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ハイビスカスといえば、沖縄やハワイなどの南国で目にすることが多いイメージがありますよね。また夏限定で見ることができるイメージも多いのではないでしょうか。 そんな真夏や南国で栽培され育てられているイメージが強いハイビスカスですが、実は夏だけでなく春の5月あたりから秋の10月あたりの肌寒い季節にも楽しむことができるのをご存じでしょうか。出来ることなら「我が家でも色鮮やかなハイビスカスを育てたい!」と思いますよね。 今回は
- ハイビスカスはどんな植物なのか。
- ハイビスカスの苗選びから育て方まで。
- ハイビスカスの剪定方法。
- ハイビスカスの増やし方。
- ハイビスカスの様々なトラブルの原因と対処法。
- ハイビスカスの種類。
ハイビスカスってどんな植物?
育て方についてお話していく前に、ハイビスカスはどんな植物なのかを解説していきます。初めて購入しようと考えている方はもちろん、既にお庭で育てている方も、是非おさらい感覚でチェックしてください。ハイビスカスの基本情報
ハイビスカスは英名で「Hibiscus」と呼ばれており、アオイ科のフヨウ属です。耐寒性は弱いことでよく知られているハイビスカスですが、品種によっては秋や春の寒い時期にも育てることができます。草丈は0.5~2mで、一般的には鉢植えで育てられることで親しまれています。植物名 | ハイビスカス |
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学名 | Hibiscus |
草丈 | 0.5~2m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 品種により異なり弱いものから強いものまである。 |
鮮やかで様々な色や形の花を咲かせる植物
ハイビスカスといえばピンクや赤色の花をイメージする方も多いと思いますが、白・オレンジ・黄・紫などさまざまな色のものがあります。形も様々あるため、品種選びの際には楽しむことができるでしょう。ハワイなどで盛んに交配されていて1万種以上の品種があるとされる
ハイビスカスの原産地についてはハワイ諸島やインド洋、中国南部と色々な説があり不明とされていますが、ハワイなどで盛んに栽培されているため現在では世界中に1万種以上の品種があるといわれています。ハイビスカスの品種は大きく3つにわけられる
ハイビスカスの品種は大きく3つに分けられていて、オールドタイプ・コーラルタイプ・ハワイアンタイプとなります。3系統ごとに特徴や耐寒性・耐暑性などが異なるため、育て方も異なります。ご自身はどの系統が合っているかを考えながら、参考にしてみてください。オールド系:暑さや寒さに強く園芸に向いている品種
オールド系は在来系とも呼ばれており、文字どおり古くから存在し野生の品種に近いものとなります。暑さや寒さに強く園芸に向いている品種であり、初めてハイビスカスを育てる方におすすめの種類です。オールド系は小さめ~中くらいの大きさの花を楽しむことができ、育て方が上手な場合には一年中楽しむことができる品種もあります。コーラル系:フリルのような咲き方が特徴的な品種
コーラルは日本語で「サンゴ」を意味し、花びらのふちがフリルのようになって咲くことからコーラルと名付けられたといわれています。オールドタイプよりも花が小さめなのが特徴で、寒さには弱いものの暑い時期には生育が旺盛なため、育てやすい系統と言えるでしょう。ハワイアン系:大輪の花を鮮やかに咲かせて色や形も豊富な品種
ハワイアン系はニュータイプとも言われており、文字どおりハワイで品種改良されたものです。野生種のハイビスカスとブッソウゲを交配させて作られ、観賞用として人気が高いと言えるでしょう。大輪の花を鮮やかに咲かせ、赤・オレンジ・青・紫などさまざまな色のものがあります。ハワイアン系は暑さや寒さに弱いため、開花時期は気候が安定している春・秋ごろとなっております。斑入りや八重咲きなど自分の好みにあったハイビスカスを育てよう
ハイビスカスは花びらが一色だけのものから斑入りのものまであり、咲き方も八重咲きのものや二段咲きのものなど、さまざまな種類がありそれぞれ違う雰囲気や表情を持っています。是非ご自身の好みに合ったハイビスカスを見つけて育ててみてはいかがでしょうか。品種によっては耐寒性が悪く育てることが難しい場合もある
