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ゲッキツという青々とした光沢のある葉と、上品な小さく白い花をたくさんつける可愛らしい植物をご存知でしょうか。ゲッキツはシルクジャスミンと呼ばれ、その名の通りしっとりとした手触りとジャスミン特有のかぐわしい香りが人気の観葉植物です。ゲッキツにはその他にもたくさんの魅力がありますので、この記事で詳しくご紹介していきたいと思います。 この記事のポイントは、
- ゲッキツの特徴について
- ゲッキツの花言葉は?
- ゲッキツの魅力的な花をご紹介
- ゲッキツの基本的な育て方を解説
ゲッキツ(シルクジャスミン)とはどんな観葉植物なの?
ゲッキツは月橘という漢字で書かれる、丸い葉が濃く美しい観葉植物です。花を咲かせるので部屋の中に飾っていても季節感を感じさせてくれる、プライベートにもビジネスにも適した特徴をもっているゲッキツ。まずはそんなゲッキツの特徴について詳しくご紹介していきます。東南アジア原産であるミカン科の観葉植物
ゲッキツはMurraya paniculataという学名をもつミカン科ゲッキツ属の観葉植物です。東南アジアや台湾が原産地ですが、日本では沖縄地方などでも自生しているのを見ることができます。月橘という名前は台湾から由来したもので、沖縄に渡ってきた時に音読みのゲッキツとつけられました。また、月夜に甘い芳香を漂わせることから由来したというロマンチックな説もあります。常緑低木で成長しても3mほどにしかならない
常緑低木のゲッキツはあまり樹高が大きくならず、成長しても3mほどの大きさにしかなりません。その為、沖縄などの暖かい地方では生垣として活用されていることもあるのです。インターネットなどで販売されているゲッキツは鉢植えが多く、棚の上に飾れるようなコンパクトなサイズからリビングに床置きできる高めのサイズまでバラエティに富んでいます。成長しても、大きくなりすぎないので室内で管理するのにも適した植物です。光沢のある明るく濃いグリーンの葉を生やす
ゲッキツの葉は光沢があるツヤツヤした見た目をしていて、小さい葉をたくさん茂らせるのが大きな特徴です。常緑低木なので、一年を通して青々とした葉を楽しむことができるのでお部屋の癒しになってくれるのではないでしょうか。濃いグリーンの葉は日当たりの良い窓辺などに置いてあげると、光を反射して明るく輝いてくれます。ゲッキツの葉っぱや茎には毒性はない
しっかりとした丸い葉を持つゲッキツには毒性があるように見えますが、実際には無毒で安全性があります。葉っぱや茎には毒性がないので、小さなお子様やペットなどがいるご家庭でも安心ですね。ゲッキツの花言葉はどんな言葉があるの?
次に、ゲッキツにどのような花言葉があるのか、怖い花言葉があるのかをご紹介します。ゲッキツにはいくつものの花言葉はなく、とてもポジティブなものがつけられているのです。ゲッキツはとても素敵な花言葉をもち、怖い意味合いはない
ゲッキツの花言葉には怖い意味合いや悪いものはなく、素敵な花言葉しかありません。そのため、大切な人への贈り物や家族のためにプレゼントする観葉植物としても適しています。素敵な花言葉を添えて、フラワーギフトとして贈るのもとてもロマンチックですね。【純粋な心】
ゲッキツには【純粋な心】という素敵な花言葉がつけられています。【純粋な心】という花言葉は、ゲッキツの純白の花からイメージされた花言葉です。月夜に漂う甘い芳香からも、ゲッキツの花の白さと純粋さが伝わってくるようですね。また、同じ意味合いをもつ【純真な心】もゲッキツの花言葉と考えらえれています。心に穢れがない状態を表す純真もゲッキツの白い花に似合っていますね。真っ白な花が集まって咲く様に由来
白い花が集まって咲くゲッキツは、遠目から見てもグリーンの葉とのコントラストが美しくさらに白さが強調されるように感じられます。清らかな少年少女が集まっているかのようにも思わせるゲッキツの見た目から、【純粋な心】【純真な心】という花言葉が連想されたのでしょう。6月21日の誕生花である
ゲッキツは6月21日の誕生花でもあります。ゲッキツの花期でもある初夏の時期に当たりますので、6月21日が誕生日の方へのプレゼントに選んでみるのもロマンチックかもしれません。それぞれの誕生日に当てられている誕生花を選んでプレゼントするのも、おしゃれでおすすめですよ。ゲッキツの花言葉の由来となっている花はいつ咲くの?
