ツバキの挿し木を解説!適した時期からペットボトルを使った方法まで

ツバキの挿し木を解説!適した時期からペットボトルを使った方法まで
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目次

椿は冬の花の代表格でもあり、日本人にとってなじみの深い植物です。昔から品種改良されてきた椿には様々な品種があり、選ぶのにも迷ってしまうほどなのではないでしょうか。また、お気に入りの椿を見つけて育てているうちに、その苗を増やしたいと考える方も多いかもしれません。 そこでこの記事では、
  • 椿の特徴をご紹介
  • 椿は挿し木で増やすことができるのか
  • 椿の挿し木に適した時期は?
  • 椿の挿し木に必要な道具をご紹介
  • 椿の挿し穂の採取と調整の方法を解説
  • 椿の挿し木のやり方について
  • ペットボトルでもできる!椿の挿し木
  • 挿し木後の椿の管理
  • 根付いた椿の挿し木を鉢上げする方法
以上のポイントについて詳しく解説していきます。 この記事を読めば、椿の挿し木についてのひと通りを知ることができるはずです。初めて椿を挿し木にして増やしてみたいと考える方も、挿し木の方法を知ってから椿を購入したいと思っている方もぜひ、この記事を参考にしてみてください。

椿は様々な用途で日本人に親しみのある植物

椿は様々な用途で日本人に親しみのある植物
椿は私たち日本人にとってとても親しみのある植物です。日本を含むアジア地方が原産の椿は、古来から日本人の身近に植えられてきました。現在のように園芸品種として改良された種類だけでなく、環境の変化に強い原種の椿が垣根や庭木としても愛されてきたのです。

江戸時代から、観賞用の他、食用や美容にも使われてきた

椿は江戸時代から観賞用の他にも食用や美容に用いられてきました。今でも椿油を使った美容製品は販売されていて、その抗酸化作用によってアンチエイジングなどにも人気なのです。また、現在ではあまり盛んではありませんが椿のやわらかいつぼみやほころびかけた花は料理の彩りとして食用にも利用されてきました。

椿の栽培方法は、鉢植えや地植え、盆栽など様々

そんな魅力あふれる椿の栽培方法は、鉢植えや地植え、盆栽など様々なスタイルで楽しむことができます。鉢植えや盆栽は椿の苗をコンパクトに抑えながら、適した環境で栽培できるメリットがありますし、地植えにすれば大きく成長してお庭のシンボルツリーや垣根などに利用することもできるのです。椿は幹や枝がやわらかいので、新芽が伸びる時期に針金をかけることで、様々な形にアレンジした盆栽を楽しむこともできます。針金は傷がつきやすいので丁寧にかけるのがポイントですよ。

椿は挿し木で増やすことができる

椿は挿し木で増やすことができる
椿は種をつける植物ですが、増やし方の主流はカットした枝を使って行う挿し木です。挿し木は園芸初心者にはハードルが高いかと思われがちですが、必要とする道具もそれほど多くなく、植物の種類によっては発根しやすいものも多いので試してみてはいかがでしょうか。

挿し木とは、枝をカットし別の場所に挿すことで植物を増やす方法の一種

挿し木は植物の枝をカットして、本体とは別の場所に挿して植えることでクローンとしての苗木を増やす方法の一種です。気に入った花の形や色がある場合には、同じ苗を作り出す可能性が高い挿し木が椿の増やし方として選ばれています。

椿を増やす方法は、他に接木や種まきがある

椿を増やす方法は、挿し木の方法以外にも接木(つぎき)や種まきが挙げられています。椿はよく種を付ける植物ですが、実際には種まきしてからの発芽率が低く芽が出ても開花までには3年から10年くらいかかってしまうことを覚えておきましょう。接木は挿し木と同じようにカットした椿の枝を使いますが、台木として病害虫に耐えられる種類を選ぶことで良い苗が作れると考えられています。

椿の挿し木の成功率は低いと言われている!正しい挿し木の方法を解説

椿は青々とした葉を通年を通してつける常緑樹ですが、意外にも挿し木の成功率は高くありません。正しい挿し木の方法を知ることによって、成功率を上げることもできますのでこの記事を通して詳しく学んでみてはいかがでしょうか。

