植木鉢で雰囲気が変わる!ハイドロカルチャーにぴったりな鉢について解説

植木鉢で雰囲気が変わる!ハイドロカルチャーにぴったりな鉢について解説
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観葉植物を育てるうえで、鉢選びは楽しみの一つでもありますよね。さらに、ハイドロカルチャーという方法で観葉植物を育てたいという方は、鉢選びの選択肢がさらに広がるため、鉢の種類がありすぎて困っている方もいらっしゃるかもしれません。 そもそもハイドロカルチャーの鉢はどういった点に気を付ければよいのでしょうか。初心者向けの鉢や、観葉植物の大きさによっても鉢の選び方は変わってくるのでしょうか。 そこでこの記事では
  • ハイドロカルチャーとはどんな方法なの?
  • ハイドロカルチャーの鉢を選ぶ際の絶対的ルール
  • 大型の観葉植物はハイドロカルチャーで育てられるの?
  • ハイドロカルチャーはハンギングにも向いている?
について解説していきます。 この記事を読んでいただければ、ハイドロカルチャーについてより深く知ることができます。初心者の方はもちろん、ハイドロカルチャー経験者の方も観葉植物の栽培についてステップアップできるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

ハイドロカルチャーに向いている鉢はどんなものがあるの?

ハイドロカルチャーにはどんな鉢を選んだらいいのでしょうか? 鉢の材質、育てる観葉植物の大きさ、鉢の形、色などどんな点に気を付けて選んだらよいのか気になりますよね。

そもそもハイドロカルチャーとは?

ハイドロカルチャー(水耕栽培)は、ハイドロボールなど人工の土を利用した栽培方法です。ハイドロカルチャーを始めるにあたって準備するものは、以下の5点です。
  1. ハイドロボール(ハイドロコーン)
  2. 穴の無い鉢、容器
  3. 観葉植物
  4. 根腐れ防止剤
  5. 液体肥料
これらはホームセンターの園芸用品コーナーで揃えるのも良いですが、今は100均の園芸用品コーナーも充実していますので、すべて100均で揃えても十分育てることが可能です。 ハイドロカルチャーは、土を使わないため臭いや虫が発生しにくく、室内で観葉植物を育てたい方にはおすすめの方法です。また、容器を選ばず、様々な材質の容器で育てることができます。 時々ハイドロボールに藻や白い付着物が発生することがありますが、ハイドロボールを水で洗うと簡単にとることができます。ハイドロボールは何度も使うことができるので、経済的で清潔です。またこれらを発生させないために、ハイドロカルチャーは基本的に直射日光を避けた室内の風通しの良い場所で管理しましょう。 透明な容器で育てれば、水の残量がわかりやすいので、水やりの管理が簡単なのも特徴です。

陶器からガラスまで様々なタイプの鉢がある

いざ、ハイドロカルチャーをやってみようと鉢を探してみると、いろんな材質の鉢がありますよね。どんな材質の鉢にしようか、迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ハイドロカルチャーに「向いている鉢とはどんなものなのかを徹底的に解説してきます

ここからは、ハイドロカルチャーに適した鉢とその特徴を解説していきます。どんな鉢を選べばいいか迷われている方は必見です。

現存する鉢の種類

まずは、ハイドロカルチャーに限らず、観葉植物を育てる際に利用される鉢の種類についてご説明します。鉢の種類は主に5つのタイプがあります。

世の中には様々なタイプの鉢が作られていますがどんなものがあるのでしょうか?

観葉植物を育てる鉢と言えば陶器製やガラス製の鉢が思い浮かぶ方も多いかと思います。 あなたのお部屋の雰囲気や置き場所も考慮しながら、下記を参考にしてみてください。

プラスチックタイプ

とにかく色や形がの種類が豊富なのがプラスチックタイプです。さらにお手頃な鉢も多く、100均でも購入することができます。 下で紹介する陶器タイプの鉢に似せたデザインもあるので、プラスチックタイプの鉢でも、高見えするような鉢も見つかるかもしれませんね。 また、鉢自体が軽いので、ぶつかったり落としたりしても割れにくく、お子様やペットがいるご家庭はプラスチック製の鉢がおすすめです。

