サギソウの育て方を徹底解説!成長後のケア方法から害虫への対処法まで紹介

サギソウの育て方を徹底解説!成長後のケア方法から害虫への対処法まで紹介
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サギソウという植物をご存じでしょうか。サギソウは白いかわいらしい花を咲かせる植物です。名前は知らなくても、写真などで姿を見たことがあるという方も多いかもしれませんね。 サギソウは、実は自宅で育てて楽しむことができる植物です。しかし、正しい育て方を知っていないと綺麗な花を楽しむことができないだけでなく、最悪の場合枯らしてしまう可能性があります。せっかくサギソウを育てるのであれば、元気に育てたいですよね。 この記事では、
  • そもそもサギソウとはどのような植物なのか
  • サギソウの基本的な育て方と管理のポイント
  • サギソウに必要なお手入れの方法
について解説いたします。 この記事を最後まで読むことでサギソウの育て方やお手入れの方法など、サギソウを育てる上で必要な知識を知ることができますよ。サギソウの育て方を確認したいという方や、これからサギソウの栽培にチャレンジしてみたいと考えている方におすすめの記事です。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

そもそもサギソウってどんな植物なの?

サギソウの育て方を解説する前に、まずはサギソウとはどのような植物なのかについて解説いたします。サギソウがどのような特徴を持つのかを知ることで育て方のヒントを得ることができるだけでなく、サギソウを愛着を持って育てることができるようになりますよ。

日本を原産とするラン科サギソウ属の植物

サギソウは日本を原産とするラン科サギソウ属の植物です。日当たりの良い湿地を好む多年草で、観賞植物としても親しまれています。日本ではかなり広く分布しており、昔には東京の郊外でも見かけることができました。しかし、残念なことに近年では自生地が小さくなってきており、目にする機会は昔よりも減ってしまいました。

花の形が鷺に見えることから名付けられた

サギソウという名前は花の形が鳥の鷺が飛んでいる姿に見えることから名づけられました。開花時期にはたくさんの鷺が空を羽ばたいているように見えてとても美しいですよ。

斑入りの品種もある

サギソウには葉っぱに白い斑が入る斑入り品種もあります。代表的な斑入りの品種は銀河です。銀河のような、斑入り品種は開花時期以外もカラーリーフの様に模様入りの葉を楽しむことができますよ。

サギソウの育て方のポイント①置き場所

それでは早速サギソウの育て方を解説いたします。サギソウの育て方のポイントとして1つ目に解説するのは置き場所についてです。サギソウが好む環境を意識しながら置き場所を選ぶことで元気に育てることができるようになりますよ。

地植えより鉢植えで育てるのがおすすめ

サギソウは湿地で良く育つ植物です。そのため地植えで管理するのは少し難しいため鉢植えで育てることをおすすめします。地植えで育てている場合よりも水やりのタイミングや植えつける用土を細かく選ぶことができるため管理がしやすいですよ。

日当たりと風通しのいい場所を好む

サギソウは日当たりが良く、風通しも良い場所を好みます。日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまうほか、風通しが悪いと病気や害虫が発生しやすくなってしまいます。元気にサギソウを育てるためにも置き場所はしっかりと選ぶようにしましょう。

寄せ植えせず日光で葉が傷む場合は寒冷紗で遮光する

サギソウは長く育てていくと分球し鉢がぎゅうぎゅうになりやすいです。そのため、寄せ植えにしていると風通しが悪くなり病気や害虫が発生しやすくなってしまいます。それらを防ぐためにもできる限り寄せ植えはしないようにします。 また、日当たりが良い場所を好むサギソウも夏の直射日光に当たると葉に黒や褐色のシミができる葉焼けを起こしてしまうことがあります。そのような場合は寒冷紗や遮光カーテンなどで遮光するようにしましょう

冬は凍らない場所に移動させる

サギソウは日本でも自生しており、寒さには強いものの土が凍ってしまうと株が持ち上がりそのまま枯れてしまうことがあるため凍らない場所に移動させるか発泡スチロールの箱を鉢にかぶせて保温するようにしましょう。温度によっては室内に取り込むことも検討すると良いでしょう。

サギソウの育て方のポイント②水やり

サギソウの育て方のポイントとして2つ目に解説するのは水やりの方法です。水やりはサギソウの育て方の中でももっとも行う機会が多いお世話です。そのため、水やりの方法やルールを知ることでサギソウを元気に育てることができますよ。特に、サギソウはほかの植物の育て方よりも水やりの方法が複雑なため、しっかり確認しておきましょう。

多肉植物と反対に水切れに注意するのがポイント

サギソウは多肉植物とは真反対の性質を持ち、湿度を好む植物です。そのため水切れを起こさないようにこまめな水やりが必要となります。乾燥に注意して管理しましょう。 サギソウの水やりは3つの方法があります。それぞれ行いやすい方法で水やりを行うと良いでしょう。メリットやデメリットもそれぞれにあるため比較しながら選びましょう。