椿の挿し木に適した時期

椿の挿し木に適した時期
まずは、椿の挿し木に適した時期についてご紹介します。椿の挿し木が最も発根しやすく、根付きやすい時期を選ぶことによって成功率を上げることができますので、挿し木にチャレンジする時は適切な時期を選ぶようにしましょう。

梅雨時の6月中旬から7月下旬が適期

椿の挿し木を行うベストシーズンは梅雨時の6月中旬から7月下旬です。最近では7月の後半になると温度がかなり高くなる地域が多いので、なるべく6月中に作業を行うのがおすすめです。梅雨時に挿し木を行うことによって、乾きやすい挿し穂の管理が行いやすくなりますのでこの期間を選ぶようにしましょう。初夏になると新芽がしっかり伸びていますので、その年に伸びた新しい枝を挿し木に用いることができます。

3月から4月に挿し木する場合は、前年度の芽を欠いておく

前年の椿の枝を用いる場合には、3月~4月に挿し木の作業を行いましょう。この時期に作業を行う時には、前年度の芽を欠いておくことが必要です。寒さが厳しい地域では開花後の椿の枝葉の生育が始まっていないので、初夏の時期を選ぶのがおすすめと言えるでしょう。

発根日数は約1か月

椿の挿し木を行ってから、発根して根付くまでの発根日数は約1か月ほどかかります。この1か月間の管理も成功率を上げるためには重要ですので、後ほどの項目で解説しましょう。天気予報を確認しながら、穏やかな天候が続く日に挿し木を行うと良いですよ。2年ほどすれば花芽をつけて開花してくれるはずです。

椿の挿し木で用意するもの

椿の挿し木で用意するもの
椿の挿し木を行う時期がわかったところで、作業に必要な道具についてご紹介します。椿の挿し木で使う道具はそれほど多くはありませんので、初めて作業をされる方も安心してくださいね。こちらでご紹介した道具の他にも、園芸バサミや水差しも用意しておきましょう。

椿の枝(挿し穂と呼ばれる)

まずは、挿し穂と呼ばれる椿の枝を用いましょう。初夏に作業を行う時には、その年の春に伸びた若い枝を用います。3月~4月の春先に挿し木を行う時には前年に伸びた芽を欠いた枝を用いましょう。花芽が形成されていれば、その年に開花する可能性もあります。若々しく、傷のない枝を選ぶと良いですね。

発根促進剤

発根促進剤を塗布すると椿の挿し穂の発根が格段に上がります。発根促進剤は園芸店やホームセンターで販売されていますし、椿以外の植物にも使うことができますので購入しておくことをおすすめします。

椿の挿し木を成功させるためには、挿し穂に適した土を選ぶ必要があります。以下でご紹介する用土のどちらかを購入すると良いでしょう。

赤玉土の小粒が細根の密着に良いためおすすめ

赤玉土の小粒は排水性が高く、挿し木に適した用土です。小粒の赤玉土は新しく伸びた細い根の密着にも良いため、特におすすめですよ。

市販の挿し木用土でもよいが新しい土が向いている

ホームセンターや園芸店などでは、挿し木用土が販売されているのを見かけたことがある方もいるかもしれません。挿し木用土は、排水性が良く殺菌されているため椿の挿し木に適しています。病害虫の恐れがない新しい土を用意しましょう。

挿し木で使う鉢は倒れにくく、しっかりとしたものがおすすめです。陶器鉢でもプラスチック製でも問題はありません。たくさんの挿し木を試す時には、育苗トレーや育苗ポットがおすすめです。

椿の挿し穂の採取と調整のやり方

椿の挿し穂の採取と調整のやり方
挿し木を行う手順の第一歩として、挿し穂の採取と調整のやり方についてご紹介していきましょう。

挿し木に適した挿し穂の選び方

まずは挿し木に適した挿し穂の選び方について解説します。病気に感染していない良い挿し穂を選ぶことが、挿し木を成功させる第一歩ですので、慎重に選びましょう。

色を咲き分ける品種では絞りの花を咲かせている枝を選ぶこと

単色の花を咲かせる椿と異なり、色を咲き分ける品種では絞りの花を咲かせている枝を選びましょう。絞りが少ない花が咲く枝を選んでしまうと、単色の花を咲かす苗に戻ってしまうこともありますので注意が必要です。

