目次
山吹(ヤマブキ)という植物をご存じでしょうか。万葉集に17首も登場し、日本人に昔から親しまれてきた鮮やかな黄色い花を持った植物です。現在も庭木、観賞用、生け花の花材としても楽しまれ人気のある植物です。しかしながら、あまりヤマブキのことを知らないという方も多いのではないでしょうか。今回は、ヤマブキはそもそもどんな植物なのか、またヤマブキがもつ魅力的な花言葉をご紹介したいと思います。 そこでこの記事では
そもそも花言葉とは、どんなものなのでしょうか。まずは花言葉について解説していきたいと思います。
ヤマブキ(山吹)とは、いったいどんな植物なのでしょうか。あまりよく知らないという方のために、まずはヤマブキについて解説していきます。
それでは、ヤマブキの花言葉について見ていきましょう。日本語の花言葉だけでなく、英語での花言葉も合わせてご紹介していきます。
ここからは先ほどお伝えした、上品で魅力的なヤマブキの花言葉の由来について解説していきたいと思います。
ここからは、ヤマブキの花言葉を踏まえて、贈り物としてぴったりのシーンを4つご紹介します。
ここからは、ヤマブキの花言葉の意味を踏まえて、ヤマブキを実際に贈った経験のある方の体験談を6つご紹介したいと思います。ヤマブキを贈ってみようかなと思われている方は、是非参考にしてみてください。
- 花言葉とは?
- ヤマブキってどんな植物なの?
- ヤマブキの花言葉とその由来は?
- ヤマブキの花言葉にあった贈り物のシーンとは?
- ヤマブキの贈り物の体験談をご紹介!
花言葉とはなに?

花言葉はその植物を言葉で表したもの
花言葉とは、その花や、植物の性質や特徴を言葉で表したものを指します。国によっても、その植物の花言葉は異なることがあり、1つの植物や花でも、日本と西洋の花言葉をそれぞれ持つこともあります。贈り物の参考にされることが多い
花は贈り物の定番となっていますが、その花や植物の花言葉は贈るシーンや相手を象徴するものにふさわしいかどうか、失礼に当たる花言葉はないか等、参考にされることが多いです。ヤマブキ(山吹)ってどんな植物なの?

日本が原産地であるバラ科の植物
ヤマブキは、日本原産、バラ科の落葉低木で、別名面影草(おもかげぐさ)または、別名鏡草(かがみぐさ)としても知られています。日本全国の野山に自生しており、オレンジ色に近い黄色をしたヤマブキの花色は、ヤマブキ色として昔から日本人に親しまれています。 耐寒性や耐暑性が高く、庭木としても育てやすいほか、寄せ植えや生け花の花材としても楽しまれています。垂れるほどの柔らかい枝をもつ
ヤマブキの名前は、細くしだれるような柔らかい枝を持ち、その枝が風に吹かれて揺らめく様子から、「山振り(やまふり)」と呼ばれることがあり、それが訛ってヤマブキと言われるようになったという説があります。 また、春に黄色い花をたくさん咲かせるため、野山を黄色く埋め尽くす様子から「山春黄(やまはるき)」という呼称がありましたが、徐々に山吹の名前に変化したという説もあります。春や初夏の季節に黄色い花を咲かせる
ヤマブキは、4月~5月の春から初夏にかけて開花の季節を迎えます。この季節になると、オレンジ色に近い濃い黄色の花を、枝一面にたくさん咲かせます。さらに、秋には紅葉する姿もたのしむことができます。 また、京都にある松尾大社は山吹の名所として人気が高く多くの人でにぎわいますので、ご興味がある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。大河ドラマ『真田丸』に登場したことでも有名
大河ドラマ真田丸をご覧になったことはあるでしょうか。真田丸は、2016年の1月から放送されていたNHK大河ドラマですが、第19話、茶々が信繁に山吹の花を1輪摘み取って差し出すシーンがありました。当時この「ヤマブキが象徴するもの」をめぐってSNSでは様々な予想が飛び交っており大変盛り上がりました。ご興味がある方はぜひご覧になってみてください。白い花が咲く「シロヤマブキ」もある
ヤマブキには、シロヤマブキと呼ばれる植物があり、どちらもバラ科の植物ですが、ヤマブキはヤマブキ属、シロヤマブキはシロヤマブキ属に属し、別の種類です。 ヤマブキと同じ時期に、白い花を咲かせます。花姿もヤマブキに似ていますが、ヤマブキは花びらが5枚で、葉は互い違いに生えています(互生)。一方で、シロヤマブキは、花びらが4枚で、対になって生える対生という葉の付き方をします。ヤマブキにはどんな種類の花言葉があるの?

