「平和」を意味する花言葉をもつ植物とは？贈り物の体験談まで徹底紹介

本記事でご紹介する植物の花や葉には、「平和」という花言葉が付けられています。この花言葉は、言葉の通り平和を願う思いや、人々の心を癒す力が込められているとされており、非常に魅力的な植物です。また、このような植物たちの美しい花言葉は、言葉だけでは表現しにくい感情や思いを伝えるために、贈り物や装飾に思いを乗せられていると思われます。 そんな「平和」という花言葉をテーマに本記事では、

• 平和を花言葉に持つ季節ごとの植物
• 花言葉で平和を伝える贈り方
• 平和が花言葉にある植物の贈り物の体験談

について解説します。 平和というテーマにふさわしい植物たちについて学んでいただき、是非とも大切な方への贈り物として選んでください。

そもそも花言葉とは？

花言葉とは、花に特有の意味合いを持つ言葉のことを指します。花言葉は、古くから様々な文化や宗教において用いられ、花を通じて感情や思いを表現する手段として広く親しまれています。また、花の種類や色、形状などから意味が導き出され、一つの花に対して複数の花言葉が付けられていることもあります。ポジティブな花言葉が付けられている植物を贈り物として選ぶ方が多いです。

植物からイメージされる言葉がついている

花言葉には、その植物からイメージされる言葉や特徴的な意味合いが含まれています。例えば、バラの花言葉である「愛」や「美しさ」、ユリの花言葉である「純粋さ」や「高貴さ」、カスミソウの花言葉である「感謝」や「心の優しさ」などが挙げられます。これらの花言葉は、その植物が持つ色や形、香りなどから導き出され、花言葉によってその植物が持つ特徴や美しさをより一層引き立てています。

プレゼントの時の参考にされる

花言葉は、プレゼントの時に贈る花の種類を選ぶ際の参考にされることがあります。贈り物には、その花言葉に含まれる意味が込められ、相手に思いやりや感謝の気持ちを伝えることができます。例えば、誕生日や記念日に贈る花には、相手を祝福する気持ちを込めた花言葉のある花を選ぶことが多くあります。花言葉を参考にすることで、より相手にふさわしい花を選び、贈り物をより意味深いものにすることができます。

〜春〜【平和】の花言葉をもつ植物

まず初めに、春の「平和」の花言葉を持つ植物をご紹介します。春の訪れとともに美しい花を咲かせ、心を癒し、平和や希望を象徴する花言葉となっています。

ニガヨモギ

初めに、ニガヨモギの花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

ニガヨモギの基本情報

科名/属名	キク科ヨモギ属
学名	Artemisia absinthium
和名	ニガヨモギ
原産地	ヨーロッパ

ニガヨモギは7〜9月になると、白い小さな花を咲かせます。ニガヨモギは、一般的には野草として見られることが多いですが、古くから薬草として利用され、現在でも健康に良いとされる成分が含まれているため、サプリメントや健康食品などにも利用されています。 また、ニガヨモギは、抗菌作用があり、薬用として利用されることが多いです。また、香りが強く、殺虫剤としても利用されることがあります。その他にも、抗炎症作用、血糖値を下げる作用、血圧を下げる作用などがあるとされています。

ニガヨモギの花言葉は【平和】【冗談】

平和は、戦争や紛争がなく、人々が調和のとれた生活を送ることを指します。そのため、ニガヨモギが健康や癒しの象徴として、平和な社会を築く上で重要な役割を果たすと捉えることもできます。冗談の語源としては、「ニガヨモギで苦い顔をしないように、平和な世界を作りましょう」というものがあります。この冗談は、ニガヨモギが非常に苦い香りを持つことから派生したもので、平和に対する願いをユーモアを交えて表現したものです。

6月7日・7月26日の誕生花

6月7日・7月26日の誕生花としてニガヨモギが指定されています。ニガヨモギには、消化不良や胃痛、風邪などに効果があるとされ、古くから薬草として利用されてきました。また、ニガヨモギは、粽（ちまき）の材料としても知られており、端午の節句には欠かせない食材のひとつとなっています。そのため、誕生花として指定することで、そのようなニガヨモギの魅力を広く知ってもらうことを目的としています。

