ジギタリスの育て方を徹底解説!お手入れ方法からさまざまな品種まで

ジギタリスの育て方を徹底解説!お手入れ方法からさまざまな品種まで
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

ピンクや白のベル型の花が可愛らしいジギタリスは、レンガ調のお庭や洋風の外観にぴったりの植物です。個性的な見た目から育てるのが難しそうなイメージがありますが、育て方のポイントを実践できれば管理しやすい植物なのをご存じでしょうか。 そこで今回は
  • ジギタリスの種まき方法
  • ジギタリスの植え付け方法
  • ジギタリスの用土
  • ジギタリスの肥料
  • ジギタリスの置き場所
  • ジギタリスの水やり方法
  • ジギタリスの病害虫
について詳しく解説します。 ジギタリスを育てるときには温度変化と開花してからのケアも重要です。これからご紹介する育て方のポイントをしっかり実践できれば、初心者でも花を咲かせられます。育て方と合わせて知っておきたい病害虫の対処法やジギタリスの種類についてもご紹介しているため、素敵なお庭作りの参考にしてみてくださいね。

ジギタリスってどんな植物?

ジギタリスの育て方をご紹介する前に、まずはどんな植物なのかを知っておきましょう。植物の育て方のポイントは原産地や開花時期などの基本情報を確認することで、より理解しやすくなります。とくにお花の特徴や日本での栽培ポイントは要チェックです。

ジギタリスの基本情報

ジギタリスはベル状の花が一つの茎に密集して咲く、ヨーロッパが原産の植物です。別名は「キツネノテブクロ(狐の手袋)」で英名の「フォックスグローブ」を直訳しています。そもそもジギタリスの名前の由来はラテン語の「指」を表す「digitus」からきており、指サックに似ていることから付けられました。 草丈は1m以上のものがほとんどの一方で、近年は品種改良が進み30cm程度のコンパクトな品種もあります。ジギタリスは耐寒性が強く日本の冬でも管理がしやすいため、庭植えとしても人気の植物です。寒さには強い一方で、暑さには弱く暖かい地域では夏に枯れることが多いのも特徴。ただしジギタリスには毒性があり、口にすると嘔吐やめまいなどの症状を引き起こします。酷い場合は視界が二重に見えるなどの症状や命を落とすこともあるため、めペットやお子さんが誤って口に入れないように注意が必要です。  
植物名 ジギタリス
学名 Digitalis
草丈 約30cm~1.8m
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
 

ベルのような花をたくさん咲かせる存在感抜群な植物

ジギタリスの魅力といえばやはり、ベルのような花をたくさん咲かせる存在感抜群な姿ではないでしょうか。茎からぶら下がるベル型の花には紫やピンク、白など種類によってさまざまなカラーがあり、内側には斑点があるのも特徴です。ジギタリスは品種改良されたものも多くあるため、最近では斑点がない品種もあります。さらに紫や白以外にもイエローなどの新色も登場しており、ポップな雰囲気も楽しめますよ。

イングリッシュガーデンの定番

ジギタリスはその特徴的な花姿からイングリッシュガーデンの定番としても人気があります。イングリッシュガーデンとはガーデニング文化が盛んなイギリスのような洋風のお庭のことです。洋風のガーデニングインテリアはもちろん、自然を活かしたデザインのお庭にも馴染むのがジギタリスの魅力の一つでもあります。

バラと同時期に開花するので添え花としても人気

ジギタリスは春~初夏に花を咲かせるため、バラと同時期に開花することから添え花としても人気です。ジギタリスもバラも存在感はある一方で、シルエットは異なるためボリュームのある花束やアレンジメントが作れますよ。

本来は宿根草だが日本では二年草として扱われている

ジギタリスは本来は繰り返し開花する宿根草(しゅっこんそう)ではあるものの、日本では二年草として扱われています。二年草とは名前のとおり2年で枯れる植物のことです。ジギタリスは暑さに弱いため、日本のような高温多湿の環境では耐えられません。そのため2年ほどで枯れることが多く、花を咲かせるには再び種まきをする必要があります。

