コデマリの育て方を解説!成長後のお手入れ方法から人気の種類まで

コデマリの育て方を解説!成長後のお手入れ方法から人気の種類まで
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

白い小花が可愛らしいコデマリ。花壇や生垣、街路樹として人気があります。聞いたことがなくても、花を見れば「どこかで見たことがあるかも」と思うかもしれません。人気のコデマリの育て方について気になりませんか。 そこでこちらの記事では
  • コデマリはどんな植物なのか
  • コデマリの育て方における置き場所・水やり・肥料
  • コデマリの育て方における病害虫
  • コデマリの剪定方法
について解説しています。 この記事を読んでいただければ、コデマリの育て方について知識が身に付きます。コデマリを育てるときに管理方法や育て方について詳しくなるでしょう。最後にはコデマリの育て方でも重要な品種ついて紹介しているので、ぜひご覧ください。

コデマリってどんな植物?

小さな白花が可愛らしいコデマリ。街路樹や生垣にも利用されていますが、どんな植物なのかわからない方も多いのではないでしょうか。コデマリの園芸基本情報について見ていきましょう。

コデマリの基本情報

コデマリはバラ科の落葉低木です。漢字では、「小手毬」と書き、小さな手毬のような花を咲かせます。株元から多くの枝を出して、1.5mほどの高さになります。栽培が簡単で育てやすいため、古くから庭木として人気です。花も可愛らしく、生け花や切り花としても楽しまれています。
植物名 コデマリ(小手毬)
学名 Spiraea cantoniensis
草丈 1m~1.5m
耐寒性 強い
耐暑性 強い

コデマリはバラ科の落葉低木

コデマリはバラ科の落葉低木です。落葉低木なので、冬には落葉してしまい枝だけの状態になります。しかし、春には新芽が吹き出し、美しい新芽と花を楽しめるでしょう。

白い小花が複数集まり小さな手毬(てまり)のようになる

基本情報の通りコデマリは、白い小花が複数集まり小さな手毬(てまり)のようになることから、名付けられています。花ひとつひとつは非常に小さいですが、まとまって花が咲くので、美しい姿を楽しめます。

栽培が容易で観賞用として古くから栽培されている

コデマリは栽培が容易で観賞用としても古くから栽培されている植物です。特に、庭木や街路樹として利用されており、名前がわからなくても見たことのある方は多いのではないでしょうか。

切り花としても人気の植物

コデマリは切り花としても人気の植物です。長く伸びる枝に、まんべんなく咲き誇る白い花は切り花として映えます。花だけでなく、美しい葉も人気があるので、枝物としても生け花や花瓶で飾る時に活躍するでしょう。

名前の似ているオオデマリとは全く別の品種

コデマリは名前の似ているオオデマリとは全く別の品種です。コデマリはバラ科の植物ですが、オオデマリはガマズミ科の植物であり、花はアジサイのようにボール状になって咲きます。開花時期も初夏であり、大木になりやすいので、コデマリとは全く違う植物です。

コデマリの育て方【植え付け】

コデマリの育て方における植え付け作業について解説します。

コデマリの植え付けは2月中旬から3月下旬、10月上旬から11月下旬が適期

コデマリの植え付け作業は2月中旬から3月下旬、10月上旬から11月下旬が適期です。コデマリは落葉樹の仲間なので、植え付け時期は春の直前である2月中旬から3月下旬が時におすすめ。10月上旬から11月下旬も適期ですが、すぐに冬になるので、植えつけ後に傷まないように注意してください。秋に植え付ける場合は、根をしっかり伸ばすことがポイントです。

根鉢より一回り大きな植え穴を掘って植える

コデマリは鉢より一回り大きな植え穴を掘って植えてください。コデマリは植木として販売されているので、地植えすることが多いです。根鉢より大きく掘って土を耕して植えつけます。

大きくなるので鉢植えでは育てられない

コデマリは落葉低木といっても、1.5~2mほど成長する植物です。鉢植えで育てるには、大きくなりすぎです。そのため鉢植えで育てるには難しいでしょう。もし鉢植えで育てたい場合は、10号以上の特大サイズの鉢植えで育てましょう。

秋に植えつけるときは地際から伸びる枝を剪定してもよい

コデマリを秋に植え付けるときは地際から伸びる枝を剪定してもよいです。コデマリはバラ科の植物なので、秋に新しい枝(シュート)が勢いよく伸びます。地際から伸びる枝は勢いがよいので、株姿を崩す原因になるので注意してください。しかし、全体の枝が古くなってきたときは、あえて剪定せずに、そのまま伸ばして代替わりさせることも考えておくとよいでしょう。

