ツツジの育て方を徹底解説!成長後のお手入れ方法から人気の種類まで

ツツジの育て方を徹底解説!成長後のお手入れ方法から人気の種類まで
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目次

春になり、気温がだんだんと暖かくなってくると外ではたくさんのお花が咲き始めますよね。花壇はもちろんのこと、街路樹や庭の植木もたくさん花を見かけることが多くなるかと思います。 特に、庭だけでなく公園の庭木や街路樹として見かけるツツジの花はとても華やかで綺麗だと思う方も多いのではないでしょうか。または、そのようなツツジを自分で育ててみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。 ツツジを育てたいと思っていても、育て方が分からなければ不安ですよね。特に園芸初心者の方であればなおさら育て方を知っておきたいことでしょう。 今回は、
  • そもそもツツジとはどのような植物なのか
  • ツツジの育て方や基本的な栽培管理の方法
  • おすすめのツツジの品種や種類
について解説していきます。 ガーデニングの一環としてツツジをこれから育てようと思っているけれど、育て方が分からずとても不安。そもそもツツジがどのような植物なのか気になるという方に特におすすめの記事となっています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ツツジってどんな植物?

ツツジの育て方について知る前に、まずはツツジとはどのような植物なのかについて知りましょう。ツツジの生態や特徴を知ることでより愛着を持つことができるほか、どのような育て方で育てたらよいのかを知るヒントを得ることができますよ。

ツツジの基本情報

ツツジは日本や中国と言った東アジアを原産地とする常緑低木です。学名のRhododendronは薔薇の樹木という意味があるものの、実際にはバラとは分類上全く異なる植物です。漢字では躑躅と書かれ、立ち止まって眺めてしまうほどきれいな花を咲かせることが由来となっています。
植物目 ツツジ(躑躅)
学名 Rhododendron
草丈 50cm~2m
耐寒性 強い
耐暑性 強い

花のピンク色がとても鮮やかで印象的な植物

ツツジの花はピンク色のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。実のところツツジにはピンク色以外にも様々な色があるものの、やはりもっともツツジの色として定着しているのは目を惹いてしまう鮮やかなピンク色でしょう

花の奥に甘い蜜がある

ツツジの花には甘い蜜があることも有名です。通学路にあるツツジの花を摘み取り蜜を吸った経験のある方も多いのではないでしょうか。しかし、実はこの行為には少し危険があります。

ツツジは種類によって毒があるので注意

蜜を吸うことができる植物としてなじみ深いツツジには、一部有毒なものがあるとされています。そのため、多量に蜜を吸ってしまうと具合が悪くなってしまうこともあります。花には虫も集まるほか、他人のお庭のツツジの花を摘むことにつながるかもしれないためツツジの蜜を吸うのは控えた方が良いかもしれませんね。

プランターや花壇から盆栽まで幅広く育てられる

ツツジは花壇だけでなく鉢植えやプランター、盆栽と様々な形で育てることができます。狭いスペースでも鉢植えやプランター、盆栽で楽しめるのは嬉しいですね。また、常緑のため生垣としても育てられます。

サツキもツツジの仲間

5月頃に花を咲かせるサツキも実はツツジの仲間とされています。また、鉢花としてガーデニングで人気が高いアザレアもツツジを西洋で品種改良したもののためサツキ同様ツツジの仲間ということができます。

日本では北海道から中部地方にかけて分布している

日本では北海道から中部地方にかけて自制したツツジが分布しています。このように日本の気候に適応した植物のため非常に育てやすいですよ。

ツツジの育て方【植え付け】

はじめに、ツツジの育て方として植え付けの方法やコツについて解説していきます。ツツジの苗を植えつけるのに適した時期や方法について知っておきましょう。

植え付けは3月から6月上旬、または9月下旬から10月が適期

ツツジの植え付けは基本的には3月から6月の上旬、または9月下旬から10月の時期がおすすめです。寒い時期の場合は気温が上がる3月から6月の上旬、暖かい時期の場合は冬前にしっかりと育つことができるため花を速く楽しむことができる9月下旬から10月に植えると良いでしょう。

