観葉植物が病気になるとどうなるの?対処法から見極める方法を徹底解説

観葉植物が病気になるとどうなるの?対処法から見極める方法を徹底解説
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目次

日々の暮らしに彩りを与えてくれる観葉植物。育てていると、観葉植物の様子がおかしいと感じることがありますよね。病気は早期に発見して早めに対処することが大切と知ってはいても、どんな病気にかかっているのかわからなければ対処は難しいものです。実は、観葉植物がかかりやすい病気の症状を知っていれば、どんな病気にかかっているのかがわかります。この記事では、
  • 観葉植物がかかりやすい病気の症状
  • 病気になってしまう原因
  • 観葉植物が病気になったときの対処法
  • 病気にさせないためにできること
  • 観葉植物ごとのかかりやすい病気
  • 病気になりにくいおすすめの観葉植物とは
  • 画像から病気を無料診断してくれるアプリ
について詳しく丁寧に解説します。この記事を参考に、観葉植物がかかりやすい病気の症状を知っていただき、もし病気になったときには早期に発見して早めに対処できるようになってくださいね。病気の症状と対処法だけではなく、病気にさせないための対策から、病気になりにくいおすすめの観葉植物まで広く解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この症状があったら病気かも?病気の観葉植物によくみられる症状

ここでは、病気になった観葉植物によくみられる症状について解説します。初期のうちに症状を発見して適切に対処することが望ましいですが、どのような症状があらわれたら病気を疑うべきなのでしょうか。

葉の表面に白い粉が吹いているような症状「うどんこ病」

葉の表面にうどん粉のような白い粉が吹いているような症状があらわれたら、うどんこ病かもしれません。白い粉の正体はカビで、放っておくと葉全体に広がります。白いカビが葉っぱの光合成を阻害するため観葉植物の生育が悪くなり、ひどい場合には枯れてしまうこともあります。4月から11月にかけて発生しますが、気温は高くても湿度は低い「高温低湿」な春や秋に比較的多く発生します。白い色で似ていても、ベタベタした白い綿状のものが付着している場合はカイガラムシを疑います。

葉や茎、幹に黒いすすがついているような症状「すす病」

葉っぱや茎、根に黒いすすがついているような症状があらわれたら、すす病かもしれません。黒いすすの正体はカビで、放っておくと葉全体に広がり生育が悪くなります。黒いカビは、カイガラムシやアブラムシなど葉っぱにつく害虫の排泄物をエサとし増えます。そのため、すす病にかかった観葉植物にはカイガラムシやアブラムシなどの葉から吸汁する害虫が潜んでいる可能性が高いです。

根や茎が腐れている「軟腐病」

根や茎が黒ずんで溶けたようになり腐敗臭がするという症状があらわれたら、軟腐病かもしれません。葉っぱはしおれて枯れてしまいます。植物の病気の原因のほとんどはカビですが、軟腐病は土に生息する細菌(バクテリア)が原因です。高温多湿な環境になると、土のなかの細菌が増殖するため5月から8月にかけて多く発生します。

葉に小さな黒い斑点ができている「炭そ病」

葉っぱに小さな黒い斑点ができているような症状があらわれたら、炭そ病かもしれません。カビが原因で比較的感染力が高いため放っておくと広がって、黒い穴が空いて枯れてしまいます。炭そ病が発生しやすい時期は、高温多湿な環境となる5月から6月にかけてです。

葉や茎に小さな茶色の斑点ができている「斑点病」

葉や茎に小さな茶色の斑点ができているような症状があらわれたら、斑点病かもしれません。カビが原因で、放っておくと広がって観葉植物の生育が悪くなります。発症してもすぐに葉は落ちずに、冬を越して春になってから葉が落ちるという特徴があります。5月から10月にかけて発生します。

葉の表面が灰色のカビで覆われている「灰色カビ病(ボトリチス病)」

葉っぱの表面が灰色のカビで覆われているような症状があらわれたら、灰色カビ病(ボトリチス病)かもしれません。名前のとおり灰色のカビが原因で、薄い灰色のカビは徐々に広がり放置すると枯れてしまうこともあります。灰色カビ病は、春や秋に比較的よく発生します。

