家庭菜園って楽しいですよね。「自宅で野菜を栽培できる」というのは多くの方の目標であったりもする家庭菜園ですが、今回は初心者の方でも簡単に野菜を家庭菜園をするための基本的な知識と、おすすめの野菜を合計33選ご紹介していきます。 記事の流れは以下になります。
- 家庭菜園をするメリット
- 家庭菜園向きの野菜のおすすめの選び方
- 家庭菜園向きの苗のおすすめの購入場所
- 【春・夏型】家庭菜園におすすめの野菜17選ご紹介
- 【秋・冬型】家庭菜園におすすめの野菜11選ご紹介
- 【通年】家庭菜園におすすめの野菜5選ご紹介
- 【実践】家庭菜園を始めるために必要なものを揃えよう
- 家庭菜園に必要な道具が揃ったら苗を植え付けてみよう
- 家庭菜園で植え付けた野菜を育てる時に注意すること
- 家のベランダでも家庭菜園ができるのか?
- まとめ
最後までご覧いただくことで、家庭菜園のおすすめの野菜がこの記事ひとつでしっかりと理解することができますよ!基本的な家庭菜園の知識も身につけることもできるので、ぜひ最後までご覧ください。
【楽しくて美味しいからおすすめ】家庭菜園始めてみたくないですか?
家庭菜園はやっぱり楽しい。実際に家庭菜園で野菜を育てていらっしゃる方は、この言葉に尽きるの部分も多いでしょう。何よりも家庭菜園は育てる楽しみだけではなく食べて美味しいという意味でも、メリットしかないでしょう。まずここからは家庭菜園の具体的なメリットを解説していきます。
家庭菜園をするメリット
何と言っても家庭菜園のメリットは、自分の手で育てた新鮮で無農薬の野菜を収穫できることです。栄養価が高く、美味しさも心を込めて作った分、味も格別ですよ。ここからはメリットを3つご紹介していきます。
自分で育てた採れたての野菜を食べることができる
まず家庭菜園の最大のメリットは、自分の手で育てた新鮮な野菜を採れたてで食べることができることです。野菜は収穫の瞬間に最も栄養価が高く、鮮度が保たれています。無農薬・有機栽培なら、健康にも良い影響を及ぼします。
家庭菜園でいろんな人と友達になれる
家庭菜園は、地域の人々との交流を促進する素晴らしい趣味のひとつです。
近隣の菜園愛好家の方とも共通の興味を共有できるので、アドバイスや情報の交換をすることで、新しい友達を作ることもできますよ。
野菜の購入コストが下がる
最後は
野菜の購入コストが下がることです。家庭菜園を始めると、自家製の野菜を食べることができるので、スーパーや市場で購入する機会が減ります。長期的に見ると、費用対効果が高まり、食費を節約すること、また安くおいしい野菜を食べることができます。野菜は余れば冷凍することもできるので、生のものはそのまま食べて、冷凍のものは焼いて食べることで食品ロスも減らすことができます。
道具を準備したりしなければで始められない人が多いけど、始めたら実はとっても楽しい
家庭菜園は「道具の準備が面倒」という一面もあり、揃えるものが多いので、確かにこれは否定できません。しかし、実はそういった大変な一面を凌駕するほど、実は家庭菜園は思った以上に簡単で、面白いのです。
正しく育てれば初心者でも簡単
特に家庭菜園は初心者の方になればなるほど「完璧にやろう」として、かえって難しく考え過ぎてしまう傾向がありますが、家庭菜園はあくまで自然との関わりの一種。完璧にできるはずがありません。そのため
、「適切で正しい育て方」を参考にすることを意識すれば、実は初心者の方も簡単に野菜栽培ができますよ。
最近はシェア畑のサービスでより身近に
また、最近は
シェア畑のサービスでより身近になった野菜栽培。自前の庭を用意することができないベランダしかないという人も、シェア畑のサービスを利用すれば実は簡単に野菜を育てることができるのです。
家庭菜園で育てる野菜のおすすめの選び方
それでは続いては、家庭菜園で育てる野菜のおすすめの選び方について解説していきます。こちらも非常に簡単なので、初心者の方でも今日から実践いただけるお話になっています。
まずは苗の状態をチェックする
まず初めに、苗の状態をチェックしましょう。苗には元気なものがどうかの全ての情報がわかるといっても過言ではないほど、目視できる範囲では多くの情報を持っています。その中でも特に、以下の2つに着目してみるとわかりやすいですよ。
全体に張りがありみずみずしいものを選ぶ
元気な苗を選ぶためには、植物の全体を注意深く観察しましょう。健康な苗は全体に張りがありみずみずしく元気に見えます。萎れたり、色あせている苗は生育が悪く、避けた方が良いでしょう。
