カスミソウの育て方を紹介!苗の植え方や日々のケア方法まで

カスミソウの育て方
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目次

花束を購入する際、いつも見かける白やピンクの小花、それがカスミソウです。切り花としても一年中流通していて、ドライフラワーにもしやすい花として人気があるカスミソウですが、実際に育て方となると、どう育てればいいんだろう・・・と戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。 そこでこの記事では
  • カスミソウの基本情報と花言葉
  • 育て方のポイント①:栽培場所
  • 育て方のポイント②:水やり
  • 育て方のポイント③:土
  • 育て方のポイント④:肥料
  • 植え付けと増やし方
  • つきやすい虫、かかりやすい病気
についてくわしくご紹介いたします。園芸が初めてという方にも育てやすいポイントをまとめていますのでぜひ最後までお読みください。

カスミソウはどんなお花なの?

カスミソウはどんなお花なの?
まずはカスミソウの基本情報について理解を深めましょう。インテリアグリーンをはじめ、ガーデニングをする上で大切なのはどんな植物なのかを知ること。原産地や植生、好む日当たりや置き場所を知ることで、育て方の基本がわかってきますよ。それでは、カスミソウがどんなお花なのか一つずつ見ていきましょう。

花びらがとても小さいが、とても可愛い!

細い茎がいくえにも伸びた先に、ふわふわと綿毛のように小さい白い花が咲く姿は、カスミソウの最大の魅力のひとつですね。かすみ草という和名の由来は、満開を迎えたカスミソウがのように見えることから名付けられたました。たしかにとてもたくさんの花を咲かせる様子は霞のようです。 また一つの花をよく見てみると、八重の品種は花弁がたくさんレースのように重なっているんですよ。とても可愛らしいお花です。

一年草としてよく知られている

私たちがよく見かけるカスミソウは一年草タイプで、5月~7月に開花時期を迎えます。「パニクラータ種」という品種もあり一年中お花屋さんでその姿を見ることが出来ます。一年草の他に、宿根草タイプのカスミソウもありますよ。原種は背丈が1m以上に育つものもある一方、花壇や鉢植え、プランター向けに矮小品種も増えています。 それだけみなさんに愛される花だということかもしれませんね。

カスミソウの基本情報

科・属名 ナデシコ科・ジプソフィラ属
原産地 アジア、ヨーロッパ一帯
開花時期 5月~7月
花の色 白、ピンク
別名 Gypsophila
カスミソウ(かすみ草)は耐寒性に強く耐暑性に弱いナデシコ科の草花です。コーカサス地方を原産とし、日本に入ってきたのは大正初期。今ではブーケや切り花に定番の花となり、園芸品種も多く出回っています。ふわふわとした白やピンクの花を咲かせるほか、着色したものもよく見かけます。 学名であるGypsophilaは、石炭質の土を好むことからギリシャ語で”石膏”を意味する「Gypsos」と”愛する”を意味する「Philos」が語源とされています。カスミソウはあまり水分量が多くない植物ですから、初心者さんでも簡単にドライフラワーとして楽しめますよ。

カスミソウの花言葉

カスミソウの花言葉は、【清らかな心】、【無邪気】、【幸福】、【感謝】、【親切】の5つです。花言葉は花の咲く様子や性質、色などから付けられることが多く、逸話などから連想された花言葉もあります。可憐でかわいいカスミソウの花言葉を一つずつ解説しますので、プレゼントや毎日の暮らしに取り入れてみてくださいね。

清らかな心

「清らかな心」という花言葉は、花姿から名づけられました。カスミソウはナデシコ科の花の中でも特に控えめな花姿で、カスミソウだけでも可憐なイメージを連想します。しかし本当にすごいのは他の花と合わせた時に、全体をふわっとまとめてしまう「引き立てる美しさ」を持つことです。

無邪気

「無邪気」という花言葉は、カスミソウの英名「Baby’s breath(赤ちゃんの吐息)」から連想されています赤ちゃんの吐息のように小さく無邪気な存在、そう思うとカスミソウがさらに可愛らしく見えてきますね。ただプレゼントとしてこの花言葉を贈る場合は、誤解されないようメッセージカードを添えるといいでしょう。

