ツタやツルの繁殖力に悩む人へ!つる雑草の駆除方法や種類を紹介

ツタやツルの繁殖力に悩む人へ!つる雑草の駆除方法や種類を紹介
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目次

蔦(ツタ)はお家の庭や壁面、地面などに長いツルを繁殖させて成長するタイプの植物です。お家の壁面や庭や地面に伸びたツルは非常におしゃれな景観をしており、蔦(ツタ)にしか出せない雰囲気を醸し出すので非常に人気の高い植物です。 そんなおしゃれで魅力的な景観の手助けをしてくれる蔦(ツタ)ですが、魅力の一部分でもある繁殖力が、反対にお悩みポイントとして挙げられることも多いです。それに、蔦(ツタ)や雑草が伸びすぎてしまうといざ除去をするとなると大掛かりで、意外にも業者さんが必要なケースも多く、メリットもデメリットもある植物としても知られています。 そこでこの記事では、ツタやツルの繁殖力に悩む人に向けて、「蔦(ツタ)や雑草の駆除方法」を以下の流れで徹底解説していきます。
  • そもそもツタやツルってどんな植物で何が違うのかを解説
  • ツタ・ツルの駆除方法:手作業での駆除を解説
  • ツタ・ツルの駆除方法:除草剤での駆除を解説
  • ツタ・ツルを駆除した後のケア・対策を解説
  • つる草の駆除でよく試されるけど、実は効果が薄い方法を解説
  • 駆除したほうが良いつる性雑草の種類をご紹介
  • 【まとめ】ツタやツルの繁殖力に悩む人へ!つる雑草の駆除方法や種類を紹介
最後までご覧いただくことで、蔦(ツタ)やツル、雑草を除去する方法、また今何をすべきなのかということがが明確になりますよ。ぜひ最後までお付き合いください。

そもそもツタやツルってどんな植物で何が違うの?

そもそもツタやツルってどんな植物で何が違うの?
それではまずは、そもそもツタやツルという植物の違いがまだ明確でない方に向けて、ツタやツルはどんな植物で何が違うのかについて解説していきます。ツタやツルの特徴を知ってこの記事を読み進めることで、より理解度が深まりますよ!ぜひご覧ください。

「ツタ」は植物の名前、「ツル」は植物の茎や巻きひげの部分の総称を指す

結論からお伝えすると、それらは言葉の使い分けです。ツタは具体的な植物の名前であり、ツルは植物の茎や巻きひげなどの部分を総称して指します。そのため、ヒョロヒョロっと伸びている、外壁や電柱などに巻き付いて成長している植物はツタで、伸びているそのものはツルと覚えるといいですよ!

蔦(ツタ)はブドウ科ツタ属のツル性植物で繁殖力や生命力が強い

また、蔦(ツタ)はブドウ科ツタ属のツル性植物に属し、非常に繁殖力や生命力が強く、他の植物や建物に絡んで成長する特徴があります。そのため、メリットとしては植物や自然のものが多いナチュラルな印象のお家や景観を作ることができますが、生長が著しい場合は草刈りや除草といった駆除が大変といデメリットもあります。

ツタは壁や岩などにつたって成長する。この「つたう」が名前の由来

それに、ツタは他の物に絡んで伸びることができ、壁や岩などにつたって成長します。この特性が「つたう」から蔦(ツタ)の名前の由来となっていると言われています。このことからも、生命力が強いことがうかがえますよね。

ツタ・ツルの駆除方法:手作業での駆除

ツタ・ツルの駆除方法:手作業での駆除
それではここからは、記事の本題であるツタ・ツルの駆除方法について解説していきます。まずは、「手作業での駆除」になります。

庭やフェンス、ブロック塀など高所でない所は手で作業しやすい

手作業のメリットは、高所でない場所でも手軽に除草できることです。特に庭やフェンス、ブロック塀などの手で届きやすい高所でない場所では、手作業による草刈りや除草がおすすめです。手での作業は細かい部分にもアクセスしやすく、慎重な作業も効果的に行えます。

ツタの駆除に必要な道具

続いては、そんな手作業での除草で必要な道具を解説していきます。

軍手

まずは軍手です。軍手は手を保護するためにも使用をしますが、ツタの表面には刺があり、軍手を装着することで手を守ることもできます。

ギザギザのついた鎌

次はギザギザのついた鎌です。ギザギザのついた鎌はツタを切りやすくするために使用します。鎌のギザギザが、ツタにしっかりと引っかかりやすくなり、軽い力でカットすることができます。

スクレーパー

最後はスクレーパーです。スクレーパーは平らな表面や壁に付着したツタを削ぎ落とすのに適しています。スクレーパーを使うことで、手では取りづらかった部分もしっかりと取り除くこともでき、より効率的に作業ができます。

ツタの駆除の手順

次はツタの駆除の手順を解説していきます。

①:軍手を着用し手で取れるツタを根元から取り除く

まずは軍手を着用して手で取れるツタや雑草を処理していきましょう。後々薬剤を使用すれば早く綺麗にできる場所までやってしまわないように意識しながら作業をすることが重要で、大変じゃない場所や手作業でやった方がいいと思うような簡単な場所に限ってツタや雑草を処理していきましょう。

