目次
- エバーフレッシュの特徴
- エバーフレッシュを育てるときの置き場所
- エバーフレッシュを育てるときの水やり方法
- エバーフレッシュの肥料の与え方
- エバーフレッシュの剪定方法
- エバーフレッシュの増やし方
エバーフレッシュってどんな観葉植物なの?

細い葉っぱがいちばんの特徴!
エバーフレッシュの最大の特徴は細い葉っぱです。エバーフレッシュの葉っぱは細く清涼感があり、お部屋を明るく演出してくれるでしょう。また葉っぱには「睡眠運動」という独特な特徴があります。睡眠運動とは夜になると行われる行動で、細い葉が閉じた状態になること。睡眠運動が行われる理由は水分が蒸発しないようにしているからと言われています。自分の身を守るために時間に合わせて葉を変化させる姿は、他の植物ではなかなか見られない光景です。 ただし葉っぱが閉じるのは通常、夜のみとなっています。もしも日中に葉っぱが閉じている場合は水枯れを起こしている可能性が高いため、土の状態をチェックして早急に水やりが必要です。また葉っぱが縮れている場合も水枯れや根が腐ってしまう根腐れの可能性もあるため、水管理が必要になります。エバーフレッシュの花言葉
エバーフレッシュの花言葉は「胸のときめき」と「歓喜」の2つがあります。エバーフレッシュの花言葉は中国の言い伝えをもとに付けられました。どちらもポジティブでお祝いのプレゼンとにもぴったりな花言葉ですね。一つずつご紹介します。胸のときめき
エバーフレッシュの花言葉「胸のときめき」はエバーフレッシュのお酒を飲むと夫婦の機嫌がよくなり、夫婦円満につながったとされる中国の古い言い伝えから付けられています。エバーフレッシュは、夫婦の記念日や仲直りのきっかけにも最適な観葉植物ですね。歓喜
エバーフレッシュの花言葉「歓喜」も先ほどの「胸のときめき」と同じ中国の言い伝えが由来となって付けられました。ただし歓喜の方の言い伝えは夫婦ではなく、機嫌の悪い父親がエバーフレッシュのお酒を飲んで上機嫌になったという内容。上機嫌になった父親をみた家族が歓喜したという言い伝えです。夫婦だけでなく家族が幸せな気持ちになれるエバーフレッシュは、お家に飾ると家庭円満のシンボルにもなるでしょう。
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エバーフレッシュの風水
エバーフレッシュは良好な人間関係を作ってくれる観葉植物で、風水効果には「恋愛運」と「出会い運」があります。風水効果を高めるには置き場所や方角も重要です。恋愛運と出会い運をより高める置き場所や方角についても詳しくご紹介します。恋愛運
エバーフレッシュは細い葉っぱが風に揺られ、良い運と縁を運ぶとされています。そのため恋愛に関してもよいご縁を招く効果が期待できるでしょう。良い縁を運ぶのに最適な置き場所は玄関で、もっともよいとされる方角は南東。玄関は運気の入口とされているため、人間関係に悩んでいる人や良縁を願う人にはぴったりの置き場所です。出会い運
エバーフレッシュの風水効果でもある出会い運も細い葉っぱが、人の心を穏やかにし良い縁を運ぶとされています。清涼感のある葉っぱは見る人の心を癒すのは確かなため、いい出会いがくるのを期待できますね。おすすめの置き場所は人の目につく玄関や窓辺が最適です。また家族団らんの場所でもあるリビングに置いても、家族全体の気を穏やかにしてくれるでしょう。出会い運を高めたいときも南東を意識して飾ると、より風水効果が期待できます。
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エバーフレッシュの育て方のポイント①:置き場所

日当たりの良い場所に置くのがベスト
エバーフレッシュは日当たりのよい場所を好む植物です。そのため室内で育てる場合は、日当たりのよい窓辺付近が最適。ただしエバーフレッシュは直射日光には弱いため、レースカーテン越しに置くなど工夫は必要です。屋外でもOKだが、冬場は必ず室内へ
エバーフレッシュは日本でも屋外で育てることは可能。ただしエバーフレッシュは気温が10℃以下になると成長が緩やかになり「休眠期」に入ります。そのため寒さには弱く気温が10℃以下になるときには、室内へ移動させましょう。このときできるだけ10℃になる前に暖かい室内へ移動することをおすすめします。急な気温変化で枯れてしまうことがあるので、急な場所移動はNG
気温が低くなる冬場は室内へ移動することを説明しましたが、場所を移動する際は急激な温度変化に注意しましょう。なぜならエバーフレッシュは気温の変化に弱く、冷え込んだ屋外から急に暖かい室内へ移動するとダメージを受けて枯れてしまう可能性があるため注意が必要。そのため屋外で育てる場合は気温変化が少なく済むように、冬になる前に室内へ移動しておくと安心です。エバーフレッシュの育て方のポイント②:水やり

