シモツケの育て方を徹底解説!成長後の手入れ方法から人気品種まで紹介

シモツケの育て方を徹底解説!成長後の手入れ方法から人気品種まで紹介
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

可愛らしいピンクや白の花をこんもりと咲かせるのが特徴のシモツケは、花壇や生垣などの目隠しにぴったりな植物です。元々、下野の国(栃木県)に多く自生していたことからその名がついたと言われているシモツケ。丈夫で育てやすいシモツケは、園芸店やホームセンターなどで購入することができるので目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、正しい育て方を知っていないと枯れてしまう危険性もあるのです。 そこでこの記事では、
  • シモツケってどんな植物?
  • シモツケの育て方のポイント①置き場所
  • シモツケの育て方のポイント②水やり
  • シモツケの育て方のポイント③用土
  • シモツケの育て方のポイント④肥料
  • シモツケの植え付け方と植え替え方法をご紹介
  • シモツケの剪定について
  • シモツケの増やし方を解説
  • シモツケの育て方で気になる病害虫について
  • シモツケの人気の品種をご紹介
以上のポイントを中心に解説していきます。 花だけでなく、樹木のシルエットもこんもりと可愛らしいシモツケはお庭に初めて取り入れるのにもおすすめの植物です。1mほどの樹高にしかならないので、シンボルツリーの根元に植えてアクセントを出すのも良いですね。シモツケには何種類かの人気な品種もありますので、記事の最後でご紹介しています。ぜひこの記事を通して、そんな魅力たっぷりなシモツケについて知ってみてくださいね。

そもそもシモツケってどんな植物なの?

まずはシモツケがどんな植物なのかをご紹介します。シモツケは数ミリの小さな花がまとまって咲く特徴があり、遠目でみると丸い手まりが枝の先についているような印象を受けるのも魅力です。

日本や朝鮮半島を原産とするバラ科シモツケ属の落葉低木

シモツケは日本や朝鮮半島を原産とするバラ科の植物です。バラ科ですが枝にトゲはほとんどなく、小さいお子様やペットがあるお家でも安心なシモツケ。落葉低木に分類されるので、冬は葉を落としてすっきりとした姿を見せてくれるのも面白いですね。温度の変化にも強く、日本全国で地植えにして育てることができます。

赤、ピンク、白などさまざまな花色の花を咲かせる

シモツケの花色は、赤やピンク、白などの様々な花をつけます。ピンクとひとくくりに言っても品種によっては濃いピンクであったり、薄く淡い色合いの桃色だったりと様々に楽しむことができるのです。後ほど、シモツケのおすすめな品種についてご紹介していきますのでぜひお気に入りを見つける参考としてみてください。シモツケの花は春の終わりから初夏にかけて開花時期を迎えます。

カラーリーフとしても楽しむことができる

シモツケは、春から秋の生育期にかけて葉の色を楽しむことができるバリエーション豊かな一面ももっています。品種によっても異なるのですが、多くのシモツケは新緑の季節に若々しい緑色の葉をつけたあとに徐々に上の葉から赤みを帯びていく特徴をもっているのです。初夏の花の時期だけでなく、葉があるうちは長期間楽しむことができるのもシモツケの魅力のひとつでしょう。

シモツケの育て方のポイント①置き場所

では、肝心のシモツケの育て方について解説していきましょう。シモツケの育て方の1番目のポイントとして置き場所についてご紹介します。

日向~半日陰の乾燥しすぎない場所で管理する

シモツケは日向~半日陰の幅広い場所で育てることができます。乾燥には弱いので、強すぎる日差しが当たるような西側の場所は避けてあげるようにしましょう。半日陰でも十分に成長してくれますので、シンボルツリーや樹木の下に植えるのも良いですね。完全に日陰になってしまう場所は弱る原因になりますので、避けるようにしましょう。

地植えの場合

地植えでシモツケを育てる場合には、場所を何度も移動することができませんのでじっくり考えて植える場所を選びましょう。シモツケを地植えにする時は、以下のポイントに気を付けて管理してあげてください。

日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適している

ある程度の耐陰性があるシモツケですが、太陽の光を好むので一日の内の半日くらいは光が当たるような場所を選びましょう。日光不足になると花が付きにくくなってしまいますので、東側や南側が適しています。また、風通しが悪いと弱ってしまったり病害虫の原因になったりと悪い影響がありますので気を付けましょう。

