「健康」や「元気」の 花言葉をもつ花を紹介!贈り物の体験談まで

「健康」や「元気」の 花言葉をもつ花を紹介!贈り物の体験談まで
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目次

花言葉にそって贈り物をしたことはありますか?植物は自分で育てるだけではく、お祝いやプレゼントとして人にあげても喜ばれるものです。ふだん恥ずかしくて口に出せないような思いでも、花言葉に託して伝えればきっと気持ちが届くもの。今回は人を笑顔にさせるような元気な花言葉や健康にまつわる花言葉を持つ植物について紹介していきます。 この記事の概要は
  • 花言葉とは何か?
  • 〜四季別〜健康・元気な花言葉を持つ植物たち
  • 花言葉を伝えるための贈り方の工夫
  • 元気や健康にまつわる植物の贈り物の体験談
です。 花言葉は言葉にできない気持ちを表現するための古来からの知恵です。滋味あふれる言葉の数々を学び、あなたの植物選びの参考にしてください!

そもそも花言葉とは?

花言葉とは何か?その起源は1600年代のトルコが発祥とされています。もともとトルコには、文字や言葉ではなく、花に思いを託して相手に贈るセラムという風習があったそう。そういった文化が18世紀頃にヨーロッパ全土に紹介され、主に上流階級のサークル内で発展をみたようです。とりわけ、花言葉が現在のような「花と単語のセット」になる上で決定的だったのは、1819年に出版されたシャルロット・ド・ラトゥール著「花言葉」です。

植物の特徴からイメージされる言葉

上述のラトゥールは草花を観察し、その植物的特徴や歴史的背景を踏まえた上で、植物にその象徴となるような言葉をあてはめました。分かりやすい例は、ブラックベリーを「人目を避けるように生え、口に含むと苦さだけが残る」と叙述した上で、その実感を一言の単語「嫉妬」に象徴させるような手法です。また月桂樹の場合、古代ギリシャの伝統を参照しながら、「栄光」と名付けました。このような手法が次第に他の人々にも模倣され記録されるに従い、現在の花言葉として定着していったようですね!

花言葉の意味を込めた贈り物の参考に

花言葉の文化が日本に輸入されたのは明治初期。はじめは輸入された言葉だけをそのまま使っていたようですが、次第に日本オリジナルの花言葉も提案されるようになってきます。そうした花言葉文化の爛熟と並行して、園芸産業の中で販促として活用されたり、新種の草花の花言葉を一般公募から求めたりといった形で、より広く世間の知ることとなったのです。こうした花言葉文化の発展の中で、贈り物を選ぶ際に、自分の伝えたいメッセージに相応しい植物を選んだりするといった、逆引き的な発想も自然と定着していったようですね。

〜春〜【健康】や【元気】の花言葉をもつ植物

日本の春夏秋冬を通して、それぞれの季節を象徴するような植物の中から、特に健康に関する花言葉を持つ植物を紹介していきます。まずは春。植物の若葉が芽吹く時期ですが、春らしさを象徴する代表的な植物とその花言葉とはどんなものなのでしょうか?

ディモルフォセカ

ディモルフォセカは黄色やオレンジ色の花を咲かせる明るいイメージをもった花です。この項ではディモルフォセカの基本的な情報や花言葉をみていきましょう。

ディモルフォセカの基本情報

科名/属名 キク科/アフリカキンセンカ属(ディモルフォセカ属)
学名 Dimorphotheca sinuata
和名 アフリカキンセンカ
原産地 南アフリカ
ディモルフォセカは、早春の3月頃〜5月頃の初夏にかけて咲き続け、6月頃には枯れる一年草です。ディモルフォセカの代表的な特徴として、夜や天気の悪い日には花を閉じる性質があります。また高温多湿に弱く、開花中に雨に当たってしまうと枯れてしまう性質も。それだけお日様が大好きなお花だということです。

