ノースポールの育て方を徹底解説!お手入れからトラブルの対処法まで

ノースポールの育て方を徹底解説!お手入れからトラブルの対処法まで
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目次

皆さんはノースポールという植物を育てたことはありますか?ノースポールはキク科の一年草で、マーガレットによく似た中心が黄色で花弁は白のお花をつける植物です。また葉が特徴的で、ギザギザとしたまるでノコギリのような葉をしており、さらに四方に茂らせます。そんな特徴を持つノースポールですが、どのような育て方をすればベストなのかよくわからないという方も多いと思います。 そこでこの記事では、
  • ノースポールはどんな植物なのか?
  • ノースポールの育て方のポイント
  • ノースポールの剪定方法
  • ノースポールの増やし方
などについてご紹介していきたいと思います。この記事を読み進めながら、ノースポールの育て方のポイントについて理解を深めていってくださいね。

ノースポールってどんな植物?

まずはノースポールとはどんな植物なのかという基本的な概要からご紹介していきたいと思います。ノースポールはとても寒さに強い植物として知られており、寒さが厳しい地域以外ではそれほど気を使わずに冬越しをさせられます。

ノースポールの基本情報

ノースポールはキク科フランスキク属の一年草で、北アフリカ(アルジェリアあたり)が原産の植物で、広く地中海沿岸に分布しています。日本には1960年代頃に伝えられた比較的新しい種類のお花で、株全体を覆うほどに花つきよく咲き、その白さはまるで「北極」のようであるというところから、「ノースポール(北極)」という名前が付けられました。
植物名 ノースポール
学名 Leucanthemum paludosum・Chrysanthemum paludosum
草丈 20㎝前後
耐寒性 強い
耐暑性 弱い

ノースポールはキク科フランスギク属の一年草

ノースポールはキク科フランスギク属の一年草で、同じ属にはレウカンセムム・フランスギク・デイジーなどが挙げられます。国内では道端に咲いていることもあり、キク科のノースポールを一度は目にしたことがある人も多いと思います。耐寒性または半耐寒性の一年草または多年草のタイプが存在します。

カンシロギクやクリサンセマムとも呼ばれる

ノースポールはまたの名を「カンシロギク(寒白菊)」「クリサンセマム」といいます。クリサンセマムは、ギリシア語の黄金色を意味する「chrysos(クリソス)」と花を意味する「anthemon(アンセマム)」が語源で生まれました。ちなみにノースポールという言葉は国内最大手の種苗メーカーである「サカタのタネ」の商品名です。

中心が黄色で花弁が白の花を持ち園芸で人気の植物

ノースポールは中心が黄色く、花弁が白の花を持つ、園芸でとても人気の高い植物です。開花時期が長く、比較的寒さにも強く、関東地方以西の平地では秋に種を撒けば防寒しなくても冬越しできます。また、冬から初夏までお花を楽しめることからも園芸で人気が高い植物です。ところが蒸れには弱いため、水はけのよい土に植えることを心掛けてください。

花壇などでパンジーやビオラとの寄せ植えの相性がよく人気がある

ノースポールは花壇などでパンジーやビオラとの寄せ植え時の相性が良い植物としても知られています。ノースポールはこぼれ種でも増えるほど強靭な性質を持っているため、初心者の方でも種まきから簡単に増やせます。また多湿の環境には弱いですが、乾燥・寒さには強い植物のため、庭に彩が欲しい場合でもパンジーやビオラと共に気軽に寄せ植えで栽培できることからも人気が高い植物です。

開花期が11~5月と長い

ノースポールは開花期がとても長く、11~5月の長期に渡り奇麗な花を咲かせます。5月に花が咲き終わると夏に枯れるため、日本では一年草扱いになっています。苗を植える場合は3月あたりの春先もしくは10~12月頃に苗が流通するため、そのタイミングで手に入れ植え付けるようにしてください。

耐寒性が強く容易に冬越しできる

ノースポールは耐寒性が強い植物のため、関東より以西の地域では簡単に冬越しさせられます。とはいえ、寒い地方では冬場の寒風が直接あたるのはノースポールにとって良くない環境のため、日当たりが良くで風を避けられる南側の軒下やベランダなどで管理するようにしてください。