耐寒性が強いため全国で庭植えで育てることが可能

シモツケは耐寒性が強いので全国で庭植えにすることができます。移動しやすい鉢植えも魅力ですが、庭植えにするとしっかりと根が張り丈夫な木に成長してくれますのでスペースがあれば地植えを試してみてはいかがでしょうか。

鉢植えの場合

鉢植えでシモツケを育てている場合は、日差しや温度によって場所を変更できるのが大きなメリットと言えるでしょう。季節によって、以下のポイントを参考に置き場所をかえてみてください。

春から秋:日当たりの良い場所で

春から秋にかけての生育期は日当たりの良い場所で管理します。東側か南側の太陽の光が半日くらいは当たるような場所を選ぶと良いですね。

夏:日差しが強ければ明るい日陰に

生育期の間でも、夏場は日差しが強くなりすぎてしまうことがあります。直射日光によって特徴的な葉が傷んでしまうことを防ぐためにも、日差しが強い真夏の昼間は明るい日陰で管理してあげましょう。

冬:落葉するため置き場所を選ばない

シモツケは落葉低木なので、冬場は落葉して完全に葉がなくなってしまいます。残った枝も春になる前にある程度は剪定をして、落としてしまうので冬の置き場所はあまり選ぶ必要がありません。

シモツケの育て方のポイント②水やり

シモツケの育て方の2番目のポイントとして、水やりの方法をご紹介します。シモツケは乾燥を嫌う植物ですが、過湿にも弱いので水やりの頻度や方法には気を付けてあげましょう。

地植えの場合:真夏の乾燥期以外は基本的に不要

シモツケを地植えにしている場合は、真夏の何日も乾燥する日が続く以外は基本的には水やりをする必要はありません。地植えではしっかりと根を張り巡らせていますので、深い場所からも吸水することができるのです。雨が何日も降らずに水不足になっている場合のみ、朝か夕方に水やりをしてあげるようにしましょう。

鉢植えの場合

鉢植えは地植えと異なり、根のスペースや土の量が限られてしまいます。そのため、土も乾きやすく水切れを起こしやすくなってしまうので注意が必要です。

土が乾いたらたっぷりと

鉢植えのシモツケには表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。鉢底穴から流れ出るくらいが適しています。鉢植え皿を使っている場合は、排水された水はその都度、捨てるようにしましょう。

冬の落葉期は乾燥気味に

冬の落葉期は根が水を充分に吸収することができませんので、乾燥気味に管理しましょう。1週間から10日くらいの間隔を目安として、土が乾いたときのみ水やりを行います。冬に水やりの頻度が高いと過湿によって根腐れが引き起こされますので注意が必要です。

シモツケの育て方のポイント③土

シモツケの3番目の育て方のポイントとして用土についてご紹介します。シモツケは、基本的な用土や土壌で十分に成長してくれますので、特に凝った用土を選ばなくても問題ありません。

腐植質に富んだ水はけの良い土を好む

基本的にはシモツケは腐植質に富んだ水はけの良い土を好みます。腐植質とは、落ち葉などが熟成されてできた腐葉土に良く含まれていますので楽菱樹の下などで水はけの良い土壌を選ぶと良いでしょう。

地植えの場合:腐葉土や元肥を混ぜ込む

シモツケを地植えにする場合に、移植する土壌がやせている場合は腐葉土や元肥を混ぜ込んで土の中の腐植質を増やすようにしておきましょう。元肥はゆっくりと効果が表れるような緩効性の肥料が適しています。

鉢植えの場合

鉢植えでシモツケを育てたいと考える方は、市販の用土を購入する必要があります。と言っても、一般的にホームセンターや園芸店で販売されているもので間に合いますので安心してくださいね。

市販の草花用培養土で育てられる

シモツケを鉢植えにする時は市販の草花培養土を用いるようにしましょう。草花培養土と記載されていなくても、一般的な培養土で問題ありません。市販の培養土は排水性も良く配合されていますので、シモツケの栽培環境に適しています。

自作する場合は赤玉土7:腐葉土3の配合土など

シモツケを植える用土を自作する場合には、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合しましょう。赤玉土は排水性を上げるために、腐葉土は腐植質を富んだものにするために必要なのです。