ハイビスカスは見た目が異なるものがさまざまあり、楽しみながら選ぶことができますが、品種によっては耐寒性が悪く、育て方が難しい場合もあります。ご自身がどれだけお手入れを念入りにできるか、お住まいの気温はどれだけ寒くなるかを考えながら品種を検討する必要があります。ハイビスカスの育て方【苗木選び】
次にハイビスカスの育て方で、最初に重要になる苗木選びについて解説していきます。苗選びによって育て方の難しさが左右されりため、しっかりとチェックしていきましょう。葉が萎えていない元気な苗木を選ぶ
ハイビスカスの苗木選びでは、葉が萎えていないものを選びましょう。葉の色が濃く艶のあるものを選ぶと、上手な育て方をすることで元気なハイビスカスに育つことでしょう。つぼみのある苗木は花を咲かせる可能性が高い
苗木選びの際、つぼみがついているものは花を咲かせる可能性が高いため、できるだけたくさんつぼみが付いているものを選ぶことをおすすめします。枝分かれしてる苗木はたくさんの花が咲くことに期待できる
ハイビスカスの苗木選びでは、たくさん枝分かれしているものを選ぶと良いでしょう。枝分かれしている苗木は花がたくさん咲くことを期待できます。苗木選びにはしっかりと観察して、近くで見ることで丈夫なものを選ぶことができるでしょう。ハイビスカスの育て方【土づくり】
次にハイビスカスの育て方のベースなる、土づくりについてお話していきます。基本はハイビスカス用の培養土を使用する
ハイビスカスを育てる際の土は、基本的にハイビスカス用の培用土を使うことをおすすめします。ご自身で土を作ることに不安がある方や、ガーデニング初心者の方におすすめです。またハイビスカス用の培養土には、ハイビスカスの基本の育て方が記載されているのもおすすめのポイントとなります。自分で作る場合は水はけの良さを意識する
ハイビスカスを育てる際の土をご自身で作りたい場合には、水捌けの良さを意識すると良いしょう。また保水性に優れた培養土を使うことも大切です。中粒の赤玉土7:培養土3の割合で混ぜて作るのが最適です。ハイビスカスの育て方【植え付け】
次にハイビスカスの育て方の一つ、植え付け方法について詳しく解説していきます。購入したらすぐに鉢に植える
ハイビスカスの苗を購入し、土の準備ができたらすぐに鉢に植えていきましょう。購入して置いている間にもハイビスカスは成長しているため、放っておくと窮屈になってしまいます。ハイビスカスの苗の植え付けは、5月から遅くとも6月までに行うのが基本となります。ハイビスカスは基本的に鉢植えで管理するが年中暖かい場所なら地植えもすることができる
ハイビスカスは基本的に鉢植えで管理することが多いです。しかし年中暖かい場所であれば、地植えで育てることも可能となります。地植えで育てたいと思う方は、ご自身のお住まいの気温をみて検討してみてください。ハイビスカスの植え付け手順
次に、ハイビスカスの植え付け手順を解説していきます。- やや大きめの鉢を用意し、土を鉢の1/4程度入れる。
- ポットから抜いた苗を土を崩さずに鉢に入れていく。
- 鉢にさらに土を加えていく。(この時、苗と鉢の周りに隙間が出来ないようにしっかりと土を加えていく。)
- 鉢の上部2~3cmのところまで入れたら完成。鉢底から水が流れるくらいまでたっぷりと水やりを行う。
ハイビスカスの育て方【置き場所】
次にハイビスカスの育て方の置き場所について解説していきます。年間通して日当たりの良い場所に置く
ハイビスカスは暑さには比較的強く寒さに弱い植物のため、年間を通して日当たりの良い場所に置くことがおすすめです。直射日光に強く、半日陰だと日当たりが足りない場合がある
ハイビスカスは直射日光に強いため、直射日光に当たっていても問題はありません。反対に半日陰の場所では日当たりが足りず、元気に育たないことも少なくありません。春や秋などにはしっかりと直射日光に当ててあげることで丈夫に育ちます。 しかし真夏の30度を超える時期に長時間直射日光に当てていると、花や蕾が萎れてしまうことがあるため注意が必要です。つまり気温によって置き場所を変えることで、ハイビスカスが元気に育つことができるでしょう。北海道など気温の低い地域は暖かい室内で管理する
北海道などの気温の低い地域では、寒い時期に外で育てることは難しいと考えられます。そのため、寒い時期には暖かい室内で管理をすることがおすすめです。ハイビスカスの育て方【水やり】
