タチアオイの育て方を解説!成長後のお手入れ方法から増やし方まで

タチアオイの育て方を解説!成長後のお手入れ方法から増やし方まで
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目次

春の花の開花がひと段落着くと、雨の多い梅雨に入りますね。雨が多くなるとお庭に出てガーデニングをすることもすこし憂鬱になってしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、6月頃から花を咲かせるお花をお庭に植えることで梅雨の時期もガーデニングを楽しむことができるかもしれません。 タチアオイ(立葵・ホリホック)は6月頃から花を咲かせる代表的な園芸植物です。そのため、タチアオイをお庭で育てることで梅雨の時期も綺麗なお花を楽しむことができそうです。 しかし、タチアオイの綺麗なお花を楽しむためにはまずタチアオイの育て方を把握しておかなければいけません。育て方が分からなければすぐに枯れてしまい、お花を咲かせることもできなくなってしまうでしょう。 今回は、
  • そもそもタチアオイはどのような植物なのか
  • タチアオイの育て方や栽培管理のポイント
  • タチアオイに必要なお手入れ
について解説いたします。 この記事を読むことでタチアオイの基本的な育て方はもちろんのこと、タチアオイがどのような性質を持つ植物なのかやタチアオイに必要なお手入れについて知ることができます。特に、タチアオイを育ててみたいと思っている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

タチアオイってどんな植物?

そもそもタチアオイとはどのような植物なのか、知らないという方も多いのではないでしょうか。育て方について解説する前に、はじめにタチアオイがどのような植物なのかについて知っておきましょう。タチアオイの特徴を知ることで、正しい育て方を知るヒントにもなりますよ。

タチアオイの基本情報

タチアオイはアオイ科ビロードアオイ属の多年草です。トルコの東ヨーロッパの原種が交雑して生まれた植物と言われています。漢字では立葵と書き、アオイの中でも縦に花茎を伸ばして花を咲かせることが由来となっています。
植物名 タチアオイ
学名 Althaea rosea
草丈 1~2m
耐寒性 強い
耐暑性 強い

タチアオイは和名で英名はホリホック

タチアオイという名前は日本で使われる和名となっており、英名ではホリホックと呼ばれます。こちらの名前で流通することもあるものの、どちらも同じ植物を挿すということを覚えておきましょう。

開花期の6~8月には直径10cmほどの花を咲かせる

タチアオイの開花期は梅雨が始まる6月~8月の真夏となっています。花の大きさはとても大きく、直径10cmほどの華やかで目立つ花を咲かせます。草丈も高いことからお庭でも存在感を発揮しますよ。

八重咲きや一重咲きなど豊富な種類がある

花は種類によって形が大きく異なり、基本的な一重咲きタイプから花びらの数が多く華やかな八重咲きタイプの品種があります。一重咲きのタチアオイは落ち着いた雰囲気で和風のお庭にもよく合い、八重咲きのタチアオイは華やかな印象があるため西洋風の庭におすすめです。

暑さや寒さに強く育て方が簡単

タチアオイは耐寒性耐暑性共に強く、とても育てやすい植物です。初心者の方でも育て方さえ知っておけば問題なく育てることができるでしょう。

タチアオイは宿根草で園芸初心者の方にもおすすめ

また、タチアオイは一部の種類を除き宿根草です。そのため毎年苗の植え付けをする時間がない方や初心者の方でも1度植えると数年間はタチアオイを楽しむことができます。しかし、タチアオイは樹木ではなく寿命の短い多年草のため数年に1度は株の更新を行います。

タチアオイの育て方【植え付け】

それでは、早速タチアオイの育て方について解説していきます。一つ目に解説するのはタチアオイの植え付け方です。植え付けの際にもポイントがあるため、苗を準備してから慌てることのないように事前に確認しておきましょう。

