切り花の胡蝶蘭の飾り方!長持ちさせる生け方やおすすめの品種まで

切り花の胡蝶蘭の飾り方!長持ちさせる生け方やおすすめの品種まで
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目次

胡蝶蘭(コチョウラン)は大輪の花を咲かす高貴なお花といわれており、お祝いがあった際の贈答のお花としてよく用いられます。また、鉢植えとして栽培したり、切り花として水に挿して生けることも可能です。 特に胡蝶蘭の切り花は美しく、多くの方が生花を花瓶に生けるなどして楽しんでいます。ただ、胡蝶蘭の切り花に興味はあるものの「胡蝶蘭を切り花にする場合のおすすめの方法や注意点が知りたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、
  • 胡蝶蘭ってどんな植物?
  • そもそも切り花って?
  • 切り花としての胡蝶蘭
  • 胡蝶蘭の旬の時期
  • 長く楽しむための新鮮な胡蝶蘭の選び方
  • 胡蝶蘭の切り花を長持ちさせるお手入れ方法
  • 切り花の胡蝶蘭の値段は?
というテーマで解説していきます。 当記事を最後までお読みいただくことによって、胡蝶蘭を切り花として楽しむ際のポイントや長持ちさせるための方法について知ることができます。 胡蝶蘭を切り花にするためのポイントについて知っておくことによって、美しく高貴な花を長く楽しむことができます。是非当記事を最後までご覧ください。

胡蝶蘭ってどんな植物?

胡蝶蘭は贈り物として定番となっている花ですが「実はどのような花なのかよく分かっていない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこでここからは、胡蝶蘭がどのような植物なのか基本情報について説明していきます。胡蝶蘭を育てたい方や贈り物としたい方は是非ご確認いただけたらと思います。

東南アジア原産の着生ラン

胡蝶蘭は東南アジア原産の着生ランです。着生ランというのは、樹木の幹、枝、岩などに付着して育つランのことを指します。 ランは非常に多くの種類があり、花の形や色、大きさなどが非常に多様です。また、花は美しいものが多く、派手なものから小さく控えめなものまでさまざまです。

見た目が蝶に似ていることから名前が付けられた

胡蝶蘭は見た目が蝶に似ていることから名前が付けられました。確かに胡蝶蘭の見た目は蝶が舞っているように見えることから、名前の由来にもうなずけます。

胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」「共にする喜び」

胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」「共にする喜び」となっています。胡蝶蘭の姿が蝶が舞っているように見えるように見えたため、このような非常に縁起が良い花言葉を持つようになりました。 また、胡蝶蘭は色によっても花言葉が異なり、白い胡蝶蘭であれば「純粋」「清純」、ピンクの胡蝶蘭であれば「あなたを愛しています」という意味になります。黄色や青色、紫色の胡蝶蘭の花言葉は特に決められていませんが、黄色の胡蝶蘭は目立つことから母の日や誕生日のギフトとしてよく使われます。 青色の胡蝶蘭は品種改良によって生まれたもので、こちらも「愛」や「尊敬」を表す贈り物としてよく使われています。紫色は古くから高貴な色とされており、目上の方へのギフトに選ばれることが多いです。

お供えや贈り物としてよく用いられる高級花

前述したように胡蝶蘭は非常に縁起が良い花言葉を持っている高級花として扱われます。そのため、お供えや贈り物としてよく用いられており、特に新たに事業を始める方には「門出を祝う」という意味合いで胡蝶蘭を贈ることが習慣となっています。 目上の方に贈る際は青色や紫色の胡蝶蘭が適切で、編み込みタイプのものを贈ることで魅力的に仕立てることができるため、更に喜んでもらうことができるでしょう。 お供えをする場合も大輪の胡蝶蘭の生花はよく使われます。

暑さや乾燥には強いが寒さには弱い

胡蝶蘭は暑さや乾燥には強いものの、寒さには弱いという特徴があります。そのため、冷え込みが予想される季節には室内に移動するか保温措置を施さないと枯れる可能性があります。 保温措置を施す際はシェードクロスなどを使用して保護しましょう。シェードクロスは特殊な布またはネットを指し、植物を夜間の霜や寒冷な風から保護することができます。 ただ、通気性がないシェードクロスを選ぶと密閉された環境で逆に湿気を溜めこんでしまい、病気のリスクを増加させる可能性があります。そのため、通気性のあるシェードクロスを使いましょう。

そもそも切り花って?