コンクリートタイプ

コンクリートタイプの鉢はちょっと珍しいかもしれませんね。 セメントやコンクリートタイプの鉢は、どっしりと重厚感があり安定性が高いのが特徴です。大型の観葉植物はこういった安定感のある鉢で育てると倒れず安心です。 また、紫外線や雨風に対して耐久性が高いので、大型の観葉植物を屋外に出したい場合は、コンクリートタイプの鉢を利用しても良いでしょう。 鉢と言っても、いわゆるコンクリートであるため、無機質でシンプルなインテリアに合うでしょう。

陶器タイプ

陶器は、アジアンテイストや、洋風、和風テイストなど、デザイン性が高いのもが多いのが特徴です。 また、釉薬(ゆうやく)という薬品が表面に塗られているため、表面が滑らかです。そのため、液体などしみこみにくく、通気性や排水性はやや劣りますが、保温性が高くなっています

ガラスタイプ

ガラス製の鉢は、置くだけでおしゃれでスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。 リビングはもちろん、男性の部屋や仕事部屋など、大人っぽく落ち着いた部屋にも違和感なく馴染んでくれるでしょう。 しかし、ガラス製は大きくなると重くなりますので、あまり高い場所に置いてしまうと、落下の恐れがありますので注意が必要です。

金属タイプ

空き缶ブリキ缶は、レトロ感やアンティークな雰囲気を醸し出してくれる鉢として人気があり、100均でも購入できます。 お気に入りのデザインであれば、そのまま利用するのも味があって素敵ですが、自分でペイントするなどリメイクして利用する方法もあります。

ハイドロカルチャーは鉢を選ばずに使える点がメリットの一つ

ここからは、ハイドロカルチャーに適した鉢について解説していきます。

ハイドロカルチャーの鉢はどのタイプでも問題なく使用できる

ハイドロカルチャーは鉢や容器を選ばないと前述しましたが、もう少し詳しく解説していきましょう。 観葉植物を育てる鉢、特にハイドロカルチャーに限って言えば様々な材質、および容器を鉢として利用することができます。

お気に入りのコップや花瓶、金魚鉢で飾る人などもいる

ハイドロカルチャーはいわゆる鉢だけでなく、使っていなかったコップや倉庫にしまったままになっている金魚鉢なども、もちろん使うことができます。 コップや金魚鉢は透明なため、中の水の残量がわかりやすく、ハイドロカルチャー初心者にも水やりのタイミングが分かりやすくおすすめです。 お家の中で眠っている透明の容器があったら、ぜひ活用してみましょう。

ハイドロカルチャーの鉢を選ぶ際の絶対的ルール

ハイドロカルチャーを始める際、鉢の材質はどのタイプでも問題ありませんが、注意点がありますので、以下の4点を抑えて鉢を選びましょう。

穴あきではなく穴なしのものにする

ハイドロカルチャーでは、一般的に穴なしの鉢または容器を使います。理由は、ハイドロボールに水を溜め込んで観葉植物を育てる栽培方法のためです。 穴あきの鉢(容器)を使いたい場合は、鉢カバーとして利用するか、穴あき鉢の中からゴム栓をするなど対処が必要です。

植える植物に合ったサイズのものを選ぶ

育てる観葉植物を決めたら、植える植物の成長を見越して、適切なサイズと安定感のある鉢を選びます。

あまりにも大きすぎるものは選ばないようにする

観葉植物に対して鉢が大きすぎる場合、水やりをしても観葉植物の根に十分水が行き渡らず乾燥によって枯れてしまったり、鉢の中がいつまでも加湿状態になり根腐れを起こすこともあります。

あまりにも小さすぎるものも選ばないようにする

一方、観葉植物に対して鉢が小さすぎる場合、観葉植物の葉っぱの重みで鉢ごと転倒する恐れがあります。大型の観葉植物を育てる場合は、ある程度重みのある陶器製セメント製ガラス製などの鉢を選ぶと良いでしょう。また、鉢底の広いデザインを選ぶとより鉢の安定感が増します。 そして、鉢が浅すぎると根っこの成長も妨げることになり根詰まりによって枯れてしまいますので、ある程度深さのある鉢を選ぶのもポイントです。

