ハイドロカルチャーの植え替え時期を見極める方法や植え替え方法を解説!

ハイドロカルチャーの植え替え時期を見極める方法や植え替え方法を解説!
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目次

おしゃれで扱いやすいハイドロカルチャーは近年、人気の高まっている栽培方法です。ハイドロカルチャー栽培では様々な観葉植物を育てることができるので、土栽培で育てている観葉植物を植え替えることもできます。 そんな、ハイドロカルチャーの植え替えの時期についてご存知でしょうか。適切な植え替え時期に作業を行わないと、元気がなくなってしまったり枯れてしまったりする危険性があります。そこで今回は、ハイドロカルチャーの植え替え時期や植え替え方法について詳しくご紹介していきます。 この記事のポイントは、以下の6点です。
  • ハイドロカルチャーの基本情報をご紹介
  • ハイドロカルチャーを植え替えするときはどんな時?
  • ハイドロカルチャーを新しくするタイミング
  • 植え替えの時期はいつ?
  • ハイドロカルチャーの植え替え方法を解説
  • よくある質問
ハイドロカルチャーは見た目がおしゃれで衛生的なので、特に室内で管理する観葉植物に適しています。この記事を通して、ハイドロカルチャーの植え替えについて詳しくなってみてください。適切な時期に植え替えをすれば大切な観葉植物をさらに元気よく育てることができるはずです。植え替え方法もご紹介していきますのでぜひ、最後までご覧ください。

ハイドロカルチャーを知れば知るほど好きになる

ハイドロカルチャーを知れば知るほど好きになる
ハイドロカルチャーにはたくさんの魅力があります。おしゃれな見た目だけではなく、扱いやすく匂いも少ないことも好まれている理由のひとつでしょう。まずは、ハイドロカルチャーの基本情報についてご紹介していきます。奥深いハイドロカルチャーの世界を知れば、さらに好きになっていただけるはずです。

ハイドロカルチャーは水耕栽培の1種

ハイドロカルチャーはハイドロボールと呼ばれる専用土を用いる水耕栽培の一種です。「ハイドロ」は水を意味する言葉なので、ハイドロカルチャー自体が水耕栽培だと思っていただいても良いでしょう。ハイドロカルチャー以外の水耕栽培には、水とそこに溶かした肥料で育てる方法などもあります。

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てるメリット

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てる場合のメリットは数多くあるので、この項目で詳しくご紹介します。後の項目でデメリットもご紹介しますので、メリットと見比べた上で観葉植物の種類や栽培環境を考慮してどの栽培方法を取るのか選択してみてください。

虫や匂いがほぼないので清潔に保つことができる

ハイドロカルチャーは人工のハイドロボールで栽培するため、匂いがほとんどなく虫が発生することもありません。夏の時期でも清潔で衛生的に管理できるので、特に室内で栽培する場合には適した育て方だと言えるでしょう。

お世話がめちゃ簡単なので初心者にもおすすめ

こぼれてしまうと掃除が大変な土栽培と異なり、ハイドロボールは汚れにくいので観葉植物のお世話が簡単なのもメリットのひとつです。ハイドロカルチャーは水位が目に見えて確認できるので、植物の乾き具合がわかりやすいのもいいですね。また、表面が乾いている時も水やりのタイミングです。

見た目がおしゃれなのでインテリアとしても最適

ハイドロカルチャーは丸いつぶつぶが可愛らしく、見た目もおしゃれなのでインテリアとして植物を飾りたい場合にもぴったりな栽培方法です。特にガラスや透明なプラスチックの鉢を選んでハイドロカルチャー栽培を行うと、ワンランク上のセンスを感じさせてくれるインテリアとなります。

デメリットは1つだけ:大型の観葉植物は育てることはできない

ハイドロカルチャー栽培のデメリットは、大型のサイズの植物を育てることができないということです。ハイドロボールは軽量なものが多く、大型の植物を植えると倒れてしまう危険性があるので注意しましょう。また、植物を大きく育てたい場合もハイドロカルチャーは不向きです。ハイドロボールでは成長がゆっくりになるので、あまり大きなサイズに育たないこともデメリットのひとつです。

