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細い葉っぱが特徴のエバーフレッシュは、昼と夜で見た目が変わる個性的で人気の観葉植物です。花言葉は「胸のときめき」や「歓喜」。おしゃれなので新築祝いや開業祝のギフトとしてもよく選ばれている観葉植物です。季節によっても表情を変えたりとスタイリッシュな見た目と、管理も簡単で育てやすいので初めての方や新築祝いなどのギフトにもおすすめです。しかし種となるとどんな形なのか、どう発芽させればいいのかわからないことも多いです。 そこで今回は
- エバーフレッシュの種
- エバーフレッシュの種の購入先
- 種まきの時期と必要なもの
- エバーフレッシュの種まきの方法
- 発根のコツと育て方のポイント
- 種まき以外の増やし方
エバーフレッシュに種ってあるの?
まずエバーフレッシュの種についてご紹介します。どんな種なのか、性質なのかについて確認していきましょう。エバーフレッシュにも種がある!
細い葉っぱが特徴のエバーフレッシュは、ブラジルやエクアドル、中南米を主な原産国とするマメ科の常緑樹です。花言葉は「胸のときめき」というように恋愛運や出会い運に関係しています。日本で自生しているマメ科のネムノキの仲間でもあります。草丈が小さなものは10cm程度、草丈が大きいものは2m程度まで生長することもあります。マメ科なのでエバーフレッシュにも種があるんですよ。マメ科の植物のため鞘につつまれている
マメ科の植物ですから、当然種はサヤにつつまれています。枝豆みたいなイメージです。品種によってはまっすぐなサヤ、丸まっているサヤもあります。お花が咲いて種が成熟すると綺麗なあかね色になり、サヤが割れてくれば切りとるタイミングです。サヤごとハサミで切り取りましょう。エバーフレッシュの種はあまり流通していない
実はエバーフレッシュの種はあまり流通していません。理由は樹齢が若いと種ができないことと、受粉されにくいということが挙げられます。自分で種を採取するか、少ない種を購入するようにしてください。自分で種を採取する場合、樹齢8~10年くらい経てばお花が咲き結実しやすくなりますので、屋外へ置いて受粉しやすくするか、屋内なら綿棒などでぽんぽんと受粉を助けてあげましょう。エバーフレッシュは比較的実生しやすい
採取か購入で手に入れたエバーフレッシュの種を植えて育ててみましょう。比較的初めての方でも発芽しやすい植物なので、ご自分で発芽用のポットを準備してください。発芽させて苗に育てる方法を実生(みしょう)といいます。エバーフレッシュの種がシワシワしていたり寒い季節の場合は、綿を湿らせて十分に水分を吸わせた状態のまま室温で発芽させるのがおすすめです。エバーフレッシュを種から育てる「実生栽培」に挑戦してみよう
エバーフレッシュを種から育てる「実生栽培」に挑戦してみましょう。植物の種類によっては、実生栽培しにくい植物もあります。しかしエバーフレッシュの品種は、季節や種類によって発芽の確率は落ちますが、ほとんど季節に関係なく種から育てることができますよ。エバーフレッシュの種はどこで購入できる?
