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ギフトとして胡蝶蘭を贈る時に、色で悩んだことはありませんか。
また、色によって何か意味があるのかなぁ。と疑問に思ったことがある方もいらっしゃると思います。
実は、胡蝶蘭には色別で花言葉があり、色によってそれぞれの意味が異なるのです。
そこでこの記事では
- 胡蝶蘭の種類
- 色別による胡蝶蘭の花言葉
- シーン別による色付き胡蝶蘭の選び方
- 胡蝶蘭の相場
- 蘭色を選ぶときの注意点
胡蝶蘭の色の種類
胡蝶蘭は一般的に、白が代表的で見かけることが最も多いと思いますが、様々な色があります。他に、赤リップやピンクがあり、珍しい色ですと、紫、青、黄色が販売されています。 ここで、それぞれの色にはどのような特徴があるのかご説明しましょう。定番の色の胡蝶蘭
どの季節でも市場で出回っていて、一年を通して比較的、手に入りやすいのが定番色の白、赤リップ、ピンク色です。この3色の特徴についてご説明いたします。贈答用としてとても人気があり、大変喜ばれています。白色の胡蝶蘭
生産量が第1位の白い胡蝶蘭は、お祝い時やお供え用の花として活躍する定番カラーです。 どんな場所にでも合う上品で清潔感がある白は、高級なお花の一つである胡蝶蘭の品格に魅了される代表的な色でしょう。赤リップの胡蝶蘭
赤リップの胡蝶蘭は、白い花びらの中心だけが赤色になっています。紅白の組み合わせがお祝い時の配色になります。中心部の鮮やかな赤が差し色になり、前向きで鮮やかな印象を与えてくれて、縁起物として人気があります。ピンク色の胡蝶蘭
ピンクのイメージは、「女性らしさ」「華やか」「柔らかさ」などがあります。 柔らかな印象がありながら、華やかさが際立つことから、華やかな雰囲気がお好きな女性などに喜ばれます。 プロポーズや二人の大切な記念日、また、誕生日や母の日のプレゼントにおすすめのフラワーギフトです。少し変わった色の胡蝶蘭
胡蝶蘭の定番色とは違った色の種類として、紫、青、黄色などが挙げられます。 その中で、染色して作られる胡蝶蘭としては、紫や青などの寒色系の胡蝶蘭があります。 胡蝶蘭の染色は、特殊技術になるので、世界で数社しか取り扱えない貴重な技術となっています。 その一方で、品種改良による天然色の胡蝶蘭もあり、黄色などの暖色系があります。 では、カラー別にご紹介していきたいと思います。紫色の胡蝶蘭
紫色の胡蝶蘭は流通数が少なく、希少価値がある商品です。 そのため、高級感が感じられ、もらった相手に「特別感」を抱いてもらいやすくなります。 紫は老若男女問わず受け入れられやすい色味で贈る相手を選ばないが特徴です。青色の胡蝶蘭
胡蝶蘭の中で最も珍しい青い胡蝶蘭は、2種類あります。ひとつが染色した品種、もう一つが品種改良で作られた青い胡蝶蘭です。自然なお花ではないものの、青い胡蝶蘭は非常に高価で流通しているのです。 そのため、特別なシーンの贈り物に最適です。黄色の胡蝶蘭
黄色の胡蝶蘭はとても目立ち、目を惹くため、周りと差をつけたい人におすすめです。 黄色は金運を呼び込むカラーですので商売繁盛を願うお祝い事にピッタリで、開店祝いや就任祝いとして適していると言えます。それぞれの胡蝶蘭の花言葉を色別で紹介
胡蝶蘭の花言葉は、高貴で清楚な雰囲気を持つ姿から「幸運が飛んでくる」「純粋な愛」という花言葉を持っています。 花の形から、ひらひらと舞う蝶をイメージし、胡蝶蘭と名付けられ、幸福が飛来するイメージからこのような花言葉がついたとされています。 その胡蝶蘭は色別に花言葉があります。定番の色の胡蝶蘭の意味
胡蝶蘭の花言葉は、それぞれの色によって意味合いが異なります。 どのような花言葉があるのか、きちんと理解してからプレゼントをする方が、相手にとって大変喜ばれると思います。 そこで、それぞれ色ごとに、胡蝶蘭の花言葉の意味をご説明いたします。白の胡蝶蘭
