目次
皆様はゴールドクレストという観葉植物をご存じでしょうか?ゴールドクレストは、葉っぱから柑橘やシトラスを感じさせるフレッシュな良い香りを放つ観葉植物として知られています。また、そのまっすぐに生える葉姿が、インテリアやお庭のガーデンイグにもピッタリなことでも人気がありますよ。 今回の記事では、「これからゴールドクレストを育ててみたい!」「育てているけど、今以上にグンと成長する育て方を知りたい!」というような方のために、以下の流れでゴールドクレストの育て方をお話ししていこうと思います。
- ゴールドクレストってどんな観葉植物なの?基本的な情報をご紹介
- ゴールドクレストの育て方のポイント①置き場所について
- ゴールドクレストの育て方のポイント②水やりについて
- ゴールドクレストの育て方のポイント③土について
- ゴールドクレストの育て方のポイント④肥料について
- 成長したらするべき植え替えと剪定の方法について
- ゴールドクレストの挿し木での増やし方
- ゴールドクレストが枯れる原因って?
- ゴールドクレストとの寄せ植えにおすすめの観葉植物をご紹介!
- 間違えやすいゴールドクレストとウィルマの違いとは?
- まとめ
ゴールドクレストってどんな観葉植物なの?
さて、まずはゴールドクレストが一体どんな観葉植物なのかについて、基礎知識を知ることから始めていきましょう。ゴールドクレストの基本的な特徴を知ることで、何より育てる際の愛着にもつながりますよ。では一緒に見ていきましょう!ゴールドクレストの特徴
まずはゴールドクレストの基本的な特徴から見ていきましょう。北アメリカ原産の常緑針葉樹であるコニファーの代表的な一種
ゴールドクレストは北アメリカ原産の常緑針葉樹です。ゴールドクレストは別名モントレーイトスギとも呼ばれています。自然分布ではモントレー付近に局在した分布とのこと。また常緑針葉樹を総称してコニファーと言いますが、日本ではゴールドクレストはまさにその代表的な品種です。庭木などに置くことで自宅のシンボルツリーとしても大活躍してくれるのがこのコニファーであり、まさにゴールドクレストなのです。爽やかな黄緑色の葉とこんもりした円錐状の樹形が特徴
爽やかな黄緑色の葉っぱが美しいゴールドクレストは、こんもりした円錐状の樹形が特徴的な観葉植物です。室内のインテリアとしても大活躍するおしゃれな印象もそうですが、何よりもお庭のガーデニングとしても人気があり、生い茂った黄緑色の葉っぱがお庭を鮮やかにしてくれますよ。耐寒性が強いが暑さや湿度に弱い
ゴールドクレストは北アメリカ原産であるため寒さに強い観葉植物です。そのため、北海道などの日本の冬にも耐え、耐寒性が強いと言えますが、その分暑さや湿度には弱い性質を持っています。特に夏場は風通しの良い涼しい場所で管理して育てるのがいいでしょう。ゴールドクレストの機能・効果
お次はゴールドクレストの機能・効果を見ていきましょう。ゴールドクレストは育てる楽しみだけでなく、育てている人にとって素敵な効果があることでも人気がありますよ。リフレッシュ効果や抗菌・脱臭効果
ゴールドクレストの葉っぱの香りには柑橘やシトラスを感じさせるフレッシュな良い香りを持っていることが特徴です。その香りには、リフレッシュ効果や抗菌・防虫効果や消臭・脱臭効果があることでも知られています。化学的な良い香りでは感じることのできない、自然本来の良い香りのする観葉植物をお求めの方にはおすすめです!クリスマスツリーの代わりとしても人気
また、冬にはゴールドクレストにリボンや飾り付けを施すことによってクリスマスツリーとして楽しまれている方もいらっしゃいます。実際に使われている木は「もみの木」が多いと言われていますが、もみの木もゴールドクレスト同様に、先ほどお話ししたコニファーの仲間であることも、一つの知識として知っておくとまた楽しいですよ。ゴールドクレストの花言葉