コデマリの植え付け手順

コデマリの植え付け手順は以下の通りです。
  1. コデマリの根鉢の一回り大きな穴を掘る
  2. コデマリを入れる
  3. 周囲に土を入れる
植え付けの時に、腐葉土や大夫をしっかり入れておくと、その後の生育がよくなります。植えつけ手順は春前でも秋終わりでも同様です。

コデマリの育て方【用土】

コデマリの育て方における用土について解説します。

腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合した土が最適

コデマリには、腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合した土が最適です。コデマリは植木の分類なので、用土は赤玉土と腐葉土を配合した基本培土を用います。その基本培土に、牛ふんや馬糞などの完熟たい肥を1~2割ほど混合するとよいでしょう。

やや湿り気のある肥沃な土を好む

コデマリはやや湿り気のある肥沃な土を好みます。そのため、植えつける場所が砂っぽい土ややせた土だとうまく育ちません。上手に栽培するためにも、土壌改良は重要です。土がふかふかの状態になるように腐葉土や完熟堆肥をしっかり混ぜ込みましょう。

粘土質の多い場所では育たないので注意

コデマリは粘土質の多い場所では育たないので注意してください。湿り気のある土を好むといっても、粘土質では土が乾かず根腐れしやすいです。さらに土が固まりやすいため、根も伸びません。植えつける場所が粘土質の場合は、植えつけ場所を考え直すか、土壌改良してください。

コデマリの育て方【置き場所】

コデマリの育て方における置き場所について解説します。

日当たりと風通しの良い場所に置く

コデマリは日当たりと風通しの良い場所で育ててください。日当たりが悪い置き場所では十分に光合成ができずに花が咲かない可能性があります。また、風通しが悪い場合は、病害虫が発生しやすく、生育に悪影響です。そのため、植えつける場所は、日当たりと風通しが良いことを確認しておいてください。

極端に乾燥しない場所であれば元気に育つ

コデマリは、基本的には極端に乾燥しない場所であれば元気に育つ植物です。育てやすい植物なので、乾燥にさえ気を付ければ、だれでも育てることができるでしょう。そのため、苗木の植えつけ場所が砂っぽい場所や乾燥しやすい場所でないことは重要です。

西日が当たる場所は避ける

コデマリを植え付ける際には、西日が当たる環境は避けてください。どの植物にも言えることですが、西日は植物にとって日差しが強いです。葉焼けする危険が高く、水切れと重なると枯れる恐れもあります。そのため、西日が当たる場所には植えつけないようにするとよいでしょう。もし西日が当たる環境の場合は、遮光シートをしたり、さらに大きな木を植えて西日から遮ったりする工夫をしてください。

コデマリの育て方【水やり】

コデマリの育て方における水やりについて解説します。

基本的に水やりをしなくても元気に育つ

コデマリは、基本的に地植えをする植物なので、水やりをしなくても元気に育ちます。自然の雨で十分です。ただし、植えつけ直後や雨が降らない夏場は、土の乾燥具合を見て水やりしてください。

極端に乾燥した夏の高温期は水をたっぷりあげる

極端に乾燥した夏の高温期は水をたっぷり上げてください。季節によっては、異常気象によって雨が降らない時期があります。特に夏は気温が高く乾燥しやすいので、この時期に雨が降らないようでしたら、水やりをしましょう。

蒸れるのを防ぐために朝か夕方に水をあげる

夏に水やりする場合は、蒸れるのを防ぐために朝か夕方に水を上げてください。高温の時に水やりしても、水はお湯になったり、蒸発して湿度が高くなったりします。蒸れは植物が枯れる原因なので、気温が高いお昼ではなく、なるべく涼しい朝や夕方に水やりすると、元気に育ちやすいです。

コデマリの育て方【肥料】

コデマリの育て方における肥料について解説します。

1月上旬から2月下旬に寒肥を与える

肥料はカレンダー的に1月上旬から2月下旬に寒肥を与えます。寒肥とは、冬に与える肥料の呼び名です。与える寒肥は、固形肥料でゆっくりと効く緩効性肥料がおすすめです。また、牛ふんや馬糞などの完熟堆肥もよいでしょう。

5月中旬から6月上旬に花後のお礼肥を与える

5月中旬から6月上旬に花後のお礼肥を与えてください。お礼肥とは、花が咲いてくれてありがとうという意味での肥料です。花が咲いた後は、株の体力が消耗しているので速効性のある固形肥料や液体肥料がおすすめです。葉っぱを茂らせる窒素分の多い肥料が特によいでしょう。

