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皆様はミソハギ(禊萩)をご存知でしょうか?ミソハギ(禊萩)は茎から先端に向けて楕円状に葉と花を咲かせる植物で、紫色をした花を持つので盆花としてよく使われる植物です。しかし、そんなミソハギの育て方を詳しく知っている方はそこまで多くはないでしょう。
今回の記事では「ミソハギの育て方」をテーマに、ミソハギがどんな植物なのか、またどんな育て方をするとミソハギはぐんぐんと成長するのかについて、以下の流れで解説して行きます。
- そもそもミソハギはどんな植物なの?基本情報や花言葉をご紹介
- ミソハギの植え付けはどうする?
- ミソハギの育て方のポイント栽培場所・水やり・土・肥料について
- ミソハギが成長したらするミソハギの植え替えについて
- ミソハギの増やし方ってどうする?
- ミソハギの簡単なお手入れの方法をご紹介
- ミソハギに起こりやすいトラブルって何?
- ミソハギの品種をご紹介
- ミソハギは庭に植えてはいけないって本当?
- まとめ
ミソハギってどんな植物なの?
それではまずはミソハギがどんな植物なのかについて、基本的な情報と、またミソハギが持つ花言葉について深く解説していきます。日本や朝鮮半島に分布するミソハギ科ミソハギ属の多年草
ミソハギは日本や朝鮮半島に分布するミソハギ科ミソハギ属の多年草です。ミソハギは冬に枯れてしまっても、翌年の春にはまた同じ場所で自生する面白い植物でもあり、丈夫さから育てやすいとも言われています。抽水植物として浅い水中でも陸上でも育つ
ミソハギは抽水植物として浅い水辺でも陸上でも育ちます。抽水植物とは、水生植物の中でも水底に根を張ることができ、茎や根は水中の水分を吸収しながら、葉や花は地上に出して育つ植物のことを言います。しかしミソハギはは陸上でも自生するので、花壇や庭で育ててもOKです。盆花としてよく用いられる
またミソハギは盆花としてよく用いられています。日本では古来より伝統行事が大切にされてきましたが、その中でも特にお盆は日本人にとって大事な行事でした。そんな時に必要なのが盆花で、その盆花にみそはぎは古くから使われていました。ミソハギの花言葉
続いてはミソハギの花言葉について解説していきます。ミソハギの花言葉は合計4つあるので、その4つをここではご紹介していきます。愛の悲しみ
1つ目は愛の悲しみです。愛の悲しみはまさにミソハギがお盆に用いられるお花であることから、このような花言葉になっています。後にご紹介する残り3つの花言葉も、こうしたお盆にまつわる花言葉がついています。純愛
2つ目は純愛です。お盆では故人やご先祖様を思い、供養する行事です。純愛はそういった故人を想う気持ちにあう花言葉です。悲哀
3つ目は悲哀です。悲哀はまさに読んで字の如く、故人を思い悲しみに暮れてしまう状態から連想された花言葉です。お盆のお花にミソハギが使われているのはこうした理由もあります。慈悲
4つ目は慈悲です。慈悲も悲哀同様に、お盆で故人を思って悲しい状態が由来してこのような花言葉がついたといわれています。プレゼントにはあまり向かない
以上のことから、ミソハギの花言葉にはプレゼントは贈り物に花言葉をそえてお渡しする、といったことは向いていないことがお分かりいただけたでしょう。あくまでお盆で用いられる盆花であることを覚えておきましょうね。ミソハギの植え付け
続いてはミソハギの植え付けについて解説していきます。ミソハギの植え付けえはいつ行うと良いのか、またどのようにミソハギは植え付けを行うと良いのかについてお話ししていきます。植え付けの適期は2月~3月
ミソハギの植え付けは2月~3月が適期と言われています。一般的には冬の寒い時期ではあるのですが、のちの開花時期に合わせてこの時期に植え付けをします。種まきして育てた苗を植えるか、購入した苗を植え付ける方法がある
またミソハギは、種まきして育てた苗を植えるか、購入した苗を植え付ける方法の2種類の植え付け方があります。初めての方は特に種から植え付けるよりも、苗から植えるのが簡単でおすすめです。地植え:深さ30㎝ほど耕し、株間を50㎝ほど空ける
ミソハギの植え付けを地植えで行う場合、深さ30㎝ほど耕し、株間を50㎝ほど空けるようにしましょう。後に詳しい地植えの植え方について解説します。鉢植え:苗より一回り大きい鉢を用意する
またミソハギの植え付けを鉢植えで行う場合は、苗より一回り大きい鉢を用意するようにしましょう。こちらも地植え同様に後に詳しいやり方は解説していきます。ミソハギの育て方のポイント①:栽培場所