ディモルフォセカの花言葉は【元気】【豊富】

ディモルフォセカの花言葉元気は、ディモルフォセカの花の色が黄色やオレンジであることに由来しているようです。明るい花色は元気一杯な健康的なイメージを象徴していますよね。また日が当たってないと花が開かないという特徴も、「元気」というイメージに一役買っている気がします。豊富という花言葉については、花びらが沢山重なり合って咲くイメージや、黄金色の花弁が富を象徴していることから来ているようです。

4月7日・4月20日・6月29日の誕生花

ディモルフォセカの誕生花は4月7日・4月20日・6月29日です。これはディモルフォセカの花の咲く時期が早春から初夏にかけてであることに由来しています。ディモルフォセカはこの時期に生まれた人に贈る花としてぴったりな明るい花弁のお花ですよ。

ガジュマル

でっぷりとした幹や地表に生えでた根(気根)が個性的なガジュマル。沖縄をはじめ世界的に聖木として信仰されていることでも有名ですよね。ガジュマルの基本情報や花言葉は以下の通りです。

ガジュマルの基本情報

科名/属名 クワ科/イチジク属
学名 Ficus microcarapa
和名 ガジュマル
原産地 沖縄、台湾、中国南部、インド、オーストラリア
ガジュマルは、日本を含むアジア東南部を原産とする常緑広葉樹の高木です。地表に生えでた気根は自らや他の植物・岩などに絡みつく姿が特徴的ですが、あれは自らを支える支柱としての機能もあります。また太った幹の中に養分や水分を豊富に蓄えることで、高温の亜熱帯地域でも生き抜く事を可能としています。ガジュマルはそのタフな生命力と神秘的な樹形から観葉植物としても大変愛されていますね。

ガジュマルの花言葉は【健康】【たくさんの幸せ】

ガジュマルの花言葉の健康は、生命力旺盛なタフさ、エネルギッシュな見た目の姿が反映されたものです。一方でたくさんの幸せは、沖縄のキジムナー伝説に代表される聖木としての顔が象徴されたものでしょう。古来よりガジュマルの神秘的な樹形に想いを馳せ、世界中の人々が祈りを捧げてきた背景がそれを裏付けます。

2月14日の誕生花

ガジュマルの誕生花としてあてられている日は2月14日です。この日はバレンタインデーにもあたりますよね。ガジュマルはその見た目のユニークさから男性にも大変人気があります。チョコの代わりに彼氏や旦那さんに贈っても喜ばれるでしょうし、近年では父の日の贈り物としての需要も上がってきましたね。

〜夏〜【健康】や【元気】の花言葉をもつ植物

夏の時期以降に花を咲かしたり、見頃となる植物たちを集めてみました。花言葉にも健康や元気にまつわるものが多く含まれていますよ!

メランポジウム

4月〜11月の中頃までを開花期とする、花を見られる時期が長い特徴のあるメランポジウム。その基本的な特徴や花言葉、誕生花を見ていきましょう!

メランポジウムの基本情報

科名/属名 キク科/メランポジウム属
学名 Melampodium divaricatum
和名 メランポジウム
原産地 メキシコ〜中央アメリカ
メランポジウムは花壇にもコンテナなどの寄せ植えにもし易い一年草の植物です。小さな黄色い花と葉にボリュームを持つのが特徴。ひとつの花が咲き終わった後、上を覆い隠すように新芽が芽吹き新たな花が咲くので、花がらを摘まなくてもいつも綺麗な株姿を楽しめます。春から晩秋の霜が降りるまで咲き続け、特に夏の暑い時期にかけてはグングン大きく成長します。タフで枯れにくく育てやすいので、園芸初心者の方にも最適な植物ですね。

メランポジウムの花言葉は【元気】【あなたはかわいい】

メランポジウムの花言葉である元気は、長い期間にかけて花を咲かす性質にぴったりの花言葉ですね。あなたはかわいいは、覆い茂った葉の中にひょこっと咲く小さな黄色い花の姿に相応しい、どこか健気で素朴な美を讃えた花言葉と言えると思います。

