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皆さんはマンサクという植物を知っていますか?マンサクは「春の訪れを知らせてくれる花」として良く知られています。マンサクは早春に黄色い良い香りのする花を咲かせるためそういわれています。とはいえ、マンサクとは一体どんな植物なのだろうと思っておられる方も多いのではないでしょうか? そこで、この記事では
- マンサクはどんな植物なのか
- マンサクが持つ花言葉とは
- マンサクの色で花言葉が変わるのか
そもそも花言葉とは
お花にはそれぞれ「花言葉」といわれる意味を持っています。この花言葉は、言葉を使うことなく相手に対する感情を伝えることを目的としています。では、花言葉は具体的にどのようにしてお花や植物につけられているのでしょう?花言葉とは植物の特徴からつけられる言葉
花言葉は国・地域・神話などをもとにつけられていることが多いといわれています。また昔からあるお花の花言葉は、どのようにして決まったのか不明の場合もたくさんあります。具体的に花言葉は、セラム(恋文)・販売促進のため・ギリシア神話・お花の色のイメージなどから決められる場合が多いとされています。 また花言葉は良い意味だけではなく、悪い意味を持っている場合もあるため注意が必要です。お花を贈る相手によっては、花言葉を調べてネガティブな意味を持つと知った時に嫌な気持ちになる方もおられるため、必ずリサーチしてからお花を選ぶことをおすすめします。花言葉は贈る際に多くの人に参考にされる
花言葉は、言葉を直接伝えなくてもお花の持つ意味で相手に気持ちを伝えられる「密かな言葉」のため、お花を贈る際に多くの人に参考にされます。逆にお花を贈られた側も、このお花には一体どんな花言葉が秘められているのだろうと調べる人も多いということです。 そのため、先ほどもご紹介したようにネガティブな意味の花言葉を持つお花を知らずに贈ってしまっては、相手に不愉快な思いをさせることになりかねません。せっかくお花をプレゼントしても喜んでもらえなかったら不本意ですよね。そのような結果にならないように、花言葉は多くの人が気にするものだということをよく理解し、相応しい花言葉をもったお花を選ぶことを心掛けてくださいね。マンサク(万作・満作)ってどんな植物なの?
ここからは、マンサク(万作・満作)とはどのような植物なのかについてご紹介していきたいと思います。それでは、マンサクの世界に一緒に行ってみましょう。日本が原産地であるマンサク科の植物
なんと「マンサク」の原産地は日本で、沖縄を除く日本各地の野山に分布する樹木です。お花が良く咲けば豊作・お花が少なければ不作と、古くから稲の生育を占う植物として使われてきました。その意味から「満作」という名前がつけられたといわれています。また、開花時期が早いところから「まず咲く」「真っ先」が変化して「マンサク」と呼ばれるようになったともいわれています。 マンサクは、マンサク科の植物でそれほど大きくならず、耐寒性・耐暑性は強く、初心者でも育てやすい植物です。落葉性もあるため、四季折々の姿を見せてくれる所も魅力の一つです。成長が遅いため、狭い場所にも植えられ、管理しやすい植物ともいえます。2〜3月の時期に黄や赤、オレンジ色の花を咲かす
マンサクは、10~11月に紅葉が見られ落葉期に入ります。そして2~3月の葉が繁っていない時期に黄・赤・オレンジなどのお花を咲かせるため、お花が見やすい植物としてもよく知られています。そのため早春を知らせる植物の一つで、庭木としても広く親しまれています。マンサクの花弁は細長く、やや縮れ気味とく特徴をもっています。そんなマンサクはとても縁起が良い木として多くの人に人気が高いです。縁起が良く庭木に人気である
マンサクはその名の通り、「万作=万年豊作」として、また枝一杯にお花をつけることから「満作」として縁起が良い植物といわれています。黄色いお花をつけることからも、とても有難い植物のため、縁起を担いで庭の西側に植えたいと思う人も多いようです。また病害虫の心配も少ないため、庭の花木としてもそれほど心配することなく育てられるため好まれています。マンサクに似た花にトキワマンサクやトサミズキなどがある
マンサクに似たお花をつける植物として、「トキワマンサク」「トサミズキ」などが知られています。「トキワマンサク」はその名の通り、「常緑のマンサク」でマンサク科トキワマンサク属の植物です。マンサクは常緑樹ではなく秋に紅葉し落葉する落葉樹で、同じマンサク科ですがハマメリス属(マンサク属)の植物です。このように、マンサクという名がつきますが、全く別の植物です。 また同じマンサク科の植物として「トサミズキ」がありますが、自生地は高知県に限られるため「トサ」という言葉がつけられています。とはいえ、現在ではヒュウガミヅキ共に、日本全国の公園や庭で栽培されています。淡い黄色いお花が稲穂状に垂れ下がって咲くのが特徴的です。マンサクにはどんな種類の花言葉があるの?