ジギタリスの育て方【種まき】

ジギタリスの基本情報を把握したところで、いよいよ育て方について解説していきます。まずお伝えしたいジギタリスの育て方のポイント1つ目は種まきです。先ほど触れたようにジギタリスは2年ほどで枯れるため、再び花を咲かせるには種まきをして育てる必要があります。ジギタリスの種まきのポイントと手順は次のとおりです。

ジギタリスは種から育てることができる

ジギタリスは種から育てることが可能で、育苗ポットなどにまいて栽培します。育苗ポットに使用する土は小粒の赤土玉がおすすめです

種まきは9月から12月の間に行う

ジギタリスの種まきは気温が低くなる9月~12月のあいだに行います。それ以外の時期は温度が高く暑さで育たない可能性があるため、避けてください。花が咲いたあとに種を採ってまく場合は、9月まで保管しておきましょう。

日光がないと発芽しないので種の上に土をかけない

ジギタリスの種は日光に当たることで発芽します。そのため種まきをするときは、種の上に土をかけないようにしましょう。種が土で覆われてしまうと、日光が当たらず生育できません。いくら水やりをしても発芽できないため、必ず種まきの際は土をかぶせないように注意してくださいね。

ジギタリスの種まき手順

ジギタリスの種まきの手順は次のとおりです。
  1. 育苗ポットに赤玉土を入れる
  2. 種をまき、霧吹きで水やりをする
  3. 明るい日陰で管理して葉が数枚出たら鉢に植え替える
  4. 翌年に大きめの鉢に植え替えるか地植えにする
水やりをするときは種が流れないように、霧吹きで慎重に水を与えましょう。葉が4枚ほど生えてきたら、鉢に移し替えます。その後は適宜、成長に合わせた鉢に移して育てましょう。種まきから約1年後には花が見られますよ。

ジギタリスの育て方【植え付け】

ジギタリスの育て方のポイント2つ目は植え付けです。成長した苗を植え付けて開花に向けた準備をしましょう。植え付けのポイントと手順は次のとおりです。

秋や早春にポット苗を入手したらすぐに植え付ける

ジギタリスの植え付けの時期は3月~4月、もしくは10月~11月です。そのため秋や早春にポット苗を入手したらすぐに植え付けましょう。ポット苗は種まきよりも確実に成長させられるため、初心者にもおすすめです。

株間を50cm程度あける

ポット苗を植え付ける場合は株間を50cm程度あけて植えます。とくに秋に植え付ける場合は冬に株が大きく成長するため、余裕を持って植え付けましょう。

草丈が高くなるので花壇の奥の方に植えるのが定番

ジギタリスの草丈はほとんどが1m以上になるため、花壇では奥のほうに植えるのが一般的です。成長した姿をイメージして、お庭のバランスを確認しながら植えてくださいね。

ジギタリスの植え付け手順

地植えの場合は元肥を施しておき、植え付けます。鉢植えの場合はポット苗よりも2回り大きめの鉢に植え付けましょう。植え付け後に鉢底穴から根が出たり地上部が盛り上がって来た場合は、根が張った証拠です。根が張ったらさらに大きめの鉢に植え替えてください。 ジギタリスは生育スピードが早いため、植え付け後は地植えと鉢植えどちらの場合でも支柱を立てておきます。水やりは土の表面が乾いたら与えてください。

ジギタリスの育て方【用土】

ジギタリスの育て方のポイント3つ目は用土です。用土は植物を育てるうえで土台となる部分のため、置き場所や水やりをしっかり行っていても、土が悪いと意味がありません。ジギタリスの育て方のベースとなる用土について解説します。

水はけと通気性の良い土を好む

ジギタリスは水はけと通気性の良い土壌を好む植物です。水はけや通気性が悪いと土が過湿状態になり、根腐れや病害虫の被害に遭いやすくなります。鉢植えの場合は赤玉土6:腐葉土3:軽石1の割合がおすすめです。用土を作るのが面倒な場合や初心者の方は市販の園芸用土でも問題ありません。地植えの場合は庭土に腐葉土を混ぜ合わせておきましょう。

