鉢植えにおすすめのシンボルツリーを紹介!メリット・デメリットまで

鉢植えにおすすめのシンボルツリーを紹介!メリット・デメリットまで
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目次

家に寄り添う存在感のある木シンボルツリーに憧れを抱いたことはありませんか?欧米の旧市街地を彷彿とさせる佇まいの庭でぐっと根を張る大きな木や和の佇まいが素敵なお家の玄関先に植えられた風流な紅葉など、「わあ、素敵」と見惚れた木々ありますよね。ぜひ自分の家にも素敵なシンボルツリーをと考えてみたものの、玄関先にも庭にもスペースが無くて大いに悩んでしまっているという方、鉢植えのシンボルツリーはいかがでしょうか。シンボルツリーというと地植えの印象が強いですが、必ずしも地植えにしなくてはいけないというものではありません。
そこで今回は、シンボルツリーの鉢植えについて、鉢植えのメリットやデメリットも含め、詳しくご紹介していきます。

本記事を読むと

  • シンボルツリーとは何か
  • シンボルツリーの効果
  • シンボルツリーを鉢植えで育てるメリット
  • シンボルツリーを鉢植えで育てるデメリット
  • シンボルツリーで鉢植えに向いているものの選び方

といったことがよく分かるようになります。ぜひ、最後まで読んで参考にしてみて下さい。

シンボルツリーを鉢植えしてみよう

シンボルツリーを鉢植えしてみよう

シンボルツリーの鉢植えについて解説する前に、今一度シンボルツリーとはどんなものを指すのか、確認しておきましょう。

シンボルツリーとはお庭や玄関先に植え、家の象徴となる木のこと

シンボルツリーはその名の通り、その家の象徴として家の外観を美しく演出し、家の良さを引き立てる樹を言います。

風よけや日差し除け、プライバシー保全に効果的

シンボルツリーは、家のシンボルとなることはもちろん、大きく成長するものが多いので、目隠し効果日除け効果も抜群なのです。葉が密集するものならば、日射し除けだけではなく風除けにもなってくれ、いわば自然のガーデンパラソルといった存在なのです。

おしゃれな外構を作ることができる

家だけポツンとあるよりも、植物と共にある家の方が装飾感もあり、素敵ですよね。シンボルツリーはまさに自然の装飾であり、家の外見に華を添えてくれるものなのです。目隠しがてら、シンボルツリーで木の塀を作れば、外から見てもおしゃれな外構という印象を与えることができます。同じ目隠し用品として石壁などを築くのも一つですが、高圧的な印象を与えかねません。傍から見ても「素敵なお家」という印象を持ってもらいたいというのであれば、シンボルツリーで外構を作るのが大変おすすめです

シンボルツリーは鉢やプランターに植えることで手軽でおしゃれに育てられる

シンボルツリーは地植えするものと考えられがちですが、鉢やプランターで育てることもできます。特に庭にスペースがないという方、玄関先で大きく成長されては困るという方、鉢植えでシンボルツリーを栽培してみてはいかがでしょうか。

シンボルツリーを鉢植えにするポイントやおすすめの木を解説

本記事では、シンボルツリーを鉢植えすることにどんなメリットがあるのか、逆にどんなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。最後にはおすすめの鉢植え向きシンボルツリーも6種厳選して紹介していますので、参考にしてみて下さい。

シンボルツリーを鉢植えするメリット

シンボルツリーを鉢植えするメリット

まずは、シンボルツリーを鉢植えするメリットについて解説していきます。

屋内と屋外を簡単に移動できる

シンボルツリーを鉢植えすることで得られる一番のメリットは、移動ができるということでしょう。

悪天候の際に便利

シンボルツリーは基本的に丈夫な種類が多いですが、それでも育て始めのヒョロヒョロの苗木時代は、雨風にさらされることでダメージを受けることも少なくありません。また、地域によっては酷暑や極寒といった激しい温度差で植物そのものの生命を縮めてしまうこともあります。地植えにしてしまうと、温度管理などは難しいですが、その点鉢植えならば温度管理や天候に応じた移動も簡単に行えるのです。

北海道などの寒冷地の冬の移動がしやすい

先にも少し触れたように、北海道などの寒冷地では植物の生長が寒さで滞ることがあります。シンボルツリーの原産地にもよりますが、比較的温暖な地域を好むものが多いため、北海道の越冬はシンボルツリーにとってなかなか難題なのです。そんな時に鉢植え栽培にしていれば、寒い冬場は家の中にシンボルツリーを入れ、暖かくして管理し、成長を促すことができます。これによって枯らすことなく、長い年月シンボルツリーと生活していくことができます。

