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皆様はミズバショウ(水芭蕉)という植物をご存知でしょうか?ミズバショウは、日本で言えば北海道などの寒冷地域に育つことの多いサトイモ科の多年草のことを言います。春が始まる季節に雪解けと共に姿を現すことから、「森の妖精」と言われているミズバショウは、白い美しい見た目の通り非常に素敵な花言葉を持っていることでも人気の植物です。 今回の記事では、ミズバショウの花言葉をメインに以下の流れでお話ししていこうと思います。
- ミズバショウ(水芭蕉)ってどんな植物なの?
- ミズバショウの花言葉を解説!怖い由来はある?ない?
- ミズバショウの花言葉にぴったりな贈り物のシーンをご紹介
- ミズバショウ花言葉の意味を込めて贈った方の体験談をシーン別にご紹介!
- まとめ
ミズバショウ(水芭蕉)ってどんな植物なの?
ミズバショウのことをご存知ない方もいらっしゃると思うので、まずはミズバショウがどんな植物なのか解明していくところから始めましょう!日本が原産地であるサトイモ科の植物
ミズバショウは日本が原産地であるサトイモ科ミズバショウ属の多年草の植物です。日本では、北海道や本州の北側、日本海側を原産地とし、寒い地域で自生する水辺に咲く植物です。5〜7月の季節に白色の苞を生やす
ミズバショウは寒い地域では、雪解け時期の春が始まった5月ごろから7月の時期に、花のように見える白い色の仏炎苞(ぶつえんほう)という苞(ほう)が開きます。これは花のように見えて実は葉が変形したもので、実際の花はミズバショウの中央にある円柱状の部分の小さな花が多数集まった花序(かじょ)と言われる部分のことを言います。 専門用語が多数出てきましたが、まとめると、5月頃に水辺に花のように見える葉っぱが咲く植物がミズバショウと覚えるとわかりやすいでしょう!似た植物に赤色の苞を生やすアンスリウムがある
実は先ほどお話しした苞(ほう)というのは、ミズバショウだけの特別な生態などではなく、似た植物にアンスリウムという赤いの苞を生やす植物もあります。そのため、珍しく思えて、実はよくある生態だったのです! しかし、アンスリウム赤い苞も同様に、苞は非常に美しい見た目をしているため、花を鑑賞するより、苞を鑑賞することを楽しむ方が多いのは、とても珍しく面白い現象と言えるでしょう。毒性があるため、触れるとかぶれることも
実はそんな美しい見た目をしているミズバショウは、葉などの汁にシュウ酸カルシウムという有害な物質が含まれており、肌に付くとかゆみや水ぶくれを起こす可能性があります。そのため注意をして触るようにした方が良く、肌が弱い方は特に手袋などをして肌と葉や汁に触れさせないようにしましょう。葉が牛の舌の形に似ていることから別名「ベコノシタ」
またミズバショウは別名「ベコノシタ」とも呼ばれています。日本では北海道などの地域ではこの呼び方で呼ばれることが多く、ミズバショウの葉の見た目が牛の舌に似ていることが由来してこの名前で呼ばれているそうです。ミズバショウの花言葉とは?花言葉の詳細も解説
ここまではミズバショウがどんな植物であるかのお話をしてきましたがいかがでしたか?ミズバショウの苞という生態や別名がお分かりいただけたかと思います。ここからは、今回の記事の本題でもあるミズバショウの花言葉について詳しくお話ししていきます。 まずは花言葉をご存知ない方もいらっしゃると思うので、まずは花言葉とは何かについてお話ししていきます!そもそも花言葉とは?