葉に虫などがついている場合は避ける
また、
特に葉に虫などがついている場合は避けるようにしましょう。虫は野菜の栄養を食べて大きくなるので、将来的な病気にリスクや、苗がちゃんと育たず失敗に終わってしまうこともあるので、しっかり虫食いがないものを選ぶと良いでしょう。
収穫できる季節で選ぶ
また、収穫できる季節で選ぶのも、苗選びのポイントでもありますよ。収穫できる季節にはどのような違いがあるのかを解説していきます。
春・夏に収穫できるタイプと秋・冬に収穫できるタイプに分かれる
まず、野菜には、
春・夏に収穫できるタイプと秋・冬に収穫できるタイプに分かれます。そのため、今がどの季節なのかを軸に、苗を選ぶ必要があります。
栽培し始める季節を決めておくことも重要
また、栽培し始める季節を決めておくことも重要です。例えば今が夏なのであれば、次の秋・冬に収穫できるタイプの野菜の苗を購入することで、計画的に野菜を育てることができます。
時期によってはスイカやイチゴなどの果物も楽しめる
しかし時期によっては
スイカやイチゴなどの果物も楽しむことができますよ。今まで葉野菜の話をしてきましたが、実スイカやイチゴなどの果物も、上記のような収穫できる時期のタイプを分けて育てることで、栽培が可能です。
北海道や沖縄など、極端な気候の場所では育てることができる野菜も限られる
しかしながら、北海道や沖縄など、極端な気候の場所では育てることができる野菜も限られることもあるでしょう。ただ、北海道や沖縄などの地域特有のおいしい野菜に集中して育てることも、楽しそうです。
栽培日数で選ぶ
また、
栽培日数で苗を選ぶというのもありでしょう。
収穫までの期間が短い種類と長い種類がある
実は野菜によっては、収穫までの期間が短い種類と長い種類があります。そのため、今の季節から収穫できる時期を逆算して、例えば収穫までの期間が短い方が確実に育てることができるのであれば、そちらに集中して育てるといったこともできます。
それぞれメリットがあるためよく考えてから購入しよう
まとめると、それぞれメリットがあるためよく考えてから購入することがおすすめになります。自分の状況や季節に合わせて柔軟に対応できるのが、むしろ野菜栽培の一番大きなメリットかもしれませんね。
家庭菜園で育てる苗のおすすめの購入場所
続いては、家庭菜園で育てる苗のおすすめの購入場所について解説していきます。「どこで苗を買うことができるのかまだ剃らない」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
実店舗で購入する場合
家庭菜園で育てる苗のおすすめの購入場所について、実店舗で購入する場合の選択肢として、以下の3つがあります。どの場所でも、元気な苗を直接自分の目で見て選ぶことができるのでおすすめです。
コメリなどのホームセンター
まずホームセンターは、幅広い品揃えで季節に応じた植物の苗や種を手に入れることができます。野菜やハーブ、花など、さまざまな種類があり、以下でも紹介する家庭菜園に必要な肥料や虫除けスプレーなどの用品も一緒に購入できるので、手軽で便利です。
園芸店
また専門の園芸店では、より多様な品種や珍しい植物を見つけることができるかもしれません。
店員さんの専門知識も豊富で、育て方やアドバイスを受けることができます。特定の品種を求める方や、より細やかなサポートを望む初心者のにはおすすめです。
100均で種を購入して育てる
100円ショップなどで種を手に入れて種から育てるのも良い選択です。とにかくリーズナブルな価格が売りなので、いくつかの野菜や花の種を試すことができます。安く始めてみたい初心者の方や、種から育てたい上級者の方に適しています。
通販で購入する場合
通販で苗や種を購入する場合も、実店舗で購入する時と同様に、品質や選択肢を考慮することが重要です。以下は各通販サイトの特徴についての解説です。
楽天
楽天市場は幅広いジャンルの商品を扱う大手通販サイトです。園芸用品や苗、種も豊富に取り揃えられており、多くのショップが出店しています。各ショップの評価や口コミを確認することで、信頼性の高い出店者を選ぶことができます。
Amazon
Amazonは世界最大の通販プラットフォームで、園芸用品も多数取り扱っています。さまざまな品種の苗や種、肥料、園芸用具などを見つけることができます。送料無料の商品が多いので、重たい肥料や培養土、サイズの大きな鉢ポットなどを購入するのにも適しています。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングでも多数の園芸用品を扱っています。個人出店から大手店舗まで幅広い選択肢があり、価格競争が進んでいるため、お得な商品を見つけることができるでしょう。
