目次
- ガジュマルの鉢の重要性
- 鉢の選び方
- ガジュマルに合った鉢
- ガジュマルの植え替え方法
- 便利な鉢カバーについて
鉢はガジュマルに限らず観葉植物において非常に大切なものです。鉢選びを最初に間違えてしまえば、今後の成長に大きく影響を与えてしまうため是非最後までご覧になってください。
関連記事:ガジュマルの育て方|基本情報から苗の選び方まで徹底解説!
ガジュマルの鉢ってそんなに重要なの?
ここではガジュマルの鉢の重要性についてご紹介させていただきます。鉢にこだわりがない方、こだわってこなかった方にも必見の内容となっていますので是非参考にしてください。結論:鉢はものすごく大切!
先ほども少し触れましたが、鉢は植物にとって家そのものです。ガジュマルも例外ではなく鉢の形状や材質によって成長度が左右されることも十分あります。鉢選びは慎重に行いましょう。ガジュマルは成長が早い観葉植物
ガジュマルは初心者でも育てやすいとよく言われていますが、その大きな理由として非常に高い生命力にあります。簡単には枯れず、むしろぐんぐん成長していくためその速さも凄まじいです。ガジュマルの植え替えに合わせて鉢の交換が必要
ガジュマルの植え替えは2年に1度くらいで行いましょう。先にも述べた通りガジュマルは成長が早い為、根っこの伸びも早く「根詰まり」を起こしてしまいやすいです。根詰まりとは鉢内が成長した根っこで満たされてしまうことをいいます。 根詰まりは成長に悪い影響を与えるので、防止するためにも植え替えのタイミングで鉢も一回り大きいサイズに交換しましょう。鉢が小さいとガジュマルが枯れる原因になる
先ほど、少し触れましたがガジュマルに限らず鉢が小さすぎると、鉢内が根っこで満たされる根詰まりの状態に陥ってしまいます。根詰まりは互いの根っこ同士で栄養の吸収を阻害してしまい、根が腐ってしまう「根腐れ」の原因となってしまうため鉢の大きさには気を配るようにしましょう。【超必見】おさえておきたいガジュマルの鉢選びの条件3選
ここではガジュマルの鉢を選ぶ上で求められる条件を大きく取り上げていきます。ガジュマルの鉢選びでお悩みの方は是非参考になさってください。条件①:今使っている鉢よりも1つ大きめのサイズを選ぶ
ガジュマルは生命力、成長速度が非常に高いです。常に1回り大きいサイズを選ぶことによってガジュマルも遠慮なく成長することができますし、根詰まりの心配もなくなります。ガジュマルの鉢を選ぶときは気持ち大きめ、一回り大きめのサイズを意識して選ぶようにしましょう。条件②:穴がある水はけがいいものを選ぶ
観葉植物全般に言える事ですが、根腐れを防止するためには鉢内の湿気を抑える事が重要となってきます。穴のある鉢を使うことで通気性が良くなるため根腐れを防止につながるため穴のある鉢を使うようにしましょう。条件③:部屋のインテリア等に馴染む・かわいい鉢を選ぶ
鉢には様々なデザインがあります。先ほど紹介した、2つよりも優先度は少し低くなりますが、観葉植物は外や玄関に飾って楽しむグリーンインテリアでもあるため外観も十分に気を使って選んでみましょう。ガジュマルに合う鉢を紹介
ここでは素材ごとに特徴を紹介しつつ、ガジュマルに合う鉢をご紹介させていただきます。ガジュマルの鉢でお悩みの方は是非こちらをご参考にしてください。素焼き鉢(テラコッタ鉢)
素焼き鉢、別名テラコッタ鉢と呼ばれもしますが、どちらも意味合いとしては高温で土を焼いたものという意味を持ちます。物としては粘度を高温で焼いて作った鉢なのでレンガのような質感をイメージしていただければ分かりやすいかと思います。ここではテラコッタ鉢のメリット・デメリットをご紹介していきます。メリット
テラコッタ鉢のメリットとしては通気性や排水性、吸水性が良いため鉢内に湿気が溜まりにくく、根腐れを防止するために特化したような利点となっています。また、テラコッタ鉢が中から吸収した水分を外へ逃がすときに熱も一緒に逃がしてくれるため、真夏の土の温度上昇も抑えてくれます。デメリット
テラコッタ鉢のデメリットとしては先にも少し触れた通りレンガのようなものなので重量が重く割れやすいことです。そのため取り扱いには十分気を付け、あまり高いところには置かないようにしましょう。陶器鉢
次に紹介させていただくのは陶器鉢。先ほど紹介したテラコッタ鉢と同じ陶器ではありますが、違いとしてはその表面に塗装加工が施されたものです。そんな陶器バチのメリット・デメリットをご紹介していきます。メリット