さらに適度な保水性もあるとより育てやすい

ジギタリスは水はけと通気性だけでなく、適度な保水性もあるとより育てやすくなります。先ほどご紹介した赤玉土と腐葉土は排水性に加えて、保水性も持ち合わせているためバランスよく配合すると根が育ちやすくなるでしょう。

土の水はけが悪いときは小粒の軽石を追加する

土がずっと湿っている場合は水はけが悪くなっている可能性があるため、小粒の軽石を追加すると土壌改善できます。軽石は不要な水分を排水してくれるため、小粒のものを混ぜておくと根腐れ予防にもなりますよ。

ジギタリスの育て方【肥料】

ジギタリスの育て方のポイント5つ目は肥料の与え方です。肥料は与え方を間違えると植物にダメージを与えてしまいます。美しいジギタリスの花を咲かせるための肥料の与え方のポイントは次の2点です。

植え付けるときに元肥として緩効制化成肥料を用土に混ぜ込んでおく

ジギタリスは植え付けのときに元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきましょう。緩効性化成肥料は固形タイプの肥料で、ゆっくりと効果を発揮するのが特徴です。

株を大きくしたい場合は3月の生長再開時に同じ肥料を追肥する

ジギタリスの株を大きくしたい場合は、3月の開花前に同じ肥料を追肥しましょう。その後は6月まで1ヶ月に1回、肥料を与えるとより大きく成長します。ただし肥料は与えすぎると肥料焼けを起こし、根の水分が奪われ機能しなくなるため規定の量のみ与えてください

ジギタリスの育て方【置き場所】

ジギタリスの育て方の6つ目は置き場所です。ジギタリスの置き場所には5つのポイントがあります。また適切な置き場所で育てている場合でも、成長に合わせたお手入れが必要です。

明るい半日陰で管理する

ジギタリスは日当たりの良い場所で元気に育つため、明るい半日陰で管理しましょう。明るい場所を好む一方で直射日光に当たりすぎるとダメージを受けるため、軒下に置くか遮光ネットを利用するのもおすすめです。地植えの場合も長時間、直射日光が当たらない場所に植え付けましょう。

強い西日に当たらない場所に置く

ジギタリスは直射日光だけでなく、強い西日にも注意が必要です。西日に当たると暑さに負けてしまい、枯れることがあります。とくに地植えにする場合は、時間帯に合わせて西日が当たらないかも確認しておきましょう

比較的涼しい気候を好む

ジギタリスは暑さに弱いため、日本の夏を生き延びるためには涼しい場所を選びましょう。暑さにさらされると枯れてしまうため、地植えでは半日陰に植えてください。木陰になる場所など少しでも涼しい場所で管理しましょう。

春になりある程度の大きさまで育ったら長めの支柱を立てる

春になりある程度の大きさまで成長したら、長めの支柱を立てて花茎が倒れないようにしましょう。草丈の2/3程度の支柱を花茎の後ろに立てて、ひもで固定します。支柱を使ってまっすぐ伸びるようにすると、美しい花姿が楽しめますよ。

夏は風当たりの良い遮光された場所に置いて夏越しする

夏は暑さによるダメージを避けるために、鉢植えの場合は風当たりの良い遮光された場所に置いて夏越しをしましょう。遮光ネットを利用して風当りの良いベランダに出してみるのもおすすめです。

ジギタリスの育て方【水やり】

ジギタリスの育て方のポイント7つ目は水やり方法です。水やりは鉢植えと地植えでは異なり、時期によっても与えるタイミングがあります。水やりのそれぞれのポイントは次のとおりです。

鉢植えの場合

鉢植えの場合は土の状態を確認して、与えすぎないように注意しましょう。具体的には次の2つに気をつけます。

土の表面が乾燥したらたっぷり水をあげる

ジギタリスは土の表面が乾燥したら、たっぷりと水やりをしましょう。夏場は水切れを起こしやすいため、午前と夕方の2回水やりをする元気に育ちます。冬場は土が乾きにくいため、表土が乾燥して2日程度置いてから与えましょう。

水の与えすぎは根腐れの原因になるので注意する

土が乾燥しやすい夏場は水やりの回数を増やす一方で、水の与え過ぎには注意しましょう。土が乾かないうちに水やりをすると加湿状態になり、根腐れを起こします。ジギタリスは水はけの良い環境を好むため、水やりのときは必ず土の表面が乾燥しているかを確認してください。

