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皆さんは観葉植物を育てた経験はおありですか?現在では観葉植物はグリーンインテリアとしてお部屋に飾ることも増えてきています。 今回は本記事でご紹介させていただく、アジュガとは公園などの園芸やシェードガーデンなどでもよく見かける青色や紫色の花を咲かせるきれいな植物です。そんなアジュガですが、育て方を誤ってしまえば思わぬトラブルに見舞われることも少なく、自分の育てるアジュガがそんな事態になったら嫌ですよね。 そこで本記事では以下の内容をご紹介しています。
- アジュガはどんな植物?
- アジュガの植え方について
- アジュガの育て方
- アジュガの植え替え
- アジュガの増やし方
- アジュガの種類
アジュガはどんな植物なの?
育て方をご紹介する前にまず『アジュガってどんな植物?』と疑問を持っている方に向けてアジュガの基本情報を始めとして花言葉や風水についてもご紹介していこうと思います。アジュガについて知りたい方はぜひ見ていってくださいね。アジュガの基本情報
アジュガは主に中央アジアやヨーロッパの温帯域に生息しているシソ科 / キランソウ属の植物です。アジュガは多年草で毎年青紫やピンク色のお花を咲かせてくれるので年間を通して楽しむことができ、春に咲かせるお花は唇のような形をしているのも大きな特徴の1つです。 アジュガの草丈は10〜30cmで花茎は15cm程度と比較的小さ目の植物なのでお部屋に飾りたいと考えている方はどこにでもトイレやキッチン、玄関など狭い場所でも飾りやすく扱いやすいのでオススメですよ。アジュガの花言葉:「強い友情」
アジュガの花言葉は『強い友情』。こちらの花言葉はアジュガの重なる花たちが、手と手を取り合っているように見える姿から付けられたと言われています。もしご友人のお祝い事やお礼を伝えたい場合はアジュガをギフトとして考えるのもいいかもしれませんね。 ちなみにもう1つ「心休まる家庭」という花言葉を持っており、夫婦間や親子間でのプレゼントにも良いですよ。アジュガの風水:【人間関係運】がアップ
アジュガの風水効果には『人間関係運の向上』があります。基本的に植えるのであれば東側がより良い効果が得られるとされており、寒い北側に置くと人間関係が冷えると言われていますので北側に置くのは避けるようにしましょう。置く部屋は玄関やリビングなど人の往来が多いところに置くといいですよ。アガジュの植え方は2種類ある
アジュガの育て方をご紹介する前に植え方を先に解説していきます。それぞれの植え方についての紹介と方法を軽くまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね。地植え
まず先にご紹介させていただく地植えについて。こちらはガーデンや広い土地などの地面に直接植え付ける方法です。地植えをするには苗がある程度大きくなってからがいいでしょう。軽くやり方を説明すると以下通りになるので参考にしてみてくださいね。- 植え付けたい場所に苗の1.5倍ほどの植え穴を掘っておく
- 掘りあげた土に肥料を与えたい方は混ぜて寝かせておく
- 1~2週間経過後に上から新しい土で穴の3割ほどまで埋める
- 中央にアジュガの苗を置いて、穴が塞がるまで埋めていく
- 最初に掘り起こした土を周りに高く盛り、水鉢を作り水を注いで地植え完了
鉢植え
続いて鉢植えについて。鉢植えは直接土に植える地植えとは違い、持ち運び可能な鉢に植える方法ですので、室内外問わず様々な場所に飾りたい方にオススメです。鉢植えも地植え同様に苗がある程度大きくなってから行うようにしましょう。こちらも軽く手順をまとめておきますね。- 新しい鉢に鉢底ネットを敷き軽石を底が見えなくなるまで入れる
- 土を1/3程度まで入れておく
- 鉢の真ん中にアジュガを置く
- 割りばしなど棒状の物で隙間を埋めながら3/4程度まで土を入れていく
- 最後に水をあげて鉢植え完了
アジュガの育て方のポイント①:栽培場所
ここからはいよいよアジュガの育て方について解説していきます。アジュガを元気に育てる為には第一にアジュガの特徴に合わせた育て方と場所が重要となってきますのでぜひ参考にみていってくださいね。寒さに強く、暑さに弱い植物
アジュガの育成温度は10~25℃と耐寒性が高いですが暑さには弱い植物です。そのため夏の時期の30℃を超える真夏日などはアジュガには辛い日となってしまうため夏には暑さに配慮した置き場所や育て方が重要となってきますので注意してくださいね。基本的に日陰に置くと良い