②:フェンスに絡まったものは鎌、ブロック塀はスクレーパーを使い取り除く

次にフェンスに絡まったものは鎌、ブロック塀はスクレーパーといった便利な道具を使い取り除いていきましょう。怪我をしないように注意し、どの作業も手袋を使用しながらやることがおすすめです。

手作業で駆除する際の注意点

続いては、手作業で駆除する際の注意点について解説していきます。どんなことに注意する必要があるのかを事前にチェックしておきましょう。

梯子などを使って作業する場合は落下しないよう注意する

まずは梯子などを使って作業する場合は落下しないよう注意することです。高所での作業は危険度が高まるので、無理をしないように心がけ、できないことはプロや業者に依頼するなどの選択肢があること忘れないようにしましょう。

害虫に注意する

また、害虫にも注意しましょう。葉っぱが過密している状態で生長しているので、害虫も発生しやすくなります。そのため、手袋などを使用して直接誤って触れないように注意しましょう。

ツタの根本をしっかりと駆除する

それに、ツタを根本からしっかりと駆除するようにしましょう。根本から駆除しないと厄介なことにまたすぐに発芽してきて、時間をかけて作業したものが無駄になってしまいます。厄介なことにならないように、根本から駆除しましょう。

ツタ・ツルの駆除方法:除草剤での駆除

ツタ・ツルの駆除方法:除草剤での駆除
続いてのツタの除去方法は、「除草剤での除草」になります。

除草剤には液体タイプと顆粒タイプの2種類ある

結論からお伝えすると、除草剤には2種類のタイプがあり、液体タイプと顆粒タイプがあります

すでに生えている草にかけて使うなら液体タイプ

現時点で既に生えている雑草にかけて使うなら液体タイプの除草剤がいいでしょう。液体タイプの除草剤はすぐに効き始めるので、効果が目に見えてわかるまでの期間が短いという特徴があります。

根から吸収して雑草を枯らすのに使うなら顆粒タイプ

また、根から吸収して雑草を枯らすのに使うなら顆粒タイプがおすすめです。雑草やツルのみならず、地下茎からまるっと枯らしてくれるので、長期的に高い効果を持続させることができます。

除草剤を使う上でのポイント・注意点

続いては、除草剤を使う上でのポイント・注意点を解説していきます。

除草剤は晴れの日に使う

除草剤を使用する際は、晴れた日に使うことがポイントです。特に雨の日は効果が薄れる可能性があります。晴れた日に使用することで、草木が十分に除草剤を吸収し、効果的に雑草を枯らせることが期待できます。

除草剤を素手で触らない

また除草剤は強力な化学物質を含んでいるため、素手で触れることは避けるべきです。使用前後には手袋を着用し、皮膚への接触を防ぎましょう。

目や口に入らないように注意する

それに、作業中には目や口から薬剤が入らないようにするために、保護メガネやマスクの着用をすることも重要です。除草剤が目や口に入ると健康被害が発生する可能性があります。これらの注意点を守りながら、安全かつ効果的に除草剤を使用し、雑草を除去しましょう。

ツタ・ツルを駆除した後のケア・対策

ツタ・ツルを駆除した後のケア・対策
続いては、ツタ・ツル・雑草を駆除した後のケア・対策について解説していきます。ツタ・ツル・雑草を駆除した後は、もちろん長期的にその状態をキープしたいですよね。そこで、ツタ・ツル・雑草を駆除した後にどのようなことをやればより雑草が発芽してこないようにできるのかを解説していきます。

砂利を敷く

一つ目は、「砂利を敷くこと」です。砂利を敷くことで、雑草が生えてくるのを防ぐことができ、プロに依頼することや特別な素材の入った薬剤などを常に使用し続けなくてもいいというメリットがあります。また砂利を敷くことで庭の雰囲気が変わり、おしゃれな印象に変えることもできおすすめです。 しかし、そのまま何の素材も使用せずに砂利を敷くだけでは、砂利の隙間からもちろん雑草が生えてくるので、雑草を侮ってはいけませんよ!そこで必要なのが防草シートです。

防草シートを張る

二つ目は、「防草シートを張ること」です。防草シートは、砂利を敷く前にしくといいと言われている雑草が生えてくるのを防ぐシートで、ピタッとシートを敷くことで雑草が生えてくるのを防ぐことができます。 しかし、この防草シートは、綺麗に土と砂利の間を隙間なく、またヨレたりすることなく敷くことで、雑草を防ぐことができます。一人での作業はかなり大変ですので、よりやりやすくなるでしょう。

防草土、固まる土を敷く

三つ目は、「防草土、固まる土を敷くこと」です。ホームセンターなどで見かけて知っている方もいるかもしれませんが、元はサラサラの土の状態で、それをサッとお好みの場所に散布し、水を与えることで徐々に土が硬くなり、固まるという商品です。雑草が生えてくるパワーよりも、固まった土の硬さの方が上回るので、雑草が生えてこないという仕組みです。 コンクリートなどを使用する選択肢は難しくても、水をやるだけで簡単にコンクリートのように固まり防草できるという手軽さがメリットです。一方デメリットとしては、素人がやるとそれなりにムラができやすい点です。景観を気にする方よりも簡単に防草できるという手軽さをメリットに感じる方にはおすすめです。

