作り方もとても簡単ですよ。ぜひお試しください。

自然由来の成分を使用しているので土が死ぬこともなく安心して使用できる

自然由来の成分を使用して作られたオーガニックなスプレーですので、土の中にいる本来の微生物が死ぬこともありません。観葉植物にとって土はとても大切な要素です。土の中の繊細なバランスが崩れてしまうと、植物は枯れてしまうこともあります。自然のバランスを崩しにくい自作スプレーは、安心して使用できますよ。

虫除け対策ならハイドロカルチャーがおすすめ

虫除け対策ならハイドロカルチャーがおすすめ
虫除け対策をたくさん見てきましたが、ハイドロカルチャーでの観葉植物の管理は、お手軽ですし、手間もそこまでかからずおすすめです。虫も発生しにくい栽培方法として、ハイドロカルチャーでの栽培はいかがでしょうか。虫が苦手だったり、グリーンライフ初心者のあなたは試してみる価値ありですよ。

育てている土や石が虫が発生している問題の可能性がある

今までご説明してきましたように、園芸店で購入できる観葉植物には、購入時から土の中に石や虫が発生している可能性もあります。目で見て気づく虫であれば、除去してから室内に入れることもできますが、土の中までチェックするのはなかなか難しいですよね。そんなときにおすすめなのがハイドロカルチャーです。さっそくハイドロカルチャーについてくわしくご紹介します。

ハイドロカルチャーとは

ハイドロカルチャーとは、ハイドロボール・ハイドロコーン・ゼリーボールなどを使って植物を植え、そこへ適量の水を注いで管理していく栽培方法です。土を使わずに栽培ができるので清潔であることが嬉しいところです。室内で育てていく観葉植物にぴったりですよね。

ハイドロカルチャーのメリット

それではハイドロカルチャーのメリットを5つみていきましょう。室内の観葉植物を育てる際は清潔であるかどうかが気になるところですが、ハイドロカルチャーにはたくさんのメリットがあることが分かりました。ぜひ最後までお読みください。

清潔・無臭なので室内栽培にも向いている

ハイドロカルチャーなどに使うハイドロボールは、約1,000度という高温で焼かれているためほぼ無菌であり、土に比べて清潔に使用できます。また土特有のにおいもなく無臭に近いですので、室内で管理する観葉植物には嬉しいポイントです。ほぼ無菌で土のにおいもないのであれば、虫も発生しにくいことがうかがえますね。

劣化しづらく繰り返し使えるのでコスパがいい

ハイドロボールは土と違って劣化しにくく、繰り返し使うことができます。水洗いをすれば再利用も可能ですので、とてもエコですよね。使い古した土の処分は頭を悩ませてしまいがちな問題ですが、ハイドロボールはそんな悩みもなく、土のように植え替えのたびに新しいものを用意する必要もありません。100均でも販売されているので、入手もしやすいですよ。

目視で水の管理ができるので初心者でも安心

ガラスなどの透明容器で栽培する場合は、目で見て乾き具合などが確認できます。知らず知らずのうちに水のあげすぎになって観葉植物を弱らせることもありません。グリーンライフ初心者のあなたに大変おすすめの管理方法です。

自分の好きな容器で栽培できる

自分の好きな容器で栽培できるのもメリットの1つです。観葉植物のもつ雰囲気や、季節に合わせて変えることもできますよね。たとえば夏場に、南国の植物を涼しげなガラス容器で育ててみたり、色つきガラスで葉色とのコーディネートも楽しめます。秋冬には陶器や和食器を合わせてみても季節感を楽しめるでしょう。あなたのセンスで幅広く楽しめるのが嬉しいですね。

水の受け皿が不要なのでコバエ対策になる

透明のガラス容器などで管理している場合は、穴の開いていないものを使用しますので、受け皿が必要ありません。見た目でハイドロボールの乾き具合が見えるのも便利な点です。受け皿と栽培容器のコーディネートに悩む必要もないのも嬉しいですよね。 穴のない栽培容器をしようするので、受け皿の水を捨て忘れて不衛生になることもありませんよ。忙しい毎日だけれども、観葉植物から癒しをもらいたいあなたにぴったりです。

ハイドロカルチャーの栽培方法

ハイドロカルチャーの栽培方法をご紹介します。まず準備するものはこちらです
  • 観葉植物(根が生えている種類のもの)
  • 底に穴の空いていない容器(ガラス容器やお好みのものでOK)
  • ハイドロボール
  • 水耕栽培用の液体肥料
  • 根腐れ防止剤
これから栽培する予定の観葉植物は、前もって水などに差しておき、根が生えた状態のものを使うとよいでしょう。 ハイドロボールは軽く水洗いをして使用します。 本来は土の中に含まれている肥料をもとに育ちますが、ハイドロボールには肥料成分が含まれていませんので、水耕栽培用の液体肥料を入れて育てていきましょう。 根腐れ防止剤は必須はありませんが、ハイドロカルチャーの育ち方の性質上、1年以上すると根腐れを起こし枯れやすくなってしまいます。それを避けるためにも栽培容器の一番底には根腐れ防止剤を入れておくと、長く観葉植物を楽しめますよ。

観葉植物の虫除けはどんな対策すればいいの?予防方法から駆除方法までのまとめ

今回は室内で大切に育てている観葉植物に発生する虫除けについてさまざまな観点から問題を見つめ、原因や対処法についてご紹介してきました。 この記事のポイントは
  • 観葉植物に発生する虫で有害な種類は、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、オンシツコナジラミ、ゴキブリなどがある
  • 観葉植物に害はないが、発生すると不快な虫には、コバエ、アリ、トビムシなどがある
  • 虫が発生する原因には、販売元から元々虫がついてきたことや、水・肥料のやりすぎ、風通しと日当たりが悪いなど複数の原因がある
  • 虫の発生を予防するには、こまめに葉の上につもったホコリを取ったり、葉の裏まで葉水をしてあげたり、木酢液やココナッツファイバーの使用もおすめ
  • 虫を駆除するときは、1匹ずつ手作業で取り除いたり、オーガニックスプレーを使用したり、鉢ごと水没させたりする方法などがある
  • おすすめのオーガニック自作虫除けスプレーには「トマトスプレー」や「ミルクスプレー」などお手軽でエコなスプレーが多いので試してみる価値あり
  • 虫をどうしても見たくないあなたにはハイドロカルチャーでの栽培方法がおすすめ。無菌、無臭であり、何度も使用できるので安心してグリーンライフを楽しむことができる
です。 私も室内で楽しもうと鉢花を購入したのですが、気づくと室内をコバエがブンブン飛び回っていた経験があり、とても嫌な気持ちになってしまったことがあります。予防方法がたくさんあることにも驚きましたが、発生してからもしっかり駆除し、大切にしていける方法があるのだと分かったので、また改めて観葉植物を購入し楽しみたいと感じました。室内の観葉植物にの虫除けにはたくさんの疑問があったと思いますが、この記事が虫で困ったあなたのお役に立てますように。