ツツジの植え付け手順

  1. ツツジの苗を取り出し根をほぐします。土が粘土質など不適切な場合は土を半分程度落としましょう
  2. 植穴にツツジの苗を入れ、隙間を埋めるように土を入れます
  3. 根と土がしっかりとなじむようにたっぷりと水を与えます
  4. 根付くまでは乾燥しないように水を与え、日陰で管理を行いましょう
  5. 根付いた後は通常の育て方に基づいて管理を行います

深植えすると根腐れの原因になるので注意する

ツツジの苗を深植えにしてしまうと根が呼吸困難になってしまい根腐れを起こすことがあります。根元を深く埋める深植えにならないように注意しましょう。

ツツジの育て方【用土】

ツツジの育て方として2つめにツツジが好む用土について解説いたします。ツツジはほかの植物が持たない特殊な性質を持ちます。特に用土を間違えてしまうと枯れてしまうことがあるため必ず確認しておきましょう。

水はけと水もちのよい酸性土壌を好む

ツツジは水はけがありながらもほどほどに水持ちの良い酸性土壌を好みます。特に初心者さんが見落としやすいポイントが土の酸性度です。酸性に傾いていない土でなければ育つことができないため苦土石灰などで中和したりコンクリートの近くなどでは育てないようにしましょう。

ツツジの土の作り方

ツツジが好む用土の作り方について解説いたします。

赤玉土小粒4:鹿沼土小粒3:酸度未調整のピートモス2:バーミキュライト1

一つ目に小粒の赤玉土と小粒の鹿沼土、酸度未調整のピートモス、バーミキュライトをそれぞれ4:3:2:1で配合したものがあります。ピートモスは酸度を調整してあるものだと土が酸性にならないためよく確認してください。

山野草用土1:プランター用の培養土1:赤玉土小粒1

二つ目に山野草用土、プランター用の培養土、小粒の赤玉土をそれぞれ1:1:1で配合したものです。先ほど解説したものより水はけがよいため根腐れを起こしたくなくこまめに管理ができる方向けの土になります。

ツツジの育て方【置き場所】

ツツジの育て方として3つめに解説するのはツツジの置き場所や育てる環境です。ほかの育て方が正しくても置き場所が悪いとツツジは元気がなくなってしまいます。しっかりとツツジが好む環境を知ることが大切です。

日当たりと水はけの良い場所に置く

ツツジは日当たりが良く水はけのよい場所を好みます。特に日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまうためしっかりと日の当たる場所を探しましょう。

夏の直射日光に当たると枯れるので注意する

しかし、夏の直射日光に当ててしまうと最悪の場合枯れてしまうため木漏れ日が当たる場所に置くと良いでしょう。遮光カーテンを使用するのも一つの手です。

冬の乾燥した寒風に当たらないように注意する

ツツジは北海道にも分布しているほど寒さには強いものの、乾燥した寒風に当たると葉が傷んでしまいます。春に花を咲かせるのに影響が出る場合があるため風を遮ることができるような場所で育てると良いでしょう。

鉢植えでも屋外に置く

ツツジは基本的には室内で育てることができません。鉢植えで育てていても屋外に置くようにしましょう。

ツツジの育て方【水やり】

ツツジの育て方として4つ目に水やりの方法について解説いたします。水やりは多くの方が思い浮かべる植物のお世話ですね。そのため簡単なように思われることが多いものの、実は水やりは奥が深く、初心者の方がつまずきやすいポイントでもあります。正しい水やりの仕方を確認しましょう。

