目次
- そもそもアイビーはどんな観葉植物なのかをご説明
- アイビーを育てる種類を2種類ご紹介
- アイビーの育て方のポイント①:置き場所と温度とは
- アイビーの育て方のポイント②:水やりとは
- アイビーの育て方のポイント③:肥料とは
- 成長したらするべき植え替えを解説
- 成長したらするべき剪定を解説
- さらにアイビーを大きくする方法とは何?
- アイビーのハイドロカルチャーでの育て方
- アイビーが枯れるよくあるトラブルと対処方法を解説
- まとめ
アイビーはどんな観葉植物なの?
アイビーの育て方の前にまずは、そもそもアイビーはどんな観葉植物なの?というお話しをしていきます。アイビーは植物的な魅力もあって人気ですが、インテリアグリーンとしてもよく好まれている植物です。アイビーの別名はへデラとも言われている
アイビーは別名「へデラ」とも呼ばれています。この名前も一般的に使用されており、ヘデラという名前は、「葉が密集するという」ギリシャ語の「Hedra」に由来し、古代からこのように植物に関連する名前として知られています。丸みのある可愛い形の葉っぱで、つるが特徴的
また、アイビーは丸みを帯びた美しい形状の葉っぱを持ち、特に成熟した葉っぱのグリーン色は光沢があり非常にインテリアにもマッチしやすいです。アイビーはつる性の植物で、長いつるを伸ばし、壁面やフェンスに絡ませたり、鉢植えから垂らしたりすることができます。そのツルを生かした、ハンギングで飾るインテリアグリーンもかなりおすすめです。観葉植物だが、街の花壇や壁面に飾られていることが多い
アイビーは観葉植物としても非常に人気がありますが、おもしろいことに多くの都市部や街路樹や花壇、壁面の装飾としても愛用されている用途のバリエーションが多い観葉植物でもあります。その美しいつるや葉っぱが、自然の少ない都市部を明るくしていると考えると、自宅でも育ててみたくなりますよね。アイビーの花言葉
続いてはアイビーの花言葉についてお話ししていきます。アイビーには以下のような花言葉が存在していると言われています。永遠の愛
アイビーの花言葉の中で最もよく知られているのが「永遠の愛」です。アイビーはツル性で、絡みつくことから、結びつきや結びついた愛情を象徴する植物として広く知られています。この花言葉は、永遠の愛を象徴して結婚式のデコレーションにも使用されることがあります。不滅
アイビーは非常に生命力のある観葉植物としても知られています。そのため、「不滅」を象徴する花言葉としても知られています。アイビーの緑の葉っぱは冬でもあまり色褪せず、春夏秋冬を通じて生命力を示すものとされています。結婚
アイビーは結びつきや結婚に関連する花言葉も持っていると同時に、直接的な「結婚」という花言葉も持っています。結婚式や結婚記念日のデコレーションによく使われ、結婚における連帯感や誓約を表現します。アイビーが結びつきや結婚の象徴とされるのは、そのつるが絡みつく性質からきています。友情
アイビーの花言葉には「友情」も含まれています。アイビーは強く結びついたつるで他の植物や物体に絡みつくことから、友情や絆の象徴とされることがあります。友達や仲間に贈りたい観葉植物をお悩みの方は、アイビーがおすすめです。
関連記事:アイビー(へデラ)の花言葉とは?プレゼントにも役立つ情報を紹介
アイビーの風水
続いては、アイビーの風水についても解説していきます。どんな風水を持つのでしょうか?邪気払い
アイビーは、邪気や悪いエネルギーを払う効果があると言われています。その特徴的なつるが悪いエネルギーを捕らえ、家庭やオフィスの環境を浄化する役割を果たすとされています。金運
アイビーは風水において金運をアップする効果も期待されます。繁茂するアイビーが豊かさやお金を象徴し、そのエネルギーが家庭や事業に良い知らせをもたらすと信じられています。恋愛運
