目次
皆様はシマトネリコをご存知でしょうか?シマトネリコを一言で言えば庭木のシンボルツリーとして非常に人気の観葉植物です。サイズも大きく育ちやすい丈夫な観葉植物で、初心者さんでも育てやすいことでも人気があります。
しかし、正しい育て方やケアを知らないとシマトネリコが予想以上に伸びすぎてしまうことや、地植えの場合であれば、近隣の方の迷惑になってしまうトラブルに見舞われることもあるかもしれません。
今回の記事では、基本的なシマトネリコの育て方を解説するとともに、どのようなお手入れや管理をすることが重要なのか、室内での栽培の方法などを以下の流れで解説していきます。
- そもそもシマトネリコはどんな観葉植物なのかを解説
- シマトネリコの育て方のポイント①:置き場所と温度について解説
- シマトネリコの育て方のポイント②:水やりについて解説
- シマトネリコの育て方のポイント③:肥料について解説
- 【成長したらすること】植え替えについて解説
- 【成長したらすること】剪定について解説
- さらにシマトネリコを大きくする方法をご紹介
- シマトネリコの豊富な育て方をご紹介
- シマトネリコの育て方のまとめ
シマトネリコはどんな観葉植物なの?
それではまずは、そもそもシマトネリコはどんな観葉植物なのかを解説していきます。どんな植物なのかを知っていれば、愛着を持って育てることができるようになりますよ。シンブルツリーとして大人気!
先ほども少しお話しした通り、シマトネリコは非常に庭木のシンブルツリーとして大人気の観葉植物です。シンボルツリーと言えるほど大きな樹形はシマトネリコの魅力でもあり、「新居に大きな木を植えたい」という方の中でも特にこのシマトネリコを選ばれる方が多いのも一つの魅力でもあります。 また、シマトネリコは沖縄などの南国原産の植物で、温暖な気候を好みます。シマトネリコの花言葉:「偉大」「高潔」「荘厳」
シマトネリコの花言葉は「偉大」「高潔」「荘厳」になります。シマトネリコのその大きさや、立派な立ち姿、シンボルツリーとして家を守ってくれるような存在からも、「偉大」「高潔」「荘厳」といった花言葉がつけられたと考えられます。シマトネリコの風水:【家族運】
それに、シマトネリコの風水は【家族運】になります。お家や家族に近い距離にシマトネリコを植えると、家族の運気がアップすると言われており、また室内でも効果は同様に期待できると言われています。シマトネリコの育て方のポイント①:置き場所と温度
続いてはこの記事の本題でもある、シマトネリコの育て方のポイントを解説していきます。一つ目のシマトネリコの育て方のポイントは、「置き場所と温度」になります。どんな置き場所に置けば良いのかを解説していきます。屋外でも室内でも枯れずに成長する!
シマトネリコは、屋外でも室内でも比較的簡単に育てることができる植物です。その丈夫さと適応力は、シマトネリコ栽培の初心者さんにもピッタリです。屋外でシンボルツリーとして栽培できることはもちろん、シマトネリコは室内で鉢植えとして生育することができ、リビングやオフィスなどのインテリアに緑を取り入れるのにも適しています。日当たりがよく、風通しが良い環境を好む
特にシマトネリコは日当たりを好む植物です。そのため、充分な日当たりを確保した場所で栽培することが重要になります。またシマトネリコを屋外で育てる場合は、南向きの日当たりの良い場所が理想的ですが、半日陰でも育つことができます。多少の直射日光であれば生育に影響は出ませんが、過剰な直射日光は葉焼けの原因にもなります。それに、風通しの良い環境も好み、風通しの良い場所に置くことで、病害虫の予防にもつながります。-5℃ぐらいまでなら耐えることができる寒さに強い植物
それにシマトネリコは寒さにも強い特性を持っています。一般的に-5℃程度の低温になら耐えることができ、比較的耐寒性がある植物です。ただし、寒さの厳しいエリアでの栽培で、かなり冷え込む際は注意が必要です。特に霜が降りる地域では、冬の時期に寒さから守るための温室や保護カバーを使用するなどの寒さ対策が必要です。シマトネリコの育て方のポイント②:水やり
続いてのシマトネリコの育て方のポイントは、「水やり」になります。時期によって変える必要のある水やりの方法を解説していきます。春〜夏の時期:土の表面が乾いてから
春から夏にかけての時期にシマトネリコは成長期に入り、多くの水分を必要とします。この時期の水やりのタイミングは、土の表面が乾いてから水を与えるのが適しています。指で土の表面を触って、湿度を確認しましょう。土が乾いたら、十分な水分を与えることで、根が十分に水を吸収できます。しかし、過剰な水やりは根腐れを引き起こす原因となるので、必要以上に水をやりすぎないようにしましょう。秋〜冬の時期:土の表面が乾いてから2〜3日後