表面に加工が施されているため、保温・保水性が良く、表面の加工によって耐水性が良くなっています。更に表面に加工が施されているためおしゃれなデザインも多く様々なものがあるので自分のお気に入りが見つかりやすいです。デメリット
デメリットとしては値段が高価で重量が重いこと。更には表面に施されている加工によって通気性が悪くなってしまい、鉢内の湿気が高くなりやすくなっていることです。陶器鉢を使うときには根腐れには十分気を付けましょう。モスポット
こちらも同じ素焼き鉢です。テラコッタとの違いは見た目が古く再現されており、あえて何年間も使ったような古めかしい見た目をした見た目であることが特徴です。ちなみにモスポットの「モス」とは苔を意味しており、表面に苔が生えている見た目からきているそうです。メリット
こちらはテラコッタ同様の素材であるため、通気性、排水性、吸水性に優れています。水はけが良いため、根腐れを防止したい方にはおすすめの鉢です。デメリット
デメリットもテラコッタ鉢と同じく、重量が重いこと。更には高温多湿によってカビが生えてくる場合もあるため湿気には十分注意が必要です。プラスチック鉢
プラスチック鉢は一番市場に出回っている鉢です。加工もしやすいため様々な見た目のものが存在します。メリット
プラスチック鉢のメリットとしては安価で軽量なため非常に扱いやすいこと。更にはその加工のしやすさから形や色、デザインなどが豊富に取り揃えられており、かわいいものからスタイリッシュなものまで自分のお気に入りの鉢が見つかりやすいです。デメリット
プラスチック鉢は通気性が悪く根腐れを起こしやすいです。更には熱伝導率が良いことから夏は暑くなりやすく、冬は冷えやすいので植物にも激しい温度変化によるダメージが生じてしまいます。プラスチック鉢を使うことを考えるのであれば鉢カバーなどを被せてあげましょう。木製鉢
木製鉢はその名の通り、木でできた鉢です。植物とも見た目の相性がよく、ナチュラルな雰囲気を作る事ができます。メリット
木で作られているため、通気性・排水性が良く根腐れを防止できますし、自然素材で作られている為、インテリアとしても非常に相性がいいです。デメリット
木でできているため、湿気によるカビなど経年劣化による腐食などがあるため長く使用することができません。もし長く使いたいと考えているのであれば防腐剤を使った防腐処理などの対策が必要になります。ブリキ鉢
ブリキとは鉄に鈴メッキを施して防腐処理を施したものをいいます。ブリキ鉢について、ご紹介していきます。メリット
ブリキ鉢はとても安価で、加工しやすく自分の好きな見た目に作り替えることもできるため自分で鉢を作ってみたい方におすすめです。また軽量で鈴メッキされているため雨に強いことも良い点ですよ。デメリット
熱伝導率が高く温度変化の影響を受けやすいですし、通気性・排水性が悪いことから根腐れの不安もあるため場合によっては自分で加工する必要性がでてくるかと思います。湿気に弱かったり温度変化に敏感な植物には向かないので注意しましょう。選んだ鉢にガジュマルを植える方法を紹介
ここではガジュマルの植え替えについて、初心者にも分かりやすく紹介していきます。是非参考になさってください。ガジュマルの植え替えに必要なもの
・ガジュマル ・植え替える鉢 ・鉢底ネット ・鉢底石(軽石) ・観葉植物用の土 ・棒(割りばしなど) ・剪定ばさみガジュマルの植え替え手順
- ガジュマルを鉢からゆっくり引き抜く(抜きづらければ振動を与えながら)
- 根から土を払い落として、黒ずんだ腐った根を切り落とす
- 植え替える鉢に鉢底ネットを敷く
- ガジュマルの根っこの隙間に土を割りばしで行き渡らせながら入れていく
- ガジュマルの幹が約1cmまで埋まるまで土をいれる
- 鉢の上端から約2cmくらいまで土が入ったら完了
ガジュマルを植え替え後のケア方法
観葉植物にとって鉢替えは大きなストレスとなってしまい、鉢替え直後は非常に繊細で植え替え後は安定するまで約2週間かかります。その期間は少しでもいい環境を用意してあげることで回復につなげていきましょう。 ここではガジュマルを植え替えたあとのケアに方法についてご紹介していきます。是非参考にしてくださいね。【日当たり】【風通し】がいい場所に置くようにする