絞りの花とは、花弁の白や桃、紅色の地色に紅の模様が発現していること

絞りの花とはどのようなものなのでしょうか。複色とも呼ばれる絞りの花は、花弁のもともとの地色である白や桃色、紅色に深い赤の模様が発現しているものを指します。多くの絞りが入っている花の枝を選ぶことで、挿し木で作った苗も同じように絞りになる可能性が高まるのです。

椿の挿し穂の作り方

では、どのように椿の挿し穂を作るのかを解説していきましょう。作業自体は難しくありませんので、挿し穂となる枝を傷つけないように丁寧な作業を心がけるのがポイントです。

健康な枝を10センチほどにカットし、先端の葉を2-3枚残してそれ以外は落とす

病害虫の被害を受けていない健康な枝を、園芸バサミなどの切れ味の良いものを使って10センチほどにカットして挿し穂を準備します。先端の葉だけを2~3枚残してそれ以外は、落としてしまうようにしましょう。大きめの葉がついている時は半分にカットします。葉の数を少なくすることによって、葉からの蒸散を防ぎ乾燥して枯れることを避けるのです。また、枝の切り口はまっすぐになるように心がけます。

枝を水差しで30分水に浸す

カットした枝を水差しやバケツ、じょうろなどに入れて30分ほどしっかりと吸水させてあげましょう。あまり長い時間、水に浸しておくと逆に発根率が下がってしまいますので注意します。

挿し木は難しいため失敗してもいいように挿し穂を複数用意する

椿の挿し木は発根率や成功率が低いため、失敗しても良いように挿し穂を複数用意するようにしましょう。大きめの鉢であれば、複数の挿し穂をまとめて管理することもできます。育苗トレーなどを使って、たくさんの挿し穂を作ることもできますよ。

椿の挿し木のやり方

椿の挿し木のやり方
挿し穂の採取や調整ができたところで、どのように挿し木をしていくのかやり方について解説していきましょう。

手順①発根促進剤を椿の枝の切り口に塗布する

まずは、発根促進剤を椿の枝の切り口に塗布します。粉状のものが市販されていることが多いので、切り口に粉を付けて軽く払えば問題ありません。

手順②鉢に土を入れて、5センチほど穴をあけ、椿の挿し穂を挿す

用意した鉢に土を入れて、割りばしや木の枝などで5センチほどの穴を空けましょう。発根促進剤を塗布した椿の挿し穂を丁寧に、倒れなくなるくらいまで差し込みます。

手順③土をかぶせるように抑えて完了

手やピンセットなどで丁寧に土をかぶせて倒れないように、そっと指で土を押して固定したら完了です。挿し木を行った鉢の管理は後ほどの項目で詳しくご説明します。

椿をペットボトルに挿し木する方法

椿をペットボトルに挿し木する方法
成功率が低く難しいと言われる椿の挿し木ですが、お家にあるペットボトルに挿し木することもできます。ペットボトルは簡単に準備できる上、上部を密閉することで適度に湿度も保てますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

椿の挿し木はペットボトルで簡単に行うことができる!

椿の挿し木は大きめのペットボトルで簡単に行うことができます。手に入りやすい500mlのペットボトルでも良いのですが、倒れやすいので少し大きめのペットボトルを選ぶようにしましょう。ペットボトルでの挿し木は移動が簡単に行えて、管理がしやすいメリットもあります。また、透明なペットボトルは新芽の伸びる様子だけでなく発根も確認できますので鉢上げにする目安もわかりやすいはずです。

手順①大き目のペットボトルを二つに切り、下側に用土を敷いて挿し木する

まずは大きめのペットボトルを半分くらいの場所で二つに切り、下側の部分に清潔な用土を敷いて挿し木を行いましょう。挿し穂を作る手順は先ほどの項目を参考にしてみてください。しっかりと水やりを行う必要はありませんので、ペットボトルの底に穴は空けなくて大丈夫です。