続いてはミソハギの育て方のポイントについて解説していきます。まずはミソハギの栽培場所についてです。そんな場所がミソハギには合っているのかを解説していきます。陸上でも水中でも日向で育てる
ミソハギは先ほどもお話ししたように抽水植物です。しかし抽水植物であるのですが、実は陸上でも水中でも育てることができます。ただし、日向で育てることが条件です。半日陰では生育や花付きが悪くなる
またミソハギは、日向ではない栽培場所や半日陰では生育や花付きが悪くなります。置き場所によっては完全に花を咲かせこともあるので、ミソハギは日当たりの良い置き場所に置くことが肝心です。乾燥に気を付ける
また、ミソハギは特に乾燥に注意するようにしましょう。抽水植物というだけあって、水分の多い湿地の環境を好み、乾燥を嫌います。地植えの場合は乾燥しすぎない場所で育てる
ミソハギは湿地を好む植物であるため、地植えの場合は乾燥しすぎない場所で育てましょう。日当たりが良過ぎてしまう場所や、日向とはいえ直射日光が当たり過ぎてしまう場所などは気をつけてください。株元にバークチップや敷き藁などを敷いて乾燥対策をするのもよい
どうしても乾燥してしまう場合は、株元にバークチップや敷き藁などを敷いて乾燥対策をするのもよいでしょう。基本的にはこうしたバークチップや敷き藁などを敷かなくても良いような場所で地植えするのを推奨しています。ミソハギの育て方のポイント②:水やり
続いてはミソハギの育て方のポイント、水やりについて解説していきます。水やりは特に重要なポイントになってくるので、鉢植えか地植えかで変わる水やりの管理や方法についてしっかり見ていきましょう。鉢植えの場合
まずミソハギを鉢植えで管理する場合の水やりについて解説していきます。水辺で育つミソハギにはどのような水やりが適しているのでしょうか?腰水にする
ミソハギは腰水にするのが良いとされています。腰水は、鉢底にある受け皿に水を十分に入れておき、そこから常に水を吸収できる環境にして育てる水やりです。腰水にすることで常に水分で満たしてあげることができ、ミソハギに非常に適しています。池や水槽に沈める
また、池や水槽に沈めて育てることもおすすめな水やりの仕方です。元からミソハギは抽水植物なので、こうした地下茎が水中にある環境を好むので、こちらの水やりでも良いでしょう。水深は表土より3~7㎝上を目安にする
また池や水槽に沈めて育てる場合、ミソハギは水深は表土より3~7㎝上を目安にすることを推奨しています。地植えの場合:乾燥が続いたら水を与える
また、地植えでミソハギを栽培する場合は、乾燥が続いたら水を与えるようにしましょう。基本的に地植えの植物は雨や空気中の水分などを吸収できるので、水やりはそこまで必要とせずとも育ちます。そのため、ミソハギもそれに倣い乾燥が続いたら水を与えるようにすると覚えておきましょう。ミソハギの育て方のポイント③:土
続いてはミソハギの育て方のポイント、土について解説していきます。ミソハギにはどんな土が適しているのか、また鉢植えと地植えによって変わる土の成分についても解説していきます。地植えの場合
まず、ミソハギを地植えする場合に、どのような土を使うとよく育ってくれるのかについて解説していきます。水はけ、水持ちのよい土を作る
ミソハギを地植えする場合に欠かせないのが、水はけ、水持ちのよい土を作ることです。排水性と保水性の高い土を使うことが、ミソハギは抽水植物であるため、この土の特性は非常に重要なことです。用土に腐葉土と完熟堆肥を混ぜ込む
また、水はけ、水持ちのよい土を作るには、用土に腐葉土と完熟堆肥を混ぜ込むのがおすすめです。しかし、初心者の方は特にこうした配合などは難しいと思うので、園芸店などで販売している市販の排水性と保水性の高い土を使うのが良いでしょう。鉢植えの場合
続いてはミソハギを鉢植えで育てる場合、どのような土で栽培管理すると良いのかについてお花なししていきます。水持ちのよい泥質の土がよい
ミソハギを鉢植えで育てるのであれば、水持ちのよい泥質の土がよいとされています。鉢植えの場合は、地植えとは違って排水性を高めないようにします。排水性が高いと水が出て保水されないため、必ず保水性の高い土を使うのをお勧めします。市販の草花用培養土などがおすすめ
また、先ほど同様に園芸店などで販売している市販の草花用培養土なども、簡単にミソハギに適した環境や土を作れるのでおすすめです。抽水栽培にする場合
