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まるでつぼみのように閉じたまま伸びていき、あるとき一斉に葉を開く。とてもユニークな育ち方をするザミオクルカスは、ツヤツヤとした光沢のある肉厚の葉が美しい人気の観葉植物です。そんなザミオクルカスの花言葉をあなたはご存知でしょうか? 今回は
どれも気軽に試せそうな場所ばかり。詳しく見ていきましょう。
明るい場所を好みますが、紫外線量に変化が少ない方がいいため、基本的には明るい室内に置いて管理し続けるのがよいでしょう。室内ではエアコンの風が直接当たらない場所に置きます。乾燥した風が直接当たると、葉の中に蓄えた水分がすっかり干からびてしまう原因となりますよ。
水挿しは枝葉を水につけて発根させてから土に植える手順を踏みますが、正確に言うと「挿し木」の一種です。ここでは分かりやすく3つに分けてご紹介します。
ザミオクルカスを育てていくうえで、どれもつい失敗してしまいそうな原因ですよね。1つずつ詳しく見ていきましょう。
土が常に濡れている状態は、病害虫の原因にもなります。風通しのいい場所と、適切な頻度の水やりを心がけてくださいね。
- ザミオクルカスとはどんな植物なのか
- ザミオクルカスの花言葉は?
- ザミオクルカスの樹液の危険性と対処法
- ザミオクルカスの風水効果
- ザミオクルカス人気の種類3選!
ザミオクルカスってどんな観葉植物なの?
どのようなインテリアにもなじむシンプルな見た目のザミオクルカス。ツヤツヤとした厚みのある葉っぱは活力にあふれ、生命力の強さを感じさせますね。おしゃれな観葉植物として最近人気が出ている観葉植物ですが、ザミオクルカスの詳しい基本情報をご存知でしょうか。原産地や成長スピードなどをご紹介します。アフリカが原産地であるサトイモ科の観葉植物である
ザミオクルカスの原産地は東アフリカやタンザニアのザンジバル諸島など。乾燥した地域で育つことから、乾燥や耐暑性が強く、多湿と耐寒性に弱い性質があります。学名は「Zamioculcas zamiifolia」です。成長スピードは外気温が18~26℃くらいになると速くなり、15℃くらいでゆるやかになります。暖かい地域が原産なだけあって、5℃以下になると枯れてしまうこともありますよ。ザミオクルカスは食品である里芋などと同じサトイモ科の観葉植物です。思いがけないつながりがあり、おもしろいですね。新芽は枝のように丸く閉じたままで、一気に開く
ザミオクルカスの新芽は、枝のように丸く閉じたまま10枚ほど一気に伸びていき、あるとき一斉に葉を開きます。大変ユニークな育ち方であり、まるで花が咲くようなその様子に多くの人が魅了されていますよ。葉は肉厚でツヤがあり、水分をたっぷりと含んでいます。そのため少しくらい水やりを忘れてもOKで、初心者の方にもおすすめできるお世話が簡単な観葉植物と言えます。枝がいきなり土から生えていく姿も、ザミオクルカスの生命力の強さを感じますね。生育が良いと大きさは1mほどまで成長する
ザミオクルカスの生育環境が適していると、高さは1m程度まで成長します。詳しい育て方についてはのちほどご紹介させていただきますが、季節に合わせた場所に置き、生育サイクルに沿って水やりをすれば、比較的簡単に育てることが可能です。乾燥気味に育てるのが最適なので、毎日を忙しく過ごす方でも手軽にグリーンを楽しめますよ。「あまり高さのある観葉植物はちょっと…。」という方にもぴったりの小型のザミオクルカスものちほどご紹介します。ザミオクルカスの花は仏炎苞に包まれた棒状のもの
ザミオクルカスの花は9月〜10月ころに咲きます。バナナのような「肉穂花序(にくすいかじょ)」はサトイモ科の植物特有の花のこと。肉穂花序は、太い花軸の表面に多数の小花が密集している花の並び方のことを呼びます。そしてその周りを囲む花びらのように見える部分を「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼びますよ。花の色は白やクリーム色で、成熟した株からしか咲かない珍しいもの。しかし花が咲くと株の体力が奪われるため、葉の美しさを優先させたい方は花芽のうちに摘み取っておくのがいいでしょう。ザミオクルカスの花言葉とは?花言葉の詳細も解説!
