アンスリウム・アンドレアナムの育て方やよくあるトラブルを徹底紹介!

アンスリウム・アンドレアナムの育て方やよくあるトラブルを徹底紹介!
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目次

皆さんはアンスリウム・アンドレアナムという観葉植物を知っていますか?アンスリウム・アンドレアナムは、大変特徴的なお花や葉を持つことで良く知られており、目にしたことのある方も多いと思います。変わった見た目をしている観葉植物であるため、プレゼントとして用いられることも多く、鉢花のみならず切り花としても人気が高いです。 そこでこの記事では、
  • アンスリウム・アンドレアナムの概要
  • アンスリウム・アンドレアナムの特徴
  • アンスリウム・アンドレアナムの育て方
  • アンスリウム・アンドレアナムを育てていると起こり得るトラブル
などについてご紹介していきたいと思います。この記事を読み進めながら、アンスリウム・アンドレアナムを上手に育てるベストな方法について理解を深めてくださいね。

アンスリウム・アンドレアナムとはどんな観葉植物?

アンスリウム・アンドレアナムとはどんな観葉植物?
アンスリウム・アンドレアナムはいったいどんな特徴をもつ観葉植物か皆さんパッと想像できますか?そこで、まずはアンスリウム・アンドレアナムの基本情報や学名からご紹介していきたいと思います。

アンスリウム・アンドレアナムの基本情報

植物名 アンスリウム・アンドレアナム
学名 Anthurium andreanum
英名 Flamingo flower
科名/属名 サトイモ科アンスリウム属
原産地 熱帯アメリカ~西インド諸島
アンスリウム・アンドレアナムは、コロンビアやエクアドル・熱帯アメリカ原産のサトイモ科の顕花植物種で、お花の周りにエナメル質のような光沢をもつ、深い赤色の心臓型をした仏炎苞と呼ばれる肉穂花序を包む大きな苞を持っているのが特徴です。この仏炎苞をお花と思っている人も多いですが、実は中央にある肉穂花序が本当のお花です。この特徴は、ミズバショウ・スパティフィラムなどの植物でも見られます。

アンスリウム・アンドレアナムの花言葉

アンスリウム・アンドレアナムの花言葉は「恋に悶える心」「情熱」です。アンスリウム・アンドレアナムのお花がハート型をしていることや仏炎苞を持つことから、アンスリアムの種類のお花には恋愛に関する様々な花言葉がつけられています。特にアンドレアナムは真っ赤な仏炎苞を持つため情熱という花言葉もつけられたとされています。そのため、愛する人へのプレゼントとしても大変人気が高い観葉植物です。

アンスリウム・アンドレアナムの風水

アンスリウム・アンドレアナムには花言葉同様、「恋愛運」「結婚運」がアップする風水効果があるといわれています。アンスリウム・アンドレアナムの尖った葉は、上向きに茂るため「陽の気」を持つ観葉植物とされ、「陰の気」が多い空間に飾ることで気のバランスが整い、運気アップにつながるとされています。 またアンスリアム・アンドレアナムの葉は、ハート型に見え、調和や良い人間関係をもたらす効果があることから「恋愛運」「結婚運」アップにつながるといわれています。さらにアンスリアム・アンドレアナムの赤・白・ピンクの色によっても異なる風水効果があり、赤は「仕事運アップ」・白は「邪気払い」・ピンクは「恋愛運」に特化した効果があります。

花はどれ?アンスリウム・アンドレアナムの特徴

花はどれ?アンスリウム・アンドレアナムの特徴
ではアンスリウム・アンドレアナムのお花はいったいどの部分に当たるのでしょう?この謎を一緒に解明していきたいと思います。

夏の季節に小さく目立たない花を咲かす

アンスリウム・アンドレアナムのお花は、「花序」と呼ばれる真ん中の尖った部分に小さく目立たないお花をたくさん咲かせます。花序の先端に雄花が咲き、下の方に雌花が咲きます。花弁の基本数は5個ですが、八重になるものも多く、基本的にはお花が小さく目立たないタイプが多いですが、お花を楽しむ種類もあります。

光沢のある仏炎苞を生やす

赤い色をした仏炎苞は、ハート型で長さが約10~15㎝あり、革質で独特なエナメル質の光沢感があります。この仏炎苞が熱帯植物の雰囲気を醸し出してくれるため、インテリアとしても大変人気の高い観葉植物です。世界中にアンスリウムの種類は600以上あるといわれています。仏炎苞の部分や葉も種類により形・色に違いがるあるため、様々な種類を集め管理しても楽しめる品種です。