〜夏〜【平和】の花言葉をもつ植物

暑い夏の季節に涼しげで美しい花を咲かせる植物であり、「平和」という花言葉を持つため、贈り物や庭園などで人気があります。以下でご紹介します。

オリーブ

ここではオリーブの花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

オリーブの基本情報

科名/属名	モクセイ科オリーブ属
学名	Olea europaea
和名	オリーブ
原産地	地中海沿岸、アフリカ北岸一帯

オリーブは、世界的に食用にされる他、オリーブオイルの原料としても重要な樹木です。また、オリーブの葉は、美容や健康に良いとされ、健康食品や化粧品の原料としても使用されています。 暑さにも乾燥にも強く、管理も比較的簡単な植物です。日当たりがよく風通しの良い場所で、水はけの良い土壌で育てるとよいでしょう。また、霜に弱いため、寒さが厳しい地域では室内で管理するか、冬季は寒冷地での栽培は避けるようにしましょう。

オリーブの花言葉は【平和】【知恵】

オリーブの花言葉は、「平和」や「知恵」などです。オリーブの葉が神話や聖書に登場することもあり、古くから祈りや平和を願う象徴的な樹木として親しまれてきました。また、知恵はギリシャ神話から伝わっていると言われています。古くから伝わる神話や物語、そしてオリーブの樹齢が長いといった特徴から、今ではシンボルツリーとして植えられることが多いです。

5月26日の誕生花

オリーブは5月26日の誕生花として指定されています。花が5~6月頃に咲き、色は白～黄白色で、キンモクセイのように小さなかわいらしい花びらをたくさんつけますので、時期的にもピッタリでしょう。開花時期が短くあっという間に散ってしまうのも風情があって良いです。

タンジー

次にタンジーの花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

タンジーの基本情報

科名/属名	キク科ヨモギギク属
学名	Tanacetum vulgare
和名	ヨモギギク
原産地	ヨーロッパ、アジア

タンジーは、キク科の多年草で、茎は直立し、葉は深く切れ込んでいます。花期は夏から秋にかけてで、黄色い小さな花を多数咲かせます。原産地はヨーロッパやアジアで、世界中で観賞用やハーブとして栽培されています。また、タンジーには独特の香りがあり、殺虫剤や防虫剤としての利用もされています。

タンジーの花言葉は【平和】【夫人の美徳】

「虫がつく」、「悪い虫がつく」という表現があります。これらは特に女性に良し悪しにかかわらず恋人ができたことを表す婉曲表現です。タンジーは虫を寄せ付けない花ですので、悪い虫を寄せ付けないことが「婦人の美徳」ということでこの言葉がついたそうです。

8月12日・11月7日の誕生花

タンジーの花は夏から秋に黄色くて丸い花（直径1cmほど）を咲かせ、葉は深緑色で切れ込みがあります。甘さと苦さが混ざったような独特な強い芳香のあるハーブとなっています。花の咲く時期と誕生花が一致しているためピッタリでしょう。

黄色のバラ（薔薇）

次に黄色のバラ（薔薇）の花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

バラの基本情報

科名/属名	バラ科バラ属
学名	Rosa
和名	バラ
原産地	チベット周辺、中国の雲南省からミャンマー

バラ（薔薇）はバラ科の落葉低木で、日本も含めた世界中で栽培されている花の一つです。花の色や形、香りによって多くの品種が存在し、その美しさから庭園や公園などでよく見かけられます。主に5月から6月にかけて咲き、切り花やアロマオイル、化粧品などにも利用されています。また、薔薇にはいくつかの種類があり、ティーローズやフロリバンダなどが有名です。

黄色のバラの花言葉は【友情】【嫉妬】【愛情の薄らぎ】

黄色のバラの花言葉は「友情」「嫉妬」「愛情の薄らぎ」とされています。「友情」がつけられたのは、黄色に優しさや愛情、思いやりを表す効果があり、それが由来となり友情を表す花言葉になっています。 また、「嫉妬」に関しては、黄色いバラに付けられています。花言葉として使う場合には相手に誤解を与える可能性があるため、注意が必要です。花言葉以外にも、明るく陽気なイメージや友情を表す場合もあるため、花言葉だけでなく色や形、香りなどを含めてバラを贈る場合には、相手の好みや関係性に応じて選ぶことが大切です。

6月7日・9月23日などの誕生花

バラの誕生花は6月7日、9月23日です。6月に咲くバラは、初夏の陽気に包まれ、鮮やかな花色で庭や公園などで美しい姿を見せてくれます。また、新緑が美しい季節であり、梅雨の時期でもあるため、バラの美しい色合いが雨を彩る様子が見られることから、薔薇は結婚式の花としてもよく使われます。

