ブルーデージーの育て方を徹底解説!お手入れ方法から人気の品種まで

ブルーデージーの育て方
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目次

皆さんは観葉植物を育てた経験はありますか?観葉植物は育てるだけでなく、お部屋のグリーンインテリアとして飾って楽しむこともできます。 ルリヒナギク(フェリシア)属のブルーデージーはこんもりと青や薄紫の花をたくさん咲かせる綺麗な植物です。ファンシーなイメージからお部屋のインテリアにも非常に人気です。 「ブルーデージーってどんな植物?」「ブルーデージーの育て方が知りたい!」といった方に向けて以下の内容をまとめました!
  • ブルーデージーの基本情報と特徴
  • ブルーデージーの育て方
  • ブルーデージーのお手入れ方法
  • ブルーデージーの人気品種
ブルーデージーはは耐寒性がそこまで高くなく、育て方や管理方法を誤ると枯れてしまいます。ブルーデージーの育て方について詳細に解説していますので、これからブルーデージーを育てようと考えている方はぜひ本記事を最後までご覧になってくださいね。

そもそもブルーデージーってどんな植物なの?

そもそもブルーデージーってどんな植物なの?
「ブルーデージーってどんな植物?」と疑問に思っている方もいるかと思います。ここではブルーデージの育て方を解説する前に基本情報と特徴について解説していきますね。

アフリカを原産とするキク科ルリヒナギク(フェリシア)属の花

ブルーデージーは南アフリカが原産のキク科ルリヒナギク(フェリシア)属の花です。ブルーデージーは通称の名前で本来はブルーデイジーと呼ばれていますが、デイジーはヒナギク属なのでブルーデイジーとは異なる種になります。青色や薄紫の花をパっとたくさん咲かせた見た目をしており、草丈は小さいので全体的にこんもりと育ちます。 ブルーデージーは原産地が暖かい地域なので本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、寒さに弱く冬越しすることができないため日本では一年草となっています

青く細長い花弁と黄色い中心部のコントラストがかわいい

ブルーデージーは茎が細長く、青や薄紫の花を咲かせます。中央部にある黄色い花粉とのコントラストがとてもかわいいと評判でお部屋のインテリアとしても人気が高いです。

ブルーデージーは2種類ある

ブルーデージーには大きく分けて2種類あります。特徴に大きく違いはありませんが、細かい違いについて解説していきます。

アモエナ

アモエナはアメロイデスより後に出回った品種で、花や葉っぱの幅がアメロイデスと比較して全体的に細めになっています。スッキリした見た目が好きな人はアモエナがオススメです。

アメロイデス

基本的に流通している品種はアメロイデスです。アモエナに比べ花や葉っぱが幅広になっています。ボリュームのあるブルーデージを育てたい方は

ブルーデージーの育て方のポイント①置き場所

ブルーデージーの育て方のポイント①置き場所
ここからはブルーデージーの育て方を解説していきます。始めに紹介する育て方は置き場所について。置き場所を誤ってしまうとブルーデージーにストレスを与えてしまうことになるので不安な方は参考に見ていってくださいね。

日当たりの良い場所で管理する

ブルーデージーは日当たりが良く風通しのいい場所を好みます。日光不足になったときの弊害について解説していきます。

日光不足だと花付き・花色が悪くなる

ブルーデージーは日光不足だと花付き・花色が悪くなってしまいます。つぼみがあっても花が咲かないということはよくある話なので、日当たりがよく風通しのいい場所に置きましょう。ただし長時間日光に当たってしまう場所は避けてください。葉焼けを起こしてしまう恐れがあります。

斑入りのものは強い日差しに弱いため注意する

ブルーデージーには斑入りのものもあります。斑入りの品種は強い日差しに弱く葉焼けを起こしやすいです。葉焼けを起こした部分は光合成ができないため、成長を阻害してしまい元気がなくなってしまうので注意してください。

高温多湿を嫌うため雨の当たらない場所で管理する

ブルーデージーの生育温度は18℃~20℃。25℃を超える環境はあまりよくありません。また多湿も嫌うため、外で栽培する場合は玄関や軒下など雨の当たらない場所に置くことも重要となってきます。

移動可能な鉢植えで育てるのがおすすめ

ブルーデージーは地植えで栽培することもできますが、耐寒性が高くないため冬を越すことができません。冬は屋内で栽培することが基本となるため移動可能な鉢植えがおすすめです。

