目次
アセビという植物をご存知でしょうか。気高いイメージの花言葉を持つ植物ですが、あまり聞き慣れないかもしれません。主に庭木として使われることが多いアセビですが、実は名前には様々な意味も込められているんです。 そこでこの記事では、
- アセビの基本知識
- アセビの持つ花言葉
- 怖い意味もある?花言葉の由来
- 風水効果もバツグン!
- どんな時にアセビを贈れば良い?体験談をご紹介!
アセビ(馬酔木)ってどんな植物なの?
あまり聞き慣れない「アセビ」とはどんな植物なのでしょうか。庭木などで使用されることの多いアセビは注意して観察しないと見逃してしまうこともあると思います。アセビの魅力に迫る前にまずは基本について学んでいきましょう。アセビの原産や特徴を知ることが、魅力を知ることには必要不可欠です。日本が原産地であるツツジ科の植物
アセビは本州から四国及び九州に分布する日本が原産のツツジ科の植物です。日本が特産の常緑低木で1年を通して緑を楽しむことができる植物です。学名は「Pieris japonica」と呼ばれ、学名の「Pieris」はギリシャ神話の詩の女神に由来しています。アセビの茎や葉には有毒のアセトポキシンが含まれていおり、アセビの落ち葉は他の植物の成長抑制してしまい、アセビの木のしたでは他の植物が成長しにくいことが見られます。その有毒性から馬が食べると毒にあたって足取りがフラフラすることから和名で「馬酔木」と呼ばれています。白色の花が一般的だが、ピンクや赤色もある
アセビの開花は2月〜4月と長めの開花で、楽しむことができる期間も比較的長めです。自生しているアセビは白い花が開花するものが大半を占めています。園芸用のアセビはピンク色をしているものもあり庭木としても人気も高いです。小さな花弁が多数連なって咲くタイプの植物で、花弁は6〜8mm程のサイズの壺のような形をしています。ドウダンツツジと花の咲く様子が似ている
アセビの開花する姿はよくドウダンツツジと類似しているとされています。ドウダンツツジはアセビと同じくツツジ科に属する常緑の低木です。ドウダンツツジは釣鐘状の花弁が1〜5つ集合して下向きの開花します。白色の花を咲かせるので一見アセビと見間違えてしまうかもしれませんが、ドウダンツツジは4〜5月になるので、アセビとは少し入れ違いで開花します。花の期間が長いことから庭木に人気
アセビの人気の秘訣の1つに開花している時期の長さが特徴です。庭木で楽しむなら少しでも長い期間開花してくれていると嬉しいですよね。ゆっくり楽しむことができるのがアセビの人気を引き出しています。半日陰でも良く育つので、庭木だけでなく生け垣でもよく使用されています。また非常に丈夫で寒さや乾燥にも耐えうる強さを兼ね備えています。そのため管理の手間も少なく初心者にも育てやすい植物です。万葉集にも登場する植物
アセビの歴史は古く万葉集にも登場しています。万葉集は全20巻にも及ぶ歌集です。その中には約4500首も収録されており、庶民から天皇まで幅広い身分の人が詠んだ歌を収録しています。その4500首のうちの10首にアセビが登場しています。例えば、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ「池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱いれな」や作者不明の「春山の馬酔木の花の悪しからぬ君にはしゑや寄そるともよし」などしばしば登場しています。アセビの花言葉とは?花言葉の詳細も解説!
馬をも酔わせる毒をもつアセビにはどんな花言葉があるのでしょうか。花言葉は1つの花に1つというわけではなく、いくつかの花言葉をもつとされています。アセビには合計5つの花言葉があります。庭に植える際などに花言葉を一緒に考えてあげると、長いこと可愛がる支えにもなるのではないでしょうか。そもそも花言葉とは?