地植えの場合の水やり方法

地植えの場合の水やりについて解説いたします。

根付いてからは水やりをする必要はない

地植えの場合、基本的には根付いてからは水は与える必要がありません。根腐れを防ぐためにも水は与えないようにします。

夏などの極度に乾燥した時にだけ水をたっぷりあげる

夏など日照りが続き極度に乾燥した時には水をたっぷりと与えましょう。あまりに乾燥すると枯れこんでしまうことがあります。

鉢植えの場合の水やり方法

鉢植えの場合の水やりについて解説いたします。

蒸らさないように朝の涼しい時間に水やりをする

気温の高い昼に水を与えると根が蒸れて傷むことがあります。特に夏場は朝の涼しい時間に水を与えてください。

春と秋は1~2日に1回水やりをする

春と秋は環境によるものの1~2日に1度水やりをします。水はけの悪い土を使用している場合は土が乾燥してからでも構いません。

夏は朝と夕方の2回水やりをする

夏は朝と夕方の2回水やりを行います。こちらも土によっては回数を変えてください。

冬は土が乾燥したら水やりをする

土は生育が鈍るため土が乾燥したら水やりをする程度で十分です。根腐れの原因にもなるため与えすぎに注意しましょう。

ツツジの育て方【肥料】

ツツジの育て方として5つ目に肥料の与え方について解説いたします。綺麗な花を咲かせるためにはたくさんのエネルギーが必要です。肥料を与えることでツツジにエネルギーを補給してもらい、綺麗な花を咲かせることができるようにしましょう。

肥料をあげるのは5月から6月、9月下旬、1月

ツツジに肥料を上げるのは5月~6月、9月下旬、1月です。それぞれ開花期の栄養を補給、花芽形成のサポート、春の成長を促すという目的があります。

緩効性化成肥料を株の周りに置く

肥料は緩効性の化成肥料が良いでしょう。少しずつ、長期間に渡って効果があらわれるためツツジの生態にピッタリな肥料となっています。

肥料のあげすぎは肥料焼けを起こす可能性があるので注意する

肥料を与える量は多すぎると肥料焼けを起こし根を傷める可能性があるため注意しましょう。与えすぎるよりは控えめの方が良いとされています。

ツツジの育て方【害虫】

ツツジの育て方として6つ目に害虫が発生した時の症状や対処方法について解説いたします。ツツジを正しい育て方で育てていても、害虫が発生してしまい枯れることがあります。ここではツツジに多い害虫についてまとめています。もしもツツジの調子が悪いと思った時には照らし合わせてみてくださいね。

ハダニ

ハダニはツツジの葉に寄生し樹液を吸い取る他病気も媒介する厄介な害虫です。葉がべたつく時はハダニが発生している症状となっているため葉水を行ったり殺虫剤を散布しましょう。

ツツジグンバイムシ

ツツジグンバイムシは葉から樹液を吸い取る害虫です。葉の色が一部抜けるなどの症状が現れます。成虫を見つけたら捕殺するほか、殺虫剤も有効です。

ベニモンアオリンガ

ベニモンアオリンガは新芽や蕾を食べてしまう黄緑色の害虫です。幼虫やさなぎを見かけたら取り除く、殺虫剤を使用すると良いでしょう。

ハマキムシ

ハマキムシは名前の通り葉っぱをクルクルと巻いてしまうほか、新芽や蕾を食べる害虫です。クルクルと巻かれた葉っぱを見つけた時には取り除くようにします。

ツツジの剪定方法

限られたスペースでツツジを育てていると、どうしても大きくなりすぎて困るといったトラブルが発生してしまいます。そのようなときには剪定を行いましょう。また、ツツジを元気に育てるためにも定期的な剪定は必要です。ツツジの剪定方法を覚えておきましょう。

花後から6月上旬までに剪定を行う

ツツジの剪定は花後から6月の上旬までに行うようにします。遅くに行うと花芽を切り落としてしまうため花が咲かなくなってしまいます。

枯れた枝や重なった枝を基部から切り風通しをよくする

基本的には枯れた枝や重なって風通しを悪くしている枝を基部から切り落とします。樹形はそこまで崩れにくいため必要最低限の剪定で十分です。

ツツジの剪定手順

ツツジの剪定は以下のように行います。
  1. まずは枯れている枝を全て切り落としましょう
  2. その後に、枝が重なり合っている枝を切り落とします
  3. 全体を見て風通しの悪い場所や形の悪い場所、飛び出ている枝などを探し剪定します

ツツジを増やす方法

ツツジを増やしてより楽しみたいと思ったことはありませんか。ツツジの苗を購入してももちろん良いのですが、実はツツジは枝から増やすことができます。ツツジの増やし方や苗の育て方について解説いたします。