ここからは「そもそも切り花とは何か」ということについて説明していきます。胡蝶蘭は鉢植えやフラワーアレンジメントでも楽しめますが、切り花として育てることでお部屋を美しく彩ることができます。 切り花にする際のポイントも説明していきますので、是非参考にしていただけたらと思います。

蕾や咲きはじめの花を、枝や茎を付けたまま切り取ったもの

切り花とは、蕾や咲きはじめの花を、枝や茎を付けたまま切り取ったものを指します。切り花は鉢植えなどの育て方と比べると寿命は短いですが、できるだけ涼しい場所に飾り、水をこまめに替えることで長く花を楽しむことができます。 また、花茎を切るときに「水切り」という方法を使うと花が長持ちします。水切りとは、水の中で花茎を切るという方法で、こうすることによって管に空気が入らず、乾燥を防ぐことができます。

切り花の生け方のポイント

ここからは、切り花の生け方のポイントを説明します。

水揚げをする

水揚げとは、花を切ってから水につける際に水を吸い上げやすい状態にする作業を指します。微生物の繁殖を防ぐために清潔な水を使いましょう。

飾る花によって水の量を調節する

飾る花の生け方よって水の量を調節しましょう。基本的には花器の3分の2くらいの量にするのが望ましいでしょう。

姿を整えて水を張った花器に挿す

胡蝶蘭の姿を整えて、水を張った花器に挿しましょう。清潔で新鮮な水を使用し、場合によっては細菌の繁殖を防ぐために薬品を加えることも検討しておきましょう。 極端な寒さや暑さは花にとってストレスとなるため、部屋は快適な温度を保つよう注意が必要です。

寿命はあまり長くないため挿し木で増やすことも考えよう

切り花はそこまで寿命が長いわけではありません。そのため、挿し木で増やすことも考えましょう。挿し木とは、新しい株を作るために元となる親株から枝や茎を取り、それを根付かせて新しい植物を育てる方法を指します。 挿し木をすることで比較的簡単に植物を増やすことができるので、胡蝶蘭以外の多くの品種でもこの方法が行われています。

切り花としての胡蝶蘭

胡蝶蘭は優雅で美しい花が知られ、その特徴的な花姿から人気を集めています。胡蝶蘭は鉢植えなどで育てられることもありますが、一方で切り花としてお部屋のインテリアや贈り物で使われることもあります。 ここからは、切り花としての胡蝶蘭の魅力や特徴について説明していきます。

胡蝶蘭は切り花に適している

胡蝶蘭は切り花に適しています。胡蝶蘭は高貴で洗練された印象を与える花であり、切り花を贈り物とすることで感謝の気持ちを表すことが可能です。 また、胡蝶蘭には多くの品種が存在することから、センスやテーマに合わせて切り花を選択できることも人気の要因になっていると考えられます。

他の花よりも切り花にしたときに長続きする

胡蝶蘭は他の花よりも切り花にしたときに長続きするのが特徴です。ただ、長続きさせるためには適切なお手入れが必要で、花瓶の水を常に入れ替えたり、湿度と温度を調整するなどの管理をしていかなければなりません。 また、液体肥料を薄めて与えるといったように、定期的な施肥をするというのも長続きさせるためのポイントです。

胡蝶蘭の切り花の飾り方

胡蝶蘭の切り花には様々な飾り方があります。好みの飾り方にすることでインテリアとして楽しめます。

花瓶に挿す

まずは花瓶に挿すという方法です。オーソドックスな方法でもあり、空間を華やかにしてくれます。

一輪挿しに挿す

一輪挿しは、一本の花を独立して美しく飾るために行われます。余分な装飾を排除することで、シンプルで美しいアレンジメントを作り出すことができます。

花器や花台に飾る

花器や花台に飾ることによって、花の色彩が花器や花台と調和し、空間に美しさを加えることができます。

胡蝶蘭の旬の時期

ここからは、胡蝶蘭の旬の時期について説明していきます。胡蝶蘭の旬の時期を知っておくことで美しい花をインテリアとして目立つ場所に飾ったり、メンテナンスもしやすくなります。 通年を通して適切なケアをすることで胡蝶蘭を健康的に生長させることができますので、胡蝶蘭の一通りの成長サイクルを把握しておくことをおすすめします。