苗や種の通販専門店
園芸用品や観葉植物に特化した通販サイトやショップも存在します。これらの専門店では品質にこだわった商品や、専門的な情報を提供していることが多いです。信頼性や品質を重視する方におすすめです。
【春・夏型】家庭菜園におすすめの野菜17選
それではここからはこの記事の本題でもある、家庭菜園におすすめの野菜えおご紹介していきます。ここでは、【春・夏型】家庭菜園におすすめの野菜17選の特徴や基本的な知識をお届けしていきます。
トマト
まずは野菜の中でも大人気のトマトです。一度は学校などで育てたことがあるのではないでしょうか?トマトは種から育てるのはかなり難しいので、苗をホームセンターなどで購入して育てるのがおすすめです。
学名 |
Solanum lycopersicum |
科名/属名 |
ナス科ナス属 |
種まき時期 |
春 |
収穫時期 |
植え付けから50日 |
ミニトマト
こちらもトマト同様に人気のある野菜になります。ミニトマト程度であれば、ベランダ栽培でも十分育てることができるでしょう。とにかく簡単なので、小学校の野菜を育てる授業でもミニトマトを育てることが多いのもうなづけます。
学名 |
Solanum lycopersicum |
科名/属名 |
ナス科ナス属 |
種まき時期 |
春 |
収穫時期 |
植え付けから40〜50日 |
シソ(大葉)
シソ(大葉)は日本を含むアジアで広く栽培されるハーブ植物で、和食によく使われます。葉は香りが良く、青じそとも呼ばれます。日当たりの良い場所で育て、良く水やりを行い、収穫は成長が良い時期に行うと美味しい葉を楽しめます。
学名 |
Perilla frutescens var. crispa |
科名/属名 |
シソ科アオギリ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
種まきからおよそ30日 |
バジル
バジルはイタリア料理を代表するハーブで、香り高い葉を持つ植物です。暖かい気候を好み、日当たりの良い場所で栽培するとよく育ちます。バジルは収穫したら早めに食べることがおすすめです。
学名 |
Ocimum basilicum |
科名/属名 |
シソ科オクシム属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
春菊
春菊は、和名を「こなぎ」または「菊菜」といい、栄養豊富で健康に良い野菜です。日本を含むアジアで一般的に栽培され、若葉はサラダやおひたしに利用されます。花は食用としても利用され、天ぷらや炒め物などにおすすめの野菜です。
学名 |
Glebionis coronaria |
科名/属名 |
キク科ヒガンバナ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
40日前後 |
ほうれん草
ほうれん草は栄養価が高く、ビタミンやミネラルを豊富に含む健康的な葉野菜です。栽培が簡単で、寒さに強い性質を持ちます。日陰や半日陰の場所でも育つため、庭やベランダでも栽培可能な’初心者の方向けの野菜です。
学名 |
Spinacia oleracea |
科名/属名 |
アカザ科ホウレンソウ属 |
種まき時期 |
春から秋 |
収穫時期 |
40日前後 |
チンゲンサイ
チンゲンサイは、アジアで広く栽培される青菜で、日本では主に「青菜」として親しまれています。寒暖の差に強く、育てやすい野菜です。日当たりの良い場所で育てると成長が促進され効果的です。
学名 |
Brassica rapa var. chinensis |
科名/属名 |
アブラナ科カブ属 |
種まき時期 |
春から秋 |
収穫時期 |
40日前後 |
サニーレタス
サニーレタスは、緑の葉が特徴的なレタスの一種です。日本では春から夏にかけて主に栽培され、その後の暑さに弱い性質を持つので早めの収穫がおすすめ。寒暖の差に対して耐性があるため、早春と初秋にも栽培が可能です。水はけの良い培養土が適しています。
学名 |
Lactuca sativa var. crispa |
科名/属名 |
キク科アキノノゲシ属 |
種まき時期 |
春から秋 |
収穫時期 |
30日前後 |
シシトウ・唐辛子