ノースポールの育て方【種まき】

次にノースポールの育て方について項目別にみていきましょう。まずは種まき」から見る育て方について順に解説していきたいと思います。

昨年度のこぼれ種からも育てられる

ノースポールはとても強靭な植物のため、昨年度のこぼれ種からも簡単に育てられます。他の植物の種を撒くように、鉢に種を撒いた後しっかり土をかぶせず放置しておいても発芽するほど生命力にあふれています。いい方を変えれば、地植えをする場合、植えようと思っていない場所に種をこぼしてしまったら、その場所でノースポールが順調に発芽し育ってしまうというわけです。

種まきの適期は9月から10月

ノースポールの種まきの敵期は、気温が15℃~20℃くらいになる9月から10月頃です。前年のこの時期にノースポールの種を撒いておくと、冬の寒さにも耐えられる丈夫な苗に育ち、早春から長い期間お花を楽しめます。種まきを行う時には、タネが水とともに流れ出さないように、使用するトレイより一Ⅿ割大き目の容器に浅く水を張り、トレイの底面から吸水させるようにしてください。

気温が高い時期にまくと茎数が増えずひょろひょろした株になる

ノースポールの種を気温が高い時期にまくと、茎の数が増えず草丈ばかりが伸びたひょろひょろの株になります。そのため、涼しくなる秋のお彼岸の頃を目安にタネをまくように心がけてください。庭植えをする場合は、日当たり・水はけのよい場所に植え付け、ポットにタネをまいた場合は発芽するまで日陰に置き、発芽後は生育期間を通して日当たりの良い場所で管理し、冬は寒風を避けられる南向きの軒下などで冬越しさせるようにしてください。

ノースポールの種まき手順

それでは、実際にノースポールの種まきを行う手順についてみていきましょう。ノールポールの種まきはそれほど難しくありませんが、発芽の際に光を必要とする「好光性種子(こうこうせいしゅし)」のため、タネ同士が重ならないようにパラパラとまいたら、ごくわずかな土をかけるか土をかけずに霧吹きで湿らせることが大切です。この点に注意しながら手順を読み進めていってくださいね。
  1. 種まき用のトレイに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れる
  2. タネ同士が重ならないように注意しながら土の上にばらまく
  3. タネがうっすら隠れるくらいに土を薄くかける
  4. トレイより一回り大きな容器に浅く水を張り、トレイを浸けて低面から吸水させ日陰で管理する
  5. 涼しい場所で乾燥しないように注意を払いながら発芽を待つ
  6. 発芽したら日当たりが良く風通しの良い場所で管理する
  7. 本葉が2~3枚で始めたら黒ポットに植え替えて育苗する

ノースポールの育て方【植え付け】

次にノースポールの植え付け」から見る育て方のポイントをご紹介したいと思います。項目別に分かりやすく解説していくので、ノースポールについて理解をさらに深めてくださいね。

植え付けの適期は10月から12月か3月から4月

ノースポールの植え付けに適した時期は10月から12月・3月から4月です。9月から10月に種まきをして育てると、ちょうどこの頃に本葉が2~3枚出始めます。本葉が3~4枚まで育ったら植え付けを行ってください。花壇で植え付けを行う場合は、株同士の間を20㎝ほど空けるように心がけてください。またノースポールの地植えは植え付けたとたん霜で根がやられてしまうのを防ぐためにも、秋の気候が安定している時期に完了させることが大切です。

ノースポールの植え付け手順

ではノースポールの植え付けの手順は具体的にどのように行えば良いのか、ご紹介したいと思います。ノースポールの幼い株を植え付ける場合、霜を当ててしまうとすぐに弱ってしまうため、もし種まきからの成長が遅れ霜の降りる時期にやっと本葉が3~4枚まで育ったという場合は、焦らず少し暖かくなる翌年まで植え付けを持ち越しても大丈夫です。では、具体的に植え付けの手順をみていきましょう。
  1. 植え付ける1~2週間前に、腐葉土・堆肥などの有機資材を植えたい場所に投入し、よく耕してふかふかの土を作っておく
  2. 苗や鉢植えされているノースポールをポットから出して、根の状態を確認する
  3. 根が固まっている場合は少しほぐして、新しい根が出やすくしてから植えようと思っている場所に植える
  4. 地植えの場合は、植え付けた後にたっぷり水やりを行い、霜が降りたり乾燥しやすい場所なら土の表面にバークチップなどを撒いておくと良い
  5. 鉢植えの場合は、苗より2回りほど大きめの鉢を準備し、鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1~2段分入れて培養土を半分ほど入れる
  6. 苗をポットから出した時、根が白く回っているようなら軽く根鉢を崩してから苗を仮置きし、高さを決める
  7. 鉢に苗を置いたら、鉢の縁から2~3㎝ほど下まで土を入れる
  8. 土が鉢の内部までしっかり行き渡るように、割りばしなどで突きながら培養土を足していく
  9. 完成したら鉢底から水が流れ出すまでたっぷり水やりを行う

