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"皆さまはアグラオネマという観葉植物を知っていますか?アグラオネマはどこか熱帯の雰囲気を漂わせる南国なイメージで人気の観葉植物です。日陰での栽培にも適しており、初心者さんにも育てやすいため、初めての観葉植物として人気があります。
しかし、実際にアグラオネマの正しい育て方を知らないとうまく育たないことや、寒さ管理を徹底しないと越冬できないといったことも起こってしまいます。そういったトラブルを極力減らして健康にアグラオネマを育てたい方のために、この記事では、基本的なアグラオネマの育て方を以下の流れで解説していきます。
- アグラオネマはどんな観葉植物なの?花言葉や風水を解説
- アグラオネマの育て方のポイント①:置き場所と温度とは
- アグラオネマの育て方のポイント②:水やりとは
- アグラオネマの育て方のポイント③:肥料とは
- アグラオネマを枯らさずに冬越しする育て方を解説
- アグラオネマが成長したらするべき植え替えを解説
- アグラオネマが成長したらするべき剪定を解説
- さらにアグラオネマを大きくする方法とは?3種類の方法をご紹介
- まとめ
アグラオネマとはどんな観葉植物なの?
それではまずは、アグラオネマの育て方をご紹介する前に、アグラオネマがどんな特徴を持った魅力的な観葉植物であるかをお話ししていきます。アグラオネマの葉っぱには模様がついていることや、どんな品種の観葉植物なのか、またアグラオネマの花言葉や風水についてもお話ししていきます。葉っぱの色がとても可愛い
アグラオネマは中国南部やインド、東南アジアなどの熱帯を原産としたサトイモ科の観葉植物です。その種類は約50品種以上もあると言われており、豊富な品種はアグラオネマの魅力に深みを与えます。サトイモ科の観葉植物で人気なものはモンステラなどがありますが、近しい温かみも感じます。 またアグラオネマの葉っぱの特徴は非常に可愛らしいことで有名です。その模様はどこか明細のように見え、ジャングルや南国、大自然を彷彿とさせるような見た目をしていてインテリアにも非常に合いやすいおしゃれな見た目です。おしゃれな模様を活かしたアジアンテイストのインテリアや、無骨なインテリアにも合いやすい観葉植物として人気もあります。アグラオネマの花言葉
続いてはアグラオネマの花言葉をご紹介します。アグラオネマの花言葉には以下の2つがよく知られており、特に美しい花言葉なので贈り物として大切な方に贈ると大変喜ばれるものです。それではアグラオネマの花言葉の意味を解説していきます。青春の輝き
アグラオネマの鮮やかな緑の葉っぱと模様は、若々しさと輝きを彷彿とさせます。この植物を見ると、青春時代の躍動感や活力を想起させることがあることで、このような花言葉がつけられたかもしれないと想像ができます。そのため、「青春の輝き」という花言葉がぴったりな植物です。アグラオネマは、その美しい葉っぱで部屋を明るくし、生活空間に活気をもたらします。スマート
アグラオネマはその見た目から洗練された美しさを持つ植物としても人気があります。その葉っぱの模様や質感は、スマートさとエレガンスを表現しています。この植物は、繊細な葉とスマートな葉姿を持つことから、「スマート」や「エレガント」な印象を与える花言葉と関連づけることができます。アグラオネマは、上品な雰囲気を持つ部屋やオフィスの装飾とも相性がよく、その存在感はまさにスマートです。アグラオネマの風水効果
続いてはアグラオネマの風水効果についてお話ししていきます。アグラオネマは以下の2つの風水効果があると信じられており、特に人気の風水効果を期待することもできますよ。それでは、アグラオネマの風水効果について解説していきます。仕事運
アグラオネマは、風水では「職場での成功」や「仕事運の向上」の風水効果があるとされています。その美しい緑色の葉っぱは、繁栄と成長を意味し、仕事環境でのポジティブなエネルギーをもたらすと信じられています。この植物をオフィスや仕事場に飾ることで、仕事での成功やキャリアの発展を促進すると言われています。またアグラオネマは、ストレスを軽減し、クリエイティブなアイデアを引き寄せるのにも役立つと言われています。金運
金運を高めるための風水の観点でも、アグラオネマの葉っぱが、豊かさや金運をアップするものとされています。アグラオネマは、家庭や事業の経営状況を改善し、お金を引き寄せるのに役立つと信じられています。金運を向上させたい場合には、アグラオネマがおすすめの観葉植物です。アグラオネマの育て方のポイント①:置き場所と温度