季節によって対策が必要

置き場所は季節によって変えるほうがいいでしょう。春先であれば日光のよく当たる場所に、真夏であれば直射日光が当たらない明るい日陰などがおすすめです。ブルーデージーの様子を見て悪そうであれば置き場所を変えてみましょう。

冬は室内の日当たりの良い場所に移動するとよい

ブルーデージーは冬の寒さに耐えられないため室内で育てます。室内では日当たりが少なくなってしまうので、窓際などの日当たりのいい場所に置いてあげましょう。

地植えの場合

ブルーデージーは冬越しを考えなければ屋外で地植えすることもできます。屋外で育てる場合の置き場所について解説していきます。

雨の当たらない軒下

ブルーデージーは多湿を嫌う植物です。雨に当たらない軒下などに植えるようにしてください。雨に当たりすぎて鉢内に湿気が溜まると「根腐れ」を起こしてしまいます。根腐れを起こすと、そのまま枯れてしまうので雨が当たらないように注意してくださいね。

一段高くなった水はけのいい場所

可能であれば一段高くなった場所に地植えしましょう。一段高いと水はけが良くなり、ブルーデージーと相性がいいので枯れにくくなりますよ。

ブルーデージーの育て方のポイント②水やり

ブルーデージーの育て方のポイント②水やり
続いて紹介するブルーデージーの育て方は水やりについて。地植え・鉢植えそれぞれの水やりでの育て方について解説するのでぜひ見ていってください。

地植えの場合:基本的に水やりは不要

ブルーデージーを地植えで育てる場合は基本的に水やりは必要ありません。土の奥に水分があるので水不足に陥ることはありませんが、真夏で雨が降らない日が続いた場合は水切れの心配があります。水をあげるようにしましょう。

鉢植えの場合

鉢植えでの育て方は地植えの育て方とは大きく異なります。また季節によっても水やりでの育て方が変わるので解説していきます。

表土が渇いたらたっぷりと

水やりのタイミングは基本的に表土が乾いたらあげましょう。真夏の暑い時期は涼しい早朝か夕方にあげるようにしてください。暑い日中の時間帯に水やりしてしまうと鉢内が蒸し風呂状態になって根腐れを起こしやすくなるので注意が必要です。

梅雨~秋、冬は少し水やりを控えめに

梅雨~秋の間は湿気が多くなるので水の量を減らしてあげてください。また冬は休眠期でほとんど成長しないため、水もそれほど必要としません。いずれも水をあげすぎやすい時期なので少なめに抑えるようにしてください。水をあげすぎると根腐れを起こしてしまいます。

ブルーデージーの育て方のポイント③土

ブルーデージーの育て方のポイント③土
続いて解説する育て方は土選びについて。ブルーデージに合った土を選ぶことでより健康的に育てることができます。ブルーデージーの好む土について解説していきます。

水はけがよく肥沃な土を好む

ブルーデージーは多湿を嫌うため水はけの良く、栄養価の高い肥沃な土を好みます。この後の見出しでブルーデージーが良く好む配合について解説していくので、最後まで見ていってくださいね。

市販の培養土で育てられる

ブルーデージーが良く好む水はけがよく栄養価の高い土はホームセンターや園芸店で販売されている園芸用の土で十分に育てることができます。土の配合は園芸に慣れてきた方向けなので、難しいと感じた方は市販の物でも問題ありません。

赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の配合土なども

ブルーデージーは赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の配合土がおすすめ。赤玉土と腐葉土、ピートモスは排水性・保水性・通気性・栄養価がとても高いためブルーデージーとは相性がバッチリです。

赤玉土6:腐葉土3:川砂1でもよい

ブルーデージーは水はけの良い土をよく好みます。赤玉土6:腐葉土3:川砂1の組み合わせは水はけに特化した組み合わせで、こちらもブルーデージーとは相性がいいです。湿気の溜まりやすい環境であればこちらの配合がおすすめですよ。

水はけをよくするため鉢底石を敷くのがおすすめ

水はけをより良くしたい場合は鉢に用土の下に鉢底石(軽石)を敷きましょう。鉢底石は多孔質で排水性や通気性がとてもよくなります。鉢底石はホームセンターや園芸店に販売されているので検討してみてくださいね。