お次はゴールドクレストの花言葉を見ていきましょう。ゴールドクレストの花言葉は見た目とぴったりの、「前向きで力強い花言葉」が2つあります。ぜひその2つの花言葉を見ていきましょう!「まっすぐに生きる」
1つ目の花言葉は「まっすぐに生きる」です。原産地北アメリカでは、樹高が20mにもなるほどに大きな木になる樹形は、一切乱れずにまっすぐと伸びていくと言います。その姿が由来して、「まっすぐに生きる」という花言葉が付けられたと言われています。「不変」
2つ目の花言葉は「不変」です。ゴールドクレストは、一年を通して葉が落ちずに美しい姿を保つ常緑針葉樹であることから「不変」という花言葉が付けられたと言われています。これら2つの花言葉はどちらも前向きで力強い花言葉ですので、贈り物やプレゼントにも最適ですよ。ゴールドクレストの風水効果:子宝運アップ
お次はゴールドクレストの風水効果についてお話しします!前向きな花言葉を持つゴールドクレストは、子宝運を高める風水効果があると言われています!また、置き場所の方角を北と南西にするとより運気が高まります。特にゴールドクレストのような先にかけて尖っていくイメージの植物は、北向きのエリアに向いています。ゴールドクレストの寿命はどれくらい?
ゴールドクレストの寿命は非常に長く、自生してあれば優に50年は超えるでしょう。しかし、自生ではなく鉢植えや庭植えである場合は、置き場所や水やり、また土や肥料の有無などによって大きく変化していきますよ。 ここからは、ゴールドクレストをご自宅でもしっかりと良く育てるために、知っているとタメになる「育て方のポイント」を4つに分けてコツをお話ししていきます!ゴールドクレストの育て方のポイント①:置き場所
まずは育て方において最も重要な「置き場所」に焦点を当ててお話ししていきます。ゴールドクレストの生育に適した気温は15〜25℃
基本的にゴールドクレストの生育に適した気温は15〜25°Cと言われています。日本の時期においては春から秋前くらいのこの期間は、屋内室内関わらずどちらでもしっかりと育てることができます。黄金色の葉を楽しむには日の当たりの良いところで育てるのが◎
葉っぱの黄金色を保ち続けるには、きちんと日当たりの良い場所で育ててあげるのが肝心です。日当たりを好むので、室内で育てる場合はなるべく日の当たる窓際に置くようにし、直射日光や西日による葉焼けを起こさないことだけ注意しましょう。屋外で育てる場合
お次は屋外で育てる際に必要な知識お話をします。直射日光や西日にも強いゴールドクレスト
直射日光や西日にも強いゴールドクレストは、屋外で育てるのに向いています。賃貸のマンションやアパートにお住まいの方で、「お部屋にスペースがなくて置けないからベランダで育てたい」という方にもおすすめできます。真夏の日差し・高温多湿には注意が必要
しかし先ほどもお話しした通り、真夏の日差し・高温多湿には注意が必要です。直射日光も当てすぎると葉焼けを起こすこともあるので、念入りに置き場所や環境の変化には気を配るようにしましょう!室外機の風による乾燥に注意
また、室外機の風による乾燥のしすぎにも注意が必要です。特に賃貸のマンションやアパートにお住まいの方で、置き場所に限りのある方はどうしても室外機の前に置きたくなってしまいますよね。乾燥してしまうと最悪の場合枯れてしまうこともありますので、注意が必要です。室内で育てる場合
お次は室内で育てる際に必要な知識お話をします。寒冷地での冬越しは室内で育てましょう