地植えの場合

地植えの場合は鉢植えとは違う水やり方法になります。

基本的に水やりをしなくても元気に育つ

地植えの場合は基本的には水やりをする必要はありません。自然の雨で十分育つため、水やりをすると逆に根を傷めてしまう可能性もあります。

真夏の乾燥した日が続いたときは早朝に水をたっぷりあげる

地植えの場合は降雨で十分水分が賄えるため水やりをする必要はありませんが、真夏に長期間雨が降らなかったときは乾燥して弱るため水やりをするといいでしょう。真夏に水やりをするときは高温で土が煮えないように、気温が低い朝か夕方に水を与えてください

ジギタリスの育て方【病害虫】

ジギタリスの育て方7つ目のポイントは病害虫です。ジギタリスは他の植物と比べて病害虫には強い一方で、開花時には被害に遭う可能性もあります。病害虫は植物が枯れる原因にもなるため早期発見と早めの駆除を行い、植物を守りましょう。

花が咲く春にアブラムシが発生する場合がある

ジギタリスは花が咲く春にアブラムシが発生する場合があります。アブラムシは体長が1~4mm程度の非常に小さい害虫で、黄色や緑色、茶褐色のボディが特徴です。具体的には開花から花が終わる頃にアブラムシが付きやすいため、こまめに確認して駆除しましょう。

アブラムシは新芽と茎葉から栄養を吸い取るのですぐに駆除する

ジギタリスに付いたアブラムシは新芽と茎葉から栄養を吸い取るため、すぐに駆除しましょう。そのままにしていると栄養不足になるだけでなく、栄養を吸い取ったアブラムシの排泄物でカビが発生し「すす病」という病気を発症します。すす病にかかると茎や葉が黒くなり光合成ができなくなるため、生育できなくなることも。さらに庭植えをしている場合は近くの植物にも感染するため、花が咲く時期は新芽と茎葉を確認して早期発見できるようにしましょう。

アブラムシの駆除方法

アブラムシの駆除方法には以下のやり方があります。
  • 殺虫剤を使用する
  • 歯ブラシなどでこすり落とす
  • 虫捕りシートを使用する
  • 木酢液を散布する
繁殖力の強いアブラムシを駆除するもっとも確実な方法は、歯ブラシなどでこすり落として殺虫剤を使用する方法です。歯ブラシなどでこすり落とす場合は、土にアブラムシが落ちないようにビニールシートや新聞紙を敷くなどの対策をしておきましょう。 植物の葉を傷めないか心配な場合は、虫捕りシートや木酢液を使用して駆除することも可能です。専用の薬剤や虫捕りシート、木酢液は園芸店やホームセンターで購入できます。

ジギタリスの剪定方法

ここからはこれまでご紹介してきた育て方に加えて、やっておきたいお手入れをご紹介します。まず最初にお伝えしたいのは、剪定方法についてです。ジギタリスは成長に合わせて剪定作業が必要な植物で「切り戻し」という剪定方法を行います。

ジギタリスを切り戻し剪定する方法

ジギタリスの剪定方法は切り戻しという方法で行います。切り戻しとは伸びた枝や茂った葉を切り落とし、樹形のバランスを整える剪定方法です。

切り戻し剪定を行うのは初夏の開花後

ジギタリスの切り戻し剪定を行う時期は、初夏の開花後です。花が終わったあとに剪定を行うことで、次の開花の準備ができます。

切り戻し剪定をする場所は咲き終わった花の花茎の株元

切り戻し剪定をする場所は、咲き終わった花の花茎の株元からカットします。花茎の株元から剪定することで、節から脇芽が伸びて二番花を咲かせてくれるでしょう。

ジギタリスの切り戻し手順

ジギタリスの切り戻しの手順はまず枯れた花を摘み取ってから、咲き終わった花の茎の株元を切り落とします。 切り落とすときは切れ味の良い清潔なはさみでバッサリとカットしましょう。適切な育て方をしていても他の植物を剪定したはさみをそのまま使用すると、切り口から病気に感染することがあります。また剪定の際は樹液で皮膚がかぶれる可能性があるため、手袋を着用して作業してくださいね。