土が生乾きになったら水をやる方法

まず1つ目に、土が生乾きになってから水を与えるという育て方があります。土の様子を確認するという手間や、どのタイミングで水を与えるのかを見計らうという難しさがあります。しかし、適度に乾燥と湿潤を繰り返すことで根が良く伸び、根腐れを起こしにくいというメリットもあります。

砂利と水を敷いた受け皿に鉢を乗せる方法

砂利と水を敷いた受け皿に鉢を乗せるという育て方もあります。砂利を伝って水が浸透し、そのまま適度な湿度を保つことができます。砂利の中の水が切れないようにこまめに管理する必要があります。

腰水にする方法

鉢底皿などに水を張り、そこに鉢を置くという腰水で管理する方法もあります。水切れは最も起こしにくく、夏場などにおすすめです。しかし、環境によっては根腐れを起こしてしまうこともあるため定期的に土に空気を送るように水を抜くなどの管理が必要となります。

葉水をするのもおすすめ

湿度の高い環境を好むため、霧吹きなどで水を葉っぱにかける葉水をするのもおすすめです。湿度を保つという効果のほか、ハダニの予防にもなります。こまめに行うことで生き生きとしますよ。

冬の休眠期も乾燥しすぎないよう軽く水やりをする

冬はサギソウの休眠期となります。そのため水の吸収量は減少するものの乾燥しすぎることの無いように軽く水やりをするようにしましょう

サギソウの育て方のポイント③土

サギソウの育て方のポイントとして3つ目に解説するのはサギソウを植える用土についてです。サギソウを正しい育て方で育てていても、不適切な用土で栽培していると元気がなくなってしまうことがあります。サギソウが好む用土を意識しながら土を作るようにしましょう。

保湿性が高く栄養分の少ないものがよい

サギソウは保湿性が高く、栄養分があまり含まれないような土壌を好みます。特に水苔(水ゴケ)は保水性に富み、また栄養分も少ないためサギソウを育てる時の土には配合することをおすすめします。

赤玉土1:鹿沼土1:刻んだ水苔1の用土を用いる

赤玉土と鹿沼土、刻んだ水苔をそれぞれ1:1:1で配合したものを使用すると良いでしょう。赤玉土と鹿沼土によってある程度の水はけも確保することができるため、根腐れを防ぐ効果があります。こまめに水やりを行うことができる方におすすめです。

水苔単体でも育てられる

また、水ゴケ単体でもサギソウは育てることができます。水苔単体で育てる場合、水持ちが非常に良いため水切れを比較的起こしにくいという特徴があります。しかし、水苔のみで育てる時に水切れを起こしてしまうと水苔が水をはじくようになってしまいサギソウが枯れてしまうことがあります。油断せずにこまめな管理が必要になります。

サギソウの育て方のポイント④肥料

サギソウの育て方のポイントとして4つ目に解説するのは肥料の与え方です。サギソウには肥料を与える必要があるのかや、与え方について解説いたします。しっかりと確認しておきましょう。

毎年植え替えを行えばほぼ必要ない

サギソウは栄養分が少ない土壌を好みます。そのため、毎年植え替えを行う場合肥料はほとんど必要ありません。日によく当て、光合成をさせることで十分花を咲かせます。

与える時期:5月~6月頃

肥料を与える時期は5月~6月の開花時期の前が良いでしょう。花を咲かせるためのエネルギーを補給することができるほか、生育のサポートを行うことができます。反対に真冬は休眠期のため肥料を与えると肥料焼けを起こし根を傷める原因になります

窒素分控えめの薄めた液肥を与える

肥料は窒素分が控えめの、薄めた液体肥料を水やりの際に与えるようにします。この時に高濃度の液体肥料を与えてしまうと肥料焼けの原因になるためしっかりと希釈するようにします。

サギソウのお手入れ

サギソウには育て方以外にも、いくつかのお手入れが必要です。長くサギソウを育てていくと必要になる知識のため育て方と併せて確認しておくことでスムーズに栽培することができますよ。

植え付け・植え替え

サギソウは植え付けや植え替えの際にもポイントがあります。それぞれの適期や方法を知っておくことでその後の生育が大きく変わりますよ。しっかりとチェックしておきましょう。

適期:1月~3月頃

植え替えや植え付けの適期は1月~3月頃です。発芽する前の休眠期を目安に植え替えや植え付けを行うことでダメージを抑えることができます。反対に真夏は気温が高すぎるため株へのダメージが大きくなってしまいます。今年中に行いたいという場合でも、気候が落ち着いてからにしましょう。

植え付けのしかた

植え付けは以下のように行います。
  1. サギソウの苗を優しく取り出します
  2. 古い根や傷んだ根がある場合は丁寧に取り除きましょう
  3. 鉢に用土を入れ、球根を2~3cm間隔で植えます。平鉢が適しているでしょう
  4. 4~5cmの深さになるように用土を足し、たっぷりと水を与えましょう
  5. その後は水切れに気を付けながら通常の育て方に則した管理を行います