ノースポールの育て方【用土】

では、ノースポールにとっては欠かせない用土」から見る育て方のポイントについて理解を深めていきましょう。ノースポールはいったいどのような用土を好む植物なのでしょう。

ノースポールは水はけの良い土を好む

ノースポールは蒸れに弱いため、水はけの良い土を好みます。言い換えればノースポールは大変生命力の強い植物のため、地植えの場合は土の水はけさえ万全なら、手をかけずそのまま放置しておいても順調に育ってくれるということになります。ノースポールは蒸れに大変弱い植物のため、蒸れさせない環境づくりを重視してください。

地植えの場合は腐葉土を混ぜ込む

ノースポールを地植えにする場合は、腐葉土を混ぜ込んだ土がおすすめです。腐葉土混ぜ込む際はしっかり耕し、ふかふかの土を作っておくことが大切です。ノース-ポールを元気に育てるポイントとして水はけの良い環境づくりが重要なため、栽培時は最低限水はけの良い土を用意するように心がけてください。

鉢植えの場合は市販の花用腐葉土で元気に育つ

鉢植えでノースポールを育てる場合は、赤玉土(小粒)と腐葉土・緩効性化成肥料が混ぜ込まれた市販の「花用腐葉土」で元気に育ちます。鉢植え時の土で心掛けたいことは、水はけの良い土はもちろんのこと、水持ちの良い土という条件も欠かせないということです。そのため、配合土にリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜた土を使用してください。

ノースポールの育て方【置き場所】

では、ノースポールの「置き場所」から見る育て方のポイントについて項目別にみていきましょう。ここでは「地植えの場合」「鉢植えの場合」を分けてより理解を深めやすいように解説していきます。

地植えの場合

ノースポールを地植えで育てる場合、どのような置き場所を選んで育てると良いのでしょう。何度もご紹介しているように、ノースポールは蒸れに弱い植物です。ノースポールを地植えで育てる場合の注意点について、順にみていきましょう。

日当たりと風通しの良い場所に置く

ノースポールは日当たりと風通しの良い場所を好みます。日当たり及び風通しの良い場所は自ずと湿気が溜まりにくく、ノースポールの苦手な蒸れとは無縁の場所です。そのため、日当たりと風通しの良い場所を選ぶことで、ノースポールを枯らすことなく元気に育てられます。

日差しを好むので日陰には置かない

ノースポールは日差しを好むため、日陰には置かないことが大切です。特に日陰はジメジメしやすく、ノースポールの苦手な蒸れが発生する場所でもあります。そのため必ず日差しのあたる冬でも寒風が直接当たらない場所に地植えをするようにしてください。

鉢植えの場合

ノースポールを鉢植えで育てる場合の置き場所のポイントは、以下の3つが挙げられます。地植えの場合と鉢植えの場合では日当たりという点では共通していますが、種まきから育てている場合には発芽前後で置き場所を変える必要があります。

種まき後は発芽まで日陰に置く

ノースポールを種まきから育てている場合、発芽するまでは日陰に置いて管理します。発芽は暗い所で乾燥させないように注意を払いながら行う方が確立がアップするため、発芽するまでは日陰を心掛けてください。発芽後は徒長しないうちに明るい所へ移動させることが大切です。

発芽後は日当たりの良い場所で管理する

ノースポールが発芽したら、日当たりの良い場所で管理し育てるようにしてください。もし発芽しているのにそのまま日陰で育てていると、徒長して弱々しくなってしまいます。ノースポールは日差しを好む植物のため、日ごろからよく観察し、発芽したら通常のノースポールと同じ育て方を行うことを心掛けるようにしてください。

冬は寒風が当たらない場所に移して冬越しさせる

ノースポールは寒さに強い植物ですが、寒風が当たる場所で冬越しさせる方法では弱ってしまいます。そのため、必ず冬は寒風が当たらず日差しがしっかり当たる場所で管理するようにしてください。日光にたくさん当てると、その分お花も次々たくさん咲いてくれますよ。

ノースポールの育て方【水やり】

ではノースポールの水やり」からみる育て方について順にみていきましょう。「水やり」も地植えの場合・鉢植えの場合に分けて各ポイントをわかりやすく解説していきたいと思います。