ラベンダー

次にラベンダーの花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

ラベンダーの基本情報

科名/属名	シソ科ラヴァンドラ属
学名	lavandula
和名	薫り草
原産地	地中海沿岸、インド、カナリア諸島、北アフリカ、中東

ラベンダーは、シソ科の多年草で、地中海沿岸を中心に分布しています。和名は「薫り草（かおりぐさ）」と言い、その名の通り独特の香りがあります。茎は四角形で細長く、葉は灰緑色で細長く鋭くとがっています。花びらは青紫色をしており、穂状に咲きます。古くから香料や薬用として使われており、現在でもアロマテラピーなどに利用されています。また、庭園の植物としても人気があります。

ラベンダーの花言葉は【沈黙】【あなたを待っています】

ラベンダーの花言葉には、「沈黙」や「あなたを待っています」があります。青紫色の美しい花姿と、独特の香りから、静かで穏やかなイメージを持たれることが多く、それが「沈黙」の花言葉に由来していると考えられています。また、「あなたを待っています」という花言葉は、ラベンダーの花が長い間咲き続けることから、愛や希望を込めたメッセージとして贈られることがあります。

7月5日・7月10日・12月3日の誕生花

ラベンダーの誕生花は、7月5日と7月10日、12月3日です。ラベンダーは、南欧や地中海沿岸を原産とする植物で、夏に美しい青紫色の花を咲かせます。その爽やかな香りは、リラックス効果があるとされ、アロマテラピーにも使われています。7月に誕生日を迎える方には、ラベンダーを贈るのも素敵なアイデアです。

〜秋〜【平和】の花言葉をもつ植物

秋に咲く、平和の花言葉をもつ植物としては、以下の植物があります。秋は花が少なくなる時期ではありますが、その中で咲く花を楽しみましょう。

コスモス

コスモスの花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

コスモスの基本情報

科名/属名	キク科コスモス属
学名	Cosmos Cav.
和名	コスモス属
原産地	熱帯アメリカ原産

コスモスは、キク科の一年草で、花の直径は約5cm程度あります。分布としては、主にメキシコからアメリカ合衆国南部にかけて分布しています。日本では、夏から秋にかけて咲き、秋の七草の一つとしても知られています。また、観賞用としても広く栽培されています。

コスモスの花言葉は【調和】【謙虚】【乙女の純真】

コスモスの花言葉には「調和」「謙虚」「乙女の純真」などがあります。調和の花言葉は、花の美しさが混沌とした世界に調和をもたらすような意味が込められています。また、謙虚の花言葉は、地に足がついて謙虚な心を持つことの美徳を表しています。乙女の純真の花言葉は、純真な気持ちを持つ女性の象徴として贈られることもあります。

9月27日・10月5日などの誕生花

9月27日生まれの人の誕生花がコスモスの場合、花言葉の「調和」を表現した花束やアレンジメントがぴったりです。10月5日生まれの人の誕生花も同じくコスモスです。10月生まれの誕生花としても有名で、10月の誕生石であるオパールと合わせて贈られることもあります。コスモスの花言葉「謙虚」は、控えめで礼儀正しく、周りに気を配る人にぴったりの花言葉です。

〜冬〜【平和】の花言葉をもつ植物

冬に咲く、平和の花言葉をもつ植物としては、以下の植物があります。冬は花がほとんど咲かない季節ですので貴重な存在です。

デイジー

最後に、デイジーの花言葉や基本情報、特徴をご紹介します。

デイジーの基本情報

科名/属名	キク科キク属
学名	Bellis perennis
和名	キク
原産地	ヨーロッパおよび地中海沿岸

デイジーはキク科の多年草で、北アメリカやヨーロッパ原産の花です。花色は白、ピンク、黄色、赤など多彩で、花弁の中心部に黄色や黒い目があります。夏から秋にかけて開花し、観賞用や切り花に利用されます。また、薬用にも使われ、鎮痛作用や消炎作用があるとされています。

デイジーの花言葉は【希望】【平和】【美人】【純潔】

デイジーの花言葉には、希望や平和を象徴する「希望」や「平和」、美人や純潔を表す「美人」や「純潔」などがあります。また、友情や感謝を表す花言葉としても知られています。デイジーは明るく爽やかな印象があり、人々に幸せや希望を与える花として親しまれています。

2月15日・3月6日の誕生花

2月15日と3月6日の誕生花であるデイジーは、希望や平和、純潔を表す花言葉を持ち、明るく元気な印象を与えます。白やピンク、黄色などの色合いがあり、親しみやすい雰囲気があります。また、美人を意味する花言葉もあるため、愛らしさや魅力を感じさせます。花径が小さく、コンパクトな形状なので、2月や3月の鉢植えやガーデニングにも適しています。