エバーフレッシュの種を自家採取する以外に、通販からも購入することができます。ポイント獲得のためのキャンペーン時がおすすめです。購入方法や、保管方法についてまとめました。Amazonや楽天などのネット通販で販売されている
エバーフレッシュの種を購入する場合、店頭ではあまり販売されていませんので、Amazonや楽天などネット通販を探すといいでしょう。楽天やラクマなどでポイント還元キャンペーンの時やポイント獲得する時に合わせて、「エバーフレッシュ 種」で検索してみてください。例えばラクマでは一般の方も気軽に種を出品しています。種を購入する場合、仲間のネムノキと混同されている時もあるので、よく確認することが必要です。エバーフレッシュから種を採取する
すでに苗として販売されているエバーフレッシュを購入し、その苗から種を採取することも可能です。樹齢が8年を超えると開花しますので黄色い花が咲いたら受粉しやすいように外に出してみるのもおすすめです。上手くいくと種が入った赤いサヤができ徐々に割れてくるため、落ちる前に切り取りましょう。種は結実する可能性が低いのでネットで購入するのがおすすめ
先ほどもお伝えしたように苗から種が結実するのは樹齢が8年以上経ってからになるため、それまでは種が取れないと考えていた方がよさそうです。そのため、すぐにでも種が欲しいという方には向きません。ネットで種を購入するのをおすすめします。種を購入する時は保管方法や本物の種の種類かを画像で確認するように
ネット通販で種を購入する時は、保管方法や本物の種の種類かを画像で確認するようにしてください。種の一般的な保管方法としては、涼しく暗い場所がおすすめです。また品種が違う可能性もあるので、種類が合っているかどうかを画像できちんと見てから購入してくださいね。エバーフレッシュの種ができるまで
購入先がわかったところで、次はエバーフレッシュの種ができるまでや取り方をまとめました。ひとつずつ確認していきましょう。樹齢が若いと種はできない
エバーフレッシュはご紹介したように樹齢が若いと種はできにくいため、苗をじゅうぶんに育てる必要があります。育てていくうちにお花が咲いても、樹齢が成熟していないと結実しにくいようです。何もせずに室内に置いてるだけでも結実したこともありますが、少し手を貸して受粉をすると、いくらか種ができやすいと感じています。花が咲いて受粉すると種鞘が出てくる
エバーフレッシュの花は黄色いぽんぽんのような形をしています。自然に受粉するのはまずないようですから、ベランダや庭へ出して虫による受粉の手助けをしてくれるのを待ちます。花が咲いて受粉したら種鞘が出てくるので種ができるまで待ちましょう。種の取り方はサヤが真っ赤になり割れてきたタイミングで収穫する
最後に種の取り方についてご紹介します。種の取り頃はサヤがだんだんと真っ赤になってきます。サヤはまっすぐだったり、丸くなったり色々品種によって変わりますが、成熟したら種鞘の外側が赤く色づいてきますよ。色づいてぱっくり割れて、内側の黒い種が見えたら収穫のタイミングです。翌年の春に種まきする場合は種を洗って保管しておく
種が取れたら3~6月のあいだに、土に植えます。土に種まきをする前に種に水分を与えておくと、発根しやすくなります。 また翌年の春に種まきする場合は、種のまわりのぬめりを水で洗って、水気を拭き取って保管しておきましょう。エバーフレッシュの種まきの時期はいつが良い?
次に種まきはいつが適しているのでしょうか。エバーフレッシュの種まきの時期についてくわしく解説していきます。室外で管理する場合
室外で種まきして管理する場合、成長期にあたる春の時期がベストなタイミングです。発芽率が高く成長が早いですよ。3月〜6月の春の時期がベストなタイミング
いつ種をまけばいいのか気になりますね。種まきの適期は3月~6月の春ごろがベストなタイミングです。エバーフレッシュの場合、種鞘が割れて種が下に落ちれば種まきのタイミング。市販の観葉植物用培養土をポットへ入れて、浅く植え付けてみてくださいね。種をしめらせて、日光が当たり、暖かい環境が整えば発芽しますよ。発芽率が高く成長が早い