続いては、この記事の本題でもあるアグラオネマの育て方のポイントを解説していきます。アグラオネマの育て方は3つのポイントがあり、ここでは初めに置き場所と温度について解説をしていきます。どんな置き場所で育てるのがいいのか、また何度くらいで栽培することが適しているのかをここではお話ししていきます。室内で育てることがおすすめ
結論から言うと、アグラオネマの置き場所は室内で育てることがおすすめです。特にアグラオネマは屋外で直射日光にさらすと葉っぱが傷見やすく、最悪の場合葉焼けを起こしてしまうことがあるため、室内で育てることをお勧めします。室内であっても、風通しの良い場所や窓際に置くことで、充分な明るもを確保できます。明るい場所の方が元気に育ち、暑さには比較的強い品種
アグラオネマは明るい場所を好む植物です。明るい光があると、葉っぱがより美しく成長し、元気に生育できます。また、熱帯が原産地であることからも非常に暑さに強く、耐暑性もありまし。しかし、直射日光には注意してください。直射日光にさらすと、葉っぱが葉焼けてしまう可能性があります。部屋の中の明るい場所や窓辺に置くと、理想的な生育環境で栽培することができます。最低でも10度をキープすること
また、アグラオネマは非常に寒さに弱いため、冷風には注意をし、最低でも10℃以上の温度を保つようにしましょう。冷暖房の季節には、窓際に置く場合など、窓からの寒風を防ぐことが大切です。冷暖房設備を適切に調整し、安定した温度環境で満たすことで、アグラオネマは元気に成長します。アグラオネマの育て方のポイント②:水やり
続いてのアグラオネマの育て方のポイントは水やりになります。アグラオネマの育て方のポイントにおいての水やりは、基本的な観葉植物の水やりと同じで難しい訳ではありません。そのため、初心者さんにもわかりやすいので、ポイントを押さえて水やりを行うようにしましょう。春〜秋の時期:土の表面が乾いてからたっぷりと水をやる
春から秋にかけての成長期には、アグラオネマの根っこが活発に水分を吸収し成長します。土の表面が乾燥したら、鉢土全体にたっぷりと水を与えてください。水を与える際は、鉢底から十分に水が排水されることを確認し、根腐れを防ぐために余分な水を捨ててください。水やりの際、水が鉢底にたまらないように気をつけましょう。冬の時期:土の表面が乾いてから2~3日後に水をやる
冬時期はアグラオネマの成長が鈍くなるため、水やりの頻度を減らす必要があります。土の表面が乾燥してから2~3日後に、少量の水を与える程度で十分です。過剰な水やりは根腐れのリスクを高めますので、慎重に行いましょう。アグラオネマの育て方のポイント③:肥料
最後のアグラオネマの育て方のポイントは肥料になります。アグラオネマの育て方のポイントにおいての肥料は、肥料を与える時期と肥料の種類が重要になります。しっかりと時期を見極め、どの種類の肥料を与えるかを意識して肥料を与えるようにしましょう。肥料を与える時期
アグラオネマへの肥料を与える時期の基準は、暖かい時期の成長期に合わせて行うのが理想的です。基本的に、アグラオネマは春から夏にかけての成長期に多くの栄養を必要とします。そのため、春から夏にかけて月に1〜2回の頻度で肥料を与えることをおすすめします。冬は成長が鈍るため、肥料の与える頻度を減らすか、完全に止めることがポイントです。肥料の種類
また、本来肥料は2種類の肥料があります。有機質肥料と無機質肥料とがあって、一方の有機質肥料には自然本来の骨や鳥のフン、魚粉などがあります。自然由来であるため、時間をかけて効く緩効性肥料と言われるものになります。一方の無機質肥料はさまざまな鉱石を集めて分解したものになります。自然の成分がないため、においや害虫も発生しにくく微生物による影響も受けません。そのため、効きは即効性があるものになります。 そのため、アグラオネマは緩やかに効く特徴と即効性のあるバランスの取れた緩効性化成肥料がおすすめです。アグラオネマを枯らさずに冬越しする方法
続いては、アグラオネマを枯らさずに冬越しする方法を解説していきます。アグラオネマはとても寒さに弱い観葉植物なので、越冬をするにも少しのコツが必要です。どのようなことに意識した育て方をすることで越冬ができるのかをここからはお話ししていきます。アグラオネマはとても寒さに弱い観葉植物
結論からお伝えすると、病気にならないようにするためにも冬場はアグラオネマを室内で育てることをおすすめします。この植物は寒さに非常に弱い観葉植物で、低温が葉っぱや根にダメージを与えると病気になり越冬ができなくなる可能性があります。また害虫に栄養を吸われて元気がないこともあるので、特に冬の管理には注意が要ります。冬場は室内で温度が安定している場所に置くこと
そのため、室内では温度が安定している場所を選び、寒い風から守りましょう。通常、アグラオネマは最低で10℃以上の温度を保つ必要があります。このため、暖房が必要な場合には、室温を適切に調整してください。窓際には置かない方が良い