ハート型の可愛い葉を生やす

アンスリウム・アンドレアナムの葉の長さは約20~40㎝幅約15~20㎝で、鋭尖頭・長めのハート型・エナメル質の光沢があるという特徴をもっています。また大変丈夫な葉質をしており、お花を咲かせる葉だけ赤い色がつき、その他の葉は緑色をしているというコントラストもアンスリウム・アンドレアナムの魅力の一つです。ぜひハート型の可愛い葉を生やしたアンスリウム・アンドレアナムを育ててみてください。

アンスリウム・アンドレアナムの育て方【水やり】

アンスリウム・アンドレアナムの育て方【水やり】
それでは、アンスリウム・アンドレアナムの育て方の3つの管理ポイントについて見ていきましょう。まずは「水やり」の方法からご紹介していきます。

多湿を嫌うためやりすぎには注意!

アンスリウム・アンドレアナムは多湿の状態が苦手な品種ため、水のやりすぎに注意する必要があります。5~10月の成長期の時期には水やりをある程度行うことは大切ですが、温度が10℃以下になる休眠期では鉢の土が完全に乾燥してから2~3日後に行えば十分です。基本的に乾燥気味に通年を通して育てることが大切です。一方、空気中の湿度は必要な観葉植物のため、葉や茎に「葉水」をこまめに行うようにしてください。

成長期と休眠期で水やりを分ける

通年を通して一定の方法で水やりを行うのではなく、アンスリアム・アンドレアナムの成長期・休眠期に合わせた水やり方法を実践することが大切です。成長期はある程度水をたっぷり与えることが必要ですし、一方休眠期はほぼ水を必要としていないため、乾燥気味に育てることが重要なポイントです。鉢の土の表面が乾燥してからさらに2~3日放置し、土の中もしっかり乾燥してから少しの水を与えるようにしてください。

春〜秋:土の表面が乾いたらたっぷりと与える

成長期の春~秋は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行うことが大切です。水をしっかり与えることで成長期にグッと大きく逞しく育ちます。また乾燥や害虫の発生からアンスリアム・アンドレアナムを守るために、霧吹きなどを使って一日一回葉水を行うことが大切です。

冬:土の表面が乾いて数日経ってから

春~秋にかけてアンスリアム・アンドレアナムの土の表面が乾燥したらたっぷりの水を与えていましたが、休眠期の冬は土の表面が乾燥し2~3日経ち、土の内部までしっかり乾燥してから少なめの分量の水を与えるように心がけてください。万が一鉢の中が湿った状態のままだと、休眠期に根腐れを起こして腐ってしまう可能性が高いため、十分注意をしながら冬越しさせるようにしてください。

アンスリウム・アンドレアナムの育て方【置き場所】

アンスリウム・アンドレアナムの育て方【置き場所】
それでは育て方の二つ目のポイントの「置き場所」について順に見てきましょう。一度決めた置き場所を移動させるとアンスリウム・アンドレアナムの負担になるため、一度決めた場所や環境は変えないようにすることが大切です。

耐陰性があるため室内で育てられる

アンスリウム・アンドレアナムは耐陰性がある観葉植物のため日陰の多い室内でも十分育てられますが、日当たりの良い屋外で育てることでより健康的に育ってくれます。室内でも全く日の当たらない場所より、ある程度日光が当たる場所に置くことを心掛けてください。

直射日光を避けた場所で管理する

春や秋の柔らかな日差しではアンスリウム・アンドレアナムも程よいため元気に育ちますが、夏の直射日光に当たると葉焼けを起こす恐れがあるため、室内でも直射日光の当たる窓際は避ける方が無難です。おすすめは、カーテン越しの半日陰の場所ですが、日当たりの良い場合は遮光を工夫して行うことが大切です。

冬場は10度以上の暖かい場所に置く

アンスリアム・アンドレアナムは耐寒性が弱いため、寒い冬の時期は室温でも10度以下にならない環境に置くことが大切です。アンスリウム・アンドレアナムは耐寒性が低いため、必ず10度以上の温度のある暖かい場所に置くように心がけてください。もしアンスリウム・アンドレアナムを地植えしている場合は、少し肌寒くなってきたら鉢ごと掘り起こし、室内に移動させることをおすすめします。

エアコンなどの風が直接当たらないように

暑い夏・寒い冬などはエアコンを使う機会が増えますが、アンスリウム・アンドレアナムにエアコンなどの乾燥した風が直接あたると葉が傷んでしまい、最悪の場合枯れてくる恐れもあるため注意が必要です。必ず直接エアコンなどの風が当たらない環境を選んでアンスリウム・アンドレアナムを置くように心がけるようにしてください。