ガジュマルは耐陰性をもつ植物ではありますが、日光を好みます。直射日光の当たらない明るいところに置くようにしましょう。また、湿気のほうも観葉植物にとっては根腐れの原因となるため風通しのいい湿気が溜まりにくい所に置くようにしてください。水やりは基本的に土が乾いてから行う
水やりについては土が乾いてから行うことが原則です。土が乾く前に水やりをしてしまうと、鉢内の湿気が高い状態が続いてしまい、根腐れの原因となってしまいます。春・夏の水やり方法
春から夏はガジュマルの成長期なので毎日あげるようにしてください。水やりするタイミングとしては涼しい早朝か夕方がベストです。昼間にあげてしまうと高温によって鉢内の湿気が高くなり、根腐れの原因になる恐れがありため注意してください。秋・冬の水やり方法
秋から冬(10℃以下)はガジュマルは休眠期に入ります。休眠期に入ればほとんど成長せず、エネルギーも現状を維持する分のみでそれほど必要としません。よって水も同様にそれほど必要とせず、月1~2回でも十分なほどです。水を上げるときには土が十分乾いていることを確認してからあげるようにしましょう。肥料はすぐに与えるとガジュマルに良くない
上替え直後は大きな負荷がかかったあとで根が傷つき弱っていることがあります。植え替え直後に肥料を与えてしまうと返って逆効果になってしまうことがあります。2週間は明るい日陰でそっとしておいてあげましょう。【応用テク】鉢カバーで植木鉢をおしゃれにしてみる
鉢カバーというものをご存じでしょうか?その名前の通り鉢に取り付けるカバーなのですが、鉢カバーには様々なメリットがあります。それぞれ詳細に紹介していきますので是非参考にしてくださいね。【鉢カバー】を知っていますか?
鉢カバーは鉢に取り付けるカバーのことで、鉢の雰囲気を簡単に変える事ができたり、おしゃれにも貢献することができるので人気の高い園芸用品の1つです。鉢カバーを取り付けるメリット・デメリット
ここでは鉢カバーのメリット・デメリットはどんなものかご紹介していきます。メリット
植え替えせずに鉢の見た目を変える事ができ、かわいいものからカジュアルなものまでそのバリエーションも豊富です。さらには下に漏れ出た水も耐水性のあるカバーなら受け止めてくれるため、受け皿も必要なくそのまま水やりすることもできるようになります。デメリット
通気性が悪くなり、カバー内に湿気が溜まりやすいです。それに伴って鉢内の湿気が高くなってしまい根腐れの原因になってしまう恐れがあるため鉢カバーを使うときには小まめに溜まった水を捨てるようにしましょう。鉢カバーの取り扱いの注意点やコツ
ここでは鉢カバーと使う上で注意しなくてはならない点やコツなどをご紹介させていただきますので是非参考にしてください。受け皿に溜まった水は捨てるようにする
先ほども少し述べましたが、受け皿に溜まった水は捨てるようにしましょう。カバーを取り付けていると通気性が悪くなり、溜まった水を放置しているとカバー内・鉢内の湿気が高くなり根腐れの原因となってしまいます。鉢カバーからガジュマルを取り出して水やりをする
カバー内に湿気が溜まることによる根腐れを避けたいのであれば、少し手間がかかってしまいますがカバーから取り出して水をあげるのも1つの手です。おすすめの鉢カバー
ここではおすすめの鉢カバーをいくつかご紹介させていただきます。本記事で鉢カバーに興味を持ちましたら是非ここで紹介するものも検討してみてくださいね。[ココチエ] 鉢カバー おしゃれ
こちらの鉢カバーは天然素材の綿が使われているため、植物がもつナチュラルな雰囲気を損ねることなくお部屋に飾ることができます。さらに取っ手が備わっているため、持ち運びも簡単な点も大きなメリットです。鉢カバーとしてではなく通常のカゴとしても使うことが可能なので使い勝手がいいデザインとなっています。商品名 | [ココチエ] 鉢カバー おしゃれ 5号 6号 7号 8号 9号 バスケット 収納 かご 綿 ロープ インテリア (大, ブラック) |
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価格 | 2490円 |
色の種類 | ブラック、ホワイト |
特徴 | 天然素材を使った鉢カバー |
陶器鉢 セラミック 底穴あり 皿付き