日本においても寒冷地の冬場は非常に寒いので、室内で育てるようにして、枯れてしまうのを防ぐようにしましょう。最低でも0℃を下回らないようにすることが肝心です。日当たり・風通しのよい窓辺がおすすめ
高温多湿を嫌うので、室内では日当たりのよく風通しの良い窓辺が置き場所として最適です。急激な環境の変化に気を付ける
また、エアオンやストーブによる急な環境の変化には気をつけるようにしましょう。人も観葉植物も同様に、暑いからと言って急激に室内の温度を下げてしまうと、元気がなくなっていしまいかねません。エアコン・ストーブなどの風による乾燥に注意
特に、エアオンやストーブの風を直接当てないようにしましょう。乾燥してしまうことで枯れてしまう原因にもつながってしまうので、置き場所はなるべくエアオンやストーブの風が直接当たらない場所に置く注意が必要です。ゴールドクレストの育て方のポイント②:水やり
続いてのポイントは「水やり」についてです。「普段からなんとなくで水やりをしています」と言う方も案外多いのでは?ここからは、「鉢植えか地植えかによって水やりの管理を変えること、季節によって変化させることがよりよく育つ秘訣である!」ということをお話ししていきますよ!鉢植えで育てる際の水やりのタイミング
まずは鉢植えで育てる場合のミスやりのタイミングをお話しします。水やりは土が乾いているときにたっぷりと
土を触ってみてまだ湿気がある場合は、水をまだ完全に吸収していない状態だと覚えていただくといいでしょう。そのため、水やりは土の表面が乾燥したらたっぷりの水を与えるようにしてください。時間帯は午前中がおすすめ
時間帯で言うと午前中がおすすめ。昼から夕方にかけて太陽は観葉植物を照らしてくれるので、その間にしっかりと水分を吸うことでよく育ちますよ。休眠期の冬はやや乾燥気味にするのがポイント
冬は休眠期と言って成長がストップする時期です。そのために、冬はやや乾燥しているくらいの方が安心できます。冬場に夏同様に水やりをするとあっという間に枯れてしまうこともあるので、注意してください。葉が乾燥している場合はシリンジ(葉水)でケアを!
葉っぱの乾燥は病害虫の発生を促してしまうので、乾燥させないように葉水してあげることで防ぐことができますよ。日々の葉水を心がけるだけで大きな枯れなどにつながる病害虫の発生を防ぐことができるので、ぜひやってみましょう。
根腐れの原因!鉢受け皿に溜まった水はこまめに捨てよう
鉢の受け皿の溜まった水はこまめに捨てるようにしましょう。そのままにしておくと、根が水を必要としていないのに、湿気と水分のある状態が続いてしまい、根が水を吸収できず弱ってしまい根腐れの原因にもなってしまうので気をつけましょう!地植えで育てる場合の水やり
お次は地植えで育てる場合の水やりをお話ししていきます。地植えでは基本的に水やりの必要はない
地植えすると、雨や空気中の水分を吸収して成長することができるので、地植えでは基本的に頻繁な水やりの必要はありません。乾燥のおそれがある場合は少量の水を与える
夏場や乾燥が続いてしまうような時期には、多少の水を与えるようにして乾燥を防ぐようにしましょう。それは、室内屋外関係なく必要なことなので覚えておくといいでしょう!ゴールドクレストの育て方のポイント③:土
続いてのポイントは「土」についてです。なんとなく土を選ばれている方もいらっしゃるかもしれませんが、土に気を配るとすぐに良く育つようになりますよ。水はけ・水持ちのよい土を選ぶのがポイント
ゴールドクレストは根が浅いので、水切れしやすい特徴があります。特に乾燥しやすい夏場は注意が必要。そのため、ゴールドクレストにおいての土の選び方は、水はけ・水持ちのよい土を選ぶのがポイントです。市販の観葉植物用培養土でOK