地植えの場合

地植えの場合のノースポールの水やりは、基本的に自然に降る雨に任せておいて大丈夫です。地植えでは水の与えすぎが一番のダメージになるため、よほど土が乾燥する時期でない限り、水やりを行う必要はありません。その分、水はけの良い土づくりにこだわることが大切です。

基本的に水やりをしなくても元気に育つ

ノースポールの地植えでは、基本的に水やりをしなくても元気に育ちます。植え付け後は毎日水やりを行い、根付いたら乾燥期以外は水やりを行わなくて大丈夫です。地植えで育てている場合、冬に水やりを行ってしまうと、水が地中で凍結して株を傷める原因になってしまうため、冬は特に水やりを行ってはいけません。

夏の乾燥が続いた時は水をたっぷりあげる

基本的には水やりを行う必要のない地植えのノースポールですが、夏場に乾燥が続いたときは水をたっぷり与えることが大切です。暑い夏場は地中も乾燥してしまうため、程よく水を与えることで乾燥による枯れを防げます。その場合も、必ず土の内部まで乾燥していることを確認してから水やりを行うようにしてください。

鉢植えの場合

ノースポールを鉢植えで育てている場合の水やりは、ノースポールに水が直接かからないように気を付けながら行うようにしてください。もしノースポールのお花に水がかかると腐りやすくなるため、水やりを行う際は葉を持ちあげて株元から行うことが大切です。また水やりは午前中に行うことでスムーズにノースポールが水を吸い上げてくれます。

土の表面が乾燥したらたっぷり水をあげる

ノースポールに水やりを行うタイミングは、土の表面を指で触ってみて、しっかり乾燥していることが確認出来た時点でたっぷり水をあげてください。もしそれでも心配な時は、土の中に指を入れてみて、土の内部が湿っていないかを確認してから行うようにしてください。万が一、土の表面は乾いていても、土の内部が湿っている場合に追加して水やりを行うと、根腐れを起こす可能性を高めてしまうため注意が必要です。

受け皿に水をためたままにしない

ノースポールを育てている鉢の受け皿に水をためたままにしないことも、ノースポールを育てる上で大切なポイントです。受け皿にたまった水をそのままにしておくと、鉢の底穴から土が水を吸い上げ、その結果鉢の内部が常に湿っている環境になります。そうなるとノースポールの根腐れが起こりやすくなり、枯らしてしまう結果に繋がりかねないため、必ず受け皿の水は水やりのたびに捨てるようにしてください。

ノースポールの育て方【肥料】

ここからはノースポールの肥料」から見る育て方のポイントについてご紹介していきたいと思います。肥料の与えすぎも植物にとっては良くないため、ノースポールにとってベストな肥料の与え方について理解を深めてくださいね。

ノースポールは10月から5月にかけて肥料を施す

ノースポールは基本的に10月から5月にかけ、肥料を10日に1回ほどのペースで与えることをおすすめします。与え方としては、肥料が茎に触れないようにして、鉢やプランターの縁に沿って置く方法で行ってください。肥料は少なめでもよく育つため、与えすぎに注意する必要があります。

肥料は緩効性化成肥料を施す

ノースポールに与える肥料の種類は緩効性化成肥料で、地植えの場合は元肥を施してあれば追肥を行う必要はありません。一方鉢植えの場合は、水やりと共に肥料成分が流失しやすいため、追肥ををして株の勢いを保つことが大切です。緩効性化成肥料の場合は、月に1度を目安に土の表面にばらまき、軽く土に馴染ませるようにしてください。

ノースポールの育て方【病害虫】

ノースポールを育てていると病害中の被害に遭遇する場合があります。ここからは、ノースポールの病害虫」から見る育て方のポイントについて順にご紹介していきたいと思います。

病気

ノースポールがかかりやすい病気に「灰色かび病」と「たち枯れ病」が挙げられます。各病気により症状や対処方法が異なるため項目別に詳しくご紹介しますので、理解を深めていってください。いずれの病気も株が混みあって蒸れることで発生しやすくなる病気のため、株と株の間隔を十分にとり、風通しが良い環境づくりを行うことが大切です。