花言葉とは、植物の花の特徴や葉の形、香りなどから付けられているその植物の象徴的な意味を持つ言葉です。花言葉の発祥は17世紀のトルコだと言われており、文字や言葉では伝えきれない思いを花に持たせて、送っていたそうですよ。アセビには気高いイメージの花言葉がある
アセビの花言葉には高貴なイメージの花言葉がたくさんあります。自己犠牲や献身といった相手を思いやる気持ちを大切にしている花言葉を持ちます。花を贈る時に花言葉を添えて渡すと、意味を込めた贈り物になるので、相手にさらに喜んでもらうことができますよ。【犠牲】
まず1つ目の花言葉に「犠牲」があります。相手を思いやって自己を犠牲にすることが美徳とされていました。「優しさは人の為ならず」ということわざにも、他人に優しくすることは巡り巡って自己のためになるということが言われてきました。苦しい時にアセビを見ることで、犠牲にすることの大切さを感じ取ることができます。【献身】
2つ目の花言葉に「献身」があります。クリミアの天使と呼ばれたナイチンゲールに現されるように相手を思いやり尽くすことがこの花言葉に込められています。見返りを顧みず、ひたすらに相手に尽くす心はなかなか持てるものではありません。アセビを見たら大切な人に愛されていることを思い出し、お互いに尽くし合う心を忘れないようにしましょう。【純粋な心】
3つ目の花言葉に「純粋な心」があります。アセビの花は非常に可愛らしく清らかな印象を与えます。このため「純粋な心」を表す花言葉になっています。アセビの花を見ると、清らかで無垢な心を持ち、優しさや思いやりのある人物像を思い浮かべることができます。このような純粋な心を持ち、人々を包み込むような温かい優しさをもった人でありたいという願いを込めてアセビを贈ることも素敵です。【あなたと二人で旅をしましょう】
4つ目の花言葉に「あなたと二人で旅をしましょう」という言葉があります。アセビの美しいピンク色の花は、春の訪れを告げるとともに、新たな出発や冒険への期待を感じさせます。アセビの花が咲き誇る季節に自然を感じながら心地よい風に吹かれ、新たな発見や経験を重ねましょう。二人で歩く道は自然に彩られ、あなたの心を純粋にし癒しをもたらしてくれることでしょう。【いつもあなたと一緒に】
5つ目の花言葉は「いつもあなたと一緒に」です。3つ目にご紹介した「純粋な心」がありますが、アセビのように決して偽りのない真っ直ぐで純粋な心を持ち続けることは、時に難しいかもしれません。しかし、大切な人と一緒に歩むことで、心を開放し素直になることができます。喜びや悲しみ、困難や幸せなど様々な感情を共有し、励まし合い支え合いながら、一緒に前進して行くことができるようになるでしょう。3月9日・3月23日・4月4日の誕生花
誕生花の考え方はギリシャ神話から由来しています。自然界にはそれぞれを司っている神が存在すると考えているローマ人は「時」にも神がいると信じていました。それに合わせて草木や花々には神秘的な力が宿っていると考え、花が咲いた月や日に神からのメッセージがあるとして、誕生花として楽しんでいました。誕生花は複数の日に該当するとされ、今回のテーマであるアセビには、「3月9日」「3月23日」「4月4日」の3日の誕生花とされています。怖い意味はある?アセビの花言葉の由来を知ろう
ここまでアセビの花言葉を5つご紹介してきました。アセビの花言葉には素敵な由来もありますが、実は怖い意味も隠されているんです。ここではアセビの花言葉の由来になったお話をご紹介していきます。由来を知ることで、さらにアセビを好きになるでしょう。【犠牲】【献身】ギリシャ神話に由来する
アセビの英語名は「Japanese Andromeda」と表記されます。アンドロメダはギリシャ神話に登場する主人公の名前になります。 アンドロメダはエチオピアの王妃カシオペアの娘として育てられました。ある日母カシオペアがネイレスという他の神に対して、ネイレスの孫よりアンドロメダのほうが美しいと言ってしまい、神々の怒りをかってしまいます。怒り狂った神々はアンドロメダを怪物の生贄にしてしまおうと海辺の岩に鎖で縛り付けてしまいます。そこに通りかかった青年ペルセウスが怪物と戦い、見事アンドロメダを救い出すのです。 カシオペアの失言から岩にくくりつけられてしまったことから「犠牲」が由来しています。また身を挺して危険から救い出したペルセウスより「献身」が由来しています。【純粋な心】花の美しさに由来
「純粋な心」はアセビの花の美しさに由来しています。アセビは春になると白や淡いピンク色の花を咲かせます。儚くも強く咲く美しい花には心が洗われるような気がします。日々忙しいとゆっくり時間をとって花を楽しむことが難しくなります。そんな時はぜひアセビを見て落ち着いてみてみましょう。その美しさに純粋な心を取り戻すことができるでしょう。【あなたと二人で旅をしましょう】咲く時期に由来
アセビの開花時期である、2月から4月は「あなたと2人で旅をしましょう」という花言葉の由来となっています。この時期は年度末もあり、なにかと忙しい時期です。ですが新しい生活が始まるこの季節には素敵な出会いが待っています。こんな時期には旅行に行きたくなりますよね。そんな気持ちにさせてくれるアセビにはこの花言葉がぴったりです。【危険】アセビの花に有毒成分があることが由来
「馬酔木」として万葉集に使われているくらいに危険な植物です。庭木として使用する場合はペットなどが誤って口に入れてしまわないように注意する必要があります。そんな毒をもつアセビには「危険」という花言葉もあるんです。花言葉に「危険」なんて言われてしまうと心配になりますが、由来を知っておけば安心できますね。アセビの風水効果はなにが期待できるの?