つる草の駆除でよく試されるけど、実は効果が薄い方法

つる草の駆除でよく試されるけど、実は効果が薄い方法
続いては、つる草の駆除でよく試されるけど、実は効果が薄い方法をご紹介していきます。何度もお話ししているとおり、つる草の繁殖力は計り知れません。そのため、正しく除去できないと、何度も作業をしないといけない羽目になり、二度手間になることも少なくありません。 そこでここからは、よく知らず知らずにやってしまっている、実はそこまで効果がないやり方をお話しするので、そのようにだけはしない駆除をしましょう。

根元を残してしまう

一つ目は、「根元を残したままにしていること」です。ツタやツルの根元を残してしまうと、効果が薄くまたすぐ生えてくる可能性が高まります。これにより、再び雑草が成長しやすくなり、駆除が不完全になってしまい、二度手間になることもあるでしょう。完全に雑草を根絶したい方は、必ず根元を丁寧に取り除く必要があります。

地下茎が残ったまま砂利や土を敷く

二つ目は、「地下茎が残ったまま砂利や土を敷くこと」です。先ほどもお話ししましたが、地下茎が残った状態で砂利や土を敷いてしまっても、雑草がまた生えてしまいやすくなります。防草シートなどを敷いた上に砂利を敷かないとまた同じように雑草が生えてくるので、必ず地下茎から枯らしてから砂利や土を敷きましょう。

駆除したほうが良いつる性雑草の種類を紹介

駆除したほうが良いつる性雑草の種類を紹介
最後は、ぜひ駆除したほうが良いつる性雑草の種類をご紹介していきます。

ヤブガラシ:小さい花に蜂が寄ってくる

まずはヤブガラシです。ヤブガラシは生長が早く、夏頃に小さい花を咲かせます。この花に蜂が寄ってきて危ないので、見つけ次第早めに駆除してあげるようにしましょう

クズ:繁殖力が強く虫が多く寄ってくる

次はクズです。クズは非常に繁殖力が強く虫が多く寄ってくる特徴があります。枯れると種子を作るので、そこからまた大きくなっていくので、早めに種子を残さないように刈り取りましょう。

ヘクソカズラ:葉や果実を傷つけると悪臭を放つ

次はヘクソカズラです。ヘクソカズラの名前は、葉や果実を傷つけると悪臭を放つということから由来しており、別名、ヤイトバナ、サオトメバナともよばれています。放置すると木が太くなり、木質化を始めて固くなり、駆除が大変になるので、早いうちが駆除の対象時期です。

ガガイモ:ツルや葉を切ると有毒の液を出す

最後はガガイモです。ガガイモはツルや葉を切ると有毒の液を出す少し危険な植物です。ハートの形をした葉っぱを持っており、夏頃に小さな花を咲かせるのでいっけん見た目の良い植物に感じますが、実は有毒の液を出します。というのも、ガガイモはイモムシなどの食害虫から身を守るためにこの毒性を持っていると言われており、人も触ったり食べたりすると危険なので、なるべく触れないようにしましょう。

【まとめ】ツタやツルの繁殖力に悩む人へ!つる雑草の駆除方法や種類を紹介

いかがだったでしょうか?ツタやツルといったよく伸びる植物は、お家の景観を美しくしたり、自然を増やしてくれるといったメリットもある分、雑草の駆除や管理というデメリットもあり、それなりに大変であるということが、この記事一つでご理解いただけたのではないでしょうか。 今回の記事のポイントは以下になります。
  • ツタは具体的な植物の名前であり、ツルは植物の茎や巻きひげなどの部分を総称して指し、言葉の使い分けがある
  • 蔦(ツタ)はブドウ科ツタ属のツル性植物に属し、非常に繁殖力や生命力が強く、他の植物や建物に絡んで成長する
  • ツタは他の物に絡んで伸びることができ、壁や岩などにつたって成長する特性が「つたう」から蔦(ツタ)の名前の由来している
  • 手作業で駆除するメリットは、高所でない場所でも手軽に除草できることだが、その反面、大掛かりな場所や高い屋根などは難しいというデメリットもある
  • 手作業で駆除する際の注意点は、「梯子などを使って作業する場合は落下しないよう注意すること」「害虫に注意すること」などがある
  • 除草剤での駆除は、用途に合わせて薬剤のタイプを変えること
  • 除草剤は晴れの日に使い、素手で触らないようにする
  • 防草シートを張った後に砂利を敷くことで雑草を生やさなくできる
  • 地下茎が残ったまま砂利や土を敷いても意味があまりないので、必ず地下茎を枯らすこと
  • ヘクソカズラは若いうちだと駆除しやすいが、放置すると木が木質化を始めて固くなり、駆除が大変になるので、早いうちが駆除の対象時期となる
ぜひこの記事を参考に、ツタやツル植物といったよく伸びてしまう植物を、うまく管理しながら栽培を楽しんでくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。