与える肥料は発酵油かすや緩効性の化成肥料が最適

与える肥料は発酵油かすや緩効性の化成肥料が最適とされています。ただし、発酵油かすは窒素分が多いので、お礼肥向き。化成肥料は、リン酸が多ければ寒肥向きです。窒素は葉に、リン酸は花に栄養を与えるので、成分に注目して使い分けて与えてください。

コデマリの育て方【病害虫】

コデマリの育て方における病害虫について解説します。

病気:うどんこ病

コデマリはうどんこ病になることがあります。うどんこ病とは、うどんの粉つまり小麦粉を振りかけたような白い粉が付く病気です。主に風通しが悪く、湿度が高い条件下で発生しやすい特徴があります。季節的には春(4月~5月)と秋(10月)に発生しやすいです。予防としては、梅雨の時期は雨を避けることと、茂った葉を剪定して風通しを良くしておくこと。 また、うどんこ病にかかった場合は、うどんこ病に効く殺菌剤をまきます。ただし、一度だけではうどんこ病は治らないので、何度もまき、病気が治るまで観察することが重要です。コデマリを栽培して増やす場合は、うどんこ病には注意しましょう。

害虫

コデマリの育て方における主な害虫被害は以下の2点です。
  1. アブラムシ
  2. カイガラムシ

アブラムシ

コデマリはアブラムシの被害もあります。アブラムシは、樹木や草花、多くの植物に発生する吸汁性害虫です。樹液を吸収されて、コデマリは徐々に弱っていきます。繁殖サイクルも速く、短時間で増える可能性があるので、気を付けてください。ウィルスを媒介しやすいので、見つけ次第、捕殺したり殺虫剤で対処したりしてください。多くの殺虫剤がアブラムシに有効なので、繁殖する前に早めに最低でも1回は対処することが必要です。

カイガラムシ

コデマリはカイガラムシの被害もあります。カイガラムシは、樹木や草花、多くの植物に発生する吸汁性害虫です。樹液を吸収されて、コデマリは徐々に弱っていきます。繁殖サイクルも速いので、あっという間に増える可能性があるので、気を付けてください。 また、薬剤が効きにくい性質があるので、見つけたら柔らかいブラシや布でこすり落として対処するとよいでしょう。

コデマリの植え替え方法

コデマリの育て方における植え替え方法について解説します。植え替え方法は基本的には植え付けと一緒です。

2月中旬から3月下旬、あるいは10月上旬から11月下旬が適期

コデマリの植え替えは2月中旬から3月下旬、10月上旬から11月下旬が適期です。コデマリは落葉樹の仲間なので、植え付け時期はカレンダー的に春の直前である2月中旬から3月下旬が時におすすめ。10月上旬から11月下旬も適期ですが、すぐに冬になるので、植えつけ後に傷まないように注意してください。秋に植え付ける場合は、根をしっかり伸ばすことがポイントです。

コデマリの植え替え手順

コデマリの植え替え手順は以下の通りです。
  1. コデマリの根鉢の一回り大きな穴を掘る
  2. コデマリを入れる
  3. 周囲に土を入れる
植え付けの時に、腐葉土や大夫をしっかり入れておくと、その後の生育がよくなります。植え替え手順は春前でも秋終わりでも同様です。

コデマリの剪定方法

コデマリの育て方における剪定方法について解説します。

コデマリは数年に1回刈り込み剪定を行う

コデマリは数年に1回刈り込み剪定を行います。花が終わった5月~6月頃がおすすめです。全体的に株が大きくなりすぎたら、形を整えるために、刈り込んでください。そうすることで、新芽が株元からも噴き出しやすくなり、見栄えもよくなるでしょう。

秋に翌春に咲く花芽が分化するので、花後すぐに剪定する

コデマリは秋に翌春に咲く花芽が分化するので、花後すぐに剪定します。秋以降に剪定すると、剪定した枝の花芽を切り落とすことになるので、注意してください。そのため、花終わり後に剪定することがおすすめです。遅くとも夏終わりまでに剪定します。

枯れ枝や細い枝は苗木の基部から切り除く

コデマリの枯れ枝や細い枝は苗木の基部から取り除いてください。枯れ枝や細い枝をそのままにしておくと風通しや日当たりに悪影響を及ぼします。また、中途半端な長さで剪定すると、その部分から枝が伸びて形が崩れるので、根元の基部から綺麗に取り除きましょう。

