人気のクリスマスローズの種類を紹介!選ぶコツから基本のケア方法まで

人気のクリスマスローズの種類を紹介!選ぶコツから基本のケア方法まで
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目次

冬に美しく咲くクリスマスローズ。クリスマスローズにはさまざまな種類があることをご存じでしょうか。花弁や花色、花の形、香りなどに細かな違いがあります。クリスマスローズの種類について気になりませんか。 そこでこちらの記事では
  • クリスマスローズの代表的な原種
  • クリスマスローズの花色の種類
  • クリスマスローズの姿形の種類
  • クリスマスローズの人気の交配種

について解説しています。 この記事を読んでいただければ、クリスマスローズの種類について知識が身に付きます。クリスマスローズを育てるときに種類について詳しくなるでしょう。最後にはクリスマスローズの基本的な育て方を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:クリスマスローズの育て方|成長後のケア方法から入手方法まで

クリスマスローズの種類はどんなものがある?

冬の貴婦人とも呼ばれるクリスマスローズ。花の色や形などの特徴が多種多様ですが、種類はどんなものがあるのか気になりませんか。クリスマスローズの種類について解説します。

種類によって葉や花の色や模様、姿形が異なる

クリスマスローズは種類によって葉や花の色、模様、姿形が異なります。特に、原種はそれぞれ特徴的な個性を持っています。原種を掛け合わせて生まれたクリスマスローズも、変化が多く人気です。掛け合わせによって無限ともいえるクリスマスローズが現在でも生まれています。

クリスマスローズの種類、名前を紹介!

ここでは、クリスマスローズの種類、名前を紹介していきます。クリスマスローズの最大の特徴でもある花のように見えるところは、正確には萼(がく)と呼ばれるもの。本当の花は、萼の中央部分に小さくあります。ほとんど目立たないので、主に色鮮やかな萼を花弁と扱われることが多いです。

クリスマスローズの代表的な原種

クリスマスローズには、様々な原種があります。原種のクリスマスローズについて解説します。

原種は22種類ほどの数がある

クリスマスローズの原種は22種類ほどの数があります。いずれも葉や花の雰囲気や特徴が異なり、人気です。原種によっては、日本で育てることが難しい品種も多いため、すべての原種を手に入れることは難しいでしょう。クリスマスローズの正式名称は、「Helleborus(ヘレボルス)」であり、商品ラベルには「H.niger L.」や「H.orientalis」と記載されていることがあります。このH.はクリスマスローズの学名Helleborus(ヘレボルス)を意味します。

無茎種:地面の株元から花茎が立ち上がる

クリスマスローズには、無茎種と呼ばれるものがあります。無茎種の特徴は、地面の株元から花茎が立ち上がることです。無茎種を3種類紹介します。
  1. クリスマスローズ・オリエンタリス
  2. ヘレボルス・チベタヌス
  3. ヘレボルス・オドルス
それぞれ見ていきましょう。

クリスマスローズ・オリエンタリス:ピンク色や赤褐色の花を咲かせる

クリスマスローズ・オリエンタリスは、主にピンク色や赤褐色の花を咲かせる種類です。日本では、最も流通している種類といえます。八重咲きや多弁咲き、花に入る模様などの種類も豊富です。そして、クリスマスローズ・オリエンタリスから収穫できる種は、親と同じ花とは限りません。つまり、ピンク色の花の種を育ててみると、白色や赤色の花が咲くこともあります。それほど、クリスマスローズ・オリエンタリスは花が変化しやすい種類といえます。

ヘレボルス・チベタヌス:下向きの淡いピンクの花をつける

ヘレボルス・チベタヌスは、下向きの淡いピンクの花をつける原種です。花色の変化は、特に多くなく白から淡いピンクで赤色のラインが入っているものもあります。ヘレボルス・チベタヌスは中国の四川省で再発見されて全世界に紹介された原種です。白色~淡いピンクの小さめの花がかわいらしく、人気があります。

ヘレボルス・オドルス:一般的なものより開花が遅い

ヘレボルス・オドルスは一般的なものより開花が遅い特徴があります。開花時期は晩冬から春、花色は緑色です。花に柑橘類を思わせる香りがあります。ナチュラルな雰囲気のあるヘレボルス・オドルスは、落ち着いた庭にぴったりといえるでしょう。

有茎種:立ち上がった太い茎から花茎が生えて咲く

クリスマスローズには、無茎種のほかに有茎種と呼ばれるものもあります。有茎種は立ち上がった太い茎から花茎が生えて咲く特徴です。ここでは、有茎種を3種類紹介します。
  1. ヘレボルス・ニゲル
  2. ヘレボルス・フェチダス
  3. ヘレボルス・ヴェシカリウス