先ほどお話しした通り、水はけ・水持ちのよい土を選ぶのがポイントではありますが、特別なものでないといけないわけではなく、市販の観葉植物用培養土でもOKです。観葉植物用培養土のパッケージに「水はけ・水持ちがよい」などと記載してある場合はなお良しです!水はけが悪いと感じるときは砂やパーライトを足して調節
しかし上記のような意識をしてもなお水はけが悪いと感じる時は、砂やパーライトを足して調節するようにしましょう。パーライトとは、ガラス質の火山岩を高温加熱し急激に蒸発させて作られています。透水性・水はけに優れているため、水はけが悪いときに土壌改良材として使うことをお勧めします。ゴールドクレストの育て方のポイント④:肥料
最後の育て方のポイントは「肥料」についてです。ゴールドクレストにおいての「肥料」を当てるポイントは、適切な時期に与えることが大切です。ここからは肥料の与える時期や、肥料の種類について詳しくご紹介します。肥料を与えるタイミング
まずは肥料を当てるタイミングについて解説していきます。鉢植えの場合:3月と6月の年二回
鉢植えの場合は、3月と6月の年二回にしましょう。そもそもゴールドクレストは多くの肥料を必要としないので、長期間ゆっくりと効果のある「緩効性肥料」を与えるようにしましょう。地植えの場合:3月頃の年一回
地植えの場合は、3月頃の年一回にしましょう。ゴールドクレストに肥料をあげすぎると「肥料やけ」が起きてしまうので、年一回で十分で成長してくれますよ。
肥料の種類
お次は肥料の種類について解説していきます。鉢植えの場合:粒状や固形の化成肥料
鉢植えの場合は、粒状や固形の化成肥料を使うようにしましょう。化学的に合成されたものは、「無機質肥料」といい、鉢植えにも向いており初心者の方でも扱いやすい肥料で、効果が早く現れやすいのが特徴的です。地植えの場合:油かすなど窒素分の多い肥料
地植えの場合は、油かすなど窒素分の多い肥料を使うようにしましょう。これらを原料とするものを、「有機質肥料」といい、土壌中の微生物によって分解された肥料が、植物に吸収されるため効果が出るまでに時間がかかりますが、しっかりと育てたい地植えの育て方にはぴったりな肥料です。肥料の与えすぎによる肥料やけに注意!
肥料は与えれば与えるほど元気に育ってくれそうなイメージを持たれている方も多いかと思いますが、肥料はあげすぎると肥料やけを起こすので、上記を参考にしてみることをお勧めします!【成長したらすること】ゴールドクレストの植え替えについて
ここまでのお話しで、ゴールドクレストを育てる上で重要な4つのポイントがしっかりとお分かりいただけたかと思います!ここからは、ここまでのポイントを押さえた育て方で実際にゴールドクレストが成長した際にするべき「植え替え」についてお話ししていきます。
より大きく育てたいなら地植え・鉢増しを
まず、「より大きく育てたい」と言う方は地植え・鉢増しをしましょう。どちらもより大きく育てるために必要なことです。しかしどちらにおいても「植え替え」をしないといけませんが、ゴールドクレストは植え替えに非常に弱い観葉植物です。ゴールドクレストは植え替えに弱いため注意が必要
そんな「植え替え」に弱いゴールドクレストをどのように工夫するとよりうまく傷付けずに「植え替え」ができるかお話ししていきます。不必要に根を触らず、根鉢を崩さないことがポイント
根を土から引き抜いたら、根を不必要に触ることは避けて、根鉢を崩さないようにしましょう!基本的に「植え替え」時は根鉢をほぐして古い土を取り除きますが、ゴールドクレストにおいては必要ありません。鉢植えから地植えに植え替える場合は風で倒れないよう注意!