シモツケの育て方のポイント④肥料

シモツケの育て方の4番目のポイントとして、肥料についてご紹介します。シモツケは特に多くの肥料を必要とせずに花を咲かせてくれる育てやすい植物なのです。

地植えの場合は特に必要ない

シモツケを地植えで育てている場合は、特に肥料を与える必要はありません。地植えでは根が深く張れますし、落ち葉などによって腐植質が作り出されているので余分な栄養を必要としないのです。

鉢植えの場合:4月頃に緩効性化成肥料や油かすを施す

鉢植えでシモツケを育てている場合には、春の4月頃に緩効性化成肥料や油粕を施しましょう。特にゆっくりと効果が表れ、無臭の化成肥料は効果的に栄養素が配分されていますのでおすすめです。

シモツケの植え付け・植え替え

シモツケの基本的な育て方が分かったところで、購入したシモツケの植え付け方法や数年育てた後の植え替え方法についてご紹介していきます。植え付けや植え替えなどの、植物に負担がかかるような作業は植物ごとに適期がありますので覚えておきましょう。

適期:厳寒期を避けた落葉期

シモツケの植え付け・植え替えの適期は厳寒期を避けた落葉時期です。秋になると落葉が始まりますので、春に新芽があらわれるまで長い期間の中で12月~2月の厳寒期を避けて行いましょう。ホームセンターや園芸店などでは、シモツケの苗が春先に販売されていることが多いのではないでしょうか。

植え付けのしかた

では、シモツケの具体的な植え付けの方法について地植えと鉢植えのそれぞれの手順をご紹介していきましょう。

地植えの場合

地植えにする場合には、植える場所をよく吟味してから作業を始めましょう。ある程度の日当たりが見込める東や南が適しています。植える場所が決まったら、シモツケの苗サイズの2倍くらいの大きさ深さを目安に穴を掘ります。掘り返した土は、埋め戻ししますがその前にたい肥や腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。シモツケの苗をポットから抜いたら穴の真ん中に入れて、周りを埋めていきます。地植えにするときの一番のポイントは、水はけを良くするために少し盛り土気味で埋め戻しをすることです。

鉢植えの場合

シモツケは成長速度が比較的に早い植物ですので、鉢に植え付ける場合にも少し大きめの鉢を選びましょう。排水性を高めるために、鉢底ネットや鉢底石を入れたあとに3分の1ほど用土をいれてシモツケの苗を真ん中に置きます。周りを埋めて根が露出していないか確認したら、たっぷりと水を与えて根の活着を良くしましょう。

植え替えのしかた

シモツケの苗の植え付けの方法がわかったところで、次に植え替えの方法をご紹介します。前述したようにシモツケは成長速度が速い植物ですので、植え替えも定期的に行う必要があります。

鉢植えの植え替えのタイミング:1~2年に1回

鉢植えの植え替えのタイミングは1~2年に一度です。全体の大きさと比べて根や鉢が小さく感じたら早めに植え替えを行うようにしましょう。植え替えも、植え付けと同じように落葉した後の秋か早春に行います。定期的な植え替えによって根の新陳代謝を促すこともできますし、根詰まりも防ぐことが出来るはずです。

新しい土を使って大きい鉢に植え替える

シモツケを新しい鉢に植え替えする時は、殺菌された新しい用土を使い鉢のサイズも一回り大きめのものを選ぶようにしましょう。植え替えをする時に、掘り起こした根を3分の1ほどにカットしておくと元気に成長してくれるはずです。根をカットする時も、新品か殺菌されたハサミを用いると良いでしょう。

シモツケの剪定

シモツケの定期的なお手入れ方法のひとつに「剪定」があります。シモツケにとって良いタイミングで剪定を行うことによって、成長を促すことができますので長くシモツケを楽しみたい方はぜひ剪定を行いましょう。

剪定のタイミング:2年に1回が目安

シモツケを剪定するタイミングは2年に1度が目安です。シモツケの花はその年に伸びた新しい枝に咲きますので、剪定を行う年は早めに段取りをつけておくことをおすすめします。

剪定の時期:落葉期(12月~2月)

シモツケを剪定するのに適した時期は、12月~2月の落葉期に行います。3月にずれこんでしまうと、新芽が伸びてきてしまい剪定によって花が咲かなくなってしまう危険性がありますので注意しましょう。落葉期は枝が裸になり、絡まりや重なりがわかりやすいので初心者でも剪定を行うことができるはずです。