3月上旬から4月下旬、9月下旬から11月下旬が植えつけの適期

タチアオイの植え付け時期は3月上旬から4月下旬、9月下旬から11月下旬となります。どちらも気候が穏やかな季節となります。反対に真夏や真冬は植え付けに適さない時期のため避けるようにしましょう。

タチアオイの植え付け手順

タチアオイの植え付けは以下のように行います。
  1. 植穴を用意し、タチアオイの苗をポットから取り出す
  2. この時に根鉢や土を極力落とさないように気を付ける
  3. 植穴にタチアオイの苗を置き、隙間を埋めるように土を入れる
  4. たっぷりと水をあげて根と土をなじませる

苗が根づくまでは水切れに注意する

苗を植えつけた後一週間程度は日陰で管理し、水切れを起こさないように注意します。根付いた後は通常の育て方に則した管理を行いましょう。

タチアオイの育て方【用土】

続いてタチアオイの育て方として用土について解説いたします。タチアオイが好む土質を意識することでとても簡単にタチアオイを育てることができますよ。今回この記事で解説する育て方もタチアオイが好む用土での育て方に基づいたものとなっているためしっかりチェックしておきましょう。

水はけと通気性のいい土を好む

タチアオイは水はけと通気性の良い土を好みます。水はけや通気性の良い土で育てることでよく根が成長し、より多くの栄養や水分を吸収することができるようになります。

具体的な用土の例

具体的にどのような土を使用すればよいのでしょうか。今回はおすすめの2つの用土をご紹介します。

市販の草花用培養土

園芸店で市販されている草花用の培養土でもタチアオイを育てることができます。商品によってはすでに元肥も配合されていることがあるため初心者の方にもおすすめです。

赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で混ぜた土

自分で配合する場合は小粒赤玉土、腐葉土、軽石をそれぞれ6:3:1の割合で混ぜたものを使用すると良いでしょう。その場合、元肥も追加する必要があります

タチアオイの育て方【肥料】

タチアオイは綺麗なお花を咲かせる園芸植物です。しかし、より綺麗にお花を楽しむためには肥料を与えることが大切になってきます。肥料の与え方を知ることで、より綺麗な花を咲かせるためのタチアオイを育てることができるでしょう。

元肥として緩効性化成肥料を施す

地植えや元肥が混ぜ込まれていない土を使用する場合、緩効性化成肥料を植えつける前に土に混ぜ込んでおきましょう。生育をサポートするためにも窒素リン酸カリのバランスが良いものを使います。

多年草タイプで植え替えをしない場合は追肥をする

多年草タイプのタチアオイの場合で、植え替えを行わない場合は追肥が必要になります。

3月中旬から下旬の間に液体肥料を1回施す

3月中旬から下旬の間に希釈した液体肥料を水やりの際に1回施しておきましょう。春の成長を促す効果があります。

4月に緩効性化成肥料を1回置き肥する

また、4月になり気温が高くなってきたら株本に緩効性の化成肥料を1回置きます。こちらは春の成長を促す効果に加えて6月の開花のためのエネルギーを補給するという意味があります。

タチアオイの育て方【置き場所】

タチアオイを正しい育て方で育てていても、置き場所や環境が悪いと枯れてしまうことがあります。それほどタチアオイにとって置き場所は大切なポイントとなります。ここではタチアオイの好む環境に基づいて適した置き場所を解説いたします。

日当たりと風通しの良い場所に置く

タチアオイは日当たりと風通しの良い場所を好みます。庭に日当たりと風通しが確保できる場所がないかを探しておきましょう。

多湿下では根腐れを起こす場合があるのでしっかり日差しに当てる

多湿環境では根腐れを起こしやすく、最悪の場合は枯れてしまいます。花付きも悪くなってしまうためしっかりと日差しに当てるようにしましょう。

雨の日は軒下などに鉢を移動させる

また、雨の日は鉢で育てている場合軒下など雨の当たらない場所に鉢を移動させましょう。特に花が咲いている場合は花に水が溜まり傷みやすくなるため雨を避けると病気を防ぐことができます。