また、池や水槽に沈めて育てる抽水栽培の場合に、どのような土を使用することがおすすめ七日について詳しく解説していきます。荒木田土や水生植物の培養土を用いる
抽水栽培をしなくてはならない水生植物は、荒木田土や水生植物の培養土を用いるのが最も手っ取り早く簡単な方法です。一般の土ではなくこうした専用の土を使うようにしましょう。鹿沼土や軽石などは水に浮くため適さない
また、水生植物ではない一般の植物によく使う鹿沼土や軽石などは、水に浮くため適さないので使用しないようにしましょう。水生植物の特性にあった土を使うことが重要であることを覚えておきましょうね。ミソハギの育て方のポイント④:肥料
最後のミソハギの育て方のポイントは肥料になります。肥料はそもそもミソハギには必要なのか、またどんな肥料をいつどのタイミングで上げるといいのかについて解説していきます。地植えでは基本的にほとんど肥料は必要ない
結論からお伝えすると、地植えでは基本的にほとんど肥料は必要ないとされています。そのため、肥料はそもそもなくても良いものであるというのが、「基本」だと覚えておきましょう!4月~6月に月に1度肥料を与える
しかし、肥料はそもそもなくても良いとしていますが、4月、5月、6月に限り、月に1度肥料を与えるようにしましょう。この時期は開花前で生育期に当たるので、4月、5月、6月に限り肥料を与えてより成長するよう促しましょう。大量の肥料は必要ない
まとめると、ミソハギを育てる上で、肥料はそこまで必要ないということがわかりました。しかし、4月、5月、6月に限り、三要素等量配合の緩効性肥料を月に一度4~5号鉢で三つまみを目安に施します。大量の肥料は必要ないので、初心者の方にも安心です。【成長したらすること】ミソハギの植え替え
続いては、成長したらするミソハギの植え替えについて解説していきます。ミソハギの植え替えは、どのタイミングで行えば良いのか、また時期はいつなのかについてここではお話ししていきます。植え替えのタイミング
まずはミソハギの植え替えのタイミングについて詳しく解説していきます。鉢植えの場合と地植えの場合でタイミングは全く異なるので、まずはそれぞれのタイミングを見ていきましょう。鉢植えの場合:1~2年に1回が目安
まずは鉢植えの場合です。鉢植えは、1~2年に1回が目安になります。先ほどもお話ししたように、一回り大きな鉢に植え替えることで、またより大きな苗に成長させることができますよ。地植えの場合:3年に1回が目安
続いては地植えの場合です。地植えは鉢植えの頻度よりも少なく、3年に1回が目安になります。3年程度で地下茎や根が増え、内部では皮まっていることもあるので植え替えします。また、3年に1回が目安なので、きちんと植え付けた日付と年を忘れないように何かに記載しておくなどしておきましょう。盆栽の場合は数年植えたままでもよい
また、盆栽の場合は数年植えたままで全然OKです。盆栽で育てている場合は、鉢植えや地植えほど繊細に管理しないといけないわけではないので、基本数年はそのままでいいので、楽ですね。植え替えの時期:2月~3月
また、ミソハギの植え替え時期は、2月〜3月です。これは先ほども植え付けでお話ししたように、植え付け同様の時期が植え替えに適していることを覚えておきましょう!ミソハギの増やし方
続いてはミソハギの増やし方について解説していきます。ミソハギはどうやって増やすことができるのか、一緒に見ていきましょう。3つの増やし方があるので、一つずつ解説していきます。株分け
まずは株分けです。株分けは、親株を2〜3個の子株に分けて、別の鉢や場所で植えて増やすことを言います。植え替えと同時に行うと効率的
そんな株分けは植え替えと同時に行うと効率的です。株分けも植え替えと同じ頻度で行うのもいいでしょう。株を複数に分ける方法なので、丁寧に行うのがキーポイントになりますよ。株分けのしかた
- 優しくミソハギの株を引き抜きます。
- 株は地下茎でつながっているので、優しくバラしてあげましょう。
- 2〜3個の子株に分けることができたら、新しい鉢に植え替えます。
- 数日で株が土に安定するので、安定したらそれ以降はしっかりと水やりをしながら管理しましょう。
挿し木
続いては挿し木です。挿し木は、ミソハギの新芽の先端部分を切りとったものを使用し、それを新しい土に挿すことで発根させる増やし方です。5~6月に行う
ミソハギの挿し木は、5~6月に行うようにしましょう。ミソハギの新芽の先端部分を切りとったものを、赤玉土に挿して、浅い鉢などで腰水をしながら栽培していき、乾燥させないように育てましょう。挿し木のしかた
- ミソハギの新芽の先端部分を切りとります。