シシトウは、甘くて香りの良いトウガラシの一種です。主に日本で栽培され、親しまれています。日当たりのよい場所で育てるとよく育ちます。炒め物にも使えるので、スパイスを育てるのが初めての方にもおすすめ。
学名 |
Capsicum annuum |
科名/属名 |
ナス科トウガラシ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
オクラ
オクラは暖かい気候を好み、日本を含むアジアで広く栽培される野菜です。日当たりの良い場所で育てるとよく育ちます。若いうちに食べると食感がよく食べられるのでおすすめです。
学名 |
Abelmoschus esculentus |
科名/属名 |
アオイ科オクラ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
45日前後 |
ゴーヤ
ゴーヤは、熱帯原産のウリ科の野菜で、主に日本、中国、東南アジアなどで栽培されています。日本では特に夏に栽培が行われ、ビタミンCや食物繊維を豊富に含む健康野菜として親しまれています。
学名 |
Momordica charantia |
科名/属名 |
ウリ科ゴーヤ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
ピーマン
ピーマンは甘みがあり、苦味の少ない野菜で、日本を含む世界各地で栽培されています。成長が速く、日当たりのよい場所で育てるとよい結果が得られます。暖かい気候を好むため、霜が心配な地域では春から初夏に栽培が行われます。
学名 |
Capsicum annuum var. annuum |
科名/属名 |
ナス科トウガラシ属 |
種まき時期 |
春 |
収穫時期 |
55日前後 |
ズッキーニ
ズッキーニは、イタリア原産の野菜で、日本を含む世界各地で人気のある夏野菜です。きゅうりに似ていますが、実はカボチャの仲間です。それにきゅうりよりも栽培が簡単でもあります。
学名 |
Cucurbita pepo |
科名/属名 |
ウリ科カボチャ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
きゅうり
きゅうりは涼しい気候を好む野菜で、日本を含む世界各地で広く栽培されています。日当たりの良い場所で育てると良い成長が期待できます。特に暑い夏場には注意が必要で、日射しを遮ることや十分な水やりが必要です。意外と難しいのでズッキーニから育てるのがおすすめ。
学名 |
Cucumis sativus |
科名/属名 |
ウリ科キュウリ属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
なす
なずはビタミンCやカリウムを含む栄養価が高く、健康に良い食材として重宝されています。炒め物や煮物、揚げ物など、多くの料理に利用され、また、なすの薄切りを焼いて作る「なすの焼き浸し」は人気のある一品でおすすめ。
学名 |
Solanum melongena |
科名/属名 |
ナス科ナス属 |
種まき時期 |
春から初夏 |
収穫時期 |
55日前後 |
大根
大根は、日本を含む世界各地で栽培される根菜で、日本料理に欠かせない野菜です。日当たりの良い場所で育てると良い成長が期待できます。成長が早いため、収穫が遅れると大きくなりすぎて食感が悪くなることがあるので注意が必要。
学名 |
Raphanus sativus |
科名/属名 |
アブラナ科ダイコン属 |
種まき時期 |
春から秋 |
収穫時期 |
60日前後 |
ミニスイカ
ミニスイカは小玉サイズのスイカで、大きすぎるものじゃないので比較的容易に育てることができます。追肥をしてあげることで育ちやすくなります。鶏卵サイズになったら追肥するのがおすすめ。乾燥気味に育てると害虫が湧き病気になりやすくなるので、排水性の高い培養土を使うといいでしょう。
学名 |
Citrullus lanatus |
科名/属名 |
ウリ科スイカ属 |
種まき時期 |
初春から初夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
【秋・冬型】家庭菜園におすすめの野菜11選
続いては【秋・冬型】家庭菜園におすすめの野菜11選について解説していきます。秋冬に食卓に並ぶと大変嬉しい食材ばかりなのでぜひ育てる参考にしてみてください。
じゃがいも