白の胡蝶蘭は「純粋」・「清純」という花言葉が付けられています。 一般的に白は「好感度が高く」幅広いシーンで選ばれています。 結婚式、開業、開店祝い、就任祝いはもちろん、お悔やみまでの様々なシーンで使われていて、ビジネスシーンでは定番の胡蝶蘭の色です。赤リップの胡蝶蘭
赤リップの胡蝶蘭は、白色の胡蝶蘭の中央に赤色の弁が唇のようになっているので赤リップと呼ばれています。 紅白と言えば「縁起が良い」という意味合いから、選挙の当選祝い、開店祝いや移転祝いなどで選ばれてます。ピンク色の胡蝶蘭
ピンク色の胡蝶蘭は、華やかでかわいらしい見た目から女性の方へ向けたお祝いギフトに選ばれることが多い花です。 「あなたを愛します」という花言葉あり、恋人や妻、母への感謝を込めた贈り物としても人気があります。少し変わった色の胡蝶蘭の意味
定番色以外の珍しい色の胡蝶蘭には、花言葉が付いていないものがあります。 理由としては、世に出てからそんなに経っていなく歴史が浅いからだと考えられています。 そのため、色そのもののイメージから選ばれることがほとんどです。紫色の胡蝶蘭
紫色の胡蝶蘭には独自の花言葉は付いていません。 紫色の胡蝶蘭が流通したのは比較的最近のことで、品種改良によって新たな色が誕生しており、紫色はそのうちの一つです。 紫色は高貴な色、特別な色のイメージが強く、敬老の日や長寿のお祝いなどに選ばれるケースが多いです。青色の胡蝶蘭
青は企業や店舗カラーとして用いられることが多く、とても誠実なイメージのある色です。 そのイメージが青い胡蝶蘭の花言葉の由来となっているそうで、「誠実」「尊敬」と付けられています。 尊敬している人への愛情を表すお花として多く使われています。黄色の胡蝶蘭
黄色い胡蝶蘭は比較的新しい品種であり、花言葉が付けられていません。 色のイメージから、雰囲気を明るくする、コミュニケーションを良くする効果があると期待されています。 胡蝶蘭そのものが持つ花言葉とかけ合わせて贈られることが多いです。シーン別で紹介!色付き胡蝶蘭の選び方
では、どの胡蝶蘭の花色がどのようなシーンにふさわしいか色別にご紹介したいと思います。色合いがはっきりしたものや淡い色など様々で、品種によって異なります。選ぶ際の方法して特徴をお伝えします。ビジネスシーンでは【白い胡蝶蘭】
優美で気品を漂う白い胡蝶蘭は、これから人生の新しい出発を祝うのにふさわしいとされています。そのため、就任祝いなどのビジネスシーンで幅広く利用されているのです。お祝いの時に、必ずと言って良いほど目にすることが多い胡蝶蘭の一つです。縁起の良さをアピールしたいときは【赤リップの胡蝶蘭】
紅白のリップカラーの好調蘭は、とてもおめでたいと好評で規模の大小問わずに新たな門出を祝う場面への贈り物として適しています。優しい雰囲気の胡蝶蘭ですので、贈答用にとても人気があります。女性にプレゼントしたいときは【ピンクの胡蝶蘭】
ピンクそのもの自体には「愛」という意味があり、とても女性から喜ばれやすい、人気のカラーです。 相手への愛情や感謝の気持ちを込めた贈り物として、恋人への告白はプロポーズ、母の日のフラワーギフトとしてとてもおすすめの色です。尊敬している方へ贈るときは【青い胡蝶蘭】
花言葉から「尊敬」の意味があり、日ごろお世話になっている目上の方や恩師へのプレゼントとして喜ばれています。 日ごろの感謝の気持ちを込めて、父の日、母の日、敬老の日、また、昇進祝いや退職祝いにも活用します。開業・開店祝いで贈られる【黄色い胡蝶蘭】
黄色は金運を呼び込む効果があると言われているため、商売繫盛を願うお祝い時にとても最適です。そのため、黄色い胡蝶蘭は人目を惹く珍しい花であり、縁起の良いイメージから開業・開店祝いで人気の高い商品となっています。長寿のお祝いのときは【紫の胡蝶蘭】
60歳を祝う還暦のお祝いには赤色にちなんだギフトが選ばれますが、70歳を迎える古希以降のご長寿のお祝いには、紫色にちなんだものを贈る風習があります。 これは古来より、地位の高さや気品、高貴さの象徴である紫色がテーマカラーとされていることが背景となっているそうです。珍しい胡蝶蘭は高い?相場を紹介