ヘレボルス・ニゲル:白色の花を咲かせる

ヘレボルス・ニゲルは白い花を咲かせる有茎種、または中間種とされる種類です。主に、クリスマスローズと呼ばれるのは、ヘレボルス・ニゲルのことを指します。なぜなら、ニゲルは早咲きの品種であり、クリスマスシーズンの12月に花が咲くためです。クリスマスの時期に一重咲きの野ばらのような花が咲くことから、「クリスマスローズ」と呼ばれています。

ヘレボルス・フェチダス:ベル形のユニークな小花を咲かせる

ヘレボルス・フェチダスは、ベル形のユニークな小花を咲かせる有茎種です。常緑であり、葉は細かく分かれて、黄緑色の花とともに草姿が美しいのも特徴。ヘレボルス・フェチダスは高温多湿に弱いので、日本での生育はあまり向いていません。しかし、茎や花弁が赤みを帯びる品種や斑入り葉、黄葉などがあります。

ヘレボルス・ヴェシカリウス:花後に袋状のさやを作って種を成熟させる

へレボルス・ヴェシカリウスは、花後に袋状のさやを作って種を成熟させる有茎種です。紫と緑の入り混じったような花弁を持ち、葉には厚みがあります。クリスマスローズの中では珍しく、ヘレボルス・ヴェシカリウスは砂漠に自生していることも特徴です。

クリスマスローズの色の種類

クリスマスローズには、様々な色の種類があります。特に、オリエンタリス系は種類が豊富です。ここでは、クリスマスローズの色の種類を紹介します。

ピンク系

クリスマスローズには多くのピンク系があります。昔は、クリスマスローズの多くがうつむいていることもあって、ぱっとしないピンクが多い印象でした。最近では、横向きや上向きのクリスマスローズが育種されて、華やかなピンク色になっています。特に八重咲きや多弁咲きのピンク色は、かわいらしく人気です。

白系

クリスマスローズには、ピンクに続いて白系も多くあります。白系のクリスマスローズは定番のようにも思えますが、純白の白色はなかなかなく、貴重です。なぜなら、白色といっても、グリーンが少し入ったり、スポットと呼ばれる模様がわずかに入ったりすることが多いためです。花の形が整った俊博の白系クリスマスローズは非常に人気があります。

オーレア系(黄色)

クリスマスローズにはオーレア系(黄色)の種類があります。オーレア系はゴールドとも呼ばれており、非常に人気がある花色です。イギリスで花も葉も黄色い「ゴールド」が作出されたことで、交配が進みます。結果的に、クリスマスローズのくすんだ色合いは明るい色合いに変化した歴史があります。ゴールドと呼ばれるオーレア系の多くは、黄葉であり、光合成能力が乏しいため生育が難しい一面があります。最近では、価格は落ち着いていますが流通量が少ない時代は、非常に高価なクリスマスローズでした。

黒系

クリスマスローズには、黒系の色合いがあります。オーレア系と並び人気のある花色です。昔は黒色といっても、赤紫色が入った色合いでしたが、今では育種が進み、漆黒とも呼べるような、赤みのない黒色のクリスマスローズが存在します。オーレア系と同様に、最近では手に入りやすくなっているので、園芸店で探せば、質の良い黒色を見つけることもできるでしょう。

赤紫系

赤紫系のクリスマスローズは、白やピンクと並び昔からある花色です。しかし、昔の赤紫系クリスマスローズはくすんだ色合いだったため、あまり人気がありませんでした。しかし、オーレア系の明るい黄色が生まれたことをきっかけに育種が進み、くすみがなくなります。結果的に明るい赤紫色が多く生まれ、人気の花色になっています。赤紫系には、赤が強いものや紫が強いものなど、変化に富んでいるのも特徴です。

緑系

クリスマスローズには、緑系の花色があります。観賞用としては、地味な緑色ですが、鮮やかな花色が多い中で咲く緑系の花色は目を引きます。そもそも、クリスマスローズの原種の多くは緑系なので、緑色の花は色や形がよいとされています。花壇などに植えると、周囲を引き立ててくれる名脇役になるクリスマスローズです。

灰色系

クリスマスローズには、灰色系の花色があります。明るさによって、「灰色」「グレイ」「スレートグレイ」「ブルー」「シルバー」など、呼び方はさまざま。花色がシックで大人っぽい印象があり、おしゃれなクリスマスローズとして人気があります。