花言葉は簡単にいうと、「その植物の姿からイメージされる言葉」のことを言います。例えば想像していただきたいのが、ハート型の葉っぱをしている植物は愛や恋に関する花言葉があったり、鋭く尖った葉っぱを持つ植物は向上心ややる気などに関する花言葉がつけられることがあります。それらは、葉っぱや植物全体の姿から想像され決められていますよ。 ではミズバショウの花言葉は一体どんなものがあるのでしょうか?ミズバショウには美しいイメージの花言葉がある
ミズバショウの花言葉は2つあり、それらを一言で言うと「美しいイメージ」と言えるでしょう。ここからはそんなミズバショウの美しい花言葉2つをご紹介していきます。【美しい思い出】
1つ目の花言葉は「美しい思い出」です。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ミズバショウは昭和の流行歌「夏の思い出」にて「尾瀬高原」の風景として印象的に歌われています。今の世代の人たちが「夏の思い出」の曲を知っているのも、音楽の教科書に掲載されたからと言われています。歌詞の中のキラキラとした美しい尾瀬の記憶は、まさにミズバショウの代表的なイメージと非常にリンクしますよね。 おすすめは、美しい思い出を共有しあえる恋人や家族、親友に贈ることでしょう。まだ知り合ってまもない人にミズバショウを贈るのもいいですが、花言葉の意味を込めてお渡ししたい場合は不向きかもしれません。【変わらぬ美しさ】
2つ目の花言葉は「変わらぬ美しさ」です。美しい思い出と共に語られることの多いミズバショウは、色褪せずに美しい姿で咲き続けることから「変わらぬ美しさ」という花言葉がつけられたと言われています。 男性女性関わらず、出会った頃と変わらずに美しい人、魅力的な人に贈り物としてお渡しするのは非常におすすめです。先ほど同様に、まだ知り合って日が浅い友人や知り合いに花言葉の意味を込めてお渡ししたい場合は不向きかもしれません。色別の花言葉はない
ミズバショウは白から薄い黄色にかけての色を持つ植物であると言われていますが、それらの色別に細かく花言葉があるわけではないので、「色が違うと花言葉もあるのかな」というふうに思われていた方は安心していただければと思います。怖い由来はある?ミズバショウの花言葉の由来を知ろう
ここまではそもそも花言葉とはということと、「美しい思い出」と「変わらぬ美しさ」という素敵な花言葉があることもご紹介してきました。 お次は、よくミズバショウの花言葉について調べていると目にする、「ミズバショウの花言葉には怖い意味はあるの?」と言う噂や言い伝えについて言及していきます。実際に怖い意味があるのかないのか気になってしまいますよね。本当は怖い意味を持つのかどうか見ていきましょう。怖い由来はない
「ミズバショウの花言葉には怖い意味はあるの?」という噂をよく聞きますが、結論から言うと実はそんなことは全くありませんので安心してください!「美しい花言葉があるにも関わらず、実は怖い意味もある…」と言うのは全くの嘘ですので、不安になることは全くありませんよ!尾瀬高原の情景を歌った名曲『夏の思い出』に由来
ミズバショウの花言葉の由来は、先ほどもお話しした通り尾瀬高原の情景を歌った名曲『夏の思い出』に由来しています。夏が来ればまさに、「思い出す」方も多い日本でも定番の曲にミズバショウが登場するほどに、美しい情景と相性の良い植物です。由来している理由もよくわかりますよね。2月26日・5月3日・6月12日などの誕生花
お次は、ミズバショウの誕生花を紹介いたします。ミズバショウの誕生花は2月26日・5月3日・6月12日です。大切な方への贈り物としてにも、またご自分へのプレゼントにも最適ですよ。この時期に誕生日の友人や家族の方がいれば、ぜひプレゼントしてみることをお勧めします。ミズバショウの花言葉にあった贈り物のシーン
さて、ここまではミズバショウの花言葉について詳しく解説してきましたがいかがでしたか?ミズバショウの花言葉はまとめると、「美しい思い出」という印象を受ける言葉だったのではないでしょうか。ここからは、ミズバショウの花言葉にあった贈り物のシーンについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。思い出を作りあった友人や同僚への贈り物に
去年の夏に友人と海にいったこと、きつい時期を一緒に乗り越えて良い思い出にした同僚、そんなあなたの中にひっそりと咲く美しいミズバショウのような思い出の数々を作りあった人に、日頃の感謝を込めた贈り物としてお贈りすることは非常におすすめです。異性同性関わらず、友人や同僚であれば特に深く注意を払わずに贈っても、ミズバショウは美しい花言葉を持っているので変に勘違いをされることもないので安心してください。出会った時と変わらず今も美しい恋人や配偶者へ
出会った頃に魅了されたあの美しさのままの恋人やパートナーの方へ、「変わらぬ美しさ」という花言葉を添えてミズバショウをプレゼントするのも良いのですね!「変わらぬ美しさ」という花言葉は特に女性の方の方が喜ばれることも多い花言葉ではないでしょうか?ぜひ素直な気持ちと愛を込めてプレゼントしてみてはいかがでしょうか!毒性があるため、子供やペットがいる相手には向かない
先ほどもお話しした通り、実は美しい見た目をしているミズバショウは、葉などの汁にシュウ酸カルシウムという有害な物質が含まれており、肌に付くとかゆみや水ぶくれを起こす可能性があります。そのため子供がいる方や、ペットがいる相手の方に贈ることは少し危険なのであまりお勧めできません。しかし、注意喚起をすることや、一言前もって伝えておくなど、事前の行動をしていれば、限りなく危険なことは減らせるでしょう。花言葉の意味を込めたミズバショウの贈り物の体験談
