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円錐形のシンプルな樹形が可愛らしいゴールドクレスト。ガーデニング用やインテリアとして人気があります。「これから育ててみたい」「友人にプレゼントしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。 観葉植物を購入する際、気になるのが花言葉。特に、贈り物にする際はその植物にどんな花言葉がつけられているのか知っておきたいですよね。そこで、本記事では、
- ゴールドクレストの特徴
- ゴールドクレストの花言葉と由来
- ゴールドクレストの風水効果
- ゴールドクレストの育て方
- ゴールドクレストと寄せ植えしたい観葉植物
ゴールドクレストってどんな観葉植物なの?
ガーデニングのアクセントにも、そしてお部屋のシンボルツリーにももってこいなゴールドクレスト。そんなゴールドクレストはどんな観葉植物なのか詳しく見てみましょう。北アメリカを原産地とするヒノキ科の観葉植物
ゴールドクレストは北アメリカ原産のヒノキ科クプレスス属の針葉樹です。学名はCupressus macrocarpa ‘Goldcrest’。ヒノキ科イトスギ属「モントレーイトスギ」の園芸品種で、スギに似た葉をつけます。かわいらしい円錐形のゴールドクレストは、しばしばクリスマスツリーに見立てられますよ。寒さに強いのも、ゴールドクレストの特徴の1つです。コニファーの中で最も人気である
ゴールドクレストはコニファーの中で最も人気がある種類です。コニファーとは、園芸用に用いられるヒノキ科やマツ科などの針葉樹の総称で、コニファーの仲間は全世界で数万品種あるといわれています。数あるコニファーの中でもゴールドクレストは特に高い人気を誇ります。冬になると葉の色がゴールドになることが名前の由来
ゴールドクレストという名前は、冬になると葉色がきれいな黄金色(ゴールド)になることが由来になっています。また、「クレスト」は鳥のとさかを意味し、ゴールドクレストがとさかのような見た目をしていることを表しています。虫除けや消臭、リラックス効果がある
ゴールドクレストには虫よけ・消臭・殺菌の効果があるといわれています。理由は、ゴールドクレストがフィトンチッドを放出しているためです。フィトンチッドはゴールドクレストアが外敵から身を守るために出している成分で、害虫などにも効果を発揮します。また、フィトンチッドは山椒のようなフレッシュな香りを持つため、リラックス効果も期待できますよ。ゴールドクレストの花言葉にはどんな言葉があるの?
実は、ゴールドクレストは、初夏の時期に青みがかった白色のお花を咲かせます。ここでは、小さくてかわいらしいお花を咲かせるゴールドクレストの花言葉を確認してみましょう。ゴールドクレストには2種類の花言葉がある
ゴールドクレストには「真っ直ぐに生きる」「不変」の2つの花言葉があります。【真っ直ぐに生きる】
1つ目の花言葉は「真っ直ぐに生きる」です。凛とした立ち姿のゴールドクレストにぴったりの花言葉です。ポジティブな花言葉なため、プレゼントにも適しています。【不変】
2つ目の花言葉は「不変」です。大切な方との関係性を表したり、ゆるぎない志を応援したりと、贈り物にする際には前向きなメッセージが込められそうですね。ウィルマやエメラルドグリーンの品種も同じである
同じくコニファーの仲間であるウィルマやエメラルドグリーンも同じ花言葉を持ちます。ウィルマはゴールドクレストが突然変異した品種で、3mほどまでしか成長しない低木のコニファーです。一方、エメラルドグリーンはその名の通り、エメラルドグリーン色の葉が特徴の品種で、生垣として使われることもあります。12月1日・6日・25日の誕生花である
ゴールドクレストは12月1日・6日・25日の誕生花です。先ほどお伝えした通り、ゴールドクレストはクリスマスツリーとして使われることがある植物で、特に冬の時期によく出回っています。12月1日・6日・25日が誕生日の方へのプレゼントに、ゴールドクレストを選んでみるのも良いでしょう。ゴールドクレストの花言葉の由来はなに?