摘心を行うことで花の数を増やせる

ジギタリスは摘心を行うことで花の数を増やせます。摘心とは植物の先端についた芽や花を摘み取り、脇芽を伸ばすことです。脇芽を伸ばすことで栄養が全体に行き届き、花の数を増やせるようになります。花の数を増やしたい場合は脇芽をたくさん作るのがコツです。

花がら摘みを行うことで長い間花を楽しむことができる

切り戻し手順でお伝えしたように、枯れた花はこまめに摘み取っておきましょう。枯れた花を摘み取ることを「花がら摘み」といいます。花がら摘みを行うことで病害虫の発生を防ぎ、植物全体に栄養が行き渡るようになり次の開花まで順調に成長してくれるでしょう

ジギタリスの増やし方

成長したジギタリスは増やすことができ、増やし方には種まきと挿し木、株分けの3つの方法があります。それぞれの増やし方には手間と育つ時間が異なるため、自分がやりやすい方法を選んで試してみてくださいね。

ジギタリスを種まきで増やす方法

まずはジギタリスを種まきで増やす方法をご紹介します。

花後にタネをとる

ジギタリスを種から増やす場合は、花後にタネをとりましょう。種まきで増やす場合はタネができるまで、花がら摘みはしないでください

種まきは7月上旬までに行うか、保管して9月に行う

種まきは7月上旬までに行うか、保管して9月にまきましょう。確実に花を咲かせたい場合は気温が低くなる9月に種まきをするのがおすすめです。

ジギタリスの種まき手順

ジギタリスの種まきの手順は次のとおりです。
  1. 花後にタネを採取し、増やす
  2. 7月上旬、もしくは9月に育苗ポットに種まきをする
  3. 葉が4枚以上ついたら鉢上げする
  4. 成長に合わせて大きい鉢に植え替える
種まきの方法は本記事の前半にお伝えした手順で問題ありません。タネは赤玉土の上に置くだけで、土はかぶせないようにしてください。順調にいけば翌春には花が咲きます。

ジギタリスを挿し木で増やす方法

ジギタリスは挿し木という方法でも増やせます。挿し木とは名前のとおり切り取った枝や茎を土に挿して増やす方法で、種まきよりも簡単に増やせる方法です。

ジギタリスの挿し木は春から初夏が適期

ジギタリスの挿し木は春から初夏の時期が最適です。若い茎や花後の脇芽をカットして挿し木にします。

ジギタリスの挿し木手順

ジギタリスの挿し木の手順は次のとおりです。
  1. 若い茎、もしくは花後の脇芽を5〜10cmの長さにカットする
  2. 挿し穂の切り口は斜めにカットし、赤玉土に挿す
  3. 半日日陰で管理する
  4. 水切れしないように毎日水やりをする
  5. 発根後は適宜、成長に合わせて植え替える
挿し木にする枝や茎は「挿し穂」と呼びます。挿し穂の切り口は発根しやすいように斜めにカットしておきましょう。挿し木にしたあとは発根するまで水不足にならないように注意して、こまめに水やりをします。

ジギタリスを株分けで増やす方法

ジギタリスを増やす方法には株分けという方法もあります。株分けは1つの株を切り分けてクローンを作る増やし方です。株分けも種まきよりは簡単に増やせる方法のため、初心者の方でも挑戦しやすいですよ。

ジギタリスの株分けは春や秋の気候が穏やかな時期に行う

ジギタリスの株分けは春や秋の気候が穏やかな時期に行いましょう。具体的には3月~4月、9月~10月の涼しい時期が最適です。株分けは根をさらす作業のため、ダメージを受けやすい真夏の暑い時期や寒い真冬は避けてください。

ジギタリスの株分け手順

ジギタリスの株分けは大きく成長した株を取り出し、2~3株に切り分けて新しい土に植え付けます。土は3つ目の育て方のポイントでお伝えしたように、水はけの良いものを使用しましょう。

