カルーナの育て方を徹底解説!成長後のお手入れから人気の品種まで紹介

カルーナの育て方を徹底解説!成長後のお手入れから人気の品種まで紹介
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目次

カルーナは、ピンクや白、紫色などの可愛らしい小花をたくさんつける人気の植物です。ヨーロッパではグランドカバーにもよく利用されるほど、定番の植物なんですよ。そんなカルーナですが、荒地や寒冷地でも元気に育つほど丈夫で、初心者にも育てやすい植物であることはご存じでしょうか。 今回はそんなカルーナの育て方について詳しくご紹介していきたいと思います。 そこでこの記事では
  • カルーナってどんな植物なの?
  • カルーナの育て方5つのポイントとは?
  • 植え替え方法は?
  • カルーナの剪定方法は?
  • カルーナの株は増やせるの?
について解説していきます。 この記事を読んでいただければ、カルーナの基本的な育て方や、必要なお手入れがすべてわかります。タイミングや適期に合わせて実践することで、可愛らしいカルーナの花を咲かせることできるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

カルーナってどんな植物?

カルーナとは、どんな植物なのでしょうか?カルーナの基本情報をまとめました。

カルーナの基本情報

カルーナは、ツツジ科カルーナ属に属する、北アフリカ、シベリア、ヨーロッパが原産の常緑性低木です。草丈は、20cm~80cmで、原産地では夏ごろ開花しますが、カルーナは、高温多湿に弱いのため、日本では秋冬(9月~12月頃)になると花が楽しめます。耐寒性が強い一方で耐暑性が弱く、夏越しがやや難しいですが、うまく夏越しさせることができれば、翌年も花を楽しむことができます。
植物名 カルーナ
学名 Calluna vulgaris
草丈 20cm~80cm
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

美しい葉や花が人気の植物

カルーナは、美しい葉や花が人気の植物です。カルーナは、花径5㎜ほどの小さい花を咲かせますが、その花に見える部分は実は萼片です。花弁は小さいですが、萼が大きく、開花時期を迎えると、赤、ピンク、白や紫色などに色づき、花弁のように見えます。

観賞用として幅広く栽培され1000種類以上の園芸品種が存在する

カルーナは、観賞用として、幅広く栽培され、近年では、1000種以上の園芸品種が存在するといわれています。クッション状にこんもりと密生するため、グラウンドカバー寄せ植え花壇の花材としてもよく選ばれています。

エリカと近縁の植物でエリカと同様にヒースとも呼ばれる常緑低木

カルーナは、エリカ(学名:Erica)と近縁の植物で、エリカと同様にヒース(Heath)とも呼ばれる常緑低木です。heath(ヒース)とは、イギリスでは荒地を意味し、その土地に生える草花を指します。

夏越しが難しく秋冬に楽しむ一年草として扱われることも多い

先ほども、お伝えしましたが、カルーナは、耐暑性が弱く高温多湿にも弱いため、夏越しが難しい植物でもあります。そのため、秋冬に楽しむ一年草として扱われることも多いようです。

カルーナに見られる花色

それでは、カルーナはどんな花色があるのでしょうか。

ピンク

ピンク色のカルーナは、可愛らしい印象で、特に女性に人気の花色となっています。淡いピンク、濃いピンクなど、カラーバリエーションもあるので、ピンクのカルーナがあると華やかさが増すでしょう。

紫色のカルーナは、桃紫色~紫色とカラーバリエーションがあります。割とはっきりしたカラーなので、秋冬のお庭では、よく目立ち、存在感があるでしょう。

白いカルーナも可愛らしい印象で、人気の品種です。寄せ植えにしても、存在感がありつつ、他の花や植物を引き立てることができるので、寄せ植えが好きな方は白いカルーナもおすすめです。

カルーナの育て方【用土】

カルーナの育て方は5つのポイントがあります。 まず1つ目のポイントは、用土です。どんな用土がカルーナの生育に適しているのでしょうか。

水はけの良い酸性土壌を好む

カルーナは、水はけの良い酸性寄りの土を好みます。地植えする場合は、庭土に腐葉土ピートモス(酸性度未調整のもの)を混ぜ込むと生育が良くなります。

元々やせた土壌に自生しているのでこだわる必要はない

しかしながら、カルーナは元々やせた土壌に自生していますので、あまり用土にこだわる必要はなく、市販の草花用の培養土でも問題なく育ちます。

カルーナの育て方【植え付け】

2つ目のポイントは、植え付けです。どのように植え付けすると良いのでしょうか。

カルーナの植え付けは春と秋が適期

カルーナの植え付けは、気候が穏やかな春と秋が適期となります。しかしながら、カルーナは暑さに弱く寒さに強いため、秋の植え替えが最もおすすめです。

根鉢の底部をほぐして植えつける

植え付けする際は、根鉢の底部をほぐしてから植えつけましょう。

カルーナの植え付け手順

植え付けの手順は、以下の通りです。
  1. 鉢またはポットからカルーナの苗を引き出します。
  2. 根の周りの土を優しく落とし、傷んだ根を取り除き、根鉢の底部をほぐします。
  3. 水はけや風通しを良くするために、盛り土した場所に、カルーナより一回り大きな穴を開け、植え付けます。

