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節分の時期に小さいながらも美しい花を咲かせるセツブンソウ。登山や山野草が好きな方に人気の花ですが、セツブンソウの花言葉を知っている方は少ないのではないでしょうか。珍しい植物なので、植物好きな方にプレゼントする場合は花言葉が気になるかもしれません。 セツブンソウには怖い花言葉があるのか知りたいと思いませんか。セツブンソウがどんな花で、どんな花言葉を持っているかについて知ると、より楽しくセツブンソウを育てたりプレゼントしたりするなどできるでしょう。 そこでこちらの記事では
- セツブンソウがどんな植物なのか
- セツブンソウの花言葉
- セツブンソウに色別の花言葉があるのかどうか
- セツブンソウの花言葉の由来
- セツブンソウの誕生花
セツブンソウ(節分草)ってどんな植物なの?
セツブンソウ(節分草)と呼ばれる植物を聞いたことがあるでしょうか?漢字の名前は「節分草」と書くため、節分と関係あるのかなと思うかもしれません。セツブンソウについて詳しく解説します。日本が原産地であるキンポウゲ科の植物
セツブンソウは日本が原産のキンポウゲ科セツブンソウ属の植物です。セツブンソウの花色は白。2~4月に2㎝程の小さな花を咲かせます。1つの茎に対して1つの小花を咲かせる特徴なので、群生しないと花は目立ちません。しかし、花は非常に可愛らしく人気があります。名前は節分の時期に開花することに由来
セツブンソウの名前は、節分の時期(2~4月)に開花することが由来です。しかし、ご自宅のお庭などでは、自生している環境と異なるため、節分の時期に咲かないことも多くあります。節分の時期に咲くことから、セツブンソウは節分の日である2月3日の誕生花として愛されています。節分の日にぴったり咲くことは珍しいですが、花を見ることができれば幸せな気分になれるかもしれませんね。花色は白、黄、紫がありカラフルな花を咲かす
セツブンソウの花は真っ白ではなく、黄色や紫色が入るカラフルな花です。花に見える部分は、実際には花ではなく萼(ガク)と呼ばれるもの。萼は葉が変化したものであり、本来の花は退化して、黄色いしべに見える蜜槽になりました。蜜槽は蜜を分泌する役割があります。そして、雄しべが紫色をしています。このように、セツブンソウは真っ白のイメージがありますが、白・黄・紫の色を含んだカラフルな花です。また。セツブンソウには、キバナセツブンソウと呼ばれる黄色いセツブンソウもあります。猛毒植物トリカブトと同じ科であり毒性がある
セツブンソウはキンポウゲ科なので、猛毒植物と同じ科であり毒性があります。キンポウゲ科の植物は非常に種類が多くそれぞれに毒性を持つものが多いです。セツブンソウもその一種なので、間違っても口にすることはないように気を付けてください。準絶滅危惧種の植物である
セツブンソウは準絶滅危惧種の植物です。主な要因は、自生地である山林の開発による環境変化と乱獲とされています。宿根草であるセツブンソウは、一年の大半を地中で過ごし春に地表に出て開花します。花が美しいことから、愛好者が多く自生地から持ち帰る方が多くいらっしゃいます。環境変化は対策が難しい反面、乱獲においては注意してください。セツブンソウにはどんな種類の花言葉があるの?
