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観葉植物を管理していて急に葉が落ちた経験はありませんか?枯れている様子はないのに、急にハラハラと葉が落ちてしまっているのを見かけると焦りますし心配になってしまいます。枯れてしまうのかと思ってしまいますよね。 そんな今回は観葉植物の葉が落ちてしまった場合の対処方法をご紹介していきます。
- なぜ葉っぱがおちてしまうのか
- 普段の管理の問題点を探す
- 落ちた葉の色毎の原因
- 再発防止への対処法
- 葉が落ちるとスピリチュアル的にどう?
- 葉が落ちないようにするための管理方法
観葉植物の葉が落ちる原因とは?
大切に育てている観葉植物の葉が落ちるのはどこに原因があるのでしょうか。成長するにつれて自然と落ちていくことはよくあります。ですが青々としている葉が急に変色して落ちてしまうのは何か原因があることがほとんどなんです。まずは葉が落ちる原因を探るため1つずつ理由を確認していきましょう。水やりのしすぎによる根腐れ
まず第1の理由としては「水やりのしすぎ」があります。水やりは観葉植物にとって必要不可欠の管理となりますが、過度な水やりはかえってダメージを与えてしまう恐れがあるんです。季節ごとに水やりの量と頻度を変えることが元気に育つ秘訣なんですが、水やりをしすぎてしまうと鉢の中がいつまでも乾燥せず、根が腐ってしまうことに繋がります。これを根腐れと呼びます。水やりのしなさすぎによる水切れ
第2の理由として「水やりのしなさすぎ」があります。前述した水やりのしすぎ、との逆の理由になるのですが、水やりをしなさすぎて枯れてしまうことももちろんあるんです。水は植物の成長にとって重要な役割があります。株全体へ栄養を行き渡らせるためにも適度な水やりは忘れてはなりません。日照不足
観葉植物は日光を浴びて光合成をしています。耐陰性といってある程度の日陰で育てることができる種類の観葉植物もありますが、基本的にどの植物も日光は大好きです。日光が不足すると元気がなくなってしまい葉が落ちたり、茎がひょろひょろと細く伸びてしまう症状が発生してしまいます。日光不足にならないためにも植物の環境を整えてあげることが必要です。弱ってきたと思って、肥料を与えてしまったことによるストレス
植物の元気がなくなってきたからといって急に肥料を与えてしまうこともかえってストレスを与えてしまう可能性があります。肥料は時期をみて与える必要があるので、元気がない原因を探らないままむやみやたらとに肥料を与えないようにしましょう。もし与えてしまっているのであれば一度肥料を取り除いてしまうほうがよいです。急な環境変化
原生の植物は一度根付くと、よっぽどのことが無い限りその場に留まります。そのため環境の変化が小さいことが特徴です。周囲の変化が小さいので植物は安定した環境の中で成長することができます。植物は日光や水から栄養を得ているので外部要因が生育に影響します。また害虫の発生も環境に影響を与えます。害虫被害の進行は早く、手をこまねいているとあっというまに枯れてしまう恐れもあるんです。著しい環境の変化は少なからず植物にはダメージとなってしまう恐れがあります。冬場の寒さ・夏の暑さ
日本は四季折々を楽しむことができる国ですよね。春は桜が見頃を迎え、夏は豊かな太陽を浴びることができ、秋は農作物の恵みを楽しみ、冬は海の幸が豊富です。そんな日本ですが温度変化はかなり激しい国です。冬は0度を下回り、夏は40度を超える場所もあるくらい幅広い温度になります。その温度差に植物はついていけないので、可能な限り環境の変化を小さくすることが必要です。根詰まり
鉢植えの植物は地上の部分の茎や葉が大きくなるので一見、その他の場所は気づきにくいです。実は根も大きくなるんです。鉢の土の中に入っているのであまり見ることは出来ないですが、鉢底の穴から根が飛び出しているようであれば根詰まりを起こしている可能性があります。頻度としては1〜2年に1度くらい根詰まりを解消する必要があります。どの色の葉っぱが落ちるかで原因がわかる
落ちる葉っぱにも種類があります。元気な状態の葉が落ちるのと、枯れた状態の葉が落ちるのでは原因も対処方法も変わってきます。大事に育てている植物の葉が落ちた時には慌てずに落ちた葉を観察して対策を取るようにしましょう。適切な対処をとることで復活させることも可能です。緑色の葉っぱが落ちた場合
まずは緑色の葉っぱが落ちた場合です。緑色の葉っぱは元気な状態のものがほとんどです。元気な状態の葉は落ちることは滅多にありません。落ちるとしたら理由があって落ちてしまうので生育環境になにか問題があるかもしれません。環境が悪く、植物の体力が落ちてしまっている可能性があるかもしれないので、もし緑色の葉が落ちてしまっているのであれば、今回ご紹介する原因と対策を活用してみましょう。茶色の葉っぱが落ちた場合