ユニークな育ち方と美しい葉を持っているザミオクルカス。原産地や花の付き方などにつづき、花言葉についても詳しくご紹介します。花言葉は花だけでなく、観葉植物にも付けられていますよ。植物を贈るシーンは、就職・結婚・引っ越しなどのお祝いや、お悔やみを伝えるとき。そんなときに大切にしたいのが花言葉です。贈り物に特別な意味を込めて贈ることができますよ。そもそも花言葉とは?
花言葉とは、植物の花の特徴や葉の形、香りなどから付けられているその植物の象徴的な意味を持つ言葉です。花言葉の発祥は17世紀のトルコだと言われており、文字や言葉では伝えきれない思いを花に持たせて、送っていたそうですよ。ザミオクルカスの花言葉はとても素敵である
ザミオクルカスの花言葉は、とても素敵なイメージをもっています。ザミオクルカスの現産地であるタンザニアのザンジバル諸島は「インド洋の宝石」と呼ばれ、白い砂浜と青く透き通った海、美しいサンゴ礁で有名です。ザミオクルカスはザンジバル諸島でポピュラーな植物で、その葉の美しさから「ザンジバルの宝石」とも言われていますよ。ザンジバル諸島で愛されるザミオクルカスの花言葉は一体どのようなものなのでしょうか。【輝く未来】
ザミオクルカスの花言葉は「輝く未来」です。明るい未来を想像させるようなフレッシュな花言葉ですよね。よいイメージの花言葉をもつ植物を贈ると、贈り物に深い意味を込めて渡せます。ザミオクルカスのような素晴らしい花言葉でしたら、引っ越し・結婚・開業祝いなどどのようなシーンにも利用できますね。シンプルながら活力にあふれたザミオクルカスなら、どのような場所でもなじみ、喜ばれることでしょう。艶のある葉や茎から強い生命力を感じることが由来
ザミオクルカスの花言葉「輝く未来」は、ツヤのある葉や茎から強い生命力を感じることが由来です。1本の茎にツヤツヤの葉が10数枚ほど規則的に並び、輝かしい未来が連続して続いていくようにも見えます。また地面からいきなり茎が生え、元気いっぱいに育っていく様子もアフリカならではの活力に満ちた育ち方です。イキイキとしたザミオクルカスから、このような前向きで明るい花言葉が生まれたということが分かりますね。花言葉の由来にもなっているザミオクルカスの葉には毒性がある!?
花言葉の由来にもなっているザミオクルカスの美しい葉。その葉にはなんと毒性があるのです。室内で管理することも多い観葉植物に毒があると聞くと、どんなふうに育てればいいのか、置き場所などには気をつけるべきなのか気になってきますね。安全に育てていくためにも、詳しく見ていきましょう。サトイモ科の植物であるため、葉や枝の切り口から出る樹液は毒性がある
ザミオクルカスはサトイモ科の植物であるため、葉や枝の切り口から出る樹液には毒性があります。これはシュウ酸カルシウムが含まれているため。サトイモ科の他にもユリ科、ラン科などにも含まれています。ものすごく危険な物質と言うわけではありませんが、お手入れの際などは注意したいですね。皮膚に付着すると、炎症を起こす恐れが
シュウ酸カルシウムの中には針状の結晶が見られ、皮膚に付着すると炎症を起こす恐れがあります。とくにサトイモ科のものでは針状の結晶がギザギザとした形をしており、一度皮膚につくと取れにくいことが特徴です。実際にタロイモなどのサトイモ科の植物からシュウ酸カルシウムの針状結晶を取り出し、皮膚につけると炎症反応が起こることが分かっていますよ。樹液が付着した時の対処法
ザミオクルカスの樹液が皮膚に付着すると、炎症が起きてしまうことが分かりました。しかし剪定の際など、樹液がついてしまう可能性も考えらえますね。そのようなときはどのように対処すればいいのか確認しておきましょう。すぐに流水で洗う
まず樹液がついた部位をすぐに流水で洗い流しましょう。溜めた水ではなく、流水で洗い流すのがポイントです。またシュウ酸カルシウムは酸に弱いので、酸性であるお酢を手に付けるとかゆみや痛みが軽減することがあります。熱に弱い性質もあるため、40度前後のお湯で洗うのもいいでしょう。炎症が出たら早めに病院へ受診する
一時的なかゆみや痛みで済むならば、自宅で様子を見ます。炎症反応が出ていれば、早めに病院を受診して医師の指示に従いましょう。皮膚の強さによって、炎症が酷く出る人・軽くしか出ない人がいますので、心配な時はすぐに病院へ行くことをおすすめします。剪定などのお手入れの際は、ゴム手袋をつけることで対策を
剪定などのお手入れの際は、ゴム手袋をつけることで対策しましょう。軍手などの布製のものだと樹液がしみ込んで手に付着してしまうことも考えられるので、ゴム手袋がおすすめです。さらに小さいお子さんやペットが間違って触ってしまうことも危険ですよ。お子さんやペットの手が届かない場所に置き、剪定の際は近づかないよう別の部屋で行うなど注意が必要です。ザミオクルカスの風水にはどんな効果があるの?