アプリコット系

クリスマスローズにはアプリコット系と呼ばれる色もあります。アプリコット系は黄色と明るいピンクの中間、淡いオレンジ色のような色合いです。昔は、希少な花色で高価なクリスマスローズの色の一つでしたが、現在では流通量も増えて、専門の園芸店では手に入りやすい花色の一つとなりました。

バイカラー

クリスマスローズには、単色だけでなくバイカラー(複色)もあります。主に、花弁の裏から縁にかけて、紫系の色に染まっていて、美しいぼかしを表現しています。花色は白系やグリーンで、紫のバイカラーが多いですが、近年ではさまざまなバイカラーも生まれているので、ぜひお気に入りのバイカラーを見つけてください。

クリスマスローズの姿形の種類

クリスマスローズは花色だけでなく、咲き方の種類も多いです。ここでは、クリスマスローズの姿形の種類を見ていきましょう。

シングル(一重咲き)

シングル(一重咲き)とは、花弁が5枚の咲き方をします。昔はシングルのクリスマスローズが多かったですが、現在では貴重な存在になりつつあります。なぜなら、近年では、ダブル(八重咲き)のクリスマスローズが主流になっており、シングルの生産者が減っているためです。

ダブル(八重咲き)

ダブル(八重咲き)は、通常の5枚の花弁よりも数が多い状態を指します。クリスマスローズのネクタリー(蜜線)やおしべが花弁に変化して、枚数が増えます。近年では、ダブル(八重咲き)が人気なので、シングルよりも流通量が多くなってきています。

セミダブル(アネモネ咲き・半八重)

セミダブル(アネモネ咲き・半八重)とは、ネクタリー(蜜線)が肥大化した咲き方です。一重咲きと八重咲きの中間のような咲き方であり、かわいらしさがあります。八重咲きと違って、ネクタリーは肥大化しただけなので、花が進むと、落ちて一重咲きのような姿になるのも特徴的です。セミダブルは、ネクタリーの肥大の仕方に種類があるので、同じセミダブルでも、印象が異なることが多いです。

剣弁

剣弁とは、剣のように花弁の先端が細くとがっている状態です。かわいらしい印象より、「カッコよさ」「スタイリッシュさ」を感じます。剣弁は、古くからある花弁の形ですが、さらに細くなって、花弁同士に隙間がある場合は、プロペラ咲きとも呼ばれます。

丸弁

丸弁は、剣弁とは対照的に、花弁が丸いものを指します。近年では、剣弁よりも丸弁の方が人気があり、かわいらしい姿が愛されています。

平咲き

平咲きとは、花弁がパッと開いたようなす方をした咲き方です。しべ部分も開ききっているので平面的で、花火を打ち上げたような咲き方をします。平咲きは横向きに咲く種類に多い咲き方です。

カップ咲き

カップ咲きとは、花弁が丸くなってカップ状になる咲き方です。花びらが開ききらないので、コロンとした姿がかわいらしく女性に人気のクリスマスローズの咲き方になります。カップ咲きなのか、つぼみが開ききっていないのかの判断は、おしべに注目してください。カップ咲きであれば、おしべから花粉が出始めています。

小輪

小輪とは、指1~2本にちょこんと乗るくらいのサイズのクリスマスローズを指します。「デュメトルム」と呼ばれる原種が小輪であり、このデュメトルムを親に持つと、葉も花も小さくなります。日本人は、山野草的な楚々とした花を好む傾向があるので、小輪系のクリスマスローズは日本で人気があります。

大輪

大輪は、指4~5本以上のサイズのあるクリスマスローズのことです。日本では小輪タイプのクリスマスローズが好まれるため、人気は高くないです。しかし、豪華な花を好む海外では、大輪のクリスマスローズは非常に人気があります。花壇や鉢植えのメインとしたい場合は、大輪のクリスマスローズを選ぶとよいでしょう。

アップライト

アップライトとは、クリスマスローズの花を指で支えなくても花の顔が見えるものです。上向き、または横向きの花を咲かせるクリスマスローズを指します。育種によって、花首が短くなることで、うつむかなくなったそうです。花の顔を楽しみたい方におすすめです。

クリスマスローズの人気の交配種

クリスマスローズの花色や花の形についてわかると、人気の交配種について気になりませんか。クリスマスローズの人気交配種を2種類紹介します。
  1. 氷の薔薇
  2. プチドール

氷の薔薇

氷の薔薇とは、クリスマスローズで有名な童仙房ナーセリー&ガーデンが育種したクリスマスローズです。世界的にも評価の高い童仙房ナーセリー&ガーデンが作出した氷の薔薇について解説します。