「真っ直ぐに生きる」「不変」といった素敵な花言葉を持つゴールドクレスト。ここでは、ゴールドクレストの2つの花言葉の由来について解説します。ゴールドクレストはそれぞれの花言葉に由来がある
ゴールドクレストの「真っ直ぐに生きる」「不変」の2つの花言葉は、それぞれ異なる由来を持ちます。しかし、どちらもゴールドクレストが持つ性質が由来になっていますよ。幹を真っ直ぐに伸ばす様から【真っ直ぐに生きる】
「真っ直ぐに生きる」はゴールドクレストの立ち姿から連想してつけられた花言葉です。ゴールドクレストの幹・枝・葉はすべて真っ直ぐに伸び、ゴールドクレストの樹形は直線で作られています。歪みやうねりのない真っ直ぐな立ち姿から「真っ直ぐに生きる」の花言葉がつけられました。暑くても寒くても、強く美しい枝葉を維持するため【不変】
「不変」は常に美しさを保つゴールドクレストにちなんでつけられました。ゴールドクレストは暑い夏や寒い冬でも葉を落とすことがなく、四季を通して美しさが変わりません。枝葉の美しさを維持するゴールドクレストの強さが「不変」の花言葉の由来になっています。目標に真っ直ぐ向かって頑張っている人への贈り物に
ゴールドクレストは、目標達成のために真っすぐな思いで努力する人への贈り物に最適な植物です。例えば、夢を叶えるために必死に勉強している友人や、会社に貢献するために懸命に仕事に取り組む同僚などに、日ごろの感謝や尊敬の気持ちを込めてゴールドクレストをプレゼントしてみると良いでしょう。法律関係の仕事をしていて真っ直ぐに生きる人への贈り物に
弁護士や警察官など、法律関係の仕事に就き、真っ直ぐな信念を持って生きる人にも、ゴールドクレストの花言葉がよく合います。強い正義感の象徴として、ゴールドクレストをプレゼントしてみましょう。ゴールドクレストの風水効果
ゴールドクレストを含む、観葉植物にはあらゆる風水効果が期待できます。ここでは、ゴールドクレストが持ついくつかの風水効果について確認してみましょう。先の尖った針葉樹であるため屋外に飾ると魔除け効果が
風水では、先の尖った植物には魔除け・邪気払いの効果があるといわれています。針葉樹であるゴールドクレストにももちろん魔除けの効果は期待できますよ。ゴールドクレストを屋外に置くことで、魔除けの効果はより発揮されます。玄関に一対に置くことでさらに効果が期待できる
魔除けの効果をさらに高めるには、玄関に2つのゴールドクレスを左右対称に置くのが効果的です。玄関は気の出入り口といわれており、玄関からは良い気だけでなく悪い気も入ってきてしまいます。玄関に一対のゴールドクレストを置くことで、魔除けの効果が最大限に発揮され、悪い気の侵入が防げますよ。北や南西の方角に飾ると子宝運アップに
ゴールドクレストを北や南西の方角に置くと、子宝運がアップするといわれています。その際、ザクロの模様が入った鉢や鉢カバーを使うと、より効果が発揮されますよ。室内に飾ると気を乱すため注意
ゴールドクレストのように葉が尖っている植物を室内に置くと、気が乱れてしまします。気の乱れによって、揉めごとが起きてしまう恐れもあるため、十分に注意してください。ゴールドクレスの成長速度には注意!基本的な育て方
ゴールドクレストの成長速度には注意が必要です。ゴールドクレストはコニファーの中でも成長が早い種類のため、適切な管理を心がけましょう。ここでは、ゴールドクレストの基本の育て方について解説します。半日陰でも育つが、葉の色が綺麗にならないことがある
ゴールドクレストには耐陰性が備わっているため、半日陰の環境でもある程度育てられます。しかし、半日陰だと葉色がきれいに育たなことがあるため、屋外・室内ともになるべく日当たりの良い場所で育ててください。このとき、西日が当たる場所は避けましょう。また、風通しが悪い場所だと、蒸れて株の中が枯れていってしまいます。ゴールドクレストを育てるときは、通気性の良い場所を選んでください。乾燥に弱いため土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを
ゴールドクレスには乾燥に弱い性質があります。理由は、ゴールドクレストが土中の浅い場所で根を張るためです。水切れを起こさないよう、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。ただし、生育が緩やかになる冬は水量の調節が必要です。肥料は生育期にのみ適量与えたらいい
ゴールドクレストへの施肥は、生育期に行います。鉢植えであれば、3月と6月が施肥の適期です。緩効性の化成肥料を株もとに与えてあげましょう。地植えの場合は1年に1回、3月に発酵油かすなどを株元に与えます。肥料を与えすぎると植物は肥料焼けを起こし、最悪の場合枯れてしまうため、用量を守って施肥を行いましょう。大きくしたくない場合はこまめに剪定を
前述の通り、ゴールドクレストは成長が早く、どんどん大きく成長します。もし、そこまで大きくしたくないのあれば、こまめな剪定が必要です。枝先1cmほどの部分を手で摘み取ると、ゴールドクレストはそれ以上大きくなりません。摘み取った場所からは新たな葉が生えてくるため、ボリューム感が増します。ゴールドクレストの剪定のポイントは、手でカットすることです。ハサミを使用すると切り口が変色してしまうため注意しましょう。ゴールドクレストを寄せ植えするなら相性の良い観葉植物を選ぼう