アイビーには恋愛に関連する風水効果もあります。恋愛においては、アイビーのつる性の特徴でもある結びつきや結びついた愛情を象徴することもあり、カップルやパートナーシップにプラスの影響をもたらすとされています。
関連記事:アイビーはどんな風水効果があるの?置き場所から最適な方角まで徹底解説
アイビーを育てる種類は2種類ある
続いては、アイビーを育て方の種類は2種類あるというお話しをしていきます。アイビーを育てたいという方は、ぜひこの2種類の育て方のどちらかで試してみるか、またどちらも試してみて育てやすい方を見つけるという方法もおすすめです。地植え
地植えは庭や花壇など、屋外の耕した土地に植え付ける方法です。屋外で植え付けるので大きくなりやすい特徴があり、庭のスペースには余裕のある方におすすめの育て方です。肥料を与えたりする必要があることや、時期や地植えした場所によって管理が大変になることがあるのも地植えの特徴です。鉢植え
鉢植えは、室内で簡単に栽培できるという初心者さんでも育てやすいというメリットがあります。土や肥料を用意する必要があることは地植えと同じですが、冬場の管理や、品種によって異なる耐寒性にも個別に合わせて対応しやすいのもいい点ですが、鉢植えなので大きさは地植えよりも控えめです。アイビーは鉢植えの方が主流
一般的にみても、アイビーは鉢植えでの育て方が主流です。というのもアイビーはそこまで大きな観葉植物ではない上に、ハンギングや鉢植えで飾った方がインテリアとも相性が良く、おしゃれに飾ることができやすいからです。お好きな植え方を挑戦してみてください。アイビーの育て方のポイント①:置き場所と温度
ここからは、アイビーの育て方のポイントを項目別にお話ししていきます。まずは置き場所と温度です。どんな置き場所がアイビーに適しており、どれくらいの温度だと育ちやすいのでしょうか?アイビーは日当たりが良い場所を好む
アイビーは日当たりの良い場所を好みます。そのため、直射日光を避けることだけを守り、比較的明るめの場所で栽培してあげることが基本です。窓辺や明るい場所に置くと、アイビーは健康的に成長します。基本的には室内で育てることがおすすめ
アイビーの育て方は基本的には室内がおすすめです。室内での栽培は温度や湿度をコントロールしやすく、アイビーにとって安定した条件で栽培することができ、枯れる原因になる冬の低温や、反対に夏の高温も避けることができます。葉焼けが気になる場合は一度日陰に移動させて様子を見ることも重要です。屋外と室内に出したり入れたりすると紫外線量が変化して、植物の生育に悪影響
また、アイビーを屋内と屋外を行き来させることは避けましょう。アイビーは環境の急激な変化に適応するのが難しく、紫外線量の変化や温度差がストレスを引き起こす原因になります。できるかぎり室内での安定した同じ場所で育てることが育成の安定性につながります。最低0℃を保つと良い
アイビーは比較的耐寒性がある方ではありますが、凍結には弱いです。そのため、最低でも0℃以上の温度を保つようにしましょう。冬の冷暖房シーズンには窓際などの冷気の流れる場所に置くのを避け、暖房器具の風が直接当たらない場所で管理しましょう。日陰は温度が下がりやすいので、日の当たりやすい場所で栽培しましょう。アイビーの育て方のポイント②:水やり
続いてはアイビーの育て方のポイントの水やりについてです。どのような水やりを心がけるといいのでしょうか?春〜夏の水やり:土の表面が完全に乾いてから
春から夏にかけて、アイビーは成長期に入ります。この時期は土の表面が完全に乾いてから水を与えることが大切です。土の表面が乾いたら、鉢底から水が排水されるまでたっぷりと水を与えましょう。この適度な乾燥と湿度を保つことで、根腐れを防ぎつつアイビーを健康に育てることができます。秋〜冬の水やり:土の表面が乾いてから2〜3日後