タチアオイの育て方【水やり】

水やりは多くの方が思い浮かべる植物のお手入れかもしれません。しかし、一見簡単そうに見える水やりも実際はコツがあり誤った水やりの方法では枯らしてしまうこともあります。タチアオイの育て方の中でも特に頻度の多い水やりの方法を知ることはとても重要です。

鉢植えやプランターの場合

鉢植えやプランターの場合の水やりの方法を解説いたします。

土が乾燥したらたっぷり水をあげる

鉢植えやプランターで育てている場合、土が乾燥したら鉢底から水が流れ出すまでたっぷり水を与えるようにします。鉢底皿に水がたまったままにしておくと根腐れの原因になるため必ず捨てるようにしてください。

水やりは午前中に行う

水やりは午前中に行いましょう。午後に行うと夏場の場合は鉢の中で水が加熱され根が傷む原因に、冬場の場合は土が凍り株が持ち上がる原因になってしまいます。

夏場は朝と夕方の2回水やりを行う

環境にもよるものの夏場は水を多く吸収するため朝と夕方の2回水やりを行っても良いでしょう。土が乾燥しているかどうかを確認して必要に応じて行うようにしてください。

地植えの場合

地植えの場合の水やりの方法を解説いたします。

根付くまでは土が乾燥したら水をあげる

地植えをして根付くまでは土が乾燥してから水をたっぷりと与えるようにします。雨が降りにくい地域の場合は特に水切れに注意してください。

蒸らさないように涼しい時間帯に水やりを行う

夏場は特に蒸らさないように朝や夕方など涼しい時間帯に水やりを行います。昼間は根を傷めることがあるため与えないようにしましょう。

根付いてからは基本的に水やりのをする必要はない

また、地植えの場合は基本的には水やりをする必要はありません。自然の降雨で十分育つことが可能です。

乾燥が続いた日などはたっぷり水をあげる

夏の時期に雨が少なく、日照りが起きてしまい乾燥が続いた日などは根付いた後でもたっぷりと水を与えます。適宜様子を見ながら水を与える必要があるか動画を見極めましょう。

タチアオイの育て方【病害虫】

タチアオイを正しい育て方で育てていても、病気や害虫が発生してしまうことがあります。ここでは特にタチアオイに発生しやすく注意しておきたい病気や害虫を解説いたします。

注意したい病気

タチアオイに多い注意したい病気を解説いたします。

斑点病

斑点病は、葉に小さな褐色の斑点が現れ最終的に葉が破れやすくなるという症状が現れる病気です。土中の細菌が葉に付着することで起こるため泥が付着しないようにマルチをするなどをして予防しましょう。

炭そ病

炭そ病は、葉に褐色の斑点が現れ徐々に黒色の斑点になるという症状が現れる病気です。雨によって原因となる糸状菌が感染するため雨に当てないことが大切です。

ウイルス病

ウイルス病は、葉にモザイク模様が入る病気です。アブラムシの寄生によって媒介されるためアブラムシの防除によって予防することができます

注意したい害虫

タチアオイに多い注意したい害虫を解説いたします。

ハマキムシ

ハマキムシは、葉をクルクルと巻き新芽などを食害する害虫です。見つけ次第捕殺するようにしましょう。薬剤の散布も効果があります。

アブラムシ

アブラムシは、新芽や蕾に集団で寄生し樹液を吸い取る害虫です。ウイルスの媒介も行うため牛乳スプレーや薬剤を散布しても良いでしょう。

タチアオイの剪定方法

タチアオイを正しく育てていくと綺麗な花を咲かせるでしょう。その後には剪定と呼ばれる作業が必要となります。剪定の方法を知り、タチアオイをより長く楽しみましょう。

タチアオイは花が終わった時に剪定をする

タチアオイは花が終わった後に剪定を行います。花を楽しんだ後すぐということを覚えておきましょう。

すべての花が終わったら花茎を株元で剪定する

全ての花が咲き終わり、蕾も出なくなった花茎を株本で切り取ります。剪定を行うことで病気や害虫の発生を予防することに繋がります。

タチアオイの剪定手順

タチアオイの剪定は以下のように行います。
  1. 全ての花が咲き終わった花茎を見つける
  2. 剪定する花茎の根元を見つける
  3. 根元を切るように剪定ばさみなどで剪定する