ジギタリスはこぼれ種でも発芽するので植えっぱなしで増えることもある

ジギタリスはこぼれ種でも発芽するため、地植えの場合は植えっぱなしでも増えていくことがあります。そのため成長した株の近くに子株ができていることもあり、掘り出して別の場所に植えることも可能です。

ジギタリスの様々な種類

ジギタリスは世界に約25種類以上の品種があるといわれています。花の付き方はほとんど同じの一方で、開き方や色づき方は異なるため、いくつかの品種を植えるとより見ごたえのある華やかなお庭になるでしょう。本記事の最後はジギタリスの品種をいくつかご紹介します。

パンサー

パンサーは紫に近いピンク色で草丈が50cm程度のジギタリスです。暑さにも強く丈夫な茎で株元からたくさんの花を付けるため、支柱なしでもバランスよく立位します。パンサーの花には種がつかないため、長い期間花を楽しめるのも魅力です。花壇に植える際は中央、もしくは奥に植えるとバランスよい見栄えになりますよ。

シルバーフォックス

シルバーフォックスはシルバーグリーンの葉が特徴の落ち着いた雰囲気のジギタリスです。花色は白が多い一方で気温が低い地域ほどピンクがかった色に染まります。シルバーフォックスの草丈は50cm程度でシルバーグリーンの葉は、イングリッシュガーデンに良く馴染むデザインです。

ハイブリッド

ハイブリッドはジギタリスとイソプレクシスを交配して誕生した品種です。タネはつけず暑さに強く花持ちがいいため、6月~11月頃まで花を楽しめます。花色はピンクやオレンジなどがあり、発色の良いカラーで縁取りされたようなデザインです。ハイブリッドジギタリスは他の種類と違って、多年草として翌年も花を楽しめます。

ダルメシアン

ダルメシアンはアメリカで誕生した草丈が40~50cm程度で、鉢植えにもおすすめのコンパクトなジギタリスです。成長スピードが早く、他のジギタリスよりも少し早く開花します。パステル調のピンクやクリーム色のグラデーションの花が可愛らしく、洋風のお庭に最適です。ダルメシアンは寒さに当たらなくても順調に育つため、開花しやすい品種でもあります。

スノーシンブル

スノーシンブルは名前のとおり雪のような白い花が、清楚な雰囲気で美しいジギタリスです。スノーシンブルの草丈は1m程度まで伸び、どんなお庭にも馴染む一方で茎に密集した白い花はインパクトがあります。

デュービア

デュービアは淡いピンク色のお花とシルバーがかった葉っぱが特徴のジギタリスです。草丈は30~50cm程度でコンパクトなため、鉢植えにしても育てやすいでしょう。デュービアのシルバーの葉はふわふわした毛のようなものが生えていて、柔らかさもあり花だけでなく葉っぱも楽しめます。

【まとめ】ジギタリスの育て方を徹底解説!お手入れ方法からさまざまな品種まで

今回はジギタリスの育て方について詳しく解説しました。 今回のポイントは
  • ジギタリスの種まきは9月~12月に行い、タネの上には土をかぶせないようにする
  • ジギタリスの植え付けは秋や早春に間隔を50cm程度空けて植える
  • ジギタリスは水はけと通気性、保水性のある用土を使用し、土が湿っている場合は小粒の軽石を追加する
  • ジギタリスは植え付け時に緩効性化成肥料を混ぜ込み、株を大きくしたい場合は開花前の3月に追肥する
  • ジギタリスは明るい半日陰で栽培し、夏の暑さと西日に当たらないように注意する
  • ジギタリスは土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与え、冬場は乾燥気味にして地植えの場合は基本的に水やりは不要
  • ジギタリスは開花時にアブラムシが発生しやすいため、発見したら殺虫剤や歯ブラシなどで早急に駆除する
でした。 ジギタリスは暑さに注意してご紹介した育て方を続ければ、初心者でも花を咲かせることが可能です。せっかくなら高さの違うさまざまな種類のジギタリスを植えて、立体的なお庭にアレンジしてみはいかがでしょうか。 東京寿園ではジギタリス以外の植物の育て方やトラブル対処法などもたくさん掲載しております。植物にお困りの際はぜひご活用ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。