剪定のしかた

では、具体的にどのように剪定をするのかポイントについて解説していきます。ひとつひとつの作業はそれほど難しくないので、初心者でも安心して取り組んでみてくださいね。

伸びすぎた枝や枯れ枝を切る

剪定の目的は、樹木のシルエットを保つために伸びすぎた枝や枯れた枝をカットすることにあります。少し遠目で見て、シルエットが崩れていると感じた場所を中心に清潔はハサミで枝をカットしていきましょう。混みあっている場所も風通しを良くするために、率先してカットしていきます。

風通しをよくするため間引き剪定をする

さらに風通しを良くするために間引き剪定を行います。間引き剪定は、伸びた枝をばっさりと根元からカットする方法です。伸びた枝が混みあっている場合には、風通しをよくするために思い切ってカットしましょう。

花後に花がら摘みを行う

剪定と同じように重要な作業として、花後に花がら摘みを行う必要があります。房のように咲くシモツケは花が枯れたままになっていると見栄えも悪いですし、病害虫の温床にもなってしまいます。また、花後に花がらを摘むことによって新しい蕾や葉を成長をうながすこともできるのです。房の花が咲き終わったら、まとめて全体をカットしてすっきりとさせておきましょう。

シモツケの増やし方

シモツケの基本的は育て方やお手入れの方法がわかったところで、どのように増やしていくかについてご紹介します。シモツケは「挿し木」や「株分け」などの方法で増やすことができます。

挿し木

まずは挿し木での増やし方をご紹介します。挿し木は一本の枝から新しい苗を作ることができるので、コスパの良い方法だと言えるでしょう。

適期:6月下旬~7月中旬頃

シモツケを挿し木で増やす場合の適期は6月下旬~7月中旬頃です。この時期はちょうど、生育期や開花時期に当たりシモツケの生育力が旺盛なので成功する可能性が高いことが期待できます。この適期以外にも、3月の剪定でカットした枝を使って挿し木を行うことも不可能ではありません。

挿し木のしかた

シモツケの挿し木の方法を簡単にご紹介します。
  1. 新芽がたくさんついている枝を選んで10㎝ほどの長さに斜めにカットする
  2. 切り口をバケツなどにためた水に半日くらいつけて水揚げする
  3. 挿し木専用土や赤玉土をポットか鉢に入れて倒れないように挿し穂を固定する
  4. たっぷりと水を与える
  5. 数か月経って発根するまでは、半日かげの場所で乾燥気味に管理する

株分け

シモツケの増やし方の2つめとして株分けの方法をご紹介します。株分けは大きくなった苗を整理する機会にもなりますし、株の状態で移植することができるので成功率が高い方法として好まれています。

適期:12月~1月、3月~4月

株分けを行う適期は、冬場の12月~1月と春先の3月~4月です。植え替えの作業と同時に行えば、スムーズに株分けをできるので特におすすめですよ。

株分けのしかた

株分けは植え替えとともに行うのが適していますので、手順をご紹介していきましょう。
  1. 古い鉢から抜いた苗の根から土を払い落す
  2. 温かい時期であれば、水をかけて根から土を洗い流す
  3. 同じくらいの大きさになるように手で苗を裂いて分けるか清潔なハサミでカットする
  4. 新しい鉢に用土を入れて株分けしたシモツケの苗を真ん中に入れる
  5. 周りに土を入れて、たっぷりと水やりをする
  6. 半日陰の場所で根付くまで管理する

シモツケに発生しやすい病害虫

シモツケは病害虫にかかりにくい植物ですが、生育期の春から秋にかけては害虫が増えやすくなりますので注意が必要です。この項目では、シモツケの育て方の中でも特に気になる病害虫についてご紹介します。

病気:ほとんど心配ない

シモツケはほとんど病気にかかることのない植物です。鉢植えの場合に長い間、植え替えをしていなかったりすると過湿により根腐れが起こる可能性はありますが、その他の病気には強いのでほったらかしでも育てることができます。

害虫

春と秋にはどうしても害虫が増えやすくなってしまいます。シモツケにはアブラムシが付きやすいのでその対処方法について解説していきましょう。

アブラムシ

アブラムシは、緑色の小さな虫でシモツケの花の根元や葉の裏について吸汁して苗を弱らせる原因になります。群生して発生しやすいので、見つけたら早めに対処するようにしましょう。