しかし、初心者や水位計がない場合は透明のものにする方が管理もしやすくおしゃれに見える

以上の4つのポイントを押さえれば鉢選びを間違えることはありません。 しかし、ハイドロカルチャー初心者の方は、水やりのタイミングを間違えないために、水位計を利用するか、透明な鉢(容器)にするのがおすすめです。 色付きや不透明の鉢で育てる場合、鉢の中の水の残量が見えないので、少し水やりのタイミングが分かりづらいと感じることもあるでしょう。観葉植物にとって水やりの頻度はとても重要で、間違えると水をあげすぎることによる根腐れで枯れてしまう場合もあります。 透明な鉢(容器)は、インテリア性も高くおしゃれに飾れるので、ハイドロカルチャー初心者の方はまずはここを押さえておきましょう。

大型の観葉植物もハイドロカルチャーに替えることで育てやすくなる

大型の観葉植物でも、ハイドロカルチャーで育てることが可能です。購入する際はハイドロカルチャーで栽培可能か一度問い合わせてみると良いでしょう。 大型観葉植物でハイドロカルチャーにも比較的向いているものは、パキラサンスベリアガジュマルなどが挙げられます。

虫が寄り付きづらいなどメリットの多いハイドロカルチャー

土を使わないため、観葉植物の天敵である害虫が寄り付きづらいというメリットもあります。風通しの良い場所に置いたり、適宜剪定をすることで、より害虫の発生を防ぐことができます。

大きい観葉植物を植えれる大きさの鉢があれば替えることも検討してもいいかもしれません

大型の観葉植物はハイドロカルチャーでは育てることができるのでしょうか。 今、土の植木鉢で観葉植物育てているという方も、ハイドロカルチャーに植え替えることで、大きい観葉植物もハイドロカルチャーで栽培することができます。 その際は前述しました通り、観葉植物のサイズに合った大きさで安定感のある鉢を用意しましょう。

大型の観葉植物のハイドロカルチャー鉢植え替え方法

土植えの観葉植物をハイドロカルチャーに植え替えする方法を解説します。 植え替えする際に、注意していただきたいポイントもありますので参考にしてください。
  1. ハイドロボールを洗い水気を切る。
  2. 苗を鉢から出し、土を完全に落とすために水洗いをする。
  3. 水位計がある場合はハイドロカルチャー用の鉢の底に立て、根腐れ防止剤をハイドロカルチャー用の鉢の底に敷き詰める。
  4. ③の鉢に、ハイドロボールを4分の1から3分の1程度入れる。
  5. 苗を入れ、位置や向きを決めたらハイドロボールを入れる。
  6. ハイドロボールの隙間をなくすために鉢を軽くトントンと打ち馴染ませます。
  7. 枯れた葉や茎は剪定します。
  8. 水を表面全体にかけます。水位計で「opt」の位置を指していればOKです。水位計が無い場合は容器の5分の1程度の水をあげます。
土植えしていたものをハイドロカルチャーに植え替えることは、ハイドロカルチャーを植え替えするよりも枯れやすいため、できるだけ根に傷をつけないように丁寧に扱いましょう。また、生長期と呼ばれる5、6月ごろに行うのがベターです。 また、植え替えは根っこにストレスを与えるため、植え替え後一か月程度は液体肥料などは与えず、日陰で休ませましょう

従来の土栽培よりも見た目的にも華やかになること間違いなしです

ハイドロカルチャー用土には、様々な形状のものがあり、木炭やハイドロボール(ハイドロコーン)やカラーサンドといわれるものなど種類や見た目が豊富です。こういった見栄えをよくするようなものを使えば、さらにおしゃれで華やかになるでしょう。

鉢カバーやハンギングでワンランク上のガーデンライフ

さらに、観葉植物を楽しむために鉢カバーハンギングを利用してみてはいかがでしょうか。

観葉植物の鉢はカバーでさらにおしゃれに見せることができる

鉢カバーは、雰囲気を変えたいときは一役買ってくれます。 植え替えには生長期(5~6月頃)が良いと説明しましたが、季節を気にせず植え替え不要という点がメリットです。そして、鉢を直置きすると汚れが気になるという方にも鉢カバーはおすすめのアイテムです。素材やデザインも豊富なため、お気に入りの鉢カバーを見つけてください。