- 浅い鉢に赤玉土を入れ、受け皿に水を入れ、腰水の準備をします。
- 赤玉土に新芽の先端部分を挿し、発根したら通常通りの水やりや置き場所に工夫をしながら育てて完成です。
種まき
最後は種まきにおいての増やし方について解説していきます。種まきは正直かなり上級者向けの育て方にはなるので、初心者の方は簡単な増やし方から始めていくのがおすすめになります。秋に種を採取し、2月~3月にまく
まずミソハギの種を収穫します。秋になればミソハギは種を作るので、この時期に種を採取し、そしてその種を2月~3月にまき、発芽させていく増やし方になります。種まきのしかた
- 秋にミソハギの種を収穫します。この種は、事前に水気を持たせた川砂に混ぜておき、冷蔵庫の野菜室などに3〜4週間ほど置いてからまくと、発芽がそろいます。
- 2月~3月に、種をまきます。用土は赤玉土小粒などがおすすめです。
- 順調にいけば、夏までには開花させることができます。
ミソハギのお手入れ方法
続いてはミソハギのお手入れ方法について解説していきます。ミソハギはそもそも丈夫な植物なのでお手入れはそこまで必要ないのですが、育てていく上でのお手入れは必要なので、その方法を見ていきましょう。茎が倒れそうなときは支柱で支える
まず、茎が倒れそうなときは支柱で支えるようにしましょう。元々ミソハギは背の高い植物なので、伸びすぎるとその重さに耐えられず倒れてしまいます。そのため、花壇や鉢植えで育てるときはぜひ支柱を使うのがおすすめです。冬越し
続いては冬越しです。冬越しは、日本の寒い冬を乗り越える大事な時期です。この時期を乗り越えられずに枯れていく耐寒性の低い植物は多いですが、ミソハギは一体どうなのでしょうか。耐寒性が高いため対策の必要はない
ミソハギは、実は耐寒性が高い植物です。耐寒性が高い植物のため、これといった対策の必要はないと覚えておきましょう。初心者の方は特に心配な部分かと思いますが、安心して大丈夫です。秋に地上部が枯れたら株元から刈り取る
また、冬の前の秋に地上に見えている花や葉をつける部分が枯れていたら、株元から刈り取るようにしましょう。枯れたままのものからは何も生まないので、まだ根っこが生きていれば冬を超えて春や夏前にはまた元気に咲いてきます。ミソハギに起こりやすいトラブル
続いてはミソハギに起こりやすいトラブルについて、事前にトラブルを防いで元気なミソハギを育て続けるために、知っておくとかなりタメになる良いことについて、ここでは解説していきます。病気:かかりやすい病気は特になし
何度もお話ししているように、ミソハギは丈夫な植物です。そのため、基本的にはかかりやすい病気などはない植物になります。これは安心できますね。害虫
しかし、強いていうのなら以下のような害虫に遭遇してしまうこともあるかもしれません。この害虫の特徴と、その対処法について詳しくお話ししていきます。ヨトウムシ
ヨトウムシと呼ばれる食害虫には注意しましょう。ヨトウムシは夜行性の害虫なので、日中には株元などにいることが多いです。葉っぱや花がかじられていたりする食害を見つけたら、以下のように対処しましょう。対処法:発生期に見回り、捕殺する
ヨトウムシと呼ばれる食害虫の対処法は、発生期に見回り、捕殺することです。食害が見つかったら、株元などを軽く掘ってみて、ヨトウムシがいれば補殺しましょう。こまめに状態を確認しながら育てるのがおすすめです。ミソハギの品種
続いては、ミソハギの品種について解説していきます。ミソハギは以下のような品種のみそはぎが存在しています。この中からお気に入りのものが見つかるかもしれませんね。それでは見ていきましょう。エゾミソハギ:全体的にやや大きく、花穂の部分に毛が生えている
エゾミソハギは全体的にやや大きく、花穂の部分に毛が生えているミソハギです。エゾミソハギの見た目はかなりミソハギに酷似していますが、こうした小さな点で区別することができます。西洋ミソハギ:濃いピンクの穂状花を咲かせる丈夫な宿根草
西洋ミソハギは、濃いピンクの穂状花を咲かせる丈夫な宿根草です。ピンクの花はかなりかわいらしく美しい見た目をしています。ミソハギ同様、耐寒性も耐暑性も強い植物で、何よりカラーが華やかしいのがポイントです。大輪ミソハギ:花が大きく、珍しい白い花を咲かせる
大輪ミソハギは、花が大きく、珍しい白い花を咲かせることが特徴的です。ミソハギの中では白い花を咲かせる珍しい品種なので、楽天などのオンラインショップで購入することが確実に購入できるのでおすすめです。ミソハギは庭に植えてはいけない?