幸福

「幸福」という花言葉はいろんな花にもつけられている言葉ですが、カスミソウにもついているんですよ。ふわふわとした小花が群生している景色は、嫌なことや悲しいことを忘れさせてくれる美しさです。今はつらくてもきっと幸福が訪れますよというメッセージかもしれませんね。

感謝

感謝」という花言葉は大正初期に伝来し、花束を渡す習慣が定着したからかもしれません。日頃の感謝を花束へ込めて大切な友人、知人、恩師へ贈る・・・。他の花を引き立てる美しさがあるカスミソウは、切り花の定番。母の日や卒業、就職祝いなど、どんなシーンにも、カスミソウは感謝の気持ちを運んでくれる存在です。

親切

「親切」は、自分を主張せずまわりの花を引き立てる奥ゆかしさからつけられた花言葉です。誰かのために、または自分のために優しくなるというのは案外難しいけれど、とても大切なことですよね。日常のストレスや疲れが溜まった時、主張せずそっと寄り添うカスミソウを眺めれば、相手にも、そして自分にも親切にしようと思えるかもしれませんよ。

関連記事:カスミソウの花言葉|色別の花言葉や由来、怖い意味を徹底解説!

苗の植え方は2種類ある

苗の植え方は2種類ある
次に具体的な育て方について、確認していきましょう。カスミソウを自宅で育てる場合、地植えと鉢植え(プランターの育て方)の2種類方法がありますよ。矮小品種であれば室内で育てることもできますが、背丈が1mにもなる高性品種もありますので、地植えにするか鉢植えで育てるか再確認してから、園芸店やホームセンターで苗を買いましょう。 購入のポイントは、茎がしっかりとして、下葉がきれいな苗を選びましょう

地植え

地植えにするスペースがあるのなら、毎年決まった場所で楽しめる宿根草タイプがおすすめです。あとでくわしく解説しますが、カスミソウは移植を嫌います植え替えしなくて済むようにある程度スペースを確保しておくか、一年草で育ててお庭の様子を見ながら植える場所を変えて風景を楽しむか。ご自分に合った育て方でカスミソウを楽しみたいですね。

鉢植え(プランター)

カスミソウを鉢植えで育てる場合、矮小品種を選ぶことをおすすめします。高性品種だとどうしても倒れないための支柱が必要になりますが、茎があまり伸びないものであれば支柱をせず気軽にカスミソウを楽しむことができます。また鉢植えで育てる時、水やりをし過ぎないよう注意が必要です。

カスミソウの育て方のポイント①:栽培場所

カスミソウの育て方のポイント①:栽培場所
どんな苗を購入するか決まったところで、具体的な育て方のポイントをご紹介いたします。まずは先ほども軽く触れた栽培場所です。地植え、鉢植えどちらで育てる場合でも、栽培場所は植物にとって日当たりや風通しなど、とても大切な点。読み進めながら、カスミソウにとって過ごしやすい場所を探してみてくださいね。

気温が涼しく、日当たりの良い明るい日陰が良い

カスミソウは耐暑性に弱い植物なので、気温が高くなり過ぎず、日当たりの適度に良い明るい日で栽培してください。これは高温多湿でカスミソウを弱るのを避けるためです。特に気温が上がりやすく、じめじめしやすい夏場や梅雨の時期は、カスミソウにとって苦手な時期。地植えの場合は周囲の除草をしたり、不要な茎を間引いたりしましょう。

夏場や梅雨の時期は室内に移動させること

鉢植え育てのカスミソウは、夏場や梅雨の時期は室外から室内へ移動させましょう。室内へ移動しても置き場所には要注意。エアコンの風が直接当たらない、レース越しに日光が当たる明るい日陰の場所へ置くようにしましょう。矮小品種は密集して育ちやすいので、あまり多い場合は弱剪定するといいですよ。

かすみ草は1日に12時間以上は日の光を浴びないと、花が咲かないことがある

かすみ草はいわゆる長日植物と言われています。長日植物は、花を咲かせるため1日のうち12時間以上日光が必要なのです。しかし日光が必要だからといって、直射日光が当たる場所へ置くのは避けてください。高温になりやすい日なたは、株が弱りやすく枯れてしまうからです。

カスミソウの育て方のポイント②:水やり

次の育て方のポイントは、ずばり水やり。先ほど少しお話したように多湿を嫌うカスミソウは、乾いた環境を好みます。しかし多湿を嫌うとはいえ、どんな頻度でどれくらいの水分量であればいいのか、目安が欲しいですよね。特に初めてカスミソウを育てる方は、ここのトピックをしっかり把握しておけば、綺麗な花姿を楽しめますよ。

カスミソウは乾いた環境を好む植物なので水やりは注意!