春にできた種は発芽率が高く成長が早いので、種を収穫してすぐにプランターなどに種を植えてみましょう。思った以上に簡単ですよ。種に水分を含ませ、発芽スイッチを入れて屋外のベランダなど風通しのいい半日かげに置きます。通年種まきできますが、春は最も発芽率も高いのが特徴です。室内で管理する場合
室内で管理する場合、種まきができないというわけではありません。成長期にあたる春頃がベストタイミングであると同時に発芽する環境が整っていれば、通年管理することができます。季節関係なく発芽できる
室内でエバーフレッシュを管理している場合、通年気温や日当たりが一定していますから季節関係なく発芽させることができます。例えば真夏にガラスポットへ湿ったガーゼや脱脂綿をいれ、その上に種を置いて発芽の観察をするなんてことも可能です。室外に比べ発芽率はやや落ち、時間もかかる
しかし種がシワシワに乾燥していたり、寒い真冬の季節はやや発芽率が落ち、時間もいつもより少しかかるでしょう。そんな時は、種をじゅうぶんに湿らせた状態で発根するまで待つのがおすすめです。発芽し、根が出てくれば培養土へ移し替えても元気に育てることができます。種がシワシワな時や寒い時期は綿を使っての発根管理がおすすめ
先ほども少しお伝えしましたが、綿を霧吹きなどで湿らせてその上へ種を置いてみてください。日当たりを好むため、ほどよく日光があたる半日陰がおすすめの置き場所です。特に寒い時期は発根まで1週間ほどかかる場合もありますが、黒い種が真ん中から割れて根が伸びてくれば成功です。エバーフレッシュの種まきで必要なもの
種まきの流れがわかったところで気になるのが、種まきに必要なもの。ここでは土へ直接植える場合と、綿を使う場合の2パターンについてご紹介します。土で発根させる場合
土で発根させる場合、植え替える必要がありません。種をまいたら土は軽くかぶる程度にしておきます。乾燥に注意して、風通しのよい明るい日陰で育てましょう。上手く育てば1週間程度で発根します。小さめの鉢(ポット)
紙コップのような小さな鉢か、もしくは育苗ポットを準備してください。ホームセンターの園芸コーナーにもあるほか、100均ショップにも販売されています。まずは根が十分に成長するまで小さめの鉢で育てるようにしてください。用土
エバーフレッシュは水はけの良い、保水性に優れた土を好みます。観葉植物用の培養土を用意しましょう。土を自分で配合する場合は、小粒の赤玉土6:腐葉土4の割合に緩効性肥料を混ぜて使用します。お湯
お湯を使うと意外に思われるかもしれません。これは土へ植える前に土を消毒するため20℃~30℃のお湯をかけます。そうすると、土の衛生さが発根まで保てますし、発芽スイッチになり、順調に発芽するようになります。ラップ
発芽するまでは乾燥しないようにポットへラップをかけておいてください。外だと風通しがいい反面乾燥しやすいのがデメリット。あまりぴったりラップするよりも、多少ふんわりラップをかけて様子をみましょう。綿で発根させる場合
綿で発根させる場合は、発芽の様子がつぶさに確認できるうえ乾燥や日当たりの管理がしやすいのが特徴です。ただし水を毎日取り換えるか、こまめな霧吹きでの水やりをしてあげましょう。綿やリードシート
綿かキッチンペーパーのようなリードシートを準備してください。保水性と発根するまでの培養土のかわりです。綿やリードシートは培養土と違って、汚れたら交換がしやすく衛生的なので室内栽培する時は使ってみましょう。容器
容器は特にきまりはありません。しいていうのなら、ガラスやプラスチックなどの透明なものを選ぶといいでしょう。発芽の様子がはっきりわかる上、虫やカビなどの小さな変化も見逃しません。ラップ
ラップは水分が蒸発しないようにフタの役目を果たします。ラップの種類はなんでも大丈夫です。用土での栽培と同じようにふんわりとかけて、様子をみてみましょう。水