葉は青い状態なのに枯れている「青枯病」

葉は青い状態なのに枯れるという症状があらわれたら、青枯病かもしれません。土に生息する細菌が原因で、葉っぱなど植物の傷ついた場所から細菌が内部に侵入します。感染が進行すると、葉が茶色く変色しないまま茎や葉が枯れてしまいます。青枯病が発生しやすいのは、気温が高くなる夏場です。

症状によっては、病気以外のサインの可能性がある

観葉植物の様子がおかしいとき、すべて病気が原因とは限りません。症状によっては、病気以外に原因があるかもしれません。

葉っぱの元気がないと、水不足や根腐れなどの不調である

特徴的な症状がなくても葉っぱに元気がない場合には、必要な水分が根から葉っぱに届いていない可能性があります。そもそも水やりが不足している、あるいは、根腐れを起こしているため根から葉に水分が届かないなどの不調が起こっているかもしれません。

葉っぱの上にできるベタベタな白い綿の正体は、害虫である

うどん粉をまいたように葉っぱが白くなる場合にはうどんこ病を疑いますが、葉っぱの上に白い綿のようなものが付着している場合にはカイラムシという害虫かもしれません。白い綿は触ってみるとベタベタします。カイガラムシは葉から吸汁することにより観葉植物の生育に悪影響を及ぼすだけではなく、カイガラムシの排泄物がすす病の原因にもなります。カイガラムシが発生しやすい時期は、5月から9月です。

なぜ?観葉植物が病気になっている原因

ここでは、観葉植物が病気になっている原因について解説します。なぜ、いつの間にか観葉植物は病気になってしまうのでしょうか。

高温多湿の場所であり、細菌やカビが繁殖しやすくなっている

日本の気候では夏頃にかけて高温多湿な環境になりますが、観葉植物には定期的に水やりを行いますからより高温多湿な環境になりやすくなります。細菌やカビは高温多湿な環境で繁殖する性質がありますから、観葉植物を栽培する場所は細菌やカビが比較的繁殖しやすい場所と言えます。また、土の中に含まれている肥料には細菌やカビが好む栄養分が含まれています。

葉が茂りすぎていることも蒸れの原因となる

観葉植物が大きく育つと葉っぱがたくさん茂ります。しかし、葉が茂りすぎた状態を放置すると病気になってしまうかもしれません。葉が茂りすぎて密集することで風通しが悪くなるため、多湿な環境になって蒸れてしまうのです。

清潔に保たれておらず、害虫を呼び込む環境になっている

枯れて落ちた葉や枝をそのまま放置していると、害虫を呼び込んだり、細菌やカビが繁殖する原因になります。枯れて落ちた葉や枝は目についたらすぐに取り除いて清潔な状態を保つようにしましょう。

以前と同じ病気にかかるときは、鉢や土に細菌が残っている可能性が

土の中で生息する細菌は、目で見て確認することが難しいものです。観葉植物が以前と同じ病気にかかった場合には、鉢や土に残っていた細菌が再び増殖してしまった可能性があります。

病気になってしまった観葉植物の対処法

ここでは、病気になってしまった観葉植物の対処法について解説します。観葉植物が病気になったとき、どのように対処すればよいのでしょうか。

一度発症すると元通りには治らない

病害虫が原因の場合には病害虫を取り除くことによって観葉植物が元気を取り戻しますが、病気が原因の場合には一度発症すると元通りには治らないことが基本です。残念ながら発症した部分が復活することはありませんから、復活しないことを前提に対処を行う必要があります。

発症した部分を取り除くことで、病気が広がるのを防ぐ

観葉植物が病気になってしまった場合には、放っておくと徐々に病気が広がっていきます。遅くなればなるほど病気が広がり、植物全体が枯れてしまうこともあります。そうならないためには、病気が広がる前に速やかに発症した部分を取り除くことが大切です。

環境による病気であれば、置き場所を変える

発症した部分を取り除くことは、いわば対症療法です。観葉植物の病気には栽培環境が大きく関係しています。根本的な解決を図るためには病気にかかりやすい栽培環境を改善することが大切です。特に、病気の原因となるカビや細菌は高温多湿な環境を好みますから、風通しのよい場所に置き場所を変えると効果があります。