反対に寒さが目立つ秋から冬にかけてはアイビーの成長が落ち着き、水やりの頻度を調整する必要があります。土の表面が乾いてから2〜3日後に水を与えるのが適しています。冬は成長が緩やかになるため、水を控えめにしつつ、過湿を避けましょう。アイビーは大量の水を必要とせず成長する
まとめるとアイビーは比較的乾燥に強い植物で、大量の水を必要としません。そのため、根腐れの原因になる可能性があるため水のやりすぎには注意します。根元から水がしっかり排水されるまで水を与え、余分な水を鉢底から取り除きましょう。
アイビーの育て方のポイント③:肥料
最後のアイビーの育て方のポイントは肥料になります。肥料を与える時期はいつなのか、またどのように与えることがアイビーに適しているのかをお話ししていきます。肥料を与える時期:5月〜10月
アイビーに肥料を与えるのなら、5月〜10月の成長期に与えるようにしましょう。そもそもアイビーは肥料がなくても成長できる強い観葉植物ですが、大きく育てたいといった希望のある方はぜひ以下の肥料の与え方を参考にしてください。肥料の与え方
アイビーを地植えしている場合は元肥として緩効性の肥料を使用することがおすすめです。また、鉢植えで栽培している場合は、水と一緒に液体肥料を与えると元気に育ちやすいでしょう。【成長したらすること】植え替え
続いてはアイビーが成長したらするべき植え替えの方法について解説していきます。どのようなタイミングで植え替えをするといいのか、その植え替えの時期とはいつなのかをお話ししていきます。植え替えのタイミング:1年〜2年に1回
アイビーの植え替えタイミングは、どれくらい成長したのかによっても変わりますが、一般的には1年から2年に1回が基本です。成長が速い場合や鉢が小さすぎる場合は、より頻繁な植え替えが必要かもしれません。植え替えの時期:真夏は避けて、4月上旬〜10月上旬
またアイビーの植え替えは成長期に行うのが適していますが、真夏の暑い日の植え替えは避けることです。高温下では植物へのストレスが増加し、植え替えの成功率がグッと低下する可能性があるため注意が必要です。最適な時期は春から夏にかけての4月上旬から10月上旬です。【成長したらすること】剪定
続いても成長したらするべき剪定について解説していきます。剪定は余分な葉っぱや茎をカットして成長の邪魔をしないようにする整理整頓のような役割を果たすものです。剪定する時期:5月〜10月
アイビーの剪定は成長期である春から夏にかけて行うのが最適です。この期間に剪定を行うことで、新しい葉っぱやつるが健康に発展し、美しい形状を維持できます。植え替え同様に、真夏の酷暑の日に剪定することは避け、涼しい朝や夕方に行うのが良いでしょう。傷んだり伸びすぎたりしたツルや葉っぱを剪定すると良い
また、アイビーの剪定の主な目的は傷んだり伸びすぎたりした部分を取り除き、植物を健康に保つことです。古くなった葉っぱやツルの放置は健康に悪影響です。剪定は簡単なので、早め早めの対応が望ましいです。
関連記事:アイビーの剪定のやり方を紹介!剪定後の育て方から増やし方まで
さらにアイビーを大きくする方法
続いては、「さらにアイビーを大きくしたい!」という方に向けて、アイビーを大きく育てる方法を解説していきます。水挿し(水栽培)
水挿し(水栽培)は、剪定時にカットしたアイビーの茎を水の入ったグラスに数日間そのまま挿して発根させ、それを土に植え替えて大きくすることができる簡単な増やし方です。品種によっては大きくなるのも早いものもあるので、楽しみな方法でもあります。挿し木
挿し木は先ほどの水挿し同様に、剪定した茎を、水ではなく土に挿して根っこを発生させる方法です。挿し木は土に挿して大きくする方法なので、比較的時間がかかりますが、それでも土にさして大きくしたという達成感は素敵です。アイビーはハイドロカルチャーでも育てることができる