灰色かび病

灰色かび病は、葉や茎の色が悪くなり、灰色のカビが繁殖してしおれていく病気です。放置してしまうと最終的には枯れてしまうため、早期対応が必要です。灰色かび病を発見した時は、病変した部分をすぐに取り除きます。除去した病変部分は土の上や庭などにそのまま放置せず、焼却もしくはごみ収集に出して必ず処分するようにしてください。灰色かび病は、病原菌の胞子で繁殖するため、空気中でも感染してしまう厄介な病気のため、灰色かび病に効果のある薬剤を再発防止のためにも散布することをオススメします。

たち枯れ病

たち枯れ病は、カビによる病気で、赤や黄色のカビがノースポールの地面に近い部分につき、その後茶色く変色し腐敗し、病変部分が細くなるため茎が支えられず倒れて枯れしまう病気です。特徴としては葉が黄色くなってきたら発生初期の可能性が高いため、この症状を見つけた場合は早期にたち枯れ病に適応する殺菌剤を散布して防ぎましょう。もしこの対処法でも病気が広がるようなら、抜き取って処分してください。

害虫

ノースポールにつきやすい害虫には「アブラムシ」「葉もぐり虫」が挙げられます。虫が苦手という方の場合は、事前にスプレータイプの薬剤を散布しておくことで予防になりますし、植え付け時に土に混ぜ込んでアブラムシを防ぐ方法もあります。それでは、各害虫別に症状や対処方法についてみていきましょう。

アブラムシ

アブラムシは2~4㎜ほどの小さな虫で、繁殖力が大変強く葉や茎にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせていきます。またアブラムシがウイルス病を媒介する要因にもなるため、大変厄介な虫です。発生初期に見つけたら擦り落としたり水ではじいたりして防いでください。それでも効果が薄い場合は、オルトランなどの薬剤で予防すると発生をかなり抑制できます。

葉もぐり虫

葉もぐり虫は、「ハモグリバエ」や「ハモグリガ」などの幼虫のことで、葉に潜って模様を描くように食害して白い筋状の痕をつけます。これらの成虫は、葉肉の中に産卵し、孵化した幼虫は葉肉を食べて大きくなることで良く知られています。繁殖力は高く、その結果ノースポールの生育が悪くなるうえに葉も白っぽくなり、株自体がどんどん弱っていき枯れてしまいます。駆除方法としては、見つけ次第一匹ずつ駆除し、予防の意味でも最後に殺虫剤を併用することをオススメします。

ノースポールの剪定方法

次にノースポールの剪定方法について順にみていきましょう。ノースポールを上手に育てる上では剪定作業はとても大切です。

切り戻し剪定

ノースポールは生育が大変旺盛なため、どんどん成長しボールのような形に広がっていきます。そのため、茎が混みあう部分を剪定し、風通し良くすることで病気を防げ、蒸れからノースポールを守れます。そのため、ノースポールにとって「切り戻し剪定は大切な管理作業の一つです。

剪定するタイミングは株が大きくなりすぎたときや増えすぎたとき

ノースポールの切り戻し剪定を行うタイミングは、株が大きくなりすぎたときや増えすぎた時に行うことをオススメします。切り戻し剪定を行うことで、より元気に成長させられますし、何より厄介な病気にかかりにくくなります。茎の半分を切ることで、脇から芽が出て来て株がよりしっかり育ってくれますよ。

3月から4月に切り戻し剪定を行う

ノースポールの切り戻し剪定を行うベストな時期は、3月から4月にかけてです。この時期はノースポールの成長期のため、株全体の1/3~1/2で切り戻しを行うことで、切った部分から分枝して脇芽が出てきます。その結果、奇麗な花姿になり、お花もたくさん咲いてくれるのです。

ノースポールの切り戻し手順

では、ノースポールの切り戻しを行う具体的な手順についてご紹介したいと思います。読み進めて理解を深めることで、スムーズにノースポールの切り戻し作業を行えますよ。それでは、ノースポールの切り戻しの手順について順を追ってみていきましょう。
  1. 花が咲き終わったら、ノースポールの草丈の1/3~1/2ほどになるように茎を切り取る
  2. この時、茎が重ならないように剪定を併せて行なう
  3. 成長期に行えば脇芽が順調に伸びてまた花を咲かせる
  4. 肥料も入れておくとなお良い

花がら摘み

次に、ノースポールの管理方法として欠かせない「花がら摘みについて解説していきたいと思います。花がら摘みを行うことで、病害虫がつくのを防げるため、是非こまめに行うように心がけてください。ノースポールは次から次へと花が咲く植物のため、咲き終わった花は早めに摘み取ることが大切です。