ザミオクルカスの素敵な花言葉や樹液の扱い方について解説してきました。ここからはザミオクルカスの風水効果についてご紹介していきます。風水とは古代中国から伝わる環境学のこと。気のエネルギーを整えて、よい運気を招こうという考え方です。ザミオクルカスにはどのような風水効果があるのでしょうか。中国では「金銭樹」と呼ばれるほど金運アップ効果が
ザミオクルカスは中国では「金銭樹」と呼ばれていて、金運アップ効果が期待できると言われていますよ。「金銭樹」と言う名は、ザミオクルカスの葉がお金の形をしているところから由来しています。ザミオクルカスは1本の枝に10枚ほどの葉をつけ、どんどんと増えて全体がボリュームアップしていきますね。ザミオクルカスのツヤツヤと光沢のある葉にも縁起のよさを見出したのでしょう。ザミオクルカスの開花は珍しいものですが、花が咲くと金運上昇の前触れであるとも言われていますよ。仕事運アップの効果も期待できる
金運には商売や仕事とも関りがあるため、仕事運アップの効果も期待できると言われています。在宅ワーカーでも、デスクのそばにイキイキとしたザミオクルカスを置けば、気分転換になりそうですね。またパソコン作業の合間に、ザミオクルカスの美しいグリーンで目の疲れを癒すこともできそうです。在宅ワークでない方も、自宅に置いたザミオクルカスを見れば活力をもらえそうですよ。ザミオクルカスは仕事運アップにも大変おすすめの風水グリーンと言えます。ザミオクルカスの風水的におすすめな置き場所
ザミオクルカスの風水効果をより高めるおすすめの置き場所をご紹介します。せっかくザミオクルカスを飾るのなら、効果をより感じやすい場所に置きたいですよね。おすすめの置き場所は以下の3つです。- 玄関
- リビング
- 西の方角
玄関に置くことで運気の巡りを良くしてくれる
玄関は良い気と悪い気の両方が入ってくる場所。まさに「家の顔」とも言え、家全体の運気を左右する大切な場所です。そんな玄関にザミオクルカスを置くことで、運気の巡りを良くしてくれる効果が期待できます。またザミオクルカスの葉は上向きに育っていく育ち方をしますね。風水では上向きに生える植物には運気を上昇させるパワーがあると言われていますよ。生命力を秘めたザミオクルカスで、家全体の運気の巡りをスムーズにしましょう。人の出入りが多いリビングもおすすめ
ザミオクルカスを人の出入りが多いリビングに置くこともおすすめです。リビングは家族が長い時間を過ごす場所。また陰の気を発する電化製品が多い場所でもありますね。そんなリビングにザミオクルカスを置くことで、気のバランスを調和させることができますよ。さらもツヤツヤの葉はその空間を浄化させる効果が期待できるため、リビングがリラックスできる場所に大変身。自宅で穏やかな気持ちになれれば、商売や仕事にも専念でき、業績も自然と上がっていくことでしょう。金運アップなら西の方角に置くといい
家の中心から見て西の方角は「金運」を司る場所として考えられています。そんな西の方角にザミオクルカスを置けば、さらに金運アップが期待できるでしょう。元気に育てるためには定期的に日光浴させるのがおすすめですが、ザミオクルカスには耐陰性もあるため、あまり日が当たらない場所でも育てられるのが嬉しいですね。元気のあるザミオクルカスの育て方
風水では元気な観葉植物の方がエネルギーも強いと考えられています。さらに枯れた観葉植物は悪いエネルギーを吸ってくれたと考え、感謝の気持ちとともにすみやかな処分をおすすめしていますよ。ザミオクルカスもぜひとも元気に育てたいですね。ここからは元気のあるザミオクルカスの育て方についてご紹介していきます。日当たりの良い場所で管理する