胡蝶蘭の旬の時期は暖かくなり始める3月~5月ごろ

胡蝶蘭の旬の時期は暖かくなり始める3月~5月ごろです。3月~5月ごろは多くの植物が成長しやすい時期なので、十分な光や栄養を与えることが重要です。 また、春は植物の剪定に適した時期でもあるため、鉢植えでの育て方をしている場合は不要な葉や枝を切ることで外観を整えましょう。また、剪定をすることで病気に感染している箇所などを取り除くことができ、病害虫の蔓延を防ぐことができるのもポイントです。

室内で温度調節をすればどの季節でも楽しめる

胡蝶蘭は室内で温度調節をすればどの季節でも楽しめます。具体的には、15℃~30℃程度の温度範囲で健康に育つと言われています。 また、胡蝶蘭は湿度の高い環境を好むため、乾燥した場所であれば加湿器を使って湿度を保つか、周りに水を置いて湿度を維持しましょう。

長く楽しむための新鮮な胡蝶蘭の選び方

ここからは、長く楽しむための新鮮な胡蝶蘭の選び方について説明していきます。

花弁に張りと厚みのあるものを選ぶ

花弁に張りと厚みのあるものを選びましょう。花が十分な水分や栄養分を吸収することで、花弁に張りや厚みが出てくるためです。

花の輪数が多く、みずみずしく咲いているものを選ぶ

花の輪数が多く、みずみずしく咲いているものを選びましょう。花の輪数が多い胡蝶蘭は見栄えも良く、健康的に生長していることの証明でもあります。

左右バランスよく花が咲いているものを選ぶ

左右バランスよく花が咲いているものを選びましょう。花が咲く場所がいびつになっている場合、栄養が偏っている可能性があります。

胡蝶蘭の切り花を長持ちさせる育て方・お手入れ方法

ここからは、胡蝶蘭の切り花を長持ちさせる育て方やお手入れ方法について説明していきます。

水の中や切り口の細菌によって枯れるのが早まってしまう

水の中や切り口の細菌によって枯れるのが早まってしまいます。そのため、清潔な水を使用し、定期的に入れ替えるようにしましょう。

切り花が水を吸い上げやすくする水揚げが大事!

切り花が水を吸い上げやすくする水揚げが大事です。花の切り口が傷んだりすると栄養や水分が吸収できなくなるため注意しましょう。

日持ちさせる水揚げの方法

ここからは、日持ちさせる水揚げの方法を説明していきます。

水切り法が最適

日持ちさせるには水切り法が最適です。水切り法は水のなかで茎の最下部から2~3cmのところを斜めに切る方法で、浸透圧で水を吸い上げさせることができます。

湯上げや燃焼法も良い

湯上げや燃焼法もおすすめです。湯上げは熱湯にすばやく切り口を付けることで、茎の切り口から空気を出す方法です。空気を出すことで花を新鮮に保つことができます。 燃焼法は茎の先端をバーナーなどの火で焼いて炭状になった部分は切り戻す方法です。殺菌効果が生まれ、茎の中の空気も外に出すことができるため水を吸い上げやすくなります。

切り花の胡蝶蘭の値段は?

切り花の胡蝶蘭の値段は品種などによって様々です。ここからは、切り花の胡蝶蘭を買うことができる場所や値段について説明していきます。

切り花の胡蝶蘭はどこで買う事ができる?

