目次
みなさんは観葉植物を自宅で育てていますか。インテリアとして観葉植物を自宅で育てたいとあこがれている方も多いのではないでしょうか。 カンノンチクという観葉植物は少し前に大ブームを起こした観葉植物です。観葉植物を育てるのであればカンノンチクを育てたいと思っている方はいませんか。 この記事では、
- カンノンチクとはどのような観葉植物なのか
- カンノンチクの花言葉や風水
- カンノンチクの基本的な育て方
カンノンチク(観音竹)とはどんな観葉植物なの?
カンノンチクとはどのような観葉植物なのか、初めに知っておきたいですよね。最初はカンノンチクの基本的な情報について解説いたします。東南アジア原産であるヤシ科の観葉植物
カンノンチクはヤシ科ラピス属に分類される東南アジアや中国南部が原産地の観葉植物です。学名は「Rhapis excelsa」であり、同じくヤシ科ラピス属のシュロチク(Rhapis humilis)という植物によく似た見た目をしています。学名のexcelsaはラテン語で「高尚な」という意味を持ちます。 カンノンチクは漢字で観音竹と表記されることがあります。しかし、観音竹という表記を持つものの竹の仲間ではなくヤシの仲間に分類されます。成長しても3mを超えず大きくなりすぎないため人気である
カンノンチクは比較的樹高が低く成長しても3mを超えず、インテリアとして非常に扱いやすい観葉植物です。そのため、カンノンチクはあまり大きな観葉植物を置くスペースがない方やアクセントとしてお部屋に飾りたい時には心強い味方となる観葉植物として扱われています。昭和40年代に日本でブームになった
昭和40年代に日本でブームが起きており、それ以前にも何度かカンノンチクのブームが起こっています。日本に持ち込まれたのは江戸時代とされ、シュロチクと同様に古典園芸植物として現代にいたるまで愛されている観葉植物です。沖縄に関係があり「リュウキュウシュチロク」という別名も
カンノンチクという名前は、琉球王国(現代の沖縄県)の観音堂というお寺で栽培されていたことが由来になっているとされています。また、このことからカンノンチクにはリュウキュウシュロチクという別名もつけられています。カンノンチクにはどんな花言葉があるの?
カンノンチクにはどのような花言葉があるのでしょうか。意外と知られていないカンノンチクの花言葉について解説いたします。カンノンチクは静かな雰囲気の花言葉をもつ
カンノンチクは静かで落ち着いた雰囲気の花言葉を持ちます。プレゼントとして贈る時に参考にしてみてくださいね。【日々の平安】
カンノンチクの1つ目の花言葉は「日々の平安」です。災いなどがなく幸せに生きることができそうな花言葉ですね。引っ越し祝いなどの贈り物として贈ることができそうです。【スマートな淑女】
カンノンチクの2つ目の花言葉は「スマートな淑女」です。こちらは落ち着いた雰囲気のある女性が想像できる花言葉となっています。先輩など凛とした女性へのプレゼントとしてカンノンチクを贈ってみてはいかがでしょうか。1月9日の誕生花である
また、カンノンチクは1月9日の誕生花となっています。1月はまだ気温が低い時期であるため園芸店などで見かける機会が少なくなってしまうかもしれません。そのようなときには信頼できるインターネットショップなどから購入してみてはいかがでしょうか。カンノンチクの花言葉の由来
カンノンチクの花言葉にはいくつかの由来があります。先ほど紹介した2つの花言葉の由来について解説していきます。【日々の平安】には2種類の由来がある
先ほど紹介した「日々の平安」という花言葉には2種類の由来があります。いつも変わらず茂る葉の姿を連想し
カンノンチクは落葉せず一年間を通して緑色の葉っぱを茂らせる観葉植物です。このことから、大きな変化が起こらない平安な日々を連想し花言葉が付けられたという説があります。観音山という寺院に茂っていたことから観音様のご利益にちなんで
また、先ほどリュウキュウシュロチクという別名がついた由来をご紹介した時にも開設したように、カンノンチクは琉球王国にある観音山という場所に植えられていました。このことから観音様のご利益にちなんで花言葉が付けられたという説もあります。【スマートな淑女】艶やかな葉が上品な淑女を連想させたことから
「スマートな淑女」という花言葉は艶やかで美しい葉っぱが上品な淑女を連想させることからつけられたと言われています。少し垂れ下がった葉っぱも落ち着いた雰囲気を感じさせますよね。 このように、花言葉は植物の見た目や逸話によってつけられていることが分かりますね。ほかの植物の花言葉やその由来についても調べてみると面白いですよ。由来になっている葉は手のひらに似ているため英名では「Lady palm」
また、「スマートな淑女」という花言葉の由来になっている葉っぱは手のひらにも見えることから英名では「Lady plam」と言われています。Ladyは女性を、plamは手のひら、またはヤシの木を意味します。カンノンチクの花は珍しい!?どんな花を咲かすの?