じゃがいもは、世界中で栽培される主食として広く利用される野菜で、特に日本でも人気の高い食材です。プランターで育てるのであれば深さ30cm程ある一般的なポットで育てることもできます。
学名 |
Solanum tuberosum |
科名/属名 |
ナス科ジャガイモ属 |
種まき時期 |
初春 |
収穫時期 |
夏から秋 |
カブ
カブは基本春か秋に植え付けを行います。温暖な地域であれば、冬でもカブは育てることができます。カブは栄養価も高く、ビタミンC、カリウム、食物繊維を含んでおり、健康に良い食材として重宝されています。
学名 |
Brassica rapa var. rapa |
科名/属名 |
アブラナ科カブ属 |
種まき時期 |
春か秋 |
収穫時期 |
40日前後 |
いちご
いちごは多くの方に人気のある果物です。しかしいちごは収穫するまでにかなりの時間を要してしまうので、根気が必要なものなります。甘くておいしいので、お子様がいる方は、お子様と一緒に育てると楽しいでしょう。
学名 |
Fragaria x ananassa |
科名/属名 |
バラ科イチゴ属 |
種まき時期 |
初秋〜秋 |
収穫時期 |
200日前後 |
にんじん
にんじんは根菜類の中でも屈指の人気野菜で、日本人には特に馴染みのある野菜です。にんじんは暑さに弱い野菜なので、初めて栽培する方は、9月頃に植え付けをして、冬に収穫するのがおすすめです。
学名 |
Daucus carota |
科名/属名 |
アブラナ科ニンジン属 |
種まき時期 |
初春から夏 |
収穫時期 |
60日前後 |
エンドウ
エンドウは発芽適温が15℃〜20℃なので、秋の始まりごろかの適温期に種まきをすることが重要です。植えてから5日ほどで発芽します。適期にきちんと植え付けから水やりまで管理することで失敗を減らせます。収穫までの期間は長いですが、初心者にも簡単に育てられる野菜です。
学名 |
Pisum sativum |
科名/属名 |
マメ科エンドウ属 |
種まき時期 |
秋と冬 |
収穫時期 |
200日前後 |
ラディッシュ
ラディッシュは、世界中で栽培される根菜で、特に日本では春と秋に収穫されることが一般的です。日当たりの良い場所で栽培するとよい成長が期待できます。栽培期間が短く済むので、初心者の方におすすめです。
学名 |
Raphanus sativus |
科名/属名 |
アブラナ科ラディッシュ属 |
種まき時期 |
春と秋 |
収穫時期 |
30日前後 |
九条ネギ(葉ネギ)
九条ネギは、適温が15℃〜30℃と、割と広い時期に育てることができる野菜です。栽培が終わっても、全てを切り取らずに根本を3cmほど残しておくと、またそこから新しく生えてくるコスパに優れた野菜でもあります。
学名 |
Allium fistulosum |
科名/属名 |
アヤメ科ネギ属 |
種まき時期 |
春から初秋 |
収穫時期 |
60日前後 |
水菜
水菜は生でそのまま食べると、辛味があり、特に刺身や寿司に添えられることがあります。また、サラダや煮物、鍋料理にも利用され、風味を加える香味野菜として活用されます。
学名 |
Rorippa spp |
科名/属名 |
アブラナ科ミアブラナ属 |
種まき時期 |
初春と秋 |
収穫時期 |
30日前後 |
玉ねぎ
玉ねぎは、世界中で広く栽培され、多くの料理に欠かせない野菜です。秋に種まきを行い、肥料と水有りをすれば春から夏に収穫される比較的簡単な野菜です。日本でも非常にポピュラーで、様々な品種が栽培されています。
学名 |
Allium cepa |
科名/属名 |
アヤメ科ネギ属 |
種まき時期 |
秋 |
収穫時期 |
200日前後 |
冬瓜
冬瓜は大きな果実を形成し、果皮は緑色で光沢があります。果肉は白くてやわらかく、甘味があるため、スープや煮物、炒め物、鍋料理など、さまざまな料理に使われます。大きな冬瓜になると、栽培時期ももう少し伸びます。
学名 |
Benincasa hispida |
科名/属名 |
ウリ科冬瓜属 |
種まき時期 |
春 |
収穫時期 |
夏から初秋、30日前後 |
さつまいも
さつまいもは日本を含む世界中で栽培される根菜で、甘くて風味豊かな味わいが特徴です。日本では春から初夏にかけて種まきが行われ、秋に収穫されることが一般的。秋の風物詩としてよく食べられる野菜です。
学名 |
Ipomoea batatas |
科名/属名 |
ヒルガオ科サツマイモ属 |
種まき時期 |
春から夏 |
収穫時期 |
秋 |