ハンギングで飾ることでよりおしゃれに空いている空間を有効活用

ハンギングとは観葉植物を吊るして飾る方法です。観葉植物を置くスペースはないけどその上の空間が空いている場合、ハンギングを利用することによって室内空間を有効活用することができます。 ハイドロカルチャーは人工培土を使うため土の鉢植えより軽量で、ハンギングに向いています。さらに、穴なしの容器を使うため、水やりの際に水が漏れてくる心配がありません。

空中などの通常だと手間のかかる場所や鉢を選ばずに置けるのがハイドロカルチャーの最大の魅力

いかがでしょうか。鉢(容器)を選ばず、ハンギングを利用すれば空間に飾ることもできておうちの中がおしゃれになるなんて、ハイドロカルチャーはとても魅力的ですね。ハイドロカルチャーであれば、インテリアとしてもワンランク上のガーデンライフが楽しめそうですね。

Q&A

ここからは、ハイドロカルチャーの鉢についての疑問について解説していきます。

Q,100均で揃えようと思っているのですがハイドロカルチャーの鉢はコップなどでも代用できますか?

A,Yes,ハイドロカルチャーは鉢(容器)を選びません。 前述したようにハイドロカルチャーの鉢(容器)はコップでももちろん代用可能です。水やりのタイミングが分かりやすなりますので、透明なコップを使うのもおすすめです。

Q,ハイドロカルチャーの鉢のサイズはどのくらいのものがどのサイズなどの目安はありますか?

A,下記を参考にしてください
  • 小型の観葉植物(植物の高さ 50cm以下):3~5号
  • 中型の観葉植物(植物の高さ 60cm~120cm程度):6~8号
  • 大型の観葉植物(植物の高さ 140cm~180cm程度):9~10号
鉢のサイズは「〇号」表記となっています。1号は直径3cmです。以降、1号増えるごとに直径3cmずつ大きくなっていきます。ちなみに「〇号用」と記載があるものは〇号より少し大きめに作られており、〇号の鉢がすっぽり入るので鉢カバーとして使うことができます。また、普通鉢は号数が増えるごとに鉢の高さもおおよそ3cmずつ高くなります。 号数=直径(cm)×3cm これらを踏まえて、今後植え替えや植え付けを行う場合は観葉植物の現状の号数より少し大きい号数の鉢を選べば間違いありません。小さい観葉植物は慎重に1号ずつサイズアップしていくのが良いでしょう。

Q,ガジュマルを鉢植え替えのタイミングでハイドロカルチャーにしたいのですが枯れたりしませんか?

A,ガジュマルはハイドロカルチャーに向いています。ぜひ植え替えに挑戦してみましょう! 「大型の観葉植物のハイドロカルチャー鉢植え替え方法」で説明した手順を参考にハイドロカルチャーに植え替えしてみましょう。 枯れないようにするポイントは、
  1. ガジュマルの根が固まらないようにハイドロボールに広げるように置くこと。
  2. 植え替え後は日陰で休ませること。
です。この2点に注意してガジュマルを植え替えしてみましょう。

まとめ

いかがでしたか。ハイドロカルチャーのメリットと鉢の選び方について解説してきました。 この記事のポイントは
  • ハイドロカルチャーは土を使わず清潔な栽培方法である。
  • ハイドロカルチャーは穴なしの容器であれば育てることができる。
  • 大型の観葉植物も植え替えることでハイドロカルチャーを利用して育てることができる。
ということでしたね。 これらを押さえて、ハイドロカルチャーを利用して、おうちの中をおしゃれに飾ってみましょう。また、植え替えの方法も説明しましたので、土植えをハイドロカルチャーに植え替える際はこの記事を何度も読み返し挑戦してみてしてくださいね。 ハイドロカルチャーはインテリアガーデニングとして人気が高まっています。さらに鉢カバーやハンギングと合わせることで、お気に入りの観葉植物に囲まれたガーデンライフを楽しんでみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。