コンパクトに育てられるため、玄関やベランダに置きやすい

地植えのシンボルツリーは大地から栄養をぐんぐん吸収し、大木へとどんどん成長していきます。しかし、鉢植えの場合は、鉢の大きさによって成長が制限されるため、地植えほど大きく育ちません。

鉢植えシンボルツリーは鉢の大きさまでで成長が止まる

鉢植えのシンボルツリーは、鉢の大きさまでしか成長しないため、高さもそこまで大きくはなりません。家周りのスペースがあまりないという方、ベランダでシンボルツリーを育てたいという方にもシンボルツリーの鉢植え栽培は大変おすすめです。

地植えの場合には成長を見越して広いスペースを確保する

せっかくのシンボルツリーなのだからと、庭にシンボルツリーを植えるならば、それなりの広さを確保しなくてはいけません。縦にも横にも成長することを見越し、かなりの空間をシンボルツリーに割く必要があります。地面には空間を設けたのに、縦に伸びすぎて二階の窓を覆い隠してしまっているとなっては元も子もありません。家、庭、木それぞれの空間バランスをよくよくシミュレーションした上で地植えをするようにして下さい。

鉢やプランターを選んでおしゃれな玄関先に

鉢やプランターでシンボルツリーを育て、玄関先に並べておくと、花壇とはまた違った雰囲気の、ナチュラルなおしゃれ空間を演出することができます。木々の緑は癒しを与えてくれるので、客人も玄関先の素敵な空間にほっこりすることでしょう。

シンボルツリーを鉢植えで育てるデメリット

シンボルツリーを鉢植えで育てるデメリット

ここまでシンボルツリーを鉢植えで育てるメリットについて見てきましたが、次はデメリットについて見ていきましょう。

乾燥しやすいため、こまめな水やりが必要になる

シンボルツリーを鉢植えで育てることは、シンボルツリーのサイズ矯正に最適な方法ではありますが、同時に乾燥根腐れの心配も高まります。本来、制限のない土の中に広々と根を張れるはずの樹木が鉢という壁で成長を阻害されるので、自由に据えるはずの栄養も水分も鉢の中にあるだけしか得られません。そのため、成長過程にあるシンボルツリーを育てる際には水切れに注意しなくてはいけません。また、水のやり過ぎ、根詰まりの影響で根腐れが起こることもあるので注意が必要です。

成長に合わせた植え替えが必要

根腐れが心配な時、根詰まりしているように思える時、気候に限らずいつもより土の乾燥が早いという時は、植え替えが必要なサインだと心得ておきましょう。シンボルツリーも生物です。いくらこの大きさで止まってくれと無理な矯正をしても、樹木そのものの生長を完璧に阻害することはできません。無理に阻害しようとすれば枝がきちんと育たたなかったり、実が付かなかったりといった弊害も起きてしまいます。そのような事態に陥らないためにも、シンボルツリーは適宜植え替えをし、根が健康的な状態でいられるよう管理する必要があるのです。

鉢植えのシンボルツリーの選び方

鉢植えのシンボルツリーの選び方

シンボルツリーのメリットデメリットを見てきました。鉢植え栽培にすると少々管理が難しい部分も出てきますが、地植えにしてしまうと今度は剪定が大変になってしまい、どちらの場合でもメリット、デメリットがあるということが分かりました。ここでは、鉢植えのシンボルツリーの選び方について説明していきます。

栽培環境で選ぶ

シンボルツリーを地植えするか、鉢植えにするかの選択には栽培環境が大きく影響します。

日陰か日向か、北側か南側か

地植えにする場合、樹を植えられるスペースが南側にあるのか、北側にあるのか、日陰にあるのか、日向にあるのかによって植えられる樹木が変わってきます。しかも、一度植えてしまったら基本的に場所の移動は難しいです。家によっては時間帯によって日射しが入る場所が大きく変わるので、日射しに合わせて植物を移動させたいということもあるでしょう。その場合は移動が手軽にできる鉢植え栽培が良いと言えるでしょう。
また、樹には日光大好きで日当たりを好む陽樹日陰を好む陰樹があります。シンボルツリーを置きたい場所や植えたい場所の環境に合った樹木を選ぶとお世話がとても楽になりますよ。