ここまでは胡蝶蘭の種類や色、花言葉などについてご説明してきましたが、一体、価格はどれくないなのか気になりますよね。高級感があるのでどれ程のものか、定番色や珍しい色の胡蝶蘭の相場をお伝えしたいと思います。定番の色である胡蝶蘭
定番の色として人気がある「白・ピンク・リップ」などの胡蝶蘭は、大輪25輪~35輪程度で10,000円~25,000円前後です。 輪の数、大輪やミディなどのサイズ、本数によって異なってきます。 定番色の胡蝶蘭は人気があるため、流通量も多く珍しいカラーの胡蝶蘭よりも比較的お値段が安い傾向があります。珍しい色の胡蝶蘭
「黄色・青・紫・赤」など、珍しいカラーの胡蝶蘭の相場は、大輪25輪~35輪程度のもので20,000円~28,000円前後となります。定番色以外のカラーの胡蝶蘭は、生産者が限られているため流通量が少なく、手に入りにくくなっています。 そのため、値段相場は定番色よりもやや高くなる傾向があります。 このことから、注文の際は配送料無料のお花屋さん、またはネット通販での購入をおすすめします。少しでも費用を抑えることが可能です。しかし、完全に全国配送料無料の店舗と、一部地域は別途配送料がかかるところもあるので、しっかり確認しましょう。蘭色を選ぶときに知っておきたいことや注意点
ここからは、贈る相手に失礼のないように、色付き胡蝶蘭を選ぶときの方法として、押さえておきたいポイントをお伝えいたします。マナーやタブーに気を付けて贈れば、素晴らしいフラワーギフトになります。きっと喜んでくださることでしょう。ミディ胡蝶蘭の方が色の種類が豊富
ミディ胡蝶蘭は、大輪とは違い、様々な色があります。色だけでなく、模様なども豊富です。そのため、個人のプレゼントやや自分用に購入するも多く、新しい品種も次々と出てきます。 今後の色展開が期待できそうです。白色の胡蝶蘭が選ばれることが多い
白の胡蝶蘭は清潔感、信頼感、高級感があり、クリーンな印象を与えることから多くの人から好感があります。圧迫感を感じることがなく、どんな場所にも適していることから、迷ったら「白」が選ばれることが多いです。定番の色の胡蝶蘭は少し値段が安い
定番色はとても需要があり、生産量が多いことから比較的安価で購入することが可能です。 予算に余裕がない時、また、予算ベースで色を決めたいときは定番色をおすすめします。 少し安くても質が高いため、とても人気です。青・紫・黄色の胡蝶蘭は希少なので入手することが難しいことも
花びらが定番色(白とピンク)以外の胡蝶蘭は、染色か品種改良により作られた花です。 生産者が限られていて、市場に多く出回ていないため、入手困難の花の一つです。 欲しいタイミングで手に入らないことを見据えて少し早めの計画(予約)が必要です。 そのため、注文する際は、どれくらいで入荷されるかなど事前に確認すると安心かと思います。赤一色の胡蝶蘭は火を連想させてしまうので開業・開店祝いには適していない
赤色は、「赤字」「血」「火事」を連想させるため、門出を祝うお祝いギフトとして望ましくない傾向があります。お供え物としては控えた方が良いでしょう。 相手の好みが赤であり、喜んでもらえる確信があれば贈っても問題ありませんが、わからないようであれば、贈らないようにしましょう。お悔やみの場でも避けておいた方が安心です。胡蝶蘭の色によって意味は違う?定番の色から珍しい色の胡蝶蘭を紹介のまとめ
いかがでしたでしょうか。 胡蝶蘭は色別に多くの意味があり、様々なお祝いのシーンに適している万能な花であることはおわかりいただけたと思います。 この記事のポイントは- 胡蝶蘭には定番色や少し変わった珍しい花色がある
- 各色ごとに花言葉があり、全て縁起の良い意味がある
- シーン別に適した胡蝶蘭がある
- 価格は輪のサイズや本数に異なり、定番色の方が比較的安価
- 蘭色によって手に入りにくい色やふさわしいシーンではない色もあるので事前に確認する