目次
ブドウに似たブルーの花のが特徴で香水のような香りを放つムスカリは、丈夫で初心者にも育てやすい球根植物です。鉢植えや庭植えとしても人気のムスカリは適切な育て方に加えて、時期に合わせたお手入れをしておくとより長く育てられます。 そこで今回は
- ムスカリの置き場所
- ムスカリの水やり方法
- ムスカリの土について
- ムスカリの肥料の与え方
- ムスカリのお手入れ方法
- ムスカリの水栽培のやり方
そもそもムスカリってどんな植物なの?
ブドウのような独特の見た目の一方で育て方が簡単なため、ガーデニングでも人気のムスカリ。そもそもムスカリとはどのような植物なのでしょうか。ムスカリの育て方をご紹介する前に、まずは特徴について解説します。地中海沿岸などが原産のキジカクシ科ムスカリ属の球根植物
ムスカリは地中海沿岸や西アジアなどが原産のキジカクシ科ムスカリ属の球根植物です。ムスカリ属には約50種類あり、ユリ科で分類されることもあります。強い香りを放つことからギリシャ語の「麝香(じゃこう)」が由来となり、ムスカリという名前が付けられました。麝香とはジャコウジカの腹部から出る分泌物を乾燥させて作られた香料のことで、ムスクとも呼ばれています。 ムスカリの代表的な園芸品種は「ムスカリ・アルメニアクム」で、青紫色の花が爽やかな印象。種類によってブルーと白のグラデーションになっているものもあるため、異なる品種を植えて楽しむのもおすすめです。ブドウのような形の花を咲かせる
ムスカリの最大の特徴はブドウのような形の花を咲かせることです。15cm程度の草丈にブドウのような形のブルーの花をつけます。開花時期は3月~4月で、一度花が咲くと翌年も同時期に咲くのが特徴。先ほどもお伝えしたように芳香が強くムスクのような香りを放つ気品溢れる花で育て方も簡単なため、ガーデニング好きな方にも人気です。ただし品種によって香りの強度は変わります。耐寒性が強いため北海道などの寒冷地でも育てやすい
ムスカリは耐寒性が強いため、北海道などの寒冷地でも育てやすい植物です。鉢植えはもちろん、庭植えも可能で生命力が強く、育て方が簡単なため初心者にも人気があります。寒冷地でも育てやすい一方で、置き場所や土の選び方など基本的な育て方やお手入れを続けることも大切です。ムスカリの育て方のポイント①置き場所
ここからはムスカリの育て方のポイントをご紹介していきます。元気なムスカリの育て方のポイント1つ目は置き場所です。美しく開花させるためにも重要な置き場所のポイントは3つあります。日光のよく当たる場所を好む
ムスカリは日光のよく当たる明るい場所に置きましょう。日当たりが悪い暗い場所では、葉だけ伸びてしまい不格好な見た目になります。ただし開花時期は半日だけ明るい場所に置き、日光に当たる時間を減らすのが理想的です。開花時期に日光に当たる時間を減らすことで、花持ちを長くできます。また日当たりに加えて室内で育てる場合は、風通しのよい場所で管理しましょう。日当たりがよくても風通しが悪いと害虫が発生しやすくなり、ムスカリがダメージを受けることがあるため通気性のよい環境で管理してください。場所を選ばずに育てることができる
ムスカリは鉢植えや庭植え、水耕栽培が可能なため、場所を選ばずに育てることができます。ただし先ほど日当たりのよい場所が最適だとお伝えしましたが、気温が高い真夏は球根を傷める可能性があるため注意が必要です。お庭に地植えする場合は日光が当たりすぎない明るい場所で栽培しましょう。 真夏の直射日光による高温を避けるために、樹木の近くなど明るい日陰になる場所がおすすめです。鉢植えの場合は真夏の直射日光を避けた気温が安定している風通しのよい場所で管理しましょう。風通しのよい場所で管理することで害虫の被害を防ぎ、病気にかかりにくくなります。冬も室内に入れずに屋外で育てられる
ムスカリは耐寒性があるため、北海道などの寒冷地でも育てられる植物です。そのため屋外で育てている場合でも室内に入れる必要はありません。冬越しの心配をする必要もないため、花壇や庭植えが可能で管理の手間が少なく植えっぱなしにできます。ムスカリの育て方のポイント②水やり
