目次
白やピンクのかわいらしいお花を咲かせるサクラソウ。草原などでも目にできる人気のお花です。そんなサクラソウにはどんな花言葉があるのでしょうか。 本記事では、
- サクラソウの特徴
- サクラソウの花言葉
- サクラソウの花言葉の由来
- サクラソウの花言葉に合った贈り物シーン
サクラソウってどんな植物なの?
サクラソウとは一体どんな植物なのでしょうか。まずはサクラソウの特徴について確認してみましょう。日本が原産地であるサクラソウ科の植物
学名「Primula sieboldii」のサクラソウは、日本が原産地であるサクラソウ科サクラソウ属の植物です。四国地方と沖縄を除く日本全国に分布していますよ。サクラソウは主に川岸や草原などに自生しています。日本の他に、中国や朝鮮半島などでもサクラソウは見られ、自生種はなんと500種以上。同じサクラソウでもたくさんの種類があります。白やピンク、紫色の桜のような花を咲かす
サクラソウの花は、白色やピンク色が主流です。中には、紫色や褐色の花を咲かせる種類もあるため、気になる方は探してみると良いでしょう。春の季節になると、その名の通り桜に似た花が咲き乱れます。別名は「日本桜草(ニホンサクラソウ)」
サクラソウの別名は「日本桜草(ニホンサクラソウ)」。実は、サクラソウは江戸時代から日本で親しまれている花なのです。サクラソウには西洋サクラソウもあり、日本の原種を日本桜草(ニホンサクラ)と呼ぶことで区別しています。ちなみに、市場に出回っている多くは西洋サクラソウで、園芸店などで原種を見ることはほとんどありません。似た植物にプリムラ・マラコイデスがある
サクラソウに似た品種に、プリムラ・マラコイデス(学名:Primula malacoides)という植物があります。プリムラ・マラコイデスはサクラソウ同様、サクラソウ属サクラソウ科の植物で、前項でお話しした西洋サクラソウにあたります。サクラソウに比べて、花茎が短く、花が大きいのが特徴です。ドラマ「silent(サイレント)」佐倉想の名前の由来になっているとも
サクラソウは、社会現象となったドラマ「silent(サイレント)」の主人公「佐倉想」の名前の由来になっているといわれています。実は、サクラソウと「silent(サイレント)」とのつながりは他にもあるんです。「佐倉想」を演じるSnow Manの目黒蓮さんの誕生日2月16日、そして川口春奈さん演じる「青羽紬」の誕生日4月28日の誕生花がなんとサクラソウ。「これは決して偶然ではないはず!」とファンの間で話題になっていました。サクラソウの花言葉とは?花言葉の詳細も解説!
白やピンクの桜に似た花を咲かせるサクラソウ。そんなサクラソウには花言葉にはどんな意味が込められているのか見てみましょう。そもそも花言葉とは?
花言葉とは、植物の花の特徴や葉の形、香りなどから付けられているその植物の象徴的な意味を持つ言葉です。花言葉の発祥は17世紀のトルコだと言われており、文字や言葉では伝えきれない思いを花に持たせて、送っていたそうですよ。サクラソウには若々しいイメージの花言葉がある
サクラソウの花言葉である「少年時代の希望」「初恋」「あこがれ」は特に若々しく、フレッシュなイメージがですよね。「自然の美しさを失わない」「純潔」などの花言葉からは、美しさが感じられますよね。【少年時代の希望】
1つ目は「少年時代の希望」です。明るいイメージもありつつ、ややノスタルジックな気持ちにもなる花言葉ですよね。【初恋】
2つ目は「初恋」です。かわいらしい花と「初恋」の花言葉が相まって、なんだかほっとした気持ちになります。【自然の美しさを失わない】
3つ目が「自然の美しさを失わない」です。女性へのプレゼントにもぴったりの花言葉ですね。【純潔】
4つ目は「純潔」です。1つ前の「自然の美しさを失わない」同様、品のある花言葉ですよね。【あこがれ】
5つ目の花言葉は「あこがれ」です。お世話になった方に贈れば、喜んでもらえること間違いありません。サクラソウ属全般にも花言葉がある
前項でお伝えした以外に、サクラソウ属全般につけられた花言葉もあります。【青春の始まりと悲しみ】
1つ目が「青春の始まりと悲しみ」です。サクラソウを見ると、青春時代の希望あふれる気持ちや淡く切ない気持ちが蘇ってきます。【青春の恋】
2つ目は「青春の恋」です。前項で紹介した「初恋」と同じく、甘酸っぱいイメージがありますね。2月1日・4月28日・5月18日などの誕生花
サクラソウは、2月1日・4月28日・5月18日などの誕生花になっています。また、赤色のサクラソウは2月4日の誕生花です。情熱的な赤色がバレンタインのイメージにもぴったりですね。サクラソウは色別にも花言葉がある
サクラソウは花の色によっても、異なる花言葉がつけられています。ここでは、白色・ピンク色・赤色のサクラソウそれぞれの花言葉を紹介します。白いサクラソウ=【初恋】
白いサクラソウの花言葉は「初恋」です。清楚なイメージの白いサクラソウにぴったりの花言葉ですよね。大切な方へプレゼントしてみるのも良いでしょう。ピンクのサクラソウ=【長続きする愛情】
ピンク色のサクラソウには「長続きする愛情」という花言葉がつけられています。ずっと相手を思う一途さを感じる素敵な花言葉です。赤いサクラソウ=【美の秘密】
赤色のサクラソウの花言葉は「美の秘密」です。春本番前の少し肌寒い季節に開花するサクラソウから、努力を重ねて美しい花を咲かせるイメージにつながり、「美の秘密」という花言葉がつけられたといわれています。怖い花言葉がある!?サクラソウの花言葉の由来