花言葉で【平和】を伝える贈り方

ただの花を贈るだけでなく、付加価値をつけることで、平和への思いをより強く伝えることができます。以下でご紹介します。

似たような花言葉をもつ花と一緒に花束

花言葉で平和を伝える贈り方として、花束を贈る方法があります。例えば、オリーブの花言葉である「平和」を伝えたい場合は、オリーブの枝を含めた花束を贈ると良いでしょう。また、バラの花言葉である「友情」や「愛情の薄らぎ」といった言葉も、花束に加えることでより深い意味を持たせることができます。

置きやすいように鉢植え

鉢植えを贈る場合、平和を象徴する花の種類や色を選んで贈ると良いでしょう。例えば、オリーブの鉢植えやラベンダーの鉢植えなどは、平和を象徴する花言葉を持っているため、相手に平和を願う気持ちを伝えることができます。また、花言葉の中には「思いやり」「優しさ」といった穏やかで和やかな気持ちを表現するものもありますので、相手に心地よい気持ちを与えることができます。

種類によってはドライフラワー

ドライフラワーも花言葉を伝える贈り物として人気があります。ドライフラワーは生花よりも長く楽しめることができ、飾り方も自由自在です。平和の花言葉をもつ花や、平和を象徴する花をドライフラワーにして贈ると良いでしょう。また、ドライフラワーには花の色が褪せてしまうという弱点がありますが、その色あせた姿も、人生の移り変わりを象徴するものとして、深い意味を持つとされています。

花言葉が【平和】である植物の贈り物の体験談

ここまでは、平和の花言葉を持つ植物をご紹介しました。ここからは、実際に花言葉の意味を込めて植物を贈った人の体験談をもとに、「どんなイメージでお渡しすればより良いのか」を具体的に見ていきます。

これからも平和に過ごしたい人に

まずは、これからも平和に過ごしたい人に贈ったエピソードになります。 戦争を実際に体験したからこそ、この方にはぴったりの贈り物だと思います。平和を願う気持ちは皆が共通していると認識でき、嬉しい贈り物となったことでしょう。 昨今の情勢的にも世界中が平和になることを誰もが望んでいます。結婚式という場面でも思いの込めた花束は効果的でした。

結婚したばかりの兄弟への結婚祝いに

次に、結婚したばかりの兄弟への結婚祝いに贈ったエピソードになります。 兄弟へ平和という花言葉を込めたプレゼントをするとはセンスが良いですね。バラをいただいて嬉しくない人はいませんので、このプレゼントをきっかけに今後も末長く仲良くしてほしいです。 素晴らしいエピソードで見習うべき兄弟ですね。兄弟の存在は一生大切にしてほしいと願ってしまいますし、我々も大切にするべきだと再確認できました。

友人の誕生日プレゼントに贈った

最後に、友人の誕生日プレゼントに贈った方のエピソードを紹介します。 昔の戦争や歴史に興味のある方にとって良いプレゼントとなったことだと思います。相手に思いを伝えることはもちろん、自分もプレゼントを通じて学びを経たという点が今回のポイントでした。 自分の興味関心を親しい友人に共有したいと思う気持ちが伝わったのではないでしょうか。自分の思いと友人の思いを共有することで新たな学びを得ることもあるでしょう。

【まとめ】「平和」を意味する花言葉をもつ植物とは？贈り物の体験談まで徹底紹介

いかがだったでしょうか？ここまでのお話で、平和を花言葉に持つ植物が何か、またなぜ美しいイメージの花言葉があるのかなど、今までご存じのなかった方には特に参考になるお話しだったのではないでしょうか。ご存知だった方は、より知識が深くなりましたよね。 今回の記事のポイントをまとめると、

• 「平和」という花言葉は言葉の通り、平和を願う思いや人々の心を癒す力が込められているとされており、非常に魅力的な植物。
• 平和を花言葉に持つ植物は季節ごとに存在する。春はニガヨモギ、夏はオリーブ・タンジー・バラ・ラベンダー、秋はコスモス、冬はデイジー。
• 平和を伝える贈り方として、花束・鉢植え・ドライフラワーがある。

になります。 平和の花言葉の意味を込めて贈り物をする場合は、多くの思い出を共有している友人や家族、配偶者の方に贈るシーンが素敵です。ぜひプレゼントしてみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。