冬季の窓際にアグラオネマを置くことは避けるべきです。窓際に置くと、夜間の寒冷な気温や冷たい窓ガラスからの冷却に耐えられず、植物に冷害を引き起こす可能性が高まります。室内の温かい場所、特に暖房の効いた場所が最適です。 アグラオネマは、適切な環境で冬を過ごすことで、春に健康的な成長を再開し、美しい葉っぱを咲かせることができます。越冬中も上記で解説した水やりのやり方に習って適切な水やりを行い、必要に応じて葉っぱの手入れを行うことで、アグラオネマを健やかに保つことができます。【成長したらすること】植え替え
続いては、アグラオネマが成長したらするべき植え替えについてお話ししていきます。アグラオネマは植え替えを定期的に行わないと用土自体の新鮮度も下がり水はけも悪くなり、根詰まりや根腐れといった病気にもつながります。そのため、ここからはそんな植え替えのタイミングと時期、植え替えをする方法をお話ししていきます。植え替えをするタイミング:1年〜2年に1回
アグラオネマの植え替えは、1年から2年に1回の頻度で行います。成長が速い場合や根が鉢から明らかに出ていることを確認できる場合は植え替えのタイミングを早めることもあります。植え替えは植物が成長期に入る頃に行うのが理想的です。植え替えをする時期:5~7月頃
アグラオネマの植え替えは、春から初夏(5月から7月頃)が最適な時期になります。この時期はアグラオネマの成長が活発になり、根っこの成長も進むため、新しい鉢に適応しやすくなります。冬真っ只中や極端な暑さを避けて行うのが重要です。植え替えする方法
アグラオネマの植え替え手順は以下になります。- 古い鉢からアグラオネマを根を傷つけないように取り出します。
- 根が詰まっていた場合、用土を取り除きます。健康な根だけを残しましょう。
- 新しい鉢を用意し、鉢底に鉢底石と鉢底ネットを敷きます。
- 新しい鉢に適切な量の土を入れます。
- アグラオネマを新しい鉢に入れ、周りに残りの土を追加して根を覆います。根部が表面に出ないように気を付けましょう。
- 軽く水を与え、新しい鉢に植えつけられたアグラオネマが安定するまで日陰で管理し完成です。
【成長したらすること】アグラオネマの剪定
続いても同様にグラオネマが成長したらするべき剪定を解説していきます。剪定の時期となぜ剪定が必要なのかを解説します。剪定をする時期:成長期の5~7月頃
アグラオネマの剪定は、成長期の5月から7月頃が最適です。この時期は植物が活発に成長し、新しい葉を展開するため、剪定後に新しい葉が早く出てきます。葉が混みあってきて風通しが悪くなってきたときなどは邪魔な葉を剪定
アグラオネマの剪定は葉っぱが密集し、風通しが悪くなってきた場合、剪定は非常に重要です。密生した葉を整理することで、植物の健康を促進し、美しい外観を維持できます。さらにアグラオネマを大きくする方法
最後はさらにアグラオネマを大きくする方法について解説していきます。ここまでご紹介した育て方をきちんと行うとちゃんと大きくなりますが、さらに大きくするには以下の「株分け」「挿し木」「葉挿し」をご紹介します。株分け
株分けは一つの株を複数に分けて行う大きくする増やし方です。しっかりと成熟した株でないとすることのできない増やし方であるため、小さいうちは以下の方法で大きくするのがおすすめです。挿し木
挿し木は剪定時にでた茎や、挿し木用にして切った茎を土に挿して発根させ、それを土に植え替えで大きくする方法です。一本からできるので株は小さめでもよく、簡単に大きくすることもできます。葉挿し
葉挿しはその名前の通り葉っぱを土に挿して発根をまち、大きする育て方です。この方法は複数の葉っぱを同時に大きくすることができるので効率が良く、楽というメリットはあるものの、大きくなるのに時間がかかることがネックになる育て方です。【まとめ】アグラオネマの育て方を徹底解説!基本情報から成長した時にすることまで
いかがだったでしょうか?アグラオネマの基本的な育て方が明確になったのではないでしょうか? 今回の記事のポイントは以下になります。- アグラオネマは中国南部やインド、東南アジアなどの熱帯を原産としたサトイモ科の観葉植物
- アグラオネマの置き場所は室内で育てることがおすすめ
- アグラオネマは明るい場所を好む植物で、冬場は最低でも10度をキープすること
- 春から秋にかけての成長期には土の表面が乾いてからたっぷりと水をやり、冬時期は土の表面が乾いてから2~3日後に水をやる
- アグラオネマはとても寒さに弱い観葉植物なので、冬場は室内で温度が安定している場所に置くこと
- アグラオネマの剪定は葉が混みあってきて風通しが悪くなってきたときなどにする
- さらに大きくするには「株分け」「挿し木」「葉挿し」の方法がある