寒冷地か温暖な気候か

栽培する場が温暖な気候のところでは、あえて鉢植えにせずとも越冬もそれほど難しくないので、地植えにしても問題がないでしょう。しかし、北海道のような寒冷地ではシンボルツリーを問題なく越冬させるには冬場は室内で管理するのが望ましいです。寒冷地、熱帯気候の地にお住まいの方は、鉢植え栽培の方が望ましと言えるでしょう。
シンボルツリーの中には暑さに強いもの、寒さにめっぽう弱いもの、寒さにそこそこの耐性があるものなど、種類が色々あります。お住まいの環境で無理なく管理していけるシンボルツリーを選べば、シンボルツリーの栽培で失敗する確率はぐんと下がりますよ。

方角と風水で選ぶ

シンボルツリーと風水には実は密接な関係があると言われています。東側であれば赤い花や実を付けるものが好ましい西側であればビタミンカラーのものが望ましい南側であれば赤や紫の色味が望ましい北側であればピンクやオレンジ、白が良いとされています。より良い縁を家にもたらしたいというのであれば、風水の考え方も取り入れたシンボルツリー選びをしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、風水では木を1本植えることは「困」という字を想起するので、縁起が悪いとされています。2本以上の樹木を植えることで、運気が高まりやすくなるそうです。

樹木のタイプで選ぶ:樹木のタイプは3種類

どんなシンボルツリーを選ぶか、樹木のタイプで考えてみるのも手です。

常緑樹

常緑樹は、葉が一気に落ちず、一年を通して樹に葉があるものを言います。常緑樹は葉が落ちにくいので、葉の掃除の手間がかかりません。また、いつも樹に葉があるので、目隠し効果もずっと続きます。冬場に丸裸になって目隠し効果が薄れるのは困るという方は常緑樹をシンボルツリーにするのがおすすめです。

落葉樹

落葉樹は、秋になると葉を落とし、春先にまた新しい新葉を付けるものを言います。冬場は丸裸になるので目隠し効果は落ちます。また、秋ごろから葉が落ちるので、葉っぱ掃除の必要も出てきます。しかし、四季の移り変わりを楽しめる樹でもあるので、好む方も多いです。プランター栽培にすれば大きく成長しないので、葉の掃除もそこまで大変ではありません。

果樹

果樹は、果物や実がなる樹のことです。果樹の中でも常緑樹のものもあれば落葉樹のものもあります。シンボルツリーで果物の栽培にもトライしたいという方におすすめです。ただし、結実させるためには雄の樹、雌の樹双方が必要になることが多いです。購入する前によく調べてみましょう。

高さで選ぶ:中低木がおすすめ

シンボルツリーはやはり大きさが大切です。シンボルツリーの中には5mを超える大きな樹に成長するものもあるので、育てる場の環境を考え、どの大きさまでなら許容できるかを一つの判断材料にしてシンボルツリー選びをするのも良いでしょう。

高木

高木は植栽する際に既に3m以上あるものを言います。成長すれば確実に5mは超える大木になります。地植えならまだしも、プランター栽培で5m以上の樹を育てるのはまず無理と言えるでしょう。プランター栽培でシンボルツリーを育てるのであれば、高木の種類のものは選ばないようにしておくのが無難です

中低木

中低木は1mから3mぐらいにまで成長するものを言います。地植えにすれば3m超えるものもありますが、プランター栽培で矯正しながら育てるのであれば1mちょいぐらいを保って栽培していくことも可能です。1mぐらいの樹であれば、移動もそこまで大変ではないので、プランター栽培に大変おすすめです。

鉢植えにおすすめ人気のシンボルツリー6選

鉢植えにおすすめ人気のシンボルツリー6選

最後に鉢植えにおすすめな人気のシンボルツリーを6つご紹介していきます。いずれも、シンボルツリーとして有名なものばかりなので、参考にしてみて下さい。

①ソヨゴ(モチノキ科モチノキ/常緑樹)

5、6月には白い花を付け、秋ごろには赤い実を付けるソヨゴは、成長スピードが遅い樹木です。成長がゆっくりだからこそコンパクト栽培な鉢植え栽培にも向いています。常緑樹なので葉が落ちることもなく、手入れも楽です。低温にも強い品種なので、寒冷地でも栽培していけますよ。
ちなみに、ソヨゴの実を結実させるためには雄の樹と雌の樹両方が必要になってきます。1本だけで実ができなくても、5月頃には毎年白い小花を楽しむことができます。