カルーナの育て方【置き場所】

3つ目のポイントは、置き場所です。どんな場所で管理すると良いのでしょうか。

風通しがよく水はけがいい場所を好む

カルーナは、日当たりが良く、風通しと水はけがいい場所を好みます。

耐寒性には優れているが高温多湿には弱いので注意

カルーナは、-20℃の環境でも耐えられると言われるほど、寒さに強い植物ですが、高温多湿や蒸れを嫌います。風通しや水はけが悪い場所では、根腐れを起こしてしまいますので注意しましょう。

夏の西日が当たる場所には置かない

何度もお伝えしていますが、カルーナは高温多湿には弱いため、夏の西日が当たる場所は避けましょう

カルーナの育て方【水やり】

4つ目のポイントは、水やりです。水やりはどんな方法で行うと良いのでしょうか。

乾燥は枯れる原因になるので水切れしないように注意する

乾燥すると、枝枯れや株枯れの原因となるため、カルーナが水切れをおこさないように管理しましょう。株元の用土の乾き具合を見て水を十分に与えましょう。

鉢植えの場合

カルーナの水やりについてもう少し詳しく解説します。まずは、鉢植えで育てる場合です。

土の表面が乾く前に水をあげる

カルーナは土の乾燥を嫌います。表面の土が乾いてしまう前に水やりをしましょう。常時湿った土の状態を保ちます。

鉢受け皿に水をためていると根腐れの原因になる

一方で、鉢受け皿に水を溜めたままにしていると、根腐れを起こしてしまうので注意しましょう。

地植えの場合

続いて、地植えで育てる場合の水やり方法についてです。

根付いた後の乾燥する時期は水をあげる

カルーナを地植えで育てる場合、寒冷地では、根付いた後の乾燥しがちな時期のみ、水を与えます。

基本的に水をあげる必要はない

地植えの場合、基本的に水やりをする必要はなく、自然の恵みだけで十分です。

暑い日が続いた時などに水をあげる

しかしながら、暑い日が続いたときは、水切れする可能性もありますので、そのような場合は、水を与えましょう。水切れすると葉や枝が枯れるので、気を付けてください。

カルーナの育て方【肥料】

5つ目のポイントは、肥料です。肥料の与え方について正しく学びましょう。

基本的に肥料を与えなくても元気に育つ

カルーナは、基本的に、肥料を与えなくても元気に育つ植物です。逆に、肥料を与えすぎると根を痛めてしまいますので、量や時期を見極める必要があります。

肥料を与える場合の適期は冬

カルーナに肥料を与える場合、冬が適期となります。

肥料は固形肥料を少量か薄めた液体肥料を与える

肥料は固形肥料(緩効性化成肥料)を一つまみ程度のごく少量を株元に置くか、薄めた液体肥料を与えましょう。

カルーナの植え替え方法

カルーナの植え替え方法についてご説明していきたいと思います。

植え替えは1年に1度行うと株の老化や根腐れ予防になる

カルーナを鉢植えで育てている場合、植え替えは、1年に1度行うと良いでしょう。植え替え作業を行うことによって、株の老化や根腐れを予防することができます。地植えしている場合は、植え替え不要です。

植え替えの適期は春か秋

植え替えの適期は、、またはが良いでしょう。よりおすすめなのは、植え付け時と同様、秋(9月下旬〜10月上旬頃)です。

根をほぐしてから新しい用土に植え付ける

根を少しほぐしてから、新しい用土に植え付けます。

カルーナの植え替え手順

カルーナの植え替え手順についてご説明します。
  1. 今の鉢よりも一回り大きい鉢を用意します。
  2. ①に鉢底石を入れ、土を鉢の1/3ほど入れます。
  3. 根をほぐしたカルーナの苗を置き、土を被せ安定させます。