茶色に変色した葉っぱが落ちてしまっているのは、年数が経過して役割を終えた葉が新陳代謝のように順番に落ちてしまっているかもしれません。緑色の葉が落ちるのと比べて、茶色い葉が落ちるのは比較的安心できます。株の下の方の葉であれば、特段心配する必要はありませんが様子を見てあげると良いでしょう。【葉が落ちる】=【枯れた】ではない!復活方法・対処法
植物の葉が落ちることは成長に必要不可欠です。人間と同じく代謝を繰り返し大きく成長していくので、多少の落葉は当然起きる現象です。ですが前述した通り、緑色の葉が何枚も落ちてしまうようであれば何か原因があるかもしれません。長く植物を育てていくためにも原因を見極めて対処していきましょう。水関係が原因の場合
葉が落ちる原因の1つに水があります。植物にとって水は必要不可欠のものですが、与えすぎも与えなさすぎも悪影響を与えてしまいます。ここでは誤った水やりが引き起こす症状と対処法をご紹介します。もし水やりのタイミングが難しいようであれば、「チェッカー」と呼ばれるスティック状の水やりタイミングを教えてくれる人気商品が売っているので、水やりになれない時にはおすすめです。水のやりすぎ:黒くなっている根っこを切り、乾燥させる
水を与えすぎると根腐れを引き起こします。水を与えすぎているため鉢内に入っている土が乾燥しきらず、常に湿度が高い状態になり腐食が始まります。そのまま放置してしまうと株が枯れてしまう可能性があるので早めの対処が必要です。根腐れが起きてしまっているのであれば、一度株を鉢から取り出し、傷んでしまっている根を切り取ってあげましょう。根腐れの後はなるべく乾燥した状態が好ましいので、水やりの頻度を下げて風通しの良い場所で管理しましょう。水切れ:たっぷりの水やりをする
土の表面が乾燥してしまっているのであれば水をあげましょう。水やりの基本は鉢底から流れ出るくらいたっぷりあげることです。鉢皿に溜まった水は必ず捨てましょう。鉢皿に水分が残ってしまっていると根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。水やりのコツについて冬場はさらに頻度を下げる必要があります。「乾燥気味に育てる」が冬越しをするコツになります。置き場・環境変化の場合
植物の成長は周囲の環境に左右されます。特に普段どこで管理しているかが大きく影響してきます。外管理の場合は季節の影響も受けるので、意識的に管理する必要があります。どうしても管理するスペースが限られることもあると思いますが、工夫していくことが植物を元気に育てる秘訣になります。寒さや暑さ:室内の適温ところに移動させる
まずは温度の影響です。植物を育てる上で温度管理は穏やかな方が好ましいです。また植物には得意な温度帯があるので購入前に確認してあげるとよいでしょう。もし屋外管理をしていて葉が落ちる兆候が見られるのであれば、温度が安定している屋内へ移動させると良いです。植物にとって必要な温度の場所へ移動させ、株が元気になるまでリハビリさせてあげます。急な環境変化:室内の温度が安定しているリビングなどに移動させる
朝起きたら急に冷え込んでいた、もしくは暑くなっていたということがあると思います。急な気温の変化は植物にとって深刻なダメージとなってしまします。大切な植物を外気から守るためにもリビングなどの温度が安定している場所へ移動させてあげましょう。外気温が安定するまでは屋内管理を続けてあげる必要があります。室内管理をする場合でもなるべく日光に当ててあげると成長が促進されるので、日光が差し込む窓辺での管理がおすすめです。肥料が原因の場合
肥料を与える行為も、植物にとっては環境の変化と同義になります。肥料は土壌の環境に影響を与える要因になるので、不必要な時期に肥料を与えると悪影響になります。水やりや温度管理に問題がない場合、肥料が原因となっている可能性があります。その時は、肥料を与えることを中断し、固形肥料などを使用しているのであれば取り除いてあげましょう。また勘違いしてはいけないのが、肥料は不調の植物の体調を良くするものではありません。人間で言う風邪薬のようなものではないので、不調になっている植物には肥料は毒になることがあるので注意しましょう。観葉植物の葉が落ちるとスピリチュアルな意味あると心配な方へ
「葉が落ちる」って目の当たりにすると意味深な感じがしてしまいますよね。なにか病気など不幸の前兆ではないかと心配になってしまいますが、葉が落ちることはスピリチュアル的になにか問題あるのでしょうか。できることなら葉が落ちないことが1番良いですが、植物にお願いするわけにもいきませんので、余計心配になってしまいますよね。【結論】葉が落ちるのにスピリチュアルな意味はない
結論から先に述べると「植物の葉が落ちることにスピリチュアルな意味は無い」ということになります。葉が落ちるのは自然現象です。植物の新陳代謝のためにも必要不可欠なことなので、どの植物にも起こりうる事象です。そのため葉が落ちたからといって不幸の前触れということはありませんのでご安心下さい。枯れているわけではないので安心して大丈夫!