切り花の胡蝶蘭を買うことが出来る場所は主に花屋や通販ショップとなります。通販ショップでは時間を気にせずお気に入りの花を探すことができ、一部地域を除いて翌日かつ無料で届けてくれる所もあります。 ただ、対象商品と対象外商品があることが多いので、どれが配送の対象商品でどれが対象外商品なのか事前に確認しておきましょう。

花屋

近場に花屋があれば行ってみましょう。店員の方にお花について相談することで、より良い胡蝶蘭の切り花が見つかるかもしれません。 ただ、繁忙期については胡蝶蘭の流通が少なくなるため注文の締切が設定されていることが多いのです。注文の締切がいつなのか、どのくらいの時期に胡蝶蘭の流通が少なくなるのかは把握しておきましょう。

通販

通販ショップでは時間を気にせず切り花を選べるのに加えて、メルマガなどに登録してメールを受信できるようにしておくと、登録者限定の有益なメールを受け取ることもできます。また、通販サイトによっては商品をviewで見られることもあり、viewで様々な角度からチェックすることも可能です。 一部地域を除いて翌日に配送してくれるところもあるので、無料で届けてくれるかどうかと合わせて確認してみましょう。

色や大きさによって価格は様々

色や大きさによって価格は様々です。まずはどのくらいの価格で販売されているかチェックしてみましょう。

小さい物なら3000円程度で胡蝶蘭の切り花が楽しめる

小さい物なら3000円程度で胡蝶蘭の切り花が楽しめます。お気に入りの切り花を選びましょう。

大きいものだと1万円を超えるものも

大きいものだと1万円を超えるものもあります。気になる点があれば、まずは店員さんに聞いてみることをおすすめします。

切り花におすすめな胡蝶蘭の品種

ここからは、切り花におすすめな胡蝶蘭の品種について説明していきます。

白系

まずは白系の胡蝶蘭でおすすめの品種です。

かほり

かほりは花弁の形とリップが可愛い品種です。白く小さな花が咲くので切り花としても楽しめます。

アマビリス

アマビリスは丈夫で可憐な花が特徴となっています。一輪挿しでも存在感を発揮します。

オレンジ系

次はオレンジ系でおすすめの品種を紹介します。

シャルマン

シャルマンは豪華で鮮やかな黄色の花を咲かせる品種です。シャルマンは花が下に垂れるように咲く特徴があります。

サートソング

サートソングは華やかなオレンジ色の花弁を持つ品種です。コンパクトなためお祝いの切り花としてもよく贈られます。

ピンク系

次はピンク系でおすすめの胡蝶蘭を紹介していきます。

ファンメイスイート

ファンメイスイートは可愛らしさの中にもすっきりしたスマートな雰囲気がある品種です。花器によく映えるのが特徴です。

ダイアモンド

ダイアモンドは反射した光が輝きを放つジュエリーのような品種です。ブライダルブーケやアレンジメントにもおすすめです。

ミディタイプ(小ぶりの品種)

最後はミディタイプ(小ぶりの品種)の胡蝶蘭について紹介します。

ギャンリンパッション

ギャンリンパッションは一つの花のサイズが小さく多輪なのが特徴のミディタイプの品種です。寄せ花にしてもきれいでおすすめです。

ダーウィン

ダーウィンはアレンジにも使いやすい大きさとなっており、ブライダルブーケやアレンジメントにも使えます。ダーウィンは突然変異で生まれたことにちなんでこの名が付けられました。

【まとめ】切り花の胡蝶蘭の飾り方!長持ちさせる生け方やおすすめの品種まで

ここまで、胡蝶蘭を切り花として楽しむ際のポイントや長持ちさせるための方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? この記事のポイントは、
  • 胡蝶蘭は見た目が蝶に似ていることから名付けられた高級花
  • 切り花とは咲きはじめの花をそのまま切り取ったもの
  • 胡蝶蘭は切り花に適していて長続きする
  • 胡蝶蘭の旬の時期は3月~5月ごろとなっている
  • 長く楽しむために花弁に張りと厚みのある胡蝶蘭を選ぶことが重要
  • 胡蝶蘭の切り花を長持ちさせるには水揚げが大事
  • 切り花の胡蝶蘭の値段は大きいものだと1万円を超える
です。 胡蝶蘭は美しく高貴な花として需要が高く、多くの方に切り花や贈り物として利用されています。胡蝶蘭を切り花にする際のポイントを知っておくことで、美しい花を長く楽しむことができますので、是非当記事をご参考にしていただけたらと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。