植え替えをして新しい土に変える

軟腐病や青枯病など土の中で生息する細菌が原因となる病気にかかったときには、新しい土に植え替えることが効果的です。新しい土に変えれば、鉢や土に残っていた細菌が増殖してふたたび同じ病気にかかってしまう心配もなくなります。また、カビが原因となる病気の場合でも、悪い土を新しい土に置き換えることによって病気にかかりやすい栽培環境を改善することができます。根詰まりが発生していた場合には根詰まりが解消され、植え替えにあたって肥料を与えれば元気に成長します。

害虫は殺虫剤などの薬を散布して駆除する

すす病など葉から吸汁する害虫が原因となる病気にかかったときには、害虫が潜んでいる可能性が高いため殺虫剤などの薬剤を散布して害虫を駆除します。また、ほかの病気の場合でも、害虫により観葉植物が弱っていると病気にかかりやすくなってしまいますから、害虫が疑われる場合にはしっかりと駆除をおこないましょう。

観葉植物が病気にならないためにできる対策

ここでは、観葉植物を病気にさせないための対策について解説します。病気になってから対処するのではなく、病気になる前にできる対策とはどんなものでしょうか。

風通しの良い場所に置く

病気の原因となるカビや細菌は高温多湿な環境で増殖します。高温多湿な環境を避けるために風通しの良い場所に置くことが病気を予防することにつながります。室内でも空気が澱んでいる場所と空気が流れる場所がありますから、空気の流れを意識して配置しましょう。どうしても空気の流れが不足する場合には、サーキュレーターで空気の流れをつくりだすこともできます。また、植物が密集すると風通しが悪くなりますから、植物と植物の間をすこし空けるようにします。

熱の篭りにくい鉢で育てる

鉢のなかに熱が籠るとカビや細菌が好む高温多湿な環境になりますから、熱の籠りにくい鉢で育てることが有効です。素焼き鉢やモスポットは鉢の側面にも微小の穴が空いるため、通気性がよく熱もこもりにくいのでおすすめです。また、黒に近い色の鉢は熱を集めやすい性質がありますから注意しましょう。

予防殺菌剤を散布する

病気の原因はカビや細菌ですから、予防のための殺菌剤を散布すると効果があります。散布した殺菌剤が葉っぱなどを覆って、近づいてくるカビや細菌を退治してくれます。ただし、継続して効果を発揮するためには、定期的に予防殺菌剤を散布する必要があります。

酢水を葉水に使うことで害虫予防になる

ふだんの葉水のときに、極少量のお酢を混ぜて吹き付けるだけでも害虫予防になります。酢水を吹き付けると植物が元気になるため、害虫予防とともに病気予防にもなると言われています。

葉同士が蒸れないように剪定をする

観葉植物が大きく育つと葉っぱが茂り、風通しが悪くなって蒸れやすくなります。蒸れが発生すると病気になりやすい環境になりますから、密集した葉っぱを定期的に剪定して風通しよくしてあげましょう

観葉植物ごとになりやすい病気がある

ここでは、植物ごとになりやすい病気について解説します。なりやすい病気がわかっていれば、あらかじめ気をつけて育てることができますね。

ポニーテール=根腐病・炭そ病

長く細長い葉が茂っている様子が馬のしっぽのように見えるポニーテール。ポニーテールが気をつけたい病気は、根腐病や炭そ病です。根腐病とは名前の通り根腐れを起こす病気で、根が乾燥せずいつも湿っていると発症するため、根を乾燥させてから水やりを行うことが大切です。根腐病も炭そ病も高い湿気が原因となる病気ですから、水はけのよい土を使いましょう。

ドラセナ=炭そ病・斑点病

ツヤのあるグリーンの葉っぱで初心者にも人気のドラセナ。ドラセナが気をつけたい病気は、炭そ病と斑点病です。室内でかんたんに栽培できる観葉植物ですが、いずれも高い湿気が原因となる病気ですから、水のあげすぎには注意して育てましょう。

オリーブ=梢枯病

グリーンの葉が美しくインテリアとしても人気のあるオリーブ。オリーブが気をつけたい病気は、梢枯病です。梅雨の時期に、枝先から枯れはじめて変色し次第に枝全体が枯れてしまいます。菌が広がらないよう、早めに発症した部分を切り取るようにしましょう。

オリズルラン=斑点病

白い斑が入った細長い葉が広がるオリズルラン。オリズルランが気をつけたい病気は、斑点病です。斑点病にかかると葉っぱに小さな茶色の斑点ができますが、徐々に広がっていきますから見つけ次第、発症した部分を切り取ります。