ゴールドクレストは単体でも素敵ですが、寄せ植えにしても楽しめます。ゴールドクレストをアクセントに、他植物との寄せ植えにもチャレンジしてみましょう。ここでは、ゴールドクレストと相性の良い観葉植物を紹介します。高低差をつけられる観葉植物
背の高いゴールドクレストと、あえて高低差がつけられる観葉植物を選ぶと、まとまり良く寄せ植えができます。ストック
ストックは20~80cmほどの春のお花で、優しい香りを放ちます。本来ストックは多年草ですが、日本では一年草として扱われることを覚えておきましょう。花色は赤色・白色・黄色・ピンク色・紫色など豊富で、シンプルなゴールドクレストと相性抜群です。種類もさまざまで、一重咲きタイプ・八重咲タイプ・1本立ちの無分枝タイプ・側枝に花をつける分枝タイプなどがあるため、自分の好みに合ったものを選びましょう。パンジー
パンジーは花壇用として人気が高い植物で、背丈は10~30cmほどが一般的です。白色・赤色。オレンジ色・青色などあらゆる品種が存在するため、お花を選ぶところから楽しめますよ。後で紹介するビオラとよく似ており、中にはパンジーとビオラを掛け合わせた品種も。また、花期が長いのが特徴で、11月ごろに開花したものは次の春まで楽しめます。パンジーの苗は10月ごろからお花屋さんに並ぶため、秋ごろにお店をチェックしてみると良いでしょう。ハツユキカズラ
ハツユキカズラはつる性の植物で、小さくかわいらしい葉をつけます。葉色が成長するにつれて変わっていくのが、ハツユキカズラの魅力です。濃いピンク色の新葉は徐々にピンク色が薄まり、次第に緑地に白い斑を持つ葉へと変化していきます。そして、最終的に葉全体が緑一色になるのです。葉色の移り変わりを楽しめるのは、ハツユキカズラならではですね。成長がゆっくりでコンパクトなハツユキカズラは、寄せ植えに向いています。スノーボール
庭木として人気があるスノーボールは、落葉性低木に分類される植物です。4~5月には雪玉のような花を咲かせ、開花時には緑色だった花は徐々に白色へと変化していきます。コロンとした形の花姿から、しばしばアジサイと間違えらることも。花の重みで枝が垂れ下がる姿には、美しさと愛らしさの両方を感じます。冬でも枯れずに葉を茂らせるため、1年中楽しめますよ。クリスマスをイメージした寄せ植え
ゴールドクレストをクリスマスツリーに見立てて、クリスマス仕様に寄せ植えを楽しむのも良いでしょう。ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメンはシクラメンを庭植えできるように品種改良したもので、優れた耐寒性が特徴の植物です。背丈が15~20cmのガーデンシクラメンは、10~4月の間に赤色・白色・ピンク色・紫色の花を咲かせます。ガーデンシクラメンの花期は非常に長く、半年近く咲いていることも。花の形は品種によってさまざまで、一重咲きのもの、フリルのような形のもの、ベルのような形のものなどがあります。球根植物であるガーデンシクラメンは、何年も楽しめますよ。アリッサム
アリッサムは小さい花をたくさん咲かせるかわいらしい植物です。開花時期は10月~4月ごろで、ピンク色、白色、紫色、オレンジ色、クリーム色などの花を咲かせます。無数の花をつけ、横に広がりながら成長するアリッサムには、花束のような華やかさがありますよ。本来多年草に分類されるアリッサムですが、高温多湿に弱い性質があることから湿度の高い日本では一年草として扱われています。また、アリッサムはしばしばスイートアリッサムという名前で出回っていますよ。ビオラ
ビオラは背丈が15~20cmで、パンジーよりもやや小ぶりな花をつけるのが特徴です。小さいもので花径が2~3cm、中輪だと花径3~4㎝になります。品種改良が進んだ近年では、なんと小指ほどの小さいものもあるんだとか。基本的には、花が大きい方がパンジー、小さいのがビオラと分類されますが、2つの境界は曖昧なのが現状です。また、パンジーよりもビオラの方が寒さに強い性質があります。ビオラの花色はかなり豊富で、青色系・緑色系以外の色の花が存在するといわれていますよ。大きくなったら鉢植えや花壇に植え替えをする
前述の通り、ゴールドクレストは成長が早いため、大きくなってきたら鉢植えや花壇に植え替える必要があります。植え替えの適期は3~4月もしくは9~10月です。ゴールドクレストは根に触れられることを嫌う植物なため、植え替え時にはなるべく根の部分を崩さないようにしましょう。ゴールドクレストの花言葉とは?色別の花言葉や由来、ケア方法まで紹介!のまとめ
ゴールドクレストの花言葉や育成方法などについて解説してきました。本記事の内容を、改めて以下でまとめています。- ゴールドクレストは北アメリカ原産のヒノキ科クプレスス属の針葉樹
- ゴールドクレストの花言葉は「真っ直ぐに生きる」「不変」の2つで、いずれの花言葉もゴールドクレストが持つ性質が由来になっている
- ゴールドクレストはなるべく日当たり・風通しが良い場所で育て、水切れを起こさないように管理する
- ゴールドクレストの寄せ植えにはストック・パンジー・アリッサムなどを選ぶと良い