6月27日・10月3日・10月18日の誕生花

メランポジウムの誕生花にあたるのは6月27日・10月3日・10月18日です。冬を除くロングシーズンに花が見られるシンポジウム。特に秋を超えても咲いているイメージが強いからでしょうか、10月には2日に渡って誕生花として割り振られています。

ユウゼンギク

ユウゼンギク(友禅菊)は花径2〜3㎝の色鮮やかな植物です。美しい植物ですがその花言葉は意外にも力強いメッセージがこもったものです!

ユウゼンギクの基本情報

科名/属名 キク科/シムフィヨトリクム属
学名 Symphyotrichum novi-belgii
和名 友禅菊
原産地 北アメリカ
北アメリカ原産のユウゼンギクは、日本には明治中頃に輸入され、今日では全国に野草化して生えています。和名の友禅菊の由来は、花色が友禅染めのように鮮やかなことからきています。実際ユウゼン菊の白・紫・赤などの花色は、大変鮮やかで、日本的な美を感じさせるものです。秋咲きが普通ですが、早生種は6月頃から咲き始めるため、春から秋にかけて長いシーズン楽しめる植物ですよ。

ユウゼンギクの花言葉は【若者に負けぬ元気】【老いても元気で】

ユウゼンギクの花言葉が若者に負けぬ元気老いても元気でなのは、ユウゼンギクが夏から秋にかけて花盛りを迎えるからです。他の花が咲かなくなった秋ごろも花を咲かせるので、長生きをイメージさせるのでしょう。また、古くから日本で親しまれてきた経緯があることも、高齢者の方との親和性が高い由縁ではないでしょうか?敬老の日や、米寿や喜寿などといった長寿を祝う日の贈り物として最適な植物です。

7月24日・8月26日・10月14日などの誕生花

夏から秋にかけてを開花期とするユウゼンギクの誕生花は、7月24日・8月26日・10月14日です。ユウゼンギクは花壇・鉢植え・切り花と用途を選ばずに楽しめるのが魅力。可憐な雰囲気で脇役としても優秀なので、花束やアレンジメントの中にユウゼンギクを忍ばせれば、高齢者の方だけでなく若い方への誕生日プレゼントとしても喜ばれるはずです。

ルコウソウ

ちいさい朝顔のような見た目が愛らしいルコウソウ。どんな花言葉を持ちどんな特徴の植物なのでしょうか?

ルコウソウの基本情報

科名/属名 ヒルガオ科/ルコウソウ属
学名 lpomoea quamoclit
和名 縷紅草(ルコウソウ)
原産地 熱帯アメリカ
赤・ピンク・白の星形の花を持ち、つる性の葉を長く伸ばして成長する植物です。葉が糸のように細く、レースのカーテンのような見た目なので、緑のカーテンとして育てれば独特の繊細な雰囲気を醸し出せます。

ルコウソウの花言葉は【元気】【繊細な愛】

ルコウソウの花言葉である元気は、生命力旺盛なルコウソウのツルの様子から由来しています。また鮮やかな赤やピンクの花は、ハチドリや蝶をたくさん招き寄せることでも知られ、蜜を求めて群がる虫たちの様子は生命力の発露を感じさせるものです。一方の繊細な愛は、細いレースのような葉の見た目からきています。日光を遮る涼しげな緑のカーテンから覗く可憐な花弁は、繊細な愛というニュアンスにぴったりですね。

7月23日・8月10日・8月24日などの誕生花

ルコウソウを種から育てた場合、春先に植えたものが大体夏の終わりごろにかけて開花します。その時期に合わせた誕生花と考えられますね。最初は緑のつる性の葉が旺盛に繁殖するばかりで花が見られず恐々としますが、根気よく見守れば夏の終わりにはしっかりと開花しますよ!誕生日の贈り物としても最適ですが、実家に庭がある方は母の日の贈り物としてもおすすめですね。ルコウソウが作る緑のカーテンは、涼しい庭づくりにしっかりと貢献してくれるはず。

コリウス

インパクトのある葉柄が印象的なコリウス。そんなコリウスも健康にまつわる花言葉を持ちつ植物です。その理由を見ていきましょう!