花が美しいセツブンソウの花言葉が気になりませんか。せっかく育てているのに、怖い花言葉があると悲しいですよね。セツブンソウの花言葉を解説します。セツブンソウには明るいイメージの花言葉が多い
セツブンソウにはポジティブな花言葉とネガティブな花言葉があります。多くが明るいイメージを持った花言葉なので安心してください。花言葉は以下の4つです。- 気品
- 光輝
- 微笑み
- 人間嫌い
【気品】
前述したとおり、セツブンソウは一つの茎に一つの花しか咲かせません。その花姿が、気品にあふれているようにみえることから花言葉「気品」が名付けられました。【光輝】
セツブンソウの花姿は、花が退化した黄色い蜜槽が放射状に広がっています。その姿が黄色い冠に見えることから、花言葉「光輝」と名付けられました。王冠のように見えることが花言葉の由来と思うと素敵ですね。【微笑み】
セツブンソウは草丈が10㎝程の小さな植物です。足元で顔を見上げるように咲く花姿は、微笑みかけてくれているように見えます。そのような花姿のイメージから花言葉「微笑み」が名付けられたのでしょう。【人間嫌い】
花言葉「人間嫌い」の由来は、節分に関係しています。節分の日に人間から豆を投げつけられる鬼たち。鬼たちの心を代弁した花言葉となっています。人間たちの気持ちを表さず、鬼たちの心を表している花ことであることが面白いですよね。人間たちにとって「人間嫌い」の花言葉はネガティブな意味合いですが、由来を考えると納得できるものであり面白く感じます。「人間嫌い」の花言葉を気にせず、大切にセツブンソウを育ててください。花色別の花言葉はない
セツブンソウには木花セツブンソウと呼ばれる黄色い花(正確には萼)が咲く品種があります。バラやヒマワリなどの植物は花色花言葉が変わりますが、セツブンソウは花色別の花言葉はありません。白色でも黄色でも同じ花言葉です。怖い意味はあるの?セツブンソウの花言葉の由来を知ろう
セツブンソウの花言葉について知ると、「どうしてその花言葉になったのだろう」と気になるかもしれません。ここではセツブンソウの花言葉の由来を解説します。【人間嫌い】も由来は怖くない
「人間嫌い」は怖い花言葉ではありません。前述したとおり、節分の日にマメを投げつけられる鬼側の気持ちであるためです。人間が人間に怖い気持ちを抱いて名付けられた花言葉ではないため安心してください。節分は邪気である鬼を外に追い出し、幸運である福を家に呼び込むものです。結果としてセツブンソウの花言葉「人間嫌い」は鬼が外に出たことを表します。これらのことから、怖い意味ではなくよい意味として考えられます。花弁を大きく広げる花姿に由来
花言葉「微笑み」「気品」は、小さなセツブンソウが、花弁を小さいながら大きく広げる花姿にも由来するとされています。花の大きさは2㎝程と非常に小さいですが、それでも精いっぱい花を広げる姿に、気品を感じたり愛らしく感じて微笑んだりしたのでしょう。群生することでさらに輝いて見えることに由来
セツブンソウは1つの茎に1つの花しか咲かない性質です。そのため、1苗だけでは寂しく見えてしまいます。まばらに咲いてもパッとしません。しかし、群生すると美しい花のカーペットが出来上がり、さらに輝いて見えます。群生して輝いて見えることから花言葉「光輝」が名付けられたとも言われています。1月23日・2月2日・2月3日の誕生花
セツブンソウは1月23日・2月2日・2月3日の誕生花です。一般的には、2月3日の節分の日の誕生花であることが有名かもしれません。誕生花は植物の開花時期内の日にちになることが多いので、2月2日は納得できますね。1月23日は開花するには少し早いかもしれませんが、暖かい冬には早めに咲くこともあるので、早咲きのセツブンソウを考えたのでしょう。誕生花の由来は正式にわからないので、そう考えると面白いですよね。一方、1月23日・2月2日・2月3日の誕生日の方にセツブンソウをプレゼントすると、お花からパワーをもらえるかもしれません。ぜひ、素敵なプレゼントとして贈ってみてはいかがですか。セツブンソウの花言葉にあった贈り物
セツブンソウにはさまざまな花言葉があるので、その花言葉に合わせて贈り物をしたいと思うでしょう。それぞれの花言葉の意味を考えて、セツブンソウがふさわしい方を紹介します。
明るくみんなを照らすような人への贈り物
セツブンソウは、明るくみんなを照らすような人への贈り物にぴったりです。セツブンソウの花言葉に「微笑み」があります。笑顔が魅力的な友人や恋人、配偶者に贈るのがおすすめです。セツブンソウは微笑みかけてくれているような花なので、セツブンソウを見ると自然と笑顔になるかもしれません。また、笑顔が少ない方は、日頃からセツブンソウの写真を持ち歩いたり携帯の待ち受け画面に設定したりしてみてはいかがでしょうか。セツブンソウをよく見るたびに、自然と笑みがこぼれて、よい人間関係に恵まれるようになるでしょう。結果的に、笑顔が少なかった人も笑顔が魅力的になるはずです。人混みが嫌いな落ち着いた人への贈り物も良い