手順②上から蓋をかぶせて密閉させる

挿し穂が倒れないように土を寄せて固定したら、上からペットボトルの蓋をかぶせて密閉させましょう。ペットボトルの上部と下部を上手にかぶせるためには、片方の切り口を軽くあぶって変形させることでかみ合わせが良くなり、かぶせやすくなります。また、ビニール袋で上部を代用することもできます。ただし、ビニール袋は蒸れやすいので温度の高い時期には外してあげるようにしましょう。

密閉することで日よけや風に当たらない場所に置く必要がなくなる

ペットボトルの上部を使って密閉することで、強い日差しから避けることもできますし防風の効果も兼ねてくれます。遮光する必要や風の当たらない場所に移動する必要がなくなりますので、より管理が楽とも言えるでしょう。

乾燥している場合はペットボトルの蓋を閉める

ペットボトルの蓋は内部の乾燥具合によって、開けたり閉めたりを切り替えましょう。乾燥している時は、ペットボトルの蓋を閉めることによって湿度を保つことができます。定期的に蓋を開けることによって、空気の入れ替えをしてあげるのもおすすめです。

椿の挿し木後の管理

椿の挿し木後の管理
椿の挿し木を行った後の管理は、成功率を上げるためにとても重要です。発根日数が約1か月ほどかかる椿の挿し木が枯れたり、乾いたりしないように注意して管理してあげましょう。

置き場所は1か月間は風の当たらない明るい日陰で管理する

挿し木後の苗の置き場所は、発根するまでの1か月程度は風の当たらない明るい日陰で管理しましょう。風が当たると挿し穂が乾燥したり、傷みやすくなったりするデメリットがあります。また、日陰に置くことによって乾燥を防ぐこともできます。

水のやり方は、挿し木後10日間は軽く行い、それ以降は土が乾いたら与える

椿の挿し木を行った後は、どのように水やりをしたら良いのか迷ってしまう方も多いかもしれません。水やりの頻度が高すぎると発根せずに湿度で枯れてしまうこともありますので、注意が必要なのです。基本的には、挿し木後の10日間は軽く霧吹きなどで表面の土を湿らせる程度を目安に行い、それ以降は土が乾いたタイミングで与えるようにしましょう。

椿は水不足には比較的強い

椿は水不足には比較的に強い植物です。どちらかというと乾燥気味に管理することによって、発根しやすくなりますよ。

加湿には弱いため水のやりすぎに注意

乾燥には強い椿ですが、加湿には弱いので水のやりすぎには注意しましょう。土が完全に乾いてから水やりを行うとともに、与える量も控えめを心がけましょう。

肥料は2か月後から開始する

椿の挿し木を行った後のしばらくは肥料を与えません。根がない状態の挿し穂に肥料を与えても悪影響なのです。肥料を与える目安は、2カ月後の発根を確認できてからにしましょう。与える肥料も液肥や緩効性の化成肥料など、あまり強くないものを選ぶのがポイントです。暑い時期に肥料を与えると栄養分が過多になってしまう可能性もありますので、9月~10月に入ってからの施肥が安心でしょう。

椿の挿し木後には鉢上げをしよう

椿の挿し木後には鉢上げをしよう
椿の挿し木がしっかりと発根したことを確認した後には、鉢上げすることによってより元気に成長してくれます。この項目では、挿し木後の鉢上げのやり方について解説していきましょう。

鉢上げとは成長した苗を鉢に移植すること

鉢上げとは、成長した挿し木の苗を鉢に移植することを指します。発根した苗を取り出して、新しい鉢に植え替えるので植物にとっては少し負荷がかかる作業なのです。鉢上げを行う時は適したタイミングを選んで行いましょう。

鉢上げは、約1年後に行う

鉢上げを行う目安は、挿し木を行ってから約1年後です。この時期になれば、発根も確認できて新芽や新しい葉も出てくるはずです。

適した時期は、挿し床で伸びた新梢が固まる6月中旬~7月上旬

前年の初夏に挿し木を行った一年後に鉢上げを行うのが目安ですので、適した時期も6月中旬から7月上旬となります。挿し床で伸びた新しい枝がしっかりと色づいて固まってきますので、鉢上げした後のより良い成長も望めるはずです。暖かい地方でしたら10月くらいまでの秋の時期でも鉢上げを行うことができますが、春に行ったほうがその後の成長が期待できます。