鉢植えから地植えに植え替える際は、支柱などを立てる工夫などをして倒れないようにしましょう。植え替えのタイミング
お次は植え替えのタイミングについてお話しします。植え替えする際には必ず以下のようなサインがありますので、見逃さないようにしましょう!鉢の下から根がはみ出している
鉢の下から根がはみ出しているのが確認できたら、それは鉢の中で根が完全に伸び切っている状態と言えます。この時期を目安に植え替えはしましょう。3~4月または9~10月の植え替えがおすすめ
ゴールドクレストの植え替えは、春3~4月、もしくは秋9~10月頃が適期になります。ゴールドクレストにも個体差の成長度があるので一概には言えませんが、根詰まりを防ぐためにも目安は1年〜2年に一度は上記の時期に植え替えしましょう。ゴールドクレストの植え替え方法
ゴールドクレストを小さくなった鉢から一回り大きな鉢へ植え替える手順をお話しします。- ひと回り大きな鉢を用意し、古い鉢から株を抜き取る。
- 根鉢と根っこは繊細なためあまりいじらずに。
- 鉢底ネット、鉢底石を敷いた鉢に土を入れ、ゴールドクレストの株を中央に置く。
- 隙間を埋めるように土を入れ、株を安定させる。
- 鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水やりをして、植え替え終了です。
【成長したらすること】ゴールドクレストの剪定について
お次は剪定について解説していきます。剪定とは簡単にいうと、伸びすぎた部分やサイズを調整したい場合にカットしてスッキリさせることです。定期的にやるというのがおすすめ。日照条件の偏りがある・サイズを調節したい場合は剪定を
ゴールドクレストは自然と円錐状の形に樹形が整う性質を持つ優秀な観葉植物です。しかし、日照条件の偏りがある場合や、サイズを調節したい場合は剪定を行います。ゴールドクレストが大きくなりすぎるとどうなる?
お次はゴールドクレストが大きくなり過ぎてしまったらどうしようと言うお話しをしていきます!これからお話しすることを知って注意するだけで大切なゴールドクレストを守ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。数年で4メートル、最大で20メートルくらいまで育つことも
ゴールドクレストはとても大きく生育しやすい観葉植物なので、数年で4m、最大で20mになる品種もあります。特に自生である場合や地植えである場合は特に大きくなりやすいので、そうしたくない方は剪定が必要です。強風にあおられて倒木する危険性
庭木にしてしまうと大きな観葉植物は、風にあたる面積も大きいので、風に煽られて木が倒れてしまうことも。葉っぱが生い茂りすぎている場合で注意した方が良いレベルなら、剪定をしても良いでしょう。枝葉が密になっていることにより蒸れて枯れやすくなる
枝葉が重なっていたり密集しすぎていると、うまく日光が当たらずに枯れてしまうことや、蒸れてしまい枯れることも。先ほど同様に、こちらも葉っぱが生い茂りすぎている場合で注意した方がより良いなら、剪定をしましょう。大きくなりすぎないためには剪定が必要
上記のようなことをまとめると、結論大きくなりすぎて影響が出てしまうなら、剪定をするようにしましょう。長く綺麗な状態のゴールドクレストを保ち続けるには、こうしたこまめな剪定が必要になってくることを覚えておきましょう!ゴールドクレストの剪定
では、実際に剪定する方法をご説明していきます。4つの方法があるので、それぞれの状況に合わせてどの剪定方法をするか考えてやってみてください。芯止め:樹高を調節する
芯止めは、樹高をこれ以上大きくしたくない際に、高さを調節する方法です。主軸の先端を止めたいと思う高さで切り取ることで、生長をお好みのレベルで止められます。切り戻し:不要な枝を整理し、風通しをよくする
切り戻しは、不要な枝を整理するために行うものです。また、ヘアカットするような要量で、多い部分は透かすようにして風通しを良くし、少ない部分は切りすぎないようにしてバランスを整えます。刈り込み:形を整える