次にハイビスカスの育て方の水やりの方法についてお話していきます。成長期の春から秋にかけては鉢底から水が出るくらいたっぷりやる
ハイビスカスは春から秋にかけては成長期にあたるため、たっぷりと水やりを行う必要があります。鉢底から水が出るくらいまであげることが最適です。鉢底から出た水は定期的に捨てる
ハイビスカスにたっぷり水を与えると、鉢底から水が出て鉢受けに水が溜まります。放っておくと根腐れを起こしてしまうため、定期的に捨てるようにしましょう。気温の高い真夏などは朝夕に2回水やりをする
気温の暑い真夏などには、水切れ状態にならないように注意する必要があります。そのため、朝夕の2回に分けて行いましょう。また水やりの際には、毎回たっぷりと行うと良いです。11月から3月の冬越しをするときは水の量を少なめにする
11月から3月の冬越しの際には、水やりの量を少なめにしましょう。この時期に水やりを行いすぎると根腐れの原因になり、最悪の場合には枯れてしまうため注意しましょう。ハイビスカスの育て方【肥料】
次に育て方の中でもとても大切な肥料について解説していきます。春から秋の成長期では肥料を切らさないようにする
ハイビスカスは春から秋にかけて成長期となるため、肥料は切らさないようにしましょう。肥料切れをするとハイビスカスの花びらの鮮やかな色がなくなり、枯れてしまう可能性があります。効き目の緩やかな緩効性の固形肥料を規定量よりやや多めに与える
ハイビスカスの肥料には、効き目の穏やかな緩効性の固形肥料をやや多めに与えることがおすすめです。緩効性の固形肥料は土の上に置くことで、2か月以上も効果を持続させる優れものといえるでしょう。ハイビスカスの剪定方法
次にハイビスカスの剪定方法について解説していきます。剪定は育て方とは関係ないと思う方も多いかもしれませんが、しっかりと剪定を行うことで病気や虫の発生を抑えることができ、元気なハイビスカスを育てることができるでしょう。夏には間引き剪定をして枝が密集しすぎないようにする
ハイビスカスは夏になると、間引き剪定をする必要があります。間引きすることで、密着しすぎず風通しが良くなり病気や害虫の発生を防ぐことができます。冬の前に強剪定することで上手く冬越しすることができる
ハイビスカスは冬の前に強剪定する必要があります。しっかりと強剪定することで、上手く冬越しすることができるでしょう。生命力の弱い植物に強剪定を行うと枯れてしまうことがありますが、ハイビスカスは生命力の強い植物のため強剪定を行うことで、より生育がよくなります。ハイビスカスの剪定手順
次にハイビスカスの間引き剪定と強剪定の方法について解説していきます。 間引き剪定は、元気がない枝や伸びすぎた枝を根本からカットします。この時、過度に剪定してしまうと反って元気がない寂しい雰囲気になってしまうため注意しましょう。 強剪定は株全体を大きくカットしていきます。枝の長さが1/3程度になるようにカットしていきます。枝が重なって伸びている部分などは、細い方の枝を付け根からカットしましょう。ハイビスカスの増やし方
次に、ハイビスカスの増やし方について解説していきます。ハイビスカスの増やし方は主に挿し木・水挿し・接ぎ木の3つがあります。手順を詳しく解説していくので、ご自身に合ったやり方を見つけていただければ幸いです。挿し木で増やす方法
ハイビスカスを挿し木で増やす場合、4月中旬~7月上旬の間に行うと良いでしょう。- 挿し木を行う株に、前日のうちにたっぷりと水やりを行っておく。
- ハイビスカスの枝を10㎝ほどの長さにカットする。
- カットした枝の下の部分に付いている葉や枝をカットする。
- 鉢に土を入れて水やりを行う。
- 土に穴をあけ、挿し穂を挿し手で軽く押し固める。
- 優しく水やりをする。
水挿しで増やす方法
水挿しでハイビスカスを増やす場合、毎日の水替えは必要ですが害虫の発生や水切れの心配が少ないのがメリットといえるでしょう。- ハイビスカスを10㎝ほどの長さにカットする。
- 下の方の葉をカットする。
- 挿し穂の切り口をもう一度カットしてすぐに水に挿す。(この時水の中でカットするのもおすすめ。)
- そのまま一晩吸水させる。
接ぎ木で増やす方法
接ぎ木でハイビスカスを増やすことも可能です。接ぎ木で増やす場合には台木・ハサミ・ナイフ・接ぎ木テープ・癒合材を用意しましょう。- 接ぎ木の台木を用意し、10~15㎝の高さに幹をカットする。
- 枝についた葉や細い枝をカットする。