秋から冬にかけての時期はシマトネリコは休眠期に入り、成長が緩やかになります。この時期は水の吸収量が減少するため、水やりの頻度を控えめにする必要があります。具体的には土の表面が乾いてから2〜3日後に、適量の水を与えると良いでしょう。シマトネリコの育て方のポイント③:肥料
続いてのシマトネリコの育て方のポイントは、「肥料」になります。シマトネリコにおすすめの肥料や、肥料をどのタイミングで施せば良いのかを解説していきます。肥料の種類
シマトネリコは、緩効性肥料を土壌内に混ぜて与えるか、成長期である暖かい季節に液体肥料や置き肥を与えることでより成長が活発化します。特に、緩効性肥料はその名前の通り、緩やかに成分が植物に効いてくる肥料なので、即効性はないものの、長期間肥料の栄養分を与えることができるメリットがあります。肥料のタイミング
肥料を与えるタイミングは、鉢植えか地植えかによっても変わります。 まず地植えのシマトネリコ場合は、植え付けをするタイミングで肥料を土の中に混ぜ込みます。また冬の休眠期になれば、春のまた美しい葉っぱをつけてもらうために寒肥を施しましょう。鉢植えのシマトネリコは肥料がなくならないように注意をし、成長期には必ず緩効性肥料を与え、植え替えや植え付け時には緩効性肥料を土壌内に混ぜ込みましょう。【成長したらすること】植え替えについて
続いては、成長したら絶対にするべきな「植え替え」について解説していきます。特に植え替えはシマトネリコにとって重要なお手入れの一つです。どのように植え替えをやれば良いのかを、詳しく解説していきます。シマトネリコは成長が早いので植え替えはとても重要!
シマトネリコは成長が早い観葉植物の一つです。そのため、根っこが急速に成長することを考え頻繁に植え替えをしてあげる必要があります。それに植え替えは、新鮮な土壌で栄養を供給することができ、シマトネリコの健康を維持するためには非常に重要になります。定期的な植え替えを行うことで病気になることなく健康な状態を維持することができます。植え替えをするタイミング:1年〜2年に1回
シマトネリコの植え替えのタイミングは、成長の速さに合わせて1年から2年に1回を目安に行うことがおすすめです。成長のスピードや状態に合わせて、1年ごとに植え替えを検討する場合もあるでしょう。植物が鉢に根を張りすぎて根詰まりが進行すると、栄養の吸収がしづらくなり最悪の場合病気になって枯れることもあるため、必ず植え替えのタイミングは逃さないようにしましょう。植え替えをする時期:春
また、シマトネリコの植え替えは、春が最適な時期になります。春になると新しい成長が始まり、植物が活発になるため、植え替え後は素早く根付いてくれます。また、春の暖かな季節の間に植え替えをすることで、植え替えにかかったストレスを回復しやすくなります。植え替えの方法
- まずはシマトネリコを用意します。鉢植えの場合も地植えの場合も、不用意に根っこを傷つけることのないように、丁寧にスコップなどで掘り出します。
- 根っこについた土を落とします。この際、新聞紙などの上で作業をすることで、後片付けがしやすくなりますよ。
- 鉢植えであれば市販の観葉植物用の用土を使用します。用土を鉢の2/3程度入れます。
- この用土に緩効性肥料を混ぜ込んでいきます。
- 次にシマトネリコを植え付けていきます。その後、残りの土を埋めていきます。
- 株を安定させるために水をたっぷりと与え、根付くまでは直射日光に当てないような場所に置いて栽培しましょう。
【成長したらすること】剪定について
続いては、シマトネリコの育て方の中でも重要な、剪定について解説していきます。どの時期に剪定をするべきなのか、またどんな枝を剪定するべきなのかを解説していきます。剪定する時期:春か秋
シマトネリコの剪定を行う適切な時期は、春か秋です。春に剪定を行うことで新しい成長が活発になります。また秋に行う剪定は、冬に向けての準備を整えるのに役立ちます。どちらの時期も、剪定の前には切れ味の鋭い道具を準備しましょう。古く太い枝や真上・下向き・内向きに伸びる枝を剪定する
シマトネリコの剪定のポイントは、古く太い枝や真上、下向き、内向きに伸びる枝を剪定することです。これらの枝は成長しすぎると、植物の形が乱れ、充分な日光や風通しを妨げることがあります。またこれらの枝や葉っぱ意外に、剪定する際は、健康な葉を残すように心掛けましょう。さらにシマトネリコを大きくする方法