ここまでは、ミズバショウの花言葉に最適な贈るシーンについてお話ししてきましたがいかがだったでしょうか?贈る相手の方に合わせて、花言葉を添えてお渡しすることもそうですが、相手の方に迷惑にならないように注意したほうがよいポイントもご理解いただけたのではないでしょうか! ここからは、実際に花言葉の意味を込めてミズバショウを贈った人の体験談をもとに、「どんなイメージでお渡しすればより良いのか」を具体的に見ていこうと思いますのでぜひ参考にして下さいね!仲の良い先輩の卒業お祝いに
まずは、仲の良い先輩の卒業お祝いにサプライズでミズバショウをお渡しした二人の方の体験談を見ていきましょう。先ほどもお話ししましたが、楽しかった思い出、美しい思い出を共有していた方に、サプライズで贈り物をお渡ししたいシーンにはミズバショウはピッタリです。そんな体験談ですので、今あなたが同じような境遇の方であればとても共感できるお話しになるのではないでしょうか。私は大学の頃にサークルで仲の良かった先輩の卒業祝いにミズバショウをお渡ししたことがあります。ミズバショウの花言葉は「美しい思い出」ということを知って、一緒にいたかけがえのない時間を過ごせたことに感謝したいと思いお渡しをしました。時期もミズバショウにぴったりだったのもあったし、とても喜んでくれていたことを覚えています。
高校の頃にずっと部活で好きだった先輩が卒業をするのを機に、お花を贈りたくて悩んだ末にミズバショウにして贈りました。ミズバショウの「美しい思い出」という花言葉が、私たちの部活での思い出や記憶と重なり、この意味を添えてどうしても贈りたくて。贈った時は緊張しましたが、とても喜んで受け取っていただけたので良かったです。まさに「美しい思い出」でした。
思い出がたくさんある友人の誕生日に
お次は、思い出がたくさんある友人の誕生日に、誕生日プレゼントとしてミズバショウをお渡しした二人の方の体験談を見ていきましょう。先ほどもお話ししましたが、思い出がたくさんある友人に自分の今までの思い出を一緒に作れたことに感謝の気持ちを花言葉に添えて誕生日のお祝いでプレゼントしたいシーンにも、ミズバショウはピッタリです。そんな体験談ですので、今あなたが同じような境遇の方であればとても共感できるお話しになるのではないでしょうか。小学校から大学まで同じだった友人に誕生日プレゼントでミズバショウを贈ってみました。長い期間の時間を共に過ごしたので思い出もたくさん。その思い出の数々を込めて、誕生日にお花を贈りたいと思って探したらミズバショウがヒット。すぐにミズバショウを購入後、お渡ししました。とても喜んで受け取っていただけたので良かったです。
私と私の友人は5年来の仲で、随分といろんな思い出があります。何か毎年同じような誕生日プレゼントやパーティーで終わらせたくなかったので、お花を贈りたいと持って検索したらミズバショウがヒット。ミズバショウの花言葉は「美しい思い出」ということも知って、まさにこれだと思い購入。友人に花言葉の意味を添えてお渡ししましたが、「今年が一番嬉しかった!」と言っており、私も喜ばしい限りでした。
愛する配偶者との記念日に
最後は、愛する配偶者との記念日に、お祝いのプレゼントとしてミズバショウをお渡しした二人の方の体験談を見ていきましょう。「変わらない美しさ」という花言葉を添えて、いろんな思い出を積み重ねてきた配偶者に自分の今までの思い出を一緒に作れたことに感謝の気持ちを花言葉に添えて記念日のお祝いでプレゼントしたいシーンにも、ミズバショウはピッタリです。そんな体験談ですので、今あなたが同じような境遇の方であればとても共感できるお話しになるのではないでしょうか。私の妻ともう5年の付き合いになるので、この節目に何か贈り物をしたくて。特に、「いつも綺麗でいてくれて嬉しい」ということを伝えたくて、そんな花言葉を持った花を探したらミズバショウの「変わらぬ美しさ」を見つけました。この花言葉の意味を込めてお花を購入しお渡ししました。喜んで受け取っていただけたので良かったです。とても良い思い出になりました。
私は結婚してはや10年になる奥さんに、記念日として何かを贈りたいと思い、花言葉が「変わらぬ美しさ」のミズバショウを、「出会ったころと変わらない美しさでいてくれることに感謝したい」と思い、贈りました。自分の想いを込めて花を贈ることが初めてだったので緊張しましたが、とてもいいものだなと気づけて良かったですし、とても喜んでもらえて良かったです!
【まとめ】ミズバショウの花言葉とは?由来や贈り物のシーン、体験談を紹介!
いかがだったでしょうか?ここまでのお話で、ミズバショウがどんな植物であるか、またなぜ美しいイメージの花言葉があるのかなど、今までご存じのなかった方には特に参考になるお話しだったのではないでしょうか!ご存知だった方は、より知識が深くなりましたよね。 今回の記事のポイントをまとめると、- ミズバショウは日本が原産地であるサトイモ科ミズバショウ属の多年草の植物。
- ミズバショウの花言葉は「美しい思い出」「変わらない美しさ」。
- ミズバショウの花言葉の由来は、尾瀬高原の情景を歌った名曲『夏の思い出』による。
- ミズバショウは、思い出が多い友人や、出会ったころと変わらない美しい姿でいてくれるパートナーに贈ることがおすすめのシーン。