ここからはマンサクの花言葉について順に見て行きたいと思います。一体マンサクにはどのような種類の花言葉が付けられているのでしょう?マンサクには不思議なイメージの花言葉がある
マンサクが持つ花言葉には、とても不思議なイメージを沸かせる花言葉が多く見られます。それでは項目別にマンサクの花言葉をみていきましょう。【魔力】
マンサクには神秘的な力があると古来から信じられていたため、魔法を連想させる花言葉がつけられています。また「アメリカマンサク」の英名は「Witch hazel(魔女のハシバミ)」と呼ばれている所からも「魔力」という花言葉が付けられたといわれています。日本では特にオレンジ色のお花を咲かせるマンサクの花言葉として知られています。一方海外では黄色のお花を咲かせるマンサクにこの花言葉がつけられています。【呪文】
日本・アメリカのどちらの国でも、古来から占いにマンサクを使っていたことから「呪文」という花言葉がつけられました。アメリカ先住民はマンサクの枝を占いの棒として使用していたそうです。海外では黄色・オレンジ色のお花を咲かせるマンサクにこの花言葉が付けられており、日本ではオレンジ色のお花を咲かせるマンサクの花言葉として親しまれています。【霊感】
アメリカではマンサクの葉・樹液に止血・消炎作用があることから、静脈疾患の治療薬として使用されてきました。そのため、マンサクには神秘的な力が宿っていると信じられており、そこから「霊感」という花言葉が付けられたといわれています。日本では赤いお花を咲かせるマンサクの花言葉として広く知られています。【ひらめき】
マンサクの花弁は細くカールしており、パッとひらめいたような形に見えること・線香花火のようにパチパチはじけたように咲くことから、「ひらめき」という花言葉が付けられたといわれています。また占いに用いられ「ひらめかせてくれる」植物であるところからも、この花言葉が使われるようになったといわれています。【幸福の再来】
マンサクは早春になると何年もたくさんのお花を咲かせることから「幸福の再来」という花言葉が付けられたといわれています。寒く長い冬を超えて暖かい芽吹きの春を告げてくれるマンサクのお花だからこそ名づけられたとても神秘的な幸福の再来という花言葉です。春の訪れを静かに知らせてくれるマンサクのお花に、昔の人はその年の五穀豊穣の願いを込めていたのでしょうね。英語の花言葉は【a spell(呪文、魔力)】
アメリカマンサクの花言葉は「呪文・魔力」です。なぜこのような花言葉が付けられたかというと、「花が魔女の髪のようで、葉がハシバミに似ているから」「アメリカの先住民が枝を占いの棒に使用していたから」といわれています。では、お花のカラー別で花言葉は変わるのでしょうか?マンサクは色別にも花言葉がある
マンサクのお花の色別で花言葉は決まっています。では、具体的にどのような花言葉があるのか項目別に見て行きましょう。黄色のマンサク【豊作】
マンサクのお花のオーソドックスなカラーである黄色は、「豊作」という花言葉をもちます。これは、まだ寒さが残る2月頃から鮮やかな黄色いお花をいち早く咲かせ、春の音連れを人々に教えてくれる植物であることから付けられたといわれています。また、「満作」という漢字が使われているように、何年でも満開のお花を咲かせることからも「豊作」という花言葉がつけられています。オレンジ色のマンサク【魔力】
とても明るいオレンジ色のマンサクのお花は、ハロウィンのほうきに乗った魔女が思い浮かびます。そのため「魔力」という花言葉がつけられました。オレンジ色のマンサクを眺めると、人並外れた不思議なオーラや力が欲しい時におすすめです。金色のマンサク【ひらめき】
とても豪華な金色のマンサクのお花は、「ひらめき」という花言葉をもちます。マンサクのお花の咲く様子が、ひらめいた様子に見えることからこの花言葉が付けられたといわれています。良いアイデアが浮かんできてほしい時や企画力を上げたい時、想像力アップを目指している人へのプレゼントにおすすめです。怖い意味はある?マンサクの花言葉の由来を知ろう