原産地のコーカサス地方は、春から秋にかけて湿度が低く過ごしやすい気候です。したがってカスミソウも乾いた環境でよく育ちます。特にお庭で地植えしている場合は、水やりが必要ありません。自然の雨で十分ですよ。鉢植えで育てている場合は、月に数回の頻度で水を与えてください。

夏の時期の水やり

水やりに気をつけるのは主に、鉢植え育ての場合です。開花時期が終わって鉢の中は少しじめじめとした環境になりがち。多湿の環境を避けるためにも、水やりは月に数回と考えて乾かし気味に管理してください。目安は土が完全に乾いてから1週間ほど経ってから。葉が枯れたり、しおれたりしなければOKと判断しましょう。

冬の時期の水やり

冬場も宿根草タイプですと水やりは不要です。鉢植えでも同様に、月に数回に止めておきましょう。水分量も抑えめにしてください。冬の時期に気をつけたい点は霜です。霜が降りると株を痛める原因になりますから、雪が降る前に株元へ腐葉土をまくなど防寒対策をするといいですよ。

カスミソウの育て方のポイント③ 土

育て方のポイントを栽培場所、水やり、と順番に確認してきて、次の育て方のポイントは植え付けるについて。カスミソウは元々石灰質の土を好むことから名づけられたほどですから、いわゆる痩せた土地という場所でも元気に育つのが特徴です。園芸として育てる場合は、花壇やプランターでも水はけの良い土を選んであげるといいでしょう。

カスミソウは湿気が苦手なので、水はけが良い土を選ぶと良い

ご存じの通り、カスミソウは高温多湿の環境が苦手です。土も、水はけの良いものが栽培に適しています。比較的どんな配合の土でも問題ありませんが、ご自分で配合する場合は次の配合例を参考にしてみてくださいね。 例)赤玉土2:鹿沼土2:腐葉土3

市販のお花専用の土or野菜の土でOK!

もちろん市販の土でも十分元気に育ちます。もし配合する時間や手間がない場合や、初心者さんの場合はお花屋さんやホームセンターで売られている市販のお花専用の土、もしくは野菜の土を準備してください。今は100均の園芸コーナーが充実した品ぞろえなので、まず100均の土を試してみるというのも良さそうです。

カスミソウの育て方のポイント④:肥料

カスミソウの育て方のポイント④:肥料

土について理解を深めたところで、最後の育て方のポイント、肥料についてご紹介します。植物によっては、花後のお礼肥えや夏と冬の追肥、固形肥料がいいのか、液体肥料がいいのかなどそれぞれ違います。カスミソウは乾いた環境を好みますので、水やりと一緒に肥料についても確認しましょう。

基本的に肥料なしでOK!

カスミソウは基本的に肥料なしでOKの植物です。やはりあげ過ぎてしまうと栄養過多になり、根が腐ったり病気になったりしてしまうため、水やりと同じように控えめな育て方と覚えておいてくださいね。 ただし、どうしても元気がない時や株が弱っている時などは、適切に肥料を与えるといいでしょう

若干、痩せている土の方が上手に成長する

石灰質の土、痩せた土地の方が上手に成長するカスミソウ。水やりと同じように肥料は基本的に控えめで構いません。しかし、日当たりや風通し、夏場の多湿などで株が弱っている時があります。そんな時に液体肥料や緩効性の固形肥料を与えて株を元気に保つと、冬越しに耐えうる株になり、来年もきれいな花を楽しめるでしょう。