ムスカリの育て方のポイント2つ目は水やり方法です。植物を育てるうえで水やりはとても重要で、タイミングや量を間違えると枯らせてしまうこともあります。とはいえ、ムスカリの水やり方法も覚え方は簡単です。ムスカリの時期に合わせた水やりのタイミングや量を詳しく解説します。庭植えの場合は基本的に不要
ムスカリを庭植えで栽培している場合は、基本的に水やりは不要です。そのため庭植えで栽培すると、鉢植えよりも楽に管理できるでしょう。ただし梅雨時期などに豪雨が続いた場合は、水はけが悪くなる可能性があります。庭植えの場合でも水はけが悪くなるとムスカリが弱ってしまうため、雨が続いて土が乾燥しにくくなっているときは用土の入れ替えをしておくと安心です。鉢植えの場合
鉢植えの場合は土の状態を観察しながら、時期に合わせた水やりが大切です。土が渇いたらたっぷりと
鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。たっぷりと水やりをしたら、鉢底から流れ出た水は捨てておきます。受け皿に溜まった水をそのままにしておくと、水はけが悪くなりムスカリが弱ってしまう可能性があるため注意してください。蕾が出てから開花期までは十分に水を与える
基本的には土が乾いたらたっぷりと水やりをする一方で、蕾が出てから開花の時期までは十分に水を与える必要があります。蕾が出てから開花するまでの3月~5月は水切れにならないように、こまめに水やりをしましょう。6月~9月は水やりは不要
ムスカリは6月~9月は生育が止まり、休眠期になります。休眠期は生育が止まるため、水やりは必要ありません。この時期に水やりを続けてしまうと、水分を吸収できずに枯れてしまうため注意してくださいね。ムスカリの育て方のポイント③土
ムスカリの育て方のポイント3つ目は土です。土は植物が成長するうえで重要な土台。そのため土台となる土が合っていないと、置き場所や水やりを適切にしても丈夫には育ちません。ムスカリの育て方の重要なポイントである土について詳しく解説します。地植えの場合:乾燥気味の土を好むため、水はけのいい土に植える
ムスカリは乾燥気味の土を好むため、地植えの場合は水はけのいい土に植えましょう。酸性雨の影響で土が酸性になる可能性もあるため、緩和させる混合物が必要です。混合物は園芸店やホームセンターで購入できる「苦土石灰(くどせっかい)」を使うとアルカリ性になり土環境を整えられるでしょう。苦土石灰は石灰とマグネシウムの混合物で、土に入れることで酸性の土壌を中和してくれます。地植えにする1週間前に混合しておき、1kgの土に対して1.5gほど混ぜておくのが最適です。鉢植えの場合
鉢植えの場合は市販のものを使う方法と、用土を配合して作るやり方があります。市販の草花用培養土が便利
簡単に土を用意したい場合は、市販の草花用培養土がおすすめです。草花用培養土は水はけがよくムスカリにも適した配合で作られているため、購入してそのまま使えます。赤玉土7:腐葉土3の配合土でもよい
自分で配合して土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合の用土がおすすめです。赤玉土は保水性と排水性、保肥性に優れたバランスのよい土。一方の腐葉土は枯れ葉や部生物を分解して作られた用土で通気性や水はけがよくしてくれます。ムスカリの育て方のポイント④肥料
ムスカリの育て方のポイント4つ目は肥料の与え方です。肥料は植物の成長を促し、丈夫にしてくれる一方で与え方を間違えるとダメージを与えてしまいます。誤って枯らさないためにも、ムスカリに適した肥料の与え方で育ててあげましょう。地植えの場合
ムスカリの肥料の与え方は地植えと鉢植えで異なるため、注意が必要です。まずは地植えの場合の肥料について解説します。基本的に不要
ムスカリを地植えにする場合は、基本的に肥料を与える必要はありません。というのもムスカリは球根植物のため、球根部分に栄養を貯めることが可能です。そのため地植えの場合は肥料を与えなくても十分開花します。開花後に追肥するとよい