発芽するまで、そして発芽してからも水分はとても大切です。霧吹きでマメに水を与えて乾燥しないようにしてください。綿やリードシートで発芽させる場合は水の温度はそこまで気にしなくても大丈夫。10℃以下にならないようにしておきましょう。エバーフレッシュの種まきの方法
エバーフレッシュの効果的な種まきの方法は、土で発根させるときと綿で発根させるときであまりかわりません。それぞれくわしく見ていきましょう。土で発根させる場合
土に種まきする前に育苗ポットと赤玉土を用意します。育てているエバーフレッシュから種を採取する場合は、赤いさやに入っている種を取り出して、ぬめりを洗い落としてから使います。①:小さめの鉢に土をいれる
小さめの鉢に土を入れましょう。鉢底が空いている時は、鉢底ネットを入れてくださいね。土は培養土か、赤玉土がおすすめです。②:土を消毒させるためにお湯をかける
種まき用の培養土は清潔さが大切です。植え付ける前に土へお湯をかけて殺菌しましょう。③:土が冷めたら種を土に置くような感じで植える
お湯をかけて少し放置し、土が冷めてきたら植え付けです。穴をあけて1粒ずつまく、水分を切らさずに日陰で管理してください。日光が当たると発芽しやすいので、種を土に置くような感じで浅く植えましょう。④:ラップで土を覆い水分が蒸発しないようにする
浅く植え付けたらラップで土を覆い、水分が蒸発しないようにしましょう。日陰で管理する間もこまめにポットの水分が乾燥していないかどうか確認してくださいね。綿を使って発根させる場合
次に綿を使って発根させる場合、土がない分乾燥しやすくなっています。サヤから取り出してぬめりを残したままだと細菌が増えやすいため、きちんとぬめりを落としてから発根させましょう。①:容器に綿やリードシートを入れ水で湿らせる
容器の底へ綿やリードシートを入れて、水で湿らせます。ちょっと綿から水があふれるくらいがちょうどいいです。容器に対して綿が大きい時は畳んだり、切ったりしてサイズを合わせましょう。②:種を入れ水分が乾かないようにラップをする
①の容器に種を入れ、水分が乾かないようにラップします。ラップしてからはそのまま放置せず、定期的に水分が減ってきてから霧吹きで水分を足してあげましょう。③:発根し根が伸びたら鉢に植え替える
種が割れて白い根が伸びてきたら鉢に植え替えます。タイミングは根が伸びて緑の葉も伸びてきてから。土は種まき用の土に、軽く植え付けて生長するのを待ちましょう。エバーフレッシュの発根管理のコツ
種まきのポイントを抑えたところで、効果的にに発根させるため4つ気をつけてほしい点があります。この4点を抑えれば、元気なエバーフレッシュの苗が育っていくでしょう。土は肥料分の入っていない水はけの良い土を使う
まず土は肥料分の入っていない水はけの良い土を使いましょう。肥料分が入っているとせっかく消毒しても栄養過多になり、うまく根が伸びていきません。培養土でも構いませんが、できるなら小粒の赤玉土かピートモスへ種を植えるようにしてください。元気に根と葉が伸びてくればOKです。種は土におく感じで浅めに植える
先ほど浅めに植えると言いましたが、実際にどのくらいなのか気になりますよね。エバーフレッシュの種は、向光性種子といって日光に当たって発芽スイッチが入る性質があります。種を土の上に置くイメージです。黒い種を置き、その上から軽く土をかぶせてください。水は発根するまで切らさないようにする
発芽するまで水は切らさないようにしてください。根が伸びきるまでは苗の体力があまりありませんから、ラップをして水分の蒸発を防ぎ、毎日乾燥していないか確認しておきましょう。霧吹きで水を与えてもいいですし、スポイトか小さなジョウロで水を与え続けましょう。20℃〜25℃ぐらいをキープし風通しが良い日陰で管理
エバーフレッシュは熱帯地域が原産の植物です。冬に入る前気温が10℃以下を下回る前に室内へ取り込んでください。種まきした時も同様に20℃~25℃くらいの気温をキープして、発芽を促しましょう。また病害虫予防に、風通しが良い日陰で管理してくださいね。エバーフレッシュの育て方のポイント