それでは、ゲッキツの花言葉となっている花はいつ咲くのか詳しく解説していきます。ゲッキツの最大の特徴が、この白く上品な花なので花期をチェックして咲くのを楽しみに待つのも良いですね。開花時期は6〜9月である
ゲッキツの開花時期は6月から9月にかけての夏場です。ゲッキツの月橘という名前の通り、夏の月夜に咲かせた清楚な花からは芳しい芳香を漂わせてくれます。直径2cmほどの小さな花を、葉が集まった先端部分にたくさん咲かせるのがゲッキツの大きな特徴です。ジャスミンのような白い花を咲かす
ゲッキツはジャスミンのようなしっとりした触感の白い花を咲かせます。シルクジャスミンという別名からは、葉や花の手触りの特徴や甘い芳香がイメージされますね。反り返るように広がった花びらは純白で、真ん中から伸びるおしべやめしべが黄緑がかっているのが特徴です。花が甘い柑橘系の香りを漂わすことが月橘の由来
ジャスミンのようなゲッキツの花は、甘い柑橘系の香りを漂わせてくれます。オレンジやレモンを連想させるゲッキツの花からつけられた、オレンジジャスミンという可愛らしい別名もついているのです。漢字名の月橘という名前の由来も、この特徴的な芳香からつけられました。程よく日光に当たらないと花が咲かない
ゲッキツの上品な花は程よく日光に当たらないと開花しません。ただし、直射日光に当たってしまうと葉焼けを引き起こしてしまうので窓辺やカーテン越しの光が当たるような場所を選んで管理しましょう。ゲッキツにはある程度の耐陰性がありますので、日があまり当たらない玄関や寝室などで育てることもできますが、定期的な日光浴がたくさんの花を咲かせるコツです。花が終わるとなる赤い実は食べられる
白い花が終わったあとの9月頃からなる赤い実は緑色の葉とのコントラストが美しく、お部屋を鮮やかに彩ってくれます。この赤く特徴的な実は、ゲッキツがミカン科に分類されることからもわかるように食べることが可能です。甘酸っぱい実は生のままで食べるほかにも、ジャムなどに加工して楽しむことができるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。ゲッキツに期待できる風水効果
ゲッキツには恋愛運の向上が期待できる風水効果と、家族の健康に良い影響を与える効果が期待できます。それぞれの効果や、より良い影響を得られるおすすめの方角などについて詳しくご紹介していきましょう。自分が必要とする効果にあわせて、ゲッキツを飾る場所を選ぶのがおすすめです。上に伸びていくため陽の気をもつ
ゲッキツの葉は上に向かって伸びていく特徴から、風水的には陽の気をもつと考えられています。上にまっすぐ伸びていく観葉植物はなかなか少ないものなので、ゲッキツは陽の気をもつ貴重な観葉植物といえるでしょう。また、丸い葉っぱも陽の気をもつ植物の大きな特徴です。陽の気を持つ植物は家の中の気を中和させて、運気を向上させてくれると言われています。恋愛運に効果的である
ゲッキツは恋愛運に良い効果を与えてくれます。特に期待できるのが、「新しい良い出会いをもたらしてくれる」ということです。新生活を始めるタイミングや人生を転換させたいと考えている方に、特におすすめしたいですね。また、恋人や片思いの相手にも贈ってみると良い効果をもたらしてくれるはずです。風水的におすすめの置き場所
ゲッキツの風水効果がわかったところで、次にどこに飾ればより効果が発揮されるかをご紹介します。ゲッキツは風水的におすすめの置き場所がいくつかありますので、求める風水効果にあわせて置き場所を選ぶのが良いでしょう。日当たりの悪い場所に飾っている場合は、定期的な日光浴がおすすめです。玄関=家に福を呼び込んでくれる
玄関に陽の気をもつ植物を飾ると良い運気をもたらして、福を呼び込んでくれると言われています。耐陰性があるゲッキツは、玄関などの日陰になる場所でも管理できますが花のつきをよくするために定期的に日光浴をさせてあげましょう。玄関にゲッキツを飾れば、陽の気の効果によって幸運が舞い込んできてくれるはずですよ。リビング=家全体の気の流れをよくする
リビングにゲッキツを飾ると、家の全体の気の流れを良くしてくれる効果が期待できます。リビングなどの電化製品が多くある場所は、マイナスの気がたまりやすく停滞気味なので陽の気をもつ植物を飾ることで中和してあげるのがおすすめです。東南や東、南西の方角に置くと恋愛運アップ
東南や東、南西の方角にゲッキツを置くと恋愛運をさらに向上させてくれる効果が期待できます。いずれの方角の場所を選んでも問題ありませんが、迷った時はなるべく日当たりの良い場所を選ぶようにするとゲッキツがすくすくと成長してくれるはずです。ゲッキツの基本的な育て方