ここでは、前項で紹介したさまざまな花言葉の由来を見てみましょう。サクラソウにつけられた少し怖い花言葉も一緒に紹介します。サクラソウの可愛らしい花や花の咲く期間に由来
「自然の美しさを失わない」「純潔」などの花言葉の由来は、サクラソウにつくかわいらしい花姿です。先ほどお伝えした通り、サクラソウには桜に似た美しいピンクや紫色の花が咲きます。咲き乱れる花々の清楚なイメージが「自然の美しさを失わない」「純潔」の由来となりました。 また、「少年時代の希望」や「初恋」などは、サクラソウの開花時期が由来になっています。サクラソウの開花時期は4月~5月で、ほんの短い間しか花が楽しめません。短い開花時期が、美しいものでも長くは続かないというイメージにつながりました。実は怖い花言葉がある
実はサクラソウには「思春期の始まりと終わり」「叶わぬ初恋」という、やや怖いイメージの花言葉もあります。【思春期の始まりと終わり】
怖い花言葉の1つ目が「思春期の始まりと終わり」です。前項でお伝えした「青春の始まりと終わり」に似た花言葉ですね。始まりのわくわく感がある一方、終わってしまう切なさもあり、少し悲しげなイメージがあります。【叶わぬ初恋】
2つ目が「叶わぬ初恋」です。前項で紹介した「初恋」とは正反対の花言葉です。心がチクっと痛くなるような、寂しい気持ちになりますね。怖い花言葉はギリシャ神話に由来
サクラソウの怖い花言葉は、ギリシャ神話が由来になっています。ギリシャ神話に登場する花の神「フローラ」は美少年の息子「パラリソス」を溺愛していました。そんなパラリソスは思いを寄せていた妖精「メリセルタ」に振られてしまい、ショックで衰弱死します。その後、息子を可哀そうに思ったフローラが息子をサクラソウに変えました。この花の神フローラの話が由来となって、サクラソウに怖い花言葉がつけられました。サクラソウの花言葉にあった贈り物のシーン
さまざまな花言葉を持つサクラソウ。そんなサクラソウの花言葉に合った贈り物シーンを紹介します。【初恋】の方への贈り物に
サクラソウは「初恋」の方への贈り物にぴったりです。サクラソウの「初恋」の花言葉とともに、思い切って気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。ずっと憧れていた人へのプレゼントにも
長い間憧れを抱いていた方へのプレゼントにもサクラソウが最適です。恩師や職場の上司など憧れの方に、日ごろの感謝を込めてプレゼントしてみると良いでしょう。誕生日と誕生花が同じの人に
誕生日と誕生花が同じ方にサクラソウを贈っても、きっと喜んでもらえますよ。誕生日にゆかりのあるお花だからこそ、お祝いの気持ちがより一層相手に伝わるでしょう。花言葉の意味を込めたサクラソウの贈り物の体験談
花言葉に思いを込めたサクラソウの贈り物エピソードをいくつか紹介します。サクラソウをプレゼントする際の参考にしてみてくださいね。数年言えなかった初恋の人に気持ちを伝えるために
ずっと思いを伝えられなかった初恋の相手にサクラソウを贈ったエピソードです。学生のころからずっと好きだった初恋の相手と同窓会で再会しました。その後、何度かデートを重ね、あるときサクラソウをプレゼントして昔からの思いを告白しました。サクラソウは私と彼女をつないでくれた大切なお花です。
幼いころの初恋の相手がたまたま同じ職場に。昔の思いが蘇り、なんとか思いを告げたいと思ったため、彼女の誕生日にサクラソウを贈りました。
奥様に日頃の感謝を込めて
大切な奥様に日ごろの感謝を込めてサクラソウを贈った方もいます。結婚30年を迎えた去年、何か特別な贈り物をしたいと考えていたときにサクラソウの花言葉を知りました。「長続きする愛情」が花言葉のピンク色のサクラソウとともに感謝の気持ちを伝えることができました。
園芸好きな奥さんにサクラソウを贈りました。案の定花言葉を知っていた奥さん。少し照れ臭かったですが、喜んでもらえてよかったです。
誕生日の花がサクラソウである友人の誕生日プレゼントに
友人の誕生日に誕生花のサクラソウをプレゼントしたエピソードを2つ紹介します。昔から仲良しの友達の誕生日にサクラソウを選びました。サクラソウが彼女の誕生花だということやサクラソウには素敵な花言葉があることを伝えるととても感動してくれました。
友人何人かで友達の誕生日パーティーを計画していました。プレゼントにお花を贈ろうとなったとき、1人の友人が誕生花というものがあると教えてくれました。お祝いする彼女の誕生花はサクラソウだったので、みんなで手配して当日渡しました。最高の誕生日パーティーになりました。
【まとめ】サクラソウの花言葉とは?色別の花言葉や由来、贈り物の体験談を紹介!
サクラソウの花言葉について解説してきました。本記事の内容を以下にまとめています。- 日本桜草(ニホンサクラソウ)の別名を持つサクラソウは、江戸時代から日本で親しまれていた
- サクラソウには「少年時代の希望」「初恋」「自然の美しさを失わない」「純潔」「あこがれ」「思春期の始まりと終わり」「叶わぬ初恋」などの花言葉がある
- サクラソウ属全般の花言葉は「青春の始まりと悲しみ」「青春の恋」である
- 白いサクラソウは「初恋」、ピンクのサクラソウは「長続きする愛情」、赤いサクラソウは「美の秘密」の花言葉がつけられている
- サクラソウの花言葉はサクラソウのかわいらしい花姿や開花時期が短いことが由来になっている