続いては、さらにシマトネリコを大きくする方法について解説していきます。シマトネリコはここまでお話ししてきたように、正しい育て方を実践すれば比較的簡単に大きくすることができます。しかし、ここからはよりシマトネリコを大きくする3つの方法である「株分け」・「挿し木」・「葉挿し」を、それぞれ解説していきます。株分け
まずは最も王道のシマトネリコを大きくする方法である「株分け」の方法を解説していきます。株分けは、シマトネリコの大きく育った親株から子株を分けて、新しい土壌に植えることで大きくすることのできる方法です。株分けは、比較的に地植えよりも鉢植えの方がやりやすい増やし方です。といのも、親株のサイズが手作業で行いやすいサイズであれば問題なく株分けが行えますが、大きすぎると反対に株分けがしづらくなるので注意しましょう。挿し木
続いてのシマトネリコを大きくする方法「挿し木」の方法を解説していきます。挿し木はこの大きくする方法の中でも簡単な部類の増やし方で、枝を剪定して用土に挿し、発根を待つだけです。やり方としては、挿し木用の枝を選びますが、この際今年生えた新しい枝であるとより発根しやすくなります。次に挿し穂を斜めにカットし、水を数時間吸収させます。次に挿し木用の用土に挿し、たっぷり水をやって乾燥しないように管理すれば完成です。葉挿し
最後のシマトネリコを大きくする方法は「葉挿し」です。葉挿しの方法を解説していきます。葉挿しはシマトネリコの葉っぱをもぎ取って、葉挿し用の用土に置くだけで増やすことができます。大きさの観点で言えば最もコンパクトなサイズの増やし方にはなりますが、健康的な葉っぱを用土に置くだけでいい簡単な増やし方であるというメリットは、初心者さんには特におすすめです。シマトネリコはたくさん育て方がある
最後は、シマトネリコはたくさん育て方があるというお話しをしていきます。ここまでお話しした通り、シマトネリコは非常に丈夫な観葉植物です。シマトネリコはそんな植物であることから、実はさまざまな育て方をして育てることができることも魅力でもありますよ。 しかしながら、どんな育て方でも基本的には同一の育て方ではありますが、唯一「ハイドロカルチャー」での栽培は他の育て方と異なります。ここからは、鉢植えと地植えの育て方の特徴やメリット、「ハイドロカルチャー」での育て方を解説していきます。鉢植えをする
まず鉢植えでのシマトネリコは、コンパクトに育てることのできるメリットがあります。室内栽培しかできない方にはおすすめの方法になりますが、地植えと同様に日当たりの良い場所で適度な乾燥ができる風通しの良い場所で栽培しましょう。地植えをする
地植えのシマトネリコは、特に大きく成長させたい方におすすめの育て方です。また、庭のシンボルツリーにもできるので、目立たせたい方にはもってこいの育て方になります。地域によっては寒すぎて栽培が難しい場所もあるので、シマトネリコを購入する先で詳しく聞いてみるのが良いでしょう。ハイドロカルチャーで育てる
それにハイドロカルチャーで育てることもできますよ。ハイドロカルチャーは土を使用しない栽培方法で、主にハイドロボールなどを使用して栽培することができ、シマトネリコも栽培ができます。ハイドロカルチャーのメリットは、害虫が寄ってこないことや、鉢植えよりもコンパクトに栽培ができることです。きれいなガラス容器で育てると、インテリアにもなるのでおすすめです。【まとめ】シマトネリコの育て方を解説!基本情報から成長後のお手入れまで
いかがだったでしょうか?シマトネリコの育て方がこの記事一つでまるっとご理解いただけたのではないでしょうか。 今回の記事のポイントは以下になります。- シマトネリコは庭木のシンブルツリーとして大人気の観葉植物
- シマトネリコの花言葉は「偉大」「高潔」「荘厳」で、風水効果は【家族運】が期待できると言われている
- 自生地は沖縄などの南国屋外でも室内でも枯れずに栽培でき、日当たりがよく、風通しが良い環境を好む
- 春〜夏の時期は土の表面が乾いてから水を与え、秋〜冬の時期は土の表面が乾いてから2〜3日後に水を与える
- シマトネリコは、緩効性肥料を土壌内に混ぜて与えるか、成長期である暖かい季節に液体肥料や置き肥を与えることでより成長が活発化する
- シマトネリコは非常に成長が早いので植え替えはとても重要で、1年〜2年に1回か、成長の速度に合わせて調整をする必要がある
- 剪定する時期は春か秋で、古く太い枝や真上・下向き・内向きに伸びる枝を剪定すること
- シマトネリコを大きくする3つの方法は、「株分け」・「挿し木」・「葉挿し」
- ハイドロカルチャーで育てることもでき、おしゃれでコンパクトに栽培ができる