ミソハギを育てたい方の中には、「庭に植えてはいけないと聞いたけど、本当なの?」とお悩みの方もいるかもしれません。ここからは、ミソハギを庭に植えてはいけないのかについて詳しくお話ししていきます。ミソハギを庭に植えてはいけないと言われる理由
それではなぜ、ミソハギを庭に植えてはいけないと言われるのかについて詳しく解説していきます。その理由は実は3つあると言われています。それでは一つずつその理由を見ていきましょう。お墓や仏壇に供える盆花だから縁起が悪い
まず、お墓や仏壇に供える盆花だから縁起が悪いは冒頭でもお話ししたように、お墓や仏壇に供える盆花です。そのため、盆花を庭に植えるのは、少々縁起が悪いという言い伝えもあり、そういったことから庭に植えてはいけないと言われています。悲しい花言葉だから
また、花言葉においても、ミソハギはあまり明るい花言葉ではありません。そのことから、悲しい花言葉を持つ植物を庭に植えるのはあまり縁起が良くないので、植えることが歓迎されていません。エゾミソハギは海外では「世界の侵略的外来種ワースト100」であるから
最後は、エゾミソハギは海外では「世界の侵略的外来種ワースト100」であるからという理由があります。以前アメリカなどから持ち込まれたエゾミソハギが大繁殖した国が多発したことから、噂や言い伝えなどが日本でも広がるようになりました。しかし、日本ではそもそも自生している植物なので、全く問題ないという意見もあります。ミソハギを庭に植えても実害はない
まとめると、ミソハギを庭に植えても実害はないという結論に至ります。そのため、好きなタイミングでいつ庭に植えても全く問題ないので、植えたい方は植えて、植えたくない方は植えないのが良いでしょう。花言葉や縁起を気にする人は庭に植えるのは避けた方が良い
とはいうもの、花言葉や縁起がいいものでないことは事実なので、そういったことをどうしても気にする人は、庭に植えるのは避けた方が良いでしょう。西洋ミソハギなどは特に綺麗なピンク色のミソハギなので、花壇に植えたりすることをおすすめします。ミソハギ(禊萩)の育て方を紹介!ケア方法からトラブルの対処法までのまとめ
いかがだったでしょうか?ミソハギがどんな特徴を持つ植物であるかや、どのように育てるのが最もよく育つのかがしっかりとご理解いただけたかと思います。 この記事のポイントは以下になります。- ミソハギは日本や朝鮮半島に分布するミソハギ科ミソハギ属の多年草
- ミソハギはお盆の盆花としてよく用いられている
- ミソハギの花言葉は、愛の悲しみ・純愛・悲哀・慈悲
- ミソハギの植え付けは2月~3月が適期
- ミソハギは抽水植物だが、陸上でも水中でも日向であれば育つ
- ミソハギは腰水にするのが最も定番の水やりの仕方
- ミソハギを地植えする場合は水はけ・水持ちのよい土を使い、鉢植えで育てる場合は水持ちのよい泥質の土がよい
- 地植えでは基本的にほとんど肥料は必要ない
- 鉢植えは、1~2年に1回の植え替えが目安で、地植えは3年に1回
- ミソハギは株分け・挿し木・種まきで増やせる
- 基本的にはかかりやすい病気などはないが、ヨトウムシと呼ばれる食害虫には注意する
- ミソハギを庭に植えてはいけないと言われる理由は縁起が悪いことが由来だが、実は庭に植えても実害はない