コリウスの基本情報

科名/属名 シソ科/コリウス属
学名 Coleus
和名 金欄紫蘇(キンランシソ)
原産地 東南アジア
カラーリーフとして寄せ植えなどに活用されるコリウス。花より葉を鑑賞する目的で育てることが多い植物です。従来は種から育てる品種が優勢でしたが、近年では栄養系といって挿し木でふやせる大柄な品種が人気を集めています。

コリウスの花言葉は【健康】【かなわぬ恋】

コリウスの花言葉である健康。これはコリウスから抽出されるカルバクロールという成分が抗酸化作用をもち、古くから医療の分野で貢献してきたことに由来しています。一方のかなわぬ恋は、花が咲いてしまうと葉っぱのカラフルな色味が褪せてしまうことが由来です。

8月18日・10月15日・11月17日などの誕生花

コリウスの誕生花が8月18日・10月15日・11月17日となっているのは、コリウスが花を咲かせずに育てれば、初夏から秋にかけて長く楽しむことができるという性質を持っていることに由来しています。

〜秋〜【健康】や【元気】の花言葉をもつ植物

秋の章では、黄色のマリーゴールドに絞って、その花言葉や誕生花について深掘りしていきます。マリーゴールドの花言葉は深い歴史的な背景があるため、単に耳障りのいい優しい花言葉だけではない様子。ですが歴史好きな人にとっては興味深いエピソードが沢山あるので、個人的に調べてみるのも楽しいですよ!

黄色のマリーゴールド

園芸の大定番であるマリーゴールドの花名は、実は聖母マリアが由来です。それゆえ何かと禁忌の多い花としても有名です。ただし、マリーゴールドの花言葉は悪い意味だけではないようです。またマリーゴールドは花の色によっても花言葉が変わってきますが、今回は黄色いマリーゴールドに絞ってその花言葉を見ていきます!

マリーゴールドの基本情報

科名/属名 キク科/マンジュギク属(タゲテス属)
学名 Tagetes
和名 孔雀草、万寿菊、千寿菊
原産地 メキシコ、中央アメリカ
和名で万寿菊や千寿菊とも呼ばれるマリーゴールドは、その名の通り開花時期が長いことで有名な植物です。鮮やかな黄色や橙色の花を長期間咲かせて花壇の主役となります。また害虫を寄せ付けないコンパニオンプランツとしても大変重宝されますね。

黄色のマリーゴールドの花言葉は【健康】

マリーゴールドは前述した通り、聖母マリアが名前の由来とされており、キリスト教に馴染み深い花。それゆえ前向きな花言葉がありそうなものですが、そもそもキリスト教圏の国では、黄色が忌み嫌われる色とされていることもあって、マリーゴールドの花言葉にもネガティブな言葉をあてはめています(絶望・裏切り・嫉妬など)。 一方でキリスト教に馴染みの薄い日本では、黄色のマリーゴールドに健康という前向きな花言葉を与えていますね。黄色が生命力を喚起させること、開花時期が4月〜12月と大変長いことが主な理由です。また、マリーゴールドの花弁にはルティンという抗炎症作用・抗酸化作用をもつ成分が含まれており、そのおかげもあって健康という花言葉が生まれたのではないかと考える事もできます。ルティンは目の治療に使われたり、女性ホルモンに働きかけたりする作用もありますよ!