- 8㎝ほどの長さの接ぎ木を用意し、断面がV字になるようにカットする。
- 台木に切れ目を入れ、接ぎ木を挿し込む。
- 癒合させた部分を接ぎ木テープで固定する。
- 切り口に癒合材を塗る。
ハイビスカスの様々なトラブル
次に、ハイビスカスの様々なトラブルの原因と対処法について解説していきます。どれだけ正しい育て方をしても、トラブルが発生する可能性は0ではありません。しっかりとチェックしていきましょう。水切れ
ハイビスカスは水切れ状態になると、蕾が落ちる可能性が高いため注意が必要です。水やりの時に与える水の量が少なかったことが原因
水切れを起こした場合、水やりの時に与える水の量が少なかったことが原因と考えられます。とくに夏の時期には、朝夕の2回に分けてたっぷりと水やりを行うことが最適です。水やりチェッカーなどを使い管理方法を改めよう
水やりの際に土を手で触って乾燥しているか判断することが基本ですが、それでは正確さに欠けてしまうため、不安に思う方も多いですよね。その場合には水やりチェッカーがおすすめです。水やりチェッカーは土に差しておけば、土内の水分量が分かる優れものです。園芸店にはもちろん、100円ショップにも売っていることもあるため気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。根腐れ
次に根腐れを起こしてしまった時の原因と対処法について解説していきます。鉢底から出てきた水をそのままにしていたことが原因
根腐れの主な原因は水やりを行った後、鉢底から出た水を受け皿でそのまま放置しておいたことがあげられます。放っておくとハイビスカスが病気にかかり、弱ってしまう可能性があるため注意が必要です。定期的に水を捨てることで予防することができる
予防する方法は、定期的に水を捨てることが一番といえるでしょう。水やりを行いすぐに受け皿の水をしてた場合でも、数時間後に見るとまた水が溜まっていることも少なくありません。そのため受け皿は、定期的にチェックを行う必要があります。害虫被害にあう
次にハイビスカスのトラブルの中でも多い、害虫被害についてお話していきます。アブラムシやハダニが主な原因
ハイビスカスの害虫被害の主な原因は、アブラムシやハダニであることが多いです。アブラムシやハダニは3~10月にかけて発生しやすく、風通しの悪い場所で育てると被害に合いやすいため注意が必要です。殺虫剤や虫の嫌がるスプレーをかけることで駆除できる
ハダニやアブラムシが発生してしまった際には殺虫剤や虫の嫌がるスプレーをかけることで駆除できます。「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」なら殺虫効果と同時に肥料を与えることができるためおすすめです。花が咲かない
次にハイビスカスの花が咲かない理由について解説していきます。日光が足りなかったり暑すぎたりと理由は様々ある
ハイビスカスの花が咲かない理由には日光が足りなかったり暑すぎたり、他にも肥料切れや水切れ、根詰まりや剪定を怠ったことなど様々なことが考えられます。正しい育て方を改めて確認することで原因を特定し改善する
ハイビスカスの花が咲かない理由はさまざまあるため、正しい育て方を改めて確認し、原因を特定して改善することが大切です。原因が特定した際にはもう一度苗木を購入し、育ててみましょう。ハイビスカスの主な種類
次に、ハイビスカスの主な品種についてお話していきます。ハイビスカスは一重咲きや八重咲きのものなど、原種は250種以上あります。種類によって、見た目はもちろん育て方も異なるため、ご自身にはどの種類が合っているか確認しながらチェックしてくださいね。ロバツス(原種)
ロバツスはマダガスカル原産のハイビスカスの原種です。ロバツスは一般的なハイビスカスのイメージとは異なる雰囲気があり、淡いピンクやオレンジの小さめの花を咲かせ清楚な雰囲気があり人気のある種類となっています。ローゼル
ローゼルはハイビスカスティーの原料にもなっている有名なハイビスカスです。ローゼルは淡い黄色や薄いピンクの花を咲かせ、花後には果実をつけ、その果実をジャムやハイビスカスティーに利用されています。デニムブルー
デニムブルーは、一般的な赤や黄色などの色とは違い、アンティーク調のブルーグレーの色が特徴的なハイビスカスです。デニムブルーは剪定を行わなくても良い品種のため、初心者の方にもおすすめといえるでしょう。フラミンゴ