肥料を与える場合

肥料を与えるタイミングは、地植えと鉢植えで若干違いがあります。地植えで肥料を使用する場合は、元肥として緩効性肥料を混ぜ込み、春と秋に1回ずつ肥料を追肥します。プランターや鉢植えで肥料を使用する場合は、固形肥料に加えて液体肥料を混ぜるとよいでしょう。ただし、窒素成分が多いと、カスミソウの生長を阻害してしまう可能性があります。窒素やカリウム、リン酸などが同程度複合されている肥料を選ぶようにしてください。 肥料の適期は、地植えなら開花前の3月〜5月、休眠期前の10月〜11月。鉢植えなら開花期間中に草花用の肥料を使用頻度を守って追肥しましょう。

カスミソウの植え付けについて

カスミソウの植え付けについて
基本の育て方について理解を深めてきました。ふわふわと白やピンクの花がたくさん咲くカスミソウの健康な苗を購入して、植え付け時期はいつ頃がいいのかなと思います。このトピックでは、主に植え付けに関して解説していきますのでぜひ参考にしてくださいね。カスミソウは移植を嫌いますので、予めまわりの環境を見て、計画的に植え付けをしましょう。

そもそも、植え付けとは?

そもそも植え付けとは、位置を決めて植物を植えて根付くようにすることを指しますよ。田植えが有名ですね、園芸の場合では草花や花木などの苗を位置を決めて、土壌を耕し、植えて根付くようにすることを指します。カスミソウの植え付けは、まず日当たりと水はけや風通しがよく、あまり湿っていないところがよいでしょう。 そして大切なのが、一度植えたら最後まで植え替えはしないようにしましょう。

植え付けの時期:2月から3月or9月から10月頃

カスミソウの植え付け時期は春は2月から3月、秋は9月から10月頃です。それまでに植え付けをするようにしましょう。またカスミソウは寒さに強いため、冬場に防寒対策を施す必要はありません。しかし霜が降りると根元が傷ついてしまうので、霜の降りるような地域では根元に腐葉土などをまいて、寒さに備えましょう。

植え付けの方法

植え付け方法は、他の植物と基本的には同じです。ですが、矮小品種と高性品種では背丈が全く違うため、植え付ける場所も品種に見合ったスペースを確保しましょう。主に鉢植えで育てる場合の手順をまとめましたので、参考にしてくださいね。
  1. プランターに鉢底ネット、鉢底石を入れる
  2. 草花用培養土や配合した土を、プランターの5分目くらいまで入れる
  3. 真ん中にポットに入れたままの苗をそっと押し込み、周囲を7分目くらいまで土を足す
  4. ポットを抜き、空いた穴へポットから出した苗を植え付ける
  5. 周囲の土と馴染ませて、根づくように割りばし等で仮支柱をさす
  6. 水を優しくかけて完成です

※カスミソウは移植を嫌うので植え替えは必要ない

カスミソウは矮性から高性まで種類によって背丈がまったく違います。その品種に適した場所に植え付けましょう。さきほどお伝えしたように、ルピナスなどのように移植を嫌うので植え替えは必要ありません。背丈が1m以上になるカスミソウは花茎が伸びてきたら支柱を立てて、強風で倒れないように早めに対策をしましょう。

カスミソウの増やし方

カスミソウの増やし方
育て方の中で、植え付けと一緒に覚えてほしい管理があります。それはカスミソウの増やし方について。苗からの育て方もありますが、タネを蒔く方法もあるんですよ。その他にも挿し芽で増やす方法もあり、それぞれ適した時期や管理など少しずつ違います。タネ挿し芽は健康な芽や不健康な芽で生育が変わってきますので、あまり神経質にならず楽しんでするのが一番ですよ。

種まき

それではまず種まきからみていきましょう。適した時期は春と秋。春まきは2月から3月頃で、発芽しやすい20度ぐらいに気温が安定したら種まきをします。秋まきは9月頃から10月頃に行います。カスミソウの種は約1㎜、とても小さいため地植えならバラ蒔きがいいでしょう。 プランターの場合は、バーミキュライトの用土を入れて4〜5粒位ずつを3cm位間隔をあけてまき、発芽した元気の良い芽を残して間引いて育てます。