ヤマブキには上品なイメージの花言葉がある
まずは日本語の花言葉についてです。ヤマブキは、主に4つの花言葉があります。そして、どれも上品なイメージの花言葉が並びます。【気品】
1つ目は、気品です。ヤマブキは一重咲きと八重咲の種類が存在しますが、どちらのヤマブキであっても上品で気品あふれる花姿が魅力的です。【崇高】
2つ目は崇高です。こちらも気品の花言葉と同様に、ヤマブキの美しい花姿を表す花言葉ですね。【金運】
3つ目は金運です。ヤマブキ色は、黄金や金貨、小判をイメージさせる明るい黄色ですから、非常に縁起が良い花言葉ですね。【待ちかねる】
4つ目は待ちかねるです。ヤマブキは桜が咲いた後に開花するため、ヤマブキの花が咲く季節を心待ちにしている様子を象徴した花言葉ですね。英語での花言葉は【sublimity(気高さ)】【elegance(優雅さ)】
次に、英語での花言葉を紹介します。日本語の気品や崇高といった花言葉と意味は似ていますが、英語では、sublimity(気高さ)、elegance(優雅さ)といった2つの花言葉がつけられています。日本原産のヤマブキは、もともと西洋になかったため、ヤマブキの花言葉は日本から伝わったといわれています。色別の花言葉はない
ヤマブキは黄色の花姿からつけられた花言葉のみ存在します。先ほどもお伝えしましたが、ヤマブキとシロヤマブキは別の植物になりますから、ヤマブキの色別の花言葉というものは存在しません。怖い意味はある?ヤマブキの花言葉の由来を知ろう

怖い意味合いはない
花言葉には、時として怖い意味の花言葉を持つものがありますが、ヤマブキは怖い意味の花言葉はありません。 先ほどご紹介した「待ちかねる」という花言葉ですが、少しネガティブなイメージを抱いた方もいらっしゃるかもしれません。「待ちかねる」は、わくわくとした気持ちや心待ちにしていたというポジティブな意味合いの花言葉です。春の時期に上品に咲く花の光り輝く姿に由来
ここからは、ヤマブキの花言葉の由来について解説していきます。4月~5月の春の時期、黄金に光り輝くような花色で、またその姿が上品で気品あふれるように咲いていることが、「上品」「崇高」の花言葉の由来となっています。金貨が落ちた場所から咲いたことに由来
深い谷底に落ちた金貨が、ヤマブキ(山吹)の花になったという言い伝えにより、金運という花言葉がつけられたようです。ヤマブキの花色も金貨に似た明るい黄色ですから、金運という花言葉も納得できますね。3月28日・5月4日の誕生花
ヤマブキ(山吹)は3月28日と5月4日の誕生花でもあります。誕生日の贈り物としてお花を贈るときは、その方の誕生花を選ぶ方も多いので、参考にされてみてはいかがでしょうか。ヤマブキの花言葉にあった贈り物のシーン

上品で気品がある人への贈り物に
所作や志が美しいと感じる方、上品で気品がある憧れの先輩や女性に贈っても喜ばれるでしょう。黄色の美しい花を咲かすヤマブキは、気品あふれる人への贈り物にピッタリでしょう。金運に恵まれた人への贈り物に
お仕事を頑張っていらっしゃる方や、仕事が軌道に乗っている方に贈ってみるのもいいかもしれませんね。花言葉「金運」を持つことから、金運に恵まれている人にはぴったりの贈り物となるでしょう。待ちに待ったことが叶った人に
長年の夢を叶えた方や、久しぶりの再会できたご友人、待望の赤ちゃんを授かられた方等に贈るのもよろしいのではないでしょうか。花言葉「待ちかねた」より、私も待っていたということがより伝えられるでしょう。誕生日がヤマブキの誕生花と同じである人に
先ほどもお伝えしましたが、ヤマブキは、3月28日と5月4日の誕生花です。花色や花言葉も明るく上品な雰囲気ですから、この日が誕生日の方や、記念日という方にヤマブキを贈ってあげると喜ばれるでしょう。花言葉の意味を込めたヤマブキの贈り物の体験談