ハイドロカルチャーの種類

ハイドロカルチャーにはいくつかの種類があります。それぞれがおしゃれな見た目をしているので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶのも楽しいですね。特に入手しやすい、「ハイドロボール」、「ゼオライト」、「ジェルポリマー」についてご紹介します。いずれの種類も虫が発生することが少なく、衛生的なのもおすすめです。

ハイドロボール

最も一般的なハイドロカルチャー栽培で用いるのがハイドロボールです。ハイドロボールの原材料は焼かれた土なので、非常に軽く扱いやすいのが特徴です。ひとつひとつのハイドロボールには空気を取り込む穴があいているので、植物に効果的に酸素を供給することができます。小粒や大粒などサイズにも違いがあり、選ぶことができるのも特徴です。

ゼオライト

ゼオライトは鉱石が成分の用材で、白やベージュ、青などのものが多くざくざくとした見た目が特徴です。細かな穴がたくさん開いているので、ハイドロボールと同じように軽量で扱いやすいメリットもあります。ゼオライトは水質を改善する効果もありますので、ハイドロボールで栽培するときも根腐れ防止の用途として底にはゼオライトを敷くのが良いでしょう。

ジェルポリマー

ジェルポリマーは見た目がカラフルで可愛らしいゼリー状の用材です。栄養剤が含まれているものも多く、100均などでも購入することができるので使い勝手が良いのも特徴のひとつでしょう。保水性が高いため、植物には適している一方で、サボテンや多肉植物など乾燥気味に育てたい種類にはあまり適していません。

ハイドロカルチャーを植え替えをする2パターン

ハイドロカルチャーを植え替えをする2パターン
ハイドロカルチャー栽培で植え替えをするときは大きく分けて、2パターンあります。観葉植物を初めてハイドロカルチャーに植え替える場合のパターンと、古いハイドロカルチャーから新しいものに入れ替えるときのパターンをそれぞれご紹介します。

パターン1:新しく苗を購入してきてハイドロカルチャーに植え替えるとき

観葉植物やハーブの苗を新しく購入してから、おしゃれなハイドロカルチャーへ植え替えるのが一つ目のパターンです。根っこを傷つけないように古い土を洗い流したあとに、ハイドロカルチャーの容器に植え替えましょう。なるべくの時期に購入して、植え替えをするのがおすすめです。

パターン2:使用しているハイドロカルチャーから新しいハイドロカルチャーに植え替えるとき

ハイドロボールも古くなると保水力が落ちたり雑菌が繁殖してしまったりする可能性がありますので、半年から1年の頻度で植え替えを行うようにしましょう。ハイドロボールを洗浄するとともに、根腐れ防止剤を新しく入れることでさらに植物を元気よく植物を育てることができます。

今回は、パターン2について解説していきます!

今回は、この2パターンについて植え替えの方法や時期などを詳しく解説していきます。新しく観葉植物を購入してからハイドロカルチャーに変更したいという方も、現在使っているハイドロボールを新しくしたいと考えている方も、ぜひ参考になさってください。

使用しているハイドロカルチャーから新しいハイドロカルチャーに植え替えるタイミング

使用しているハイドロカルチャーから新しいハイドロカルチャーに植え替えるタイミング
ハイドロカルチャーは清潔で衛生的なのが特徴ですが、半年から1年ほどで交換しなければ劣化によって根腐れを起こしてしまう危険性があります。使用しているハイドロカルチャーを定期的に洗浄するために、植え替えをする必要があるのです。また、以下のようなタイミングでもハイドロカルチャーを新しくするのをおすすめします。

観葉植物の成長が大きくなったとき

ハイドロカルチャー栽培では観葉植物はあまり大きく育ちませんが、それでも鉢のサイズに比べて観葉植物が大きくなった時は交換することをおすすめします。バランスが悪いと倒れてしまう危険性もありますし、植物の根がいっぱいになって根詰まりを起こしてしまう危険性があるからです。

鉢の中が汚れてしまったとき

植物の排出したものや傷んだハイドロカルチャーの用材などで、鉢の中が汚れてしまうこともあります。容器の中が汚れた状態だと、観葉植物の健全な生育にも問題が起きてしまいますし、見た目も美しくないので新しく植え替えをしましょう。