カンノンチクの花を見たことがありますか。おそらくほとんどの方は見たことがないと思います。下記ではカンノンチクのお花について解説いたします。数十年に一度咲くと言われている珍しい花
カンノンチクの花は数十年に一度だけ咲かせると言われており、非常に珍しいお花です。そのため、カンノンチクを育てている人でもお花を見たことがある人はかなり少なくなっています。赤やピンク色の独特な花を咲かす
そのような珍しいカンノンチクの花は赤やピンク色の独特な見た目をしています。一般的なお花のように花びらを持つことはなく、たらこのような粒粒のお花を咲かせます。インターネットなどで検索をすると写真を見ることができますよ。基本的には花を見ると縁起がいいと言われる
基本的には花をなかなか咲かせないため花を見ると縁起がいいと言われています。もしもカンノンチクの花を見た時には写真を撮ってみてはいかがでしょうか。もしかしたらいいことが起きるかもしれませんよ。竹の名が入っていることから花が咲くと不吉とも言われる
しかし、竹という名前が入っていることから花が咲くと不吉であるとも言われます。神経質になると気疲れしてしまうため、あまり深いことは気にしない方がよさそうですね。カンノンチクの風水効果
カンノンチクが持つ風水効果について解説いたします。生活に風水を取り入れたい方はぜひご覧ください。室内の気の流れをスムーズにしてくれる
カンノンチクは室内の木の流れをスムーズにしてくれると言われています。木が乱れやすい水回りなどに飾ってみてはいかがでしょうか。悪い気を払ってくれる
悪い気を寄せ付けない邪気払いの効果もあると言われています。様々な気が入り込む玄関や、悪い気が入り込む鬼門に方角にカンノンチクを置くのがおすすめです。金運アップの効果も
また、金運アップの効果もあると言われています。こちらも玄関に置くと良い気を招き入れることができるかもしれません。おすすめの置き場所
カンノンチクが持つ風水効果をよりアップさせるおすすめの置き場所をご紹介します。玄関に置くことで悪い気を入れさせない
玄関は良い気も悪い気も入り込む場所です。そのため、邪気払いの効果があるカンノンチクを玄関に飾ることで悪い気を遠ざけることができるかもしれません。また、金運などの良い気を呼び寄せることもできるため飾ってみてはいかがでしょうか。リビングに置くことで部屋全体の気の流れができる
リビングは多くの人が集まる場所です。そのため気が乱れやすく、その状態が続くと家庭内不和の原因となってしまうと言われています。そのようなリビングにカンノンチクを置くと気が調和され良い家庭環境を築けるかもしれません。東〜南の方角に飾るといい
東~南の方角は知性や人気などを司ると言われています。特に東は「木」の方角と言われているため観葉植物との相性がばっちりです。風水をより取り入れたい方は方角も気にしてみてくださいね。寿命の長いカンノンチクの育て方
カンノンチクは非常に寿命が長い植物です。そのため、上手な育て方を知ると長く楽しむことができますよ。屋外で育てる場合は、風当たりが強すぎない環境で管理
カンノンチクを屋外で育てる場合、風当たりが強すぎると葉っぱがちぎれてしまうことがあります。特にカンノンチクは葉っぱが大きく、風にあおられてしまうと美しい葉っぱがボロボロになってしまうことがあります。転倒の危険性もあるため強い風を避けた場所に置くと良いでしょう。 耐陰性は比較的強いため、日陰や室内でも育てることができます。時々直射日光を避けて日光浴をさせてあげると元気に育てることができますよ。水やりは土の表面が乾いてきたらたっぷりと