ザミオクルカスは暖かい場所が原産地なだけあって、日当たりのいい場所を好みます。しかし直射日光に長い時間当たると葉焼けなどを起こしてしまうこともあるため半日陰が適しているでしょう。見た目が悪くなってしまうだけでなく、株が弱る原因にもなるため、直射日光は避けてあげましょう。ザミオクルカスに適している場所は以下のような場所です。- 半日陰
- レースカーテンで遮光した明るい室内
水やりは季節によって頻度を変える
気温が15度以上になる春~秋の生長期には、土の表面がしっかり乾いたことを確認し水やりをしましょう。肉厚の葉に水分を蓄えられるため、そこまできっちりとタイミングをみなくても大丈夫。葉のツヤや厚さに注目し、ツヤがなくなってきたり葉がしぼんできたら水やりのサインです。毎日忙しくてもグリーンを楽しみたい方や初心者の方にも嬉しいポイントですね。気温が15℃以下になると成長スピードががゆるやかになるため、水やりも控えめに。土が乾いてから2~3日たってから水をあげるくらいの間隔がいいでしょう。肥料は生育期のみ緩効性化成肥料を与える
ザミオクルカスは生命力の強い植物のため、基本的に肥料は必要ありません。しかしどんどん大きくしたいと思うときには、生長期である春~秋に肥料を与えるようにしましょう。おすすめは緩効性の置き肥か液体肥料です。真冬や真夏などの極端な気温のときは、ザミオクルカスが休眠期に入るため、肥料を与える必要はありませんよ。余裕のある方は増やす事も可能
ザミオクルカスを上手に育てて葉がどんどんと茂ってきたら、剪定ついでに鉢数を増やしていくことも可能です。ザミオクルカスは1本の枝に10数枚の葉をつけますが、葉の数が多くなってきたときは剪定のよいタイミング。葉が密集していると風通しが悪くなって病害虫の被害にあう可能性があるからです。春~秋の生育期に剪定をし、カットした枝葉を利用して株を増やしてみましょう。またザミオクルカスは2年に1回程度植え替えをします。そのときに株がある程度大きく成長していれば、株分けもできますよ。ザミオクルカスの増やし方は以下の3通りです。- 株分け
- 水挿し
- 挿し木
株分け
株分けは株元をそっと分けてそれぞれに植える増やし方です。ザミオクルカスの植え替えの際に、同時に行うのがおすすめですよ。ザミオクルカスがある程度大きくなってきたら、くっついている株元を優しく指で割ります。それぞれを別の鉢に植え替えれば、株分けは完了です。株分けをせずに長期間育てると葉の数がだんだん減っていき貧弱な見た目になってしまうことも。定期的な植え替えと株分けは必要な作業ですよ。新しい鉢の土は水はけのいい「観葉植物用の土」がおすすめです。自分でブレンドする場合は「赤玉土6:軽石(小粒)3:ピートモス1」など、水はけのよさを重視した割合がいいでしょう。水挿し
水挿しはカットした枝を水につけ、発根したら土に植え替える増やし方です。まず5月~6月ころに元気のいい枝を3㎝程度カットします。水に入れた容器に挿し、3日に1度は水替えを。1ヶ月ほど経つと根が出てきますよ。根が5本程度生えてきたら、土に植え替えてあげましょう。水挿しで出た根は栄養を吸収する力がやや弱いため、土に植え替えた後はよく観察してあげましょう。透明の容器で水につければ、根の成長具合が一目で分かりますよ。発根中も見た目が美しく、まるで花瓶に活けた花のように楽しむこともできますね。挿し木
挿し木はカットした枝葉(挿し穂)をすぐに土に挿す増やし方です。6月~7月ころに葉を2節付けた挿し穂を用意します。下部の節の葉は取り、その部分が土にしっかり埋まるように土に挿します。挿し木が成功すると、種や苗から育てるよりも早く成長した姿を楽しめますよ。根が出て土にしっかりと定着するまでは、適度な水分をキープするようにしましょう。ザミフォーリアとレイヴンの違いは?ザミオクルカスの種類
