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カシワバアジサイは紫陽花の一種で、葉が大型で紫陽花のように美しいピンクや青紫の花を咲かせるという特徴があります。耐寒性や耐暑性も強く、丈夫に育つため園芸初心者の方にもおすすめです。
ただ、丈夫なため世界で広く栽培されている品種ではあるものの、最適な育て方をしないと上手く生長しなかったり枯れてしまう可能性もあります。
そこで今回は、
- そもそもカシワバアジサイってどんな植物?
- カシワバアジサイの育て方のポイント①置き場所
- カシワバアジサイの育て方のポイント②水やり
- カシワバアジサイの育て方のポイント③用土
- カシワバアジサイの育て方のポイント④肥料
- カシワバアジサイの育て方のポイント⑤剪定
- カシワバアジサイの育て方のポイント⑥枯れた原因と対処法
- カシワバアジサイの育て方のポイント⑦花が咲かない時の原因と対処法
- カシワバアジサイのお手入れ
- カシワバアジサイの人気品種を紹介
そもそもカシワバアジサイってどんな植物?
ここからは、カシワバアジサイがどのような植物なのか基本情報について説明していきます。園芸を検討されている方は是非ご参考にしていただけたらと思います。北アメリカ東部を原産とする植物
カシワバアジサイは北アメリカ東部を原産とする植物です。アジサイ属となっており、品種によって様々な特徴を持っています。柏に似た葉と円錐形の花が特徴
カシワバアジサイは柏に似た葉と円錐形の花が特徴です。アジサイにとてもよく似た造形となっています。葉が柏に似てることが名前の由来
カシワバアジサイは葉が柏に似ていることが名前の由来となっています。一般的に山地や森林の中で見られる植物です。花が咲き進むと色がどんどん変化する
カシワバアジサイは花が咲き進むと色がどんどん変化します。特に秋の開花が美しく、開花を長期間観賞するのに適した品種となっています。カシワバアジサイの育て方のポイント①置き場所
ここからは、カシワバアジサイの育て方のポイントについて説明していきます。まず重要となるのが「置き場所」です。日当たりのよい場所を好む
カシワバアジサイは日当たりのよい場所を好みます。日当たりのよい場所での育て方をすることで光合成ができ、エネルギーを適切に生成することが可能です。地植え・鉢植え両方で育てることができる
カシワバアジサイは地植え・鉢植え両方で育てることができます。とても丈夫なので初心者の方でも問題なく成長させられるでしょう。大きく育てたい場合は庭に地植えするのがおすすめ
大きく育てたい場合は庭に地植えするのがおすすめです。特に日当たりと風通しの良い場所を選定しましょう。耐寒性が強い露地での冬越しも可能
カシワバアジサイは耐寒性が強いため露地での冬越しも可能です。ただ、定期的なチェックは行いましょう。カシワバアジサイの育て方のポイント②水やり
次のカシワバアジサイの育て方のポイントは「水やり」です。水やりはたくさんすればよいわけではなく、過剰に水分を与えると土の湿度が高くなり根腐れを起こしてしまう可能性があります。 適切な量の水分を適切なタイミングで与えるようにしましょう。地植えの場合:晴れ間が続く場合に水やりをする程度
地植えでの育て方をする場合、晴れ間が続く場合に水やりをしましょう。基本的には定期的な水やりは必要ありません。鉢植えの場合
ここからは鉢植えでの育て方をする場合のポイントを説明していきます。土の表面が乾燥したら水やりをする
土の表面が乾燥したら水やりをしましょう。水やりをする際は鉢の底から水が排水されるまで十分に与えましょう。夏場の暑い時期は朝か夕方に水やりをする
夏場の暑い時期は朝か夕方に水やりをしましょう。昼間に水やりをすると水滴が太陽の光を反射して、葉焼けを起こしてしまう可能性があります。冬は休眠期なので水やりの必要は無い
冬は休眠期なので水やりの必要はありません。ただ、カシワバアジサイの様子は見ておくようにしましょう。カシワバアジサイの育て方のポイント③用土
次のカシワバアジサイの育て方のポイントは「用土」です。適切な土での育て方をすることで、植物を健康的に生長させることができます。水はけと水持ちのよい土を好む
カシワバアジサイは水はけと水持ちのよい土を好みます。これらを兼ね備えた土壌を作って育てていきましょう。地植えの場合:堆肥や腐葉土を土に混ぜ込む
地植えでの育て方をする場合、堆肥や腐葉土を土に混ぜ込みましょう。堆肥や腐葉土は栄養分が豊富で保水性も高いのが特徴です。鉢植えの場合