6月5日・9月2日の誕生花

マリーゴールドの誕生花は6月5日と9月2日です。ただしマリーゴールドの花は、前述したようにネガティブな花言葉が多いため、花束としてプレゼントする事は好まれていません。

〜冬〜【健康】や【元気】の花言葉をもつ植物

冬は植物が休眠期を迎えるので、元気な花や草木が少なく寂しい時期です。そんな冬にも負けない元気な植物としてアロエが挙げられます。とくにキダチアロエという品種は、真冬の12月〜1月ごろに赤い花を咲かせることで有名ですね。そこでこの項ではアロエの花言葉や特徴を紹介していきます!

アロエ

火傷の治療薬としてのイメージが強いアロエは、やはり健康的な花言葉を持つようです。それ以外にもヨーグルトの中に入れて食べたりするイメージもありますよね。さまざまな用途に用いられるアロエ、その基本的な情報や花言葉を見ていきましょう!

アロエの基本情報

科名/属名 ススキノキ科/アロエ属
学名 Aloe
和名 医者いらず/盧會(ロカイ)
原産地 アフリカ、アラビア半島、マダガスカルなど
薬用や食用になる植物としてよく知られるアロエですが、昨今の多肉植物ブームもあって観葉植物としての人気も高いです。夏に成長期を迎える種類が多く、100均のミニ観葉植物のコーナーでもよく見かけますね。一方で幹立ちする大型のツリーアロエと呼ばれる種類も人気で、こちらは大鉢で育てるのに向いています。いずれも暑さにはめっぽう強く、寒さにも比較的強い特徴から初心者向きの植物といえます。

アロエの花言葉は【健康】【万能】

アロエの花言葉の健康ですが、これはイメージそのままの意味ですね。アロエは火傷の回復を促す民間療法として、古くから世界的に親しまれてきました。万能という花言葉も、薬用・食用・観賞用と幅広い用途でアロエが用いられることに由来していますね。また近年では美容にもアロエが用いられ、全身に使えるジェルタイプの美容品がよく売れているとのことです。

9月11日・11月22日・12月20日などの誕生花

秋から冬にかけての時期に誕生花を持つアロエですが、キダチアロエに代表される耐寒性の高さがその由来となっているのでしょう。観賞用の観葉植物以外にも、美容グッズや健康グッズにも応用されるアロエは、プレゼントの種類も豊富にありますよ。

花言葉で【健康】や【元気】を伝える贈り方

健康や元気などの花言葉をもつ植物の贈り方について考察します。植物によってアレンジの仕方が異なるのは当然のことですが、忘れてはいけないのは相手の方の気持ちや生活環境にふさわしいものを贈ること。置き場に困るものや高価すぎるものは、かえってマイナスの効果となってしまいますので注意が必要ですよ。

他の花と花束にして

お花屋さんで花束を作ってもらう場合、生花を使うため、きほんは季節の花がメインとなってくるかと思います。それにプラスして健康や元気にまつわるお花をオーダーすれば、お花屋さんの方でうまくアレンジしてくださると思いますよ。くわえて贈る相手の好きな色・好きな花などがあれば一緒に伝えるようにしましょう!

鉢植えされているものを

今回ご紹介した植物たちは、花壇や鉢植え、寄せ植えに向いたものが多かったように思います。例えばひまわりのような印象のメランポジウムは、それだけで主役になれる華やかさを持っています。一方でコリウスは、カラーリーフとして寄せ植えに使うのが最適な植物ですね。鉢植えで育てることのできる植物は、育てる環境を選ばないのがいいところです。しかも男性に贈る場合は、お花より観葉植物や盆栽などの植木鉢の方が、ライフスタイルの中に取り入れやすいと思いますよ!