刈り込みは、全体的な形を整えるために行います。整えることで新しい葉っぱを生長させることができます。全体のバランスを見てお好みの形にすることもできるので、楽しい作業でもあります。枯れ葉を振るい落とす:蒸れ防止
また、簡単に手で振るい落とせば枯葉は落ちていくので、蒸れ防止のために定期的に行うよにしましょう。剪定にハサミを使うときの注意
剪定時に注意したいこと2つを解説していきます。意外と見落としがちな以下の情報を知っておくと役に立つことなのでぜひ参考にしてみてくださいね!ゴールドクレストは金属に弱いため注意が必要
ゴールドクレストは金属を嫌い、ハサミで刈り込むと葉色が赤褐色に変色してしまいます。そのため、ハサミではなく手で摘み取るのがよいとされます。しかしこれだと現実的ではないため、まだ樹木が若い時期にハサミで刈り込めば時期に新しい目が出てくるので、葉色の変色も最低限に防ぐことができます。ハサミを使う場合は3月頃の乾燥した時期がおすすめ
実際にハサミを使う際は、高温多湿となる夏頃は避けるようにして、3月ごろの乾燥した時期に行うのがおすすめです。
剪定の時期
以上のことから、剪定は3〜6月がベスト。樹形が乱れたような場合は、9〜10月頃に形を整える程度に軽く剪定します。お次はゴールドクレストの挿し木での増やし方について言及していきます!挿し木をすることでも増やすことができるので、その方法を解説していきます。ゴールドクレストの挿し木での増やし方
お次はゴールドクレストの挿し木での増やし方について言及していきます!挿し木をすることでも増やすことができるので、その方法を解説していきます。挿し木のタイミングと方法
- 挿し木に適した挿し穂を選んで10cmほどにカットする。
- 水を入れた容器に挿し穂を入れて1~2時間ほど水を吸わせる。
- 挿し木の用土はあらかじめ十分湿らせておき、挿し穂を入れやすいように用土に細い棒で穴を開けておく。
- 挿し穂を傷めないよう用土に挿し、隙間が生じないように土を寄せる。
- 直射日光が当たらない明るい日陰に置き、発根するまで乾燥させないように管理し完成。
挿し木のポイント
挿し木のポイントは、活着はあまりよくないところです。多めに挿し穂を準備して挑戦すると安心でしょう。1か月ほどで発根するので、そのあとは根を傷めないよう、鉢に植え替えて育てます。ゴールドクレストが枯れる原因
続いてはゴールドクレストが枯れる原因について解説していきます。これまでにどれだけ注意深く育てても、枯れる原因を知らなければ防ぎようがありません。以下の原因と対処法にしっかりと目を通して枯れることを防ぎましょう。原因①病気
1つ目のよくある枯れてしまう原因は病気によるものです。ゴールドクレストで見られる病気としては、「樹脂胴枯れ病」「赤さび病」などがあります。病気になってしまったときの対処法
これらの病気になってしまった場合の対処法を2つ解説していきます。風通しのよい場所におき、葉や枝の剪定を行う
まずは風通しの良い場所に置くことで、葉や枝の剪定を行うようにしましょう。ゴールドクレストは高温多湿を嫌うので、できるかぎり乾燥した状態をキープしてあげることが肝心。殺菌剤を塗布する
「樹脂胴枯れ病」は伝染性なので、発生したら速やかに株を処分して対処しましょう。「赤さび病」は菌による病気なので、悪い部分を切り取り、殺菌剤を塗布することで対処します。原因⓶害虫
2つ目のよくある枯れてしまう原因は害虫によるものです。ゴールドクレストにおいて気をつけたい害虫は、ハダニやアブラムシ、カイガラムシなどが多く、葉っぱの乾燥により引き起こされ、枯れることがよくあります。以下のような対処法を使って害虫を駆除していただけたらと思います。害虫への対処法
害虫によって枯れてしまった場合の対処法を2つ解説していきます。殺虫剤で対策する
先ほど同様に痛んでいる箇所を見つけたらそこは切り取り、殺虫剤をかけて対処します。葉の表裏、付け根もよ区確認してみてください。乾燥していたら霧吹きで水をかける