対処法:たくさんついた部分は切り落とし、薬剤を塗布する

アブラムシが発生してしまった時は、見つけ次第、対処するようにしましょう。たくさんついている部分は切り落として、葉などの裏の部分についているときはその葉をカットしましょう。目に見えるアブラムシを除去した後に、専用の薬剤を散布します。市販のスプレー剤などでアブラムシに効果があるものを購入しましょう。

シモツケの人気の品種を紹介

最後に、シモツケの人気の品種をご紹介します。シモツケにはいくつかの品種があり、それぞれに特徴や魅力がありますのでお気に入りを選んでみてくださいね。どの品種であっても基本的は育て方は変わりませんので、安心してください。

ホワイトゴールド:黄金葉でさわやかな白色の花を咲かせる

「黄金シモツケ」とも呼ばれるホワイトゴールドは明るく黄色が混じった黄金葉が目にも鮮やかで花の時期以外にもお庭を明るく彩ってくれます。ホワイトゴールドという名の通り、透けるような白い花を咲かせるのでピンクが定番のシモツケの品種の中では珍しいと人気が高いのです。秋には紅葉するので、葉の色合いの変化のバリエーションを楽しむこともできます。

ゴールドフレーム:ふわふわしたピンクの手まり状の花を咲かせる

オレンジを帯びた葉が人気のゴールドフレームは、濃いピンク色の葉が魅力のシモツケです。ゴールドフレームのオレンジの新緑はだんだんと緑色が深まり、秋の季節には紅葉を楽しむこともできますよ。濃いピンク色の花はおしべやめしべがふわふわとしたシルエットを作り出してくれる可愛らしい特徴があり、多くの方に好まれています。

ライムマウンド:明るいライムゴールドの葉と淡いピンクの花が特徴

明るいライム色の葉と薄いピンク色の花のコントラストが美しいライムマウンドは、強い性質が人気の品種です。カラーリーフとして優秀なライムマウンドは、生垣などにしても明るさが強調されて他にはないさわやかさを感じさせてくれます。寒さにも強いので日本全国で育てることができるのもメリットのひとつでしょう。

マジックカーペット:葉色の変化を楽しめる

魔法のように葉の色が変化していく特徴からマジックカーペットの名がついたこの品種は、鉢植えなどにしても楽しまれています。オレンジから黄色、黄色から赤へと変化する葉の色は小さいスペースでも目を惹く魅力があるのではないでしょうか。マジックカーペットはに近いピンク色の花をつけるのも特徴です。

【まとめ】シモツケの育て方を徹底解説!成長後の手入れ方法から人気品種まで紹介

いかがだったでしょうか。 丈夫で背が高くなりすぎない性質から、公園や公共機関の庭木としても植えられることの多いシモツケ。花や葉を長く楽しむことができるシモツケの特徴は、汎用性があり多くの方に愛されています。今回ご紹介した育て方を心がければ、長く花を咲かせて元気に成長してくれるのではないでしょうか。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • シモツケは日本や朝鮮半島が原産のバラ科の植物
  • シモツケの育て方のポイント①置き場所は半日かげの場所から日当たりまで幅広く選べる
  • シモツケの育て方のポイント②水やりは鉢植えの場合のみ、土の表面が乾いたら与える
  • シモツケの育て方のポイント③用土は腐植質に富んだものを選ぶ
  • シモツケの育て方のポイント④肥料はほとんど必要ないが、鉢植えは元肥として緩効性のものを与える
  • シモツケの植え付けや植え替えは落葉期の中で厳寒時期をのぞいたタイミングで行う
  • シモツケの剪定は冬場に風通しを良くするために行う
  • シモツケの増やし方は株分けと挿し木を選ぶことができる
  • シモツケにはアブラムシがつきやすいのでよく観察して、見つけたら排除して薬剤を散布する
シモツケは比較的にほったらかしでもどんどん成長してくれる強い植物ですが、たくさんの花を楽しむためには、花がら摘みや植え替えなどの作業も必要になってきますのでメリハリをつけた育て方を心がけるようにしましょう。カラーリーフとしても長く楽しめるシモツケをぜひ、お庭に取り入れてみてくださいね。 最後まで読んでいただいてありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。