種類によっては、ドライフラワー

ドライフラワーは朽ちないという特徴から、ヨーロッパでは「永遠」を想起させる言葉をもつ花言葉が多いです。いつまでも長生きしてほしいというメッセージを伝えるのには最適な方法かもしれません。お花の女王であるバラは、ドライフラワーにしてもボリュームが崩れず、色合いも残りやすいためおすすめです。変わり種でおすすめなのが、健康若々しさの花言葉を持つナツメです。ナツメの実を干したものがドライフルーツになっているので、園芸に親しみがない方に贈る場合にも適したアイテムですよ!

花言葉が【健康】や【元気】である植物の贈り物の体験談

花言葉を意識して植物を選んだというケースや花言葉の意味に囚われずに植物を選んだというケース、誕生花にあわせて選んだというケースなど、皆さんの贈り物の植物を選ぶ時の参考になるお話をいくつか選んでご紹介します。

敬老の日の贈り物に

こちらは母親の敬老の日を祝うために、母と2人で植物園に行った息子さんのエピソードです。
数年前に離婚し、私は実家の方に帰ってきました。離れて暮らしている時には気づきませんでしたが、畑仕事に精を出していた母も今では75を超える高齢となり、家の中でテレビを見て過ごす時間が長く、昔に比べて笑顔が少ないのが気に掛かっていました。そうした思いもある中、折しも敬老の日が近かった事もあり、私の仕事が休みの日に郊外にある植物園に母を連れていきました。その帰りにお土産として買ったのが紫色のスイートピーの鉢植えです。母にものを買ってとせがまれたのは生まれて初めての経験。私にとって一生忘れることのできないお花となりました。あとで調べて分かったのですが、スイートピーには「別離」や「優しい思い出」「永遠の喜び」という花言葉があるんですね。今の私にぴったりのお花。ただ、これではどちらがプレゼントを貰ったのかわからない気持ちです。
お母さんの健康を気遣う息子さんの思いと、息子さんの未来を心配そうに見守る母親の気持ちがない混ぜになった、胸を打つお話でしたね。お母さんがスイートピーの花言葉を知っていて選んだとは思えませんが、えてして花言葉にはこういうサプライズが起きるものです。続いては敬老会の贈り物を選んでいる男の人のぼやきのようなお話です。
地域の自治会長を務めている者です。毎年わたしらの自治会では、敬老会に入っているお年寄りの方に、健康に関する花言葉を持つお花をプレゼントする行事を行っています。今年は何の花にしようか、ネットを調べながら模索していますが、ミニ盆栽の植木鉢が安く手に入ることが分かり、今年はコレに決めたと思ったのですが、しかし盆栽に花言葉ってあるのかしら?もう少しネットで調べてみます。
お父さん安心してください。盆栽にも花言葉はあります。代表的な例は五葉松。五葉松の花言葉の中には不老長寿という最適なものがありますよ。

「健康でいて欲しい!」の思いを込めて、祖父母の誕生日に

おじいちゃんの誕生日祝いにお酒を買ってあげるお孫さんのエピソードです。植物を選んだわけではないですが、相手に喜んでもらえるようなヒントが隠されているので紹介します。
花言葉に因んでというわけではありませんが、お酒が大好きな祖父に誕生日プレゼントとして、たまたま近くのスーパーで目についた柚子酒を贈りました。「お誕生日おめでとう。いつも感謝しているよ。いつまでもお酒が飲めるくらい元気でいてね」と、ボトルキープのタグのようなメッセージもつけました。母に電話で聞いたところ、まだ柚子酒の栓は開けていないとのこと。どうやら、正月に帰った時に一緒に飲むために取っていてくれているみたいです。
メッセージ付きというのが素敵ですね。花言葉だけでは思いが伝わりづらいのも事実。ちなみに柚子の花言葉は健康美なので、満更外れているわけでもないのが面白いところです。さて、続いてはお花屋さんのお母さんにお花をプレゼントした娘さんのエピソードです。
お花屋さんの娘(18歳)です。わたしの母の誕生日は5月6日のため、母の日の贈り物とあわせて1つのプレゼントをあげるのが毎年の習わし。花に詳しい母に花を贈るのは気が引ける、という思いもありましたが、今回はあえてのサプライズのつもりでお花を選びました。選んだお花は母の誕生花である白のクチナシを中心にしたブーケ。喜んでもらえましたが、「どうせだったらウチの店で買いなさいよ」と、小言も。ただし今でもプリザードフラワーにして飾ってくれています。
確かに自分のお母さんが花屋さんだとお花は贈りづらいですよね。娘さんも将来お花屋さんを継がれるのでしょうか?お花屋さんのお母さんが自作のプリザードフラワーを作られたというのも素敵です。プレザードフラワーやドライフラワーは枯れることがないので、健康や長寿を祝うのに贈るのに最適なお花ですね!