花が咲いている最中も病気の予防として花がら摘みを行う

また、花が残っている場合でも病気の予防のために花がら摘みを行いましょう。無駄なエネルギーを消費することを防ぐこともできるため花を長く楽しむことができるようになります。

タチアオイの増やし方

タチアオイを増やしたいと思ったことはありませんか?実は、タチアオイは簡単に増やすことができる植物です。今回は2通りの増やし方について解説いたします。

タチアオイを株分けで増やす方法

タチアオイは株分けによって増やすことができます。

株分けは3月から4月か、10月から11月が適期

株分けの適期は3月~4月、また10月~11月が適期です。株分けに適さない時期に行うと失敗しやすいため避けましょう。

タチアオイの株分け手順

タチアオイの株分けは以下のように行います。
  1. 十分に育った株を用意する
  2. 根を傷つけないように優しく掘り出す
  3. 株を手などで分け、それぞれ別の鉢や場所に植えつける
  4. 植え付けた後根付くまでは水切れに注意しましょう

タチアオイを種まきで増やす方法

また、タチアオイは種まきでも増やすことができます。

開花期の終わりに花をいくつか残して枯れるまで待つ

開花期の終わりに花がらを摘まず残しておくことで種を収穫することができます。開花期の初めから種を採るとその後の花が少なくなるためご注意ください。

全体的に茶色くなったら種を取り出して保管する

莢が全体的に茶色くなったら種の収穫時期です。中にある黒い種を集めて保管しておきましょう。保管する場所は直射日光の当たらない低温環境がおすすめです。

種まきは4月上旬から5月下旬が適期

種まきの時期は4月上旬~5月下旬です。しかし、品種によっては9月に種まきを行うこともあります。品種に応じて時期を変えましょう。

タチアオイの種まき手順

種まきの方法は以下の通りです。
  1. 種を水を入れたコップなどに入れ一晩ほど十分に吸水させます
  2. ポットなどに腐葉土などを入れ、十分に水で湿らせます
  3. 種をまき、本葉が2~3枚でるまで管理します
  4. 2~3枚の本葉が出たら植え替えのタイミングです。根を崩さないように定植しましょう

種まき後からだいたい14日~21日で発芽する

環境によるもののタチアオイのタネは14~21日で発芽します。発芽した直後は水切れに注意して管理してください。

こぼれ種でも発芽することがあるが不確実なので注意

また、タチアオイはこぼれ種でも発芽することがあります。しかし種をまいて苗を作るよりは不確実のため、確実に増やしたい場合は種を蒔いて苗を作りましょう。

【まとめ】タチアオイの育て方を徹底解説!成長後のお手入れ方法から増やし方まで

タチアオイの育て方を中心に必要なお手入れについて解説いたしました。タチアオイの育て方のコツやポイントを掴むことはできましたか? この記事のポイントは、
  • タチアオイは春か秋に植え付けを行い、その際には元肥を施す
  • 病気や害虫が発生することがあるためこまめな観察で症状を見逃さない
  • 花が終わったら剪定を行い、開花期間中も花がらを摘む
  • タチアオイは株分けと種まきで増やすことができる
です。 タチアオイを育てる時にはこの記事で育て方を何度も確認してみてくださいね。育て方のコツさえわかってしまえば初心者の方でも育てやすい植物です。ぜひ、栽培にチャレンジしてみましょう。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では植物の育て方に関する記事を多く掲載しています。ぜひほかの記事も読んでみてくださいね。