葉が落ちること=枯れる、とお考えになる人もいると思いますが、決してそんなことはありません。落ちてしまったからといってすぐにかれてしまうことはありませんが、様子次第では枯れてしまう前兆の可能性があります。きちんとお世話してあげることが葉が落ちないようにするために必要ですので、根気強く管理していきましょう。観葉植物の葉っぱを落とさない完璧な育て方
役割を終えた茶色い葉が落ちるのは別として、緑の元気な葉が落ちないようにするにはどんな育て方が良いのでしょうか。大切な植物なので、長く元気でいて欲しいですよね。これからご紹介する育て方の基本を守っていけば、かなり安定して育てていくことができますので、ぜひご参考にしてみて下さい。【置き場所】
まずは植物の環境として置く場所の管理です。屋外で育てる場合、直射日光が当たらない明るい日陰に置くようにしましょう。過度の直射日光は葉焼けを起こす原因となりますが、程々の明るさは必要になります。次に室内で育てる場合ですが、窓辺の明るい場所に置くようにしましょう。夏場など日光が強くなるようであれば、カーテン越しに光が入るように工夫しましょう。一方冬場の管理ですが、屋外管理の植物は、なるべく屋内へと移動させてあげるとよいでしょう。屋内管理の植物は窓から入ってくる冷気に当たらないように少し窓から離してあげるか、窓に断熱シート等を貼り付ける工夫が必要です。【水やり】
水やりは季節によって変えるようにしましょう。春から夏の成長期には、土の表面が乾いてきたら鉢底から流れ出るまでたっぷりあげましょう。成長期は水を吸って成長しますので水切れを起こさないようにします。 一方冬場は成長が緩慢となるので、あまり水を必要としません。水やりの頻度も土の表面が乾いてから3日後くらいにあげるようにします。もしこの頻度で葉っぱに元気がなくなるようであれば、霧吹きで葉っぱに水を吹きかけてあげましょう。葉水と呼ばれる方法になるのですが、冬場は特に効果的になるので、ぜひ行ってみましょう。【肥料】
肥料は上級者向けの技術になります。そもそも前提として肥料がなくても植物は成長します。定期的な植え替えをすることで土の栄養は枯渇することがありません。肥料はあくまで補助的な役割だと思って使用するほうがよいでしょう。肥料を使用するのであれば基本的に春から夏の成長期に使うようにします。商品ごとの用法用量をきちんと守って使用して下さい。冬場の休眠期は肥料は不要です。冬場に与えてしまうと、株内の肥料の濃度が高くなってしまい肥料焼けと呼ばれる状態となってしまうので、春になるのを待ちましょう。観葉植物の葉っぱも落ちて枝だけになると復活する?
もし観葉観葉の葉っぱが全て落ちてしまった場合はどうなるのでしょうか。人気のガジュマルの丸坊主剪定のように枝だけになってしまったら、元に戻ることはないのでしょうか。完全に枯れてしまった状態とはどういった状態のことを指すのでしょうか。【結論】枝や木が腐っていなければ復活する
葉が落ちて枝だけになってしまっても、株自体が病気になっておらず腐っていなければ復活することは可能です。枝も植物の一部なので、根気強くお世話していけば、元の状態のように戻すこともできます。植物の生命力は凄まじく、新芽を出し成長していきます。枝だけの状態だと環境の影響を強く受けてしまうので、水やりや温度管理を適切にする必要があります。しかし、成長に時間はかかる
ガジュマルの丸坊主剪定のように、いくら枝からでも復活するとはいえ、植物なので成長はかなり遅いです。葉があってもゆっくり成長するのが植物なので、葉がない状態では栄養の周りも悪くなってしまっており、元の状態に戻るまで非常に時間がかかってしまいます。葉緑体をもつ葉がないので光合成を行うことが出来ません。水やりをしても、水分を多く使う葉がないので、与えられた水分を使い切ることが出来ません。そのため水やりの量も頻度も調整することが必要となります。ゆっくり成長していくと考え、長い目で育ててあげましょう。観葉植物の葉が落ちる原因とは?復活方法や対処法まで徹底解説!
いかがでしたでしょうか。観葉植物の葉が落ちてしまうのは、- 普段の管理方法(水やり、日照、環境)に問題がある場合がほとんど
- 茶色い葉が落ちる場合は特別心配する必要がない
- 緑色の葉が落ちる場合は原因を探り対処する必要がある
- 原因を早めに見つけることが復活させるための秘訣
- 葉が落ちてしまったからといって、スピリチュアル的な問題はない
- 今後は葉が落ちないように管理するための方法を守る
- 枝だけになってしまっても復活する可能性は残っている