コデマリの剪定手順

コデマリの剪定手順は以下の通りです。
  1. 切れ味の良い剪定はさみを用意する
  2. 込み合った枝や枯れ枝を剪定する
  3. 刈り込み剪定をする場合は、刈り込みハサミを準備しておく
  4. 風通しがよくなるように剪定をして形を整える

コデマリの増やし方

コデマリの育て方における増やし方を解説します。

コデマリは挿し木と株分けによって増やすことができる

コデマリは挿し木と株分けによって増やすことができます。それぞれの方法を詳しく解説します。

挿し木の方法

挿し木の方法は以下の通りです。

挿し木は落葉している3月上旬から下旬に行う

挿し木は落葉している3月上旬から下旬に行います。新芽が出始める時期なので、コデマリに栄養が溜まっており、気温が上がるにつれて新芽が出やすいためです。

コデマリの挿し木手順

コデマリの挿し木の手順は以下の通りです。
  1. 挿し木挿し芽の土を準備する
  2. 挿し木トレーや植木鉢に土を入れる
  3. あらかじめ土を湿らせておく
  4. 土に5~10㎝ほどの深さの穴をあけておく
  5. コデマリを10~15㎝ほどの長さで剪定する
  6. 剪定した枝を挿し穂として、1時間ほど吸水させる
  7. 吸水させた挿し穂を、土の穴に入れて優しく植える
  8. 改めて、たっぷり水やりする
  9. 明るい日陰に置いて、水切れがないように管理する
コデマリの挿し穂に吸水させるには、コップに水を溜めておき、その中に立てるように入れるとよいです。このタイミングで、水に発根剤を溶かしておくと、より挿し木が成功しやすいです。

挿し木後はたっぷり水やりをして風の当たらない日陰で管理する

挿し木後はたっぷりと水やりして風の当たらない日陰で管理してください。挿し木後に土が乾燥すると、挿し木の切り口が乾燥してしまい、発根できません。水切れをしないようにしましょう。また、風が当たりすぎると、乾燥の原因になるので注意します。

4月から5月に新芽が出て発根する

挿し木が順調であれば、4月から5月に新芽が出て発根します。発根したら、本葉が4~5枚になるまでそのまま育ててください。しっかり根が出てきたら、1鉢ずつ植え替えます。

株分けの方法

株分けの方法は以下の通りです。

2月中旬から3月下旬、あるいは10月上旬から11月下旬に行う

コデマリの株分けは2月中旬~3月中旬、あるいは10月上旬~11月下旬に行います。株分けは植え付け時期と同時期に行いましょう。

コデマリの株分け手順

コデマリの株分けの手順は以下の通りです。
  1. コデマリを掘り上げる
  2. 株元の根を見ながら、枝4本~5本を1株として剪定はさみで根が付くように切り分ける
  3. 剪定の切り口に癒合剤を塗る
  4. 株分けしたコデマリを植え付ける
株分けは、分けすぎると株の生育が悪くなるので、1株当たりが小さくなりすぎないように気を付けてください。

コデマリの様々な種類

  園芸におけるコデマリの様々な種類を紹介します。

ピンクアイス(桜小手毬)

ピンクアイス(桜小手毬)は、コデマリの斑入り品種です。ピンクアイスは桜の花のように可愛らしいピンクを帯びた白い葉が春に芽吹きます。花は白色ですが、つぼみがピンク色です。

ゴールドファウンテン(黄金葉小手毬)

ゴールドファウンテン(黄金葉小手毬)は、黄金葉のコデマリです。ゴールドファウンテンは非常に明るい葉色で見ごたえがあるので、花壇を彩るリーフとしても人気があります。

八重小手毬

八重小手毬は八重咲き品種のコデマリです。コデマリは一重の可愛らしい印象がありますが、八重小手毬は花は小さいものの豪華です。賑やかな花が好きな方は八重咲きのコデマリを楽しむとよいでしょう。

【まとめ】コデマリの育て方を徹底解説!成長後のお手入れ方法から人気の種類まで

ここまでコデマリの育て方について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは
  • コデマリはバラ科落葉低木で、小さな手毬のような花を咲かせる切り花にも人気の植物
  • コデマリの育て方は、「置き場所:日当たりと風通しの良い場所」「水やり:水切れがないように育てる」「肥料:5月~6月にお礼越え・1月~2月に寒肥」が重要
  • コデマリの育て方における病害虫は「うどんこ病」「アブラムシ」「カイガラムシ」に気を付ける
  • コデマリは花後の5月~6月に剪定する
です。 コデマリの育て方について詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、コデマリを育ててみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。