ブルーデージーの育て方のポイント④肥料

ブルーデージーの育て方のポイント④肥料
最後に紹介するブルーデージー育て方は肥料について。肥料は植物の生育を促進させてくれますが、肥料での育て方を誤ってしまうと返って逆効果になってしまうことがあります。肥料での育て方の要点・注意点を紹介説していきますね。

元肥

元肥とは植え付けや植え替えのタイミングで土に混ぜて与える肥料のことをいいます。ブルーデージーの元肥について解説します。

緩効性化成肥料を施す

元肥としてオススメなのは固形肥料である緩効性化成肥料。効果は強くありませんが、持続時間が長く2か月ほど土に栄養を与え続けてくれます。効果が弱めな分、過剰に肥料を与えてしまうということも少ないですよ。

地植えの場合:1㎡あたり150g

地植えの場合1㎡あたり150gほど与えてください。地植えの場合は土が多くその分多めの肥料が必要になります。

鉢植えの場合:用土1リットル当たり5g

鉢植えで肥料を与える場合は用土1リットル当たり5gほどで十分です。肥料を与えすぎてしまうと「肥料焼け」を起こして枯れてしまうことがあります。肥料を与えるときは製品に書かれた分量を守って使うようにしましょう。

地植えの追肥

ブルーデージーは元肥を与えた後も追肥を与えてあげることでより元気に育てることができます。地植えでの追肥について解説していきます。

定期的に与える必要はない

基本的に追肥は定期的に与えるものですが地植えの場合はそこまで必要はありません。最初の元肥だけでも十分元気に育てることができます。

花や葉が小さくなったら追肥する

花や葉が小さくなった場合は、栄養が足りてない可能性があります。そのタイミングで追肥をしてあげましょう。必要のないタイミングで肥料を与えてしまうと、栄養過多で肥料焼けを起こしてしまうこともあるので注意してください。

鉢植えの追肥

鉢植えでの追肥について解説していきます。

春~秋に緩効性化成肥料を施す

ブルーデージーの成長期である春~秋に緩効性の肥料を与えましょう。与えるタイミングの目安としては2か月に1回程度。もしくは製品の説明に従って与えるようにしてください。

肥料は少なめに定期的に与えるのがポイント

ブルーデージーに肥料を与える場合は定期的に与えて肥料切れを起こさないようにしますが、肥料はそれほど必要ないため分量は少なめがちょうどいいです。与える肥料を抑えることで肥料焼けも回避しやすくなりますよ。

真夏は肥料を与えない

暑い真夏の時期は肥料を与えるのを控えてください。暑い夏の時期は植物の生育が鈍ってしまいます。そんな中成長を促進する肥料を与えてしまうとブルーデージーにストレスを与えてしまい枯れてしまう恐れがあります。

ブルーデージーのお手入れ

ブルーデージーのお手入れ
ブルーデージーがある程度成長してくると必要なお手入れも増えてきます。ここでは育て方とは別にブルーデージーに必要なお手入れについて紹介していきます。

植え付け

ブルーデージーの苗が大きくなったら鉢に植え付けてあげなければなりません。成長に合わせて大きな器に移さなければ、根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりは枯れる原因となってしまうので、成長してきたら植え付けを忘れないようにしてください。

植え付けの時期:3月~4月

植え付けのオススメ時期は成長期始まりの3月~4月。植え付け後は元気に育てるために生育期の直前に植え付けがオススメです。3月~4月の時期であれば回復力も高いので植え付け後の回復も安定しています。

植え付けのしかた

ブルーデージーの植え付け方法は以下の通り。
  1. ブルーデージーより一回り大きな鉢を用意する
  2. 新しい鉢に鉢底ネットを敷く
  3. 鉢底ネットが見えなくなる程度まで鉢底石を敷く
  4. 鉢の1/3程度土を入れておく
  5. ブルーデージーの苗を育苗ポットから取り出す
  6. ブルーデージーの根鉢をほぐす
  7. 用意した鉢にブルーデージーを入れる
  8. 鉢縁の3cm程度下まで土を入れていく
  9. 水をたっぷりあげて完了