※1年に1回は植え替えをすると観葉植物の状態も良くなる

上記のようなタイミングでなくとも、1年に1回は植え替えをすることをおすすめします。植物の排出物で、ハイドロカルチャーが古くなってくるタイミングでもありますし根腐れ防止剤を新しくすることでトラブルが起きる可能性を減らせるからです。

ハイドロカルチャーの植え替えの時期(季節)は植物によって若干異なる

ハイドロカルチャーの植え替えの時期(季節)は植物によって若干異なる
ハイドロカルチャーの植え替えの時期がいつなのかは、植物によって微妙に変わってきます。とはいえ、植え替えの適期は春から夏にかけてなのでなるべくそのタイミングで行うようにしましょう。春から夏にかけての時期で植え替えをすれば、その後の生育期でしっかり根を伸ばして活着してくれるからです。

パキラの植え替えの時期=5月〜8月

シンメトリーな葉が美しいパキラの植え替えの時期は5月~8月です。パキラは生育力が強く、すぐに成長することができる植物ですが植え替えによって、多少は根が傷んでしまうので生育期に植え替えをするように心がけましょう。パキラは他の観葉植物よりも、植え替えできる時期が長いのも特徴です。

ガジュマルの植え替えの時期=5月〜7月

うねった幹が印象的なガジュマルの植え替え時期は、5月~7月です。ガジュマルは寒さに弱い観葉植物なので冬になる前に植え替えを終わらせて、秋のうちにしっかり根を張らせてあげる必要があります。植え替えが秋にずれ込んでしまうと、冬の寒さで枯れてしまう危険性があるので注意しましょう。

サンスベリアの植え替えの時期=5月〜6月

乾燥に強く育てやすいサンスベリアの植え替えの時期は、5月~6月です。サンスベリアの生育期は秋なので、秋になる前に植え替えを終わらせておくのが理想です。乾燥を好むサンスベリアは梅雨の過湿に弱いので、なるべく梅雨の時期までに植え替えを終わらせてあげるようにしましょう。

モンステラの植え替えの時期=5月〜6月

大きくて特徴的な葉が魅力のモンステラの植え替えの時期は、5月~6月です。モンステラは暑さに強く過湿を好む植物なので、夏の季節に入るまでに植え替えを行うようにしましょう。環境の適応能力も高いので、植え替えによって弱った株も夏になればすくすくと成長するはずです。

ハイドロカルチャーの植え替え方法

ハイドロカルチャーの植え替え方法
次に、最も気になるであろうハイドロカルチャーの植え替え方法について解説します。ハイドロカルチャーへの植え替えはそれほど難しくないので、ポイントをつかめば初心者でも簡単に植え替えを行うことができます。また、最近では植え替えに必要なものもすべて100均などでそろえることができるのもありがたいですね。

植え替えに必要なもの

ハイドロカルチャーへの植え替えに必要なものは以下の通りです。古いハイドロカルチャーを新しくする場合は、以前に使っていたものを洗浄して再利用しても問題ありません。ハイドロボールを使う時は、根腐れ防止剤としての用途でゼオライトを敷くのもおすすめです。
  • ハイドロボールやゼオライトなど
  • 根のついた観葉植物
  • 根腐れ防止剤
  • 穴の空いていない容器(ガラスや透明のプラスチックなどがおすすめ)
  • 根を洗う容器と水

植え替えの手順

ハイドロカルチャーへの植え替えの手順を簡潔に説明します。ハイドロボールを使う場合は、最初に軽く洗浄しておくと容器に入れた時に水が濁らずに済みます。
  1. 用意した観葉植物の土を払い落とし、根を露出させて軽く水で洗い流す。
  2. 容器の底に、薄く根腐れ防止剤を入れる(底が見えないくらいの量)
  3. 容器を安定させるためにハイドロボールなどを容器の3分の1程度入れる。
  4. 観葉植物を容器の真ん中に置いて、周りをハイドロボールなどで表面まで埋めていく。
  5. 最後に水を入れる。

植え替えの注意点

ハイドロカルチャーへ植え替えするときの注意点をご紹介します。せっかく植え替えしても、その後の管理などに失敗してしまうと観葉植物が枯れてしまう危険性もあるので気を付けましょう。