アンスリウム・アンドレアナムの育て方【肥料】

アンスリウム・アンドレアナムの育て方【肥料】
アンスリウム・アンドレアナムを育て方の最後のポイントは「肥料」です。肥料を気を付けるとは一体どのようなことなのか、順にみていきましょう。

花つきをよくするために肥料を与える

アンスリウム・アンドレアナムに適切な量の肥料を与えると、花つきがよくなり鮮やかな仏炎苞が育ってくれます。アンドレアナムの肥料は、液体・固形のものがあり、成分・効果からみても様々なタイプのものがあります。成分の違いで有機質肥料・無機質肥料の二つの種類があります。有機質肥料は自然のものを原料として作っているのに対し、無機質肥料は科学的に作られたものです。

生育期のみ、施肥する

アンスリウム・アンドレアナムに肥料を与える時期は生育期で特に5月~8月に行うことが大切です。この時期はアンスリウム・アンドレアナムの成長が活発に行われているため、しっかり栄養分を吸収してくれます。一方休眠期に肥料を与えると根が肥料焼けを起こしてしまうためおすすめしません。

植え替えの時に緩効性肥料を混ぜ込む

アンスリウム・アンドレアナムに肥料は鉢の植え替えのタイミングと同時に行うようにし、緩効性の固形肥料を土に混ぜ込む方法が手軽で簡単です。緩効性の肥料とは、成分がゆっくり浸透している肥料で効果が長く持続するタイプのものです。 固形タイプの緩効性肥料は有機質肥料ですが、無機質肥料の中にも錠剤・粒上の緩効性肥料もあります。効果はゆったり現れますが、土の中で長く蓄積されるため植え替え時に一度セッティングすると次は数か月ごとに「追肥」をする程度で十分です。

肥料のあげすぎには注意!

肥料をたくさん与えた方がアンスリウム・アンドレアナムが立派に早く育つと考えている方もおれるかもしれませんが、肥料をあげすぎると「肥料やけ」を起こしてしまいます。肥料やけとは、過剰な肥料の蓄積のせいで根の機能が弱まり、栄養を吸収できない状態になってしまう状態のことを指します。 酷い場合は、栄養が吸収できずにそのまま枯れてしまう恐れが高く、葉の色が茶色や黒に変色してきたり、全体がしおれたような状態になってきたら、肥料やけの可能性も高いため注意が必要です。そのため、特に初心者の方は、高頻度で追肥を行う即効性の肥料は避ける方が無難です。

アンスリウム・アンドレアナムのよくあるトラブルと対策法

アンスリウム・アンドレアナムのよくあるトラブルと対策法
ここからはアンスリウム・アンドレアナムを育てる上で良く起こるトラブルと対処法について順にご紹介していきたいと思います。順に読み進めて理解を深め、対処方法をマスターしてくださいね。

花が咲かない

まずは花が咲かない」というトラブルに見舞われた時の対処方法をご紹介したいと思います。大切にアンスリウム・アンドレアナムを育てていても、開花時期にお花が見れないのはとても残念な気持ちになります。一体どのようなポイントを押さえ日々育てると奇麗なお花を咲かせてくれるのでしょう?

栄養不足になっていている可能性が高い

アンスリウム・アンドレアナムのお花が咲かない一番の大きな理由は、肥料が足りずに栄養不足になっている可能性が高いことが挙げられます。アンスリウム・アンドレアナムのお花が開花するには体力がたくさん必要となるため、栄養不足に陥ると花芽が伸びていきません。そのため生育期の月に一度の追肥は大変重要なポイントになります。

5〜10月の生育期に、肥料を与える

アンスリウム・アンドレアナムの生育期である5~10月に、月に一回追肥を行うことと共に大切なことは、日光をほどほどに当てるということです。日照不足になると株が弱り、開花できるほどの体力がアンスリウム・アンドレアナム自身に備わっていません。そのため時期が来ても開花できずに季節が巡ってしまう結果になります。

葉っぱばかりになる

アンスリウム・アンドレアナムが成長していてもなぜか葉のみがすくすく育ち繁ってしまう場合があります。このようになる原因には一体どのような可能性が考えられるのでしょう?順にみていきましょう。

根詰まりが原因の可能性が高い

アンスリウム・アンドレアナムは成長がわりと早い観葉植物のため、日ごろから鉢底から根が出て来ていないか注意して観察しておく必要があります。もし気づかずにそのままにして植え替えのタイミングの5~8月を逃してしまうと、根腐れを起こして最悪の場合は枯れてしまう可能性が高くなるため、必ず植え替えを行うことが大切です。