春〜秋の時期の水やり:土の表面が乾いてからたっぷりと
エバーフレッシュの春~秋の暖かい時期の水やりは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えましょう。春~秋はエバーフレッシュの成長期で、もっとも水分を必要とする時期です。そのため土も乾燥しやすいため、乾いていたら水をたぷり与えます。ただし受け皿に流れ出た水をそのままにしていると、害虫がよってきたり根腐れの原因になるためこまめに捨てておきましょう。冬の時期の水やり:土の表面が乾いてから、2〜3日後に
気温が低い冬の水やりは土の表面が乾いてから、2~3日後に与えましょう。エバーフレッシュは気温が10℃以下になると成長が緩やかになり、冬場は休眠期に入ります。そのため冬場の水やりは土が完全に乾いてから与えないと、水分を吸収しきれず根腐れを起こす可能性もあるため注意が必要です。葉水をすると乾燥を防げてgood!
気温が低くなる冬場は水やりを控えめにする一方で、葉水は毎日しておきましょう。冬場は空気が乾燥しており、室内も暖房器具などでエバーフレッシュの葉っぱは乾いてしまいます。エバーフレッシュの葉っぱの乾燥を防ぐためにも、葉水は毎日しておくと予防できるでしょう。葉水は乾燥だけでなくハダニ予防にもなるため、葉裏までしっかり散布しておくと安心です。エバーフレッシュの育て方のポイント④:肥料

肥料を与えるタイミング:成長期の5月〜10月
エバーフレッシュに肥料を与えるタイミングは、成長期の5~10月。気温が暖かい5~10月はエバーフレッシュがもっとも成長する時期のため、肥料が必要です。11月以降は気温が下がりエバーフレッシュの成長も緩やかになるため、肥料は必要ありません。エバーフレッシュに肥料の与え方
肥料には土に撒くタイプの「緩急性肥料」と水で希釈する「液体肥料」があります。緩急性肥料は2ヵ月に1回土に撒き、液体肥料の場合は2週間に1回水やりと一緒に与えましょう。液体肥料にはすでに希釈されておりそのまま使えるタイプも園芸店で販売されているため、初心者にもおすすめです。 ただし与えるときには直接植物に肥料がかからないように注意します。また量が多すぎても「肥料焼け」を起こし、水分を吸収できなくなり枯れることもあるため適切な量を守りましょう。【成長したらすること】エバーフレッシュの植え替え

エバーフレッシュの植え替えは1年〜2年に1回
エバーフレッシュの植え替えは1~2年に1回は行いましょう。エバーフレッシュは初心者でも育てやすいため、成長スピードも早い植物です。そのため植え替えをしないと、鉢の中で根が伸びすぎて「根詰まり」を起こします。根詰まりを起こすとそのうち根腐れするため、放置していると枯れてしまう原因に。最低でも2年に1回は植え替えをして、伸びた根を整えて新しい土へ交換してあげましょう。植え替えで土も交換することによって、通気性と水はけがよくなります。植え替えをする時期:真夏を避けた、5月〜9月
エバーフレッシュの植え替えに適した時期は、真夏以外の5~9月です。植え替えをするときには根をさらす状態になるため、適した時期であっても植物はダメージを受けます。そのためダメージを受けても回復が速い成長期に、植え替えをするのが最適。ただし真夏は猛暑で弱りやすいため、避けましょう。エバーフレッシュがダメージから回復しやすいように、早めの時期に植え替えすることをおすすめします。また冬場の植え替えは絶対に控えましょう。エバーフレッシュの植え替え方法
エバーフレッシュの植え替えに必要なものは次のとおりです。- ひと回り大きい鉢
- 新しい観葉植物用の土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- スコップ
- ビニールシート
- 作業する場所にビニールシートを敷く
- 新しい鉢に鉢底ネット→鉢底石の順に入れる
- 鉢の1/3まで土を入れる
- エバーフレッシュを鉢から取り出し、根についた土をほぐし落とす
- 新しい鉢の中央にエバ―フレッシュを置く
- 鉢の上部3cmほど空けた高さまで、土を足していく
- 根と土の間にすき間がないようにスコップと手で整える
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする
【成長したらすること】エバーフレッシュの剪定