②ハイノキ(ハイノキ科ハイノキ属/常緑樹)

ハイノキは明るい緑色をした小ぶりな葉が可愛らしい樹です。ハイノキもソヨゴのように成長スピードがゆっくりな樹なので、管理が楽です。枝も横に広がりにくいので、樹形を整える剪定も難しくありません。
直射日光には弱く、葉焼けを起こしてしまいやすいので、半日陰で管理するのが良いです。

③ユーカリ(フトモ科ユーカリ属/常緑樹)

コアラが大好きなユーカリは、防虫効果もあり、玄関先に置かれる方も多いです。しかし、ハイノキやソヨゴのように成長スピードが遅い樹ではなく、むしろ成長スピードが速い樹なので剪定が大変な樹でもあるのです。自生しているものは100mをゆうに超える大木になるので、地植えはまず避けた方が良いと言えるでしょう。
ユーカリは独特のシルバーがかった色味の葉と何とも言えない香りが特徴で人気が高いです。ちなみに、ユーカリは世界に800種以上あるそうなので、シンボルツリーにユーカリを選ぶ際にはよくよくどの種類にするか吟味することをお勧めします。
また、ユーカリの葉はが含まれるので、小さなお子さんのいるご家庭での栽培は避けた方が良いでしょう。

④ハナミズキ(ミズキ科サンシュユ族/落葉樹)

ハナミズキは春に薄ピンク色の花を付ける可愛らしい樹です。落葉樹なので、秋には葉の紅葉もみることができ、日本らしい樹として人気が高いです。ハナミズキは乾燥にとても弱い樹なので、西日に晒すのは避けた方が良いでしょう。西日が差し込むスペースでしか栽培できないという方は、西日が強くなる時に半日陰にハナミズキを移動させて管理するようにしましょう。

⑤オリーブ(モクセイ科オリーブ属/果樹)

オリーブは平和の象徴として世界的に人気のある樹木です。地中海地方が原産地であるため、乾燥に強く、栽培もとても楽です。オリーブを実らせて収穫したいという方は、2種以上の品種を近くに植える必要があります。近年は、玄関先にオリーブを植える方が増えていることもあり、近所のオリーブの樹木で交配が起き、実を付けるようになるケースもあるようです。実が付かなくても5、6月にはオリーブの花を堪能できるので、観賞用にももってこいです。

⑥ブルーベリー(ツツジ科スノキ属/果樹)

ブルーベリーは果樹の中でも比較的簡単に栽培ができる樹木として人気が高いです。小さなスペースで栽培できるので、ベランダ栽培にも向いています。最近の品種では1本で実がなるものも出てきていますが、基本的に2種以上の品種を近くに植えない限り結実しません。ブルーベリーが大好きで沢山収穫したいという方は、違う品種のブルーベリーの樹を2本以上育ててみて下さい。

まとめ

シンボルツリーの鉢植え栽培についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。これまでシンボルツリーの地植えしか考えてこなかったという方には気付きもあったことでしょう。ここで、本記事のポイントを今一度おさらいしておくと

  • シンボルツリーを鉢植え栽培すると大きさを管理しやすくなる
  • シンボルツリーを鉢植え栽培すると移動をして管理することができる
  • シンボルツリーを鉢植え栽培すると頻繁に植え替えして成長を促す必要が出てくる
  • シンボルツリーを鉢植え栽培すると水やりの手間がかかる
  • シンボルツリーを鉢植え栽培するなら高木ではなく中低木が望ましい
  • 目隠しとしてシンボルツリーを用いるのであれば、葉が落ちない常緑樹が望ましい
  • 育てるシンボルツリーは好みで決めるのではなく、生育環境に適したものを選ぶ

シンボルツリーにおすすめな樹は沢山ありますが、失敗したくないという方はできるだけ管理が楽なもので鉢植え栽培できるものを選ぶようにしましょう。また、果樹を選択される方でしっかり結実させたいという方は、結実させるのに樹がもう1本必要なのか、同じ種類でも大丈夫なのかをよく確認しましょう。
シンボルツリーは家族と共に成長していく大切な存在です。ぜひ、「我が家の一本」を探して、大切に育ててみて下さいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。