挿し芽

挿し芽の育て方を見ていきましょう。挿し芽に適した時期は、春なら3月末から5月中旬、秋なら9月から10月までがおすすめです。健康なカスミソウの新芽を30〜51センチ程切り取り、バーミキュライトを入れた挿し床に、新芽を挿し込みます。 雑菌が茎の中に入らないように新芽は除菌しているはさみなどで切るようにしましょう。

カスミソウにつきやすい虫やかかりやすい病気

カスミソウにつきやすい虫やかかりやすい病気
乾燥気味な育て方で健康に育つカスミソウは、つきやすい害虫やかかりやすい病気があります。一度病害虫が発生してしまうと、あっという間に広がって他の植物も被害にあう可能性がありますので、気づいたら早めに対処しておきたいですね。除虫殺虫スプレーや土に混ぜ込むタイプもありますので、用土を購入する時に合わせて購入しておきましょう

つきやすい虫について

まずは害虫について解説します。高温多湿の環境では、ハダニアブラムシを発生させる要因になります。特に夏は要注意です。定期的に葉の裏を見て、害虫がついていたら古い歯ブラシなどで取り除いてあげましょう。 また、霧吹きなどで水を噴霧すると、害虫予防になります。ただしやりすぎると、根が傷むので注意が必要です

かかりやすい病気について

次は病気についてです。カスミソウは高温多湿の環境に弱く、立ち枯れ病菌核病にかかりやすくする原因にもなります。茎や葉が急にしぼんだり、白い綿毛のようなものが見られたら、急いで対処しましょう。どちらもカビ菌が繁殖して起きますので、常に乾いた日なたなどで管理してくださいね。 万が一、病気にかかってしまったときは病原菌の感染を防ぐために、病気にかかった株は取り除いて、焼却処分をしてしまってください。植え付け前や直後に殺菌剤をまいておくことも、病気の予防に効果を発揮します。

実は、カスミソウは独特な匂いがある

実は、カスミソウは独特な匂いがある
カスミソウを実際に育ててみると、実は独特な匂いがあることがわかります。お花屋さんでは全く感じないので、育てて初めて驚く方も多いんです。お庭でたくさんカスミソウを育てる場合には匂いに注意してくださいね。

トイレや汗、加齢臭などに例えられることが多い

カスミソウの匂いは、トイレや汗、加齢臭などに例えられることが多く、苦手な方もいるかもしれません。これは、カスミソウが含有するメチル酢酸という脂肪酸が原因で、メチル酢酸は自生するカスミソウの受粉を手助けしたり、草食動物からの食害を避けるためといわれています。

しかし、そこまで強烈ではないのでご安心を

しかし大量に群生していない限り、そこまで強烈な匂いではないのでご安心ください。近くによって鼻を近づけて匂いが分かる程度のものですから、ご近所さんとの境目すぐ近くや風上に植え付けなければ神経質にならなくても大丈夫です。

家庭で育てる場合は理解しておくと良い

少し匂いが気になるのは室内で育てる場合だと思います。室内は空気が籠りがちで、日中換気できる生活スタイルではない方も。室内に匂いが充満しないように、朝晩5分ほど意識して換気するか、空気清浄機などで空気を循環させるといいでしょう。もしくは開花した花を切り花にして楽しんでもいいですね。

カスミソウの育て方を紹介!苗の植え方や日々のケア方法までのまとめ

ここまでカスミソウの育て方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか? 乾燥した環境で育てれば、自宅で気軽に可憐で可愛らしい花姿を楽しめるカスミソウ。風にそよぐ様子やタネ、挿し芽など楽しみ方がたくさんあったと思います。
  • カスミソウは中央アジア、ヨーロッパが原産
  • 風通しのよい明るい日陰を好む
  • 水やりは月に数回でOK
  • 水はけの良い土を好み、痩せた土地の方が元気に生育する
  • 肥料は春と秋に1回ずつ、プランターの場合は液体肥料もおすすめ
  • 移植を嫌う
  • タネや挿し芽で増やせる
  • ハダニやアブラムシ、立ち枯れ病や菌核病が出たら早めの駆除と処分をする
以上の点をじっくりと解説しました。初めての方も簡単に育てられますので、お庭やベランダ、または室内でぜひカスミソウのある暮らしを楽しんでくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。