気品ある先輩への贈り物に
まずは、上品で気品ある先輩やお義母さまにヤマブキを贈られた方々のエピソードをご紹介します。お義母さんが、とっても上品な方だったので、山吹の花言葉がぴったりだなと思いプレゼントしました。お義母さんも山吹の花言葉を知っていたようで「うれしい」と言ってくれました。
ヤマブキは、気品という花言葉がありましたね。贈られた方がそのヤマブキの花言葉をご存じであれば、気品というイメージを持ってもらえていることをとても喜んでくれるでしょう。
生け花を習っている先輩に、山吹をプレゼントしました。花が咲いたら、生け花の花材としても山吹を楽しんでくれたようです。
ヤマブキは庭木だけでなく、生け花の花材としても楽しめるお花ですから、生け花を趣味として楽しんでおられる方への贈り物としてもおすすめです。他の方の贈り物となかなかかぶりづらい点もうれしいですね。
ついに開業した仕事仲間へお祝いに
続いては、開業、起業されたご友人にヤマブキをプレゼントされた方のエピソードをご紹介いたします。友人の開業祝に山吹の鉢を贈りました。仕事が軌道に乗って金運に恵まれると良いなと思い応援の気持ちを込めました。目につくところに飾ってくれていて喜んでくれました。
ヤマブキの持つ、金運という花言葉を、開業のお祝いとともに今後の発展を願って贈られたのですね。贈り主のエールの気持ちがこもったヤマブキの贈り物は、目に入るたびに、今後のお仕事の発展の原動力となるはずですよ。
山吹は「待ちかねる」という花言葉があるそうですね。起業をすることを目指してずっと勉強していたのを知っていたので、その仕事仲間にみんなで山吹を贈りました。
願いを叶えて起業された仕事仲間に、「待ちかねる」という花言葉がしっくりきますね。仕事の場面では、お祝いするにあたって、花言葉の縁起の良さを重視する傾向にあります。プライベートだけでなくビジネスシーンにおいてもヤマブキは贈り物として活用できるのはうれしいですね。
友人の誕生日祝いに
最後に、友人の誕生日にヤマブキを贈った方のエピソードをご紹介します。ガーデニングが趣味の友人がおり、ちょうどその方の誕生花であったので、山吹の苗を贈りました。八重咲のものを贈りましたが「とても華やかに咲いたよ!」と写真を見せてもらいました。
ヤマブキは庭木としても人気がありますから、ガーデニングが趣味の方には誕生日祝いとして大変おすすめの贈り物です。ご友人もガーデニングが趣味なので、植えた後もうまくヤマブキを咲かせられたようですね。毎年、ヤマブキの開花と誕生日が楽しみになることでしょう。
誕生日に花を贈ろうと決めていましたが、なんの花がいいか分からなかったので、誕生花を参考に山吹を贈りました。鮮やかな黄色のお花でとっても喜んでくれていました。
この方のように、お花を贈りなれていない方や、誕生日に何をプレゼントしたらいいか迷ってしまう方は、誕生日を迎えるご友人の誕生花を選ばれるのもおすすめです。出来合いのブーケを選ばず、ご友人のこと(誕生花)を考えて選んだお花ですから、贈った方のお祝いの気持ちが感じられる素敵なプレゼントとなったのではないでしょうか。さらにヤマブキはいい意味の花言葉ばかりですから、なおさらですね。 また余談ですが、誕生花は、365日はもちろん、月ごとでもお花が割り当てられています。お誕生日の贈り物として選ぶ際は、その日だけでなく月のお花も参考に選んでも良いでしょう。
【まとめ】ヤマブキの花言葉とは?花言葉の由来や贈り物の体験談を徹底紹介!
いかがでしたか。ヤマブキの持つ素敵な花言葉と、ヤマブキを贈るシーンやその体験談についてご紹介してきました。 この記事のポイントは- ヤマブキは、日本原産のバラ科の植物で春には黄色い花を咲かせる
- 白い花を咲かせるシロヤマブキという植物もあるが、ヤマブキとは別の植物である
- ヤマブキの花言葉は4つ 「上品」「崇高」「金運」「待ちかねる」
- ヤマブキは、3月28日・5月4日の誕生花である