植え替えは毎年行う

サギソウは養分の少ない土壌を好みます。しかし、毎年同じ土で育てていくと養分を切らしてしまい花付きが悪くなってしまうことがあります。また、球根が良く分球するためすぐに鉢がぎゅうぎゅうになりやすいです。そのため、植え替えは基本的には毎年行うようにしましょう。

植え替えのしかた

  1. サギソウを優しく取り出します
  2. 古い根や傷んだ根がある場合は丁寧に取り除きましょう
  3. 球根が多くくっついている場合は2~3個に分けても良いでしょう
  4. 鉢に用土を入れ、球根を2~3cm間隔で植えます。
  5. 4~5cmの深さになるように用土を足し、たっぷりと水を与えましょう
  6. その後は水切れに気を付けながら通常の育て方に則した管理を行います

開花後の管理

サギソウの花を楽しんだ後にはいくつかのお手入れが必要となります。来年以降も花を楽しむために確認しておきましょう。

花がら摘み

サギソウは花を次々と咲かせます。咲き終わった花をそのままにしていると今度は種を作ることにエネルギーを費やしてしまうためその後の花数が減ってしまうことがあります。今年にタネを作ると来年の花が減ることもあります。また、病気や害虫を防ぐという意味もあるため花がらこまめに摘むようにしましょう

葉が黄ばんできたら水やりを控える

花が終わり、気温が下がりだすと青葉だった葉が黄ばみだします。青葉から葉の色が変色しだしたら休眠に入るというサインのため水やりを少しずつ控えるようにしましょう。

病害虫

サギソウを育てていくと病害虫が発生してしまうことがあります。病害虫の中でも特にサギソウに多いものをご紹介いたします。症状や対処方法をしっかりと覚えて早めに対処できるようにしておきましょう。

葉枯病

風通しや日当たりの悪い場所で育てていると、株が弱弱しく育ち葉が根元から枯れる葉枯病になることがあります。一度発症すると対処が難しいため適切な育て方で育てて予防するようにしましょう。

ウイルス病

ウイルスに汚染されたハサミなどを共用するなどしてウイルス病に感染することがあります。ウイルス病に感染すると葉や花にモザイクの模様が入ります。治療は難しいためほかの株への伝染を防ぐために株を処分し、ハサミなどは消毒して使用するようにしましょう。

アブラムシ

新芽や花芽にはアブラムシが付くことがあります。アブラムシは小さな虫が集団で集まって樹液を吸い取る害虫です。樹液を吸うことで生育を阻害するほか、病気を媒介することもあるため早めの対処が大切です。捕殺や牛乳スプレー、薬剤による対処が可能です。

ナメクジ

葉っぱや鉢の周辺にキラキラと粘液のようなものが付着している場合、ナメクジが近くに潜んでいます。ナメクジは夜行性で、夜になるとサギソウの葉や花芽、蕾を食害してしまいます。発見自体は簡単なものの、数が多いと捕殺による対処が難しくなるため、薬剤などを使用しても良いでしょう。

分球での増やし方

サギソウは分球によって増やすことができます。とても簡単に増やすことができるためぜひ挑戦してみてくださいね。

分球の適期:植え替え時に行う

分球は株を一度掘り上げる必要があるため植え替えと同時に行うと良いでしょう。大きくなった株を手で分けて別の鉢でそれぞれ育てることでサギソウを増やすことができます。株が小さいうちは花が少ないものの、長く育てることでだんだんと花数も増えていきますよ。気長に育てましょう。

分球のしかた

分球は以下のように行います。
  1. サギソウを掘り起こし、株を確認します
  2. 大きな株を優しく手やハサミでほぐし、球根を分けます
  3. それぞれを別の鉢に植え付けます
  4. その後は通常の育て方に則した管理を行います
  5. 温度が高くなる春頃になると発芽し始めるため、管理を続けましょう

【まとめ】サギソウの育て方を徹底解説!成長後のケア方法から害虫への対処法まで紹介

今回は、サギソウの育て方や基本的なお手入れのポイントについて解説いたしました。これからサギソウを育てる方やサギソウの栽培に挑戦してみたいという方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。 この記事のポイントは、
  1. サギソウは日当たりと風通しの良い場所を好む
  2. サギソウは保湿性が高く、養分のあまり多くない土や水苔で育てる
  3. サギソウの水やりは過乾燥に注意する必要がある
  4. サギソウには害虫や病気が発生することがある
  5. サギソウは分球によって増やすことができる
サギソウは育て方さえしっかりと確認することで園芸初心者の方でも育てることができる植物です。水やりの方法など、少し戸惑うことはあるかもしれませんがコツをしっかりと確認して育ててみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では山野草の他切り花や多肉植物など、様々な園芸植物に関する記事を多く掲載しています。どの記事もきっと参考になるはずですよ。ほかの記事も読んでみてくださいね。