根腐れ防止剤が必ず入れたほうが良い

容器の底には必ず根腐れ防止剤を入れるようにしましょう。ハイドロカルチャーは水が排出されることがないので、水やりが多すぎると根腐れを起こしてしまう可能性があります。根腐れ防止剤を入れることで、病気にかかる危険性が少なくなるでしょう。

植え替え後は環境変化があるので観察が重要

ハイドロカルチャーに限らずに、観葉植物を植え替えた後はストレスがかかった状態です。なるべく明るい室内や直射日光の当たらない暖かい場所で、水を控えめにして管理してあげるようにしましょう。表面が乾いたら水やりのタイミングになります。定期的に葉に霧吹きで葉に水をかけてあげると、さらに元気に育ってくれるはずです。

Q&A

Q&A
最後に、ハイドロカルチャーへの植え替えの際によく聞かれる質問に関して回答します。

Q,100均のハイドロカルチャーでも大丈夫ですか?

A,100均でも観葉植物やハイドロカルチャーの用材が販売されているのをご存知でしょうか。安いハイドロカルチャーでも大丈夫なのか、心配になる方は多いと思いますが100均では容量を少なくしてコスパが良いようにして販売していることが多いので、その品質には問題ありません。100均では根腐れ防止剤や液体肥料も別売されていることがあるので、忘れずに購入するようにしましょう。  

Q,ハイドロカルチャーに3種類あるとありましたが、それぞれのメリット・デメリットはありますか?

A,ハイドロボール、ゼオライト、ジェルポリマーの3種類のメリットとデメリットについてご紹介します。 ハイドロボールのメリットは、ナチュラルな茶色い見た目で軽く、水の残量が見やすいことです。デメリットは、水が排出されず分解されないので根腐れを起こしやすいということです。これは根腐れ防止剤を入れることで、解決しましょう。 ゼオライトのメリットは、根腐れ防止剤としての効果が期待でき、カラフルでおしゃれなインテリアとして洗練されたデザインだということです。メリットは、効果が永続しないので根腐れを防ぐために定期的に入れ替える必要があるということです。 ジェルポリマーのメリットは、見た目が可愛らしいこととゼリー状なので乾燥しすぎることがない点です。デメリットは子供やペットなどによる、誤飲の危険性がある環境ではおすすめできないことと、栄養剤が長く続かないので定期的に液体肥料を与える必要があることです。

Q,ハイドロカルチャーの植え替えの時期が冬にしてはいけない理由はなんですか?

A,ハイドロカルチャーの植え替えを冬の時期に行ってはいけないのは、観葉植物の休眠期にあたるからです。休眠期では、植物が根を伸ばすことがないので新しい環境に植え替えをしてしまうと根付かずに枯れてしまう危険性があるからです。春になるまで待ってから、植え替えを行うことをおすすめします。  

ハイドロカルチャーの植え替え時期を見極める方法や植え替え方法を解説!のまとめ

いかがだったでしょうか。 ハイドロカルチャーへの植え替えの時期はその後の、環境変化への適応から考えて春が望ましいことをわかっていただけたでしょうか。ハイドロ用材の種類もいくつかありデザイン性も優れているので、室内での観葉植物をおしゃれに飾りたい方にはハイドロカルチャーが特におすすめです。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • ハイドロカルチャーは軽く衛生的で虫が発生しない
  • ハイドロカルチャーを植え替えるのは、古いハイドロボールを新しくするタイミングか観葉植物を新しく購入したとき
  • 植物が大きくなったときと、容器の中が汚れたときがハイドロカルチャーの交換の目安
  • 植え替えの時期は植物によって異なるがおおよそ5月~8月
  • ハイドロカルチャーの植え替え時には根腐れ防止剤を入れる
  • 冬の時期の植え替えは行わない
  おしゃれでインテリアとしてもぴったりなのがハイドロカルチャーの人気のひとつです。植え替えの手順も、それほど難しくないのでぜひハイドロカルチャー栽培にチャレンジしてみてください。最近では100均などでお安く、すべてのグッズを揃えることもできますよ。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。