種まきの方法が上手くいけば、どんどん元気に育っていきます。エバーフレッシュの基本的な育て方や置き場所の条件のポイントをご紹介します。置き場所
まずは置き場所について、解説します。置き場所は植物にとって大切な環境になりますから、エバーフレッシュにとって心地よい場所へ置いてください。風通し・日当たりが良い場所に置く
エバーフレッシュは日光の当たる環境を好みます。そのため、土がずっと湿った状態にならないよう風通しのよい、ベランダや軒の下などに置きましょう。さらに日光を好みますが、直射日光に当たり過ぎると葉焼けを起こしてしまうので、半日陰など明るい場所がおすすめです。耐寒性が低いため冬場は室内で管理
エバーフレッシュは耐寒性の低い観葉植物です。そのため冬は屋外で育てていた鉢を室内へ取り込んで、暖かい場所で管理しましょう。取り込むタイミングは外の気温が10℃を下回りそうな頃。あまり低くなると株が弱ってしまいますので、早めに室内で管理してくださいね。水やり
エバーフレッシュの水やりについても気になりますね。春から秋の水やり、真夏の水やり、冬の水やりで季節ごとに与え方が変わってきますよ。春〜秋は土の表面が乾いたらたっぷりと
春~秋にかけてはエバーフレッシュの成長期に当たります。根も幹もどんどん伸びますから、その分水もたくさん欲しがります。土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりと与えてください。3月~10月にかけては同じくらいで大丈夫です。夏は朝夕の涼しい時間帯に水やりを行う
しかし注意するのは真夏の暑い時期。日中は気温とともに土の中の温度も上がって、水を与えてしまうと株が蒸し焼き状態になってしまいます。そのため真夏の暑い時期は朝夕の涼しい時間帯に水やりを行うようにしてください。冬は土の表面が乾いてから2〜3日後にあげ乾燥気味にする
エバーフレッシュは乾燥が苦手で、水分が足りないと枯れてしまいます。冬は生育が鈍るので、土の表面が乾いてから2~3日空けてから水やりをしましょう。株が休眠期に入ると自然と水の量が減りますから、乾燥気味にすると覚えていてくださいね。こまめに葉水を行うことも忘れずに
エバーフレッシュの葉は細く、昼と夜で閉じたり開いたりします。そのためホコリや空気中のゴミが付着しやすいので、葉水を与えて清潔な状態を維持してください。株の周りが乾燥しているときは、葉に霧吹きで水を吹きかけてあげると病害虫の予防にもなって安心ですよ。お手入れ
日頃のお手入れについても解説していきます。主に肥料や株の植え替え、剪定についてまとめました。長く健康な株を育てるためにもぜひ参考になさってください。肥料:生育時期に液肥や緩効性肥料を与える
エバーフレッシュに肥料を与える時は生育時期がいいでしょう。肥料は持続性の高い、粒タイプやタブレットなどの緩効性肥料がおすすめです。どんどん成長しますから2週間に1回液肥を与えるか、株の近くへ緩効性肥料を与えてください。植え替え:1〜2年に1回は植え替えを行う
エバーフレッシュの植え替えは1~2年に1回の頻度で行うといいでしょう。植え替えの目安としては、株の根元に根が出て来たり、水を与えても葉や幹に元気がなかったりのサインが出た時。観葉植物の培養土とひと回り大きな鉢を新しく準備して植え替えしてくださいね。剪定:定期的に剪定を行う樹形を整える
エバーフレッシュは、どんどん細い幹が伸びていく丈夫な植物です。そのため剪定を定期的に行って、樹形を整えるといいでしょう。剪定ばさみで伸びすぎた枝や込み入った枝を切り落として下さい。もし植え替えも予定している時は、剪定してから植え替えの順番にすれば株の体力も温存できるのでおすすめです。エバーフレッシュの種まき以外での増やし方
さてここまで種まきについて詳しく解説してきましたが、種まき以外にも増やし方があります。挿し木についてご紹介します。エバーフレッシュは挿し木で簡単に増やせる
エバーフレッシュは挿し木でカンタンに増やすことができます。剪定で切り落とした枝や不要な枝などを使ってみましょう。挿し木に適した時期は5月~8月のあたたかい時期。枝の上の葉だけを残して下にある葉はとってください。挿し木に適した時期は5月〜8月ごろ