手順①枝葉の間引きを行う

では、実際にどのように鉢上げを行うのか手順を解説していきましょう。まずは、枝葉の間引きを行います。

上部の枝を切り詰め、下部の枝葉を残すように剪定する

新しく伸びた上部の枝を切り詰めて短くするとともに、下部の枝葉を残すようにして剪定を行いましょう。円錐の形になるように心がけながら剪定していきます。鉢上げして、成長が盛んになると上部を中心に伸びていきますので、いずれ綺麗な樹形を形作ってくれるはずです。

枝葉の間引きは、植物への負担を軽くするため

枝葉の間引きは風通しを良くするとともに、植物の負担を軽くする目的もあります。鉢上げを行う際に、細い根はカットするのでその分、同じように枝葉を少なくしておく必要があるのです。

手順②枝を重ねて、寒冷紗で包む

枝を重ねるようにしてまとめながら、枝葉のすべてを寒冷紗で包み込みましょう。こうすることで鉢上げの際に、枝葉を傷めずにすみますし、加湿と保温の効果もあるのです。

手順③株の掘り上げ

椿の上部を寒冷紗で保護したら、いよいよ株を掘り出しましょう。しっかりと深くまで堀上られるように、大きめのスコップがあると良いですね。

新根を乾燥させないよう注意

根を掘り上げる時は、新しく伸びた繊細な新根を乾燥させないように注意しながら作業を行いましょう。なるべく早めに作業を行うようにするとともに、掘り上げた根は日陰の置いて少しでも乾燥を防ぎます。細かい土は払い落とさなくても問題ありません。

根を切り戻し、切り口には癒合材を塗る

太めの根はある程度の長さまで切り戻しを行い、切り口には病害虫を予防するための癒合剤を塗布しましょう。トップジンなどの一般的な癒合剤はホームセンタや園芸店で購入することができます。

手順④鉢上げする

根を掘り出して、癒合剤を塗布したら鉢に植え付けて鉢上げを完了させましょう。鉢に入れる土は新品の清潔なものを用います。

植え替え後は、水をたっぷり与え、用土を落ち着かせる

植え替えを行った後は、水をたっぷりと与え用土を落ち着かせるとともに根と土を活着させてあげましょう。活力剤入りの水を与えても良いですね。

乾燥しやすい地域では、寒冷紗や水やりで脱水防止する

乾燥しやすい地域や時間帯では寒冷紗をかぶせてあげることで、湿度を保つことができます。また、水やりを行うことによって脱水を防ぐこともできるので心がけましょう。

【まとめ】ツバキの挿し木を解説!適した時期からペットボトルを使った方法まで

いかがだったでしょうか。 椿の挿し木の方法についてご紹介しました。椿の挿し木が難しいと言われる理由は、発根率や成功率の低さにありますが、こちらの記事でご紹介した管理方法ややり方を参考にすれば可能性を上げることができるはずです。特に、挿し穂をまっすぐカットすることや半日陰の場所で管理すること、風に当てないことなどに気を付けるのがコツと言えるでしょう。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • 椿は江戸時代から観賞用や薬用、食用にされてきた歴史の深い植物
  • 椿は種まきや接木、挿し木で増やすことができる
  • 椿の挿し木に適した時期は6月下旬から7月中旬
  • 椿の挿し穂の採取をするときのポイントは切り口をまっすぐにして30分ほど吸水させる
  • 椿の挿し木では赤玉土などの排水性の高い用土を用いる
  • ペットボトルで椿の挿し木を行えば保温と湿度管理が楽に行える
  • 挿し木後の椿は半日陰の場所で乾かし気味に管理する
  • 根付いた椿の挿し木を鉢上げするのは一年後を目安とする
椿は挿し木の成功率は低いものの、その分、根付いて苗になってくれた時の喜びは大きいのではないでしょうか。小さい苗から育てれば、花が咲いた時はさらに愛着がわくはずです。ぜひお気に入りの椿の花を見つけたら、挿し木での増やし方を試してみてくださいね。 最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。