セツブンソウは人混みが嫌いな落ち着いた人への贈り物に良いとされています。セツブンソウの花言葉には「人間嫌い」の意味があります。人間嫌いな人は、むやみに人付き合いを広げることを好まない方をイメージするはずです。そのため、少数と行動するのが好きな友人や人混みが嫌いな落ち着いた人へ贈るのにおすすめ。このような人たちとセツブンソウは相性がよく、よい効果を発揮してくれるでしょう。人間関係は広ければいいというわけではありません。セツブンソウを通して、落ち着いた人と関係を深めるとよいかもしれませんね。子供やペットがいる場合は避けた方がいい
セツブンソウ贈る相手に子供やペットがいる場合は、贈るのを避けたほうがいいです。セツブンソウは非常に小さく繊細な花です。そのため、子供やペットが踏んだり倒したりすると簡単に枯れる恐れがあります。せっかくプレゼントしたのに枯れてしまったら残念ですよね。そして、最も重要なポイントは、セツブンソウには毒があることです。小さい子供やペットが口にすると非常に危険です。キンポウゲ科の植物全般は毒があります。セツブンソウもキンポウゲ科であるため、注意しなければなりません。セツブンソウをプレゼントしたがために、相手の子供やペットに何かあると大変です。そのことを注意してセツブンソウを贈ってください。花言葉の意味を込めたセツブンソウの贈り物の体験談
最後に、花言葉の意味を込めたセツブンソウの贈り物の体験談を紹介します。セツブンソウをプレゼントしようと考えている方は参考にしてください。ムードメーカー的存在の人のお祝い事に
ムードメーカー的存在の人のお祝い事にセツブンソウを贈った方のエピソードを2つ紹介します。いつも頼もしいムードメーカーの友人にセツブンソウの花を贈ったら喜んでくれたよ。70歳の友人は山野草に収集して育てているから、とても嬉しかったみたい。「来年も咲かせられるように頑張るよ」と言ってたよ。
セツブンソウは花としては、非常に小さく珍しい山野草です。そのため、コレクターの方に人気があります。特に絶滅危惧にある植物なので、大変珍しがって育ててくれるでしょう。
ムードメーカーのおじいちゃんにセツブンソウをプレゼントしてみたよ。セツブンソウには「微笑み」の花言葉があるから、いつも笑って場の雰囲気を和ませてくれるおじいちゃんにぴったりだと思ったんだ。おじいちゃんも花を珍しがって喜んでくれたみたいでよかったよ。
セツブンソウには「微笑み」の花言葉があるので、いつも笑顔を絶やさないムードメーカー的な方におすすめの植物です。しかし、花としては目立つ花ではないので、植物が好きなことを確認して贈ることが大切です。花や山野草に興味がなければ、いくらムードメーカー的な人でも、セツブンソウのプレゼントによい気持ちを抱かない可能性があります。
人混みが苦手な恋人との記念日のプレゼント
人混みが苦手な恋人との記念日のプレゼントにセツブンソウを贈った方のエピソードを2つ紹介します。恋人が山野草にハマっているから、恋人の誕生日にセツブンソウをプレゼントしたら喜んでくれたよ。セツブンソウは絶滅が危惧されている植物だから、大事に育てるみたい。絶滅が危惧されていることは知らなかったけど、大事に育ててくれることが分かったから、とてもうれしいよ。
植物好きな恋人にセツブンソウをプレゼントするのはよいかもしれません。美しい花であり、「微笑み」「光輝」などのポジティブな意味の花言葉を多く持つためです。植物が好きではない方には、あまり感動を与えられないので、その点には注意して贈ってください。
人混みが苦手で、落ち着いた場所が好きな友人の誕生日に、セツブンソウを贈ったよ。その友人は生まれが田舎で山に囲まれた場所で育ったから、セツブンソウを懐かしんでたよ。今では、あまりセツブンソウを見ることも少なくて残念がってたから、ちょうどよかったのかも。大事に育てて増やしたいと言っていたよ。
セツブンソウには「人間嫌い」の花言葉の意味があるので、人混みを嫌い方におすすめの植物。特に山を愛する方におすすめです。登山が趣味の方や、山に囲まれた場所で育った方にはセツブンソウはよく見る植物だったはずです。都会の人ごみに付かれている方に、癒しとしてセツブンソウをプレゼントするとよいかもしれませんね。
【まとめ】セツブンソウの花言葉とは?花言葉の由来や贈り物の体験談を紹介!
ここまでセツブンソウの花言葉について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは- セツブンソウはキンポウゲ科の準絶滅危惧種であり、毒性を持つ美しい花を咲かせる植物
- セツブンソウの花言葉は「気品」「微笑み」「光輝」「人間嫌い」
- セツブンソウには色別の花言葉はない
- 「気品:花の美しさ」「微笑み:足元で見上げるように咲いている姿」「光輝:蜜槽が訪韓に見える姿」「人間嫌い:節分の鬼の気持ち:」が花言葉の由来
- セツブンソウの誕生花は1月23日・2月2日・2月3日