鉢植えでの育て方をする場合、地植えとは少しポイントが異なります。市販の「アジサイの土」が便利
市販の「アジサイの土」が便利です。園芸初心者の方で「土壌の配合は難しい」という方はホームセンターや園芸専門店で「アジサイの土」を購入しましょう。赤玉土小粒3:鹿沼土小粒2:腐葉土3の配合土でもよい
ご自身で配合をする場合は、赤玉土小粒3:鹿沼土小粒2:腐葉土3で配合しましょう。この配合とすることで水はけと水持ちの良い土を作れます。カシワバアジサイの育て方のポイント④肥料
次のカシワバアジサイの育て方のポイントは「肥料」です。適切に肥料を与えることで植物の成長をサポートしましょう。肥料を与える時期:1~2月、6~8月に与える
肥料を与える時期は1~2月、6~8月が適期です。1~2月、6~8月はカシワバアジサイの生育期であり、肥料を与えることで成長を促進できます。油かすや緩効性化成肥料を根元に与える
油かすや緩効性化成肥料を根元に与えましょう。こうすることで徐々に植物に栄養を与えることができます。土が痩せてる場合は9~10月に3回目の肥料を与える
土が痩せている場合は9~10月に3回目の肥料を与えましょう。こうすることで土壌の栄養分を補填することができます。カシワバアジサイの育て方のポイント⑤剪定
次のカシワバアジサイの育て方のポイントは「剪定」です。剪定を行うことで造形を整えることができ、必要な部分にエネルギーを行き渡らせることができます。剪定時期:花後の6~7月と休眠中の1~2月
剪定時期は、花後の6~7月と休眠中の1~2月が適期です。これらの時期に剪定をすることで過剰なストレスを与えることが防げます。花芽を落とすと花が咲かないので花芽がつく前に剪定する
カシワバアジサイの花芽を落とすと花が咲きません。そのため、花芽がつく前に剪定しましょう。花がついていた枝の先端から2節目を目安に切り戻し剪定する
花がついていた枝の先端から2節目を目安に切り戻し剪定します。過剰に切りすぎないよう注意しましょう。大きくなりすぎたカシワバアジサイは強剪定する
大きくなりすぎたカシワバアジサイは強剪定しましょう。適切な大きさに保っておくことで外観を整え、エネルギーも適切に供給し続けることができます。カシワバアジサイの育て方のポイント⑥枯れた原因と対処法
次のカシワバアジサイの育て方のポイントは「枯れた原因と対処法」です。葉焼け
葉焼けは植物を枯らしてしまう原因にもなるので注意が必要です。夏の強い日差しを受けると葉焼けする場合がある
夏の強い日差しを受けると葉焼けする場合があります。直射日光には晒さないようにしましょう。対処法:鉢植えの場合は半日蔭に移動させる
鉢植えでの育て方をしている場合は、半日陰に移動させましょう。こうすることで直射日光による葉焼けを防ぐことができます。水切れ
水切れを防ぐことも健康的な成長には欠かせません。乾燥が苦手で完全に乾燥すれば枯れる場合がある
カシワバアジサイは乾燥が苦手で、完全に乾燥すれば枯れる場合があります。対処法:頻度を守ってたっぷり水やりをする
枯れてしまうのを防ぐために、頻度を守ってたっぷり水やりをしましょう。こうすることで枯れることなく成長していきます。根腐れ
根腐れにも注意が必要です。ここは普段見えない部分なので特に気を付けましょう。過剰に水やりしてしまうと根腐れする場合がある
過剰に水やりしてしまうと根腐れする場合があります。くれぐれも水やりの頻度と量には注意しましょう。対処法:土が乾燥したらたっぷり水やりをする
土が乾燥したらたっぷり水やりをしましょう。日頃から過剰な水やりをする必要はありません。白絹病
白絹病は白い粉状の症状が見られる病気で、これが植物の表面に繁殖していきます。土壌中に生息する糸状菌が原因で白絹病が起こる場合がある
土壌中に生息する糸状菌が原因で白絹病が発生する場合があります。対処法:土を除去したり農薬を散布する必要がある
白絹病の兆候が見られた場合、土を除去したり農薬を散布する必要があります。くれぐれも迅速に対応しましょう。うどんこ病
白絹病と同様、うどんこ病にも気を付ける必要があります。葉に白いカビが発生するうどんこ病が起こる場合がある
うどんこ病は葉に白いカビの症状が発生する病気です。これによって枯れてしまうこともあるので注意しましょう。対処法:剪定で風通しをよくし白いカビを見つけたらその部分を取り除く
うどんこ病の対処法は、剪定で風通しをよくし白いカビを見つけたらその部分を取り除くことです。こちらも迅速な対応を行いましょう。カシワバアジサイの育て方のポイント⑦花が咲かない時の原因と対処法