2~3年に一度、植え替えや株分けをする

アンスリウム・アンドレアナムの植え替えや株分けは2~3年に一度、一回り大きな鉢に植え替える必要があります。アンスリアム・アンドレアナムは親株の周りに子株がついてどんどん成長し大きくなっていく観葉植物です。そのため、増やすときには子株を株分けするのが一番簡単な方法ですし、伸びすぎた茎で挿し木を行うことも可能です。 またアンスリアム・アンドレアナムの鉢をそのまま放置し、根詰まりになってしまった場合、水はけが悪くなったり、根がしっかり水や栄養分を吸収できなくなるため、アンスリウム・アンドレアナムの成長を阻害してしまいます。特に買ってきたばかりのアンスリウム・アンドレアナムは、長期間同じ鉢に入れられて根詰まりを既に起こしている状態のものや起こす寸前の状態のものも多いため、購入した直後に必ず根の状態を確認するようにしてください。

葉が変色し枯れる

では葉が変色し枯れてきた場合はどのような対処方法があるのでしょう?各項目別に順にみていきましょう。

一番多い原因は根腐れ

アンスリウム・アンドレアナムが根詰まり状態だったり、土の中が常に湿った状態のまま・土の種類がアンスリウム・アンドレアナムに合っていない場合は、根腐れを起こしてしまう可能性が高くなります。根腐れとは、アンスリウム・アンドレアナムの根が腐ってしまい、水や栄養分を吸収することができなくなっている状態のことを指します。 根はアンスリウム・アンドレアナムにとって大切な器官で、生命維持装置といっても過言ではありません。根が腐っているのにそのまま何の対策もせずに放置していると、やがて枯れてしまいます。そのため、根詰まりをそのまま放置するのではなく、必ず一回り大きめの鉢に植え替えを定期的に行うように心がけてください。 また水やりも過剰すぎると土の内部までしっかり土が乾燥せず、常に土が湿って水分を含んでいる状態が続きます。そうなるとアンスリウム・アンドレアナムの根は乾く暇がなく、根を弱らせてしまう微生物が住みついてしまうため、アンスリウム・アンドレアナムにとっては最悪の環境になってしまいます。

土の乾き具合に合わせて水やりをする

アンスリウム・アンドレアナムの成長期は特に水をたくさん吸収する時期でもありますが、毎日たくさんの水を与えていると水分過剰で鉢の中が常に水が溜まっている状況になります。また鉢皿に水が溜まっている場合は、必ず水をこまめに捨て、鉢底から水を吸い上げない環境を作ることが大切です。 特にアンスリウム・アンドレアナムが休眠期を迎えている場合は常に乾燥状態を心掛け、水を極力与えずに育てると根腐れを起こす心配もなく、安全に冬越ができます。年間を通した水やりのおすすめの方法は、ジョウロで鉢に水を与える量は八分目にして、その分葉水で補う方法です。 アンスリウム・アンドレアナムに葉水を行うことで、害虫の発生対策にもなりますし、葉のホコリも拭き取れ清潔に保てます。特にアンスリウム・アンドレアナムは仏炎苞の部分にホコリが溜まりやすく、目立ってしまうためこまめに葉水を行い、併せて掃除を行うことをおすすめします。

【まとめ】アンスリウム・アンドレアナムの育て方やよくあるトラブルを徹底紹介!

この記事ではアンスリウム・アンドレアナムの概要や育て方のポイントなどについて主に解説してきましたがいかがでしたか?
  • アンスリウム・アンドレアナムは熱帯アメリカ原産の観葉植物である
  • アンスリウム・アンドレアナムの花言葉は「恋に悶える心」「情熱」で、「恋愛運」「結婚運」を高める風水効果もある
  • アンスリウム・アンドレアナムのお花は真ん中の飛び出た部分にたくさん咲く
  • アンスリウム・アンドレアナムの葉はハート形をしており、光沢がある革質感を持つ
  • アンスリウム・アンドレアナムの育て方のポイントは「水やり」「置き場所」「肥料」である
  • アンスリウム・アンドレアナムを育てる上でよくあるトラブルは「花が咲かない」「葉ばかりになる」「葉が変色する」である
などのことが、この記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえ、アンスリウム・アンドレアナムを育てることで、様々なトラブルが生じても慌てることなク対処できることでしょう。是非、アンスリウム・アンドレアナムを元気に成長させてくださいね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので併せてご覧ください。