フラミンゴは、二段咲きをする珍しい品種のハイビスカスです。二段咲きする姿が、まるで片足立ちをしながら羽を広げているフラミンゴのように見えることからこの名を付けられました。またフラミンゴは草丈が高い品種のため、定期的に枝先を切り、枝分けさせることで花付きが良くなります。プチオレンジ
プチオレンジはデンマークで品種改良されたハイビスカスです。プチオレンジは直径5㎝ほどの小さな花をたくさん咲かせる、可愛い雰囲気のハイビスカスで人気が高い品種です。ケイト
ケイトは2022年に育種された新しい品種です。ブルーグレーの涼し気な花色が大人気の理由となっています。ケイトは従来の品種と比べ、耐陰性が高く室内でも育てることができるため、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。サマーブリーズ
サマーブリーズは開花すると2つの色を持つため、豪華なイメージがありガーデナーから大人気の品種です。サマーブリーズは暑さに強い品種のため、初めてハイビスカスを育てる方にもおすすめです。ミセスユミ
ミセスユミは花びらがピンクと黄色のグラデーションになっているのが特徴的で、南国を連想させる人気品種となっております。ミセスユミは高温や乾燥にも強く丈夫な品種のため、初心者の方でも育てやすいといえるでしょう。ロングライフ
ロングライフは名の通り、一般的なハイビスカスに比べて花持ちが良い品種と言えるでしょう。またロングライフは他の品種よりも草丈が低く、コンパクトなハイビスカスとなっております。スノーフレーク
スノーフレークは斑入りの模様が人気のハイビスカスです。斑は不規則に入り、寒さに当たると葉がピンク色になるのが特徴的です。またスノーフレークは葉焼けしやすい品種のため真夏にはしっかりと管理する必要があります。フラムルージュ
フラムルージュは葉の色が緑・黄・薄いピンクの3色あり、秋には紅葉を楽しむことができる品種です。そのためフラムルージュは花の咲かせない時期にも葉色を楽しむことができ、ガーデナーから人気を集めています。サニーシティ
サニーシティは室内での開花を可能にした、北欧で品種改善された品種です。真夏の暑い時期にハイビスカスを外で育てる自信がない方や、北海道などの比較的寒い場所にお住まいの方でも、サニーシティなら育てることができる可能性が高い品種といえるでしょう。マホガニースプレンダー
マホガニースプレンダーは葉の部分に深い切れ込みが入っており、明度の低い赤紫色をしているため、まるで紅葉のような雰囲気を持っている美しい品種と言えるでしょう。そのためマホガニースプレンダーは、個性的なハイビスカスを育ててみたい!という方におすすめです。フラワーデザイナーが解説!ハイビスカスの育て方のコツ
ハイビスカスは日光を好む植物です。十分な日光を浴びることで、健康に成長し、豊かな花を咲かせます。庭やベランダで育てる場合は、直射日光が当たる場所が最適です。日光不足は花付きが悪くなり、茎が伸びすぎる原因となります。室内で育てる場合も、南向きの窓辺が理想的です。ただし、真夏の強い日差しには注意が必要で、葉焼けを防ぐために半日陰に移動させるか、遮光ネットを使用すると良いでしょう。
ハイビスカスの花が終わった後は、枯れた花や葉をこまめに取り除くことで、次の花が咲きやすくなります。また、古い葉や傷んだ葉を剪定することで風通しを良くし、病害虫の予防になります。剪定は春と夏に行い、特に冬前には形を整えるために剪定を行いましょう。
ハイビスカスの育て方|失敗しないポイントや長生きさせるコツを紹介のまとめ
ここまでハイビスカスの育て方や種類などについて解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか。 この記事のポイントは- ハイビスカスはアオイ科のフヨウ属であり、品種はオールドタイプ・コーラルタイプ・ハワイアンタイプの3つに大きく分けられている。
- ハイビスカスの土は基本的にハイビスカス用の培用土を使うことをおすすめ。
- ハイビスカスは購入したらすぐに鉢に植えることが大切。
- ハイビスカスの置き場所は年間を通して日当たりの良い場所に置くと良い。
- ハイビスカスの成長期には鉢底から水が出るくらいたっぷりと与える。
- ハイビスカスの成長期には肥料を切らさないようにする。
- ハイビスカスの種類はたくさんあるため、好みや育てやすさをチェックしてから購入すると良い。