先ほども少しご紹介したように挿し木に適した時期は、成長期にあたる5月~8月ごろ。挿し木用の枝に葉がいっぱい茂っているとそれだけ消耗も激しくなります。根が伸びてくるまで、葉の量を減らして調整してあげてください。剪定した枝を再利用するのもおすすめ
エバーフレッシュはよくのびる植物です。そのため剪定が欠かせません。剪定後に切り落とした枝を再利用して増やすのもおすすめですよ。切り落とした枝に害虫や病気がついていないか確認した上で、挿し木用の土へ挿して育ててみましょう。挿し木に必要なもの
それでは挿し木に必要なものを確認しましょう。剪定用のハサミと小さめの鉢、そして新しい用土の3点です。剪定用ハサミ
剪定用ハサミは、園芸用の一般的なハサミでOK。ホームセンターや100均ショップに販売されています。小さめの鉢
種まき用のポットか、3号くらいの大きさの鉢がおすすめです。素材は陶器やテラコッタよりもプラスチックなどの軽い素材がいいでしょう。用土
小粒の赤玉土がおすすめです。腐葉土が多かったり、有機質の栄養分が多い培養土だと栄養過多の状態に。挿し木の状態に合いませんので、発根するまでは挿し木用の用土を使いましょう。挿し木の手順
それでは実際に挿し木の手順について確認していきましょう。①:健康な枝の先端から10〜15cmほどあたりにある節を確認する
挿し木用にするのは、健康な枝の先端から10~15cmの長さに切り取ったものにしてください。節を目安にして長さをはかるといいでしょう。節がないと新しい幹や葉がのびてきませんので、切り落とす場所は必ず節の下にしてくださいね。②:節のすぐ下を切り口が斜めになるようにカットし挿し穂を作る
節のすぐ下を切る際、切り口が斜めになるようにカットします。また残した葉は、あまり多いと水分の蒸発量が多く、発根しないまま枯れてしまうことも。根と同じ分量になるよう半分の大きさにカットしたり、下の葉をカットして調整してくださいね。③:挿し穂の葉を3〜4枚を残し、他の葉は根元から取り除く
先端の葉を3~4枚残し、他の葉は切り落とします。他の葉は根元から取り除きます。そしてより発根しやすくなるように、切り口を10分~20分ほど液肥を規定量溶かした水へつけておきましょう。④:鉢に土を入れ、中央に穴を空けて挿し穂を差し込む
さて切り口の処理をしたあとは、育苗ポットや鉢へ土を入れていきます。赤玉土など種まき用挿し木用の用土が望ましいですよ。入れたら土の中央に穴を指で空けて挿し穂を差し込みます。指でなくても割り箸などで穴を開けても構いません。うまく管理できると2〜3ヶ月ほどで発根する
乾燥しないように風通しの良い半日陰の場所で挿し木を管理していきます。うまく管理できれば2~3カ月ほどで発根します。日陰の涼しい場所で土が乾かないように管理すると上手に発根できますよ。発根したら鉢に植え替えを行う
2~3カ月ほどして順調に発根したら鉢に植え替えてください。鉢の素材は特に気にしなくて構いません。サイズは2号、もしくは3号サイズへ植え替えてまず1、2年健康に育つよう管理していきましょう。花が咲いて結実したら、タネから育てることも可能です。エバーフレッシュを種から育てよう!種まきの時期や発根後のケア方法を紹介のまとめ
いかがでしたか? 人気の観葉植物として苗の流通が多いエバーフレッシュですが意外にも種は店頭での販売は少ないのが特徴です。 今回の記事では- 種は3月~9月のあたたかい時期に結実する
- エバーフレッシュの種は通販サイトで購入できる
- 受粉したら種鞘の中で育ち、種鞘が赤くなり、黒い種が見えたら収穫時期
- 種まきは通年可能だが、春まきが一番発根しやすく成長がはやい
- 種まきの方法は、土の上へ置くように浅く植えるか、綿やリードシートの上で発根させる
- 20℃~25℃の気温、そして程よく日光の当たる風通しのよい場所で管理する
- 挿し木でも簡単に増やせる
- 水やりは基本土の表面が乾いたらたっぷりと与える
- 肥料は持続性の高い緩効性肥料がおすすめ