花がおわったらすぐに花を摘み取る

ノースポールはとても丈夫な植物のため、ガーデニングで育てている場合でもお花もどんどん咲かせてくれます。そのため、花が咲き終わったら摘み取り、蕾がついていない茎の場合はそのまま茎ごと取ってください。いつまでも咲き終わった花を残しておくと、種をつけようとして株が消耗し、株の量かが早まって花数が減ってしまうため注意が必要です。

花がらを放置していると病害虫の原因になるので注意

ガーデニングを行う際、花がらを放置し株周りを不潔にしていると病害虫の原因になるため注意が必要です。花がら摘みを行うことで、株周りを清潔に保て、病害虫発生の抑制につながります。つまり、花がら摘みをこまめに行うことで、ノースポールの株を弱らせることなく、長期間花を楽しめるというわけです。

ノースポールの増やし方

ではノースポールを増やすためにはどんな方法があるのかをみていきましょう。ノースポールは大変生育旺盛な植物のため、そのまま放置していてもこぼれ種で増えます。

ノースポールは植えっぱなしでもこぼれ種で増えていく

ノースポールは、そのまま植えっぱなしで放置していてもこぼれ種でどんどん増えていきます。今育っている場所で今後もお花を咲かせたい場合は、そのまま植えっぱなしにしてこぼれ種で増やす方法をおすすめします。またこぼれ種で増えたノースポールを移植して、好きな場所で増やすという方法もオススメです。何といっても一番手間なく、容易に増えてくれますからね。

好きな場所に増やしたい場合は挿し木をする

もし、他に増やしたい場所がある場合は、挿し木で増やす方法もあります。挿し木は、ノールポールの切り戻しを行った際に出た枝で行います。切り戻した枝を土に挿しておくと発根するので、根の確認ができたらポットの土ごと定植するようにしてください。

ノースポールの挿し木はいつでも行うことができる

ノースポールの挿し木はいつでも行うことができ、暖かい地方の方は、秋に種まきして成長した苗を使って、晩秋に挿し木をすることもできます。基本的にはいつでも行えるノースポールの挿し木ですが、ノースポールは夏の暑さに弱いため、あまり涼しくない時期に挿し木を行うと、根付かなかったり、すぐに枯れてしまったりするためおすすめしません。

ノースポールの挿し木手順

それでは、ノースポールの挿し木を行う手順について具体的にご紹介していきたいと思います。ノースポールの挿し木の手順を知っておくことで、ノースポールを増やしたくなった時にすぐ実践できますよ。ノースポールの挿し木を行う時期は3~5月の生育期がベストです。
  1. 花芽のついていない茎を選び、10㎝ほどに切り取る
  2. 上部の葉2~3枚を残し、下の葉を取り除き1時間ほど水につける
  3. 種まきポットに種まき用の土を入れ、上記のノースポールの枝を挿す
  4. 2週間ほどで新芽が出てくると同時期に、発根もしてくるため、発根が確認出来たらポットの土ごと定植する
  5. 小さな苗の状態で冬越しすることになるため、霜に当たらないように注意し、日当たり及び風通しの良い所で管理する

【まとめ】ノースポールの育て方を徹底解説!お手入れからトラブルの対処法まで

この記事では、ノースポールの育て方について主に解説してきましたがいかがでしたか?
  • ノースポールはキク科フランスギク属の一年草である
  • ノースポールの中心は黄色く白い花弁を持ち、園芸でも人気が高くパンジーやビオラとの寄せ植えでも相性の良い植物である
  • ノースポールは耐寒性が強く、簡単に冬越しできる
  • ノースポールはこぼれ種からも育てられる
  • ノースポールの植え付けの適期は10月~12月・3月~4月である
  • ノースポールは水はけの良い用土を好む
  • ノースポールは日当たりが良く風通しが良く、蒸れない場所を好む
  • ノースポールに水やりを行う場合は、必ず土の乾き具合を確認してから行うことが大切である
  • ノースポールは5月~10月にかけて肥料を施す
  • ノースポールがかかりやすい病気は「灰色かび病」「たち枯れ病」で、つきやすい害虫は「アブラムシ」「葉もぐり虫」である
  • ノースポールの剪定方法には「切り戻し剪定」と「花びら摘み」がある
  • ノースポールには「こぼれ種」で増やす方法と「挿し木」で増やす方法がある
ということが、この記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえつつノースポールを育てることで、枯らすことなく元気にノースポールを増やせることでしょう。是非ノースポールライフを楽しんでくださいね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、併せてご覧ください。