ザミオクルカスにはいくつかの種類があります。代表的な種類は「ザミフォーリア」と「レイヴン」。それらにはどのような違いがあるのでしょうか。他にもザミフォーリアをそのまま小型にした「ドワーフ」もあわせてご紹介しますよ。あなたのお好みにあったザミオクルカスに出会えるといいですね。ザミオクルカスと言ったら基本的には「ザミフォーリア」
一般的にザミオクルカスと言うと「ザミオクルカス・ザミフォーリア(Zamioculcas zamiifolia)」のことを指しています。葉が珍しい育ち方をすることや、地面から枝がいきなり生えてくる生命力にあふれた姿から人気が高く、現在多くの品種改良が進められていますよ。新しい品種が生まれている中でも、やはり人気があるのがこのザミオクルカス・ザミフォーリアです。ザンジバル諸島ではその美しい葉から「永遠の植物」などとも呼ばれ長く愛されています。新品種で人気なのが黒くなる「レイヴン」
新しい品種の中でも人気が高いのが「ザミオクルカス・レイヴン」です。ザミオクルカス・レイヴンの葉の色は、最初は緑色ですが徐々に黒く美しい葉に変わっていきますよ。緑と黒の葉が混在する姿は大変美しく、海外では展示会などで高い評価を受けています。実際に2019~2020年のジャパンフラワーセレクションでは、レイヴンがブリーディング特別賞として認定登録を受けています。登録を「レイヴン」とは英語でワタリガラスのこと。ツヤのある黒い色を「カラスの濡れ羽色」と言いますね。ザミフォーリアを小柄のままにした「ドワーフ」
ザミフォーリアをそのまま小柄にした「ザミオクルカス・ドワーフ」という品種もあります。小さめのドワーフならちょっとしたスペースや、1人暮らしのコンパクトなお部屋にも取り入れやすいですね。かわいらしい小ぶりなサイズですが、ツヤツヤとした光沢のある葉やスッとまっすぐに伸びた枝はそのまま。和風にも洋風にも合うため、どんなインテリアにもなじみます。「大きい観葉植物は管理が大変そう…。」と思っている方にぴったりです。 他にも平成30年に「農林水産植物の種類及び登録品種の名称」に登録された「ザミオクルカス・ザミーフォーリア・Hansoti13」という品種もありますよ。かなり濃い緑色の葉で、茎が短いのが特徴です。レイヴンは日本の気候では育てることが難しく、現在の流通は少ないのが実情です。それでも生産を始めている農家さんもいるため、日本の気候に順応したレイヴンをお店で見つける日を楽しみにしていましょう。ザミオクルカスが枯れる原因はなに?倒れる可能性もある
さまざまな種類のザミオクルカスをご紹介してきました。あなたの気になる種類はあったでしょうか。ザミオクルカスは丈夫な観葉植物で、初心者の方でも比較的育てやすいと言われる品種。しかしときには枯れかけてしまうこともあるようです。ザミオクルカスが枯れる原因は大きく分けて以下の3つです。- 寒さで株が弱る
- 水のやりすぎで根腐れ
- 害虫被害で株が弱る
寒さに曝され株が弱った
ザミオクルカスの枯れる原因の1つ目は「寒さにさらされて株が弱ること」です。ザミオクルカスの原産地は東アフリカやタンザニアのザンジバル諸島など暖かい地域。ザミオクルカスにとって日本の冬はとても厳しい環境なのですね。ザミオクルカスは室内で管理している方も多いかと思いますが、寒さにさらされるとどのような症状が出てきてしまうのでしょうか。徐々に葉がしおれる
ザミオクルカスが寒さにさらされると、徐々に葉がしおれてくるようになります。肉厚でツヤツヤな葉が魅力のザミオクルカス。葉がしおれてくるととてもがっかりした気持ちになってしまいますね。葉のサインを見逃さず、次の対処法をすぐに試してみましょう。15度以下になったら暖かい室内に移動させる