エバーフレッシュの剪定は【形を整える】が目的
エバ―フレッシュの剪定は形を整えるのが目的です。エバーフレッシュは成長期になると新芽がどんどん生えてきます。そのため室内で育てていてあまり大きさを変えたくないときには、剪定して形を整えると適度なサイズを維持できるでしょう。また剪定をすることで茂った葉っぱをスッキリできるため、通気性もよくなり害虫予防にもなります。剪定をする時期:4月〜5月の春
エバーフレッシュを剪定する時期は、4~5月の春にのみ行いましょう。4~5月は成長期になる時期で、剪定後の成長スピードがもっとも速くなります。そのため剪定しすぎても枯れる心配がありません。エバーフレッシュの剪定方法
エバ―フレッシュの剪定方法は次のとおりです。- 剪定後の形をイメージする
- 伸びすぎた枝や重なっている部分をカットする
- 枯れている枝は根元からカットする
エバ―フレッシュは育て方がよいとぐんぐん成長するため、伸びすぎた部分は躊躇なくカットして問題ありません。通気性がよくすべての葉に日光が当たるように意識して剪定していきましょう。大きくしたくない場合は幹の根元からカットしておくと、大きさを維持できます。エバーフレッシュは丈夫な植物のため、剪定後に切り口に融合剤などを塗る必要はありません。
関連記事:エバーフレッシュの失敗しない剪定!時期からどこを切るかまで解説
エバーフレッシュを増やす方法

挿し木
エバーフレッシュは剪定した枝を利用して、挿し木で増やすこともできます。 エバーフレッシュの挿し木に必要なものは次のとおりです。- 10~15㎝程度の剪定した枝
- 水が入ったコップ
- 発根促進剤
- 剪定バサミ
- 水が入ったコップに発根促進剤を入れる
- 発根促進剤を混ぜた水が入ったコップに、剪定した枝を浸す
- 毎日水を交換しながら1~2ヵ月おいて、10㎝ほど伸びるまで待つ
- 観葉植物用の土に植える
- たっぷり水を与える
成長を待つ1~2ヵ月のあいだは1週間に1回、発根促進剤を与えます。このとき直射日光が当たらない明るい日陰に置いて管理しましょう。
関連記事:エバーフレッシュの挿し木の方法を紹介!失敗しないためのコツまで
【応用】種からエバーフレッシュを育てる
エバーフレッシュは樹齢が8年を超えると開花し、種をつけます。開花後の種から新しくエバ―フレッシュを増やすことも可能。ただし種から育てるのは、少々難易度が高めの方法でもあります。エバーフレッシュの種ができるように、黄色い花が咲いたら受粉しやすいように外に出してみるのもおすすめです。上手くいくと種が入った赤いサヤができ徐々に割れてるため、落ちる前に切り取りましょう。 種が取れたら3~6月のあいだに、土に植えます。土に種まきをする前に種に水分を与えておくと、発根しやすくなるでしょう。種をまいたら土は軽くかぶる程度にしておきます。乾燥に注意して、風通しのよい明るい日陰で育てましょう。上手く育てば1週間程度で発根します。
関連記事:エバーフレッシュを種から育てよう!種まきの時期や発根後のケア方法を紹介
エバーフレッシュの育て方を紹介!もっと大きくする方法や特徴までのまとめ
今回はエバ―フレッシュの育て方について詳しく解説しました。 今回のポイントは- エバ―フレッシュは細く爽やかな葉っぱが特徴で、夜になると葉が閉じる睡眠運動を行う
- エバ―フレッシュは直射日光の当たらない日当たりの良い場所に置き、冬は室内へ移動する
- エバ―フレッシュの水やりは土の表面が乾いたらたっぷり、冬は2~3日置いてから与える
- エバ―フレッシュの肥料は成長期の5~10月にのみ与え、規定量を守る
- エバーフレッシュは最低でも2年に1回は植え替えて、真夏以外の5~9月の成長期に行う
- エバ―フレッシュの剪定は4~5月に行い、風通しがよくなるように形を整える
- エバ―フレッシュを増やすには、挿し木と種を取って撒く方法がある