続いては、アイビーはハイドロカルチャーでも育てることができるというお話しをしていきます。今話題のハイドロカルチャーの説明や、どのようなメリットがあるのかなどを解説していきます。ハイドロカルチャーとは水耕栽培のこと
ハイドロカルチャーは、土を使わずに水中で植物を育てる水耕栽培の方法です。この方法は伝統的な土耕栽培とは異なり、植物が水中に根っこを張り、必要な栄養分を水から吸収する育て方です。
関連記事:アイビーの水耕栽培のやり方を紹介!カビや根が出ないときの対処法も
ハイドロカルチャーのメリット
ハイドロカルチャーのメリットは、いくつかあります。まず大きなメリットは楽であることです。土耕栽培は元気に大きく育つ分、害虫の発生や病気になったときにする手間がかかりますが、水栽培は害虫が発生しないので、健康的に栽培しやすくなります。室内で栽培する方は、匂いが出ないというのも大きなメリットでしょう。アイビーが枯れるよくあるトラブルと対処方法
最後は、アイビーが枯れるよくあるトラブルと対処方法についてお話ししていきます。どのようなトラブルがあり、それらトラブルを対処するには何をすればいいかをここではお話ししていきます。
関連記事:アイビーが枯れる原因とは?復活方法から適切なケア方法まで解説
根腐れ
まずは根腐れがあったときの原因と対処法です。考えられる原因
アイビーの根腐れは、過度な水やりや適切ではない置き場所によって引き起こされることがあります。水やりをしすぎた場合、根が酸素不足になり、腐敗の原因となります。対処法
腐れを防ぐためには、適切な水やりと排水が重要です。土が完全に乾いてから水を与え、なるべく鉢底に水がたまらないように注意しましょう。また、適度に乾燥しやすいよう風通しの良い場所に置くことも重要です。根つまり
続いては根つまりの原因と、その対処法を見ていきましょう。考えられる原因
根つまりは、鉢の中で根が適切に成長できない状態を言います。そうなると、多くは根の成長に合っていないサイズの鉢であることにより根が詰まりすぎている場合に発生します。対処法
アイビーの根つまりを解消するには、新しい大きな鉢に植え替えることが必要です。新しい鉢に新しい土を追加し、根をゆとりのある鉢で育てましょう。これにより、根が健康に成長し、植物の生育が促進されます。葉焼け
最後は葉焼けです。葉焼けをしてしまう原因とその対処法についてみていきましょう。考えられる原因
アイビーの葉焼けは、直射日光にさらされたり、高温の場所に置かれたりした結果、葉が枯れていると考えられます。対処法
アイビーは明るい日向を好みますが、直射日光は避けましょう。また、高温の場所から遠ざけ、風通しの良い適切な温度の環境で育てるよう心掛けましょう。葉焼けを起こした部分は剪定して、新しい葉が成長するのを待つのが一番です。【まとめ】アイビーの育て方を徹底解説!失敗しないコツからトラブルの対処法まで
いかがだったでしょうか?アイビーの育て方から、トラブルがあった時にどのように対処すれば良いのかまで詳しくご理解いただけたかと思います。 今回の記事のポイントは以下になります。- アイビーは丸みのある可愛い形の葉っぱで、つるが特徴的な観葉植物
- アイビーの花言葉は「永遠の愛」・「不滅」・「結婚」・「友情」
- アイビーを育て方は地植えと鉢植えがあるが一般的な育て方は鉢植えになる
- アイビーの育て方のポイントをまとめると、基本的には室内の日当たりの良い場所で育て、土が乾いてから水やりをすること。また、適度に肥料を与えることで良く育つ
- 植え替えや剪定は真夏を避けた暖かな時期に行うこと
- アイビーはハイドロカルチャーでも育てることができるが、コンパクトな苗になりやすい
- アイビーが枯れるよくあるトラブルは根腐れや根つまりなどがあるが、多くは水のやりすぎに注意し、適度に風通しの良い日当たりの良い場所で育てることで解決する