マンサクの花言葉をご紹介してきましたが、怖い意味の花言葉はあるのでしょうか?ここからはマンサクの花言葉の由来と併せてみていきましょう。マンサクの花言葉は怖い由来はない
マンサクの花言葉には「魔力」「呪文」「霊感」という、いっけん少し怖いイメージがあるものもありますが、これらの力は良いことを呼び込む神聖な力として、古来より信じられて来ました。そのため、マンサクがもつ花言葉には怖い由来をもったものは無いといえます。梅よりも開花が早い花姿に由来
日本では春を知らせるお花として「梅」が良く知られていますが、それより開花が早い植物として「まず咲く」というところから「マンサク」と呼ばれています。つまり、梅より先に山で春一番に咲くお花で、「春を祝う」お花としてお祝い事によく使われます。1月6日・1月8日・3月21日の誕生花
マンサクは、1月6日・1月8日・3月21日の誕生日の人たちの誕生花です。誕生花とは、生まれた月日にちなんだお花です。誕生花の由来は、国・地域により様々な説がありますが、一番よく知られている由来は「ギリシア・ローマの人々の思想」です。 「自然界にはそれぞれを司る神が存在する」と信じていたギリシア・ローマの人々は、「時にも同じように神が存在する」という考えに発展するとともに、「花・木々には神秘的な力が宿っており、それは神からのメッセージである」という信仰に至ります。これが誕生花のきっかけとなった由来ではないかと考えられています。ここから1月6日・1月8日・3月21日の誕生日の人の誕生花はマンサクと決められました。マンサクの花言葉にあった贈り物のシーン
ここからは、マンサクの花言葉にピッタリな贈り物の各シーンをご紹介していきたいと思います。では、順にみていきましょう。豊作を祈りたい農家さんへの贈り物に
黄色のお花を咲かせるマンサクは、豊作を祈りたい農家さんへの贈り物にピッタリです。黄色のマンサクは特に「豊作」の花言葉をもつため、五穀豊穣を願う農家の方へピッタリな贈り物です。さらに農家には豊作を願って庭木としてマンサクを植えるという習慣が昔からあるため、喜んでもらえること間違いなしです。魔力のような美しさを持つ上司のお祝い事に
マンサクのお花はとても美しい姿をしているため、美魔女の上司へのお祝い事にピッタリの贈り物です。特にオレンジのマンサクを贈ることで、更に魔力に拍車がかかり、より美しさを保てます。またピンクのマンサクもとても華やかで美しいため人気が高いカラーです。是非、美しさをもっている上司のお祝い事にピンクのマンサクともども活用してくださいね。ひらめきを生業にする人への贈り物に
マンサクのお花は細くて先端がカール状になっており、ひらめきをもたらすとともに、そのひらめきをキープしてくれます。そのため、自営業や営業などをしている人への贈り物に適しています。良いアイデアを思い浮かびたい時、新しい企画に取り組む人へのプレゼントとしておすすめです。誕生花がマンサクである人への贈り物に
誕生花がマンサクの人への贈り物としてもおすすめです。誕生花は、誕生日の特別なお花のため、1月6日・1月8日・3月21日が誕生日の人しか当てはまりません。そのため特別感がある贈り物としてとても喜ばれます。是非マンサクをプレゼントしてみてくださいね。花言葉の意味を込めたマンサクの贈り物の体験談
では、花言葉の意味を託したマンサクの贈り物をしたことのある人たちの体験談を順にご紹介していきましょう。実際にマンサクを贈った方のエピソードですので、贈り物を考えている方は是非参考にしてくださいね。農家である両親への贈り物に
農家をしている両親へ贈った方のエピソードです。農家をしている両親へマンサクを贈りました。マンサクには五穀豊穣という意味の花言葉があるため、縁起がいいと大変喜んでもらえました。贈って良かったと思います。