植え替え

ブルーデージーは定期的な植え替えも大切です。成長したのに鉢を大きいものに移し替えなければ窮屈になってしまい、最終的に根詰まりを起こして枯れてしまいます。

植え替えの時期:8月下旬~9月

植え替えにオススメな時期は生育期で気候もちょうどいい8月下旬~9月。植え替えも植え付け同様にブルーデージーにストレスがかかってしまうので、時期に気を付けるようにしてください。10月終わりごろからは休眠期に入っていくので植え替えには向いていません。注意してくださいね。

植え替えのしかた

ブルーデージーの植え替え方法は以下の通り。
  1. ブルーデージーより一回り大きな鉢を用意する
  2. 新しい鉢に鉢底ネットを敷く
  3. 鉢底ネットが見えなくなる程度まで鉢底石を敷く
  4. 鉢の1/3程度土を入れておく
  5. ブルーデージーを鉢から取り出す
  6. ブルーデージーの根鉢をほぐす
  7. 黒く腐った根っこはすべて切り落とす
  8. 用意した鉢にブルーデージーを入れる
  9. 鉢縁の3cm程度下まで土を入れていく
  10. 水をたっぷりあげて完了

花がら摘み

ブルーデージーの開花時期は3~5月、9月~10月です。開花が終わった後の花がらを放置してしまうと、カビや病気の原因になってしまいます。ブルーデージーの病気予防のために定期的に花がらを摘むようにしてください。

剪定・切り戻し:植え替え時に行う

ブルーデージーの剪定や切り戻しは植え替え時に一緒に行うのもオススメです。枯れた葉や腐った根っこ、伸びすぎた枝を切り戻し剪定することで新しい芽や根っこに栄養が行き渡って育ちやすくなるので、こまめに行いましょう。

摘心:植え付け時に行う

摘心とは苗の先端部分を剪定ばさみなどでカットして側枝を発生させるテクニックです。ブルーデージー植え付けのタイミングで苗の先端を摘心することで芽数と花数を増やすことができます。

増やし方

ブルーデージーはある程度大きくなると増やすこともできます。ここでは増やし方についていくつか紹介していきますね。

種まき

ブルーデージーは花を咲かせた後は受粉して綿毛のような種を作ります。風で飛んで行ってしまうので、すぐ採取しておきましょう。ブルーデージーの種まきにオススメの時期は3月下旬~6月ごろ。土を乾燥させずに発芽温度である20℃ほどで管理してください。

挿し木

挿し木はブルーデージーの元気な枝をカットし、土に挿して新たに発芽させて増やす方法です。親株へのダメージが少ない増やし方で、成功確率も高いので初心者にもおすすめの増やし方です。

ブルーデージーの人気の品種を紹介

ブルーデージーの人気の品種を紹介
ブルーデージーには品種が複数あり、中でも人気の品種をここで紹介していきます。これからブルーデージーを育てようと考えている方はぜひ参考に見ていってくださいね。

アズールブルー:耐寒性・耐暑性が強くたくさん花をつける

アズールブルーは耐寒性・耐暑性がともに高く、たくさんの青花をつける多花性の植物です。アズールブルーは見た目のボリュームも申し分なく、ブルーデージーの中でも丈夫な品種のため初心者にもおすすめですよ。

ペガサス:斑入りで白い花を咲かせるのが特徴

ペガサスはブルーテージーですが、斑入りの白い花を咲かせる品種です。ペガサスは高温多湿を嫌うので、水を少なめに育てる必要があります。ペガサスは花だけでなく、葉っぱにも斑模様があり、丸くてかわいいと評判ですよ。

【まとめ】ブルーデージーの育て方を徹底解説!お手入れ方法から人気の品種まで

ここまでブルーデージーの育て方を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?ブルーデージーは多湿を嫌い、水はけの良い環境作りが重要であることが分かっていただけたかと思います。ここまでの内容をまとめると以下の通り。
  • ブルーテージは高温多湿を嫌う植物
  • ブルーデージーは寒さにも弱く5℃以下は耐えられない
  • ブルーデージーの育成温度は18~20℃
  • ブルーデージーは水はけの良い土を好む
  • ブルーデージー地植え・鉢植えどちらでも育てられる
  • ブルーデージー種まきや挿し木で増やすことができる
ブルーテージは暑さ・寒さに強いとは言えない植物です。育て方や管理方法を誤ってしまうと枯れてしまうので、ブルーデージーの育て方に困った方はぜひ本記事を役立ててくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。