様々な花言葉をもつアセビにはどんな風水効果があるのでしょうか。風水には様々な効果があるとされていますので、お悩みにあった効果を探すとよいでしょう。風水の効果を高めるためには方角や置き場に意識することが大切です。植物それぞれに特徴があるので、アセビの風水効果についてご紹介していきます。白い花を咲かせるため浄化効果
まず初めにご紹介するアセビの風水効果は「浄化効果」です。風水は運の流れを意識することで効果が高まります。運は流れているもので、良い運気と悪い運気があります。なるべく悪い運気は寄せ付けたくないですが、どうしても悪い運気がまとわりついてしまうことがあります。ついてしまった悪い運気を浄化させるためにも、白い花を咲かせるため浄化効果が期待できるアセビを近くに置いてみましょう。運を招く効果がある
アセビは古くから日本の伝統的な木のひとつで、その葉っぱの形が手を広げた招き猫のように見えることから、運を招く木として親しまれています。アセビの木がある家や庭には、縁起物として幸運が訪れると信じられているのです。もちろんアセビの花があるだけでも効果が期待されますので、お部屋に花を生けるのもおすすめです。おすすめの置き場所
風水で運気を高めるためには物の置き場が大切になってきます。物の材質や置き場の間取りを意識することが風水では大切です。庭木として管理している場合は置く場所を移動することは難しいかもしれませんが、花を切り取って花瓶で飾るだけでも問題ありませんので、今回ご紹介するおすすめの場所へ配置してみましょう。玄関に置くことで幸運を引き寄せる
まずおすすめの置き場としては玄関です。玄関は人の出入りがある場所ですよね。そんな玄関は運気の通り道として重要視されています。また来客がある場所でもあるので、運気を引き寄せる場所でもあります。そんな大事な玄関の風水を整えることが重要なのは言わずもがなですよね。そこで玄関にアセビを生けることで幸運を引き寄せることが期待できます。北東に置くことも運を招く
風水では置き場の方角も大切になってきます。東西南北の4方位にさらに4方位を足して8方位で考えましょう。アセビを配置するのにおすすめな方角は「北東」です。日本の住宅でいうと玄関寄りの方角になるでしょうか。玄関に置くことも重要ですが、北東に配置することでも運気が上がるとされています。アセビの花言葉にあった贈り物のシーン
アセビにはたくさんの花言葉があることをご紹介してきました。そこでおすすめなのが、お花を贈る時に花言葉を添えて贈ってみましょう。プレゼントを貰う喜びに、相手を思って意味も考えて贈ることで更に喜んでもらえること間違いありません。もし直接言うことが恥ずかしいようであれば、メッセージカードを添えることも素敵ですね。白の花が似合う大切なひとへ
白い花が似合う人は清楚で優美な魅力を持っています。白い花がよく似合うのは内面にも美しさがあるからです。そんな美しい人は優しく思いやりがあり、周りの人々を癒すような存在です。一緒にいるとどこか安らぎを感じることができます。あなたが身に着ける衣服やアクセサリーも上品なものが多く、そんな白い花が似合う人にアセビを贈ることで魅力を一層引き立ててくれます。勇敢で男らしく【献身】が似合う男性へのプレゼントに
意外に男性へのプレゼントとしてもアセビはおすすめです。紳士的で思いやりがあり、人を大切にすることを知っている勇敢な男性は自分自身よりも相手のことを優先し、どんな小さなことでも相手のために尽くすことができます。また自分の利益よりも相手の幸せを優先することができ、それが魅力の一つになっています。自分が置かれた状況や人生の選択肢にも、真摯に向き合い責任を果たそうとする姿勢を持っており、アセビの「献身」という花言葉がぴったりです。誕生日とアセビの誕生花が同じ人への贈り物に
誕生日と誕生花が同じということは、その人にとって花が持つ特別な意味合いがあることを意味しています。その花はその人の誕生を祝福し、あなたの人生の象徴ともなっています。アセビが咲き誇るように、その人も人生の中で自分らしく輝き、成長していくことを願い、アセビを贈ることは素敵だと思いませんか?大きく生長する品種もあるため邪魔にならない品種を選ぶ