【通年】家庭菜園におすすめの野菜5選
それでは続いては、通年家庭菜園におすすめの野菜5選をご紹介していきます。基本的に通年栽培できるので、季節の細かな心配などをしなくていいので、まず始めにこれらの野菜から育ててみるのもありです。
ルッコラ
ルッコラは、地中海地域原産の葉野菜で、特にイタリア料理などでよく使われる栄養価のある野菜です。ルッコラは耐暑性も耐寒性も強いため、真夏・真冬以外いつでも基本的には栽培可能です。
学名 |
Eruca sativa |
科名/属名 |
アブラナ科ルッコラ属 |
種まき時期 |
真夏・真冬以外いつでも |
収穫時期 |
30日前後 |
小松菜
小松菜は日本では、春から秋にかけて栽培されることが一般的で、冬にも栽培されることがあります。真冬以外であれば通年栽培できるので、初心者の方におすすめです。
学名 |
Brassica rapa subsp. perviridis |
科名/属名 |
アブラナ科アブラナ属 |
種まき時期 |
真冬以外OK |
収穫時期 |
30日前後 |
豆苗
豆苗は、ビタミンが豊富な野菜として炒め物からサラダまで幅広く料理に使用されています。また室内であれば豆苗は通年短期間で栽培できることから、人気も高い野菜です。
学名 |
Pisum sativum L. |
科名/属名 |
マメ科エンドウ属 |
種まき時期 |
室内であれば通年栽培可能 |
収穫時期 |
1週間 |
ベビーリーフ
実はベビーリーフは特定の野菜の名前ではなく、テンサイヤルッコラ、レタスなどの新芽をこのように言います。ここではテンサイについて解説していますが、どのベビーリーフも真夏・真冬以外いつでも通年栽培でき、30日前後で食べることができます。
学名 |
eta vulgaris ssp |
科名/属名 |
アカザ科フダンソウ属 |
種まき時期 |
真夏・真冬以外いつでも |
収穫時期 |
30日前後 |
ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトも豆苗と同様に、室内であれば通年栽培可能で、1週間という短い期間で栽培することのできる野菜です。切ったペットボトルの下部と水、スポンジさえあれば育つので、かなり初心者向けです。
学名 |
Brassica oleracea var. cymosa |
科名/属名 |
アブラナ科アブラナ属 |
種まき時期 |
室内であれば通年栽培可能 |
収穫時期 |
1週間 |
ハーブ
ハーブも、特定の野菜の名前ではなく、料理の香り付けや薬味、紅茶などに使用できる植物の総称を言います。ここではよく飾りや匂いつけによく使うミントをご紹介します。
学名 |
Mentha sp |
科名/属名 |
シソ科ハッカ属 |
種まき時期 |
真冬以外 |
収穫時期 |
60日前後 |
【実践】家庭菜園を始めるために必要なものを揃えよう
続いては、実践編に移ります。ここからは実際に、家庭菜園を始めるために必要なものをご紹介していきます。必要なものはぜひここから参考にしてみてください。
家庭菜園で育てたい植物の苗
まず苗は家庭菜園の基本です。苗から育てると、種から育てる手間を省くことができ、成長が早く安定しています。苗は健康で安定した栽培を始めるために欠かせない存在なので、選び方は先ほど解説した章をご確認ください。
プランターや鉢などの植える容器
プランターや鉢などの植える容器があると、非常に家庭菜園がやりやすくなります。
成長した野菜の大きさを想像しながら選ぶ
野菜が成長するスペースを考慮して選ぶことで、密植を防ぎ健康な成長を促進できます。
発泡スチロールやペットボトルで手作りすることもできる
あまりこういった陽気などにお金をかけたくないという方は、発泡スチロールやペットボトルで手作りすることもできるので、安心です。
地植えする場合は必要ない
そもそも地植えをする場合はこういった、発泡スチロールやペットボトルなどの容器は必要ないので、すぐに取り掛かってOKです。
鉢底石
鉢底石は土の排水を良くし、根腐れを防ぐために鉢底に配置します。おくだけでいいので、絶対に使用することをお勧めします。
鉢底ネット
また鉢底ネットも鉢底石と同様に、排水性を高めてくれるものになります。鉢底ネットを敷くことで、土も流れでないので、たっぷりと水やりをしていいので安心して栽培ができますね。
野菜用の培養土
また、
土にはいろんな種類があり選ぶのが大変かのように感じてしまいますが、実は野菜用の培養土というものも販売されているため、それを購入して家庭菜園をすればすぐに準備が整います。