従来種とは一線を画す奇跡的な交配

氷の薔薇は、従来種とは一線を画す奇跡的な交配です。交配種エリックスミシィーと交配種ヒブリダスの複雑交配種。ニゲル種、ガーデンハイブリッド種と多くの交配、育種の実績を重ねて、生まれています。

茎の太さや花弁の厚み、色合いの豊かさが特徴

氷の薔薇は、茎の太さや花弁の厚み、色合いの豊かさが特徴です。雪の中でも美しく咲く次世代のクリスマスローズです。暑さにも比較的強く、花は春まで絶え間なく咲き続けます。開花後は色があせやすいクリスマスローズですが、氷の薔薇は色あせが少なく、長く開花した後も本来の色を楽しめます。

プチドール

プチドールは、横山園芸の15代目横山直樹氏のオリジナルクリスマスローズです。小輪の花が咲く原種クリスマスローズであるデュメトルムとの交配で生まれています。プチドールについて見ていきましょう。

小輪多花性のクリスマスローズ

プチドールは小輪多花性のクリスマスローズです。現在では、さまざまな特徴を持つプチドールが作出され、クリスマスローズ専門のミヨシ園芸などでも販売されています。非常に可愛らしい花がたくさん咲き、愛らしいピンク色が目を引きます。

寄せ植えとしても人気

小輪多花性ということで、ガーデンだけでなく寄せ植えとしても大活躍します。ほかの草花との相性も良く、冬を綺麗に彩る寄せ植えを作ることができます。多年草や宿根草としての寄せ植えを作れば、植えっぱなしで毎年楽しめる寄せ植えにすることも可能です。

クリスマスローズの基本的な育て方

素敵なクリスマスローズを紹介してきたので、育ててみたいと思う方も多いと思います。クリスマスローズの育て方について見ていきましょう。

置き場所

置き場所のポイントは以下の2点です。

秋~春は日当たりの良い場所に置く

秋~春は日当たりの良い場所に置く。クリスマスローズは、日当たりを好む植物です。成長期の秋~春は、しっかりと日光に当てて育ててください。

夏は直射日光が当たりすぎない場所を選ぶ

夏は直射日光が当たりすぎない場所を選ぶことが重要です。日当たりを好む植物ではありますが、暑さに弱いです。特に、日本の夏は高温多湿であるため、枯れやすい環境。夏はなるべく風通しがよく涼しく、日当たりを避けられる場所に置いてください。落葉樹の木の下などの環境が最も適しています。落葉樹であれば、夏は日陰で、冬は光が当たる環境になるためです。

鉢植えの水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと

鉢植えの水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。ただし、夏の休眠期は、水の与えすぎに注意してください。夏に水をやりすぎると根腐れしやすいためです。秋に涼しくなって、新芽が出てきたら、本格的に水やりをします。

クリスマスローズの土のポイントは以下の2点です。

水はけと水持ちの良い土がよい

クリスマスローズには、水はけと水持ちの良い土を使います。クリスマスローズは、水を好みますが、水持ちだけがよい土では根腐れしやすいです。そのため、水持ちもありつつ、水はけのよい土を使うことが、上手に育てるポイントです。花用の土では、水持ちがよいだけで水はけがいまいちなので、注意してください。

クリスマスローズ用の土が便利

そこで、クリスマスローズ用の土がおすすめです。専用土であれば、水はけや水持ちの心配はいりません。すぐに植え替えに使用できます。多くのホームセンターや園芸店でクリスマスローズ用の土は手に入るので、安心してください。もし、オリジナルで作る場合は、花用の園芸用土に、小粒の軽石や鹿沼土を加えて、水はけを改善する必要があります。

肥料

肥料のポイントは以下の2点です。

固形肥料は年に3回

固形肥料は年に3回与えます。主に、秋・冬・春の3回です。固形肥料は2か月に1回のペースで与えるとよいでしょう。夏はクリスマスローズの休眠期なので、肥料は与えません。暑い季節に肥料を与えると根腐れしやすいので、注意してください。

液肥は生育期に与える

液肥は生育期の秋~春に与えます。しかし、花が咲く時期に液肥を与えすぎると、クリスマスローズ本来の色がぼけてしまうことが多々あります。そのため、花色を楽しみたい方は、液肥を開花時期に与えない方がよいでしょう。「株を大きく育てたい」「花数を増やしたい」方は、2週間に一度、水に薄めて水やり代わりに与えると効果的です。