アセビは庭木としても人気が高く、様々な品種が存在しています。贈り物としてアセビを選ぶ場合、品種によっては大きく生長する品種もあるので、かえって邪魔になってしまう恐れがあります。そうならないためにも鉢植えで管理できる品種を選ぶようにしましょう。おすすめの品種はリュウキュウアセビです。花言葉の意味を込めたアセビの贈り物の体験談
それではここからは実際にアセビを贈った方の体験談をご紹介していきます。「贈り物を選ぶ時にどんなことを考えているんだろう?」といった方はぜひ読んで頂ければと思いますので、参考にしてみてくださいね。男らしい上司の誕生日プレゼントに
まず初めにご紹介していくのが、男性へアセビをプレゼントした時の体験談です。先日、上司への誕生日プレゼントとしてアセビを贈りました。上司は常に私たち部下のことを考え、優しく指導してくれる方であり、感謝の気持ちを込めてアセビを選びました。 アセビは、清々しい緑色の葉っぱと美しい花が印象的で、上司のデスクの上に置くと、一層清潔感が増し、気持ちが爽やかになります。上司は、アセビをとても喜んでくださり、花言葉についても興味を持ってくださりました。献身さや誠実さを表す花言葉があることを知り、上司の人柄にぴったりだと感じました。
男性へ花束を贈ることって珍しいことかもしれませんが、意外と喜んでくれるものです。相手を思って考えたプレゼントならより嬉しいことでしょう。アセビの花言葉である「献身」を贈る相手ならば、きっと喜んでくれること間違いありません。 続いては、管理のしやすさを大事にした時の体験談をご紹介します。
アセビは育てやすいことも魅力の一つです。上司が忙しい時期でも、手入れを続けることができ、長く楽しめるプレゼントとしても最適です。また、アセビがデスクに飾られていることで、上司がいつも私たち部下のことを思い出してくれることを願っています。 アセビを贈ることで、上司に対する感謝の気持ちを伝えることができました。上司がアセビを通して、私たち部下に対する気持ちを感じてくださることを願っています。
贈り物を渡すのは瞬間的かもしれませんが、貰った側は育てていくことになります。その時に育てにくいものになってしまうと、相手にとって迷惑となるかもしれません。その点アセビは育てやすさも容易なので、忙しい相手にもおすすめのプレゼントです。
純粋な心の恋人へのプレゼントに
続いては大切な恋人へ贈った体験談です。私は、純粋な心を持った恋人へのプレゼントとして、アセビを贈りました。アセビは清潔感のある美しい花であり、その清らかな印象が、私が恋人に感じる思いと重なりました。 アセビは春の訪れを告げる花であり、新たな始まりや希望を象徴する花言葉を持っています。私たちの恋愛も、まだまだこれから先があるという希望に満ちたものであり、アセビがその気持ちを表現する最適なプレゼントとなりました。
植物のもつ清らかな印象は他の何者にも代えがたいものであります。そんな素敵なアセビは贈り物としても最適です。大切な恋人と長く付き合っていくためにも、きちんと思いを伝えることは大切です。そんな気持ちに寄り添うことができるアセビをプレゼントに選んでみたはいかがでしょうか。 続いてもアセビを恋人へ贈った時の体験談をご紹介します。
私たちの恋愛は、純粋な心から始まったものであり、互いに誠実であることが大切なものと考えています。アセビには、献身さや誠実さといった花言葉があり、私たちの恋愛にぴったりだと思いました。アセビを贈ることで、私の恋人に対する感謝と愛情を表現することができました。私たちの恋愛が、アセビのように清らかでありますように、そして私たちの希望が、アセビのように芽生え続けますようにと願っています。
気持ちを伝えることって難しいですよね。ですが気持ちを伝えることが長く付き合う秘訣でもあります。少し照れくさいですが、そんな時はアセビと一緒に気持ちを伝えましょう。アセビを贈ることで、誠実に相手と付き合っていく一助になってくれますよ。
【まとめ】アセビの花言葉とは?由来や贈り物のシーン、体験談を徹底紹介!
いかがでしたでしょうか。今回はアセビについてご紹介してきました。 アセビの特徴についてまとめると、- 日本が原産のツツジ科の植物
- アセビの和名は馬酔木で、有毒な植物
- 古くは万葉集にも登場する植物である
- アセビには気高いイメージの花言葉がある
- 「犠牲」「献身」「純粋な心」「あなたと二人で旅をしましょう」「いつもあなたと一緒に」の5つ
- ギリシャ神話に由来する怖い由来もある
- 運気の浄化作用が期待される