元肥となる肥料
次は元肥となる肥料もあると野菜の成長を促進することができます。
元肥とは
元肥(もとごえ)は、植物の栽培初期に土壌に添加する、栄養豊富な肥料のことを言います。植物の苗を植え付けた直後に土に施すことが一般的です。元肥は、植物の根の成長を促進し、健康な根張りを形成するための栄養を提供します。
追肥はすぐに購入しなくてOK
そのため、元肥があれば追肥を積極的にしないといけないわけではないので、すぐには購入しなくてもOKです。
ハサミ
ハサミは無駄な枝や葉っぱをカットするときにも使えますが、野菜を収穫するときにも使用するので、揃えておいて損はしません。
ジョウロ
水やりをする際にあると便利なジョウロ。ペットボトルなどでも代用可能です。100円ショップでも良いものが販売されているので、お好きものを選べばOKです。
シェア畑の場合は囲いや土留め
また、シェア畑の場合は囲いや土留めがあると良いでしょう。囲いや土留めがあると、仮に背の高い野菜を育てていて倒れてしまっても、隣の畑に干渉しないで済むので、あると便利です。
家庭菜園に必要な道具が揃ったら苗を植え付けてみよう
続いては家庭菜園に必要な道具が揃ったら苗を植え付けてみる工程へ移りましょう。植え付けはとても楽しい作業になるので、ぜひ楽しみにながらやりましょう。
植え付けの時期は野菜に合わせる
植え付けにおいて肝心なのは、
植え付けの時期は野菜に合わせることです。季節や時期の確認は、先ほどまとめたものを参考にしてみてください。
基本の植え付けの方法
それでは基本的な植え付けの方法について解説していきます。
植え付けの手順
- まず土壌の準備をします。良く耕された土壌を用意し、土壌をふかふかにすることで根が伸びやすくなります。市販のものでもかまいません。
- 肥料のは、元肥や有機肥料を土壌に混ぜ込みます。栄養を豊富にして植物の成長をサポートします。
- 植え付け場所は、地植えの場合は植物が十分な陽光を受けられる場所を選びます。鉢植えの場合も、日当たりが良い場所で育てることが重要です。
- 苗の植え付けは、苗を土の穴に優しく植え付けて、土をかぶせます。
- 水をたっぷりと与えて完了です。
植え付けする時の注意点
以上が一般的な野菜の植え付け手順ですが、野菜の種類や栽培環境によって微妙に異なることがあります。栽培する野菜に合わせて手順を適切に調整することが重要です。
家庭菜園で植え付けた野菜を育てる時に注意すること
続いては、家庭菜園で植え付けた野菜を育てる時に注意することについてお話ししていきます。以下のポイントに注意することで、おいしい野菜を作ることができます。
育て方で気にするべきポイント
まずは、育て方で気にするべきポイントを3つご紹介していきます。
置き場所
家庭菜園の成功には適切な置き場所の選定が重要です。日当たりの良い場所を選び、野菜が十分な陽光を受けられるようにします。日光不足では成長が弱まり、野菜の収穫量や品質が低下するため、風の通りやすい場所を選び、風で病害虫の発生を防ぎましょう。
水やり
適切な水やりも、家庭菜園で成功するための重要なポイントです。土壌が乾燥すると野菜は枯れてしまうことがありますので、土の湿り具合を常に確認しましょう。土壌が乾いたら十分に水を与え、根が健康に成長できるようにします。しかし、
過剰な水やりも根腐れや病気の原因となる可能性があるため、適量の水やりを心掛けましょう。
土壌環境・肥料
豊な土壌と適切な肥料の選びも、家庭菜園の成功に不可欠なポイントです。良く耕された土、もしくは市販の野菜用の土を用意し、鉢底石や鉢底ネットなども使い、土壌の保水力や排水性も高めます。栽培したい野菜にあった培養土や元肥を準備することが肝心です。
害虫や鳥の被害にも注意が必要
また、害虫や鳥の被害にも注意が必要です。特に地植えで野菜を栽培する場合は以下のようなことを参考に、野菜を育てていってください。
必要であれば殺虫剤を撒く
あまり家庭菜園の無農薬な野菜たちに薬剤は使用したくない方も多いかと思いますが、害虫による被害による野菜の失敗よりも、殺虫剤を使用する方が、長期的にみて効果的でもあります。状況に合わせて殺虫剤の使用も検討しましょう。
収穫の時に自分にも虫が寄らないように虫除けスプレーをしておくのがおすすめ
また、家庭菜園は外でするものなので、単純に虫が苦手な方や、害虫を寄せ付けたくない方は虫除けスプレーをしておくのがおすすめです。
家のベランダでも家庭菜園ってできる?