地植えの場合は肥料を与えなくても育つ一方で、生育が遅かったりより丈夫に育てたいときは与えても問題ありません。開花後に固形タイプの緩効性肥料を追肥すると丈夫な球根が育ち、次回の花の数も増えるでしょう。鉢植えの場合
鉢植えで育てるときの肥料の与え方のポイントは次の2つです。植え付け時と開花後の5月に与える
ムスカリを鉢植えで育てるときは、植え付け時と開花後の5月に肥料を与えましょう。植え付け時と開花後の5月以外に肥料を与えると、ムスカリが弱ってしまう可能性があります。とくに6月~9月の休眠期は肥料は与えないようにしましょう。休眠期に肥料を与えると、球根が傷んでしまい枯れるため注意してくださいね。緩効性化成肥料を置き肥する
鉢植えのムスカリに肥料を与える際は。緩効性化成肥料を置き肥しましょう。肥料を与える時期に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回、株に触れないように置き肥して規定の量だけ与えてください。ムスカリのお手入れ
ムスカリの育て方のポイントをご紹介してきましたが、ここからは毎年花を咲かせるために必要なお手入れ方法を詳しく解説します。植え付けや植え替えはもちろん、剪定や花後の管理方法など、長く育てるには基本的な育て方に加えてこまめなお手入れも必要です。ムスカリのお手入れ方法の5つは難しくはないため、一つずつ確認しておきましょう。植え付け
ムスカリの植え付け時期は11月~11月中旬までのあいだに終わらせておきましょう。11月より前に植えてしまうと、葉が伸びすぎて不格好になる可能性があります。逆に12月以降に植え付けると球根が生育しなくなる可能性があるため、失敗なく育てるには11月~11月中旬が最適です。植え付けの際に重要な苗や球根の選び方、植え付け方法をご紹介します。苗の選び方
ムスカリの苗は芽が出た状態で出回ります。芽が出た状態の苗を芽出し苗と呼び、葉のグリーンがきれいで、伸びすぎていないものを選びましょう。球根の選び方
球根を植え付ける場合はずっしりとしていて、カビが生えていないものを選びましょう。球根は秋頃から市場に出回り、春になると芽が出た状態の芽出し球根が販売されます。初心者の場合は開花までの期間が短い芽出し球根から始めるのがおすすめです。芽出し球根を選ぶ場合は葉色にも注意して、元気で伸びすぎていないものを選んでくださいね。植え付けのしかた
植え付けるときは球根2個分ほどの深さの穴を掘ってから植え付けましょう。複数の株を植え付けるときは、球根2個分の間隔をあけます。庭植えで絨毯のように咲かせたい場合は、間隔をあけずに植えましょう。芽出し球根や芽出し苗は根が伸びているため、ちぎれないように丁寧に扱って作業してくださいね。球根に子球が付いている場合は外す
球根に小さな子球がついていることがあります。球根に子球がついている場合は、必ず外しましょう。子球がついたまま植え付けると栄養が全体に行き届かず、開花したときに花が小さくなります。植え替え
ムスカリは生命力が強いため、定期的な植え替えが必要です。ムスカリの場合は正確には植え替えではなく、球根を掘り起こす作業になります。数年に一度球根を掘り上げる
ムスカリは成長とともに球根が分球し、土の中で窮屈な状態になります。分球とは球根が分裂して増えていくことです。そのため3年程度は植えっぱなしでも問題ありませんが、数年に一度は球根を掘り上げて環境を整える必要があります。球根を掘り起こすタイミングは2~3年に一度、葉が枯れる6月頃を目安にするといいでしょう。球根の掘り起こし方
球根の掘り起こし方は次のとおりです。- 葉が黄色く枯れたら、土から球根を掘り上げる
- 球根についた土を落として、黄色い葉や根を取り除く
- 3日ほど乾燥させる
- 通気性のよい涼しい場所で保存する
植え替えのしかた