カルーナの剪定方法

続いて、カルーナの剪定方法についてご説明します。カルーナはどのように剪定すると良いのでしょうか。

刈り込みを行うことで株が蒸れて枯れるのを防ぐ

刈り込みを行うことで、株の風通しが良くなり、株の蒸れによる枯れを防ぐことができます。また、樹形を整える役割もあります。

カルーナの刈り込みは開花後と5月頃に行う

カルーナの剪定は、開花後5月~6月頃に行います。特に、花後の切り戻し剪定が遅れると、花が咲かなくなることがありますので、忘れずに行うと良いでしょう。 もし、花が咲かない品種のカルーナを育てている場合は、3月~4月頃に剪定しましょう。

カルーナの刈り込み手順

カルーナの剪定は刈り込みを行います。刈り込みの手順についてご説明します。
  1. 花後の刈り込みは、草丈の1/2~1/3ほどの高さまで、ばっさりと刈り込みます。
  2. 5月頃になったら、込み合った枝を剪定します。梅雨時期や夏の蒸れを防止する役割があります。

カルーナの増やし方

カルーナを増やしたい場合、どのようにするのが良いのでしょうか。カルーナの増やし方について、2つの方法をご説明していきたいと思います。

カルーナを挿し木で増やす方法

カルーナの増やし方1つ目は、挿し木による方法です。

挿し木は4月から5月が適期

挿し木は4月~5月が適期と言われます。または、10月頃も良いとされます。

カルーナの挿し木手順

カルーナの挿し木の方法についてご説明します。
  1. 枝の先端を5cmほど切り取り(挿し穂)1時間ほど水に漬けておきます。
  2. 挿し木用の土を湿らせ、挿し穂を挿して育てます。
  3. 根がしっかりと生えてきたら、鉢などに植え付けて通常通りの栽培方法で管理します。

挿し木をした後は背面給水にし明るい日陰で管理する

挿し木後は、発根し、地上部分が少し育ってくるまでは乾かさないように注意が必要です。底面給水にして、明るめの日陰で管理していきます。

カルーナを株分けで増やす方法

カルーナの増やし方2つ目は、株分けによる方法です。

株分けは春か秋に行う

株分けは基本的に植え替えと同じタイミングで行いますので、植え替えの適期と同様に、春または秋頃に行います。

植え替えと同時に行える

カルーナに限らず、株分けは、植え替えの時に同時に行うと効率が良いです。大株に育ったなと思ったら、ぜひ株分けにも挑戦してみましょう。

カルーナの株分け手順

カルーナの株分けの手順について説明します。
  1. 根を優しく、軽くほぐし1/3程度の大きさに分けます。この時小さく分けすぎるとその後成長できなくなりますので、購入時のサイズくらいに分けるのがおすすめです。
  2. 鉢植えや地植えの植え替え方法を参考に、それぞれの株を植え替えます。

様々なカルーナの種類

ここからは、様々なカルーナの園芸品種についてご説明していきたいと思います。

ガーデンガールズ

ガーデンガールズは、カルーナの品種の中で、濃い葉色が特徴的です。最も人気の品種であり、草丈もコンパクトで寄せ植えにもよく利用されます。ガーデンガールズは、白、紫、淡いピンク、濃いピンクの4種類の花色があります。

ビューティーレディーズ

ビューティーレディーズは、ヨーロッパで特に人気の品種です。やや草丈が高く、スラリとした見た目をしており、米粒状の花を密に咲かせます。ビューティーレディーズは、白、紫、赤紫色、黄色などの花色があります。

アルバプレナ

アルバプレナは、白花の八重咲きタイプのカルーナです。満開になると、存在感がたっぷりでとても華やかな品種です。

ブルガリス

ブルガリスは、別名、ギョリュウモドキと呼ばれます。ブルガリスの葉は緑や黄緑色をしていますが、秋には赤やオレンジ色に紅葉します。ブルガリスには、夏咲き品種(6月~9月)と、冬咲き品種(12月~3月)があり、花の色は白、ピンク、赤紫色です。

【まとめ】カルーナの育て方を徹底解説!成長後のお手入れから人気の品種まで紹介

いかがでしたか。カルーナの育て方について解説してきました。 この記事のポイントは
  • カルーナは、北アフリカ、シベリア、ヨーロッパが原産で、花色は赤、ピンク、白や紫色などがある。
  • カルーナの育て方のポイントは5つ。 「酸性土壌」「春と秋の植え付け」「日当たり、風通し、水はけがいい場所」「水切れしないように水を与える」「肥料は基本的に必要ない」
  • カルーナの植え替えは1年に1回行う。
  • カルーナは刈り込み剪定を行い、株の蒸れと枯れを防ぐ。
  • カルーナは挿し木と株分けという方法で増やすことができる。
ということでしたね。 これらを押さえれば、カルーナの栽培方法や必要なお手入れのすべてが分かりいただけたのではないでしょうか。ぜひ、剪定や植え替えなのど、定期的なメンテナンスも忘れずに実践してくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。