病気になりにくいおすすめな観葉植物

ここでは、病気になりにくいおすすめな観葉植物について解説します。初心者でも元気に育てることができる観葉植物にはどんなものがあるでしょうか。

病気になりにくく、初心者でも育てやすい「パキラ」

初心者でも育てやすいと人気のパキラ。パキラは室内でも元気に育つため、病気になりにくい観葉植物です。耐陰性はありますが、日当たりと風通しがいい場所に置いておければ、よりいきいきと育って病気を寄せ付けません。寒さには弱いので、冬は暖かい室内で育てましょう。

風が吹くと葉同士が擦れいい音がする「シュロチク」

細い葉が生い茂るシュロチク。チク(竹)という名前ですが、ヤシの木の仲間です。強い日差しや強い風が苦手なため室内での栽培に向いており、日陰や寒さに強く、とにかく丈夫で育てやすい観葉植物です。

背丈が高く、綺麗な白い花を咲かせる「オーガスタ」

ゆったりと大きな葉っぱを広げるオーガスタ。オーガスタを飾るだけで、部屋が南国リゾート風になる存在感のある観葉植物です。丈夫で育てやすく病気になりにくいため、初心者でも育てることができます。寒さには弱いので、冬は暖かい室内で育てましょう。

強い生命力を持っている「ガジュマル」

生命力あふれる太い根が特徴のガジュマル。丈夫で育てやすいことでも人気の観葉植物です。強い生命力を持っているため、ぐんぐんと成長してあまり病気になることがありません。

初心者でも安心!画像から病気を無料診断してくれるアプリがある

ここでは、画像から病気を無料診断してくれるアプリについて解説します。観葉植物の病気を診断してくれるアプリとはどんなものなのでしょうか。

画像から観葉植物の病害虫を自動診断してくれる「ガーデンドクターAI」

住友化学園芸の「ガーデンドクターAI」は、植物の様子がおかしいと感じたときに使用するアプリです。アップロードした写真をもとに、AIが自動で判定・診断して症状や適切な有効薬剤を案内してくれます。病気でも害虫でも使うことができます。登録不要、しかもダウンロードせずにウェブ上ですぐに使えるのも嬉しいですね。

病気の観葉植物を撮ったその場で診断できる

ガーデンドクターAIの使用方法はかんたんです。次の手順で撮った写真をアップロードすれば、すぐに診断結果が表示されます。
  1. 診断したい植物の種類を選ぶ
  2. 植物の異変 or 虫を選ぶ(不明の場合は、植物の異変を選ぶ)
  3. スマートフォンなどで撮影した植物の画像をアップロードする

初めての観葉植物で、わからない病害虫でも心配になりにくく

スマートフォンで観葉植物の写真を撮れば、その場ですぐに可能性のある病気名・害虫名がわかりますから、とても便利ですね。初めて観葉植物を育てる場合でも、植物の様子がおかしいときにはガーデンドクターAIを使って調べると方法を決めておけば、病害虫を過度に恐れることなく観葉植物を安心して育てることができるでしょう。

【まとめ】観葉植物が病気になるとどうなるの?対処法から見極める方法を徹底解説

ここまで、観葉植物によくみられる病気の症状と対処法だけではなく、病気にさせないための対策から、病気になりにくいおすすめの観葉植物まで詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか? この記事のポイントは、
  • 観葉植物によくみられる病気の症状を知っておくことが大切
  • 病気になってしまう原因は、栽培環境にある
  • 病気になったときには、発症した部分を取り除いた上で栽培環境を改善する
  • 病気にさせないためには、観葉植物が元気に育つ環境を整えた上で殺菌剤・酢水を使って病気を予防する
  • 観葉植物の種類によってかかりやすい病気がある
  • 病気になりにくいおすすめの観葉植物をご紹介
  • 画像から病気を無料診断してくれるアプリを使うこともできる
でした。観葉植物の様子がおかしいとどうしたらいいか困ってしまいますが、もし病気になってしまったらこの記事を参考にして病気の初期症状を見逃さずに早期発見して早めに対処してみてください。また、病気になりにくい環境とは観葉植物がいきいきと元気に成長することができる環境でもあります。快適な生育環境を整えてあげて、元気いっぱいな観葉植物との暮らしを楽しんでみてくださいね。