ツツジは挿し木で増やせる

ツツジは挿し木と呼ばれる方法で増やすことができます。剪定枝も使用することができるため気軽に挑戦することができるはずですよ。

6月から7月が挿し木の適期

挿し木の適期は6月から7月の湿度が高い時期です。この時期であればよく挿し木が成功するためぜひチャレンジしてみてくださいね。

ツツジの挿し木手順

ツツジの挿し木は以下のように行います。
  1. 新しく伸びた枝を選び、10~15cm程度に切ります
  2. 葉を4~5枚残し、枝を1晩~半日程度水に浸けます
  3. 小粒の鹿沼土に挿して発根するまで水を切らさないように水を与えます

挿し木後は風の当たらない日陰で乾燥しないように管理する

挿し木をした後は乾燥を防ぎつつ、風によって枝が揺れてしまわないように風の当たらない日陰で管理しましょう。発根したら根を傷めないように植え替えをして通常の管理を行います。

ツツジの育て方【種まき】

ツツジは基本的には苗を植えて育てます。しかし、実はツツジは種からも増やすことがd来ます。花が咲くまで時間がかかるため初心者さんの方には少し難しいものの、ツツジの育て方をマスターしたらぜひ挑戦してみてくださいね。

種まきは3月下旬から5月上旬ごろが適期

ツツジの種まきは3月下旬から5月上旬に行います。秋は冬がすぐに来てしまうため避けた方が良いでしょう。

ツツジの種まき手順

ツツジの種まきは以下のように行います。
  1. 平鉢に鹿沼土を入れ、たっぷり水をかけます
  2. タネを均等になるように蒔きます
  3. タネが流れないように霧吹きで水をしっかりと与えます

種まき後は直射日光と雨の当たらない場所で管理する

種まきをした後は乾燥を防ぐために直射日光の当たらない場所で管理しましょう。また、種が流れ出すことがあるため雨にも当てないようにします。

ツツジの様々な種類

最後に、ツツジのおすすめの品種をご紹介いたします。ツツジには多くの種類があるため、好みの品種を探してみてはいかがでしょうか。

本霧島

本霧島は赤い花を咲かせるツツジです。パッと目を惹く花を咲かせるため庭木だけでなく公園の植木としても植えられることのある本霧島は非常に人気の高い品種として知られています。

黒潮

黒潮は珍しい青い色をしたツツジです。青色の花を咲かせるため、ピンク色や白いツツジ以外を育ててみたいという方におすすめできる品種となっています。

春一番

春一番は淡いピンク色の花がとてもかわいらしい、とても春にピッタリなお花を咲かせる品種です。シャクナゲとの交配品種のため春一番は花や葉の付き方がシャクナゲに似ているという特徴もあります。

さざなみ

さざなみは春一番と同様シャクナゲとの交配品種です。コンパクトな樹形と青色の花がとても神秘的な品種となっています。枝分かれもしやすく、花数も多いため華やかなツツジです。

レジナ(久留米ツツジ)

レジナは白い花にほんのりと淡いピンク色が入った花を咲かせる品種です。レジナは久留米ツツジとも呼ばれることがあり、樹幹を覆って花をつけることが特徴とされています。

クレーターレイク

クレーターレイクはさざなみや黒潮同様ブルー系のツツジです。クレーターレイクは特に青色が濃く、花色が美しいことで人気の高い品種です。

ブルーダイヤモンド

ブルーダイヤモンドもブルー系のツツジです。しかし、ブルーダイヤモンドは開花期が少し早く、寒い季節から花を楽しむことができますよ。

【まとめ】ツツジの育て方を徹底解説!成長後のお手入れ方法から人気の種類まで

今回はツツジの育て方を中心にツツジについての情報を解説いたしました。ツツジの育て方や管理のコツについて知ることはできましたか? この記事のポイントは、
  • ツツジは酸性の土壌を好むため鹿沼土やピートモスを配合する
  • ツツジは日当たりが良く極度に乾燥しない場所を好む
  • ツツジは挿し木で増やすのが一般的ではあるが、種まきでも増やすことができる
  • ツツジには病気や害虫が発生することがあり、症状や対策方法を知ることが大切
です。 ツツジには多くの品種があります。しかし、基本的にはこの記事で解説した育て方のポイントを守ることで上手に育てることができるはずですよ。ぜひこの記事を参考にツツジの栽培に挑戦してみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では園芸に関する記事を多く掲載しています。ぜひほかの記事も読んでみてくださいね。