植え替えは休眠期の10月~12月に行います。鉢植えの場合は新しい市販の草花用の培養土、もしくは赤玉土7:腐葉土3の配合の土を用意してください。鉢に鉢底石→培養土の順に入れて、植え替えます。植え替え後は緩効性肥料を規定の量与えておきましょう。最後にたっぷりと水やりをして植え替え完了です。 地植えの場合はムスカリが弱っていなければ、植え替える必要はありません。掘り上げた球根を地植えにする場合は、苦土石灰を混合した水はけのよい土に植え付けます。このときの植え付ける深さも球根2個分程度にして、植え付けてください。剪定
ムスカリは剪定もお手入れに加えると、より美しい花を楽しめます。葉が伸びすぎたら形を整える
ムスカリの葉が伸びすぎたら剪定をして形を整えましょう。伸びた葉を剪定することでバランスが良くなり、栄養分を行き届きやすくなります。剪定の時期:開花前の早春
ムスカリの剪定時期は開花前の早春です。花が終わったら葉が枯れるまでは剪定しないようにしましょう。開花後の葉を剪定してしまうと、光合成ができずに球根が育たなくなります。翌年も美しい花を咲かせるために剪定は開花前、もしくは葉っぱが枯れたあとにのみ行ってください。剪定のしかた
剪定方法は簡単で伸びた葉っぱが短くなるようにカットします。ただしカットするハサミは消毒を行った清潔なものを使用してください。雑菌や他の植物をカットしたものをそのまま使用すると、切り口から病気に感染する可能性があるため注意が必要です。花後の管理
ムスカリの適切な育て方の中には、花後の管理も重要なお手入れに含まれます。花がらをこまめに切る
花が枯れた花後は花がら摘みをするため、花がらをこまめに切り取ります。花がらは株元から10cm程度の高さを残して、思い切りカットしてください。花が終わったら葉が枯れるまで残す
先ほどもお伝えしたように花が終わったら葉っぱは、枯れるまで残しておきましょう。花後も葉っぱは光合成を行い、球根を成長させます。葉っぱが枯れると球根が育った証拠です。そのため茶色くなって枯れた葉は取り除いても問題ありません。増やし方
ムスカリは分球と種まきで増やすことが可能です。それぞれの増やし方について解説します。分球
植え替えでお伝えしたようにムスカリは成長するにつれて、球根を増やし分球する植物です。そのため2~3年に1回は増えた球根を掘り出します。6月頃に球根を掘り上げて乾燥後、風通しの良い涼しい環境で保存して秋に植え付けましょう。成長につれて球根が分裂しながら増えることを分球と呼びますが、その後秋に植え付けることも同じ呼び方をします。種まき
ムスカリは花後に三角形をした緑色の鞘(さや)を作りやがて種になります。鞘はその後茶色くなり梅雨時期に落下することが多いのが特徴です。ただし種まきをして育てるときは落下したのに気づかずそのままになっていると乾燥してしまい、種がダメになってしまいます。そのため水分を多く含み落下する直前に採取し、すぐに種まきをするのが成功のポイントです。種まき後は球根が育つまでに時間がかかるため、開花するのに3年はかかるでしょう。ムスカリの水栽培
ムスカリは水栽培ができるため、土を使わず室内で管理できます。水栽培は透明な容器で育てることができるため、涼し気で清潔感もありおしゃれに飾れるでしょう。インテリアにもおすすめの水栽培について詳しく解説します。ムスカリの球根は水栽培で育てられる
ムスカリの球根は水栽培・水耕栽培で育てられる植物で、成長させるには水の量がポイントです。水栽培は水のみで栽培する方法で、水耕栽培はハイドロボールなどの人工の石などを使用した栽培方法。ただし水栽培で球根を育てる場合、開花は1回限りになります。水栽培では球根が栄養を貯めておけないため、毎年開花させたい場合は土で育てましょう。用意するもの
インテリアにも最適な水栽培で用意するものは次の4つです。空き瓶やガラスの器などの透明な容器
水栽培をするときは穴が空いていない空き瓶やガラスなどの透明な容器を使用しましょう。透明な容器を使用することで、発根状態が観察しやすく水の汚れにも気づきやすくなります。また透明な容器にすると太陽の光でキラキラするため、よりおしゃれに演出できますよ。球根
球根は紙袋や新聞紙に包んで冷暗所で2ヶ月ほど保存しておきましょう。掘り出した分球も同様に管理します。2ヶ月ほど経ったら少量の水を入れた小皿に球根を置き、発芽するまで待ちましょう。発芽後ようやくガラス容器で水栽培を開始できます。軽石やハイドロボールなど