元気を出してほしい友人へのプレゼントに

プレゼントをあげる側ではなく貰った側からのお話です。
これは僕が途方に暮れていた時の話です。数年前、大好きな同期の親友とささいなことで言い争いになり、それが原因で全てが嫌になった僕は仕事を自主退社しました。その間SNSをチェックしたり噂話を聞くことはあれど、互いに連絡を取り合うことは一切なかったです。ある日実家の家に、僕あての郵便で、巨大なガジュマルの木が届きました。どうやら失業保険が切れても仕事に就かない僕のことを心配した親友が、元気付けようと思って贈ってくれたプレゼントだったみたいです。その後、親友とはコンタクトを取り仲も回復。仕事にも就きなんとか社会復帰を果たしました。元同期の親友には本当に感謝しています。
上の方で説明したようにガジュマルの花言葉は「健康」と「たくさんの幸せ」です。友人の心の健康や幸せを願った思いが伝わってくるようですね。ただし大きなガジュマルは結構高いですよね。この2人は特別な事情があったから効果的でしたが、高価な贈り物は通常避けた方がベターです。ラストは男の子の入院する病室にひまわりを届けた女の子のお話です。
S君は私のクラスのいじめられっ子でした。S君はドジで勉強も運動も苦手な子。S君が鉄棒から落ちて骨折した時、みんなが笑っていました。でも私はそんな雰囲気が嫌でした。S君が入院したのは私の母がはたらく病院。だから私はひまわりの花を持ってお見舞いに行きました。ちょうど夏だったし、黄色い花は元気が出ると思ったから。私が病室に入った時S君は本を読んでいました。私も本が好きなのでうれしかったのをおぼえています。
ここで文章は終わっているのですが、彼女はS君のことを好きになってしまったのでしょうか?子供らしいエピソードで微笑ましいですよね。ひまわりは「私はあなただけを見つめる」や「憧れ」という花言葉を持ちます。また、前向きに咲いていくイメージや黄色い花姿は、人に元気を与える効果も高く、お見舞いのお花選びとしては大正解です。

【まとめ】「健康」や「元気」の 花言葉をもつ花を紹介!贈り物の体験談まで

いかがでしたか?健康・元気にまつわる花言葉をもつ植物についてだいぶ詳しくなったのではないでしょうか? この記事をまとめると
  • 花言葉は植物の特徴や歴史的背景に由来する
  • 花が咲く期間が長い植物は元気・健康を象徴する花言葉を持つケースが多い
  • 欧米ではNGの黄色い花も日本では健康・元気の象徴になる
  • 花束として贈る際には、季節の花がメインとなるので花言葉を中心に考えるべきではない
  • 育てやすい鉢物や枯れないドライフラワーなど、貰った人が喜ぶような贈り方をすべき
  • 花言葉・花色・メッセージカードなど伝え方は色々ある
  • 花言葉の持つメッセージが届いた時、贈り手・貰い手、双方とも喜びや感動を覚える。
でしたね。 花は見た目が最も大事なものです。プレゼントとして贈る際には、花屋さんと相談して、健康・元気の花言葉を自然と盛り込めるようなアレンジを考えてもらうのが良いと思いますよ。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。