先ほども申し上げた通りアジュガは暑さに弱い植物です。後ほど紹介する育て方でも解説しますが、屋内、屋外いずれにせよ半日陰で風通しの良い場所を置き場所にしてあげることで暑さを和らげてあげることが大切です。アジュガは耐陰性も高いため明るい半日陰であれば十分元気に育ってくれます。直射日光が当たるような場所は葉焼けを起こして枯れてしまう恐れもあるため避けてくださいね。 アジュガにはアブラムシという害虫が付きやすいです。害虫が付いていないかの確認も定期的に行ってあげてくださいね。アブラムシなどの害虫によってアジュガが病気になってしまうこともあります。病気が原因で枯れてしまうことも十分あるので害虫を見つけたら防虫対策をとるようにしましょう。アジュガの育て方のポイント②:水やり
ここではアジュガの水やりでの育て方について解説していきます。水やりでの育て方は植物を育てる上で重要な要素となってきますので、是非ここでご紹介する内容を参考に見ていってくださいね。鉢植えの場合
鉢植えの場合、水やりのタイミングは土の表面が完全に乾いてからにしてください。乾ききる前に水やりをしてしまうと鉢内の湿気で根っこが腐ってしまう『根腐れ』を起こしてしまう恐れがあります。水やりを行う時間帯は早朝か夕方が好ましいです。気温が高い日中に水やりをしてしまうと蒸し風呂状態になってこちらもまた『根腐れ』を起こしてしまう可能性があります。地植えの場合
地植えの場合、基本的に雨でおかげで土が乾きにくいため、水やりをほとんど必要としません。ただし雨が降らない日が続くと1~2週間に1回の間隔で水やりが必要になりますので、土が完全に乾いていたら水をあげるようにしましょう。 雨がほとんど降らない冬の場合こちらも1~2週間の間隔で水を少しあげるようにしましょう。冬は休眠期なので水をほとんど必要としないため水のやりすぎに注意です。アジュガの育て方のポイント④:肥料
続いてご紹介していくのはアジュガの肥料での育て方についてです。肥料を与える事で植物は元気に育ち、より大きくなりやすいです。ただし肥料を使った育て方を誤ってしまえば、反対に枯れてしまう可能性もありますのでその点も含めてこちらで解説していきますね。植え付けの時に緩効性肥料を与えればOK!
緩効性肥料とは与えたその時から効果が表れ、長期的に効果が持続するものを言います。緩効性肥料の期間は2~6か月と様々なものがあるのでその期間が終わるまで肥料は与えなくて問題ありません。アジュガは4月あたりに緩効性肥料を与えるようにしましょう。肥料を与えすぎると【肥料焼け】するので注意
肥料での育て方で1番注意しなければならないことは、肥料の与えすぎによっておこる『肥料焼け』を起こしてしまうことがあります。2種類の肥料を同時に使わないなど心がけていれば肥料焼けを起こすことはありませんが、冬に肥料を与えてしまって肥料焼けを起こしてしまう方が多くいます。 植物は基本的に冬に休眠期に入り、現状維持の分にしか栄養は必要としません。そんな時期に肥料を与えてしまうと簡単に肥料焼けを起こしてしまい大変です。アジュガも冬には肥料が必要ありませんので注意してくださいね。【成長したらすること】植え替えについて
アジュガの育て方を理解出来たら最後はある程度生育してきたらしなければならない植え替えについてご紹介していきます。植え替えの利点についても解説しますので興味のある方はぜひご覧になってくださいね。植え替えのタイミング:4年〜5年に1回
アジュガは正しい育て方を行っても4~5年経過でだんだんと弱り始めてしまいます。そこで一度植え替えをしてあげるとアジュガは元気を取り戻してくれますので4~5年に1回植え替えをしてあげるようにしましょう。鉢植え・地植え両方植え替えはしたほうがアジュガが元気になる
鉢植えにしても地植えにしてもアジュガは4~5年で元気がなくなってきます。そこで一度周りを新しい土に入れ替えるか、完全に別の場所に植えてあげることでアジュガはを続けて栽培することができますよ。アジュガの増やし方:【株分け】
ここではある程度大きくなってきた方に向けて、アジュガの増やし方について解説していこうと思います。アジュガは繁殖力が高く、初心者でも増やしやすいので増やしたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。株分けとは?