特に害虫は水分の行き届いていない葉っぱを好むので、霧吹きで水をかけることで乾燥を防ぐことができます。ゴールドクレストとの寄せ植えにおすすめの観葉植物
続いてはゴールドクレストの寄せ植えにおすすめな観葉植物をご紹介していきます。寄せ植えとは、ひとつの土に複数の植物を植えることです。ひとつの鉢で複数の植物が楽しめるので、オリジナルの可愛らしい寄せ植えを楽しむこともできます。クリスマスシーズンにおすすめの寄せ植え
まずはクリスマスの時期におすすめの寄せ植えにぴったりな観葉植物を3つご紹介します!ガーデンシクラメン
1つ目はガーデンシクラメンです。ガーデンシクラメンは名前の通り、シクラメンを品種改良した品種です。シクラメンは冬に室内で楽しむことができますが、ガーデンシクラメンは、耐寒性があるので日本の北海道の冬などでも屋外で楽しむこともできます。寄せ植えなどに使う冬のガーデニング植物として広く活躍している植物です。チェッカーベリー
2つ目はチェッカーベリーです。チェッカーベリーは寒さに強く、冬の間赤い実を観賞することができます。クリスマスの時期の色にもぴったりなカラーですので、寄せ植えに最適。アイビー
3つ目はアイビーです。アイビーはつる性の植物です。また屋外で難なく越冬することもできるので、グランドカバープランツとして使用されることもあります。グレーやライトグリーンの色合いもおしゃれでクリスマスのシーズンにおすすめです。高低差をつけ華やかにしたいときにおすすめの寄せ植え
お次は高低差をつけ華やかにしたいときにぴったりな観葉植物を3つご紹介します!ストック
1つ目はストックです。ストックは草丈が20~80cmほどなので、ゴールドクレストと高低差をつけたい時に最適。優しい香りがすることでも知られており、寄せ植えの雰囲気をよくしてくれること間違いなしです。パンジー
2つ目はパンジーです。パンジーも草丈が低いのでゴールドクレストと高低差をつけたい時にピッタリ。色もカラフルなものがあるので、お好きなカラーリングにして寄せ植えをしたい方には非常にお勧めできる植物です。ハツユキカズラ
3つ目はハツユキカズラです。ハツユキカズラの葉は小さく、新葉にピンク色と白の不定形の斑が入る姿が美しい植物として知られています。コンパクトなサイズ感なので寄せ植えしやすく、ハンギングバスケット、グラウンドカバーにも多用されています。間違えやすいゴールドクレストとウィルマの違いとは?
それでは最後に、ゴールドクレストが最も間違いやすいと言われているウィルマとの違いについて詳しく解説していこうと思います。庭木用のゴールドクレストと室内用のウィルマは別の品種!
そもそもゴールドクレストは庭木用、ウィルマは室内用であり全く別の品種であると言えます。ゴールドクレストよりもウィルマは根が浅いので、鉢植えに向いており、乾燥に弱いので屋外は向いていません。育て方も異なる点があるため注意が必要
特にウィルマは乾燥に弱い観葉植物なので、室内で育てる際は乾燥対策が必要です。また、ウィルマの原産地はアメリカのカリフォルニア州です。カリフォルニア州はカラッとした爽やかで温暖な気候ですので、室内で育てる際はできるかぎり一年中その気候に似せた気温や湿度を保つ必要があり、初心者の方には少し難しい観葉植物でもあります。ゴールドクレストの育て方を紹介!日々のケア方法や飾り方までのまとめ
いかがだったでしょうか?ゴールドクレストの育て方についてかなり詳しく知ることができたのではないでしょうか! 今回の記事のポイントは、- ゴールドクレストはコニファーの代表的な品種の観葉植物。
- ゴールドクレストは室内屋外共に育てることができる。
- ゴールドクレストは寄せ植えを楽しむことにも向いている。
- 植え替え時は慎重に行い、株や根っこには不必要に触らない。
- ゴールドクレストの枯れる原因の多くは害虫、病気である。
- ゴールドクレストとウィルマは全く違う品種である。