植え替え

植え替えのポイントは以下の2点です。

植え替えのタイミング:1~2年に1回が目安

クリスマスローズの植え替えのタイミングは、1~2年に1回が目安です。クリスアスローズの根は、生育旺盛で鉢の中で根詰まりしやすい特徴があります。そのため、比較的早いペースで植え替えが必要です。植え替えの際には、根をしっかりほぐして植え替えてください。

植え替えの時期:10月~3月

植え替え時期は10~3月です。基本的には、花の咲いていない10~11月に植え替えるのがベストです。この時期に植え替えができずに花が咲いた場合は、花が咲き終わった3月に植え替えましょう。花が咲いている間に、根をほぐすように植え替えると、根痛みによって花が落ちたり、咲かなくなったりするので注意してください。

増やし方

クリスマスローズの増やし方は、以下の3つの方法があります。
  1. 株分け
  2. 種まき
  3. こぼれ種

株分け

クリスマスローズは、10年ほど育てると大株になります。特に地植えの場合は、大きく茂りすぎて花が咲きにくくなることもあるでしょう。その場合は、花が咲く前の10~11月の時期に、株分けをしてください。根と芽を見て、3~4芽つくように分けるとよいでしょう。あまり細かく分けると、その後の生育がよくなく、花も咲かないので注意してください。

種まき

クリスマスローズは種を収穫することができます。そのため、種まきでも簡単に増やすことが可能です。好きな花色や花姿同士を掛け合わせて、オリジナルのクリスマスローズを作るのも楽しいでしょう。ただし、種まきの場合は、種をまいて花が咲くまで、2~3年ほどかかります。時間がかかるので、簡単に増やしたい方は、株分けがおすすめです。

こぼれ種

クリスマスローズは種ができる植物です。そのため、好きなクリスマスローズ同士を掛け合わせることもできます。しかし、掛け合わせなくても、風や昆虫によって自然受粉することも多いです。また、自家受粉もするため、ほったらかしでも種ができて、自然とこぼれ種で増えていきます。花壇に植えていたら、勝手に増えていることがあるのは、こぼれ種で増えているためです。

苗の入手方法

クリスマスローズの苗がどこで手に入るのか見ていきましょう。

園芸店

クリスマスローズは、園芸店で簡単に手に入ります。特に秋~春は苗だけでなく開花株も販売されるため、花を見ながら購入することも可能です。華夏鵜の安いものであれば、開花株であっても980円で手に入る子も多いです。一昔前であれば、クリスマスローズが980円で手に入ることは、まずありませんでした。この機会に、ぜひ素敵なクリスマスローズを見つけて購入してみてください。

ホームセンター

クリスマスローズはホームセンターでも購入可能です。園芸店よりも種類が少なかったり、ブランド苗が販売されていなかったりしますが、冬~春にかけて手に入りやすいです。ホームセンターでも、花の画像写真や名前をしっかり記載している店もあるので、信頼のおけるホームセンターで購入すると、よい花に巡り合えるでしょう。

通販

クリスマスローズは通販ショップでも購入可能です。ネットには、多くの通販ショップがあります。お気に入りの通販ショップを登録しておくことで、販売開始時に登録通販ショップから通知を知らせてくれることもあります。通販では、直接花を見ることができないので、信頼のおけるお店で購入するのがポイントです。

ミヨシや童仙房などの専門店

クリスマスローズは、ミヨシや童仙房などの専門店で購入できます。最も信頼できる購入場所です。クリスマスローズの花びらやスポットの有り無しなどの模様や性質を詳しく説明してもらって、購入できます。例えば、花弁はピコティタイプがよければ、「ピコティタイプを探している」と尋ねれば、素敵なクリスマスローズを紹介してくれるはずです。育て方や植え替え、クリスマスローズの性質についても無料で教えてくれるでしょう。専門的な知識を無料で学びたい場合は、専門店でいろいろと勉強させてもらうとよいです。

【まとめ】人気のクリスマスローズの種類を紹介!選ぶコツから基本のケア方法まで

ここまでクリスマスローズの種類について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは
  • クリスマスローズの代表的ね原種は22種類ほどあり、無茎種では「オリエンタリス」「チベタヌス」「オドルス」、有茎種では「ニゲル」「フェチダス」「ヴェシカリウス」など
  • クリスマスローズの花色には、ピンク系・白系・オーレア系・黒系・赤紫系・緑・灰色系・アプリコット・バイカラーなどがある
  • クリスマスローズの姿形には、シングル・ダブル・セミダブル・剣弁・丸弁・平咲き・カップ咲き・小輪・大輪・アップライトなどがある
  • クリスマスローズの人気交配種には「氷の薔薇」「プチドール」などがある
です。 クリスマスローズの種類について詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、クリスマスローズを育ててみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。