最後は、家のベランダでも家庭菜園ができるのかについて解説していきます。「地植えできるほどの庭や畑がないよ」という方も安心してください。
結論:ベランダでも家庭菜園可能!
結論を言えば、
ベランダでも家庭菜園可能です。そのため、ベランダでも十分おいしい野菜を育てることができます。ベランダなどの省スペースでも栽培できるものに限定して育てると、より成功確率も上がります。
西日が射す場所には気をつけるようにする
また、西日が射す場所には気をつけるようにすると、葉焼けを防ぐことができ安心です。直射日光の光を最大限に受けてしまうと、野菜は弱ってしまうので、遮光ネットなどをして日当たりのバランスをとりましょう。
ベランダでの家庭菜園にはプランター栽培がおすすめ
ベランダでの家庭菜園にはプランター栽培がおすすめです。プランター栽培のメリットと注意点を解説していきます。
プランター栽培のメリット
プランター栽培は、限られたスペースでも家庭菜園を楽しむことができるメリットがあります。ベランダさえあれば手軽に始めることができ、庭がなくても野菜を栽培できる便利さがあります。また、土壌のコントロールが容易で、病害虫の侵入を防ぎやすい点もプランター栽培の利点です。
プランター栽培するときの注意点
プランター栽培では土の量が限られているため、土壌の乾燥が早く起こりやすいです。適切な水やりが必要であり、通年こまめな水やりを心掛けましょう。また、プランター内の土壌が劣化して栄養が不足することがあるため、定期的に土壌の改良や肥料の追肥を行い、植物に必要な栄養を補給することが大切です。
家庭菜園初心者におすすめの野菜33選!選び方から植え付け後の育て方までのまとめ
いかがだったでしょうか?家庭菜園初心者におすすめの野菜33選をご紹介してきました。実は難易度が高そうな家庭菜園も、野菜をきちんと選べば簡単に栽培できることがお分かりいただけたかと思います。 この記事のポイントは以下になります。
- 家庭菜園をするメリットは、自分で育てた採れたての野菜を食べることができること
- 実は正しく育てれば初心者でも簡単に栽培できる
- 全体に張りがありみずみずしい苗を選ぶ野菜には春・夏に収穫できるタイプと秋・冬に収穫できるタイプがある
- 苗はコメリなどのホームセンター、通販ではAmazonでも購入できる
- 【春・夏型】家庭菜園におすすめの野菜は、トマト、シソ(大葉)、サニーレタスなどがある
- 【秋・冬型】家庭菜園におすすめの野菜は、じゃがいも、にんじん、九条ネギ(葉ネギ)などがある
- 通年家庭菜園におすすめの野菜5は、ルッコラ、豆苗などがある
- 家庭菜園を始めるために必要なものは、苗やプランターの他に、鉢底石や鉢底ネットがあると排水性を高められてお勧め
- 植え付けの時期は野菜に合わせること
- 育て方で気にするべきポイントは、置き場所、水やり、土壌環境・肥料家のベランダでも家庭菜園はできるので、初心者の方やベランダしかない方は、プランター栽培がお勧め
この記事を参考に、あなたの家庭菜園ライフを成功させてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。