最後に、ゲッキツの基本的な育て方についてご紹介します。ゲッキツは日本の沖縄地方や東南アジアなどの暖かい地方が原産の観葉植物なので、耐寒性が低いため温度管理にも気を付けてあげるようにしましょう。耐陰性はありますが、日当たりの良い場所におくことで花や実をつけやすくなります。日が当たらない場所でずっと管理してしまうと、葉が落ちるので注意しましょう。水やりは成長速度によって頻度を変える
水やりは成長速度や季節によって頻度を変えるのが、ゲッキツを元気に育てる大きなポイントです。生育期の春から秋にかけてと冬場の水やりはメリハリをつけて行うようにしましょう。生育期にはなるべくたっぷりと水を与えることで、成長速度が速くなりぐんぐんと伸びていくはずですよ。生育期=土が乾いたらたっぷりと
生育期の春から秋にかけては、土の表面が乾いたら鉢底から流れるほどたっぷりと水やりをしましょう。春と秋は、一日おきか二日おきが目安です。夏は土が乾きやすいので、一日に2回、朝と夕方の涼しい時間帯に与えます。定期的に土の状態をチェックするようにしましょう。冬=土が乾いて数日経ってから与える
冬場の水分管理は土が乾いてから数日経って与えるのが基本です。冬場は室内で管理するゲッキツは、乾燥しすぎてしまうことがあるので霧吹きなどで葉水を与えてあげるようにするとともにエアコンの風が直接当たらないように工夫してあげましょう。水を与えすぎると根腐れの原因に
特に冬場には水の与えすぎに注意が必要です。前述したように、土がしっかりと乾いてからさらに数日あけて水やりをするように心がけましょう。水を与えすぎると根腐れの原因になってしまうので、なるべく乾燥気味に管理するのがおすすめです。肥料は生育期のみ適量を与える
肥料を与える時は、生育期に肥料の種類によって適量を与えます。ゲッキツは肥料の与えすぎで枯れてしまうこともあるので、与えすぎには注意が必要です。冬場の肥料は必要ありませんので、生育期にゆっくりと効果が表れる緩効性肥料や液肥を与えましょう。また、生育期であっても真夏と梅雨の時期は肥料を充分に吸収できないのであまり与えないのがポイントです。2〜3年に一度、植え替えをする
ゲッキツの鉢植えは2年~3年に一度植え替えをすることでさらに元気に成長してくれます。数年経つと根が鉢の中でいっぱいになってしまうので、そのままにしておくと根詰まりを起こしてしまうので注意が必要です。植え替えは春か秋の暖かい生育期に行うようにします。 植え替えの際には古い土を優しく払い落とすとともに、傷んだ根や変色した根をカットして新陳代謝を促してあげましょう。植え替えをした後はたっぷりと水を与えて根を活着させ、その後は季節に応じた水分管理を心がけます。植え替えで用いる用土はなるべく排水性の高いものを選ぶか、鉢底に赤玉土や鉢底の石を入れて排水性を高めてあげましょう。挿し木で増やすことができる
ゲッキツは挿し木で増やすことができます。挿し木は春か秋の生育期に行うのがおすすめです。剪定して風通しを良くした後に、カットした枝を使うと効率的ですね。使う用土は挿し木専用土や赤玉土が良いでしょう。カットした枝の葉を3分の1から半分ほど落とした後に枝を用土に挿して固定します。半日かげの場所でするとともに、乾燥しすぎないように優しく水やりをしましょう。 挿し木に使われる枝を得るためにも、ゲッキツは定期的な剪定が欠かせません。剪定によって風通しを良くすることで、病害虫の予防にもなりますので枝が混んできたと感じたら暖かい時期に剪定を行うことをおすすめします。ゲッキツの花言葉とは?花言葉の由来から魅力、ケア方法を紹介!まとめ
いかがだったでしょうか。 ゲッキツは常緑で冬にも緑色を楽しめるとともに、生育期には甘い香りの方向を漂わせる季節感あふれる人気の観葉植物です。比較的に初心者にも育てやすく、頻繁な手入れの手間を必要としないのもゲッキツが人気のポイントでしょう。リビングやオフィスをその魅力で華やかに彩ってくれるゲッキツは、贈り物にも最適な観葉植物ですよ。 この記事のポイントは以下の通りです。- ゲッキツはMurraya paniculataという学名をもつミカン科ゲッキツ属の観葉植物
- ゲッキツは常緑低木で、沖縄や東南アジアが原産地
- ゲッキツの花言葉は「純粋な心」「純真な心」
- ゲッキツの白い花は6月から9月に花期を迎え甘い香りが特徴
- ゲッキツは陽の気をもつ植物で、恋愛運向上の風水効果が期待できる
- ゲッキツの育て方のポイントは季節によってメリハリをつけた水やりと、冬場の温度管理、控えめに肥料を与えること