黄色のマンサクの花言葉は「豊作」です。また「マンサク」の名前自体が「満作」と五穀豊穣を意味する言葉です。また古来より2月~3月に咲くマンサクのお花でその年の稲の生育の吉凶を占うなど、農家にとってはとても縁の深い植物です。
マンサクの木には豊作の意味があるため、農家をしている実家の庭に毎年一本ずつ植える習慣があります。今年も私が両親にマンサクの苗をプレゼントし、無事植えました。奇麗なお花をたくさん咲かせてくれるのが毎年の楽しみです。
農家の方々の住まわれている家の庭には決まってマンサクの木を植える習慣があります。これは豊作の願いを込めて植えられており、マンサクが毎年満開の花を咲かせるというところからきています。長く大切に育ててもらえることも、マンサクを贈る嬉しいポイントですね。
企画部への贈り物に
企画部の方たちへ贈り物としてマンサクを贈った方のエピソードです。企画部の皆さんへのお祝いに、マンサクを贈りました。マンサクはひらめきを与えてくれるお花なので、とても喜んでもらえました。これからも良いアイデアをどんどん出してさらに会社を盛り上げていってもらいたいです。
マンサクは「様々な知恵を授ける植物」として広く知られています。マンサクのお花がまるで「ひらめいた時」のような形をしていることにちなんでそういわれています。そのため、企画・営業などひらめきが大切な職種の方々に好まれる植物の一つです。
最近良いアイデアが浮かばないと落ち込んでいた企画部の皆さんへ、新たなひらめきを引き寄せられたらと思い、マンサクを贈りました。なんと良い企画を立ち上げられ、会社の業績アップに貢献できたそうです。思い切ってプレゼントしてよかったです。
マンサクは「万策」ともいわれ、行き詰った時に様々な策を思い浮かばせてくれるお花といわれています。また毎年良い香りのお花をつけることから、何度も良い案や企画を思い浮かばせてくれる植物として人気があります。是非、企画・営業などに携わっている人たちに贈ってみてください。
友人の誕生日プレゼントに
友人の誕生日プレゼントとして贈った方のエピソードです。1月6日生まれの友人の誕生日プレゼントとして、誕生花のマンサクを選びました。ドライフラワーを作ってもらってプレゼントしたのですが、とても喜んでもらえました。生花のままのマンサクのお花も良いですが、アレンジしたお花も素敵です。
マンサクは基本的に植木鉢に入って売られていることが多い植物ですが、オリジナルでリクエストすればドライフラワーなどのアレンジをしてもらえる場合もあります。そのままではなかなか手入れを難しく感じる人も、ドライフラワーなどにアレンジすることで長く楽しんでもらえます。是非工夫してより喜んでもらえるプレゼントとして活用してくださいね。
3月21日生まれの友人の誕生花ということで、プレゼントにと選びました。植木鉢のマンサクを選んだのですが、成長が遅いためとても扱いやすようで喜んでもらえました。お花屋さんから発送してもらったのですが、ちょうど到着したころにお花が咲いたようでナイスタイミングだったなと思いました。
マンサクは他の植物に比べて成長が遅めのため、庭にスペースがない場合でもそれほど場所を取らずに庭木として植えられます。10月~11月には紅葉し、2月~3月には良いお花の香りも楽しめるため、贈り物としてとても人気があります。ぜひ誕生花を一風変わった贈り物として活用してください。
【まとめ】マンサクの花言葉とは?由来や贈り物のシーン、体験談を徹底紹介!
この記事ではマンサクの概要・花言葉などについて主に解説してきましたがいかがでしたか?- マンサクは縁起が良い庭木として良く知られている
- マンサクには魔力・霊感・呪文・ひらめき・幸福の再来などの花言葉がある
- マンサクのお花の色別に花言葉が決まっている
- マンサクは1月6日・1月8日・3月21日の誕生花である
- マンサクの花言葉には怖い由来はない