株分けとは植物がある程度大きく生育して何本にもなった根株を親株から切り分けて別の場所で育てて増やしていく方法です。これを繰り返していくことで何度でもその植物を増やすことができ、簡単な方法ですのでおすすめのやり方です。種類によっては株分けで増やせない植物もありますが、アジュガは株分けによって栽培することができます。株分けの方法
ここではアジュガの株分けの方法をご紹介していきます。手順は以下の通り。- ランナーと呼ばれている細い茎を先端の方から15cm程度の間隔で切りとる
- 親とは別で節から出ている根があるのでキレイに掘り下げる
- 子株を切り離すことができたら、日陰にそれぞれ20m程度間隔をあけて植え付ける
- 鉢に植えるのであれば5号鉢(直径15cm)に1株が植え、日陰に置く
- 最後に水やりをして完了
アジュガの種類
ここではアジュガの種類についてまとめました。アジュガの種類も複数あり、個性豊かなのでアジュガを育てたいと考えている方はぜひこちらを参考にしてお気に入りのアジュガを見つけてくださいね。アジュガ・レプタンス
まず始めにご紹介させていただくのあはアジュガ・レプタンス。耐寒性が高く、紫がかった深緑の葉っぱが特徴的でとってもおしゃれです。草丈は10~30cmと小さいサイズで春から初夏にかけてきれいな青い花を咲かせてくれます。アジュガ・ピラミリダス
続いて紹介するアジュガ・ピラミリダス。こちらは名前の通りピラミッドのような縦長の四角錐の花の形が特徴的な植物です。草丈は10~20cmと手軽なサイズなのでお部屋にも飾りやすく、春から初夏にかけて青や紫色のきれいな花を咲かせてくれますよ。アジュガ・ゲネウェンシス
アジュガ・ゲネウェンシスは山地などの乾燥した地域に生息しているため、ほかのアジュガと比較して乾燥に強い植物です。さらに花が咲くころには回りに伸びているロゼット葉が枯れてしまうのも特徴の1つです。草丈は10~35cmとそこそこ大きく育ちますが、持ち運びは簡単なサイズですのでお部屋に飾ることも可能ですよ。ジュウニヒトエ
丘陵の乾いた場所に生息しているアジュガ。ジュウニヒトエの一番の特徴は真っ白はお花にあります。とても薄い紫色ですが、ほとんど白色のとてもキレイなお花を咲かせます。草丈は10~25cmと小型サイズなのでお部屋に飾ることも可能です。ジュウニヒトエという名前は花が重なった姿が、宮中の礼装とされる十二単に例えたことが由来となっているそうですよ。アジュガの育て方を紹介!日々のケア方法や成長したらすることまでのまとめ
ここまでアジュガの育て方についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?アジュガは縦長に紫や青色のきれいな花を咲かせてくれ、1つ飾るだけでもその存在感は非常に大きい植物なので園芸だけでなく、お部屋に飾って楽しむのもいいですよね。 ここまでの内容をまとめますと以下の通り。- アジュガの花言葉は『強い友情』、風水効果は『人間関係運』
- アジュガは地植えも鉢植えもできる
- アジュガは寒さに強く暑さに弱い
- 水と肥料は夏と冬で育て方が異なるので注意
- アジュガは株分けで増やすことができる