ザミオクルカスの耐寒温度は5度と言われています。そのため5度を下回ると株が弱り始め、枯れてしまう可能性が高くなってしまいます。ベランダで管理している方は気温が下がり始めたら、なるべく早く室内に移動させましょう。暖かい室内はザミオクルカスの過ごしやすい環境と言えますが、エアコンの風が直接当たる場所には置かないように気をつけてくださいね。今度は乾燥した風で葉がしおれてしまいますよ。水のやりすぎによる根腐れ
ザミオクルカスの枯れる原因の2つ目は「水のやりすぎによる根腐れ」です。ザミオクルカスは肉厚の葉の中に水分を蓄えています。そのため水やりの間隔が多少が空いてしまってもそこまで心配なく、むしろやや乾燥した環境を好みますよ。そのため水をやりすぎると土が常に濡れている状態になり、根ぐされが起きてしまいます。葉が枯れてきだし、最悪の場合茎から倒れる
根腐れが起きると葉が枯れて落ちてくるなどの症状が出てきます。そして根が株自体を支えきれなくなり、最悪の場合は茎から倒れることも。いくら丈夫なザミオクルカスでも、茎から倒れるまで根腐れが深刻化してしまうと復活させるのは難しいかもしれません。土が乾燥したのを確認してから水やりをする
根腐れを防止するためには、何よりも適切な頻度で水やりをすることが大切です。前述の通り水やりは季節によってタイミングを変えていきますよ。- 気温が15℃以上の春~秋の生育期:土が乾いたのを確認したら
- 気温が15℃以下の冬や真夏などの休眠期:土が乾いてから数日後に
ハダニやカイガラムシの害虫被害
ザミオクルカスの枯れる原因の3つ目は「ハダニやカイガラムシの害虫被害」です。ハダニは0.5㎜程度の小さな虫。ダニの仲間であらゆる植物に発生する可能性があります。またカイガラムシは1~3㎜程度の虫で、カメムシの親戚と言われています。硬い殻に覆われた体で、殺虫剤などの成分が浸透しにくい厄介な害虫ですよ。葉っぱが枯れ出し、ザミオクルカスの調子が悪くなる
ハダニもカイガラムシも、茎や葉の裏で植物の汁を吸い、だんだんと株自体の元気を奪っていってしまいます。ハダニがいると葉の表面に白いポツポツとした斑点ができたり、綿のようなものが見られることがあります。またカイガラムシのフンはすす病という病気を誘引します。どちらもあっという間に大量に発生してしまう可能性があるため、見つけ次第駆除するのがおすすめですよ。定期的に葉水をすることで予防
ハダニは乾燥した環境を好むため、毎日の葉水が効果的です。1日1回葉の表裏や茎までまんべんなく霧吹きで葉水を行いましょう。毎日葉水を行うと、植物のちょっとした変化にも気付けるようになってきます。害虫も病気も早めの対処が肝心ですので、毎日ザミオクルカスを観察するといいですね。カイガラムシは薬剤が浸透しにくいため、歯ブラシやつまようじなどで優しくこすり落としましょう。ザミオクルカスを傷つけないよう気をつけて作業してくださいね。【まとめ】ザミオクルカスの花言葉!花言葉の由来からケア方法まで徹底解説!
今回はザミオクルカスの花言葉についてご紹介してきました。人気の種類や基本的な育て方、枯れる原因についても解説しましたが参考にしていただけたでしょうか。 本記事のポイントは- ザミオクルカスはアフリカ原産のサトイモ科の観葉植物
- 葉を閉じたまま枝を伸ばし、あるとき一斉に葉を開くユニークな育ち方をするので、大変人気がある
- ザミオクルカスの花言葉は「輝く未来」で、大変ポジティブな明るいイメージをもっている
- ザミオクルカスの樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれ、肌につくと炎症を起こすこともある
- ザミオクルカスの樹液が肌に直接つかないよう、剪定の際はゴム手袋の使用がおすすめ
- ザミオクルカスには金運や仕事運アップの風水効果もあるとされている
- ザミオクルカスには「ザミオクルカス・ザミフォーリア」「レイヴン」「ドワーフ」などの人気品種がある