最後のカシワバアジサイの育て方のポイントは「花が咲かない時の原因と対処法」です。剪定の時期が遅い
剪定の時期が遅くなるとデメリットがあるため注意が必要です。剪定時期が遅いと花芽がつかなくなってしまう
剪定時期が遅いと花芽がつかなくなってしまいます。そうなると新しく成長しなくなる可能性があります。対処法:正しい時期に剪定を行う
正しい時期に剪定を行いましょう。こうすることで花芽を適切に成長させることができます。生育環境が整っていない
生育環境にも気を配りましょう。これによって花つきが大きく変わってきます。生育環境が整っていないと花つきが悪くなる
生育環境が整っていないと花つきが悪くなります。ここまでのチェックポイントを意識して生育環境を見直してみましょう。対処法:置き場所や用土、肥料を見直す
置き場所や用土、肥料を見直します。どれか欠けているポイントはないか確認しましょう。病害虫が原因
病害虫が成長を阻害する可能性もあります。病害虫が原因で花つきが悪くなる
病害虫が原因で花つきが悪くなる可能性があります。そのため、病害虫には警戒が必要です。対処法:病害虫にあった対処方法を行う
病害虫にあった対処方法を行いましょう。そのままにしてしまうと被害が拡大してしまうので注意しなければなりません。カシワバアジサイのお手入れ
ここからは、カシワバアジサイのお手入れ方法について説明していきます。植え付け
まず、植え付けのポイントについてです。植えつけ時期:3~4月、または10~11月
植えつけ時期は3~4月、または10~11月が適期です。この時期は気温も比較的温暖なため、活発に成長しやすくなります。植え付け1週間前に堆肥や腐葉土を土に混ぜ込む
植え付け1週間前に堆肥や腐葉土を土に混ぜ込みましょう。少し前に対応しておくことで、適切に植物に栄養を供給できます。植えつけ後は水やりをする
植えつけ後は十分に水やりをしましょう。こうすることで植えつけ後の成長を促進することができます。替え替え(移植)
次に植え替えのポイントを説明していきます。植え替え時期:6~7月
植え替えの適期は6~7月です。この時期は比較的温暖となるため根の発育が促進されやすくなります。1~2年に1度は一回り大きな鉢に植え替えを行う
1~2年に1度は一回り大きな鉢に植え替えしましょう。頻繁に植え替えすると植物に大きなストレスをかけてしまいます。植え替え後は水やりをする
植え替え後は十分に水やりをしましょう。地植えの場合植え替えの必要は無い
地植えの場合は植え替えの必要がありません。そのまま成長させていきましょう。増やし方:挿し木
カシワバアジサイは挿し木で増やすことができます。挿し木は植物を切り取った部分を、新しい株として栽培する方法です。挿し木時期:6~7月
挿し木をする適期は6~7月です。この時期は温暖な気温のため、挿し木がより速く根付くことが期待できます。挿し木の手順
挿し木をする手順は以下の通りです。- 挿し木部分の選定
- 挿し木の切り取り
- 培養土への挿し木
- 発根の待機
カシワバアジサイの人気品種を紹介
ここからは、カシワバアジサイの人気品種について紹介していきます。ハーモニー
ハーモニーは小さな手まり状の花が特徴の品種です。ハーモニーはコンパクトな樹高となっており、ボリュームのある花を楽しめます。リトルハニー
リトルハニーは葉の美しさに定評がある品種です。リトルハニーでは黄金色に輝く美しい葉を楽しむことができます。ルビースリッパーズ
ルビースリッパーズは豪華な花姿が特徴の品種です。また、ルビースリッパーズは丈夫で育てやすいため初心者の方にも人気があります。スノーフレーク
スノーフレークは真っ白な長い房状の花が美しい品種です。スノーフレークは半日陰でも健康的に育てることができます。スノークイーン
スノークイーンは人気の一重咲き種となっています。スノークイーンは真っ白な長い房状の花が美しく、ガーデニングに最適です。【まとめ】カシワバアジサイの育て方を解説!育て方のポイントから人気品種まで
ここまで、カシワバアジサイの基本的な育て方や植え付け方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? この記事のポイントは、- カシワバアジサイは柏に似た葉と円錐形の花が特徴
- カシワバアジサイの育て方のポイントには「置き場所」「水やり」「用土」「肥料」「剪定」「枯れた原因と対処法」「花が咲かない時の原因と対処法」がある
- カシワバアジサイの植え付けや植え替えはタイミングが重要カシワバアジサイの人気品種には様々な特徴がある