軽石やハイドロボールをお好みで用意してください。ハイドロボールは水に濡らすと水分を含む人工の石です。他にも100均などではカラフルな根腐れ防止剤として使用されるゼオライトなど使用できます。透明な容器のため軽石やハイドロボールにもこだわると、よりおしゃれなインテリアになりおすすめです。ピンセット
ピンセットは球根を動かしたり、軽石やハイドロボールなどを整えるのに使います。ピンセットも消毒した清潔なものを使用しましょう。水栽培のしかた
水栽培のしかたは主に3ステップで、10月~11月の秋頃に行うのがおすすめです。水栽培のやり方を一つずつ詳しく解説します。球根をセットし、水を入れる
まずは容器にお好み軽石やハイドロボールなどを適量入れて、水をたっぷり入れましょう。ハイドロボールは使用前に一度水洗いしておきます。次に球根の底面だけ水に浸るように置いてください。暗い場所で管理し、水を定期的に交換する
根が伸びるまでは暗い場所で管理して、雑菌が繁殖しないように毎日に水を交換しましょう。球根は暗い場所で発芽するため、明るい環境では生育できません。そのため照明の明かりにも注意して暗いところで管理してください。芽が出たら適切な場所で管理する
新しい芽が出たら明るい場所へ移動して管理しましょう。暖かく明るい場所で管理するとぐんぐん成長してくれます。芽が出たあとも定期的に水は交換して、容器内が汚れないように清潔にしておきましょう。ムスカリの人気の品種を紹介
ムスカリの育て方とお手入れ方法を解説しました。ここからはムスカリの人気の品種をご紹介。ムスカリには50種類以上の品種があるといわれていますが、その中でもこれからご紹介する品種は独特の色づきのものもあります。複数の品種をお庭に植えて違いを楽しむのもおすすめですよ。ピンクサンライズ:淡い桃色の花を咲かせる
ピンクサンライズは柔らかな淡い桃色のカラーが特徴の可愛らしい品種です。厚みのある葉っぱとピンクのお花はお庭のアクセントにも最適。ピンクサンライズの優しい色合いのお花は洋風のお庭や花壇に植えても素敵ですよ。スカイブルー:スマートな草姿でパステルブルーの花を咲かせる
スカイブルーはスマートな草姿でパステルブルーの花を咲かせる爽やかな印象の品種です。スカイブルーの花の頭頂部は白くなっているため、帽子を被っているような不思議な姿が楽しめます。和風・洋風どちらのお庭にも馴染む色合いで人気の品種です。マウンテンレディ:白と淡いブルーの2色の花
マウンテンレディは白と淡いブルーの2色のコントラストの花が美しい品種です。和傘のような独特の形になることが多く、上半分が白で下半分が淡いブルーになっています。マウンテンレディの花はグラデーションが美しく、絨毯のように密集して咲くとより見ごたえがあるでしょう。レディーブルー:淡い青色の花を咲かせる
レディーブルーは淡い青色の花が特徴で丸味のあるシルエットの品種です。レディーブルーの花色はマウンテンレデイと同じカラーの一方で、白い部分が少ないのが特徴。ただし開花が進むにつれて、白い部分は多くなります。【まとめ】ムスカリの育て方を徹底解説!人気品種や成長後のお手入れ方法まで紹介
今回はムスカリの育て方について詳しく解説しました。 今回のポイントは- ムスカリは真夏の日光を避けた風通しの良い明るい場所で育てる
- ムスカリの水やりは土が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は水は与えなくてもよい
- ムスカリは水はけの良い土を好み、地植えでは苦土石灰を混合して鉢植えの場合は市販の草花用の培養土、もしくは赤玉土7:腐葉土3で配合した用土がおすすめ
- ムスカリの肥料は植え付け時と開花後の5月に与え、休眠期と地植えで栽培している場合は不要
- ムスカリは2~3年に1回、球根を掘り上げて分球で増やすことが可能で、開花前に剪定し花が終わったら花がら摘みをする
- ムスカリは軽石やハイドロボールを使った水栽培が可能で、発芽までは冷暗所で管理する