カンノンチクの水やりはメリハリが重要です。土の表面がしっかりと乾燥したのを確認してから、鉢底から流れ出すまで水をたっぷりと与えましょう。鉢底皿に水がたまった状態が続くと根腐れの原因になるため水やりの後には必ず捨てるようにしてくださいね。毎日、葉水をしてあげることで防虫効果も
カンノンチクの葉っぱは大きく、非常に美しいです。その美しい葉っぱを維持するためには葉水というお世話をしてあげると良いでしょう。葉水とは霧吹きや弱めのシャワーなどを使い葉っぱに水をかけることを指します。 この葉水によりハダニという害虫の発生を防ぐことができるほか、積もったホコリを落とすことができるため綺麗な状態を維持することができますよ。肥料は生育期にのみ適量与える
カンノンチクはあまり肥料を必要としません。しかし、より大きく育てたいというときには生育期である春~夏の時期にかけて適量の肥料を与えると良いでしょう。与えすぎてしまうと肥料焼けという根を傷める症状が現れてしまうことがあるためご注意ください。2年に1回は植え替えをして、根詰まりを避ける
鉢底から根が見えてきたなどのサインが現れたら、また現れなくても2年に1回程度は植え替えを行い根詰まりを防ぎましょう。根詰まりが起こると水の吸収が阻害されて水を吸収できなくなってしまうほか、根が酸素不足となってしまい根腐れしてしまうことがあります。カンノンチクに似ているシュロチクとの違い
カンノンチクに似ている観葉植物でシュロチクというものがあります。カンノンチクとシュロチクの違いについても確認していきましょう。同じヤシ科の観葉植物であるため似ている
カンノンチクもシュロチクもどちらもヤシ科の観葉植物であり、東南アジアや中国南部を原産地とするなど共通点が多いです。そのためか、見た目も非常に似通っています。樹高と葉の形状で見分けることができる
カンノンチクとシュロチクは樹高と葉の形状で見分けることができます。今回は2つの観点からそれぞれの見分け方について解説いたします。樹高はカンノンチクよりもシュロチクの方が高い
カンノンチクが3m程度で収まるのに対しシュロチクは4mになることがあり、大きく育ちやすいです。そのため、存在感が欲しい時にはシュロチクを、コンパクトに飾りたい時にはカンノンチクを選ぶと良いでしょう。葉の形状の特徴
また、葉の形状にも細かな違いがあります。カンノンチク=葉の切れ込みが少なく、葉が短く太い
カンノンチクの葉は比較的切れ込みが少なく、葉の長さが短く太いという特徴があります。シュロチクと比べるとダイナミックな見た目となっています。シュロチク=葉の切れ込みが多く、葉が長く細い
一方、シュロチクの葉は切れ込みが多く、葉が長く細いという特徴があります。カンノンチクと比べると繊細ですすしげな印象を受ける見た目となっています。カンノンチクの花言葉とは?花言葉の由来からケア方法を紹介!まとめ
今回はカンノンチクの花言葉やその由来、シュロチクとの違いなどについて解説いたしました。 この記事のポイントは、- カンノンチクの花言葉は「平安な日々」「スマートな淑女」
- カンノンチクは1月9日の誕生花
- カンノンチクとシュロチクは樹高と葉の形で見分けられる