こちらの鉢カバーはセラミック製で重量が安定性が高い鉢カバー。この鉢カバーは底穴がついているため、排水性もよく根腐れ対策もバッチリです。デザインもセラミックが放つ深みのある色が高級感溢れる雰囲気を作ってくれます。また、底穴付きで受け皿もあるためこのまま鉢としても使うことができます。商品名 | 鉢 植木鉢 鉢カバー フプランター 陶器鉢 セラミック 底穴あり 皿付き ホワイト ブラック グレー モランディカラー 円筒形 直径15cm 高さ15cm インテリア 部屋 飾り 観葉植物 (濃緑+金色トレー, 高さ:15cm) |
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価格 | 2988円 |
色の種類 | 全8種類 |
特徴 | 高級感のあるセラミック製 |
鉢カバー サスティナブル エコポット
こちらの鉢カバーはプラスチック製なので非常に安価で入手しやすい点がとてもいいですよ。プラスチックではあるものの75%は植物繊維が織り込まれているので環境にも優しい鉢カバー。重量も軽いため扱いやすく、鉢カバーの購入に悩んでいる方はこちらを購入して試してみるのもいいかもしれません。商品名 | SPICE OF LIFE(スパイス) 鉢カバー サスティナブル エコポット BENIGN サンドベージュ Mサイズ 直径15cm 高さ13.5cm TBGF1012SBE |
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価格 | 556円 |
色の種類 | サンドベージュ、ブラウン、ブラック |
特徴 | 植物繊維を使ったエコなプラスチック鉢カバー |
アップルウェアー 鉢植・鉢カバー アトリエポット
最後に紹介させていただくのはこちらのプラスチック製の鉢カバー。こちらはプラスチック製なため、軽量で手入れもしやすいです。デザインもシンプルな為どんな場所にも合わせやすく、鉢カバーとしては非常に扱いやすいのでおすすめです。鉢としても使用することは可能ですが、底穴もなくプラスチック製は通気性はあまりよくないため、根腐れには十分注意しなければいけません。
商品名 | アップルウェアー 鉢植・鉢カバー アトリエポット 30型 ホワイト |
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価格 | 989円 |
色の種類 | ホワイト、ライトグレー |
特徴 | プラスチック製のシンプルなデザイン |
ガジュマルの鉢に関してよくある質問
ここではガジュマルの鉢に関係したよくある質問にお答えしていきます。Q. ハイドロカルチャーの鉢替えはガラス製がいいのでしょうか?何かポイントはありますか?
A,ハイドロカルチャーに合う鉢は透明で厚みのあるガラスです。 ハイドロカルチャーの鉢で注意しなければいけないのは水の量が把握しやすい透明なガラスであること、熱の伝導率が低く壊れにくいこと、厚みがあり丈夫であることが重要となってきます。Q. 新しい鉢が予想以上に深い感じでした。対処法などはありますか?
A,鉢の底に発砲スチロールや鉢底石を多めに敷くことで対処できます。 鉢が深いと必要以上に水が鉢に溜まりやすくなってしまうため、根腐れの原因になってしまいます。鉢が大きすぎて深いと感じた時は底上げしてしまいましょう。発砲スチロールや鉢底石であれば植物に悪い影響は与えないので安心してください。Q. ガジュマルにカビやコバエが湧いた際の鉢や土は再利用しても大丈夫ですか?
A,カビやコバエが湧いた土はすぐに取り換えましょう。 カビやコバエは土に沸くということは土が大分腐食している証拠です。匂いも生臭い匂いがするかと思います。そういった状態は植物の健康上よくないのですぐに鉢をキレイに洗浄し、土も新しいものに交換することをおすすめします。ガジュマルの鉢は重要です!鉢の選び方や育て方のコツを徹底解説のまとめ
以上でガジュマルの鉢についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?鉢の種類は豊富で植物ごとにあった鉢を選ぶのは難しいことが分かってもらえたかと思います。今回の内容をまとめると- ガジュマルは成長速度が速いため1サイズ大きい鉢に植えること
- ガジュマルは根腐れを起こしやすいので通気性の鉢が好ましい
- ガジュマルを植え替えたあとは2週間ほど適正環境でそっとしておく
- 鉢カバーを使うことで植物に負担をかけず、鉢の雰囲気を変えられる